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Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(6)シマウマたち - 3 -

「郷愁の丘」です。四回に分けた「シマウマたち」の三回目です。

今回「たてがみの極端に短い雄ライオン」がでてきます。これはこの個体の話ではなく、マサイライオンという種類のライオンの特徴です。ツァボ国立公園にはこのマサイライオンがいるのです。ご存知の方もあるかと思いますが「ツァボの人食いライオン」で有名になったのもこのマサイライオンの二頭です。今回は人は食われませんでしたが。

また、後半でウルトラ・ロマンティックな舞台をガン無視して、相変わらず色っぽさゼロの会話をしている二人がいます。ここで迫らなかったら、いつ迫るんだ、まったく。あ、グレッグの絵を描く能力に関しては、次回までお預けです。すみません。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




郷愁の丘(6)シマウマたち - 3 -

 その話をしている間に、穏やかだったサバンナに異変が起きた。一番奥の方から、急激に頭を上げたトムソンガゼルに続き、シマウマたちがざわつきだした。その動揺は、緩やかな波のように群れ全体に伝わっていった。緊張が走り、やがて土ぼこりと共にまずグラントガゼルたちが、つづいて全ての草食動物たちが一斉にジョルジアたちから向かって左側へと走り出した。

「来た」
グレッグは、右のずっと遠方を指差した。
「何が?」
ジョルジアには、草とアカシアの樹々しか見えない。

「ライオンが、一、二、……五匹だ。ほら、もう君にも見えるんじゃないか」
その通りだった。土ぼこりを立てながら、駆けて来るライオンたちが見えた。

 草食動物の群れは訓練されたように美しい隊列を組んで走っていく。土煙が、何千もの脚が、草が大きく動き、静かだった世界が、躍動に満ちたスペクタクルに変わる。けれどこれは舞台ではなく、生死を分ける真剣勝負だ。ジョルジアの心臓は激しく鼓動を打った。

 生まれたばかりのまだ弱いヌーの仔が遅れて、やがて一番最後に取り残される。ライオンたちは、集中してその仔を追いはじめる。

「だめ!」
ジョルジアは、思わず叫んだ。一番先頭のライオンが追いついてその尻に飛びついた。たてがみが異様に短いが、それは雄ライオンだった。仔ヌーが倒れると、他の若い雌ライオンたちも飛びかかった。ジョルジアは顔を手で覆った。

 十分に離れたところで、草食動物たちは停まり、世界は再び静かになった。狩りが終わった事を知ったハゲタカたちが空から舞い降りて来る。ジョルジアは瞼を開き、草食動物たちがゆっくりと去っていくのを確認してから、グレッグの方を見た。

 彼は、彼女の方を見て頷いた。ほとんど無表情に近かった。けれど、その瞳には摘み取られてしまった小さな命に対する悲しみをたたえ、それでもそうして生きていくライオンたちの生命に対する尊重も感じられた。

「ここは、動物園じゃないものね」
ジョルジアが呟くと、彼は黙って頷いた。あの仔ヌーがかわいそう。そんな言葉はこのサバンナでは空虚な偽善でしかなかった。

 二人は夕暮れ時に家に戻った。サバンナの夕焼けも美しかった。ヌーの事を考えてジョルジアは言葉少なめだった。彼は彼女の思考を遮らず黙って運転した。それに、ぬかるんだ道を崖の上を目指して走る事は慣れたグレッグにも困難で、彼は集中して慎重に運転せざるを得なかったのだ。

 夕食の後、彼はテラスでワインを飲まないかと言った。ガラス製風よけのついたキャンドルに灯をともし、ガーデニアの樹の横に置かれたテーブルに置いた。少し厚めで頑丈なワイングラスに彼はワインを注いだ。

「まあ」
ジョルジアはいつの間にか広がっていた満天の星空に驚嘆の声を上げた。

 地平線の上は巨大なプラネタリウムと化していた。天の川がくっきりと見える。星は瞬いていた。しばらく星を眺めているうちに、彼女の沈んだ心は慰められていった。

「サバンナに長く居ればあの光景に慣れざるを得なくなるけれど、はじめて見るとショックだろうね」
「テレビでは見た事はあるし、動物園のライオンだって、ベジタリアンではない事くらい知っているのにね。それに、実は、私もステーキが好きなのよ」
「僕もだ」
「私たちは普段そういう事から無意識に目を逸らしているのね」

「草食動物は、食糧でしかないみたいに言われる存在だし、サファリでは草食動物なんか見ても面白くないという人たちもいる。保護の観点でも、絶対数が多いせいかかなり後回しになる」
「あなたはどうしてシマウマの研究をしようと思ったの?」

 彼は、少しの間言葉を切った。キャンドルの光に照らされたその口角は、優しく上がっていた。
「子供の頃に、シマウマの絵を描いて祖父に褒められたんだ。それでシマウマを描くのが好きになった。直接のきっかけはそれかな。でも、もう少しちゃんとした理由もあるよ」

 ジョルジアはクスッと笑った。
「そちらの理由もきかせて」

「僕の曾祖父、トマス・スコットもまた動物学者だったんだ。彼は、現在の父のように権威ある職に就いたりしたわけではないんだが、やはりこのツァボ国立公園でフィールドワークをしていてね。当時のこの地域の実態を事細かに報告した日誌を残したんだ」

「日誌?」
「ああ、とても細かい人だったんだね。サバンナでは、年によって水場があちこちに移動したりするんだけれど、その位置や水場を訪れていた動物の種類や数なども詳細に報告している。また当時はこの地域に自生していた植物などもスケッチに残していて、植物の生態系の変化なども今と比較するいい研究材料になるんだ」

「その日誌はどこにあるの?」
「父が持っているよ。もっとも、現在一番活用しているのはレイチェルじゃないかな。曾祖父はゾウのこともよく調べていたからね」
「そう」

「ヒョウやサイなどの個体数がとても少ない野生動物は、追跡も楽だし緊急性があるから研究費も集めやすい。数の多い草食動物の研究はどうしても後回しになりがちだ。ましてや、単調で束縛される事の多い長期間の調査は皆やりたがらないんだ。僕は、父やレイチェルのような斬新な仮説や際立った研究をするほど頭がいい訳ではないんだけれど、でも、コツコツとフィールドワークをして現状に関する調査をする事は出来る。それも子供の頃から一番好きだったシマウマの研究でね。さほど目立った成果は出なくても、その調査を何十年も続ければ、曾祖父の日誌のように、後世の偉大な学者たちの役に立つものを残せるかもしれない。それが僕がここで研究をしようと思ったきっかけなんだ」
「素晴らしいと思うわ。地味だし、とても忍耐のいる仕事よね」

「僕のように、どこにも出かける予定のない人間に向いているんだ。仕事と趣味が一致しているようなものだし、ここに住むのは好きだ。パーティにもいかなくて済むし」
それを聞いてジョルジアは吹き出した。

「あなたは、曾お祖父さまの研究との比較をしているの?」
「いや、まだそこまではいっていない。いずれは現在の調査結果と曾祖父のフィールドワークを比較するアプローチをしたいと思っている」

「あなたの曾お祖父さまの遺産ですもの、いつかきっとあなたのものになるわよ」
「そうだね。そう願っている」
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Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

サバンナの掟は厳しいですね。まあ、肉食獣の方も、狩りができなきゃ生きていけないわけだし、作中でも触れられているとおり我々も肉食ですしね(笑)

おお「郷愁の丘」が、ワインバーみたいになってる。しかも満点の星空の下とか、ロマンティックすぎる……お二人の会話は、まあ、そう、まあね。
というか、夕さんご自身もツッコミ入れていらっしゃいますけど、この二人って、ほんとうにそういう会話をするべきときがきたら、どんなシチュエーションでするんだろう。今から、ちょっと楽しみです。
それにしても動物学者って、地味で根気のいる仕事ですね。グレッグは曾祖父の性質を受け継いでいるんですかね。グレッグの絵の才能も、楽しみです。
2017.07.19 10:13 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

「最近の子は魚の切り身が海を泳いでいると思っている」という 笑い話をしたりするんですが、案外都会っ子として育った私も、人のことは笑えない状態で、サバンナではそれなりに「ひえ〜」と思いましたよ。
でも、結局は和牛大好きだしなあ。出てくるヌーというのも牛の仲間なので、ライオンを「ひどい」という資格は皆無です。

そして、ちょっといい舞台でしょう?
本来なら何やっても絵になるすごい背景なんですけれど、本当にこの二人はしょうがないんだから。

そ、そういう会話をするとき……ですか。そんなとき、くるかな〜(笑)

グレッグは、恋愛だけでなく人生全てが草食動物系でして、お仕事も地味ですし、学会でも「その他大勢」タイプです。そんなコツコツ型の地味な人生を表現するためにあえて「シマウマが専門の学者」という設定にした経緯もあります。スター的な学者である父親やレイチェルと対照的なんですね。ついでに、「某ニュースキャスター様と自分を比較して落ち込む」なんて記述もそのうちに出てまいります。

絵の話は、次回出てまいります。また読んでくださると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.07.19 21:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
私はね。
個人的にはこういうので良いと思っているんですよね。
私は色恋沙汰よりも、大自然の戯れに憧れを抱いて読んでいる方なので。
正直、色恋よりも休日引きこもりの私にとっては大自然の小説を読んでいる方が楽しい(笑)。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
2017.07.20 05:25 | URL | #- [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

人間の相性というのは、「惚れた腫れた」もあるんですけれど、一時的なものでなければそれ以外のファクターが噛み合うことの方が大切なのかなと思っています。仕事に対する尊重もそうですし、興味や関心なんかもそうですよね。

アフリカ滞在の話、まだしばらく続きます。
あいかわらず色恋沙汰っぽいものは皆無のままです。
続けて読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.07.20 20:21 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
グレッグ、作者様の夕さんいわく「その他大勢」
タイプでいらっしゃるということですが、そういう、
普段なら敢えてスポットを浴びることもないようなタイプの
人を中心に据えたお話というところに興味深いものを感じます。
確かに某ニュースキャスターみたいにギラギラしたものは
ないんでしょうけれど、ジョルジアのこのリラックスさ加減。

こういう関係もいいなぁと思いながら拝読してるんですけれど、それだけに、一度火が付いた二人がどうなるかはそれはそれで楽しみなのです。

「ここは、動物園じゃないものね」
というジョルジアの台詞がすべてを物語ってますね。
でも、グレッグは常日頃からこういうものを見てきているわけで
そういう男性からしたらやはり色恋沙汰から遠ざかりがちなのは
仕方ないのかなと。おまけにレイチェルの家での
一件も引き摺ってますし。

グレッグは、感情表現が乏しい人だけれど、
こう、琴線に触れると表情がはにかむ感じのところが素敵ですよね。
シマウマの絵のエピソードところで口角を上げるところとか。
彼にとってけっこう大事な思い出なのかなと思わされました。
2017.07.21 12:41 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

なんか、あれなんですよ。
主人公の属性って、もちろん「全部理想!」をぶち込んで華麗なフィクションを楽しむって作品も大いにありなんですけれど、その場合はこんな地味なストーリー展開にはしないわけで、こういうストーリーだと極端な「ありえねー」高スペックキャラにはできないかなと思うわけです。

で、平ったくいうと、性格のところでは引き算をしたくないので、結局「イケメンではない」とか「金はない」とかその辺で引き算をして、なんとなく「これならモテなくても理解出来る」というところに落ち着かせるわけです。

そして、この話は私がアフリカのワイルドライフで一番好きなシマウマへのオマージュでもあるので、やはり「その他大勢賛歌」にしたかったのですね。

しかし、そうなんですよ。某ニュースキャスター様はキラキラすぎて、ジョルジアはすれ違うだけでドッキドキだったのですが、グレッグに対してはこの舐めまくった態度(笑)大いに好意はあるのですが、なんでしょうね「嫌われたくない」「振り向いてほしい」的な怯えが全然ないのも、この態度の遠因なのかもしれません。それになんというのでしょうか、妙に信頼していますよね。我慢しているグレッグ、かわいそうに。

ちなみにグレッグは、「絶滅危惧種」という外伝でもその堅物ぶりを炸裂させて、彩洋さん のところのキャラ達を戸惑わせていましたが、ああいう感じで融通もきかないし、あまり面白くもないので、本当にモテません。本人が人間嫌いならそれでいいんですけれど、じつはこの人、世の中とうまくやっていきたいのに、なぜか受け入れてもらえずにウジウジしているのです。

だから、いつも通り嫌われると思っていたのに、ジョルジアが尻尾ふってついてくるので、どうしたらいいのかわからなくて大混乱中です。
そして、たまにジョルジアにポイントを押さえて認めてもらえたと思うと、嬉しくてはにかんでしまうのですね。
こういうシーン、これからもちょくちょく出てくると思います。

書けば書くほど世話のかかるやつで、読む方も呆れるかもしれませんが、応援していただけるとありがたいです。

コメントありがとうございました。
2017.07.21 22:14 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
サキも単純に残酷とは思わなくなりました。ライオンの件ですね。
動物たちにとってはこういうもので、そして、こうでないと世界が成り立たないということなんですね。
そして、唯一この仕組みに立ち向かって足掻いているのが人類なのでしょう。
なかなか困難なチャレンジみたいですけれど・・・。
「ここは、動物園じゃないものね」ジョルジアの発言にまだ甘さを感じてしまうのはサキだけでしょうか。
夕さんも体験されて、色々感じられたんだろうと想像しています。

う~ん、こんなに素敵なシチュエーションなのに、ちゃんとワインを飲まないかって誘えているのに、グレッグ、ダメダメですねぇ。
読者としてはグレッグの学者としての位置づけがよく理解でした回でしたが、欲求不満が溜まるなぁ。
ジョルジアもジョルジアですよ。すっかりグレッグに安心してくつろいでいるみたいです。
この人間は危害を与えない、と判断したシマウマみたい。
ジョルジア、だんだん大胆になってきましたね。
2017.07.22 04:20 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんにちは。

ある種の動物が、他の生命を奪って生き延びることは、広く考えるとどうしようもないことだと思うんですよ。

サキさんは人類はそれに立ち向かっているとおっしゃいますが、「肉は食べない」ことは可能でも、たんぱく質なしでは生きられないのならば、どこかで生命を奪うことには変わりがないわけです。たとえそれが豆であっても。

「家畜ならいい」「昆虫食ならいい」「植物性ならいい」などの解決策も、じつは五十歩百歩、また錠剤だけで栄養を取ればいいと思っても、どこかで生命を犠牲にしているのが見えないだけで、じつは製造過程にプロセスが入っていることもあります。鉱物では生きられないのだから仕方ないんですけれど。問題なのは見えていないからこそ「私はこの件に関しては無罪だ」と信じることの恐ろしさだと思うんですよね。

動物園では、ライオンは隣のシマウマを襲いませんが、それは柵のおかげと、飼育係が毎日ものすごい量の肉を与えているからなのは大人なら大抵知っています。が、その肉もかつては動物であり、それを殺したのは人類ですし、動物園の入園料を払った人間もその屠殺に加担しているわけです。サバンナで目にした狩りを「残酷だ」と感じてしまいながら、動物園で楽しくライオンを眺めた人類の一人である罪を意識していないこと、人間はそういう勝手な生き物だなあと思います。

それに、動物保護というと、どうしても「可愛いもの」「かわいそうなもの」に眼が行きがちですが、生まれたばかりで可愛いからといって仔ヌーを救い出すような行動は野生保護区では許可されません。弱ったハイエナや、飛べなくなったハゲタカも同じように誰かの食料になりますし、たとえば蜘蛛やサソリなら殺してもいいということにもなりません。

あるレストランで動物保護を語りながら、ステーキを頬張りつつ、その場にいるハエを叩いているのが人間の業なのですが、それを糾弾するのではなく、あるがままに受け入れた上で、自分たちのやっていることの意味を考えて生きていくべきなのだろうなと思っています。
ジョルジアに語らせた「動物園ではない」「無意識に眼をそらしている」という言葉には、そういう意味あいも含まれています。

狩りやその後の食べられているシーンはテレビで見るのと、実際に見るのはインパクトが違って、それが普段考えていないことを意識に上らせるのですよね。

でも、まあ、あまりこのテーマを深く掘り下げると、本来のストーリーからどんどん離れていきますから、一応この程度に軽く触れてみました。

グレッグは、おっしゃるようにこの先には全然進めません。
紳士でもあるんですけれど、それよりも、臆病というか「わかりきっていることをしても無駄だ」と諦めている部分もあります。
ジョルジアは、ええ、この人ちょっとひどいんです。
グレッグのことを最初から無害認定していましたが、すっかり安心してそのまま放置ですし。

彼女のプチちょっかい、まだまだ続きます(笑)

コメントありがとうございました。
2017.07.22 14:01 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
弱肉強食の世界を、悲しいと思ってしまうのは人間だけですもんね。
自然界では当たり前のことで。

ライオンを主人公にしたドキュメントを見ていた時は、飢えて死にそうなライオンが、生まれて間もないトムソンガゼルを捕獲した時、「良かった、これで生きられるね」と喜んだりもしました。

人間の感情はケースバイケースで本当に身勝手だけど、それが人間というものだから、ある意味仕方がないですよね(*ノд`)

でもきっと、こういう場所で野生動物の観測や保護をする人たちは自然と、その摂理に溶け込んでブレない感覚を身に着けられるようになるんでしょうね。
ジョルジアもきっと、グレッグのそばに居たらそうなっていくんだろうなあ。

相変わらず甘い雰囲気にはなりそうもないけど、とても居心地の良さそうな空気感が漂いますね^^

恋物語だという事を、忘れそうになるけど、これはこれで・・・w
2017.07.23 00:31 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
おっしゃるとおりだと思います。
でも、サキが言いたかったのは、強いものが生き残り弱いものが滅びる、という至極当然の摂理に楯を突いているのは人類だけじゃないか、ということなんです。
すごく困難なチャレンジですし、どんな影響が出るのかわかりませんが・・・。
サキもたぶん生き残れない方に分類されていると思うのですが、この人類のチャレンジによって生かされている、そういうふうに考えています。
2017.07.23 02:01 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
そういえば、最近のライオンは雄もタテガミが短くなってきていて、積極的に狩りに参加する個体もいる……というのをどこかで聞いた気がします。
ですが、マサイライオンはもともとそういったライオンなんですね^^

おじいさんのお話は素敵ですね♪
グレッグの人柄がにじみ出るようなエピソードでした!
2017.07.23 10:21 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは。

おそらく、人間の感情に当てはめているから、誰を主人公にするかで考え方もブレてしまうのでしょうね。
それに、ドラマや物語と同じで、「イケメン」や「かわいい」動物には同情が集まりやすいですが、そうでないと敵キャラ扱いで「死んでも当然」になってしまったり(笑)

動物たちは、ごく普通に生きているだけなのでしょうね。
それに人間の身勝手も、脳内にある限りは、仕方ないし、別にそれでいいと思います。
密猟やトロフィー・ハンターの問題など「それではよくない」方は、ちゅんと解決して欲しいと思いますけれど。

こういう世界に住んでいると、自然界の掟も痛感しますけれど、それ以上に法の抜け道を探す人たちや、腐敗した官僚、心無い人間たちの振る舞いを知って憤慨することが多いと思います。そういうものに直面しつつ、心折れずにたくましく生きていくのが、きっと「ここに馴染む」ってことなのかななんて思います。

甘いムードは相変わらずなさそうですね。
これでどうやって恋物語を進めるんだと不思議に思われるかも。
このまま進みます。(おいおい……)

まだ半分程度の位置ですが、引き続き応援していただけるう嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.07.23 14:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは。

再度のご登場、ありがとうございます。
その点は、サキさんのおっしゃる通りですね。

かつては宗教団体が、近代からは社会保障などができてきて、経済的・身体的に他の人と同じように生きられない人たちを支えていこうという動きができたのはいわゆる「弱肉強食」からのささやかな脱却だとは思います。まあ、自然界でもそういうシステムがまったくないわけではないみたいですけれど。

少なくとも、この作品の前回発表分でもでてきたように、明らかに強いものだけにチャンスがあるわけではなく、なんとか生き延びた弱者の中から次に繁栄する種族が生まれてきたというのは、歴史上なん度も起こっていることですよね。弱い存在にもちゃんと意味と未来があるのだと思いますよ。(私自身も含めて)

コメントありがとうございました。
2017.07.23 15:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは。

動物園やサーカスのライオンなどと違って、野生のライオンのたてがみはみすぼらしいことも多いんですけれど、このマサイライオンは本当にそういうレベルではなくたてがみが短くて、ちょっと見だとメスなのかと思うくらいです。有名な「ツァボの人食いライオン」の剥製の写真を最初に見たとき「え。メスだったんだ」と驚きましたが、あれもオスでした。

あ、オスライオンがまったく狩りをしないというのは俗説で、狩る時には狩るようですよ。男がだらだらしていて女にしか働かせないのは、人間様の方で、例えば某アフリカの部族(笑)

グレッグの父親ジェームス・スコットは、アフリカの動物学の世界ではかなりのスーパースター、そしてその父親グレゴリーは学者にならなかったアル中という設定、更にその父親のトマス・スコットが今回の話に出てきた曽祖父ですね。この人はわりとグレッグ本人に近いタイプの地味な学者でした。グレッグはこの人のあり方に自分のアイデンティティを重ねているようなところがあります。

キラキラのキャラではないんですが、応援していただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。

2017.07.23 16:54 | URL | #9yMhI49k [edit]

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