scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012

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Posted by 八少女 夕

わが魂のために

おやつBox

なんだかいかにも中二病的なタイトルですが。

二年くらい前に一時期、体重の増加が見過ごせないレベルになってきまして、ダイエットをした事がありました。

私は全人生を「痩せ形」で通してきたんですけれど、さすがにこの歳になるとお腹がぽっこりなってくるものなんですよ

で、「美魔女」として生きたいなどという野望はみじんも持っていないんですが、服全部を買替えなくちゃいけないというのは嫌だという身もふたもない理由で、とりあえずダイエットに励み、まずは体重が落ち、それから一年くらいかけて、お腹ぽっこりも解消してきて、真っ平らとはとても言えませんがなんとか三年前の水準に戻ったわけです。

それから、一応、毎日体重計に載り、さらには深夜のおやつを制限するなど、大したことのない努力だけは続けているわけなのです。

でも、時々は自分を甘やかすのです。

私はファッションモデルでもないし、そもそもファッションに興味もほとんどない、連れ合いも私の外見にははじめからほとんど期待しておらず、要するに健康で持っている服を引き続き着用できればいいわけで、そのために苦行をしたくはないわけです。

だからあまり厳しいダイエットルールを自らに課して、不満だらけの人生を過ごしたくないんです。

で、自分への言い訳代わりによく遣う言葉が「Für meine Seele」という言葉なんですね。直訳すると「わが魂のために」となります。「この深夜のチョコをひと口はルールを破っているんじゃないの。私の魂が欲しているの」みたいな感じで使っております。あ、これはドイツ語の慣用句とかではなくて、私が個人的に、ですよ。もちろん私だって、真面目にこんないい方をしているわけではなくて、「(苦笑)」がくっついたみたいな感じで口にするわけです。

上は、そんなひと口の「魂のお薬」の入った缶でございます。いちごみるくとか明治やグリコのチョコレートなどが入っています。

スイスチョコの最高峰!

こちらは最高に美味しいスイスチョコLäderachのチョコ。友人へのプレゼントを買ったついでに自分用に購入したものです。これでしばらく幸せに頑張れそう。

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Posted by 八少女 夕

ミニカレーを食べた

カレー!

連れ合いがアフリカに行っているので、和食だの中華だの、好きなものを食べ放題の私です。

こういう時のためにあるのが、11月に日本から買ってきた「お宝」の数々。今回お見せするのはレトルトのカレーなんですが、ミニサイズ。お茶碗一杯にちょうどいいサイズということなんです。

カレーは好きだけれど、辛いのは苦手。でも、お子様カレーは嫌な私には、このサイズは実に都合よくて幸せなひと時でした。
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Posted by 八少女 夕

肉まんに再トライ

またしても、食いしん坊な話題です。

肉まん製作中

ずいぶん前に、手作り肉まんの話題をアップしたのですが、先日、再トライしてみました。

実は、日本に行った時に、製パン用の麺棒を購入してきたんですよ。もちろんスイスにも製パン用麺棒は売っていますが、巨大でしまう場所に困るので、買うのを躊躇していたんです。前回肉まんを作った時には、瓶を使ったんですがそれでは薄くするのに限界があり、いまいちな皮にしかなりませんでした。

で、日本で売っている「皮がくっつかない、空氣抜きもできる麺棒」を買ってきたんです。

それを使ったら、あらあら、ずいぶん簡単にきれいに伸ばせるじゃないですか。(あたりまえ)

包むのも簡単できれいにできましたよ。見かけがずっとよくなって美味しく感じられました。

肉まん

実は、今回は怪我の功名で、前よりも美味しくできたことがもう一つありました。一般的なレシピはベーキングパンダーで作るものがほとんどなんですけれど、たまたま我が家ではベーキングパウダーを切らしていました。でもどうしても食べたくなってしまったので、わざわざネットで探してドライイーストで発酵するレシピを探したんです。

そうしたら、前よりもフカフカに蒸し上がったんです。大満足でした。

しょっちゅう作るものではないし、次回から我が家ではこうやって作ろうと思います。
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Posted by 八少女 夕

駅弁が好き

オフ会の報告をはじめ、日本旅行の報告は遅々として進んでいません。

日本で安請け合いしてきたことがいろいろとたまっている上、向こうで全く書けなかった小説のためにいろいろとお尻に火がついています。

というわけで。今日は、こんな話でお茶を濁します。


幕の内弁当

時おり小説にも書いたりしているので、薄々バレているかもしれませんが、私は駅弁が好きです。

工夫を凝らした地方ごとの名物のお弁当もいいんですけれど、実はオーソドックスな幕の内系が一番好きかもしれません。

連れ合いに言われて氣がついたのですが、外国人はご飯やおかずが冷めているような食事はあまり好きじゃないらしいのですが、私自身はコンビニで「温めますか?」といわれてチンしてもらうお弁当よりも、冷めている駅弁の方が好きです。なぜだろう。

駅弁が好きなのは、高校生ぐらいの時に、東海道本線の鈍行で一人旅をした時の記憶が擦り込まれているからのように思います。熱海の祖母のところに一人で行ったんですよね。

海を眺めながら駅弁を食べるのがものすごい贅沢に思えたんですよ。

今回帰国した時も、何回か駅弁を食べたんですが、一度はこういう何でもない幕の内を食べました。死ぬまでにあと何回食べられるかなあ。ノスタルジーにあふれた食事です。
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エイランタイの飴

飴

風邪をひくと言っても、人によって出やすい症状が違うと思います。私の場合、いつも長く苦しむのは、咳が止まらなくなることなんですね。夜寝る時もつらいですが、仕事中に突然止まらなくなるのもつらい。

そういうわけで、風邪を引いたらすぐにドロップを用意します。

日本から帰ってくるときの飛行機でちょっと風邪をもらったようで、今もドロップが必要なんですね。

で、手持ちのスイスではとても有名な会社(Ricola)のレモンバーム飴の箱を眺めていたら「ノンシュガー」だったんです。何の甘味料が入っているのかよく見たらアステルパームだったので「う〜ん」となりました。私はアステルパームよりはただの砂糖の方がいいと思っているので、別の飴を探しにいきました。

同じ会社でも、人工甘味料ではなくて砂糖を使ったものもあったのですが、私が普段買い物に行くMigrosというスーパーマーケットは、プライヴェートブランドを中心に商品を揃えていて、Ricolaはなかったのですが、ほぼ同じような飴があったので、それを買ってきました。(写真の奥の品)

そして、すぐ近くの棚に見かけない飴の袋を発見。「アイルランドの苔のタブレット」とあります。つまり、これ「エイランタイの飴」じゃないですか!

と言ってもなんだかわからないかと思いますが、つい最近「雪降る谷の三十分」という小説を書く時に使った地衣類がエイランタイなんです。北欧の方ではパンにもしたりするらしいんですが、昔から解熱や腹痛などの民間薬として使われている有用な植物、というところまではそれでわかったんですけれど、現代のスイスでも民間薬として使われているとは思っていませんでした。

咳やのどの痛みに効くタブレットとして売られていました。エイランタイは苦いというのでこわごわですが、せっかくだからどんな味か知りたくて思って買ってきました。まだ咳は時々出ますし。

食べたら「なんだこれ。アニスキャンディじゃない」という味でした。原料を確認するとスペイン甘草も入っています。割合からするとエイランタイエキスよりもずっと多いんですね。抗酸化作用が強く、リコリス菓子というヨーロッパでは愛される黒いスパゲティみたいな妙なお菓子にも使われる植物です。アニス味はけっこう好まれるし、健康にいいと言うイメージもありますね。

そして、ずっと舐めていると、確かに最後の後味がちょっと苦いです。もっとも「良薬口に苦し、うわっ。まずっ」という類いの苦みではなく、「言われてみれば、ちょっと……」程度。うむ。これなら食べるのは苦にならないし、けっこう効果があるかもしれないと思いました。

そこにやってきたのが、連れ合いです。エイランタイの飴の袋を見て「わっ。なつかしい!」と叫びました。どうやら彼が子供の頃に、彼のお父さんがよく舐めていたようです。つまりかなり昔からある飴らしい。

小説を書いて、よくわからずに使った題材に興味を持ち……というパターンは時々あるんですが、今回はいいものを知ってしまった、とホクホクしています。
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Posted by 八少女 夕

渋谷で石垣牛食べた

さて。日本滞在も一週間が経ちました。眼鏡を作ったり、免許証の書き換えをしたり、日本でないとできないことを少しづつこなしています。

そして、渋谷に行ったんですが。歩いているうちに見つけて入ったのが「ま〜さんの家」という沖縄石垣島の石垣牛を食べさせてくれる専門店でした。
ま〜さんのお店

石垣島は若い頃に一度行ったことがあるのです。海が綺麗で家並みが美しく、素敵な島でした。

黒毛の牛の印象はあるのですが、牛車を引く姿だけの印象で、食べた記憶はありません。あの頃は時間はあってもお金はなく、和牛の店は視界に入らなかったのかもしれません。

ともかく、普通のハンバーグとは違うみたいでとにかく入ってみました。

ま〜さんのお店

私が頼んだのは、小さめのハンバーグにサラダとスープ、それにご飯のついたレディースセット。

サラダのドレッシングとスープが美味しかったので、期待して待っていると、すぐにジュージューいう鉄板にのったハンバーグが出てきました。

ナイフがなくて大きいスプーンが置かれていました。それに、フォークで少し崩してみると、中が生焼けに見えるんです。訊いてみると、それでいいんですって。確かに生焼けと違ってちゃんと中まで熱いのです。そしてとっても柔らかくて肉汁たっぷりで、口の中に幸がじゅわ〜って広がっていくんです。

ハンバーグにはちょっとうるさい私ですが、このハンバーグは感動ものでした。付け合わせもどれも美味しかったので、きっとここの店主は、美味しいものが本当に好きなんだなと思いました。お値段もお手頃です。

東京渋谷あたりで、とにかく美味しい特別なものを食べたい方には、オススメです。
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なくてもなんとかなる

今日は、ちょっと海外主婦ブログみたいな記事を。

調理中

日本の友達や親戚に会う度に「和食の材料がなくて困るでしょう。私は海外では暮らせないわ」というようなニュアンスのことを言われます。

でも、そうでもないんです。まあ、私自身があまり純和食にこだわらないタイプな上、さほど舌が肥えていないということもあって、まったく困っていません。

少なくともキッコーマンの醤油は、どんな田舎でも買えるんですよ。なんとか醸造の特別なお醤油じゃないと食事ができないって方は別ですけれど、和食と中華料理を作りたい時は、醤油さえあれば、あとはなんとでもなると思っています。

日本酒や紹興酒はありません。白ワインで代用しています。みりんもありません。白ワインとお砂糖、もしくはメープルシロップ、もしくはトカイワインなどで代用します。味噌は都会に行った時に購入した八丁味噌か赤味噌を冷凍庫に入れてあります。この味噌をつかうと豆豉醤や舐面醤などに近い味も作れます。

ここ数年近くのスーパーではオイスターソースを扱わなくなってしまいましたが、ネットで知ったキノコで作る「ベジ・オイスターソース」を使えば同じくらい美味しくなることが判明、わざわざオイスターソースを探しまわるのはやめました。

米酢もないんですが、和洋中どれにも違和感なく使える「ホワイトバルサミコ酢」を使っています。まあ、リンゴ酢でもいいんでしょうが、上質の「ホワイトバルサミコ酢」はまろやかでどんな料理をも邪魔しないのです。

それから鶏ガラスープの素のかわりに、自分で茹でた鶏のスープや粉末の鶏スープの素が使えますし、椎茸が切れていてもポルチーニ茸の乾燥したものを使います。

という具合に、どんな調味料もなんらかの代用品があるんですよね。カレールーや、シチューのルー、調味済みのソースのレトルトパックの類いは手に入りませんので、インスタントのような楽さはありませんが、自分で作った方が奇妙な添加物も摂取せずに済みますよね。

もちろん例えば松茸のお吸い物が食べたければ、代用できるものなどありませんけれど、そこまで限定される食材ってあまりないんですよね。

例えばカツ丼がどうしても食べたくなったとします。こちらでは、いくつかのハードルがあります。例えば日本風のパン粉がない。揚げ物をするとオイルの処理が面倒などなど。材料が揃ったとしても、ヒレ肉を叩くところからやっているとカツ丼一杯のために何時間かかってしまうことか。

でも、こちらにあるシュニッツェルを使って、甘辛いお醤油を使っただし汁で煮込んで卵でとじてしまえばかなりすぐできるし、満足もします。簡単に作れれば、また時々やろうと思いますよね。

調味料や食材もそうですが、日本ではないと購入できない調理器具も、なくてもなんとかなります。

例えば私は炊飯器を持っていません。日本にいた頃から鍋でも炊けたので、最初はそうやって炊いていましたが、途中からシャトルシェフを使って炊くようになりました。実はオーブンでも炊けるのです。時間はかかりますが。

電子レンジも持っていません。これは売っていますけれど、連れ合いが「体に悪い」と嫌がったので使わずに工夫したら問題なく生活できるので、逆らわずに無しの生活を続けています。

都市ガスが走っていないので、調理は電氣コンロです。だから火加減などが東京にいたときと違います。魚焼きグリルなどもないです。でも、「これがないから、これは作れない」というように不満に思ったことは一度もないので、どんな台所でも、自分のお城なら何とかなるものだと思っています。
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Posted by 八少女 夕

不健康なコーヒータイム

コーヒータイム

会社からフリーな木曜日の午後は、別の仕事して、お掃除して、買い物して、洗濯して、一週間分の野菜などの下ごしらえして、という具合にめいっぱい頑張ります。それに時間があったら小説も書くし。

その分、土日はもう少し楽しんだり休んだりする方に使いたいと思うから。

というわけで、頑張った後に、きれいになったキッチンでほっとひと息。思いっきり不健康でダイエットにも好ましくないものを食べます。普段は、健康にいいものを頑張って手作りしては食べています。ダイエットも通常運転の中で続けています。だから、たまにはいいじゃない。人生は自分のためにあるんだもの。
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Posted by 八少女 夕

玉ねぎ出来た


冬の終わりに、芽がでてしまった玉ねぎを窓辺のプランターに植えました。
せっかくなので、長ネギ代わりにしようかなと。
実際、長ネギとの違いはほとんどなくて(追記・これは語弊があります。すみません。わけぎみたいな感じです)、何度も中華料理に入ってくれました。
で、ついに花が咲いたので、どうなっているのか、掘ってみたら、ちゃんと玉ねぎができていました。
なるほど! 玉ねぎってこうなっているのか。今回はすぐに食べてしまいましたが、また芽がでたら、また育ててみようと思います。
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Posted by 八少女 夕

ウィーンに来たからには

ただの週末旅行とはいえ、ウィーンですから楽しみはいろいろあります。

観光は後ほど語るとして、まずは食いしん坊の話を。



毎回行くたびに食べているいわゆるザッハトルテ。

今回もホテルザッハへ行ってきました。今回は、でも、いつも頼む一切れではなくてミニサイズのものにしてもらいました。その分飲み物は、アインシュペンナーと呼ばれるホイップクリームつきエスプレッソ。

どちらにしてもカロリー爆弾ですが(^_^;)



そして、ウィーンだからやっぱりシュニッツェルも食べたくて。

ただし、こっちも、いつものフィグルミュラーではなくてもっと小さめのものを。

去年にダイエットしてからたくさんは食べられなくなったんです。

小ぶりに食べて楽しむ滞在になりました。
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Posted by 八少女 夕

ホテルの朝食が好き

食いしん坊な話をまたしても。

ホテルの朝食

旅に行くと、普段は食べないものを食べて、肥えてしまいます。特に食べ物のおいしい国に行くと(ポルトガルとか日本とか)大変です。でも、食の楽しみは、旅の楽しみだから、「これ食べたら太っちゃう」などどいう事は言わないことにしています。いいんです、毎日のことじゃないし! (誰に言い訳しているんだ……)

洋食でも和食でも、どっちでも行けますが、そうだなあ、お値段がリーズナブルでそれなりの味のものしか出てこない宿泊所では、やはり洋食の方が失敗が少ないなあ。海外では、そもそも和食は選べませんけれど。

ヨーロッパは朝食はみな洋食だから同じだと思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。それぞれが基本的に「これは食べるの!」というものがベースになっているんですね。

だからスイスの朝食は乳製品とジャム類など甘いものが欠かせず、イギリスの朝食は卵料理となぞの豆料理が欠かせず、ドイツではハムやチーズが欠かせないのですね。

ちなみに、私は「その国で愛されているものを嗜む」派なので、イギリスではミルクティー、イタリアではカプチーノかラッテマッキャート、スイスではシャーレといわれるミルクコーヒー、日本では日本茶を愛飲しています。

写真は、ポルトのインファンテ・デ・サグレス・ホテルの朝食です。とても豪華で卵料理やスモークサーモンの他、何種類もの果物やハム・チーズ、ヨーグルトにシリアルなどもついているビュッフェ。私は見た目の誘惑に弱いので、あれもこれも取りたくなってしまうのですが、とにかく量を少なくしていろいろと食べています。

この時は取りませんでしたが、ポルトガルの食事には欠かせないらしいパン・デ・ロー(カステラですね)などの甘いお菓子や、マルメラータというカリンのジェリーなども並んでいました。

日本で旅館に泊まる時には、朝からばっちりお魚やお味噌汁などをいただき、でも、納豆卵海苔ご飯も捨て置けず、やはり「朝から食べ過ぎた!」になりがちです。朝早くからでもばっちり食べられる。これは健康だから出来ることで、うん、いつ出来なくなるかわからないから、しっかり食べておこうと、これまた誰に言い訳しているのかわからないことをブツブツ言いつつ、食べています。

普段の朝食は、チアシード入りのわずかにグラノーラの入ったヨーグルト、150ccくらいなんですが、これで昼までばっちりなんです。やっぱりそんなにカロリーいらないんですよね……本当は。
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久しぶりのテット・ド・モワン

今日はスイスのチーズの話。

買い物に行ったら、とあるチーズがお買い得になっていたので買いました。

これです。
テット・ド・モワン

これはテット・ド・モワン(Tête de moine = 修道士の頭)という名前のチーズです。フランス語圏のベルレー(Bellelay)で最初に作られたセミハード系のナチュラルチーズで、削る専用器具、ジロル(Girolle)が必要です。

チーズをジロルにセットして、上のハンドルをまわすと、薄く削られたものが丸まって、この下の写真のようにカーネーションのような形になるんですね。

テット・ド・モワン

味はさほどクセのない食べやすい味ですし、このビジュアルが珍しくて好評なので日本からのお客様がある時はたいてい買って披露するんです。でも、量がありますし値段もお高いので普段買うことは珍しいです。安かったから久しぶりに買ってしまいました。(ここに見えているような量で、スイスでは定価が1000円から1500円くらいですね。日本で同じ物を買おうとすると3500円か4000円くらいするそうです)

なぜ「修道士の頭」というのかというと、あれですよ。ザビエルの頭みたいだからです。そう見えますか?

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「食べたきゃ作れ」の海外生活

食いしん坊が止まりません。またしてもこんな記事。あ、ここはお料理ブログではありません。だから見栄えのことは見逃してくださいね。

日本にいたら、「ああ、和菓子が食べたい」と思ったらお氣に入りの和菓子屋へ行けばいいですよね。「もう夜遅いし」という場合や、「日本橋まで行ってられっか」という時でも、地元の和菓子屋やスーパーやコンビニにでもいけば、何かは手に入れられるはずです。

でも、こちらにはお氣にいりの和菓子屋どころか、コンビニもない。「こし餡がいい」「私は粒あん」というような選択も不可能です。手に入らないものをどうしても食べたければ、作る。

というわけで、日本では一度も作ったことのなかったものを、時おり作っています。

例えばこれ。あんこ餅。

どうしても、どうしても、和菓子が食べたくなったのは、あれです。TOM-Fさんのリクエストの掌編を書いていた時。「水牡丹」はいくらなんでもハードルが高かったので、こうなったら「餡子ならなんでもいいや」状態。
あんこ餅

まず餡子を作らなくてはいけません。もちろん小豆から。小豆は州都のクールに行った時に見つけたので買っておきました。

豆を煮るというのは時間がかかりますが、圧力鍋があるのでまだマシです。小豆は一晩漬けておくという手間はいらないのですが、渋きりと言って、一度煮た水を捨ててえぐみをとる必要があって、これは少し面倒くさい。でも、「どうしても餡子が食べたい!」と燃えているときなので、頑張ります。

小豆

煮えた小豆に砂糖を投入して、餡子を作ります。ここで砂糖はきび砂糖を使用します。白砂糖よりまろやかで複雑な甘味になるのです。白砂糖よりも健康にもいいですしね。豆を潰していくのですが、漉すのは省略。買うときは断然「こし餡派」ですが、自分で作るので「味さえすればいいや」なんです。

そして、白玉粉に小麦粉を少し混ぜて餅を作ります。こちらはそれほど面倒もかかりません。そして、餡を包んでフライパンで焼くだけ。余った餡子は、冷凍しておきます。あと二回くらいは、餡子を作らずに食べられますからね。

肉まん

他に、日本にいたら絶対に作らないものといったら、中華点心。先日は、春巻きを作りましたが、今週は肉まん。これはまだ発表していませんが、けいさんのリクエストを書いていてどうしても食べたくなってしまったもの。

肉まんは、前にレシピを見たときは止めたんですけれど、今回再びレシピを見たら、パンづくりをするようになって常備するようになったものが使えてハードルが低くなっていました。

皮はNETで調べてベーキングパウダーを使う簡単なもの。具の方は周富徳氏のレシピを参考にしました。我が家にあった小麦粉が全粒粉だったので、皮が茶色っぽくて出来上がった時「全然そそられないな」と思ったのですが、ひと口食べてみて「ぐわあ、中華街の味!」と騒いでしまいました。

簡単に手に入らないからこそ、こんな見かけの食べ物でも幸せになれるんだなと、ちょっとしみじみ。あ、連れ合いは初めて食べた肉まんに「おいしい」と感動していましたよ。

今回、作っていて思ったんですが、次回から瓶で皮の生地を伸ばすのは止めて、麺棒を買おう……。
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鴨のロゼを焼いた

食いしん坊の話。

鴨のロースト

先日、鴨の胸肉(冷凍品)を買ってきて、生まれて初めて「鴨の胸肉のロースト・ロゼ」に挑戦しました。中華料理店で出るものは別ですが、鴨の胸肉は白くなるまで焼いちゃダメで、中がきれいなピンク、つまりロゼになっていないといけないというのですよ。

もちろん解凍してから焼きはじめるのは当然ですが、その他にも最初はどう焼き色をつけるか、もしくはその後いかに焼きすぎを防ぐか素人にはいまいちわからず、結局NETの情報を駆使してなんとか焼き上げました。

ポイントは最初に焼き色をつけたら、あとはものすごく低温にして、ほとんど余熱で火を通すという所。それと鴨はジュースが簡単に出て行ってしまうので、前日から塩をしてというのはNGらしいです。

他のことはともかく「ロゼ」という色合いにはなりました。ちゃんと。

味は普通においしかったですが、ちょっと固かったかなあ。でも、連れ合いは大満足だったので「成功」に数えちゃおっと。

オレンジが切れていたのでオレンジジュースとポートワインでソースを作ったんですが、オレンジジュースの量が多すぎて、煮詰まるまでしばらくかかりました。でも、このソースが美味しかった。大分余ったんですがもったいなかったので冷凍しました。早く次の鴨を調理しなくては。
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パンのお供(1)フムス

世の中にはとても素敵なお料理ブログがあるので、ここ(一応小説ブログだし)ではそういう期待はされていないはずです。だからこそ書けるどうでもいい内容もあるわけで、今回から時々、我が家の普段の食生活を日本の皆様にチラ見させたら面白いかな、と思いました。というのは建前で、困った時の記事シリーズ化(笑)ブログの記事の内容を考えるのもシリーズ化した方が簡単なので。

今日ご紹介するのは、フムスというヒヨコ豆をベースにしたペーストです。

フムス

もともとは中近東で食べられている伝統的なペーストなんですけれど、ベジタリアンの間では世界中どこでもよく食べられていると思います。

なぜかというと、ベジタリアンでもタンパク質を摂らなくてはいけなくて、そうなると豆類を食卓に取り入れるのは必至なのですね。日本のベジタリアンには豆腐製品がありますので、そこまで有名じゃないかもしれませんが。

私はベジタリアンではないのですが、健康のため野菜料理を多く取り入れるようにしています。フムスの材料は、茹でたヒヨコ豆、タヒン(白ごまペースト)、オリーブオイル、レモン汁、にんにく、塩こしょう、クミンです。これをフードプロセッサーでペースト状にすればおしまい。私はレモン汁と塩の代わりに、自家製塩レモンを使います。

乾燥ヒヨコ豆

ヒヨコ豆は、こちらではかなり普通によく見る豆です。スペイン語のガルバンゾーという名前でも知られています。形は東京銘菓「ひ○こ」に似ているのでわかりやすいと思いますが、もちろんそこからつけられた名前ではないです。英語の「Chickpea」の訳ですが、そもそもこの言葉はフランス語「Pois chiche」の音訳で、その元はラテン語の「Cicer arietinum」。「山羊の顔のような豆」という意味だそうです。全然ヒヨコじゃない。でも、某東京銘菓に(以下略)

タンパク質の他、ビタミンB1、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分、葉酸、イソフラボン、食物繊維と栄養がぎっしりでとっても健康にいい豆。積極的に取り入れたい食材です。

私はカレーに入れたり、サラダに混ぜたり、ほうれん草と一緒に煮てタパスを作ったりいろいろと使います。そもそも豆類は、腸内健康にも大事な食材だし、それに私たちぐらいの年齢の女性はイソフラボンを摂った方がいいので、意識的に買うようにしています。調理は、一晩水に漬けてから圧力鍋で。

で、フムスですが、とても美味しいのですよ。もちろんフムスそのものの市販品も売っていますけれど、やはり自分で茹でたヒヨコ豆で作る方が断然美味しいと思います。変なものも入っていませんしね。

こちらでは夕ご飯は軽くて冷たいもの(パンとハムやチーズなど)で済ませることが多いんですが、そこにこのフムスを含めたパンのお供をいろいろと出しています。
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Posted by 八少女 夕

バター問題

今日はまたしても「食いしん坊」いや「美味しい話」カテゴリーです。

文化の違う所で育った人間が一緒に暮らすとなると、時々「ええっ、そうなの?」という驚きがあります。例えば「関西の方は8枚切りの食パンは許せない」なんて話を聞くと「へえ〜」と思います。

ましてや海外だと常識レベルで思い込んでいたことが、実はそうではなかったと驚くこともあります。

そのうちの一つがバター問題。

バターのある食卓


食パンをトーストして、バターを塗ります。どう塗りますか?

私は、ずっと熱々のトーストにすぐにバターを塗って、バターがパンにじわ〜っと沁みるのがみんな好きだと思い込んでいました。日本の喫茶店などで出されるトーストもそうなっていますよね。4枚切りのパンの半分くらいまで沁みているのがあらまほしい姿だと思っていましたし、実際に美味しいではないですか。

ところが連れ合いはそれは邪道だというのです。トーストが冷めてから、室温で柔らかくなったバターを塗るべきだと。確かにサンドイッチなどは、そうしないと具材の水分をシャットアウトしてくれないから、彼の言うことは一理あるのです。でも、いますぐに食べるトーストにはバターがジュワッと沁みている方が美味しいと思うんですけれど。

ちなみに、バターは、こちらでは無塩が普通です。もともと有塩バターって、たくさんバターを消費しない国や暑い国で悪くなるのを防ぐための苦肉の策という扱いなのですね。で、ジャムなど甘いもので食べる時に有塩バターを使うと嫌がられるのですよ。めげずに「でも、スイカに塩かけるように、塩入りだと甘さも引き立つよね〜」と、一人でブツブツ言っている私です。

何にでもマヨネーズをかける人のことを「マヨラー」と呼ぶという話がありましたけれど、実は、私はそれでいうと「バターラー」です。いろいろな料理にバターを入れてコクを出すんですよね。ほうれん草やキャベツはバター炒めにしますし、ソース類にもよくバターを入れます。お肉をバター醤油ソースで食べるということもしますし、そう言えばラーメンもバターコーン+チャーシューが好き。

以前は、いわゆる油をフライパンに敷くときもほとんどバターでしたが、さすがにそれはまずいかなと思って、最近はオリーブオイルか太白のごま油にしています。

買い物をする時もバターは切らせないです。酪農国なので、バターの値段はまあまあ。あの味でこの値段(250gで300円ぐらい)なら、文句は言えません。まあ、他に贅沢はあまりしないのでいいかなと。
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Posted by 八少女 夕

ラディッキオ・タルディーヴォを見つけた

この土曜日に、野暮用でイタリア語圏のアスコーナへと行きました。そこで少し時間があったので、恒例のスーパーめぐり。アルプスを越えたこちら側ではなかなか手に入らないものもありますからね。

そして、目に入って来たのがある野菜でした。

ラディッキオ・タルディーヴォ

日本はとんでもないものがメジャーになっていたりするので油断がなりませんが、少なくとも私はずっと知らなかった高級野菜、「トレヴィーゾの花(il fiore de Treviso)」とも呼ばれているラディッキオ・タルディーヴォです。あ、正式名称は「Radicchio di Treviso rosso tardivo」もしくは「Radicchio tardivo di Treviso」というようです。

そもそもラディッキオといわれても「?」な方もいらっしゃると思いますが、「チコリ」や「エンダイブ」の仲間だと思ってください。「え、苦そう」と思われた方、そうなんです、この仲間の野菜は苦みが特徴なんですけれど、ラディッキオ・タルディーヴォは苦みが少なくて上品な味、さらにシャキシャキとした歯ごたえがいい上、この鮮やかな赤紫と白のコントラストが美しい野菜なんです。

しかも、ヴェネト州やヴェネチア州の一部で伝統的に作られているのですが、氣の遠くなるような手間をかけて作られているのですね。−7℃まで下がって霜が降りてしおれたものを一度掘り起こした後、水栽培で新芽を出させ、その新芽だけを売るらしいのです。他の地域の人たちには氣候や水の状態が違うのでマネが出来ないと思うんですけれど、この作業を知ったら真似したくなくなる、そんな野菜です。もちろんドイツ語圏スイスの田舎では探しても見つかりません。

というだけあって、お高いんですよ。1kg16フランでしたよ。もちろんそんなに大量には買いませんでした。どんな味か知らないし、上手く調理できる保証もないし、でも、ものは試しで食べてみたいじゃないですか。だから、二株だけ。

で、かじってみたら、確かに上品でシャキシャキしておいしいです。苦みはほとんどありません。でも、かじるだけもなんなので、残りは保存食にしてみました。「ラディッキオ・タルディーヴォのオイル漬け(Radicchio tardivo di Treviso sott’olio)」ですね。

白ワインビネガー(私はバルサミコ・ビアンコ)と白ワインと少量の水を沸騰させてラディッキオ・タルディーヴォを茹でます。それを塩こしょうとニンニクとローリエとともにオリーヴオイルに浸すだけ。酸味が脂っこさをとってくれます。これを少しずつサラダやパスタに混ぜる高級アンティパストのつもり(笑)

ラディッキオ・タルディーヴォのオイル漬け

自己満足な一品でした。まあ、生まれて初めて本物に出会ったのだもの、はしゃいでしまいますよね。イタリア語圏の人がこれ読んだら呆れるだろうな……。

ちなみに、イタリア語ですけれど、どうやってこの野菜が出来るのか説明した動画を貼付けておきます。



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Posted by 八少女 夕

ジンジャーエール

日本のように街をひと回りすれば美味しいものを買えるわけではないので、こちらにきてからいろいろと手作りをするようになったのです。

そして夏の家仕事といったら果実のシロップだったんですけれど。今年から今まで行っていた有機農家が土曜日は営業しなくなってしまったので、いちごやラズベリー、ブルーベリーの大量購入は出来なくなりました。それで代わりにいろいろと試しているのです。その一つが自家製ジンジャーエールです。

ジンジャーエール

やってみようかなと思ったのは、実は数ヶ月前までスーパーで買えるショウガは中国産だったのが、タイ産に変わったこと。まあ日本産があるわけでなし、スイス産なんて考えるだけ無駄なので、とりあえずタイならいいかなと。氣安めですけれど。

で、自家製ジンジャーエールの作り方というのは、何種類もあって、たとえばパン用の酵母をつかって炭酸の部分まで作ってしまう本格的なものもあるんですけれど。

手作り炭酸って、加減を間違えるとふたを開けた途端、振りまくったシャンパンみたいになってしまうこともあるので、私は「ジンジャーエールの素」をつくり、飲むときに炭酸水で割るタイプを採用しました。

で、作り方ですけれど、ざっくりいうと「薄切りショウガと同量の砂糖を寝かせて水分をだし、水とスパイスを加えて煮たものを漉す」わけです。このやり方自体は、果実のシロップとほとんど同じなので、とくに目新しいものはありませんでした。

(興味のある方は、ネットにいろいろとレシピが載っていますよ〜)

ジンジャーエール

出来上がったのがこちら。私はショウガの皮も使い、さらに砂糖はすべて非精製糖(白砂糖でないもの)を使っているので色は濃いです。でも、この砂糖のさまざまなミネラル類が複雑な味わいを出すらしく、美味しいと思うんです。

割るのは炭酸水ですけれど、甘いのが苦手の方はスパークリングウォーターでもOK。また、これをお湯で割ってもなかなか美味しいです。紅茶に混ぜれば風邪をひいた時のショウガ紅茶にもなります。

問題はですね。今年初めて作ったんですけれど、とんでもない人氣なんですよ。連れ合いの工場兼店舗に持っていくと、彼と客(というか冷やかしの常連)が数日で空けちゃうんです。これは大人も子供も飲めますし、アルコールほど「飲ませてくれ」というハードルが高くないらしく……。

というわけで、なくなってはまたショウガを買ってきて作っています。

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Posted by 八少女 夕

塩麹&塩レモン

日本のブームはとうに過ぎ去っていて「今さら」なのかもしれませんが、私は去年あたりから塩麹や塩レモンを作るようになりました。

塩麹は最初は無理だと思ったんですよ。だって、こちらにはそんなものないですから。でも、調べてみたら乾燥塩麹というものがあって、それを入手したんですね。で、自分で作ってみたら簡単に出来たので常備するようになりました。

何に使うかというと、例えば翌日に来客があるというときに、用意した肉を一晩塩麹に漬けるのです。そうするといまいちなレベルのラムラックがとてもおいしくなるのですよ。

塩レモンも、ドレッシングやソースなどにも重宝しますけれど、グリル用の鶏肉を一晩マリネするようなときにも威力を発揮します。こちらの肉って、一万円近くかけるものでなければ、どれもいまいちな味だったりするので、この手の下準備はとても大切なのです。

塩レモン

塩レモンは皮をそのまま使うため有機農法のレモンで作ります。それも、一度熱湯に30秒漬けてワックスを落としてから粗塩で洗います。その後で櫛切りにしてあちこち隠し包丁を入れてレモン汁がしみ出しやすくしてから大量の海塩と交互に重ねます。水分がたっぷり出るまで(だいたい一週間)は常温で、その後は一ヶ月以上冷蔵庫で育てます。そうするとレモンの酸っぱさがまろやかになって使えるようになるのです。

写真の塩レモンは3日くらい経った後のものですが、もともとはレモンが3個あったものが500ml入りのガラス瓶に納まるくらいかさが減っています。

塩麹

塩麹は、乾燥麹から作るときは、乾燥したヒナアラレみたいなものが入っていますので、それに規定量の塩と水を入れて、1日に1回かき混ぜて常温で10日ほど放置して作ります。私は出来上がった塩麹を一度フードプロセッサーにかけて液体状にします。そうしないと、料理によってはお米の残った分が汚らしく見えるのですよ。洗い流すときはいいですけれど、塩の代わり(レシピ上の塩の量の2倍でちょうどいい味になります)に使うときはちょっと不便なので。

それに、胡瓜の浅漬けを作るのにも役に立ちます。お漬け物は糠なんてないから諦めていましたが、塩麹でOKなんですよ。
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Posted by 八少女 夕

シーフードカレーの話

スーパーをうろついていたら、シーフードミックスが目についたので買ってみた。

これをどうするかというと、まずはブイヤベースにする。かなりシンプルなレシピで、にんにくとニンジン、セロリ、タマネギ、トマトそれにサフランぐらいしか入っていない。しかも、全てみじん切りにしてから圧力鍋にかけるので、塊はシーフードだけみたいな真っ赤なスープになる。

これを初日に食べる。もちろん、アーリオ・オーリオソースは必須。といっても、ニンニク、オリーブオイル、マヨネーズを混ぜただけだけれど。

で、余った分は、カレーにする。一日経っているので、スープが劇的においしくなっている。

カレー粉とニンニク、ショウガをじっくりとオリーブオイルで炒めて、スープに投入。コクを出すためにダークチョコレートを入れている。それに柿で作った自家製チャツネ、自分で干したミックス茸、レーズン、カシューナッツも投入。さらにアーリオ・オーリオソースの残りも投入してしまう。それからちょっとだけココナツオイルも。

お米は、炊こうかなと思ったのだけれど、たまたまトルコ料理の茄子のピラフが残っていたので、それを温めて合わせてみた。

こちらには、カレールーがないから、カレーを作るときはスパイスを炒めるところから全て自分でやるのだけれど、それがカレールーで作るのとは全く違う、至福のカレーを作り出してくれる。にんにくやオイルが多くて、たぶん若い女性は死んでも食べなそうだけれど、こういうものをバクバク食べられるなら歳とるのも悪くないかなと思っている。
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Posted by 八少女 夕

今日のパン&ニュース

田舎風パン

今年の目標の一つ(志がちょっと低い野望の一つ)が、「パンの焼ける幸せというレベルのパンを焼けるようになりたい」というものなのですが、ほんのちょっとだけその目標に近づいたかな〜と。

パンを焼くプロセスに慣れてきたと言うか、「これだけは守らなくては」が少しわかってきたようで、パンを焼く度にいい匂いがするようになってきたのですね。まだまだ先は長いんですけれど、諦めずにもう少し続けてみようかなあと思っています。

上の写真は、普段食べている田舎風パン。ディンケル(スペルト小麦)と全粒小麦、それにライ麦をミックスしたパンです。真っ白のパンより腹持ちがいいのが特徴ですが、いわゆるドイツの黒パンのような酸味はなくて食べやすい味です。外側はぱりぱりっといういい音がするのですけれど、個人的にはもう少し膨らんだ方がいいかなあ。型にしている器が小さすぎるのかなあ。

下の方は、日曜日に食べる少し甘味の多いゾップフ(三つ編みパン)の生地を使って、干しぶどうとシナモンと胡桃と砂糖を巻き込んだパンです。手で成形しているので不格好ですが、中はもちもち、ふわふわにできましたよ。あ、私にしては、ですけれど。

どちらも粉は250gで作っています。

シナモン葡萄パン

なぜ、いきなりこんな話を始めたかというと、明日発表する小説と関係があるからなんです。ま、私のパンはどうでもいいんですけれど。




そしてお報せがひとつ。

前回のscriviamo!で発表した「バッカスからの招待状 -4- オールド・ファッションド」をもぐらさんが朗読してくださいました。

第303回 バッカスからの招待状 オールド・ファッションド

たくさん書いてきていますけれど、自分の小説を朗読していただくのは生まれて初めてです。

もぐらさん、本当にありがとうございました。
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Posted by 八少女 夕

紅茶を飲む

十月にロンドンに行った余波がまだ残っています。

今日は、次に発表する小説の前フリも兼ねて、イギリスと紅茶の話などを。


紅茶

二十年くらい前に最初にイギリスに行った頃、しばらくは強烈なミルクティー派になりました。

これは行ったことのある人にはわかってもらえるかと思います。日本でいつも飲んでいた普通の飲み物と、全く違うんです。それに日本では「紅茶」ですけれど、「Brack tea」というように、色も全然違うんですよ。こんなに美味しい飲み物があるのかと驚愕するんですけれど、それがただの紅茶なんです。英国王室御用達の特別な紅茶じゃありませんよ、そこらへんのスーパーの紅茶もそのくらいおいしいのですね。

で、買い込んで日本に帰って飲む。「あれ? こんな程度だったっけ?」確かに美味しいのですけれど、他にも美味しい飲み物あるから、それだけ飲み続けるほどじゃないのです。同じティーバックなのに。

それで思いました。あれは水が違うのか、それとも何か他の要素が違うのか、とにかく英国限定で美味しくなる飲み物なのだと。

それから私のイギリス熱は、長い年月の中で少しずつ冷めて、前ほどイギリスに一々反応するようなことはなくなりました。連れ合いは、南アフリカにいたことがあるので、他のヨーロッパの人たちよりは英国文化に馴染んでいるところがあって、紅茶の地位も他のスイスの家庭よりも高いのです。だから、私もまたスイスに来てからは、日本にいた時よりは飲むようになったのですが、それでも、「紅茶ばかり」というほどの寵愛ぶりではなかったのです。

ところで、スイスの水は硬水です。日本人には硬水でお腹を壊す方もあるようですが、私は水道水の水をガンガン飲んでも何もない経済的な体質のようです。あ、都会は別ですが、スイスの田舎の水道水は、ミネラルウォーターに負けない水質です。ワインの銘柄っぽくふざけて「Hahnenburger(Hahn=水道栓)」と呼ぶことがあるくらいです。

で、この水で紅茶を淹れると、日本で飲む時よりもずっとイギリスっぽい味になります。完全に同じではありませんが、水の違いは大いに関係あるようですね。

で。

昨年10月の英国旅行です。安いだけが取り柄のホテルですら泣くほど美味しかった紅茶で、再び紅茶熱をという病にかかり、あまり大きくないスーツケースに紅茶をを8箱くらい入れて帰ってくる暴挙にでました。それを今も飲んでいる訳です。

スイスで見かける紅茶のティーバッグはたいてい四角いのですが、英国ではなぜか丸いものが多いのです。

写真に映っている黄色くて丸い缶は、アルザス旅行の時に買った「コウノトリの卵」というチョコレート菓子が入っていた(完食しちゃいました)のですが、これがこの英国式丸いティーバッグのサイズにぴったりなのです。

高級スーパー「マークス&スペンサー」の紅茶。銀色のパックから出ているのが、イングリッシュ・ブレックファーストティーで、とても濃いので私はミルクティーで飲みます。また、二人ともアール・グレイも好きなので、こちらはわずかにお砂糖だけを入れて。これらは日常的にどんどん飲んでいます。

そして、写っていませんが、うたかたまほろさんからはフォートナム&メイソンのお茶もいただいたので、こちらは「ハレの日」用ですね。
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Posted by 八少女 夕

今年も七草リゾット

クリスマスツリーを飾らないことや、年越しヌードルを省略すること、もしくはクリスマスの晩餐すら省略してしまうこともあるんですけれど、なぜかこれだけは毎年やっているのが七草粥ならぬ七草リゾットです。

といっても、春の七草が手に入るなんて事はありません。っていうか、全部言えませんし、見てもどれだかわかりません。そう、日本にいた時は食べたこともなかったんですよ。

でも、なんとなく、1月7日は、クリスマスと年末年始を含めた「ご馳走期間」でお腹は重くなるし、年は改まるし、なんとなく胃を休めたくなるのです、スイスにいても。

七草リゾット準備

で、今年の七種類は、これです。もはや七草もへったくれもないですけれど、大根なかったんですよ。蕪(の仲間)、フェンネル、にんじん、ズッキーニ、セロリ、イタリアンパセリ、タイムです。

七草リゾット

で、できあがったのがこちら。ただのリゾットだ。でも、美味しかったし、連れ合いも「美味しい」と言っていたのでいいことにします。
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Posted by 八少女 夕

幸せな時間

2016年の新年、みなさんはどんな風に迎えられたでしょうか。

私は、大晦日の夜、友人の男声合唱を聴くために私の小説の世界では「ラシェンナ」と呼んでいる村に行きました。大きなクリスマスツリーの飾られた教会でミサ、それから広場でグリューワインを飲みながら、規模は小さいけれど44年間もの伝統のあるというコーラスに耳を傾けました。

それから、その友人の家で軽く食べたり飲んだりしながら新年を待って、新年の瞬間にスパークリングワインで乾杯してから谷のあちこちで上がる花火を楽しみました。

帰宅が2時半すぎてしまったので、元旦は10時半まで朝寝してしまいましたが、それから電車に乗ってグラウビュンデン州のてっぺんまで一泊旅行。楽しかったです。

そして、その旅行中にメールチェックして、ブログのお友だちけいさんにブログがいつの間にか70,000Hitに達していたことを教えていただきました。「ええ〜?」ですよ。本当だ。

年末の休暇中に何度も会社に呼び出されたり、来客があったり、でも、大掃除もしたりしていたのでバタバタして、いつもなら注目するカウンターをまともに見ていませんでした。

こんなに早く7万に達したのは、こうしてこのブログを訪れてくださる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。元旦と7万ヒットが重なるウルトラめでたいスタートですので、きっといいことがたくさんあるんじゃないかと、勝手に期待しています。皆様にも素晴らしいことがたくさんありますように。

いつもならキリ番記念企画をするところですが、「scriviamo!」中なので、特に何もしません。77777Hitでは何かをやりたいと思いますので、その時はどうぞよろしくお願いします。

Al Portoにて

さて、もう一つ幸せな時間のことを。この写真は、この冬休みに車でひとっ走り行ったイタリア語圏スイスのルガーノで入ったカフェの写真。このカフェ「Al Porto」といいますが、私の偏愛しているポルトガルの都市とは無関係です。

1803年開業のカフェ・レストランで、古き良き時代の雰囲氣をたっぷりと味わえるのです。

Al Portoにて

そして、お菓子もとってもおいしかった。え〜と、カロリーもやたらと高かったに違いないし、お値段もちょっと張りましたけれど、ええ、いいんです。たまにはね。このお店で過ごした幸せな時間には代えられないってことで。
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Posted by 八少女 夕

パンを作りはじめました

どういうきっかけだったのか忘れましたが、急に思い立ってパンを手作りすることにしました。

スイスに引越して十五年も経っているんですが、パンなんて自分で作れるはずはないと思ってトライしたことなかったんです。ケーキは作りますが、思った通りに膨らんだり膨らまなかったりするじゃないですか。だから、パンはもっと難しいと思っていたのです。

で、パンはパン屋で買えるし、それでいいと思っていました。でも、先月あたり、なぜか自分で作ろうと思ったんですよ。

パン

で、まともに作れるはずがないので、ホームベーカリーを買おうと。いろいろと探して「これを買おう」という型番まで決定したところでふと氣がついたんです。置く場所がないぞと。そう、ホームベーカリー、大きいんですよ。

これ買って、三日で挫折したら邪魔なこと間違いないと思ったんです。で、まずホームベーカリー買う前に、手動で作ってみて、パンづくりを続けるか、パン屋通いに戻すか決めてからにしようと。

そもそも、私は炊飯器も持っていないんですよ。もともとお鍋で炊けるし、シャトルシェフのミニで問題なく代用できるのでこれからもいらないと思うんです。なのにいきなりホームベーカリーかって思っちゃったんですよね。

で、作ってみました。ネットでの情報をいろいろと総合して作ったら、なんとかできましたよ。

最初のは、粉が古かったのと、イーストの量を間違えてしまってまずかったんですが、あとのは結構美味しくできました。なんだ、こんなに簡単だったの? よく考えたら大昔から過程で普通に作っているんだから、そんなに難しいはずないんですけれど。というわけで、ホームベーカリー、私には不要でした。

上の写真は、三回目くらいの作品。ちゃんとパンの形になっています。味はまだ工夫が必要かなと思うんですけれど、少なくとも「膨らまない」というような怖れていた失敗はいちどもしていません。

ブラウン、マルチクイックにて

「こねないパン」という方法でも作ってみましたが、最近やっているのはこれ。前にご紹介したことのあるハンドミキサー、ブラウン マルチクイックのパンこね機能をつかってこねます。粉と塩に、下準備したイーストを入れてまわしながら、上から水を加えていくのです。一分もしないうちにこね上がります。これをボールに入れて、ラップして一晩置き、発酵したそれを翌日整形して焼くだけ。ズボラな私にも出来ます。

こんな適当でも、そこそこのパン屋で買うぐらいの味にはなります。あ、トーストやバゲットみたいな白パンではなくて、ライ麦パン(Roggenbrot)やふすま粉パン(Ruchbrot)というような茶色いパンです。でも、酸味のある黒パンではないので食べやすいです。

写真のは白パンにちかい半白パン用粉を使ったんですけれど、これだとまだ味が納得いかなかったのです。味がない感じ? 焼いた温度に問題があったかも。それとも茶色いパンの方が、誰が作ってもまあまあになるんだろうか? わかりませんが、今のところ満足しています。コストもパン屋で買う半分以下ですしね。
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Posted by 八少女 夕

トマトが色づいた

今日はこの夏の収穫の話などを。

トマト1

五月に、小さなトマトの苗を買いました。日本では甘くておいしいトマトはほとんどデフォルトですけれど、スイスではそうでもないのです。特にスーパーで売っているトマトはオランダやスペインのハウス栽培のものが多く、正直言ってほとんど味もしません。

そういう中で、家庭栽培で少しでもおいしいトマトを口にしたりすると、日本ほどではなくてもかなり感激します。私たちが買ったトマトは「Berner Rot」という品種で、普通のトマトと較べて色がピンク系で、そしてかなり美味しいのです。

でも、栽培したのが遅かったのか、赤くなってから収穫できたのは三つか四つ、残りは緑色のままで頑張ってそのままにしておいたのですが、10月に霜が降りだしたので、あきらめて収穫しました。それがこの緑の状態。

トマト2

そのまま、キッチンの窓辺に置いて、太陽の光を浴びせること10日以上。ついにこんな感じになってきました!

諦めないでよかった。あんなに緑でも、赤くなるんですね。いい勉強になりました。

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Posted by 八少女 夕

アフタヌーンティーはいかが

まだ続いています。先日の週末ロンドン旅行の話。

とても短い旅行だったので、あちこち行けることはないと判断して、むしろ普段は行かないようなことにトライしようと思った旅でした。リアル友でもある創作仲間のうたかたまほろさんが、忙しいのに二日間も丸々私のために時間を割いてくれたので実現したあれこれですが、このメイフェアのミレニアムホテルでのアフタヌーンティーは、正に彼女なしでは出来なかったことの一つです。予約しておいてくれたのです。

アフタヌーンティー

1990年に学生の時の貧乏旅行で少し長くロンドンに滞在した時は、物価の高さにおののき、食べるものと言ったら中華料理かスーパーで買う三角サンドというようなものばかりで、アフタヌーンティーなどという贅沢はとても出来ませんでした。

もちろんお茶に4500円払うのは、いまでも贅沢なのですが、でも、スイスの外食の高さに慣れている私には、「ハレの日としては大いにあり!」のつもりで「Go!」だったのです。しかも、まほろさんが、半額クーポンをゲットしてくれたというので、なおさらです。結果的には、まほろさんにご馳走になってしまったので、私はタダで食べてしまいました。ううう。ごめんなさい。ウルトラ幸せな時間でした。

さて、このアフタヌーンティーには、ドレスコードがありました。「スマートカジュアル」です。ジャケット&パンツか、ワンピース、足元はパンブスという感じでしょうか。まあ、ディナーとは違うので、さほど厳格ではないのかもしれませんが、それでもジーンズとスニーカーでは行けません。これを考えるだけでも、90年代の貧乏学生は行かなくてよかったのです。

でも、いまの私は、旅にはそれなりの服装もたいてい入れているので、これも問題なし。といっても、どうしても行きの荷物を8キロ以下におさめたかったので、持っていく服装のチョイスには大いに悩みましたけれど。

たとえ、ホテルは超貧乏レベルでも、ホテルのアフタヌーンティーや、オプショナルツアー、それに自分用お土産は我慢をせずにバンバン使う。必要な時には、少しマシな服装でちょっとだけ化ける。こういうことが出来るようになっただけでも、大人になってよかったなと思います。

アフタヌーンティー

スコーンに付けるのはクロテッドクリームと、ジャム、それにレモンカード。私は、普段滅多に食べられないレモンカードが好きなので、ジャムには手を付けず、レモンカードだけを攻めてきました。(結局、全然大人じゃない……)
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Posted by 八少女 夕

旅で太る

「美味しい話」カテゴリー、またの名を「食いしん坊コーナー」です。遅い夏休みである休暇旅行から無事に帰って来ました。当初の予定ではコブレンツまで行こうとしていたのですが、予想以上にアルザスがよかったのと、後半の天候が不順だったので、無理せずにアルザスでゆったりしてから帰って来ました。十日間の旅でしたが、目だけではなく、舌も大満足の日々でした。その話を。

お菓子に迷う幸福

スイスとフランスの国境って、ただの道。よく見ないと、越えた事もわからないほどなのですが、越えてすぐにぶちあたったのが、お菓子屋さんですよ。

フランス語圏スイスは、私の住むドイツ語圏スイスほどではないにしろ、東京では毎日でも食べられるようなものが、滅多に食べられなかったりするのです。とくに私が住んでいるのは田舎ですから。

そんな私の目の前に、いきなりエクレアが登場したのですもの、即頼んでいました。「これを食べさせないと、一歩も動かん!」とまで宣言して、食べましたとも。サイズが日本のエクレアの倍以上あるので、大満足でした。

フォアグラも

それから、若干の後ろめたさを感じつつも、やはり食べてしまったのが、フォアグラ。かわいそうな方法で作られていると知っているので、あまり食べないようにはしているのですが、出てきちゃったから……ってただの言い訳です。そして、美味しかったです。普通のレバーのような生臭さが全くないのですよね。トリュフのよさは未だにわからない私も、うん。フォアグラは、おいしい。大事に可愛がられてから食べられる松坂牛を食べるのと、どっちが罪が少ないかと言われると、う〜ん。でも、野菜だって生命だし、卵だって、チーズだってある意味残酷な食べ物だし、食べる罪深さからの脱皮をつきつめると即身仏になるしかない。それでも、フォアグラを喜んで食べるのはあまりよくないよなあ。でも、今回は美味しく食べてしまいました。

アルザスのスーパーにて

ちなみに、さすがアルザス。ただのなんでもないスーパーに並んでいる食材が「グルメ」な感じです。今日、空っぽの冷蔵庫をなんとかするために近所のスーパーに行きましたが、やっぱり陳列物が全然違いましたね。

魚のフライと絶品オーマのポテトサラダ

ドイツでも、グルメを楽しんできました。こちらは500年近い歴史のある地下ビアホール風のレストランで食べた魚のフライ。カリッとした衣が、さすが老舗の技でした。そして、添えられた「おばあちゃんの味風ポテトサラダ」がとても美味しかったです。日本でいうポテトサラダのようなマヨネーズ味ではなくて、オイルとビネガーを使ってシンプルに仕上げてあるんだけれど、この味にするのはとても難しいのです。ドイツの味なんですよね。これはなんとか習得したい味ですね。

というわけで、帰宅してから恐る恐る体重計に載りました。案の定増えていましたが、予想したほどではなく、出発前プラス1.5キロぐらいでした。もちろんすぐに前の食事に戻りますから、すぐに戻ると思います。うん、たまにはいいですよね(笑)
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Posted by 八少女 夕

残したくないから

本日は「美味しい話」カテゴリー、またの名を「食いしん坊」トピックです。

シニア・ポーションだそうで

スイスをはじめとするヨーロッパで外食をすると、値段の高さだけでなく、一人分の多さに辟易することが多いですよね。

日本だとランチで千円以内というのは珍しくないと思いますが、スイスだとそれが可能なのはファーストフードだけでしょう。かなり格安だなと思うランチでも1500円くらいはします。そして、量が多いんです。

ステーキなどのちゃんとした肉料理だと3500円くらいはとられます。ステーキは180gくらいあります。そんなに食べられないよと思います。

だから以前は、ヴルストサラダといって、サラダにセルブラソーセージが入っているのを昼食にしたりしていたのです。肉料理でも付け合せの代わりにサラダがついた「フィットネスメニュー」にしたりしていました。そうでないと食べきれなかったのですね。

ところが、最近、半量にしてお値段は25%オフ、というような「少食用オプション」をしてくれるレストランが増えてきたんですね。肉や魚など二切れがデフォルトのところを一切れと付け合せも半分、というような具合に。

そういうオプションのあるレストランには、好んで入ります。食糧廃棄の問題は日本はとんでもないことになっていると言いますが、ヨーロッパでも人ごとではありません。世界のどこかで飢えている人がいる一方で、食べきれない食事を捨てたりはしたくないのです。食べられなかった肉や付け合せの野菜だって、捨てられるために命を落としたなんてあんまりじゃないですか。

そういえば、ウィーンに行った時に「フィグルミュラー」の巨大カツレツを食べにいきました。絶対に食べきれないとわかっているんですけれど、どうしても食べたいんです。そして、あそこのいいところは食べきれなかったらお持ち帰りさせてくれるのです。

母と二人分、それぞれその場では三分の一くらいしか食べれなくて、残りは持って帰りました。ホテルは三泊くらいしたと思いますが、冷蔵庫に入れさせてもらい、それからはウィーンでは夕食はレストランに行かず、パンを買ってきてカツサンドにして食べました。結局、ザルツブルグへ移動の時も含めて、食べ終わるまで三日近くかかりましたが完食しましたよ。美味しかったですが、しばらくシュニッツェルは注文しませんでしたね(笑)
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Posted by 八少女 夕

グロットヘ行こう

今日は久しぶりに(本当か?!)グルメの話。この季節ならではの楽しみ方ですね。

グロット

グロットというのは、イタリア語圏、それも都会ではなくて森林地帯のような田舎にある戸外レストランです。スイスのイタリア語圏だけでなく、北イタリアにもあるのはわかっていますが、もっと南の方にもあるのかはちょっとわかりません。

戸外レストランでも、テラスだったり、パラソルで太陽を遮ったりするのはグロットとは呼びません。葡萄棚だったり、ここのように大きい樹木によって、太陽の光を遮るタイプのレストランをグロットというようです。

実際に夏にヨーロッパに来られた方ならおわかりだと思いますが、日向であろうと日陰であろうとウルトラ蒸し暑い日本の夏と違い、ヨーロッパでは、直射日光の下で40℃近く感じられる真夏の日でも、木陰に入るとクーラーなどはいらないくらい涼しいのです。室内も涼しいですけれど、やはり風が渡る戸外が心地よいですよね。

スペアリブ

で、このグロットは、昔からよく行っていたところ。真夏らしい日曜日に連れ合いと行ってきました。ここに行くとどうしても食べたくなるのが、このコスティーニ(スペアリブ)です。

「ダイエットとか言ってなかった?」とおっしゃる方、その通りです。くすくす。でも、ダイエット成功したんです。5キロ減量して、二年くらい前までの、いつもの体重に戻りました。持っている服、どれもきつめではなくなりました。だから、週末にこういうのを食べても大丈夫! 嬉しいなあ。

今年の夏は、どのくらい美味しいものが食べられるかしら。天候に恵まれるといいなあ。
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Posted by 八少女 夕

「 好きな麺類 」 / 食卓に関する考え方

小説、週一に戻したからそんなに連投じゃないと思うんだけれど、それでも読まされる方が疲れるほど出しすぎている、という想いを拭えない……。以前は、やむを得ず一日置きに小説なんて事もやったのになあ。というわけで、本日は、トラックバックテーマでも。お題は「好きな麺類」だそうです。

そうですね。「蕎麦かうどんか」と訊かれると、うどん派ですかね。子供の頃にたまに店屋物を取る事があって、私はいつも「卵とじうどん」を頼んでいました。東京のうどんですから、汁はかなり濃い色。それに、初めて高松に行って食べた「讃岐うどん」の衝撃的な美味しさには敵いませんでしたが、それでも、こしがあって美味しかったですね。

それから、きしめんも好きです。これももちろん名古屋で食べると絶品ですね。東京で食べても美味しいと思いますが。

パスタでもフェットチーネは好きです。平ぺったいつるつるの喉ごしが好きなのかな。フェットチーネは、サーモン生クリーム系で食べるのが一番好きです。

外で食べるときは、特に氣にしませんが、家でパスタ類を購入する時は、セモリナ粉を精製したいわゆる普通のパスタはできるだけ買わないようにしています。精製した小麦を食べる量が増えると、ちょっと膨満感がキツい感じがするのです。アレルギーというほどでもないんでしょうけれど。だから、ふだんは少し高いのですが「ディンケル小麦」のフェットチーネや全粒粉のスパゲッティを購入しています。

ディンケルというのは、小麦の原種にあたる古代穀物で、日本だと英語風にスペルト小麦というようです。グルテンアレルギーの方にはどちらにしても向きませんが、精製小麦粉で具合の悪くなる人によく奨められる穀物で、しかも、古代穀物で虫にも強いので、ほとんど無農薬でも育てられるのだそうです。いわゆる皮に当たる部分がないので、精製という事が出来ず、全粒粉状態で食べるしかない穀物のようです。そのためグレーがかった茶色いパスタしかできないのですね。

色も濃いですし、普通の小麦よりも麺そのものに味と歯ごたえがありますので、最初は「え」と思ったのですが、慣れるとその味わいと噛みごたえがないと、少し物足りなくなってきます。白米と玄米の違いのようなものでしょうか。

さて、こちらでは蕎麦やうどんは言うに及ばず、いわゆる中華生麺も手に入りません。(もちろん都会は別)

で、蕎麦やうどん、それに冷や麦などは日本の母や知り合いが送ってくれたもの以外は食べないのですが、たま〜に焼きそばなどは食べたくなる時があります。そういう時には、最近売り出されたNI●SINの焼きそば乾麺を使うこともありますが、こちらで「中華用」として普通に売られているただのイタリアパスタの細いものを使うことが多いです。こだわりの強い方には「無理」でしょうが、私としては「こういうのもあり」です。

こういうのに「まいっか」と、思える適当な神経が、海外在住でホームシックにかからない秘訣なのかなと思います。

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当の森です本日のテーマは「好きな麺類」です好きな麺類と言えばやはりラーメンですね朝昼晩三度の食事がラーメンでも行けてしまいます旅行にもよく行くのでご当地ラーメンを食べるが至福の時ですみなさんの好きな麺類はなにですかぜひトラックバックで教えて下さいたくさんの回答お待ちしておりますトラックバックテーマで使っている絵文字はFC2アイコン ( icon.fc2...
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え〜と、食と健康についてさらに語っちゃいますが、ホメオパシーやマクロビオティックやその他の健康にいいといわれている食の話のお嫌いな方もいるので、追記につっこみます。

この記事には追記があります。下のRead moreボタンで開閉します。

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で、ここからが、追記です。さらに、ちょっと語っちゃいます。

世の中には、例えば「マクロビ女」などを毛嫌いされる方もいるんですよね。私は、いわゆる「マクロビオティック信者」ではありません。それにビーガンどころかラクト・ベジタリアンを目指した事もありません。ここに書いてある単語のわからない方は、そのまま素通りしても構いませんし、氣になって眠れない方はWEBで検索をかけてください。

私は、西洋医学の対処療法的なものよりもいわゆる東洋医学の「心も身体も全てが繋がっていて、総合的に健康になったり病んだりする」という考え方に沿って自分の健康に留意している、それだけです。例えば、私は頭が痛いから頭痛薬を飲むということはしません。風邪を引いても風邪薬を飲んで押さえつけて仕事に行くのではなく、爆睡して治します。

ショウガ紅茶、葛湯、日本酒入りのお風呂なども使います。同様に西洋にも古くから伝わるハーブティーなども飲みますよ。その上で、日本の方には「プラセボ効果だ」「インチキ科学だ」と散々ないわれようのホメオパシーも使います。私には効きます。

もちろん、それではダメな時もあります。外科手術をしなくちゃ出血多量で死んでしまうこともあれば、抗生物質を飲まないと命に関わる時もあります。だから、全ては程度の問題です。

さて、そういう健康の維持を考えていると、食にも同じ意識がいきます。で、人によっていろいろな主張があるのは知っていますが、古今東西のいろいろな事例を私なりに解釈すると、こんなふうな食生活を送る事になるのです。

  • 全粒穀物(精製していない穀物)を出来るだけ食べる。(白米より玄米、白パンより茶色いパン)
  • 旬の野菜を中心に食べる
  • ミネラルの事も考える
  • 豆や茸、海藻、ナッツなども組み合わせる
  • 動物性タンパク質は家禽の肉や白身魚を中心に少しだけ
  • 抗生物質や化学薬品が使われていないオーガニックの食品を
  • 保存料などがたくさん含まれている出来合いの食品は最低限にする
  • 食べ過ぎない
  • 砂糖の摂り過ぎに留意する、可能な限りブラウンシュガーに


これが、結局いわゆるマクロビオティックやベジタリアンの方の主張する食べ方や、ホメオパシーで推奨している食事のとり方と近くなるのです。で、実際に、体調がよくなるのですよ。肩から上に手が挙がらなくなっていた連れ合いのひどい関節炎は、一切薬を飲まずに、この食事のし方だけで治りました。だから、実際にこういう食事をした方がいいのだと思います。

私自身は、おいしいステーキも好きですし、ご存知のようにスイーツにも目がありません。だから、普段の自宅での食事は、出来る限り上記のような私の考える健康食に近いものを食べ、外食ではどんなものを食べてもいい、楽しむぞ! という事にしているわけです。
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Posted by 八少女 夕

クリスマス 兼 誕生会のごはん

24日に仕事を治めて、冬休みに突入しました。毎年、クリスマスのあと、大晦日まで有休をとっているのです。ギリギリまでバタバタする上、クリスマスは一人で暮らしている義母を食事に招待するという、若干「頑張んないと」な行事が入るので、この休みはホッとします。

今回のクリスマス会食は、義母と、ジュネーヴ在住の義兄が来ていて、彼と合わせて四人。義兄の誕生日だという事もあって、26日に我が家で開催しました。

去年まで、三年続けてガチョウの丸焼きなどを作ったのですが、手間がかかり(合計で12時間もの下準備&調理時間)、その割に食べる所も多くないし、そんなに美味しいとも思えず、今年はもっと自信のあるラムチョップで行くことにしました。

ラムのパン粉焼き

私が誰かを招待する時には、曲がりなりにもコースになるように献立を立てます。といっても、ごく普通のもの、例えばスープまたはサラダ、メインと付け合せ、それからデザートという具合です。

今回は、前菜盛り合わせ、サラダ、それにオーブンでパン粉焼きにしたラム、ヌードル、キノコのガーリックソテー、そして出来合いのブッシュ・ド・ノエルという組み合わせにしてみました。
ブッシュ・ド・ノエル

ラムのオーブンパン粉焼きは既に何度も作っているので、レシピ通りに用意するだけ。ニンニクとパセリとパン粉をオリーブオイルで混ぜたペルシャードを載せて、ローズマリーと一緒に焼くだけですが、これがまた誰に出しても絶賛される「シンプル・イズ・ベスト」な料理なのですね。

ラム 調理中

その分頑張ったのが、前菜の「クリスマスツリー風ブロッコリー類」ポテトサラダを台にして、ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコをツリー状に盛りつけるのです。手先の器用な日本人らしいアイデア料理みたいで、クッ○パッドにはそれっぽいレシピがいっぱいありました。でも、こちらでは一度も見たことがありません。だから、サプライズ用に作ってみました。一人分ずつにしたかったので、どうもレシピのようにはツリーっぽくならなかったのですね。それで、リース風にしたルッコラに生ハムとプチトマトをオーナメント風に盛りつけて誤摩化しました。まあ、好評だったのでいいという事にしましょう。

クリスマス用前菜

さて、これが無事終わったので、本当の冬休み。プチ大掃除もしてから、連れ合いと小旅行に出かける予定です。
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カルボナーラの話

今日は、グルメ記事です。

カルボナーラ

先日、遠出をした時にカルボナーラを久しぶりに食べたんです。カルボナーラは自宅でよく作るのです。簡単で美味しいし、連れ合いも好きなので。なので、あまり外では食べないのです。それに外食で頼むと、油断すると玉ねぎが入っているんですもの。こういう所に入っている細切り玉ねぎは、私のほとんど唯一の嫌いな食べ物なのです。

でも、今回のカルボナーラは正解でした。それにちょっと変わっていたのです。ホワイトアスパラガスとトマト・セッキ(ドライトマトをオリーブオイルに入れて戻したもの)が入っていたんですね。これが美味しかったのですよ。なんというか、カルボナーラって少し濃厚なので、最後にちょっと飽きるんですが、この二つの食材が入っていると飽きないんですよ。

これはいいアイデアだ、今度自宅でもトライしてみようと思いました。
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Posted by 八少女 夕

夕飯がいらないくらい

毎回、食い意地が張ってすみません。今日の記事も、例に漏れず……

Vino Moscato

先週の金曜日、ルガーノで開催されたピアノコンサートに行ったのですよ。ルガーノはアルプス山脈を越えたイタリア側のスイスの街。南国の香りがします。

で、お昼ご飯がとても重かったので、夕飯を食べる氣にはならず、コンサートまでの間をバーに行くことにしました。ルガーノに行くとたいてい行く「Tango」というバーです。車で行きましたが、その夜はホテル宿泊だったので安心して飲むことにしました。

選んだのは、甘くて軽い飲み口のヴィーノ・モスカートという白いワインの一種。連れ合いはビールを飲みました。

おつまみ!

それだけでも大満足だったのですが、このバーでは自動的におつまみがたくさん出てくるのですよ。これはイタリア語圏のバーに共通していることですが、飲み物を頼むと自動的におつまみの出てくる所が多いです。いわない限り何も出てこない、もしくは注文しないといけないこともあるドイツ語圏とは違うのです。

何が出てくるかはそのバーによって違います。ポテトチップスやピーナツだけの所もありますし、わりと多いのはピッツァやオリーブ。しかも、どんどん出てきます。お会計はどうなるんだろうと心配になりますが、飲み物題しか請求されません。

で、この「Tango」のおつまみは、すでにおつまみの範囲を超えていて、軽食と言ってもいいボリュームでした。写真は二人分ですが、それにしても……。私たちは、カウンターに座っていて、このおつまみの他に目の前においてあるポテトチップスとピッツァも食べ放題状態でした。

このワイン一杯700円ぐらいでしたから、ものすごくお得だと思っちゃいました。もっとも、ここはお料理もとてもおいしいのですよ。次回はちゃんと食べにいきたいです。
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所変われば……こんなカレー

小説連投もひと息ついた……といっても明後日も小説なんですけれどね(しかも、新たな難題もいただいていたりして)。で、今日はちょっとしたグルメネタでございます。

Riz Casimir

日本のカレーも、本来のインドカレーとは違う食べ物だから、あれこれ言うのもなんですが。

これは「ライス・カシミール」というスイスでよく出てくるカレーです。ご飯の上に、チキンのカレーソースと少なくともパイナップル、もうちょっと豪華だと色々なフルーツが載っています。

日本のカレーソースよりもかなり黄色いですよね。そして、このカレーが、全然辛くないんです。日本のお子様用カレーよりも辛くない。カレーを食べているという感じは全然しません。

でも、私は実は、インドカレーやタイカレーの中辛も食べられないのです。日本のカレーで言うと中辛が限界。だから、スイスで食べるカレー風味シチューみたいな「ライス・カシミール」でもOK。

ちなみに、私が自宅でカレーを作るときは、カレー・ルーが近所では買えないので、スパイスを炒める所から始めます。スパイスは、インド人にいただいた特別スパイスミックス(死ぬほど辛いのでたくさんは使えない)とガラム・マサラ、それにマドラス風カレー粉を私の勘でミックスしたもの。おいしいカレーを作る秘訣は、ニンニク・生姜・スパイスをものすごい量の油で炒める所にあります。油の量は半カップかそれ以上ですかね。それからタマネギ、塩、具材、トマト缶の順に入れていきます。水分が少ないときはスープも投入。一手間かかりますが、美味しいですよ。
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ブイヤベース作ってみた

ブイヤベース

本当はシーフードカレーを作りたくてシーフードミックスを買ってきたんですが。つい、作ってしまいました、ブイヤベース。

「大道芸人たち」の中で、稔が蝶子に衝撃の事実(ヴィルの正体)を教えてもらうシーンで食べていたことをおぼえていらっしゃる方は……いないでしょうね。いいんです。本人の思い入れが強かった割には作ったことがなかったのですよ、実際には。

簡単でした。思ったんですが、この料理を日本で作ろうとすると、あらかじめ材料をいろいろと揃えなくてはならないので敷居が高いと思うんですが、我が家ではシーフード以外、全て我が家にあるものでできましたから、たぶん、こりゃ単なる家庭料理でしょう。簡単な上に、普通に美味しくできました。

例によって、みじん切りの工程にブラウンのマルチクイック(この記事を参照)を多用し、それとティファールの圧力鍋も使いました。

作り方はこんなでした。かなり多めのオリーブオイルでニンニクのみじん切りを炒め、セロリ、人参、タマネギ(全てみじん切り)も炒めます。ここでじっくり。白ワインを投入したあと、シーフードも投入。トマト缶とブイヨンとハーブ類とサフランを投入してから圧力鍋で5分加熱します。その間に残しておいたニンニクみじん切りとオリーブオイルとマヨネーズ、それからわずかなサフランでアーリオオーリオソースを作ります。おしまい。

プロは加熱したあとに野菜を漉すみたいですが、我が家では全部食べるのでこれだけです。今度また作ろうと思いましたよ。

あ、残り物がシーフードカレーに変身しました。これまた美味しかった〜。
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シュニッポ

いつだったかカテンベさんが記事で「シュニッツェルってカツみたいなもの?」と書いていらっしゃいました。シュニッツェルって、こんなのです。

シュニッポ


カツレツは「コートレット」の音訳だと思いますが、ドイツ語だとシュニッツェルです。スイスでよく見るものは豚肉が多いのですが、ウィーナー・シュニッツェルのように子牛肉で作ったり、鶏やターキーで作ることもあります。作り方はカツとほとんど同じですが、最初に肉を叩いて薄くしてあるのが普通です。

シュニッツェルにポムフリット(フライドポテトのことです)を添えるのがお約束みたいになっていまして、これを略して「シュニッポ」ということがあります。どこのレストランにもたいていあるポピュラーなメニューです。

いつだったか、社会生活に疲れて失踪し、山の中に何年も籠っていた女性が発見されて保護されたことがありました。その方がテレビでのインタビューの「戻って最初に食べたい料理は何ですか」に「シュニッポ」と答えたことが今でも忘れられなかったりします。私も時々無性に食べたくなります。
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イチゴシロップとジャム

予定では、この記事の表示中に44444Hitが来そうです。そういうわけで記念リクは、この記事のコメ欄でお願いします。(あ、しつこいようですが、過ぎてからですから!)

今日は、トラックバックテーマ関連にするはずだったのですが、44444Hitになりそうなので、別の記事にすることにしました。

最近、シロップづくりばかりしている私です。もちろん、私がやるからにはウルトラ簡単なものばかりなんですが。

イチゴシロップとジャム

近くの有機農家では、イチゴやラズベリー、それにブルーベリーなどを自分で摘ませてくれるのです。で、今はイチゴの季節。

大体週に一度、1.5キロくらい摘んできます。1200円くらいです。今の時期はもう甘くなりだしたので、半分は生で食べて、半分をシロップやジャムにします。もう少し前のは生食にはちょっと、という味だったので(スイスの普通のイチゴは大抵そういう味です。近所の有機農家のイチゴはかなりおいしい方です。日本のほどは美味しくありませんが)全部シロップ化していました。

イチゴシロップとジャム

作り方は簡単。イチゴを洗って同量の砂糖をまぶします。(砂糖の量に驚いてはいけません、カロリーのことを考えるのも止めましょう)レモンを適当にしぼり、そのまま放置します。水分を何も入れないのに、翌日には浸透圧でイチゴから出てきた赤いジュースにイチゴが浮くようになります。一日一回かき回して七日放置したら、もう一度かき回して、ざるで水分と残ったイチゴにわけます。水分のほとんどを二分間沸騰させます。それがシロップになります。

残りの若干ミイラ化したイチゴをミキサーで滑らかにします。ほんの少し残しておいた水分と一緒に沸騰させるとそれがジャムになります。保存料が入っていないので熱湯消毒した瓶に詰め、出来るだけ早くに飲みきり、食べきります。

かなりの量を作っていますが、連れ合いが客と一緒にどんどん飲んじゃうのですよね。でも、そろそろイチゴシロップはやめよう。生で食べるのと、冷凍にしようと思います。次はイチゴを小切りにして冷凍しておくと、客が来た時に生クリームと砂糖と混ぜるだけで即席でアイスクリームも出来るのです。
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サンドイッチ談義

最近お友だちにしていただいたcambrouseさんが「作中で登場人物が食べているサンドイッチの中身のことを考えている」という記事をお書きになっていられて、「ああ! 私も書いてる!」と思ったら、記事にしたくなってしまいました。

クラブハウスサンドイッチ

ちょうど現在執筆中の「Infante 323 黄金の枷」の中で、お昼ご飯を食べるシーンがありまして、そこに登場したのがこんなサンドイッチです。写真は、ポルトに行く度に入り浸っているカフェ・グアラニのもの。これはポルトガル料理でもなんでもなく、日本でも普通に食べられるクラブハウスサンドイッチです。作品中で合わせた飲み物は、ポートワインの白を極上のトニックウォーターで割って、レモンを浮かべたもの。すみません、自分の趣味全開です(笑)何を食べていても作品の大筋にはまったく関係ないんですが。

スイスにおける日常生活でも、サンドイッチはよく作ります。日本にいた時よりもずっと作る回数は多いです。理由その一。パンがいつもあるから。日本だと、とにかくあるのはご飯でパンは朝食用にしても必要以外の分量はないじゃないですか。で、サンドイッチは「作ろう!」と決意しないと作らない。で、お店に行くと作るよりも簡単においしいサンドイッチが買えるので、あまり作らなかったのですよ。

理由その二。スイスで買えるサンドイッチが高い。スーパーやキオスクに行けば、もちろん売っているのです。しかし、その値段がねぇ。コンビニのサンドイッチって今いくらなんでしょうか。私が日本にいた頃よりは高いかもしれませんが、しかし、二切れの三角サンドイッチが450〜700円ってことはありませんよね? その値段なら東京だと定食屋でたっぷり食べられますよ。そう思うと、軽くサンドイッチでも買うか、という氣にはならないのです。

で、自分で作ります。かつてバイトしていた所で、おいしいサンドイッチの作り方を習ったので、それをアレンジしてつくりますが、基本的にはサンドイッチパンを生では使いません。バゲットにしろ、四角いパンにしろ一度トーストします。バター、マヨネーズ、ディジョン・マスタードを塗り、メインとなる具(ハムやチーズ、ローストビーフまたは生ハム、もしくはハーブ入りスクランブルエッグといったもの)をはさみます。そして、何か緑、レタスやルッコラなど、キュウリのピクルスや薄いトマトは、出来るだけパンに触れない所にはさみます。

そう、私のサンドイッチづくりは、けっこう氣合が入っています。これはパトリス・ジュリアン著「フレンチスタイルのサンドイッチ」に思いっきり感化されたからです。ここで彼はファーストフードとしてのサンドイッチと、彼の馴染んできたフランス式サンドイッチのカスクルートを比較して「カスクルートはファーストフードではない。シンプルでありながらも創造性を刺激する夢の食べもの」と紹介しているのですよ。

私の作りたいサンドイッチはこのカスクルートの延長線上にあって、だからパリパリのパン、ちょっとリッチな具、厳選されたバターやマスタードなどにこだわるのです。自分で食べても幸せですが、連れ合いが「これはおいしい」と太鼓判を押す時は、かなり幸せ度がアップします。

あ、もっとも今のマイブームは、バターと自分でつくったイチゴジャムだけをはさんだ、超シンプルサンドイッチ。


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来年、また逢いましょう(ヨーグルト編)

今日の本文とは関係なく三つどうでもいいことを。

この間の「五月甲虫」の話、私の記事だけでも「なんでそんなに多いの?」「大袈裟なんじゃ?」と思われた方が多かったと思いますが、戦前はこんなものではなかったらしいです。先日94歳の方に伺ったのですが、当時は一家族あたり10リットル分を捕まえて役所に持っていくのが義務だったそうです。村民総出で捕獲して処分しないととんでもないことになる、って量だったのですね。現在はその大虐殺を乗り越えた虫たちの子孫が飛んでいるというわけです。

もう一つ別のお話。最近コメントをくださるようになった方のブログにお邪魔して、小説を読みはじめたのですが、それについているコメントがとんでもなくひどくて驚愕しました。それ感想じゃなくてただの悪態……。こういうのを眼にしたのははじめてではありません。共通しているのは「小説家になろう」に登録している方の小説なんですよね。あそこに登録すると、こういう読者がくるんだろうか……。「なろう」とか「アルファポリス大賞のエントリー」とか、読んでくださる方は増えるんだろうけれど、やっぱり激しく尻込みしてしまうなあ。今のところ、ここで細々としているのでいいや。

三つ目。なんと昨日、10000拍手を超えました。9999目の拍手をくださったmiss.keyさんにご指摘をいただきましたので氣がつきました。miss.keyさんから何か記念のリクエストがありましたら喜んで書かせていただきたいと思っていますが、もし「でも、私は10000目の拍手したのに」という方がいらっしゃいましたらお申し出くださいませ。前書きが長くなりましたが、この下からが本日の話題です。


マンダリン味のヨーグルト

偏愛しているものと別れるのはちょっと寂しいものです。

何の話かと言うと、このヨーグルト、普段買い物をしているスーパーで売っていた大好きなマンダリン味のヨーグルトなのですが、店頭から姿を消しました。そう、毎年冬季限定なのです。春が来るとお別れなのです。春は大好きですが、これがある週からこつ然と姿を消していると、とても悲しい。

私は氣にいった味があると、しつこく食べ続けるタイプです。そりゃ松坂牛のヘビーローテーションのような真似は経済的に無理ですが、小さな楽しみならしつこく繰り返してもいいですよね。

マンダリン味のヨーグルトの代わりには、イチゴ味や、ブラッドオレンジ、レモンなど豊富なバリエーションがあるのです。年間を通してなくならない大好きなメープルシロップ味をメインにして、いろいろな味を食べてこの寂しさを紛らわすつもりですが、やっぱり早く再会したいなあと思ってしまいます。

あ、もっともこの180ccのヨーグルトには角砂糖三個分の砂糖が入っているそう。夏の間はちょっと控えた方がいいのかなあ。
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美酒に酔うといっても

今日は「美味しい話」カテゴリーですが、美味しかったものの話ではなくて、お酒について考えた事などを。そういっている横から、きっと私は飲んでいる事でしょう。再びポルトにおります。

自宅でティント・デ・ベラーノ

先日発表した小説「大道芸人たち 番外編 ~ 郷愁 - Su patria que ya no existe」の中でもちょっと触れたのですが、お酒の飲み方に日本とヨーロッパでは違いがあるように思うのです。

日本人である稔は、その日本式の飲み方とヨーロッパ式の飲み方を自然に使い分けている、つまりそれも彼の順応の一つとして描写したわけですが、私もそれを意識しています。

具体的にどう違うか。日本では酒は酔うために飲むもの、ヨーロッパでは楽しんでもいいが酔ってはならない、という意識を持って飲むものと大ざっぱに分けられると思います。ここで大雑把と言っているのは、当然ながら「全ての日本人」「全てのヨーロッパ人」とはくくれないからです。

ヨーロッパでは「酔っぱらう」というのは恥ずべき事に数えられます。例えば、東京の深夜、正体もなく酔っぱらったスーツを着た男性が路上に横たわっていたりしますが、それはあまり珍しい事とも言えないし、その男性がアルコール依存症で治療を必要とすると思う人は少ないでしょう。「まあ、酔っぱらいたい時もあるよね」と勝手に理解してあげてそっとしておく、それが日本の社会における酔っぱらいの地位ではないかと思います。

アルコールハラスメントのことがしばしば話題になるのも、そもそも日本人に「人を酔わせて何が悪い」と思う人が多いからだと思います。自分が酔っぱらうのを恥ずべき事だと考えているヨーロッパでは、それを人に強要するのはそうとう問題のある思考回路とみなされます。

だからといって日本人が恥ずべき精神構造を持っていると言いたいわけではないのです。なぜこうなってしまうのかというと、もともと日本人の多くはお酒に弱いのです。身体の中にはアルコールを分解する酵素があるのですが、その型が人によって違います。詳しい事は割愛しますが、酵素の方によってお酒の強い人と弱い人がいるのです。そして欧米人はほとんどが強いタイプで、日本人には弱いタイプが多いんだそうです。これは遺伝によって決まっているので、鍛えても酵素が増える事はないでしょう。

そういう弱い人が強い人と同じように飲むと酔ってしまう。でも、それは珍しい事ではないので日本では「酔っぱらってもしようがないよね」の認識が広まってしまったのだと思います。弱い人をほとんど見た事がない欧米人にしたら「あんなになるまで飲むなんて、どういうことだ」なんですよね。そうです、お酒に強い欧米人だって量が過ぎれば酔います。でも、そこまで飲むのはアルコール依存症かその予備軍でしかないわけです。

一杯や二杯のワインではまったく酔わないから、ランチにワインを飲むのも当たり前だし、ワインを一杯飲んで車の運転をするのも違法ではないのです。ただし、飲めない体質の人が飲んで運転するのは危険行為なので、そのばあいは自分で断るのが常識。そして、それを強要するような人もいません。

私はごく普通に飲める方ですが、ヨーロッパでは酔う前に自分で止めます。それは自宅でも同じ。ワインだと二杯か三杯まで。カクテルやウィスキーでも自分の状態を観察しながら、飲みます。日本に帰って、周りが酔って騒いでいる時には、そりゃ普通に飲みます。一人だけ醒めていても場違いなだけですから。ただし、誰かのお世話になるほどたくさんは飲みません。お世話してくれる人もいませんしね。

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Posted by 八少女 夕

カレーを独り占め

最近、小説ばかりの更新になってしまっているので、ちょっと別の話題を載せてみたくなりました。あ、今日はこの下にも記事があって、明日からの新連載の登場人物などをご紹介しております。

春遠からじ

上の写真はこの記事の本文とは関係なく、現在の我が家の近くの様子を。いやあ、春ですねぇ。これが咲くのは今年は早そうだから四月の末でしょうか。大好きなリンゴです。で、この下からがグルメのお話。

牛たんカレー

先月の事ですが、連れ合いがミラノの展示会を観に行ったのですよ。「一緒に来る?」と一応は誘われたんですが、お断りしました。私はバイクの後ろに乗るのは好きでも、あまりパーツなどには興味がないんですよね。それよりもscriviamo!で次々いただいていた作品に返掌編を書きたかったのです。

そして、鬼のいない日は、私は日本の味を楽しむと決めているのですよ。水炊きを作ったり、和定食みたいなものをつくったり、いろいろと楽しむのですが、この日はまず日本で前回の帰国の時にゲットしたこのレトルトカレーを開けてみる事にしたのです。

この極上牛たんカレー、レトルトとは言え800円近くするのです。でも、外食でカレーを食べる事を考えればそんなに高くないです。それにね。実家の近くで売っていたんですが、そのときたまたま楽天の優勝セールでお試し価格になっていたのですよ。で、二つ買ってきました。連れ合いと食べてもよかったんですが、きっとヤツにはわかるまい。だから一人の時の楽しみにしてみました。

いやあ、レトルトなんですけれど、美味しいですねぇ。味はオーソドックスでクセはありません。辛みもマイルドです。激辛の好きな方には物足りないかもしれません。でも、なんていうんでしょうか、日本のカレーのおいしさがぎゅっと凝縮された感じでした。

日本のカレーは世界の他の国で食べられるカレーとは違います。田舎住まいの私は当然ながらカレールーを入手できません。毎回カレー粉からそれっぽいカレーを試しているけれど、どうも日本のカレーにはならないのですよ。それはそれで美味しいのです。でも、やっぱり、こういう「ああ〜、これが日本のカレーだわ」というのを食べると、胃が喜ぶんですよね。日本人のDNAに擦り込まれているんでしょうか。

このにしきやの極上牛たんカレーは、その遺伝子が反応するような味です。ええ、本当に美味しかったです。
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Posted by 八少女 夕

お菓子を独り占め!

夢の箱

つい先日、大人になったけれど……という記事を書いたばかりですが、大人になってよかったと思うこともいろいろあります。たとえば、子供の頃に買いたくても買えなかったお菓子は買い放題です。さすがに一万円分のカールは買いませんけれど。

ええ、普通の大人はこんなことはしませんよ。自分へのご褒美を買うにしても高級ワインや、一粒で500円もするチョコや、プチジュエリーや、欲しかったブランドの服などに手が伸びるものです。子供用のお菓子などはいつでも買えますからね。

でも、私はいつでも買えるわけではないので、日本に帰った時に子供の頃に欲しかったお菓子などをどっさり買って持ち帰ったりするわけです。つい先日、日本から送った船便が届きましてね、ええ、こういう状態になったわけです。(もちろんお菓子だけを送ったわけじゃないですよ!)

子供の頃、遠足には300円ぶんだけお菓子を持っていっていいということになっていました。遠足の前日になると親がお小遣いとは別に300円をくれるわけです。ひと月分のお小遣いに匹敵する額を、一日でしかもお菓子だけに使っていいというのは、子供の頃の私には夢のようなことでした。遠足そのものは嫌いだったのですが、このお菓子を買えるということだけに大喜びしていました。でも、300円なので、どんなに頑張っても大量には買えないのです。大好きなお菓子をどう買うか、必死に頭を悩ませました。単価の安い駄菓子を混ぜて量を増やそうかとか、一度は250円もするあのお菓子を買ってみたいとか。あの頃こどもだった皆さんは、きっと同じような思い出をお持ちではないでしょうか。今はどうなんでしょうね。

その思い出が強烈なため、日本製ウスターソースや仁多米などの「日本でしか買えない食材」とは別に、お菓子を買って帰りたくなってしまうのです。大人になったし、日本には数年に一度しか来ないのでと理由をつけて、日本では必ず一度はスーパーに行ってこの手のお菓子を買います。あ、マスカットキャラメルだけは岡山で買ったものですけれど。これは連れ合いに狙われて全部なくなってしまいました。残りは私が一人で食べています。疲れたな〜という時の、ちょっとした特効薬になってくれていますよ。

この記事は、自分へのHappy St. Valentine Day! ですよ。友チョコがあるなら、自分に贈ってもいいでしょうってことで。
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Posted by 八少女 夕

家庭で作れるトルコ料理

あれ、グルメ記事は久しぶりでしたね。いろいろと食べてはいるのですが。

トルコ料理

この写真、みかけはいまいちなんですが、私が最近凝っているトルコ料理シリーズなのですよ。

トルコ料理はフランス料理、中華料理と並んで世界三大料理と言われています。和食(ユネスコ世界遺産でしたっけ、おめでとう!)を差置いて、何ゆえと思うのですが、実際に食べてみると味が思ったほどエスニックではなく、とても食べやすくてバラエティに富んでいて、かなり日本人向けだと思うのです。

私とトルコ料理の出会いは、遠い昔、大学生のときでした。私、大学では東洋史(主にイスラム史)を専攻していまして、必然的にゼミの食事会などはイスラム系のレストランに行くことが多かったのです。大学三年生の春休みに訪れたイスタンブールで食べた、安くて美味しいトルコ料理も忘れられませんね。

とはいえ、この歳になるまで自分で作るチャンスってあまりなかったのです。で、前回の帰国の時に見つけた料理本「家庭で作れるトルコ料理」を姉がプレゼントしてくれたのを機に、スイスでも作れるかなと材料を探したのですよ。そしたらいやあ、田舎でも揃っちゃうんですね。むしろ東京にいるよりもいろいろと簡単に揃うみたいです。なんせイスラム系の移民多いですし。マクドナルドがない街にもケバブ屋さんありますし。

で、この写真を撮った晩につくったのは、白いチーズとヨーグルトのディップ、ハイダーリ。それから普通のピーマンの肉詰め、そしてブルグルというひきわり小麦を使ったピラフ。かなり簡単に作れて、とても美味しい! これからもかなりの頻度でこの本を使うことになりそうです。日本にある材料で作れるというのがふれこみの本ですので、日本でも作れますよ!




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Posted by 八少女 夕

紀ノ国屋で買った

日本に帰ると、必ず行くのがスーパー、紀ノ国屋です。高級食材を扱っていて、若干普通のスーパーより高いのですが、その甲斐のあるこうクオリティのお店です。実は、私はこのスーパーで四年近くバイトをした事があって、今でも親近感を持っているのです。商品や顧客に対する姿勢もちゃんとしていて、いい意味での日本らしいサービス。高くても何でもいいから行きたくなるお店です。

美味しいものたち

とはいえ私は大金持ちではないので、食べたいものの山の中から厳選して美味しいものを買ってくるのですが、中でも絶対に外せないのが、カスタードプリンと粗挽きのソーセージ。泣きたくなるほど美味しいのです。ドイツ語圏に住んでいたって、こんなに美味しい粗挽きソーセージは滅多に食べられないのですよ。プリンは何をか言わんや。

みかんも見えていますね。うん、日本のみかん美味しかったな。あと、この日はカキフライも買いました。私はあまりカキフライというものを好んで買わない人なんですが、食べたらとっても美味しかった。ああ、幸せでした。ええ、日本帰国で太りましたとも。
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Posted by 八少女 夕

チーズ・フォンデュの季節だよ

朝にマフラーと手袋が必需品となり、夜は薪ストーブに火をくべる。そう、スイスは徐々に冬モードです。ここ数日は嘘のように暖かかったですけれど……。

チーズ・フォンデュ

で、冬と言ったらこれなのですよ。チーズ・フォンデュ。

日本で売られている「チーズ・フォンデュ温めるだけセット」では「四人分、400g」などと書いてあります。そして、これだけを食べる人はいませんが、スイスではこれだけを食べるのですよ。一人分は250gです。四人分作る時はチーズ1キロですよ、もちろんナチュラスチーズで作るのが本物。出来合いのパックとは味が違います。

まず、ニンニクで鍋に香りをつけます。そしてみじん切りニンニクはチーズに混ぜます。鍋に白ワインを入れてコンロにかけます。水なんか入れてはいけません。削られたチーズ(配合は乳製品屋ごとに違うのです。ヴァシュランとグリュイエールの半々が多いかな)を少しずつ鍋に入れ、溶かしていきます。全部溶けきったら、胡椒とナツメグで味を整え、キルシュ(強いおサクランボの酒です)で溶いた片栗粉を投入。

白パンは二日前のものがベスト。ただし、工場で作ったようなパンではなく、ちゃんと皮がぱりっとしたものでないといけません。ふにゃふにゃのパンはチーズの中で見失います。チーズを落とした人は罰として白ワインを奢る事というルールがあります。

そして、あとは食べる。専用フォークに突き刺したパンで鍋をかき回しながらチーズをすくいます。携帯コンロで温め続けているので、必ず誰かが鍋をかき混ぜているようにしなくてはならないのです。そこから焦げますから。(それを洗う主婦は大変なんですよ! 焦がさないで!)

一緒に飲むのは白ワインか紅茶を。水や冷たいジュースを飲んではいけません。お腹の中でチーズが固まってしまうそうです。

そして、それから数日間、家の中はチーズ臭に満ちます。冬と言ったら、チーズ・フォンデュ、試される方は自己責任で(笑)

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Posted by 八少女 夕

ザウゼルの季節

秋は実りの季節。葡萄の葉が赤く色づきだすと、新酒を飲めるようになるのも近いというわけです。

葡萄が実る

この時期に、私が楽しみにしているのは、ワインではなくてザウゼルです。これはですね。葡萄ジュースをワインにする過程の、発酵しはじめたばかりの飲み物なのです。アルコール分はほとんどありません。(甘酒以下でしょう)でも、葡萄ジュースでもないんです。なんというのか、「あっさり、すっきり、葡萄ジュース」ではなくてもう少し複雑な味で秘密を隠しているような、そんな感じなのです。

ザウゼル

九月の半ばから今ぐらいのザウゼルが、私は一番好きです。これが十月の終わりだと発酵が進み過ぎて、秘密もへったくれもない、謎の飲み物になってしまうのです。それだったらワインの方がずっと美味しい。

もし九月にスイス、それもグラウビュンデンにいらっしゃる方は、ぜひ飲んでみてくださいね。実は、スイスでもこの飲み物が普通に出てくる地方は限られているみたいなのです。美味しいのにどうしてでしょう?
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Posted by 八少女 夕

ビルヒャー・ミューズリー

ミューズリーを作ろう

そういえば、「リナ姉ちゃんの居た頃 -1-」でも紹介しましたっけね。スイスの夏のグルメ(?)ビルヒャー・ミューズリーです。

もともとは健康食、体を壊した人に特別の療養所で考案された治療食だったようですが、現在ではごく普通の夏の食事として広まっています。

見ていただくとわかるように、ヨーグルト入りシリアルです。でも、朝食だけではなくて、昼に食べたり夕食にしたりもします。肉体労働者だと「こんなデザートみたいなもんで腹が膨れるか」とお思いになるかもしれませんが、オフィスワークの方なら十分です。思った以上にお腹にたまります。シリアルの種類がコーンフレークなどと較べて重いのです。

そして、これは乳製品の食べられるベジタリアンの方なら召し上がれますよ。ローフードを目指している方もよく食べるんじゃないでしょうか。夏、暑くて火を使って調理なんかしていられないと思われる方も、一度お試しになってはいかがでしょうか。
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Posted by 八少女 夕

ロシュティのこと

ロシュティ

スイスの伝統的な料理に多いのがジャガイモとチーズ。チーズはまだしもジャガイモは大航海時代の前にはなかったはずだから、そんなに古い伝統食じゃないはずなのですが、これでもかというくらいジャガイモが付いてきますね。

で、ロシュティはもともとはベルン地方の伝統食なのかな。細く切ったジャガイモを焼き付けるんですが、これをね、自分で作ると本当に時間がかかるんですよ。いやあ、永久に食べられないんじゃないかというくらい。でも、ちゃんとカリカリになっていないと美味しくないんですよ。

だから、レストランで食べるのが好きな料理の一つです。
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Posted by 八少女 夕

ピッツァに恋して

なんか頭のねじが外れちゃった人みたいなタイトルだな……。しかも、昨日の記事のあとのこれ。ま、いっか。

Pizza!

真夏のイタリア、またはイタリア語圏スイスでピッツァを食べるのが好きです。外のテラスで、ワインと一緒に。ぱりっぱりの薄い台は、本物のピッツァ窯で焼いた証拠、ふざけたウェイターの愉快なイタリア語と一緒に楽しみます。

問題は、一人じゃ食べきれないことなんですよ。最近は、連れ合いの胃も小さくなって来たみたいで一人一つ食べるとは言いださなくなり、二人で一つ頼んで、そのかわりドルチェも頼むことが可能になってきました。願ったり。このあたりだと、ドルチェもイタリア語圏に限る、なんで。

写真はポスキアーヴォ風生ハムとルッコラのピッツァ。美味しかったですよ。
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