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Posted by 八少女 夕

ポルト旅行の戦利品

春の休暇を終えて、土曜日にまたスイスに戻ってきました。四度目のポルト旅行でしたが、今回は「Infante 323 黄金の枷」を書き終えて初めての旅行だったので、頭の中は完全に「そっちの世界」ばかりを追っていました。そして、買ってきたものも、「関連グッズ」ばかりに。といっても、作品そのものが「裏ポルト案内」になっているので、ここにあるものはどれも典型的なポルトガル土産ばかりです。

ポルト旅行戦利品

前回は大きなポートワインを二瓶も買ってきて重かったので、今回はそれは諦める代わりにいろいろと楽しいものを買い込んできました。

さて、右手の方にはCDが三枚。ファド歌手ドゥルス・ポンテスのベストアルバム、ドゥルス・ポンテスとエンリオ・モリコーネのコラボアルバム「focus」、そしてギターラの名手カルロス・ペレーデスのもっともよく売れているアルバム「Uma Guitarra com Gente Dentro」ですね。

現在は、カルロス・ペレーデスのCDを聴きながらこの記事を書いているのですが、ええ、買ってきてよかったと浸っております。もともとは19ユーロしていたものですが、最後の一枚で5ユーロのセールになっていました。もちろん「青い年」(「Infante 323 黄金の枷」で23が弾いていた曲です)も入っています。

今回買ってきた三枚のCDには、すでにiTuneストアで購入済みの作品がかなり入っているのですが、アレンジが違ったり、他の知らなかったけれど欲しかった作品が入っていたりして、現地で店員のおすすめに従って買ってよかったと幸せをかみしめています。

それと同時に、音楽の話だけではないのですが、スイスで調べながら書いたことが現地の人びと感覚とほとんど違っていなかったことがいろいろと確かめられて、ホッとしたロケハンでもありました。

ポルト旅行戦利品

さて、ポルトガル土産と言ったら「ポルトガロ」です。この黒い雄鶏は、「ポルトガル」と「ガロ(雄鶏)」の駄洒落ですが、わかりやすい土産物として、あちこちで使われています。私の小説ではまだ執筆中の「Filigrana 金細工の心」の主人公であるInfante 322(例のヴァイオリンを弾く23の感じの悪い叔父さんですね)の職業が、これを彩色することでして、その関連で欲しくなって買ってきました。ランチョンマットとそれからオリーブを出すときなどに使えるピック(楊枝)。

奥にはさりげなく石鹸が置かれています。そう、「Infante 323 黄金の枷」で、主人公が愛用している柑橘系の爽やかな石鹸。これですよ。無事に入手できました。一人で浮かれていて、傍目にはかなり怪しい私でしたが、いいんです。

雄鶏の後ろに見えているのはミニサイズのポートワインが二瓶。奥のはグラハムの2004年ものヴィンテージです。ちょっとお高かったので、これは私の誕生日用。手前は銘柄が「ドンナ・アントニア」だったので買ってきました。いいんです、独りよがりでも何でも。このドンナ・アントニアは、このメーカーの創始者で且つポートワインビジネスを始めた最初の女性。ちなみに私の小説の一キャラがこの名前になったのは単なる偶然です。

ポルト旅行戦利品

手前の金色のアクセサリーがフィリグラーナです。ハート形のペンダントは「ヴィアナのハート」といって、美人が多いことで有名なヴィアナで裕福な親が子供の婚礼道具として作成してきた金細工がポルトガル土産になったもの。金色ですが銀です。外伝の「午餐の後で」で彩洋さんのところの詩織にアントニアがプレゼントしたもの。もっと大きくて金で出来ているという設定ですが、イメージはこんな感じです。ついでにお揃いの指輪も買ってきました。

奥に見えているエスプレッソ・カップは「ハリポタ」でも有名なレロ書店(彩洋さんの『青の海、桜色の風 』にも登場)で買ったもの。

ちなみにスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラへ行ったときのお土産もありまして、小さいスーツケースはパンパンだったのです。サンティアゴではクッキーとチョコレートを買いました。これは試食をして美味しかったからですね。ポルトでは生菓子の方が美味しかったのですが、サンティアゴでは焼き菓子。これは義母の所へ行くのでしょう。



この記事を読んで「Infante 323 黄金の枷」が読みたくなった方は……

「Infante 323 黄金の枷」「Infante 323 黄金の枷」をはじめから読む
あらすじと登場人物

追記


ドゥルス・ポンテスの歌の中から、ポルトガル讃歌になっているこの曲を。
Dulce Pontes "Fado Português"

Videoclip "Fado Português" (José Régio/Alain Oulman) in album "Caminhos"- Movieplay Portugal.
Directed by: David Productions (England)
関連記事 (Category: 黄金の枷 とポルトの世界)
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Comment

says...
旅行の戦利品(*^_^*)
これを並べている時って、ちょっと至福のひと時ですよね。旅行の思い出を噛みしめるひと時。そうそう、やっぱり並べちゃいますよね(*^_^*)
ポルトガロ、うちにもいます。リスボンに行った時に買ったもの。その時は何だかよく知らなくて、なんかいっぱい黒いニワトリがいるから、これが名物にちがいない、というそれだけで。
そして、あの本屋さんにはカップまで売っているのですね。作りはレトロだけれど、結構現代的な発想の品ぞろえの本屋さんという感じなのでしょうか。ドンナ・アントニアなんて素敵なポートワインまであって、すっかり『黄金の枷』ワールドの旅、楽しまれたことと思います。すでに書き終えた後でも、つじつまの合うところを見つけては嬉しくなっちゃう、そんなアフターロケハン、ですよね。
さて、またまた続きも楽しみにしています!
2015.03.31 14:58 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

旅の準備も楽しい、旅そのものも楽しい、そして戦利品を並べて悦に入るのも楽しい。
そんな感じですよね。

「こんなに買っていたんだ」って驚いたりもするんですけれど、買うかどうか迷って「後にしようかな」と思って買えなかったりしたこともあるので、「買えてよかったな〜」なんて喜んだり。

ポルトガロ・グッズは避けてもどこかには入ってきちゃうくらいいろいろと使われているんですが、今回買ってきたピック立てはかなりのヒットです。チーズをサイコロ状にして、ローズマリーとオリーブオイルに漬けるのをよく出すんですが、それにぴったり(笑)

あの本屋さん、とにかく観光客が多くて、去年までは撮影禁止の張り紙の山で、ちょっと感じ悪かったんですが、今年からそれは撤廃されていました。だからいっぱい写真も撮ってきちゃいました。
二階に、オリジナル・グッズコーナーもあって、このカップやトートバッグ、それに栞など、頑張って商売していましたよ。

売っている本自体は、ごく普通の本屋さんです。あの本屋だけでなく、ポルトには建物の美しいお店はいっぱいあって、そこに普通の商品が追いてあるのは「あたりまえのこと」みたいですね。

今回もそうなんですが、私は三月にしか行ったことがなくて、その季節しか知らないので、仲良くなった現地自身をつかまえて夏のことを根掘り葉掘り訊いたり、ファドやギターラのことを教えてもらったり、連れ合いは「なんだこいつ?」だったかも。でも、つじつまはあっていたのでこれからの分の公開にもちょっと安心しました。

というわけで、残りの二つも、鉄が熱いうちに書かないと……。

コメントありがとうございました。
2015.03.31 18:25 | URL | #9yMhI49k [edit]

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