scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

Insomnia

久しぶりにトラックバックテーマでもいってみましょうか。テーマは「 1日最低何時間寝たい? 」です。あ、記事のタイトルは「不眠症」という意味ですよ。ブログのお友だちのcanariaさん記事に触発されて。「不眠症」というとちゃんとした症状と悩みに聞こえるのに「Insomnia」というと、どこか陰微(淫靡か?)に響くのは、わたしだけかしら。

まず、トラックバックテーマに答えちゃいます。最低と言われれば六時間ですかね。これ以下になりそうだと、ちょっと「まずい」と思ってしまう最低ラインです。たとえば、明日は仕事だから、絶対に十二時には寝ないと、という感じで計算します。

でも、実はそれ以外にも、就寝時間が深夜十二時過ぎるのも嫌なのですよ。第一に、十二時過ぎると眠くて人の話を聴かなくなります。それに不機嫌になります。第二に、それ以後だと寝付きが悪くなります。だから、十二時に寝て六時に起きるのと一時にベッドに行って七時に起きるのでは、翌日の体調が違うのです。これは、私一人の話なんでしょうかね。

ちなみに朝寝はいつまででもできるタイプ。十二時までぐだぐだしているのも、何ともないのですが、スイスって国はね、人としてそういうのは許されないみたいで。土曜日の朝八時に郵便屋が来ちゃうんですよ。お店の開店も八時ですし、人としての最低ラインがたぶん日本よりも早起きみたいなんですね。義母に至っては八十すぎているのに毎日六時半に起きているらしいし。私なら定年後は毎日九時まで寝ていたいと思うんですけれどねぇ。



で、こちらから先は、不眠症のお話。

実は、スイスに来てからしばらくはひどい不眠症に悩まされていたのですよ。それが今ではいくらでも眠れるようになったという話を少し。

全く眠れないわけではないのですが、毎晩、十一時くらいにお布団に入っても二時くらいまではまったく寝付けず、寝ても何度も何度も起きてしまい、熟睡できないままというのが、一年以上ありましたかね。

その当時は、今のように普通のお勤めしていない無職だったので、体がだるければさらにぐったりしていれば済んだのですが、これが働いていたら全然仕事になりませんよ。

今でも、旅行などでたまにそういう状態になりますが、一晩くらいよく眠れなくたってなんともありません。なんせ毎日あんなでも生きていたんですから。

まあ、いろいろと不安だったのだと思います。異国だし、言葉もよくわからないし、勝手が違うし、経済的にも「こんなんじゃヤバい」だったし、あれで熟睡できる神経はかえって怖いかもしれません。

そういえば、「大道芸人たち Artistas callejeros」の主人公の一人ヴィルは不眠症ですが、私の経験が、そのキャラづくりに使われていたりするわけです。

で、どうやって克服したかというと。もちろん状況が変わって精神が安定してきたというのはあります。新しい住まい、仕事、言葉、それに生活サイクルがちゃんとしてきたんですね。それに加えて、いいマットレスにめぐりあえたということもあります。それに、これを言うと読者の方に殴られそうですが、私のベッド幅160cmなんですが、独り占めです。三回くらいゴロゴロしても下に落ちないんです。

そして、もう一つがホメオパシーです。

私は、いわゆる西洋の薬を可能な限り飲まないのです。そりゃ、命に関わる時には飲みますよ。抗生物質がないと死んじゃう時だってありますからね。でも、例えば風邪を引いたとか、頭痛がするというような時に「とりあえずお薬」ということはしない人なのです。

そういう人というのは、自然療法もしくは代替療法というものが効くんですね。ホメオパシーというのは、日本だと「エセ科学」扱いする方もいますが、ヨーロッパだと代替療法として追加保険料を払うと健康保険がつかえたりするくらいポピュラーに認められているのですよ。

で、なぜ私がホメオパシーを使うかというと、私がオカルト好きだからではなく、本当に効くからです。でも、信じているから効くのではなく、ちゃんと選ばないと効かない。自分で「これだ」思っているものではなくて、正しい選択をした時だけ効果があると実感しているから使うのです。

ここまで書いて「?」な方は、ホメオパシーなどというものは聞いた事もない方だと思います。簡単に言うと、「同じ症状を起こすものをごく微量与えると症状を抑えることができる」という療法です。例えば、玉ねぎのエキスを分子レベルまで水で薄めたものをしみ込ませた乳糖(レメディ)を摂ると、鼻水などの症状が止まるという具合です。

で、私はこのホメオパシーで、自分の体質にあったと思われるレメディを見つけまして、それはもともと咳やPMSの症状をなんとかしたくて摂った「プルサティラ(セイヨウオキナグサ)」だったのですが、それらの症状が治まったと同時に不眠症もなくなってしまったのですね。

ちなみにホメオパシーというのは、この人にこれが効いたから、全員に効くという類いのものではありません。だから、睡眠薬を飲むように、「プルサティラ」を飲んだからといって誰でも不眠症が治るというものではないのです。症状に対して効くのではなくて、その本人の体全体で一番合致するものが効くからなのです。ただし、ポテンシーのあまり高くないもの(薄めた回数がさほど多くないもの)であれば、効かないものを飲んだとしても副作用はありません。小さなお砂糖を舐めただけと同じですから。ところがも効くとなると劇的なのです。五分くらいで体に変化が現れます。「いや、お砂糖飲んでこれは変でしょ」と自分でツッコむくらいなのです。

私の大ざっぱすぎる説明で、ホメオパシーとは何かということを学ぶのは危険なので、興味を持たれた方は専門のサイトや書籍がたくさんありますから、調べてみてくださいませ。

で、不眠症を脱した私は、今度はお布団大好き娘になってしまいました。で、この記事のはじめに戻りますが、土曜日の朝っぱらから郵便配達に起こされて「ちっ」と思う、でも、スイス的には「まだ寝ていたんかい!」と思われてしまうしょーもない女になってしまったのでした。

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当の前川です。今日のテーマは「 1日最低何時間寝たい? 」です。ようやく暖かくなってきましたね少し前まで、夜は早く寝て、朝はお布団の中でウダウダしてました最近まで毎日6時間ぐらいは寝てましたね昔から元々寝る時間があれば、遊んだり、趣味の時間を増やしたいと思ってました冬以外は最低4時間ぐらいの睡眠で頑張れますでも、寒い時期は起きたくても体が動きません。。...
FC2 トラックバックテーマ:「 1日最低何時間寝たい? 」



追記


Insomniaと言ったらこの曲ですよね。

Faithless - Insomnia
関連記事 (Category: トラックバックテーマ)
  0 trackback
Category : トラックバックテーマ

Comment

says...
大変興味深く読ませて頂きました。
ホメオパシーなる言葉、以前もコメント欄で目にして「??」となっていたのですが今回の記事でばっちり! 回収出来た気が致しました。
どちらかというと東洋医学のスタンスに近いような。
西洋医学の長所でもある対症療法の自然バージョンみたいな、うむむ、
勘違いしておりましたらすみません。

夕さんは、「プルサティラ」を飲んで副作用的に不眠症も治ったのですね。
夕さんはどうやってこの「プルサティラ」に行き着かれたのでしょうか。
わたしもわたしにとってのレメディを見つけてみたくなりました。

夕さんの不眠症、その他もろもろのことが解決できたようで本当によかったです。
それにしても「惰眠を貪る」という言葉、そちらではダメ人間の代名詞なのですね(笑)
そしてヴィル様不眠症か……ちょっと嬉しい……。
2015.04.25 06:08 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。

リンク、ありがとうございました。あまり触れなかったのは、せっかくの「ひっかけ」のネタバレになっちゃうかな〜と、思って。それでも十分ネタバレですね、すみません。

で、ホメオパシーなんですけれど、説明が難しくて、余計混乱させてしまっています。すみません。
興味のない方には、あまりつっこんで書いてもしかたないかなと思いましたので、今回は軽く書きましたが近いうちにもう少し私がプルサティラに辿りついた経緯なども記事にしようかと思います。

で、ここでは本当に簡単にもう少しご説明を。

ホメオパシーには、対症療法にあたる部分(風邪引いたとか、PMSがひどいとか、怪我しちまったとかですね)と、もっと本質的な体質改善と言うか、つきつめると人生を見つめるみたいな総合療法があります。私みたいにウルトラ健康タイプだと、セルフケアが可能な対症療法にしか縁がないのですが、たとえば本格的なアレルギー治療であったり、もっと重篤な症状、それから心のケアなどをする場合には、ホメオパスという専門家(ヨーロパでは西洋医学の医師の資格も持っていることが多い)にかかって治療を受けるのです。

そう言うカウンセリングと治療の場合には、生活指導や食習慣の指導、それにトラウマに向き合うなどの心の治療なども同時に行いつつ、全ての問題に合致する究極のレメディを探していくわけなのです。レメディというのは何千も種類がありますし、健康が回復してまた別のレメディが必要になることもあるし、ぴったりするものを探すのは素人にはとても難しいのです。

で、同時に「体質レメディ」というものがありまして、一つのレメディにはいろいろな作用があるのですが(プルサティラだと、PMSや消化器不調、風邪など)その他に「こういう性格の人によく効く」というものがあるのですよ。同じ風邪に効くというレメディもあるのですが、私にはほかの物はほとんど効果がないのですね。

もともと最初に自分に合うPMS用レメディを探したり、風邪の時にいろいろ試したりした時に、この性格の欄を読んで「プルサティラじゃないよな」と長いこと試さなかったんですよ。「私、めそめそ女じゃないもん」と。でも、ダメ元で試したら、妙に「ぴったり」使えば使うほどなんだかどの症状にも効く。「ええ〜?」と半信半疑でしたが、それで思い出したのです。私、子供の頃、まさに「めそめそっ子」だったのです。でも、それだと人生が上手くいかなくて、途中から「全然弱みを見せない頑張り屋」キャラを作ってきたんですよね。でも、実は何かあるとすぐにお腹壊したり、また眠れなくなったりして、そのメソメソキャラは体の中には残っていたんですよ。それで「うそ〜」ってなりました。

何かあるととりあえずプルサティラを摂ると、何でも収まるし、眠れるようになったし、しかもあまり悩まなくなったんですよね。何もかも個人的に受け止めていたのが、少し客観的に見られるようになってきて、その後執筆を再開した、みたいなこともありまして。それも一種のプルサティラが効いた結果なのかなと思っていたりします。

実名サイトの方で、数年前までホメオパシーのことも書いていましたので、参考になさる場合はこちらへ
http://www.polepole.ch/index.php?id=54
でも、ブログ始めてから、あっちはほとんど更新していません。

「お休みくらい」と11時まで寝ているというのは、もう「人間失格」みたいです。なんで〜と、思いますけれどね。九時くらいに義母に来られてしまったりすると、ものすごく氣まずい私です。

あ、ヴィル。彼の不眠症は、ええ、いじめっ子蝶子が悪いみたいです(笑)

長文失礼しました。コメントありがとうございました。
2015.04.25 09:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
私もホメオパシーという言葉、これを読んで初めて少しだけ分かったような気がします。
個人差はあるけど、各自の持つ自然治癒力を高めてくれるもの……でしょうか。
わたしは頭痛持ちなので、鎮痛薬は常に常備して飲んでいるので効果薄かも><

かくいう私も10年前心の病気をやりまして、4年間酷い不眠症になりました。
その時はクリニックでいわゆる安定剤なんかを処方されたんですが、そのクスリの危険性を知っていたので使用せず、なんとか精神を取り戻したのですが、あのころは4日間一睡もできないとかいう時期もありました。
心と睡眠の関係って、大きいんですよね。
夕さんが慣れない土地で不眠になったのって、すごくわかります。

あの経験は地獄でしたが、人の心が「病む」という事がこんなに恐ろしいものだという事を身をもって体験したことは、執筆の上ではプラスだったかなと、最近は楽天的に考えています。
なんか重い話になっちゃいましたが、こういう話ができるようになったのも、健康な心を取り戻せたからですよね。
あ、完治のきっかけは、ちょっとした「恋」です。(ちょっとした、ね)

夕さんの雑学はとても新鮮で参考になるので毎回楽しみです。
ちょっと脱線コメで、申し訳ない><
2015.04.26 01:14 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
 そらもう一日36時間は寝たいです。現代人は睡眠時間が短すぎる。昔の人は良い事を言った。
 寝るより楽が有らばこそ浮世の馬鹿は起きて働く
 そうだ、寝るのは正義だ!!
 しかし正義は常に弱者なのでありますorz
2015.04.26 05:25 | URL | #eRuZ.D2c [edit]
says...
ホメオパシーは自分一人ででやってみることもできるんでしょうか?
私はあまり信じてはいない方なのですが(ごめんなさい)
一人でできるならいろいろ試してみたいかなあと思いました
一人でこっそりいろいろ試すのは好きなので

西洋医学も、大きなお金が動くこともあって色々と怪しいし
あまり害のなさそうなもので治ったら一番ですよね
2015.04.26 09:24 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうですね。
こちらでは、いわゆる普通の(西洋医学の)お医者さんも。日本のように「エセ科学」呼ばわりはしなくて、効くことを認めていますけれど、でも「それじゃ弱すぎる」という先生もいらっしゃいますしね。で、普段から西洋の薬を飲み付けていると、体がその強さじゃないと反応しないので効かないかも。反対に強烈な好転反応のでる方もいるみたいですけれど。こればかっりはなんとも。

うわ、四年間不眠症ですか。それは辛かったでしょうね。それも、一睡もできないのが何日もというのは、相当キツいでしょうから。そういう状態の方に、「薬を飲むな」とは言えませんけれど、でも、たしかに睡眠剤って体を壊していくんですよね。私の父も、最後は薬に殺されたみたいな状態でしたから、その反動もあって私もとにかく死にそうでない限り西洋医学の薬は避けたいと思うようになったのです。もともと、全然摂らなかったし、それにとても健康なので、それで済んでいるんですけれど。

本当に心とからだって密接に繋がっているんですよね。
だから、その症状を押さえ込む薬だけ飲んでも根本的には治らないんだと思います。
limeさんが、不眠症から薬に頼らずに復帰できたきっかけとなった「恋」グッジョブでした!

普段健康でも、ちょっとだけでも不調になると、その不安がよくわかります。
のど元過ぎるとすぐ忘れちゃいますが、病に苦しんでいる人の氣持ちを理解することって、とても大切なんですよね。執筆にも大きく影響してきます、確かに。

脱線コメだなんてとんでもない。核心コメントをありがとうございました。
2015.04.26 15:25 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そう。昔の人のように、暗くなったら眠って、明るくなったら起きる。
これが一番いいんでしょうけれど。
なんか夜中まで、小説書いていたり、ネットを徘徊していたり。
せめて休みの日くらい、他人の目は氣にせずにひたすら寝たいです。
ほら、寝正月とか。(四月の終わりだけれど)

コメントありがとうございました。
2015.04.26 15:27 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あ、大丈夫ですよ。一人で試すの全然ありです。
っていうか、私はホメオパス(専門家)にかかったことないです。
本買って、レメディ買っているだけ。

レメディも、一種類だけならたとえば200円くらいで買える場合もあります。
(日本はメジャーではないので、もうちょっとするかも。日本で買ったことないんでわかりません)
本買わなくても、ネットでいろいろ調べられますしね。

医者にかかるほどのこともないような、日常の問題(目が充血したとか、風邪っぽいとか)は全部これで解決していますが、それをうちの方が医者にかかると、医者の顔を見るだけで1万8千円くらいの請求書来るので、ホメオパシーの方がずっとお金がかかりません。それに副作用ないので「風邪薬飲んで運転できない」みたいなこともなくて便利です。

ただ、はまっていろいろ買い出すと、結構物入りになります(笑)

ま、効果の出方が、人によって、もしくはその人の置かれた状況によって全然違うので、それで「信用できない」とおっしゃる方がいるのは、わかります。もっともホメオパシーを信じる、信じないは別として、そこで言われている「健康的な生活のありかた」というのを一度知るのも悪くないと思います。レメディを摂るとか摂らないとか関係なく、それを実践するだけでも一段は健康になると思いますよ。

コメントありがとうございました。
2015.04.26 15:37 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/1042-05f04470