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Posted by 八少女 夕

【小説】パリでお前と

66666Hit記念小説の第二弾です。現在連載中の中編小説「ファインダーの向こうに」の外伝になっていますが、はっきり言って本編とは何の関係もありません。出てくる二人も、本編には全く出てこなかった人たちです。時期でいうと本編が終わった数か月後です。12月23日くらいのパリ、という設定ですね。そして、この話も特にオチはありません。起承転結を期待して読まれると、肩すかしを食らうかもしれません。

この66666Hit企画は、六名の方から出していただいた名詞をそれぞれ一つ以上使うというルールがあります。今回、使った名詞は順不同で「テディーベア」「天才」「中国」「古書」「蚤の市」「モンブラン」「アルファロメオ」「野良犬」「遊園地」「モンサンミッシェル」の十個です。


参考:「ファインダーの向こうに」
「ファインダーの向こうに」を読む



ファインダーの向こうに・外伝 — パリでお前と

 アンジェリカは、彼の手のひらに手を滑り込ませた。フォーシーズンズ・ジョルジュ・サンクからギャラリー・ラファイエットまでのさほど長くない道のりを、渋滞に巻き込まれて退屈な時間を過ごすことになっても文句一ついわなかったし、むしろ彼をリラックスさせようと明るく話し続ける彼女を、レアンドロ・ダ・シウバは愛おしいと思った。

 二時間もあれば飛んでこられるのに、わざわざドーバーを越えるフェリーを使ってフランスまで来たのは、愛車スパイダー・ヴェローチェに乗せてやるという一年前からの約束を果たすためでもあったが、実際のところ幼い彼女には、1993年に生産終了となったスポーツタイプ車の価値などはあまりわかっていなかった。だが、少なくとも、デパートメントストアの駐車係は、その車の価値をわかったようで、しかも運転してきたのが、かなり有名なサッカー選手であることに氣がついて、慇懃に挨拶をしたので、彼の自尊心は大いに満足した。

 アンジェリカの白いコートを持ってやり、二人は輝かしいシャンデリアを見上げた。クリスマス前の最後の買い物をしようとする人びとが忙しく動き回っていた。アンジェリカは、少し怯えたようにごった返す店内を見回した。彼は、そんな八歳の少女の手のひらを優しく握りしめた。

 前に逢ったのは半年も前で、その間にずいぶんと背が伸びて、より美しくなったように感じた。離婚して毎日は逢えなくなった我が娘に対して感じる、大抵の父親と同じ感想なのかもしれないが、少なくとも絶世の美女と世間の認めるスーパーモデル、アレッサンドラ・ダンジェロにますます似てくる娘を美しいと感じるのは、親の欲目だけとは言えないであろうと思った。

「それで。本当に明日には、スイスに行ってしまうのか。雪があるだけで、つまらない山の中だろう。結婚式が終わるまで、パパと一緒にマンチェスターへ来てもいいんだぞ」

 ブラジル出身のプロサッカー選手であるレアンドロは、二年ほど前にプレミアムリーグに属する有名チームに移籍した。

 アンジェリカは、首を振った。
「だめよ、パパ。ママの結婚式では、私、フラワーガールをすることになっているんだもの。それが終わったら、私はまたロサンジェルスに戻って、学校に行かなくちゃいけないのよ。マンチェスターで、パパの試合を応援する時間なんてないんだわ。それに、パパがトレーニングしている間、ソニアとお茶を飲んでいるだけなんて退屈だもの」

 それで彼は、二度目の妻がアレッサンドラ・ダンジェロとその娘に対して、あまり好意的でないことを思い出して、娘をイングランドに連れて行くという計画を諦めた。そういえば、だからこそ、彼がわざわざパリまで出てきたのだった。

「じゃあ、少なくとも今日一日まるまるは、パパとデートしてくれるだろう。アレッサンドラは今日は、忙しいんだろうし」
「そうね。ウェディング・ドレスの仕上げなんですって。ねえ、パパ、どうしてママは結婚する度に新しいドレスを作るの? 二年前のだって、一度しか着ていないのに」

 レアンドロは、もう少しでむせ返るところだった。
「さ、さあな。そもそも、パパは、なぜあいつが、また結婚するつもりになったのか、それだってわからないよ」
「どうして? パパは、シングルに戻ったママともう一度結婚したかったの?」
「う~ん。そう簡単にはいかないんだよ」
「ああ、そうか、パパはソニアと結婚しているものね」

 アンジェリカは、したり顔で頷いて、それから大きなデパートメントストアの、子供服売場の方に意識を戻した。

 レアンドロは、娘の着ているスモモ色のビジューギャザーのワンピースをちらっと見た。確かイ・ピンコ・パリーノとかいうイタリアのブランドだ。マッテオ伯父さんに買ってもらったと言っていたな。

 アレッサンドラの兄、ニューヨーク在住のマッテオ・ダンジェロに対して、レアンドロは強い対抗意識を持っていた。あいつにバカにされないものを買ってやらなくちゃいけない。俺は子供服のことはさっぱりだが、ふん、少なくとも値段が高いか安いかくらいは、わかるさ。このデパートメントに売っているものが、どれもバカ高いことだってな。

「欲しいのは、洋服だけか。ほら、あそこの熊のぬいぐるみは?」
レアンドロが指差した先には、茶色い大きなテディーベアがサンタクロースの衣装を着せられてかなり雑な様子で椅子に座らされていた。

「もう、パパったら。私ね、何ヶ月か前だけれど、ジョルジアとメイシーズに行って、ジュリアンの誕生日にこういう熊を選んであげたの」

 ジョルジアは、アレッサンドラの姉だ。なんともぱっとしない女で、確か写真家だったな。レアンドロは素早く考えたが、ジュリアンというのがわからない。まさか、アンジェリカのボーイフレンドじゃないだろうな。いくらなんでも早すぎる。
「ジュリアンというのは、誰だったかな?」

「ジョルジアが名付け親になっている子よ。六歳なんだけれど、子供っぽいの。親はスキーウェアがいいって言ったらしいけれど、あの子はそんなのより、ぬいぐるみの方を喜ぶわよってジョルジアにアドバイスしてあげたの。それで、ああいう巨大なテディーベアが、スキーウェアを着ているような形にしてプレゼントしたら大喜びだったんだって。でも、私はもう、ぬいぐるみを抱えて寝るような子供じゃないのよ」

 彼女は、そう澄まして言いながらも、傾いて座っているテディーベアの位置を直してやってから、優しくポンポンとその頭を叩いた。

 一人前のような口をきいて、同年齢の子供よりも大人びて見えるが、時折見せる子供らしさをレアンドロは見逃さなかった。彼女は、両親にたくさん時間を割いてもらえないことを批難したりはしない。彼らの離婚と再婚によって複雑怪奇になる一方の家庭事情も黙って受け入れている。大人のような口をきくのも、寂しさと折り合うための彼女なりの努力なのかと思うと、彼の心は締め付けられた。

 子供服売場をひとしきり歩いたけれど、アンジェリカの目が輝くことはなかった。どれもカジュアルすぎるし、思ったよりもペラペラしている。マッテオ伯父さんに甘やかされて、最高級のイタリアブランドを着慣れている彼女は、子供なのに目が肥えてしまっているらしい。

「もっと大人っぽいのがいいんだけれどな」
「どんなブランドがいいのかい?」
「う~ん。マリー・シャンタルか、ジャカルディみたいなの。でも、なければいいのよ、パパ。レストランに入っておしゃべりしましょうよ」

 マリーなんとかに、ジャカルタか。はじめて聞いた。子供服のブランドなんだろうか。デパートには入っていないのかもしれないな。サッカー選手はあれこれと悩んでいたが、娘は彼の手を引いてさっさと飲茶専門店に入っていった。

「中国のお料理、パパも好きでしょう? 私、綺麗な点心を少しずつ食べるの大好きなの」
「そうか。じゃあ、美味しいものをたくさん食べよう」

 そこからが一苦労だった。フランス語と中国語のアルファベット表記と漢字で書かれたメニューは、ブラジル人のレアンドロには、呪文の書かれた魔法書やギリシャ語で綴られた古書と変わらなかった。西欧の料理ならば、それでも前菜なのかメインなのかくらいはわかるが、中華料理ではそれすらもわからない。だが、メニューも読めないほど学がないと思われるのも悔しい。彼はウェイターを呼んだ。
「悪いが、英語のメニューを持ってきてくれ」
本当はポルトガル語がいいけれど、あるわけないからな。

 結局、英語のメニューでも彼にはどんな料理かよくわからず、アンジェリカが美味しいだろうと提案してくれたものを頼むことにした。ちくしょう、二度とパリなんかで逢ったりしないぞ、父親の威厳が台無しじゃないか。彼は心の中で呟いた。

 彼は、しばらく箸を使えるようなフリをしようとした。が、いつまで経っても水餃子をつかめない。今は、娘に逢いにアメリカへ行く度に飛行機のファーストクラスを使ったり、ル・プラザ・アテネに宿泊料金を確認せずに泊ったり出来る年棒をもらっているが、アンジェリカくらいの年齢の時には、サンパウロの貧民街で野良犬と一緒にゴミをあさっていたのだ。箸の使い方なんか、習ったことはなかった。彼は、諦めて箸を持ちかえると、水餃子をぐさっと突き刺した。

「で、アレッサンドラと、なんとかっていうお貴族様は、スイスのどこで結婚するんだ? モンブランのあたり?」

 アンジェリカは、饅頭を上品に食べながら、しょうがないなという顔をした。
「パパったら。モンブランは、フランスの山でしょ。結婚式と披露宴があるのは、サン・モリッツよ。ヨーロッパ中の貴族が招待されるから、高級リゾートで、しかも警備が万全にできるところがいいんですって。パパは、スキーってしたことある? あれって、簡単に滑れるようになるのかしら? 赤ちゃんみたいな、ジュリアンだって出来るんだから、そんなに難しくないはずよね」

「さあな。パパはまだやったことはないよ。でも、お前、フラワーガールをやるなら、怪我をしたりしないようにしないと。よく骨折しているヤツがいるじゃないか」
「そうか。そうよね。じゃあ、結婚式の前はスキーは習わない方がいいのかな。でも、だとしたら、明日から結婚式までの五日間、何をしたらいいのかしら。とても退屈そう」

 それを聞くと、レアンドロは急いでスマートフォンを取り出して、ここ数日の予定を確かめた。クリスマス休暇中でトレーニングはないし、変更しても問題はなさそうだ。

「じゃあ、パパとあと二、三日一緒にいよう。サン・モリッツにはパパのアルファロメオで送っていってやるよ」
「本当に? パパ、まだ数日、こっちにいられるの?」
「そうさ。パリをもう少し観光して、なんだっけ、ジャカルタとかいう洋服屋にもいこう」
「ジャカルタじゃないわよ。ジャカルディ。本店にいってくれるの? 嬉しいけれど、そんなに長くパリ観光をしたら、パパラッチにつかまっちゃうんじゃないの?」

「ふん。あいつらは今、お前のママの写真を撮るのに必死で俺たちを撮っているヒマなんてないのさ。その店の他にはどこに行きたい?」
「うふふ。凱旋門とエッフェル塔に登りたいな。クリニャンクールの蚤の市も行ってみたいし。アンティーク調のアクセサリーが欲しいの。クラスの子が誰も持っていないようなのをね」

「なんて言ったっけ、あの遊園地、そうだ、ユーロ・ディズニーランドにも行くか」
「パパったら。今、私はロサンジェルスに住んでいるのよ」
アンジェリカは、緩くカールしている濃い栗毛を手の甲ではらってから、大きくため息をついた。
「そうだったな。でも、ムーラン・ルージュ観光ってわけにはいかないだろう」

「だったら、パリの観光は、今日この後に全部やっちゃって、明日一緒にモンサンミッシェルか、ベルサイユに行かない? 電車だと時間がかかりそうだけれど、車で行ったら、すぐでしょう?」
アンジェリカは、ニッコリと笑った。

 パリから昨日側を通ったばかりのモンサンミッシェルまで車で往復し、さらにその翌日に、スイスの東の端まで凍結しているに違いない道を走って行くのは、運転の好きなレアンドロでも、決して容易くはないのだが、娘の微笑みにはそれを言い出せなくするような不思議な力があった。

 どこかで、こうやって女に振り回されたことがあったなと、数秒考えた。どこかじゃない。目の前に座っている娘とそっくりの微笑みだ。世界中の男たちの羨望を浴びていた十年くらい前の話だ。アレッサンドラ・ダンジェロは八歳の少女ではなかった。彼女は無邪氣なのではなくて、確信犯だった。ひとかどの人物と自負している男を、自分の自由に動かす術を知り尽くしている天才だった。そして、それがわかっても腹立たしくはならない不思議な女だった。

 どうして、あの女と別れることになってしまったのかな。彼は訝った。そして、いまアレッサンドラに振り回されているのは、いつだったかの神聖ドイツ皇帝の末裔たる貴族だ。

 悔しいような、ホッとするような、不思議な想いだった。今日、アンジェリカを送り返す時に、あの女に逢ったら、どんなことを思うのだろうと考えながら、レアンドロは最後の饅頭に手を出した。彼の小さい娘は、澄ましてジャスミン茶を飲みながら、満足そうに微笑んだ。

 (初出:2015年11月 書き下ろし)
関連記事 (Category: 小説・NYの異邦人たち 外伝)
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says...
いいですねぇ。アンジェリカとレアンドロ、2人のギャップがたまらないですね。
アンジェリカは幼いながらもちゃんとお嬢様で、レアンドロは富裕層にはいるんだけど完全に根付いてないんですね。一生根付かない人かも。アレッサンドラはすでに根付いているのでしょうか?
娘に対する限りの無い愛情、そしてくすぐったいような誇らしいような気持ち、何て言うんだろう?そんな気持ちが伝わってきて嬉しいです。
きっと傍にいてくれるだけで嬉しくて幸せなんだろうなぁ。そう感じました。
そして、その自分の立ち位置に馴染みきれないパパ、アンジェリカは大好きなんだろうなぁ。
オチはないですけど、外伝として書かれていますから想像か膨らみます。
サキはこういう断片、大好きです。
今回も10個の名詞、とても自然に埋め込まれていて、あらためて確認しないときづかないくらいです。面白かったです。
2015.11.01 10:50 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

裏設定を、いろいろと出してみました。
レアンドロの名前は、今回決めたんですけれど、ブラジル出身のサッカー選手がアレッサンドラの最初の夫というのは決まっていたのですね。で、スーパーモデル&有名アスリートの組み合わせなんでどっちもスーパーリッチなんですが、だからといって上流社会に馴染んでいるかな、というのはまた別の話で。

アレッサンドラの方は、かなり馴染んでいると思います。女は化けますよね。それに、スーパーモデルという職業上、エレガントな動きとか、著名人との会食なんてのは多くて、かなり若いころから化けていると思います。マッテオも、実業界でやっていくにあたって、持ち前の器用さで馴染んじゃったと思うんですが、レアンドロはどちらかと言うとアスリートとしての実力を付けるための努力は必要でしたけれど、テーブルマナーなどは……ね。

でも、アレッサンドラは、もともと漁師の子供なので、粗野なレアンドロでも問題なくやっていけたようです。だから、アンジェリカも変な事を言われたことがなくて、純粋にパパとして大好きでいられるんですよね。それにアメリカなんで、成り上がりにもヨーロッパほど偏見はなく……。

アンジェリカやレアンドロは、本編からは遠く離れた存在なので、独立した掌編をいかようにも書けて便利な存在ですね。今回、この二人の話にしようと思ったのは、「テディーベア」「遊園地」「アルファロメオ」があったからです。

とても自然に埋め込まれていたとおっしゃっていただけてとても嬉しいです。いろいろと無理して押し込めているところもありますし。

35個、全部使うと決めたはいいものの、かなり苦労しています。でも、全部で四作品でなんとか消化できそうなので、残りもチェックしていただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2015.11.01 18:45 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
アンジェリカとレアンドロの会話が、映像として見えてくるようです。
8歳と言えば、もう本人はいっぱしのレディのつもりでいますからね^^
パパはタジタジでしょう。
だけどそんなおませで美しい娘の成長全てが、喜びでもあるんですよね、パパは。
良い人なんだけどなあレアンドロ。何で別れちゃったんだろう(って、そこをから?)

今回のお題ワードも、まったく意識せずに自然に織り込まれていました。
でもきっとこの二人の会話がこんなにも豊かなのは、そのワードがあったからかもしれませんよね。
そう言う意味では、この制約がより世界を広げてるって感じもします。
深いなあ~、お題小説。

残り少なくなってきたお題ですが、残ってるという事は、使いにくいという事なのかな?
いや、夕さんにそれは無い!
次回も楽しみにしています^^

2015.11.02 10:39 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。

前作の純和風から、一気にヨーロピアンなお話になりましたね。この引き出しの多さが、ほんとうに羨ましい。キーワードもうまく使われていて、わざとらしさを感じません。さすがだなぁ。
レアンドロ、スパイダー・ヴェローチェとはまた、粋なクルマをお持ちで。さすがプレミアリーグのプレイヤーですね。
でも愛娘アンジェリカの前では、ただの子煩悩なパパになっているのが微笑ましい。外国人は一流スポーツ選手でも、家族第一、って感じですもんね。
フクザツな家庭環境で、アンジェリカは実年齢以上におませさんな感じですが、パパのことは好きみたいですね。うん可愛い。
飲茶のシーン、微妙にデジャブを感じました。そうか、パリでも飲茶、あるんだ。
最後の饅頭、どんなやつだろう。なんか無性に食べたくなってきた……。

まだ難関ワードが残ってますよね、どう料理なさるのか、次話が楽しみです(やっぱ私って意地悪だなぁ)
2015.11.02 11:17 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは

私の中では、この二人が映像としていろいろと動いていたんですけれど、それを感じていただけて嬉しいですね〜。

日本人だと、八歳でここまでおませだとちょっと変だけれど、欧米人は、このくらいの歳なら「ちょっと背伸びかな」くらいでありかなと思って書きました。でも、大人からみたら「はいはい」で微笑ましい程度の感じでしょうか。

離婚後の親子や元の夫婦のコンタクトの様子も、日本とはちょっと違って、変わらずにパパと娘のいい関係は続けられるのですけれど、でも、やはり家族が揃っているのとは同じではないので、そのことによって、娘にしわ寄せがいっていることに対する後ろめたさみたいなものも含めて、目一杯の愛情を注ぐレアンドロを書いてみました。
(別れたのは、ええと、ソニアとごにょごにょ……)

でも、基本はあれです。「名詞を使う」ためだけの小説です(笑)
子供を出そうというのも、「テディーベア」と「遊園地」を使うためでした。
できるだけ「無理矢理使っています」にならないようなシチュエーションを考えるのも頭の体操ですし(でも無理やりですが)、親子の会話の中で、唐突にならないように話題をそのお題ワードに持っていくのも大変でしたけれど、自分で普段考える展開とは違うものが出来るのも魅力ですよね。

残りが使いにくいというか、最初から、使いやすい方が少ないんですけれど!
使いにくいものと使いやすいものを混ぜて、四つに分けてありまして、それでも最大難関の「あれ」はやっぱりラストです(笑)

三つ目まで書き終わっているので、あとは一つですね。頑張ります。

コメントありがとうございました。
2015.11.02 21:55 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

TOM-Fさん、limeさんのタイトルとあわせて遊んでますね(笑)

引き出しって、TOM-Fさんのところの方が、いっぱいあるじゃないですか!

一応四つに分けたんですけれど、日本二つ、ヨーロッパ二つですね。
結局四つとも、既にある世界を使って書くことにしちゃいました。

車に関しては、アンジェリカよりもわかっていない私です。アルファロメオといわれても、車種が浮かんでこなかったので、画像で見て、スイスで観たことがあって、あれならレアンドロが乗っていそうということで選んでみました。ただのスパイダーより高そうだし、エアコンなどがある方を買いそうかなと思って、スパイダー・ヴェローチェにしましたけれど、おかしくなかったかな。

離婚したとはいえ、子煩悩なレアンドロ、本当は二週間に一度は逢いたい、実際にイギリスに行くまではそうしていたってことになっているんですが、移籍してからは数ヶ月に一度しか逢えなくて、逢う度に甘やかしまくっています。でも、マッテオにも甘やかされているので、アンジェリカ、甘やかされ慣れています(笑)

そう、飲茶シーンは、あのシーンを思い出しながら書きましたよ。
ギャラリー・ラファイエットには本当に飲茶レストランがあるのです。
「中国」と「古書」を使うために、問答無用でこのレストランに決めました。
饅頭は、アンジェリカが選んだものだから、わりと小振りのものじゃないかしら。個人的には巨大な肉まんが好きなんですけれど。

まだまだ先は長いです。一応、三つ目は書き終わっていますが、最難関ワードは、四つ目ですよ。
対策は練ってありますが、処理のし方で他の方とバッティングしないことを祈るのみ。もっとも、もう「あれ」にチャレンジする強者はいないだろうとタカをくくっています(笑)

どうぞお楽しみに。

コメントありがとうございました。
2015.11.02 22:09 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
なんか、サッカー選手っぽい! いや、サッカー選手に偏見があるわけじゃないけれど、何となくそれっぽい感じで、すごく気に入りました。いや、これはきっと、アレッサンドラとは個性のぶつかり合いみたいな結婚だったんだろうな~。でも子どもはとっても好きみたいで、それもまたサッカー選手っぽい。そしてきっと惚れっぽいんだろうな~
そして、アンジェリカが何ともおませでいいですね。いい方がいかにも家庭環境複雑だけれど逞しく生きてるわって感じのお嬢ちゃん。完全にオトナを食っていて、何よりそれがまた板についているところがいいです。きっとこの世を逞しく泳いで行ってくれるんだろうな~。処世術は母譲り、なんですね。
66666Hit企画の内容的には、探さないと分からいくらい、普通のお話として読ませていただきました。あら、そう言えば、そういう企画だったか! と後から思ったくらい。そしてまだまだ次のお話も楽しませていただけるわけですね。
まだ参戦できていない私。急がなくちゃ……
2015.11.04 16:32 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

彩洋さんもタイトルで遊んでいる(笑)

あ、サッカー選手っぽいですか? 私のサッカー選手のイメージ(確かにもしかしたら偏見かも)と、彩洋さんのそれは近いのかもしれません。

一応、「ブラジルの超下層から、サッカーの才能と努力によってスーパースターにのし上がった」的イメージで書いています。その栄誉の一つが、「世界中の羨むスーパー美女との結婚」でもあったわけですが、例に漏れず結構さっさと離婚しています(笑)アレッサンドラが結婚したのは21歳ぐらいと設定していますから、今だったらもう少し上手くやれるのかも。

レアンドロは、実は出す予定はこれまで皆無だったのですが、アンジェリカはいずれは外伝などで出そうかなと思っていた子で、ミニ・アレッサンドラで、たくましい娘ですね。マッテオには超溺愛されています(笑)

企画のワード、そんなに違和感なかったですか?
半分くらいは「う〜ん。ちょっと無理っぽいぞ」と思いながら突っ込んでいるのですよ。
でも、この話が一番自然に入れられたのかも。三つ目は設定がぶっ飛びになりますが、いかんせん四つ目が一番「無理している……」という感じになります。六つくらいに分けた方が自然だったのかも。でも、書く方にもネタはそんなにないから……。

彩洋さんのも楽しみにしていますけれど、締切はありませんし、どうぞごゆっくり!

コメントありがとうございました。
2015.11.04 19:58 | URL | #9yMhI49k [edit]

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