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【小説】バッカスからの招待状 -3- ベリーニ

Posted by 八少女 夕

66666Hit記念小説の第三弾です。不定期連載というか、読み切りみたいな感じで時々書いているオムニバス小説集で「バッカスからの招待状」というのがありまして、それの三つ目という位置づけです。大手町のバー『Bacchus』とその店主であるバーテンダー田中佑二のもとを訪れる客たちの人生を切り取っています。今回訪れたのは、若い女性客で、カクテルは桃を使ったベリーニです。

この66666Hit企画は、六名の方から出していただいた名詞をそれぞれ一つ以上使うというルールがあります。今回、使った名詞は順不同で「バンコク」「桃の缶詰」「名探偵」「エリカ」「進化論」「にんじん」「WEB」の七つです。使うのに四苦八苦している様子もお楽しみください(笑)


参考:
バッカスからの招待状
いつかは寄ってね
君の話をきかせてほしい




バッカスからの招待状 -3- ベリーニ

 大手町は、典型的なビル街なので、秋も深まると風が冷たく身にしみる。加奈子は意地を張らずに冬物を出してくるべきだったと後悔しながら、東京駅を目指して歩いていた。ふと、横を見ると、見覚えのある看板がある。『Bacchus』。隆に連れてきてもらったことのあるバーだ。あいつには珍しく、センスのある店のチョイスだったわよね。重いショルダーバッグの紐が肩に食い込んでいる。あいつのせいだ。加奈子は、駅に直行するのは止めて、その店に入るためにビルの中に入っていった。

「いらっしゃい」
時間が早かったらしく、まだそんなに混んでいなかった。バーテンダーの田中が、加奈子の顔を見て少し笑顔になる。憶えていてくれたのかしら。

「こんばんは、鈴木さん。木村さんとお待ち合わせですか」
あら、本当にあいつと来たことを憶えていたんだわ。しかも私の苗字まで。

「いいえ。一人よ。隆とは、いま別れてきたところ。彼、明日バンコクに行くの。朝早いから帰るって」
「出張ですか?」
「ううん、転勤だって。私もつい一昨日聞いたのよ。ヒドいと思わない?」

 木村隆とは、つき合っているのかいないのか、微妙な関係だった。加奈子の感覚では、一ヶ月に一度くらい連絡が来て、ご飯を食べたりする程度の仲をつき合っているとは言わない。告白されたこともないし、加奈子も隆のことは嫌いではないが、自分から告白をして白黒をはっきりさせるほど夢中になっている訳ではないので、そのままだ。

 突然電話がかかってきて「これから逢おうよ」などと言われる。例えば、夜の九時半に。はじめはそれなりにお洒落をして待ち合わせ場所に向かったりしたが、家の近くのファミリーレストランや赤提灯にばかり連れて行くので、そのうちに普段着で赴くようになった。一応、簡単なメイクだけはしている。これまでしなくなったら、女として終わりだと思うので。

 そんな彼が、連れて来た中では、洒落ていると思えた唯一の場所が、ここ『Bacchus』だった。
「なんで、あなたがこんな素敵な店を知っているの?」
「え? いつもと違う?」
「全然違うわよ」
「そうかな。僕は、流行やインテリアの善し悪しなんかはあまりわからなくて、お店の人が感じのいいところに何度も行くんだよ。ここは、会社の先輩に一度連れてきてもらったことがあるんだけれど、田中さん、すごくいい人だろう?」

 そう、それは彼の言う通りだった。彼の連れて行く全ての店は、必ず感じがいい店員か、面白いタイプの店主がいて、彼は必ず彼らと楽しくコミュニケーションをとるのだった。そして、加奈子は、彼や彼の連れて行く店で出会う人びとと、楽しい時間を過ごすのが好きだった。

 だから、本当につき合っているのかどうか、彼が加奈子のことを好きなのかどうかにはあまりこだわらずに、彼の誘いは出来る限り断らないようにしてきた。洒落た店や、高価なプレゼント、それにロマンティックなシチュエーションなども、彼とは無縁だと納得してきた。それに、加奈子自身も、さほどファッショナブルではないし、目立つ美人という訳でもない。そういうフィールドで勝負しなくていいのは氣持ちが楽だと思っていた。

「でも、今回はあんまりだと思う。見てよ、これ」
そういうと、大きなショルダーバッグのジッパーを開けて、田中に大手町界隈を歩く時には通常持ち運ぶことはない品物を示した。

 にんじん、芽の出掛かっているジャガイモ、中身が出てこないようにビニール袋で巻いてある使いかけのオリーブ油、やはり開封済みの角砂糖、そして何故か五つほどの桃の缶詰。

「これは?」
田中が訊く。
「バンコクに送る荷物には入れられなかったけれど、もったいないから使ってほしいって。そのために呼び出したのよ! 転勤も引越も教えなかったクセに」

 彼はいつでもそうだ。加奈子は、「普通ならこう」ということに出来るだけこだわらないようにしているつもりだが、彼の言動は彼女の予想をはるかに越えている。

「前に、誕生日を祝ってくれると言うから、プレゼントはなくてもいいけれど、せめて花でも持ってこいと言ったら、何を持ってきたと思う? エリカの鉢植えよ、エリカ! 薔薇を持ってこいとは言わないけれど、あんな荒野に咲く地味な花を持ってこなくたって」

 田中は、笑い出さないように堪えた。
「確かに珍しい選択ですが、何か理由がおありになったのではありませんか」

「訊いたわよ。そしたらなんて答えたと思う? 『手間がかからないだろう』ですって。蘭みたいな花を贈ってもどうせ私は枯らすだろうと思ってんのよ、あの男は!」

 それだけではなくて、別に誕生日プレゼントももらった。『名探偵登場』というパロディ映画のDVD。全然ロマンティックじゃないし、唐突だ。でも、面白かった。実は、昔テレビ放映された時に観たことがあって、結構好きだった。

 世間の常識からはずれているけれど、私との波長はそんなにズレていない。そう思っていた。加奈子は、そんな自分の直感を大事にしているつもりだった。でも、それが間違っていたのかとがっかりしてしまう。

 こんなにたくさんの桃の缶詰、いったいどうしろって言うのよ。桃なんてそんなにたくさん食べるものじゃないし、これを見る度に、私はあいつに振り回された訳のわからない日々を思い出すことになるじゃないのよ!

 でも、あいつはよく知っているのだ。あいつと同じく、私も食べ物を無駄に出来ない。邪魔だから捨てるなんて論外だ。あいつが私にこれを託したのは、私が全部食べるとわかっているから。もう!

「ねえ。これで、ベリーニを作って」
彼女はカウンターに黄桃の缶詰を一つ置いた。

 田中は、加奈子の瞳と、缶詰を交互に見ていたが、やがて静かに言った。
「困りましたね」
「どうして? 缶詰なんかじゃカクテルは作れないってこと?」

「もちろんカクテルは作れます。ただ、ベリーニは、黄桃ではなくて白桃で作らなくてはならないんですよ」
「どうして?」
「イタリアの画家ジョヴァンニ・ベリーニの描くピンクにインスパイアされて作られたカクテルなんです。黄桃ではピンクにはなりませんからね。少しお待ちください」

 そう言うと、彼はバックヤードへ行き、二分ほどで小さなボールを手に戻ってきた。薄桃色のシャーベットのように見える。

「何それ?」
「白桃のピューレです。夏場は、新鮮な白桃でお作りしていますが、冬でもベリーニをお飲みになりたいという方は意外と多いので、冷凍したものを常備しているのですよ」

 田中は、グレナディンシロップを使わなかった。その赤の力を借りれば、もっとはっきりした可愛らしいピンクに染まるのだが、それでは白桃の味と香りが台無しになってしまう。規定よりも少ないガムシロップをほんの少しだけ加えてグラスに注いだ後、しっかりと冷やされていたイタリア・ヴェネト州産の辛口プロセッコを注いで出した。

「うわ……」
加奈子は、ひと口飲んだ後、そう言ってしばらく黙り込んだ。

 桃の優しい香りがまず広がった。それから、華やかで爽やかな甘さが続いた。それを包む、プロセッコのくすぐるような泡と大人のほろ苦さ。その組み合わせは絶妙だった。本家ヴェネチアのベリーニとは違うのかもしれないが、特別な白桃の味と香りがこのカクテルを唯一無二の味にしていた。想像していたよりもずっと美味しくて、そのことに衝撃を受けて口もきけなくなってしまった。それから、もう二口ほど飲んで、ベリーニを堪能した。

「田中さん、ごめんね」
「何がですか?」
「缶詰でベリーニを作れなんて言って。とても較べようがないものになっちゃうところだったわ。これ、ただの桃じゃないんでしょう?」

 彼は、控えめに笑った。
「山梨のとあるご夫婦が作っていらっしゃる桃です。格別甘くて香り高いんです。たくさんは作れないので、大きいスーパーなどでは買えないんですが、あるお客様のご紹介で、入手できるようになったんです。お氣に召されましたか?」
「もちろん。ますます缶詰の桃が邪魔に思えてきちゃった」
「そんなことはありませんよ。少々、お待ちください」

 田中は、加奈子の黄桃の缶詰を開けると、桃を取り出してシロップを切った。ひと口サイズに切り、モツァレラチーズ、プチトマトも一口大にカットして、生ハム、塩こしょうとオリーブオイルで軽く和えた。白いお皿に形よく盛り、パセリを添えて彼女の前に出した。

「ええっ。こんな短時間で、こんなお洒落なおつまみが?」
「この色ですからベリーニにはなりませんが、缶詰の黄桃も捨てたものじゃないでしょう?」
「そうね……」

 加奈子は、生ハムの塩けと抜群に合う黄桃を口に運んだ。隆と一緒に食べたたくさんの食事を思い出しながら。結構楽しかったんだよなあ、あいつとの時間。

「私、振られたのかなあ」
加奈子は、ぽつりと言った。

「え?」
田中は、グラスを磨く手を止めて、加奈子を凝視した。

「いや、そもそも彼は、私とつき合っているつもりは全然なかったってことなのかしら。転勤になったことも、引越すことも何も言ってくれなくて、持っていけない食糧の処理係として、ようやく思い出す程度の存在だったのかな」

 田中は、口元を緩めて言った。
「木村さんのコミュニケーションの方法は、確かに独特ですけれど……」
「慰めてくれなくてもいいのよ、田中さん。私……」

 田中は、首を振った。
「ようやく出会えたんだって、おっしゃっていましたよ」
「?」

「はじめてご一緒にいらした翌日に、またいらっしゃいましてね。『昨日連れてきた子、いい子だろう』って。木村さんがこの店に女性をお連れになったことは一度もなかったので、それを申し上げました。そうしたら『ここに連れてこられるほど長くつき合えた子は、これまで一人もいなかったんだ』と」

 加奈子は、フォークを皿の端に置いた。
「それで?」

「『どんな話をしても、ちゃんと聞いてくれる。バンバン反論もするけれど、聞いてくれなきゃ意見なんかでないだろ』って。それに、『どんなあか抜けない店に行っても、僕が美味いと思う料理は、必ずとても幸せそうに食べてくれるんだ。マメに連絡できなくても怒らないし、服装がどうの、流行がどうのってことも言わない。だから、とてもリラックスしてつき合えるんだ』と、おっしゃってました」

 加奈子は、ベリーニのグラスの滴を手で拭った。そうか。けっこう評価していてくれたんだ。それに、あれでつき合っているつもりだったんだ。

「しょうがないわね。あれじゃ、そんな風に思っているなんて伝わらないじゃない。明日にでも、メールを送って説教しなくっちゃ」

「木村さんの言動は、聞いただけだと、なかなか理解されないでしょうけれど、鈴木さん、あなたを含めて彼の周りにいる方は、みな彼のことをとても大切に思っている。素敵な彼の価値のわかる方が集まってくるのでしょうね。チャールズ・ダーウィンがこんな事を言っていますよ。『人間関係は、人の価値を測る最も適切な物差しである(注1)』って」

「へえ。それって、あの『進化論』のダーウィン?」
「ええ。そうです」

「田中さん、すごい。教養があるのね」
「とんでもない。格言集は、面白いのでよく読むんですよ。元々は、お客さんにいろいろと教えていただいたんですけれどね。あ、今は、WEBでいくらでも調べられますよ」
「へぇ~。家に帰ったら調べてみようかな」

「ダーウィンは他にも、私たちのような職業の者には言わないでほしかった名言を残していますよ」
「なんて?」
「『酔っ払ってしまったサルは、もう二度とブランデーに手をつけようとしない。人間よりずっと賢い(注2)』んだそうです」

 加奈子は、楽しそうに笑った。そうかもね。でも今夜はそれでも、あの訳のわからない男のことを思い出しながら、この優しいベリーニに酔いたいな。

ベリーニ(BELLINI)
レシピの一例
プロセッコ  12cl
白桃のピュレ  4cl
ガムシロップまたはグレナディンシロップ  小さじ1杯
作成方法: グラスに白桃のピュレとシロップを入れ、よく冷えたプロセッコを注ぐ


(注1)A man's friendships are one of the best measures of his worth. - Charles Darwin
(注2)An American monkey, after getting drunk on brandy, would never touch it again, and thus is much wiser than most men. - Charles Darwin

(初出:2015年11月 書き下ろし)
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comment

says... "いいですねぇ"
更新、お疲れ様でした。

第三弾は、Bacchusですね。
いやあ、いいお店ですよね。田中バーテンダー、いい仕事しますし。

お酒はほんとうに弱いので、カクテルですらほとんど飲んだことがないのですが、ベリーニは甘くて美味しそう。生ハムと桜桃とモッツァレラチーズの和え物も、デザートみたいで、一度食べてみたいです。
木村氏は、想像するに、かなり仕事が忙しくて、それなりに「デキる」男みたいですね。虚飾ではなく、本質を見ているようにも思いますし。まあ、もうちょっと言葉によるコミュニケーションは必要な気がしますけど(笑)
加奈子もいい子だし、このふたりならいいコンビになりそうですね。
それにしても木村氏、五つもの桃缶、なにに使うつもりだったんでしょうね?

お題のキーワード、あまり違和感なく使われていて、さすがの安定感です。
ダーウィンがあんな言葉を残していたなんて、知りませんでした。とくにあとの方は、進化論で衝突した某宗教団体の教義に対するプチ嫌味のようで、とても興味深いです。

次作も楽しみにお待ちします。
2015.11.07 13:29[edit]
says... ">>TOM-Fさん"
こんばんは。

ええ、でました、困った時の酒場小説(笑)
35ワードを「どうすんべ」と眺めていた時に、「まずは区分けするか」とグループに分けたのですね。
で、「和風・妖しい系」「パリ・お子様系」と来て、次が「グルメ系」だったのです。
それでも一番使いにくい食べ物系ワードは「桃の缶詰」で、ここまで来たらメインに据えるしかないかなと。

涼子の『でおにゅそす』やヒルシュベルガー教授系も考えたんですが、ピンとこなくて田中佑二に頼むことにしました。

ベリーニは、実は私も飲んだことがなくて、想像で書いていますが、桃モツァレラはおいしいですよ。
私が今回書いたものは、もう少しいろいろ入っていますが、桃とモツァレラ、それにオリーブオイルとバルサミコ・ビアンコというシンプルな組み合わせで激ウマでした。

木村隆、何者でしょうね、この男。
いくらなんでも、そのコミュニケーションには問題あると思いますが、ここまでいかなくても、お互いに一緒にいると楽な存在というのは、相性がいいんだと思います。
桃の缶詰は、単に好きだったとか? 安いので大人買いした残り?

このダーウィンの名言二つは、もちろん「進化論」を消化するための無理やり投入ですが、意外といいことを言っていますよね。ええ、私も、某宗教団体に喧嘩売っている発言かなと思いました(笑)
今回は、無理やりながらもなんとかそれっぽくぶち込みましたが、最後の作品は「頑張って消化してます」感に自分でも「なんだかなあ」です。来週、また読んでくださることを祈って。

コメントありがとうございました。
2015.11.07 18:40[edit]
says... "おお~"
これもお題小説とは思えない、いいSSに仕上がりましたね。
桃の香りがふわ~っと漂ってきました。
口に入るものなら料理もカクテルもなんだって、こんなに魅力的に書き上げてしまう。
やっぱり夕さんのテクニックはすごいなあ。
その知識量や、使い方にも痺れます。
本当にバッカスの隣の席に座ってるみたい^^

加奈子は思わぬところで、木村さんへの新しい見解を得たようですね。
あのまま帰って居たら、今夜は不機嫌なままだったでしょうし。
やっぱりこのお店と田中さんはいいなあ。

てっきり、桃のカンズメ(黄桃だったのね)を使ってベリーニを作ってもらうのかと思ったら、さらに上のテクニック^^
白桃のベリーニも、黄桃のおつまみも、おいしそうでした。
ダーウィンの言葉がとてもいい〆の言葉になっていて、それも素敵でした。
遺すところあと1話ですね? 
それも楽しみにしています^^
2015.11.08 00:54[edit]
says... "おはようございます"
美味しいお話、楽しく戴きました。
(今回はTOM-Fさん、limeさんのタイトルが普通だったので遊べなかった(..))
今回は桃の缶詰がで~ん、とタイトルコール的に目立って使われていましたが、こういう「メイン」を決めて言葉を使い、他の単語はさりげなく散りばめてあるってのもいいですね。
田中さん、相変わらずいい仕事していますね。バーって、こういう介入しすぎない、中立の立場がいいんですよね。それにしても私が加奈子の立場だったら絶対分からんわ~、木村^^; いや、それは分かりにくすぎるやろ~、これって田中氏の言葉が無かったら、さりげなく終わっていく関係だったりして(あ、ついつい現実的になってしまった)。
でもそこをくいっと、桃の缶詰があま~く繋いでくれたというのが素敵ですね。
夕さんの食べ物系のお話は、私の中で目指している世界に近くて嬉しいな~と拝読しながらいつも思います。物語の中で食べものを生かすって本当に書きながら楽しいですよね(*^_^*)
2015.11.08 02:18[edit]
says... "シトシト雨です。"
これは・・・まずわかりませんね。隆の気持ちですよ。加奈子、超能力者じゃ無いんですから。
でも素敵なお話しでした。キーワードもさりげなく(桃缶は物語のベースに組み込んだのですね)てよかったです。
田中の静かな語りがいいですね。あくまで控えめに、さりげなく(でもないか?)隆をバックアップしています。そして加奈子の背中をそっと押しているのかな?
加奈子も自分の気持ちに気づいているのに理解していない、そういう感じなのかな。2人の微妙な関係と、これからの成り行きに祝福を送ります。
でも、バンコク転勤ですか?加奈子は振られたわけではないんでしょうけど、毎月飲みに行くって分けには行かなくなりますね。でも約6時間ですから観光を兼ねて押しかけてもいいかも。また書いてくださいね。あ、でも押しかけたら『Bacchus』が登場できないですね。
そして、あいかわらずカクテルや桃缶の一品、美味しそうです。夕さんの食べ物や飲み物の蘊蓄も素晴らしいです。そしてダーウィンもです。こんなことを言ってるんだ。興味深いですね。
2015.11.08 05:52[edit]
says... ">>limeさん"
こんばんは。

四苦八苦しているのが、あちこちににじみ出ていますが、三つ目は『Bacchus』です(笑)
桃の缶詰って、缶詰の中でもかなりマニアックなので、こうなったらメインに据えちゃうか、という流れでした。
でも、田中佑二はカクテルには結構こだわっていると思うんですよ。
缶詰使うかな……と製法を調べつつ頭を傾げていたら、ピンクにするために白桃で作るとあって、「ダメだ」と思いました。
白桃の缶詰もあるけれど、よけい田中佑二のこだわりからは外れそうだし、だったらいっその事、黄桃の缶詰だから断らざるをえなかったの方がいいだろうなって。

ちなみに桃モツァレラ、私は生の桃で作って美味しかったのですが、きっとこれなら缶詰でもいけるかなと思いましたよ。

私はワインとか日本酒などのディープな世界は、あまり詳しくないので可能な限り深くは書かないようにして尻尾を出さないようにしているのですが、カクテルの類いはお店によって違いがあったりするので逃げやすいのですよね。お酒を飲む場所というのは、登場人物が勝手に語りがちな場所でもあるし、好きな食べ物もボロのでない程度の記述で出せるし、いろいろと便利な舞台だわ〜と思っています。

加奈子は、あのまま帰っていたら、木村とは終わっていたかも(笑)
桃の缶詰を登場させるためとはいえ、ちょっとヒドいですよね。
ダーウィンは、ええ、「進化論」の処理に苦悩した結果ですけれど、幸いお酒関係の格言を残していてくれて「ぐっじょぶ!」と叫んでしまいました(笑)

あと一つです。かなりたくさん残っていますが、無理矢理詰め込みました。
来週も読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。

2015.11.08 17:46[edit]
says... ">>彩洋さん"
こんばんは。

いや、ですから、タイトルで無理して遊んでくださらなくても(笑)

「桃の缶詰」で小説を書くのって、結構難しいのですよ。
あ、もちろん一つだけなら、いかようにでも使えますし、35名詞をすらっと書かれた方が二人もいらっしゃるのに、難しいもへったくれもないんでしょうけれど。

最初は「にんじん」と「バンコク」をもっと印象的に絡ませて前面に持ってくる話を考えていたんですが、そうすると「桃の缶詰」の処理が苦し紛れすぎる。で、反対に「桃の缶詰」をメインに持ってくることにしました。

木村、問題大アリです。人と話さない訳ではなくて、反対にコミュニケーションは大好き。でも、その重点の置き方が謎過ぎて、普通の女の子には相手にしてもらっていない、そういう変わり者に設定しました。なんでかっていうと、「エリカ」と「桃の缶詰」という二つの「ありえんもの」をプレゼントする人間って、「変」だろうなって思ったから。普通なら、田中佑二が何か言おうが言うまいが、終わっていそう(笑)

食べ物、飲み物の話って、書くのも楽しいし、伝わりやすいので好きなんですけれど、あくまで脇役として邪魔にならない程度に出すのが肝要かなと思います。だから、「誰でも知っている料理にする」か、それとも「読者がすぐに理解できるほど簡単な作り方の料理を書く」か、どちらかなんだろうなと。今回の二つは、どちらもそういう意味では簡単なレシピだったので助かりました。

コメントありがとうございました。

2015.11.08 18:03[edit]
says... ">>サキさん"
こんばんは。
今日のグラウビュンデンは、11月とは思えないぽかぽか陽気でした!

さて、木村隆、いくらなんでもこれはないだろう、ですよね。
「エリカ」と「桃の缶詰」を出そうとしたら、妙にエキセントリックなヤツになってしまいました。

キーワードの使い方も、氣づかれないくらい簡単に組み込めるものもあるんですけれど、難しいものもありまして。
組み合わせると、ものによってはものすごく唐突に感じるのですよね。
35コンプリートを一作でやってしまわれたお二人の頭の中はどうなっているんだろうと、今さらながら尊敬していますが……。

で、難しくて合わせられないものは離して、それをメインにして周りにさりげなく置けるものを配置していくという方法をとりました。

で、「桃の缶詰」がメインと決めたら、やっぱり『Bacchus』かなと。単に桃と言われてまずベリーニしか思いつかなかっただけなんですけれど。

田中佑二の、このシリーズを通しての役割は、「あくまで控えめに、人びとの人生を一瞬だけ支える」なので、ちょうどサキさんが感じてくださったような言動なのですよね。

加奈子の方も、「別にそんなに夢中じゃないし」とか思っていたようですが、「振られたのかしら」とショックだったところから、認識を改めたのでしょうね。まあ、前と変わらずに、微妙な付き合いを続けるんじゃないでしょうか。向こうに転勤になっても、東京出張がけっこうありそうで、「その時にいつものように呼び出せばいいや」と、隆は思っているに違いない(笑)

実は、ベリーニは飲んだことがないのですよ。で、黄桃は使えないも、この小説を書くために調べて初めて知ったのです。桃モツァレラは、おいしいですよ。これは、お酒が飲めても飲めなくても楽しめる一品だと思います。よかったらお家で、ママさん、先さんとご一緒に。

ダーウィンの名言はちょっと唐突でしたが、運良くお酒に関する言葉も残してくれていたので助かりました。お題小説、いろいろと冷や汗ものです。

コメントありがとうございました。
2015.11.08 18:19[edit]

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