scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】夜のサーカスと黄色い羽 - Featuring「物書きエスの気まぐれプロット」

今日の小説は、ブログのお友だち山西左紀さんの20000HIT記念小説にインスパイアされて書きました。サキさんは、私のリクエストに応えて、この掌編を書いてくださいました。

山西左紀さんの『物書きエスの気まぐれプロット(22)午後のパレード』

サキさんの所のエスは、私の小説の登場人物アントネッラ(ハンドルネームはマリア)のブロともになってくださっていて、情弱ぎみのアントネッラのために情報検索の手伝いをしてくれたり、公開前の小説を読んで意見をくれたりする貴重な存在、という事にしていただいています。そして、今回そのエスが友人コハクとともにこっそりコモ湖に来ているのですが、アントネッラはそれを知りません。

というわけで「夜のサーカス」の主人公二人を登場させて、なんともビミョーなアンサー掌編を書いてみました。途中出てくる奇妙な存在は、サキさんの掌編にインスパイアされたものですが、サキさんの小説にでてくるパレードの正体と言いたいわけではありません。じゃあ、なんだよと言われそうですが、ええと、なんとなく。

「夜のサーカス」本編は読まなくても話は通じるはずですが、一応リンクも貼っておきますね。



「夜のサーカス Circus Notte」を読む「夜のサーカス」をはじめから読む
あらすじと登場人物




「夜のサーカス」番外編
夜のサーカスと黄色い羽 Featuring「物書きエスの気まぐれプロット」

 コモ湖は春の光に覆われて、これでもかというくらいに輝いていた。普段はサングラスをしないヨナタンすらも、ヴィラに辿りつくまで着用していた。ステラはそのヨナタンの姿にうっとりとしていた。

「なぜ見ているんだい」
困惑したように言う口調はヨナタンそのままなのに、急に映画スターにでもなったように感じたステラは、それをそのまま口にして、彼にため息をつかれた。

「えっと、そろそろだったわよね。まだ通り過ぎたりしていないわよね……」
ステラは慌てて言った。ヨナタンの口元が笑った。これまで通ってきた所にあったのはどれも立派なヴィラばかりで、至極残念な状態であるアントネッラのヴィラを見過ごすことなど不可能だからだ。

 それはかつては壮麗だったはずの大きなヴィラで、40年くらい前に塗ったと思われる外壁はアプリコット色だ。はげ落ちていない所は、という意味である。一階部分の大半は伸び放題になったひどい状態の庭(かつては庭だったと言った方がいいかもしれない)の枯れ枝に隠されてよく見えていなかった。玄関ドアはかろうじて閉めたり開けたりができる状態だったが、たとえ開けっ放しでも泥棒に入られることはなかっただろう。

 門の所に大きい松かさの形をした石のオーナメントが載っていたこともあるようだが、現在そのうちの1つは地面に横たわり、雑草の中に埋もれていた。

 そんな状態だったので、ようやくその前に辿りついたステラもすぐにここがアントネッラのヴィラだとわかった。ヨナタンは、錆び付いた門をギイと押して開けてやると、ステラを通した。

 二人は枯れた草の間を進んだ。もしこれが夏だったら雑草の間を泳ぐようにして進まなくてはならなかったことだろう。玄関ドアの所に進むと開けて「アントネッラ、こんにちは!」と叫んだ。すぐに上の方から「入っていらっしゃい!」と返答があった。

 埃にまみれて廃屋同然の一階と二階を通り過ぎ、さらに螺旋階段を昇っていくとたどりつくのが展望台として作られた小さな物見塔だ。アントネッラは茶菓子とコーヒーを用意して待っていた。

 アントネッラは小さな彼女のアパートから運び込んできた全ての家財をここに押し込んでいた。木製のどっしりとしたデスクには年代物のコンピュータと今どき滅多に見ない奥行きのあるディスプレイ、ダイヤル式の電話などが置いてあった。小さな冷蔵庫や本棚、携帯コンロと湯沸かしを上に置いた小さい食器棚、それからビニール製の衣装収納などが場所を塞ぐので、ベッドは省略してハンモックを吊るし、デスクの上空で眠るのだった。

 ステラはこの場所が好きだった。そこだけは足元が塞がれていないソファの前に立って、開け放たれた窓を眺めると、その向こうに青く輝くコモ湖が見える。マグノリアと花水木があちこちで咲き乱れていた。

「よく訪ねてくれたわね。何ヶ月ぶりかしら。どうしたのかと思っていたのよ」
アントネッラの頬にキスをしながら、ステラは元氣よく答えた。
「だって、南の方に行っていたのよ。私、ローマやナポリって初めてだったの。でも、やっぱり北イタリアに帰ってくるとホッとするわ」

 アントネッラは嬉しそうに笑った。ステラとヨナタンは、「チルクス・ノッテ」というサーカスに所属していて、街から街へとテントで移動して暮らしている。アントネッラとは、普段はヨナタンと呼ばれているこの青年にまつわる事件を通して友達になり、それ以来、興行でコモに来る時には必ず訪問することにしているのだ。

 アントネッラは、私設の電話相談員として生計を立てている。もちろんそんな仕事では、コモ湖畔のヴィラをまともに状態に保つだけの収入は望めないので、この崩れかけた祖母の形見のヴィラはまるで半世紀前から打ち捨てられているかのごとくなっていたが、彼女は全く氣にしていなかった。この窓から眺めるコモ湖の景色さえあればそれで満足だったからである。

「思ったよりも到着が遅かったから心配していたのよ。久しぶりで道に迷ったの?」
アントネッラが訊くとステラは首を振った。
「違うの。街で人助けをすることになったので、遠回りになっちゃった。コモから直接じゃなくて、一度東岸に行って、ヴァレンナから船に乗ってきたの」

「まあ、人助け?」
そうアントネッラが訊くとヨナタンが頷いた。
「二人の日本人が、変なところをウロウロしていたんです。どうやら病院に行った帰りに、レッコ行きのバスの出るポポロ広場へと向かう近道を行こうとしたらしく、表通りをそれてしまったようですね」

「日本人がレッコやヴァレンナに何の用事があるのかしら」
「どうやら一人の女性のお祖母さんがこの地方の出身だそうで、先祖の墓も探したかったみたいですよ。それで、コモの街で道を一本間違えてしまった所、迷路のようになった急な上り坂で、体の弱そうな女性の方が少しダウンしてしまったようで」
「そっちの女の子はイタリア語も話せるのよ。でも、具合が悪くてたくさんは話せなかったの」

 イタリア語の話せる日本人。それを聞いて、アントネッラはある友達の事を連想した。それは日本に住んでいるエスという名前以外はほとんど知らない女性だ。アントネッラと同様、趣味で小説を書いていて知り合ったのだ。

「それで。その二人は、無事に墓地に行けたの?」
アントネッラは、カップにコーヒーを注ぎながら訊いた。ステラは、ビスコッティとアマレットのどちらから食べようか迷っていたが、結局両方一度に手にとってから答えた。
「ええ。少し休んでから、私たちが連れて行ってあげたから。そして、とても面白いものも見たのよ」
「面白いもの?」

 それは、日本人女性たちと別れて船着き場へ向かうために墓地を横切り、出口付近にあった中世の納骨堂の前を通った時の事だった。その納骨堂は黒い艶やかな金属製の壁と柵で覆われているのだが、中には所狭しと頭蓋骨が並んでいるのだった。そして、黒い壁にはダンス・マカーブルよろしく、骸骨たちが楽しそうに人びとを連れて行列している絵が描かれていた。

 納骨堂の柵から、蟻が行列を作って出てきていた。それは二人がこれまで見た事もないような大きな蟻で、黒と赤茶色をしていた。そして、その多くが黄色っぽい三角の何かを運んでいるのだった。ステラが屈んでよく見ると、それは小さな蝶の羽だった。

 そうやってゾロゾロと練り歩く蟻の群れは、終わる事もなく次々と納骨堂から溢れ出てくるのだった。

「まるでカーニバルの行列のようだったのよ。アントネッラに見せてあげたくて、ひとつだけその蝶の羽を持ってきたの」
そういうと、ステラはポケットからハンカチーフを取り出して手のひらの上でそっと広げて見せた。

「あれ?」
そこに挟まっていたのは、黄色い蝶の羽などではなく、三角の金色の紙だった。

 アントネッラは、ステラとヨナタンの両方が「そんなはずはない」という顔をしているのを見て、二人が嘘をついているのではないなと思った。ハンカチごと受け取ると、金色の紙をしげしげと眺めた。
「不思議な事もあるものね」

 アントネッラは、この不思議な話を短い作品にまとめたらどうだろうかと考えた。サーカスのブランコ乗りと道化師が、カタコンブからゾロゾロと現れる骸骨のパレードに翻弄される話だ。

僧侶、裕福な商人、徴税人などの豪奢な中世風の衣装をまとった骸骨たちは、金色の三角の紙をまき散らしながら、コモ湖の方へと向かう二人を追う。

カタカタと歯を噛み合わせて嗤う白い髑髏は、面白おかしい歌を歌えとブランコ乗りに要求するが、道化師が「歌わない方がいい」と止める。ブランコ乗りを地の果てに連れて行こうとする骸骨たちを道化師は黄色いジャグラーボールを使って撃退する。だが、コモ湖の前で二人は追いつめられる。

その時、教会の厳かな鐘の音が鳴り響き、骸骨たちは全て蟻の群れに戻って二人の視界から消えていく。二人の手のひらには、黄色い蝶の羽だけが残される。



 このストーリーについてどう思うか、エスの意見を聞いてみよう。アントネッラは考えた。

 でも。どういうわけか、ここ数日、エスはチャットにログインしていないのよね。「サルベージ」とやらでしばらくチャットできないと予め言われていた時以外に、エスがこんなに長くログインしなかった事はなかった。アントネッラは、今夜こそエスが再ログインするといいなと、ぼんやりと考えつつ、またしても空になったステラのコーヒー茶碗に新しくコーヒーを注いだ。

(初出:2016年4月 書き下ろし)
関連記事 (Category: 小説・夜のサーカス 外伝)
  0 trackback
Category : 小説・夜のサーカス 外伝
Tag : 小説 読み切り小説 コラボ

Comment

says...
おお、これは楽しい!!!
ステラはあいかわらずだし。ため息をつくヨナタンも素敵だし(あ、サングラス姿も)。アントネッラはだんだんと人なつっこくなってきているし。久しぶりにみんなに会えて楽しかったです。
そしてこの道に迷った日本人、どう考えてもエスとコハクですよね。2人はエスのおばあさんのお墓にはちゃんと行けたんですね。でも結局アントネッラには会えなかったようですね。まぁヨナタンとステラに会えたみたいだし、贅沢を言ったらいけないかな。
でも、まだチャンスは有るかも・・・サキはそんなふうに考えてしまいました。まだエス達はイタリアにいるんでしょうから。

アントネッラの考えるパレードはちょっと欧州的でおどろおどろしくて、サキのパレードとはかなり違ったイメージです。
夕さんの作り出した蟻たちのパレードも、ステラの「面白いもの」という意見には賛成できません。納骨堂の様子も(これ本当に有るんですよね?)、蟻たちの格好も、運んでいるものも不気味です。黄色っぽい蝶の羽が金色の三角の紙に変わるところなんかも、エスの体験を知っているだけにドキドキします。
この物語を読んだエスの反応が楽しみです。
楽しい、そしてちょっと恐い掌編楽しませていただきました。
面白かったです。ありがとうございました。
2016.04.13 14:47 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

ステラは、例によってヨナタンにべったりです。そして、しっかり食べています。
アントネッラもあまり変わっていませんね。相変わらずカオスの中に住んでいます。

エスとコハクは、サキさんの設定だとコモ湖の東岸に滞在していて、行ってもコモの街ぐらいだと思ったので、そのままで偶然コモ湖の西岸に住んでいるアントネッラと遭うというのは、いかにもご都合主義っぽかったので、まずはステラたちに逢わせてみました。どうでしょうね。チャットでお互いがどこにいるかがわかったら、もしかしたら逢えるのかもなんて思ったりしていますが。

そうそう、エスの見たパレードとは、ちょっと違う感じですよね。いや、エスパーじゃないし、全く同じイメージは却って嘘くさいかなと三角の金の紙吹雪以外は全く違うものにして見ました。納骨堂は、ヴァレンナにこれがあるというわけではありません。ただ似たような納骨堂、イタリア語圏には多いので、わざと使ってみました。でも、日本と違って乾燥しているせいか、あまりおどろおどろしくないんですよ。効果音も「ひゅ〜、どろどろ」ではなくて「カランカラン」という感じかなあ。それと、蟻たちが蝶の羽や葉っぱの欠片を行列で運んでいくという光景は、わりとよく見かけます。

だからアントネッラやステラにしてみたら「ちょっと変わっている」「面白いね」程度の軽い感覚ですが、これをエスとコハクが読んで、さらに三角の金の紙のくだりにきたらさぞ「ぎょっ」とするだろうな、というのを想像しつつ書いていました。

さて、エスとコハクの旅はまだ続くのでしょうか。
また読める事を期待しています。

遊ばせていただき、感謝です。コメントありがとうございました。
2016.04.13 21:04 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
執筆、お疲れ様でした。

うわぁ、ヨナタンとステラだ、久しぶりだなぁ。そうですよね、アントネッラと絡むとなると、この二人ですよね。
しかも、エスとコハクにも会ってるし。

納骨堂から出てくる蟻たちのパレード、不思議というかちょっと怖い感じがしますね。納骨堂のイメージが妙に明るいのでそうでもありませんが、ぼうっと見ていたら常世の国に連れていかれそうですね……それもいいか(笑)
蟻の行列、最近ではあまり見なくなりました。昔はよくあったんですけどね。どこにいっちゃったんだろう。言われてみればたしかに、木の葉や虫の羽なんかも運搬してましたね。

金色の紙切れで繋がった二つのパレード、不思議な世界を垣間見させていただきました。
2016.04.14 16:40 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

私も久しぶりでどうしようかと思いました。
でも、アントネッラだけ出すより、なんか「夜のサーカス」の番外編っぽいかなと(笑)
エスとコハク、アントネッラの小説のモデルと遭ったなんて、わかったかなあ。

サキさんの「参加してしまったら戻れなくなりそう」なイメージから、「あの世からの行列」をイメージしたら何となくこんな話になってしまいました。

そうそう、蟻の行列って、運搬していましたよね。
こちらはド田舎なので、今でもよく運搬しています。
蝶の羽もですけれど、菩提樹の葉っぱとかも多いですよね。なんにするんだろう。
蟻って、お天道様の下で整然とちょっと怖い事をやっているというイメージがあります。
飛ばないからそういうう意味では怖くないので、時々じーっと観察しています。

アントネッラの作った話は、登場人物には実害のない妄想レベルの話ですので、「ちょっぴり怖い白昼夢」的に笑っていただければそれでいいかと。

コメントありがとうございました。
2016.04.14 20:26 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
蟻の行列ときましたか! なるほどな~。
どちらも現実と非現実の狭間なんだけれど、サキさんが書かれるとより非現実というのかファンタジックな世界観で、それを夕さん側から書かれるとちょっと現実よりになって、その行き来が面白いなぁと思います(*^_^*)

納骨堂から蟻の行列、なるほどなぁ~(まだ感心している)。この感じ、私は結構好きかも。もともと将来は考古学者になりたいと思っていたので、お墓に恐怖心が無くて、むしろちょっと畏怖心みたいなものが湧いてきます。そんな場所から蟻が……この不思議な光景、気に入りました。何か、命の大事な部分を運んでいるみたいですね。
そうそう、パレルモのカタコンベでも、骸骨さんが服着て並んでおられて、怖いというより、何だか興味津々でした。
葉っぱを運んでいる中で有名な葉切り蟻は、巣の中できのこを栽培しているんですよね(葉っぱはきのこのエサ)。ありってほんとすごい。農耕するんだもん。蝶々の羽根は……? う~ん、寝床? 基本的には幼虫を育てるためのなにか、なんだろうな。命の終わりと、命の始まりの調和。
2016.04.16 02:52 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
“コモ湖の西岸に住んでいるアントネッラと遭うというのは・・・”

あれ?アントネッラはコモ湖の西岸に住んでいたんでしたっけ?
たしか物語の出だしでは、

“コモ湖の東岸を走る国道はさほど広くない。そして、例によって、道には雨が穿ったひび割れや小さな穴があった。そこを巨大なトラックが走ると、ガタガタと地震が起きたかのような音がするのだった。
 湖畔の美しいヴィラにすむ裕福でスノッブな隣人たちに、その騒音は当然不評であった。アントネッラも好きとは言えなかったが・・・”

となっていたので、てっきり東岸に住んでいるんだと思っていました。エスたちを東岸に滞在させれば、出会う機会も有るかなと思ったのですが。
すみません、サキは細かいところが気になってしまうたちなので。
2016.04.16 14:26 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

そう、実は、サキさんとのコラボってある意味とても難しいのですよ。
サキさんの小説は「現実ではないこと」がメインなことが多いのですが、私の小説は「現実にありえないことは書かない」を基本にしている小説群が多いのです。「夜のサーカス」はその縛りがあるので、サキさんの幻想的な「何か」に対して、なにか現実にある存在でアンサーする試みをしてみたのです。非現実的な部分はアントネッラの妄想で。

そして、サキさんやTOM-Fさんは「怖い」と感じられたようですが、ヨーロッパ的には「全く怖くない」というあの感じ、イタリアを放浪された彩洋さんは私と同じように感じられたのかなあと思います。これ、同じことを日本のイメージ(即身仏の方が生き返って歩くとか)で想像するとウルトラ怖いんですけれど、何が違うんでしょうね? 湿度?

昆虫は社会を作って整然と生きる存在なので、パレードのイメージとは重なりやすかったですね。それにあの無表情で淡々と行く感じが、今回の話の進行にちょうどよかったんですよ。あ、葉っぱは茸の栽培用? そうだったんですね。また一つ賢くなってしまった。ありがとうございます。蝶々はずっと幼虫のエサかなんかだと思っていましたが、何のために運ぶのか知りたいですね。

そうそう、生命って循環していますからね。生命の終わった所から、新しい生命が始まるというイメージ、悪くないですよね。

コメントありがとうございました。
2016.04.16 19:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あらららら。おっしゃる通りです。
なんでそんな記述をしたのか憶えていないんですけれど、これは間違いです。
最初から本人はずっと西岸のつもりで書いていました。
私は東岸の道を通ったことがないし、モデルになったヴィラのあるストレーザもマッジョーレ湖の西岸にありますので記述は全部西のつもりで書いていました。
この「東岸」という記述は 訂正しなくちゃいけません。というのは、本編で最後にヨナタンとステラがコモまで歩いて帰るという記述があるんですが、東岸だとそれは不可能なんです。

そんなつもりでしたのでサキさんがわざわざ東岸と書かれたのは、エスが「逢わない方がいい」と思っているという記述通り、サキさん自身がどちらかというと逢わせたくないからだと思っていました。一番最初のエスの登場のときにも「ブロ友に逢いたいと言われて困った」というお話で始まっていたので、その印象が頭にあったことも一因です。私の記述にあわせて東岸になさったということに氣がつきませんで申しわけありませんでした。

今回はっきりとエスは東岸にいて、ヨナタンとステラはわざわざ船で西岸ヘ行ったと言う記述を書いたのでもう訂正できなくてすみませんが、アントネッラのヴィラは西岸のコモまで徒歩で行ける距離(長くても10キロ、つまり二股になった西側の足)にあるという認識でいていただけると助かります。

ご指摘ありがとうございました。
2016.04.16 20:03 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/1225-3408bdf9