scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】薔薇の下に

先週に続きリクエスト掌編、当ブログの77777Hit記念のふたつめです。リクエストは大海彩洋さんにいただきました。

ご希望の選択はこちらでした。

*現代・日本以外
*毒草
*肉
*城
*ひどい悪天候
*「黄金の枷」関係
*コラボ・真シリーズからチェザーレ・ヴォルテラ(敬称略)


『真シリーズ』は、彩洋さんのライフワークともいっていい大河小説。何世代にもわたり膨大な数のキャラクターが活躍する壮大な物語ですが、中でも相川真に続くもっとも大切な主人公の1人が大和竹流ことジョルジョ・ヴォルテラです。今回リクエストいただいたチェザーレ・ヴォルテラはその竹流のパパ。ヴァチカンに関わるものすごい家系のご当主です。

うちでは「黄金の枷」関係、しかも毒草だなんて「午餐の後に」のような「狐と狸の化かしあい・その二を書け~」といわれたような。彩洋さん、おっしゃってますよね? どうしようかなと悩んだ結果、こんな話になりました。実は「ヴォルテラ×ドラガォン」のコラボはもう何度かやっていまして、いま私が書いているドラガォンの面々は、竹流と真の子孫と逢っていますので、チェザーレとコラボすることは無理です。で、23やアントニア、それにアントニオ・メネゼスの先祖にあたる人物を無理矢理作って登場させています。

彩洋さん、竹流パパのイメージ壊しちゃったら、ごめんなさい。モデルのお方のイメージで書いてしまいました……。


【参考】
小説・黄金の枷 外伝
「Infante 323 黄金の枷」Infante 323 黄金の枷



黄金の枷・外伝
薔薇の下に Featuring『海に落ちる雨』


 レオナルド・ダ・ヴィンチ空港の到着口で、ヴァチカンのスイス衛兵伍長であるヴィーコ・トニオーラは待っていた。

「出迎え、ですか?」
彼はステファン・タウグヴァルダー大尉に訊き直した。直接の上司であるアンドレアス・ウルリッヒ軍曹ではなく大尉から命令を受けるのも異例だったし、しかもその内容が空港に到着する男を迎えに行けというものだったので驚いたのだ。
「そうだ。ディアゴ・メネゼス氏が到着する。お待たせすることのないように早めに行け」

「これは任務なのですか」
「もちろんだ。《ヴァチカンの警護ならびに名誉ある諸任務》にあたる。くれぐれも失礼のないように」

「そのメネゼス氏は何者なのですか。……その、伺っても構わないのでしたら」
「竜の一族の使者だ」

「それはどういう意味ですか?」
彼は答えなかった。

「その……空港でお迎えして、その後こちらにお連れすればいいのでしょうか」
「いや、ヴォルテラ氏の元にお連れしてくれ。その後、すぐに任務に戻るか、それとも引き続き運転をしてどちらかにお連れするのかは、ヴォルテラ氏の指示に従うように」
「ヴォルテラ氏というと、リオナルド・ヴォルテラ氏のことですよね。ローマに戻っていたんですか」

 ヴォルテラ家はヴァチカンでは特別な存在だった。華麗なルネサンスの衣装を身に着け表立って教皇を守るスイス衛兵と対照的に、完全に裏から教皇を守る世には知られていない家系だ。ようやく部下を持つことになった程度の若きスイス衛兵ヴィーコは、当然ながらヴォルテラ家と共に働くような内密の任務には当たっていない。だが、当主の子息ではあるが氣さくなリオナルド・ヴォルテラとは面識があるだけでなく一緒にバルでワインを飲んだこともあった。彼は英国在住で、時折ローマに訪れるのみだ。

「まさか。寝ぼけたことを言うな。当主のチェザーレ・ヴォルテラ氏に決まっているだろう」
タウグヴァルダー大尉は、渋い顔をして言った。仰天するヴィーコに大尉は畳み掛けた。
「これはただの使い走りではない。君の将来にとって、転機となる任務だ。心して務めるように」

 ヴィーコは落ち着かなかった。彼は、スーツに着替えると空港に向かった。激しい雨が降っていた。稲妻が扇のように広がり前方を明るくする。それはまるで空港に落ちているかのように見えた。こんなひどい雨の中運転するのは久しぶりだ。故郷のウーリは天候が変わりやすかったので、彼は雷雨を怖れはしなかった。

 本来であったら今日はウルリッヒ軍曹とポンティフィチオ宮殿の警護に当たるはずだった。軍曹と二人組で仕事をするのが氣まずくて、この任務に抜擢され二人にならずに済んだことは有難いと思った。だが、これは偶然なのだろうか。

 ヴァチカン児童福祉省で実務の中心的役割を果たしているコンラート・スワロスキ司教がローマ教区での児童性的虐待に関わっている証拠写真を偶然見つけてしまった時、軍曹は「歯と歯を噛み合わせておけ」つまり黙認しろと命令した。
「俺たちの仕事は猊下とヴァチカン市国を守ることだ。探偵の真似事ではない」

 彼には納得がいかなかった。スワロスキ司教と個人的な親交を持つウルリッヒ軍曹が、彼をかばっているのだと思ったのだ。カトリック教会内における児童性的虐待は新しい問題ではなかったが、それを口にすることを嫌う体質のせいで永らく蓋をされてきた。プロテスタントの勢力が強いスイスでも問題視し告発する者がようやく現れた段階で、ヴァチカンの教皇庁内部の人間を告発したりしたらどれほど大きいスキャンダルになるかわからない。だが、このままにしておくことは、ヴィーコの良心が許さなかった。

 彼は親友であるマルクス・タウグヴァルダーにこのことを相談していた。マルクスはタウグヴァルダー大尉の甥だ。マルクスから大尉に伝わったのだろうか。彼は大尉に呼び出された時に、その件だと思った。だが、ポルトガル人を出迎えてヴォルテラ氏の所に行けというからには、自分にとって悪いことが起こる前触れではないだろうと、少し安心した。とにかくこの任務をきちんと果たそう。

 予定していた飛行機はこの雷雨にもかかわらず定刻に到着していた。ヴィーコは「メネゼスさま」という紙を掲げて税関を通って出てくる人びとを眺めた。

「出迎え、ご苦労様です」
低い声にぎょっとして見ると、いつの間にか目の前に黒い服を来た男が立っていた。きっちりと撫で付けたオールバックの髪、痩せているが背筋をぴんと伸ばしているので、威圧するような雰囲氣があった。丁寧な英語だが、抑揚が少なく感情をほとんど感じられなかった。

「失礼いたしました。スイス衛兵のヴィーコ・トニオーラ伍長です。ヴァチカンのヴォルテラ氏の所へご案内します。お荷物は?」
小さめのアタッシュケース1つのメネゼスに彼が訊くと、黙って首を振った。

 彼はまっすぐにヴァチカン市国に向かった。雨はまだ激しく降っていて、時おり稲光が走った。ヴィーコは不安げに助手席に座った男を見たが、彼は眉一つ動かさずに前方を見ていた。

 サンタンナ門からスイス衛兵詰所の脇を通って中央郵便局の近くに車を停めると、メネゼス氏を案内してその近くの目立たぬ建物に入った。扉が閉まると、激しい雷雨は全く聞こえなくなり、ヴィーコはその静けさに余計に不安になった。そこは、何でもない小屋に見えるが、地下通路でヴォルテラ氏の事務所に繋がっていた。

 緩やかな上り坂の通路の突き当たりにいかめしい樫で出来た扉があり、ヴィーコがセキュリティカードを脇の機械に投入すると数秒の処理の後、自動でロックが解除され扉が開いた。さらに先に進むと、紺のスーツを着た男が扉を開き頭を下げて待っていた。
「ようこそ、メネゼスさま。主人が待っております、どうぞこちらへ」

 メネゼスが応接室へと入ると、ヴィーコはその場に立って「もう戻っていい」と言われるのを待っていたが、紺の服の男は、ヴィーコにも目で応接室に入るようにと促した。戸惑いながら応接室に入ると明るい陽射しが目を射た。瞬きをして目が明るさに慣れるのを待つと、がっしりとしたマホガニーのデスクと、暗い色の革の椅子、そして同じ色の応接セットが目に入った。

 窓の所にいた男がこちらに歩み寄り、メネゼス氏に丁寧に挨拶をしているのが見えた。格別背は高くないが、灰色の緩やかにウェーヴのかかった髪と青灰色の意志の強そうな瞳が印象的で、一度見たら忘れられない存在感のある男だった。チェザーレ・ヴォルテラ。彼の事務所に足を踏み入れる日が来るなんて。ヴィーコは入口の近くに直立不動で立っていた。

「トニオーラ伍長、ご苦労だった。申し訳ないが、後ほどリストランテまで運転してほしいのだ。もう少しここで待っていてほしい」
ヴィーコは、ヴォルテラ氏に名前で呼ばれて仰天しつつ、頭を下げた。

「ドン・フェリペは、お元氣でいらっしゃいますか」
「はい。猊下とあなたにくれぐれもよろしくと申しつかっています」

 紺の服を着た男が、メネゼス氏とヴォルテラ氏の前にコーヒーを用意する間、二人はなんと言うことはない世間話をしていたが、男が部屋を出て扉が閉じられると、しばらくの沈黙の後、声のトーンを低くして厳しい顔で語りだした。

「それで。緊急に処理をしなくてはならないご用事とは」
ヴォルテラ氏が言うと、メネゼス氏はアタッシュケースから一枚の写真を取り出した。
「この方をご存知でしょうな」

 ヴォルテラ氏はちらっと眺めてから「ベアト・ヴォルゲス司教ですな。ヴォルゲス枢機卿の甥の」と言った。

 メネゼス氏は続けた。
「その通りです。私どもの街にいらして以来、実に精力的に勤めてくださいまして、ずいぶんと多くの信奉者を作られているようです」

「それは好ましいことです」
「ええ。正義感の強いまっすぐな方で、なんの見返りも求めずに人びとの幸福を願う素晴らしい神父でいらっしゃる。ところで私どもが問題としているのは、とある青年がある娘と結婚が出来ないことを悲しみ、ヴォルゲス司教に相談をしたことなのです」

「とおっしゃると、その女性は金の腕輪をしている方ということでしょうか」
「おや、あなたが女性のアクセサリーに興味があるとは存じませんでした。ええ、あなたがその素晴らしい指輪をしていらっしゃるのと同じように確かに彼女は腕輪をしているようです。それはともかく、司教は二人の問題をペレイラ大司教に訴えました。大司教は、私と同じ役割の家系出身で、当然ながらその件からは手を引くように説得したのですが、納得のいかない司教が叔父上である枢機卿とローマに掛け合うと言い出したのです」

 ヴィーコは、話の内容についていけなくなった。金の腕輪? 結婚できない二人の話? メネゼス氏と同じ役割の家系? 何の話だろう。

 ヴォルテラ氏とメネゼス氏は、ヴィーコに構わずに話を続けていた。
「それで、私どもにどうせよとおっしゃるのですか」
「私どもが、あなた方に何をお願いしたり、ましてや要求できるような立場にはないことは明白です」
「では?」

「たんなる情報としてお伝えしに参ったのです」
含みのあるいい方だった。まったく別の印象を抱かさせる物言いだ。ヴィーコは、メネゼス氏を送り込んだドン・フェリペとやらがヴォルテラ氏に何かをさせようとしていることを感じた。ヴォルテラ氏は、眉一つ動かさずに言った。
「つまり、これはイヌサフラン案件だとおっしゃりたいのですか」

 メネゼス氏は、即座に首を振った。
「まさか。あのように善良な方を『ゆっくりと、苦しみながら死に至らせる』なんてことは、キリスト教精神に反します」
「そうですか」

 ヴォルテラ氏の反応を確かめるように、メネゼス氏はゆっくりと続けた。
「そうですとも。ところで、ローマで珍しい樹の苗を扱う業者をご存じないでしょうか。私は最近園芸に興味が出てきまして、いい苗を買いたいと思っているのですよ。例えばミフクラギなどを」
「ミフクラギですか。Cerbera manghas。インドで自生する花ですな。わずかに胃が痛み、静かに昏睡し、三時間ほどで心臓が止まる。よりキリスト教精神に則った効果が期待できると」

 メネゼス氏は特に表情を変えずに言った。
「いいえ。私はあの白くて美しい花を我が家にも植えたいだけです」

 ヴィーコは、ぞっとして二人の話を聴いていた。恋する二人の信徒を助けたいと願った善良な司教についてなんて話をしているんだろう。

 ヴォルテラ氏は小さくため息をつくと言った。
「園芸業者のことは私は存じません。それはそうと、ヴォルゲス司教のことはいい評判を聞いていますので、早急にローマに戻っていただくのがいいと猊下に申し上げましょう。猊下でしたら枢機卿が話を大きくする前に、司教にふさわしい役目を用意してくださるでしょう。ちょうど空いたポストもあることですし」

 メネゼス氏は、黙って頭を下げた。ヴォルテラ氏はほとんど表情を変えないポルトガル人を見ていたが、青ざめて立っているヴィーコの方を向いて言った。
「リストランテ・サンタンジェロに予約が取ってある。悪いが一緒に来てもらい、その後メネゼス氏をもう一度空港へと送ってもらうことになる。いいね」

「はい」
ヴィーコは頷いた。

「サンタンジェロですか。というと、あの有名なイル・パセットを歩いていくわけですか?」
とメネゼス氏が言った。彼が言っているのは、ボルゴの通路(Il Passeto di Borgo)のことだ。サンタンジェロ城とヴァチカンを結ぶ中世の避難通路で、他国からの侵略があった時に歴代の教皇が使ってきたものだ。このポルトガル人はニコリともしないのでジョークなのか本氣で訊いているのかわからない。

「せっかくローマまでいらしたのですから、ご案内したいのは山々ですが、あの通路の半分以上には屋根がないのですよ。この悪天候ではリストランテには入れないほどびしょ濡れになってしまうでしょう」
ヴォルテラ氏は穏やかに微笑みながら返し、手元の小さいベルを鳴らした。

 ドアが開き、先ほどの紺のスーツの男が入ってきた。
「図書館の前にお車を回してあります。リストランテの予約は、スイス人ベルナスコーニ、3名で入れてあります」

 まさか! 3名ってことは、僕も一緒にってことか? 戸惑うヴィーコに、紺の服の男は「入口であなたがベルナスコーニだと名乗ってください」と言った。

 つまり、このイタリア人とポルトガル人が逢っていたことが噂にならないように注意しろという意味なのだと思った。だが、それならわざわざ何も知らないヴィーコにさせなくとも、この男か他のヴォルテラ氏の配下がやったほうが抜かりがないはずだ。なぜ? ヴィーコは訊きたかったが、余計なことをしてヴォルテラ氏を怒らせるようなことをしてはならないことだけはわかっていた。

 想い悩むヴィーコをよそに、図書館へと至る地下通路を歩きながら二人は和やかに話をしていた。
「ところでメネゼスさん、猪肉はお好きですか」
「ええ。そのリストランテは猪肉を出すんですか?」
「そうです。おそらくあれだけの味わい深いの漁師風赤ワイン煮込みは、あそこでしか食べられないと思います。ぜひご案内したいと思っていました」
「それは楽しみです。食通で有名なあなたが太鼓判を押す味なら、間違いありませんから」

「猪猟はトスカーナの伝統なのですが、本日ご案内する店で出している肉は、とある限られた地域のものなのです」
「ほう。何か特別な地域なのですか?」
「ええ。イタリアでも珍しくなってしまった手つかずの森がある地域でしてね。そこでしか育たない香りの高い樫があるのですよ。その店の肉は、その幻の樫のドングリをたっぷりと食べて育った若い猪のものなのです」

「幻の樫ですか」
「ええ。この国の者でもその存在を知る者はほとんどないでしょう。この世の中は深く考えずに踏み込み、滅茶苦茶に荒らしてしまう無責任で無知な者たちで満ちています。失われてはならぬものを守るためには、その存在を公から隠し、目立たぬようにしなくてはならない。いや、あなたにこのような話は無用でしたな」

 メネゼス氏は立ち止まり、しばらく間を置いてから低い声で呟いた。
「ご理解と、ご助力に心から感謝します」
「なんの。これで先日の借りを返せるのならば、お安いことです」
ヴォルテラ氏の張りのある声が地下道に響いた。

「ところで、トニオーラ伍長」
暗い地下通路の真ん中で、不意にヴォルテラ氏が立ち止まり振り返った。ヴィーコはどきっとして立ちすくんだ。
「はい」

「あなたも園芸に興味がありますか?」
唐突な問いかけだった。
「い、いえ。私は無骨者で、その方はさっぱり……」

 ヴォルテラ氏は、静かに言った。
「そうですか。児童福祉省のコンラート・スワロスキ司教は、コンゴへと赴任することになりました。あなたの上司のウルリッヒ軍曹がご家庭の事情で今日付けで急遽退官なさることになったのとは、全く関係のないことですが、おそらくあなたには報せておいた方がいいかと思いましてね」

 ヴィーコの背中に冷たい汗が流れた。ヴォルテラ氏はこれ以上ないほど穏やかに微笑みながら続けた。
「今日、特別な任務を引き受けてくださったお礼としてあなたに何かをお贈りしようか考えていたのですが、園芸に興味がないということでしたら、苗をお贈りしてもしかたないでしょうね」
「苗ですか。私に……?」
「もちろんミクフラギやイヌサフランではありませんよ。私が考えていたのは薔薇の苗です」

 ヴィーコは、即座にヴォルテラ氏の言わんとすることがわかった。彼が必要もないのにメネゼス氏の送迎を任された理由も。
「Sub rosa(薔薇の下に=秘密に) ……」
彼は、ヴォルテラ氏の望んでいる言葉を口にした。

 ヴォルテラ氏は満足そうに頷くと「ワインはタウラージの赤7年ものを用意してもらっているのですよ」とメネゼス氏との会話に戻っていった。

 すっかり震え上がっているヴィーコは、どんな素晴らしい料理を相伴させてもらうとしても、全く味を感じられないだろうと思いつつ、二人について行った。

(初出:2016年7月 書き下ろし)

追記


スイス衛兵というのは、十六世紀以来ローマ教皇をガードすることになっているスイス人のカトリック教徒による軍隊です。この写真のようなド派手なルネサンス式コスチュームで有名です。
Francis Inauguration fc03
Photo by Fczarnowski via Wikimedia Commons
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Comment

says...
執筆、お疲れさまでした。

ドラガオンとヴォルテラの因縁……もとい水面下の関係も、深まってきましたね。
というか、これ過去のお話だから、そのころからこういう駆け引きめいたやりとりはあったということになりますね。
なんですかね、この古狸と妖狐の化かし合いは。まるで冷戦時代の米ソ(齢がバレるorz)が、鉄のカーテンの影ではしっかりと連係していた、みたいな舞台裏を見せたいただいた気分です。
そんな大物同士の「交渉」に立ち会わされたヴィーコが可哀想なものです。しかも、自分が関わったスキャンダラスな事件が、闇から闇へ葬られる舞台裏まで覗いてしまったわけですからね。
すべては「薔薇の下に」ですか。これじゃあたしかに、どんな高級な料理でも、まともに味わえないでしょうね(笑)

今回もまた、楽しませていただきました。

そうそう、スイス人衛兵。
サンピエトロ寺院の前で見かけたときの第一印象は、なんだこの派手なオッサンは、でした。ほんとうに物を知らない人間なので、てっきりなにかのパフォーマンスなのかと思いまして。でもこれが、スイスの血のにじむような歴史と密接に関わった人たちの現代の姿だと知って、ちょっと感銘を受けました。現役バリバリの傭兵ですもんね。すごい話です。
2016.07.06 10:55 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
ヴィーコ、かわいそ~~~と人ごとのように思っちゃいました(@_@)
いや~、夕さん、こんなにも見事に狐と狸の化かし合いを書いてくださるなんて!! 実は今、明日のプレゼンテーションの準備に追われておしりが燃えているのに、読んじゃってドキドキ(O_O)しておりまする。
あ~、もっとじっくり感想を書きたいけれど、明日の楽しみにします!
また改めてコメントに来ます!! と~っても楽しく読みました!!
2016.07.06 13:25 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

きっと、大昔からこんなことやってたんじゃないかと思います。
もっとも、昔はもっと露骨に脅しとかやっていたんじゃないかなあ、こういう組織って。

「毒草」&「チェザーレ・ヴォルテラ」ときたら、どうやってもほのぼのな話は書けないじゃないですか。
だからこうなりました(笑)

ヴィーコみたいな、若くて曲がったことに立ち向かおうとする人が、次第に「酸いも甘いも」の組織人になっていく過程って、どこでもあると思うんですよ。だんだんと……もあるでしょうけれど、今回みたいに「ぞわぞわっ」という事があって……もあるかな〜と。ヴィーコは今後何年間も食べられないような、おいしいディナーを食べるんでしょうがもきっと味しないだろうなあ。

スイス衛兵、コスプレみたいですよね。
イタリア人をはじめ、どの国の傭兵もいざとなると逃げだしてしまう中、スイス傭兵だけは全滅しても逃げださなかったから選ばれた、というのが「らしいなあ」と思います。
スイスって今では傭兵になることが法律で禁止されていて、もしなったりするとスイスに入国した途端逮捕されるんですけれど、このスイスガードだけは例外で、国のお墨付きで、嬉しそうになっていますね。

もっとも最近は教皇にはスイスガードの他に黒服のボディガードがいるみたいです。
どうなっているんだろう。

コメントありがとうございました。
2016.07.06 21:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

うわあ、彩洋さん、そんな大変な時にありがとうございます。
なんとかお氣に召していただけたようでホッとしました。

小者のヴィーコ、縮み上がっています(笑)
狐と狸、楽しんで書かせていただきました。

彩洋さん、いろいろと本当に大変のようですが、どうぞご無理なさらないでくださいね。

コメントとリクエスト、ありがとうございました!
2016.07.06 21:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
折しも「清明の雪」の流れから
「海に落ちる雨」の始章を読ませていただいている
最中なのですが、仰るように本当に
壮大な物語ですよね、真シリーズ。
そしてその四世代に渡る物語にひけをとらない、
「黄金の枷」シリーズからのドラガォンの一族。
この二つの血族なら世代を越えて関わりあっていても
全然不思議じゃないし、
もうこの組み合わせしか考えられない!
というような、高度で優雅で上品な(そして文字通り毒のある)
「狐と狸の化かしあい」だったと思います。

一介のスイス衛兵であるヴィーコ視点からというのも
個人的には入っていきやすくて、おかげで一緒に背筋が冷える思いを味わわせて
頂きましたv
いや本当に清濁併せ持つどころか、こういうのを二枚舌っていうんだろうなと思いました。

まるで夕さんがこの目で見てきたかのようなリアルな
描写に終始唸らされっぱなしでした。

スイス傭兵ですが、スイスは昔産業が乏しくて傭兵業が盛んだったと
小耳に挟んだことがあります。
制服のデザインとあいまって、いろいろと想像力を掻き立てられる
方たちだと思います(^-^)
2016.07.07 12:25 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

「海に落ちる雨」の始章にもあの家系の話が出てくるからちょうどよかったです。

もともとは、地名系お題の時に彩洋さんが「真シリーズ」の最終回にあたる作品を書いてくださって、こちらが「追憶のフーガ — ローマにて」という作品でお返ししたのですけれど、これが「黄金の枷」シリーズの最初の外伝であると同時に、さりげなくヴォルテラ家のいるローマとのニアミスでした。それから彩洋さんがその続きにあたる作品を書いてくださって、そのお返しとして書いたのが「狐と狸の化かしあい」もとい「午餐の後に」という作品でした。
こうなってくると「狐&狸」がデフォルトになってきたかも(笑)

どちらも「もともと何のためにそれを始めたのかよくわからないけれど、長く続いてしまっているのでもう誰にも止められないシステム」という設定だし、こういうコラボは書きやすいですね。

とはいうものの、記念掌編でどちらかの作品を(あるいは両方とも)読んだ事のない方が「?」になるのは困るので、「わかっていない人」の視点にしてみました。

面白いことに、スイスガードは、イタリア語圏スイスからではなくドイツ語圏スイスから募集されて行く伝統になっているのですけれど、名前でわかるようにヴィーコはイタリア系の血を引く人間で、規律を重んじるドイツ語系よりも感情によって行動することが多いという設定で書き始めました。こういう人は「命令だ、黙ってろ」といわれてもいう事きかないですね。でも、命が縮む思いをすれば黙る(笑)

ヴォルテラ氏の風貌や事務所については、ある程度彩洋さんに教えていただいて書き始めましたが、途中から筆が滑って勝手な描写も入っています。もし、彩洋さんの所で違う描写を見つけたら「へへ。あいつ間違ってやらぁ」と嗤っていただければ。

スイスって、日本と似ていて資源がない上に開墾できる土地も限られていて、昔は次男三男は出稼ぎに行くしかなかったらしいです。そして、もともと生真面目な上、戻る所もなかったので、簡単に逃げたしたりしないで実によく働き、ヨーロッパ最強の奴らとして重宝されていたらしいです。ところがどいつもこいつもスイス傭兵を雇った結果、スイス人とスイス人が戦う羽目になり、「こんなことやってられるか」から「傭兵禁止」「中立化」になったそうです。今では戦争している国両方に武器を売る「おいおい」な中立国になっているというオチつき。

とはいえスイスガードは、そういうこととは別に、文化遺産っぽく「こういう伝統だし、ずっと続けて行こうね」になってますね。
「けっ。宗教なんて」いうスイス人でも、けっこうスイスガードのことは誇りに思っているみたいです。

コメントありがとうございました。
2016.07.07 19:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
知らないでいいことを垣間見てしまった、て感じがたまらないわ
面白かったです^ ^

車に乗っての移動シーンで、偉いさんには後ろに乗ってもらうもんではないの?と思てもうたので、ちょっと意外でした
そういう習慣なのでしょうか?
2016.07.07 22:41 | URL | #- [edit]
says...
静かなる迫力の狐と狸、堪能させていただきましたあ。
組織と組織の当たり。いんや、すっごい(@@)

必然で巻き込まれてしまったヴィーコは、水に落とされた笹船のように流れに翻弄され・・・
救いの文句は「Sub rosa」。これはディナーの味、甘いもからいもないですね。
ねぎらいの沐浴で背中流してあげようか?

リオナルドと面識があるの、ちょっとポイントでないですか?
その後のヴィーコの仕事ぶりもちょい気になりますねえ。
2016.07.08 05:58 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

読んでいただきありがとうございます。

車の座席の件、ツッコんでいただきありがとうございます。

これは、まあ、普通なら後でしょうけれど、この場合は横でいいんです。
というのは、本編読んでいないとよくわからないと思いますけれど、この人は別に偉くないんです。
(ドン・フェリペなど、ご主人様扱いされている人たちは、乗るとしたら後だと思いますが、この人たちはローマに来ることは出来ないのでどっちにしても同じですね)
メネゼスは《監視人たち》といわれる組織の中枢にいる人ですが、これってひたすら影に徹する組織で、よく扱ってもらって氣分を良くするよりは「あれは誰だろう」というように周りに注目されることのないただの一般人に見えることを尊び、そう振る舞う人たちなのです。空港など人の多い所では、とにかく目立たないことが重要なのですね。

もちろん、本編を読んでいない方のために、もう少し細かく説明すべきなんでしょうが、既に予定を1000文字以上超えている上、おそらくそこまで知りたい方はそんなにいないだろうということで端折っています。

隅々までしっかりと読んでいただけて感謝です。

コメントありがとうございました。
2016.07.08 20:30 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

大きな組織の上の方って、所属したことがないのでイメージで書いているんですけれど、こう、穏やか〜に、怖いことやっているんじゃないかな〜と。

ヴィーコは、馴染みのある下っ端の世界なので、親近感もって書いちゃいました。
もうオタオタしてますよね。

ああ、労いの沐浴!
ぜひぜひ、背中お願いします。
ついでに策のアヒルも貸していただけると!

リオナルドとちょっとだけ知り合い?
パパは怖いけれど、息子は人好きのするタイプみたいです。
あ、でも、パパも身内や仲間には暖かい人らしいですが。

リオナルドが英国にいるということは竹流はまだ日本にいる頃でしょうけれど
いずれは竹流もリオナルドもローマでヴァチカンで働くみたいですから
ヴィーコが追っ払われていなかったらいずれ逢う事があるかもしれませんね。

ヴィーコはこの作品のためだけに作った捨てキャラなので、遊んでいただく余地はたっぷりあります!
(そんなキャラばっかり……)

コメントありがとうございました。
2016.07.08 21:13 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
じっくりと内容を読み込もうと何回も読んでいたら、こんなに遅くなっちゃいました><

そうかあ、ヴィーコがこの役にあてがわれたのはそう言う訳があったのですね。
最初、ヴィーコの悶々としていた司教の悪事を、この2人が解決するのかと思っていたら、話はさらにそれを飛び越えていましたね。
何も知らずにこの大狸と狐の話を聞かされたヴィーコ……。そりゃビビりまくりでしょう(笑)
でも彼の悶々事案はサラッといとも簡単に払しょくしてもらえたし、振り返ってみると、いいことずくめだったのかも^^
まあ、料理の味はビビりまくって分からなかったでしょうけどねw

やっぱりチェザーレパパ登場となると、舞台も重厚感と凄みが増しますね。
これをさらっと書けるのはやっぱり大海さんと夕さんしかいない><

緻密な構成、堪能しました^^
2016.07.09 01:21 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
面白かったです。
キーワードが見事に使われています。
これだけ指定されると物語の展開が、とても困難になると思うのですが・・・。
チェザーレ・ヴォルテラ氏とディアゴ・メネゼス氏との意味深な会話、比喩がとてもいいですねぇ。意味が通じて会話が成り立っているところがまた凄い。
そしてこの重圧な会話を訊かされているヴィーコ、面白いくらい圧倒されていますね。
こういうの好きです。
ここに出てくる結婚したい2人は、あの2人とは違うのかな?時代も人物も異なっているようだし、もみ消されているようですし。いつものように何事もなかったように処理されていくのかな。ちょっと可哀想ですけど。
そしてヴィーコの告発も何事もなかったように・・・。
恐い恐い。
でも、必要もないのに送迎を任されたわけではないような・・・。
名前を覚えてもらえたのなら食事の味がわからなくても、まぁしょうがないかな。

スイス衛兵の制服、面白いですね。なぜこんなコスチュームになったのか興味津々です。きっとなにか面白い由来があるに違いない。
そして、黒服のボディガードはヴォルテラ家の配下の者だったりして。
2016.07.09 14:44 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

わああ、ものすごい時間。何度も読んでくださったなんて本当に感謝です!

実際には表向きは何も特別なことは起こっていませんが、裏では静かに二件の関係のない問題がコソコソと処理されている、そんなイメージで書きました。
誰もひと言も口にしていないのですが「あんたらが何もしないならこっちで片付けまっせ」「黙っていないとあんたを片付けまっせ」という無言の脅しを、それぞれが「わかりました」と勝手に納得するという流れにしてみました。
ほら、毒草を扱うといっても五千字で本当に実力行使までするのは書けないじゃないですか(笑)

たぶんここでヴィーコが引き下がらなかったら、彼は消されていたと思うんです。
でも「秘密にします」と言ったことで、彼は将来もここにいられることになったと、そんな感じかなあと。
きっと美味しいものはそのうちにまた食べられるでしょう(笑)

舞台の重みは、完全に竹流パパの存在におんぶに抱っこですね。
これも彩洋さんの筆力の恩恵を被り、「まだ足りない」という部分も、読者の方が勝手に脳内変換して補ってくださったことかと思います。(それでいいのか)

多少わかりにくかったかと思いますが、何度も読んでいただきありがとうございました。
今limeさんのリクエストに取りかかっていますが、実はこっちもわかりにくい話になるかも。
あまり夜更かしなさらずとも済むように頑張りますが……。

コメントありがとうございました。
2016.07.09 22:19 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

実際に8つのリクエストを俯瞰して思ったんですけれど、お題をいただいた時点で話の土台はもう決まってしまいますね。
たとえばこのリクエストでは軽い話はどうやっても書けません。
その分自分の発想では書けなかったことも書けるので、この手のリクエストはいい勉強になるなといつも思っています。

よくわからないんですけれど「死にたくなかったら○○しろ」と怖い顔で脅されるのと、穏やかにこうやってたとえ話みたいな話を聞かされるのと、どちらがいう事をきくかというとこちらじゃないかなと思うんですよ。二人はお互いが何を言いたいのかがよくわかっていて、でも、はっきりとは言わない、この辺の駆け引きが面白く伝わったらいいなと思って書いていました。

ここにいる結婚したい二人はこれまでも沢山いた「許されなかったカップル」だと思います。マイアの母親もそうでしたけれど、どんなに抵抗しても《星のある子供たち》を一人生むまでは絶対に許されません。それに干渉するのをやめないならと、おそらく過去にはイヌサフラン案件で消されてしまった人たちはいたのではないかと思います。

ヴィーコは余計なことをせずに、この流れに従えば出世すると思います。
まあ、きっと長いものに巻かれるようになるんじゃないかしら。

スイスガードのコスチュームは「ミケランジェロがデザインした」という説もあります。本当かどうかはともかく、そのために現在まで変えられずに使われているんですよね。

黒服のボディーガードの存在、私は長いこと知らなかったのですが、前の教皇がファン(?)の女性に抱きつかれた事件の時に、「メン・イン・ブラック」みたいな連中が引きはがしたのをみて「へえ」と思いましたよ。本当にヴォルテラ家みたいな組織があるのかもしれませんよね。

コメントありがとうございました。
2016.07.09 23:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
改めて参りました。う~ん、こんな怖い狐と狸の化かし合いを書けるのは夕さんしかいらっしゃらないなぁ、としみじみ。というのか、このお話の中の言葉のやりとり、実は一読したときにはさら~っとこわ~と思ったものの、後から読み込むと、ぞわわ~っと鳥肌が立っちゃいました。
思えば、5W1Hを選択するときに、いかにも「血の滴る方へ」という基準から外れないように選んでいたように思いますが(あまりにもあり得ない組み合わせにはしていないってことですが)、それはそれで余裕のない組み合わせってことですものね。どこまで濃厚に書いてくださるのかしら、って期待度満々のリクエストでした(^_^;) しかも夕さん、真正面から濃厚に書いてくださって、ほんと、堪能しました。

ローマの(ヴァチカンの)町の扉ひとつの向こうって、絶対に手の届かない世界だけど、この掌編の世界の中でちょっとその路地や家の扉の前に立ってみたら、もしかしてこんな闇?って世界が垣間見えて、その空気感がじわじわ~っと来ておりました。ちょっと映画のワンシーンみたいですよね。
ヨーロッパって、どうして今そんなことになっているのかよく分からないけれど昔からこうなのよってのが一杯ありそうで、そのひとつが『黄金の枷』みたいな世界なんですよね。それとうちのヴォルテラを重ねるともう、自分でもわくわくする世界になっちゃって、いや~、楽しかったです!

時間があったら、ちょっとお返しをしたいと思いました。すっかり深遠なる世界にはまったヴィーコのその後って、妄想しちゃうじゃありませんか。
いつになるか分かりませんが、どこかで絡めちゃおう! うしし。いや、ヴォルテラ家の運転手になっちゃって、そのまま家に出入りするようになってたりして。しかもこの家、こんな怖い世界なのに、ヴォルテラの使用人たちって立場はわきまえてるけど、ご主人様にもがっしり意見する人たちなので(風習なんですよね)、ヴィーコもきっと肝っ玉が据わっちゃうんだわ。すっかり薔薇の下に……ね。
そもそも、ヴィーコが「許せん」と告発しようとしたことも、あっさりと片付けちゃったんですもね、狐が(いや、狸の方かも。でも、上っ面は薔薇……)。ヴィーコもちょっと嬉しい?ぶぶんもあったりして、で、いつの間にか自分もせっせと薔薇を植えていて、狐の子分になって……
何はともあれ、濃厚な闇の物語、じわりじわりと後味を楽しむ世界、ありがとうございました!!
2016.07.19 13:23 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

彩洋さん、大丈夫ですか?
命あっての物種ですから、お仕事は若い人に押し付けてでも少し休んでくださいね!

そして、そんな中で二度目のコメントありがとうございます。
発表する時、ちょっとドキっていました。
モデルに引きずられてしまって、いくらなんでも、これってヴァチカンの秘密組織というより「マフィオーゼ」じゃないの〜? って。

私の中では、ヴァチカンの中って、シチリアと変わらないくらい魑魅魍魎な部分があって、それでいて本当に高潔な聖職者もいて、というとても不思議な組織なんですけれど、彩洋さんはもう少し高潔な部分の方が強いのかもと、その受け取り方で書き方が違ってくるかなと思っていました。でも、「毒草」を指定してきたんだし、「ま、いっか」とマコト化して発表しちゃいました(><)

彩洋さんにお伺いした「事務所」の立地からイメージを膨らまして、どの門から入ろうかな〜とか、いろいろと想像するのも楽しい作業でした。ようやく氣がついたけれど、私はサン・ピエトロ大寺院と美術館しか行ったことがなかったから、市国のその他の部分がどうなっているのか考えたこともなかったです。詳細はなんか勝手に作りましたが「違うわい」のところは笑って無視していただければ幸いです。

ヴォルテラ家って、家そのものは極秘でも、書くとなると歴史の表舞台のことをいろいろと書けそうで面白そうです。それも2000年に渡って自由自在に書けそう。また別の機会にまた別のコラボが出来ると面白いですよね。(彩洋さんがもう懲り懲り、でなかったら……)

お返しいただけるならバンザイですよ! お仕事が一段落ついて、のんびりなさった頃で構いませんので〜。
ヴィーコは本当にぽっと出の「捨てキャラ」なので、どう料理していただいてもいいのですが、スイス衛兵ってちょっと特殊な成り立ちだし、イタリア人の苦手なドイツ語系で統率が取られていて、実は教皇庁も不可侵な部分もあるそうなので、ヴォルテラ家の個人的な使用人として使うより、そのままスイス衛兵にいて偉くなっていかせて、その上で実は「ヴォルテラ家の子分」である方が使いでがあると思いますよ。とくに、竹流の世代になった時にはね(笑)
(ヴィーコはウーリ州の出身ですが祖先はイタリア語圏ティツィーノ出の家系なので、モノの考え方が少し情緒的で軍の内部で浮いている設定)

また美味しいものをごちそうしてやってくださいね(結局それか!)

コメントありがとうございました。
2016.07.19 18:54 | URL | #9yMhI49k [edit]

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