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Posted by 八少女 夕

メフィスト・ワルツ

ただの音楽と言うカテゴリーがなかったので、BGMのカテゴリーを改造して使うことにしました。

先週の月曜日、チューリヒのトーンハレで行われた津田理子氏のピアノ・コンサートに行ってきました。いろいろとご縁あって、出不精な私がたくさん聴かせていただいている方なんです。いやあ、すごいコンサートでした。

で、難しい曲目がたくさん並んでいたのですが、中でも「ひえ~」と思ってしまったのが、リストの「メフィスト・ワルツ 第一番」でした。

この曲、もちろん録音では聴いた事はありましたが、生で聴くのは初めて。どんな風に弾いているのか目にすると「ありえない」と思ってしまう曲でした。(というか、コンサートで弾くような曲はどれも人間業には見えないですけれどね)

名前が示すように、この曲は「ファウスト伝説」をモチーフに作曲されていて、「村の居酒屋での踊り」といわれるこの第一番は、「農民たちが踊る居酒屋をファウストと訪れた悪魔メフィストフェレスが、ヴァイオリンを弾き始めて農民たちを陶酔に巻き込む」情景を表しているとのこと。

聴いているうちに引き込まれてしまうメロディもすごいのですが、このピアニスト泣かせの超絶技巧の嵐、弾いている人は「あんたが悪魔だよ、リスト」って言いたくならないのかなあと、ちょっと思ってしまいました。

私はピアニストではないので、人ごとで堪能できるんですけれど。

そして、この曲、頭の中で回り続けます。一週間もぐるぐるしています。

どんな曲かご存じない方のために、Youtubeで拾ってきた演奏を。演奏はトリフォノフ氏。この方、すごいですね。

Trifonov, Liszt mephisto-valse
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Comment

says...
おお~~~音楽のユーチューブまで用意してくださってありがとうございます~~!!
聞き入ってしまいました~~。
生で聞くと多分、もっと迫力とかあるのでしょうね。

私もこういうのを久しく楽しんでないな。。。
また、行こうかな・・・という気持ちにさせてくれるものをありがとうございます。

やる気が出たっさ==。
(/・ω・)/
2016.09.12 10:05 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

動画って便利ですよね。
CMなどで誰もが聴いたことのあるような曲を除いて、やはりどこかで探さずにチェックできるのは簡単ですね。

生演奏はすごかったですよ。
「ひえ〜、こんななんだ!」って手の動きに息を飲んでしまいました。

ポップスのコンサートもいいですが、たまにはこういうクラッシックのコンサートもいいでしょうね。
もし行かれたら、教えてくださいね。

コメントありがとうございました。
2016.09.12 21:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
これがあの「悪魔のワルツ」ですか。すごいですね。指がどうなっているのか、画像を見てもよくわからない超絶技巧。演奏者もすごいですが、作曲者のリスト自体が、コンピュータもない時代、よくも人間の頭の中でこのメロディーを考えられたものだと思います。

聞き終えた後で、「そういえばこないだタモリ倶楽部で現代音楽特集をやってたな、もう一度見たいな」とYoutubeを探したら動画が上がっており、さらには未見の「ジョン・ケージ特集」の回の動画も上がっており、両方で現代音楽なるものを楽しんだ結果、

モーツァルトの時代の探求を「ピアノになにが可能なのか」だとすると、
リストの時代の探求は「ピアニストにどこまで表現が可能なのか」で、
ジョン・ケージの時代の探求は「ピアノにどこまですることが許されているか」で、
現代音楽の最先端は「ピアニストは結局なにをすることが許されているか」の探求ではないか、と思いました。

ジョン・ケージ以降のそれを迷走と見るか進化と見るかでは異論もあると思いますが、わたしは「進化」だと思います。

そんなことを考えました。けっして自分の原稿が書けずに現実逃避したいいわけではなく……(^^;;)
2016.09.15 14:30 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

リストって、こういう作品多いですよね。
他の人と較べて「弾けるものなら弾いてみろ」的な挑戦マインドを感じるのは私だけでしょうか。

クラッシック音楽、編成が大きくなったり複雑になったりする度に、作曲者の頭の中はどうなっているのだろうってよく思いますね。

ポールさんの意見に反対なわけでも、現代音楽や現代芸術がどうだというわけでもないのですが、「意表をつく」「ルールを壊す」などを目指したあげくに、「よくわからない」という感想しか出てこない作品よりは、「クラッシック」と呼ばれるジャンルの音楽の方が、素直に感動するし、感銘を受けるんですよね。これは美術や建築でも同じです。

ま、哲学的な意味合いともなると、また話は違うんでしょうね。

ところで、ポールさんのリクエスト、決して忘れたわけではありません。
浮き世のお勤めがひと息ついたら、ぼちぼち書きはじめるつもりですので、もう少々お待ちくださいね。

コメントありがとうございました。
2016.09.15 21:24 | URL | #9yMhI49k [edit]

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