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なくてもなんとかなる

Posted by 八少女 夕

今日は、ちょっと海外主婦ブログみたいな記事を。

調理中

日本の友達や親戚に会う度に「和食の材料がなくて困るでしょう。私は海外では暮らせないわ」というようなニュアンスのことを言われます。

でも、そうでもないんです。まあ、私自身があまり純和食にこだわらないタイプな上、さほど舌が肥えていないということもあって、まったく困っていません。

少なくともキッコーマンの醤油は、どんな田舎でも買えるんですよ。なんとか醸造の特別なお醤油じゃないと食事ができないって方は別ですけれど、和食と中華料理を作りたい時は、醤油さえあれば、あとはなんとでもなると思っています。

日本酒や紹興酒はありません。白ワインで代用しています。みりんもありません。白ワインとお砂糖、もしくはメープルシロップ、もしくはトカイワインなどで代用します。味噌は都会に行った時に購入した八丁味噌か赤味噌を冷凍庫に入れてあります。この味噌をつかうと豆豉醤や舐面醤などに近い味も作れます。

ここ数年近くのスーパーではオイスターソースを扱わなくなってしまいましたが、ネットで知ったキノコで作る「ベジ・オイスターソース」を使えば同じくらい美味しくなることが判明、わざわざオイスターソースを探しまわるのはやめました。

米酢もないんですが、和洋中どれにも違和感なく使える「ホワイトバルサミコ酢」を使っています。まあ、リンゴ酢でもいいんでしょうが、上質の「ホワイトバルサミコ酢」はまろやかでどんな料理をも邪魔しないのです。

それから鶏ガラスープの素のかわりに、自分で茹でた鶏のスープや粉末の鶏スープの素が使えますし、椎茸が切れていてもポルチーニ茸の乾燥したものを使います。

という具合に、どんな調味料もなんらかの代用品があるんですよね。カレールーや、シチューのルー、調味済みのソースのレトルトパックの類いは手に入りませんので、インスタントのような楽さはありませんが、自分で作った方が奇妙な添加物も摂取せずに済みますよね。

もちろん例えば松茸のお吸い物が食べたければ、代用できるものなどありませんけれど、そこまで限定される食材ってあまりないんですよね。

例えばカツ丼がどうしても食べたくなったとします。こちらでは、いくつかのハードルがあります。例えば日本風のパン粉がない。揚げ物をするとオイルの処理が面倒などなど。材料が揃ったとしても、ヒレ肉を叩くところからやっているとカツ丼一杯のために何時間かかってしまうことか。

でも、こちらにあるシュニッツェルを使って、甘辛いお醤油を使っただし汁で煮込んで卵でとじてしまえばかなりすぐできるし、満足もします。簡単に作れれば、また時々やろうと思いますよね。

調味料や食材もそうですが、日本ではないと購入できない調理器具も、なくてもなんとかなります。

例えば私は炊飯器を持っていません。日本にいた頃から鍋でも炊けたので、最初はそうやって炊いていましたが、途中からシャトルシェフを使って炊くようになりました。実はオーブンでも炊けるのです。時間はかかりますが。

電子レンジも持っていません。これは売っていますけれど、連れ合いが「体に悪い」と嫌がったので使わずに工夫したら問題なく生活できるので、逆らわずに無しの生活を続けています。

都市ガスが走っていないので、調理は電氣コンロです。だから火加減などが東京にいたときと違います。魚焼きグリルなどもないです。でも、「これがないから、これは作れない」というように不満に思ったことは一度もないので、どんな台所でも、自分のお城なら何とかなるものだと思っています。
.17 2016 美味しい話 trackback0
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2016.09.17 17:08[edit]
says... ">>鍵コメMさま"
こんばんは。

お褒めに預かり、恐縮ですが嬉しいです。

才能と威張れるようなものはほとんどない私ですが、適応力というのか、「こっちがダメならこうしてみよう」といろいろな事をトライすることは、もしかしたら得意なのかもしれないと思っています。

そして、こういう「正攻法ではいかないけれど、こっちでいっか」という発想は、海外では日本国内よりももっと必要とされるのかもしれませんね。

あ、こういうのって乙女座っぽいんですか。
それは知りませんでした。
そして、氣になって調べてみたら、アセンダントっていうんですか?「ハウスのカスプ」っていうのが、ひとつ目が獅子座なんですけれど、2つ目が乙女座でした。で、金星と冥王星と天王星が乙女座にいました。こういうのも関係あるのかしら? 

こちらは、日本の血液型分類に匹敵するくらい「あの人って典型的な○○座だよね」分類する方って多いんですが、かなりの確率で当たっていたりします。とても興味深いです。

コメントありがとうございました。
2016.09.17 20:37[edit]
says... ""
さすが夕さん、(;´Д`)スバラスィほどの適応能力!!
だから海外での生活も出来るのですね♪
僕は日本以外で住むのは嫌ですね。
アメリカは好きですが住みたいとは思わないです。
何故って実力社会で厳しいですから。
結婚していない男や太ってる男は出世出来ないとか。

前の会社は酷かったですよ~(笑)
独身者の給料がめっちゃ少ないかったんです。
社長が独身者が嫌いだったので。
既婚者は色々と手当がついてあまり仕事を頑張ってなくても高額をもらっていたという事実・・・
結婚できないのも色々と理由があるんだぜまったく~!!
まぁ、辞めてやりましたけど(笑)
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン、愚痴になりました(*゚▽゚*)

でも海外に行きましたら和食にこだわらずやはり現地の食べ物を食べたいですね。
2016.09.18 00:06[edit]
says... ""
おお~~すごいですね~~。
まさに夕さんは料理の鑑だじぇ!!
(/・ω・)/

私も舌は超えていないので、食べるだけなら文句を言わずに食べます!!
むしろ、それだけしかできない。。。
夕さんの食事も食べてみたいなあ。。。
個人的な興味として。。。
2016.09.18 04:01[edit]
says... ">>たらこさん"
こんばんは。

素晴らしくはないですが、「これじゃなければダメ」だと生きづらいと思うので、こういういい加減でよかったと思っています。

アメリカには住んだことがないのでわかりませんが、スイスで暮らしてみて思うのは日本もスイスも一長一短あるかなと思います。

たとえば、スイスでは簡単にクビになります。その従業員に非がなくても「君に払うだけの余裕がなくなった」だけで一定期間後にクビにできるんです。ですから、「給料泥棒」的な存在は、あっという間に切られます。それに理由がないと出世しません。日本だとある程度の年齢になると少しずつ出世するじゃないですか、そういうことはありません。太っているとか、独身とかの理由はつけられませんけれど、私は出世したことないです。

その一方で、「しないと出世できないから」というような理由で無駄な残業などをする必要はありません。五時きっかりで帰ります。有給休暇は全部消化するのが普通です。勉強を嫌いな人が就職に不利だからという理由で大学受験をすることもありません。1年くらい休んで世界旅行をしてから、また社会復帰をすることも可能です。女だから、ある程度の年齢だからと、人生を制限されることもないです。

みんな同じことをしないと弾かれる日本社会からはみ出てしまった私みたいな人間には、ちょっと厳しくてもスイスの社会は生きやすいのかなと思っています。

住むのではなくてせいぜい十日程度の海外旅行中には、できることならば和食にこだわらずに、現地のものを食べた方がいいですね。というのは、和食は日本で食べるのが一番美味しくてリーズナブルだから。そして、旅行先では現地のものが、やはり一番美味しくてリーズナブルだと思いますよ。でも、むこうで具合が悪くなったら、和食が恋しくなることもあるかもしれません。その時には、ちょっとだけ醤油をたらすとびっくりするくらい食べやすくなりますよ。お試しください。

コメントありがとうございました。
2016.09.18 19:27[edit]
says... ">>LandMさん"
こんばんは。

全然すごくありません。
むしろ「料理人の鑑」のような方は、私のようにいい加減な代用は許せないんじゃないでしょうか。

私の料理は、日本ではあまり褒められたことはありません。
あ、母には「本当に手早いわね」と言われましたが、それは褒め言葉かどうか微妙(笑)
日本の殿方に作って差し上げたこともないのでわかりませんが、大した腕前ではないと思います。
いや、正直に言うと、ロクでもない程度です。

でも、ドイツ語圏スイスの方々はあまりグルメではないらしく
連れ合いも、我が家にノーアポで押し掛ける多くの連れ合いの友人にも
「料理上手だね」と言われることが多いです。
たぶん、日本の料理上手の方のお料理を食べたら、皆さん感激で倒れるんじゃないかと思っています。

コメントありがとうございました。
2016.09.18 19:33[edit]
says... "強壮剤"
 トカイワインって今は結構出回っているのですかな。ハンガリーの強壮ワインとして有名らしいですが、出荷数が少ないと聞いた事があります。でも私のは昔の話ですからね、今はどうなんでしょう。貴腐ワインは猛烈に甘いから確かに味醂の代用としては良いかもしれませんが、しかし勿体無い気がしないでもない^^;
2016.09.19 00:23[edit]
says... ""
料理人の鑑はどんな材料でもそれなりのを作れる人なんじゃないかと思いますです
テレビでも料理人が家庭の台所で作ったりしてますし

スイスの人たちはあんまり料理はしないんですか?
クックパッドのスイス版みたいなのが気になります
2016.09.19 09:47[edit]
says... ">>miss.keyさん"
こんばんは。

そうですね。ワインほどどこでも買えるわけではないですが、私はハンガリー人にいただいたんですよ。
門外不出というほど珍しいものではないと思います。
もちろんみりん代わりにするために開けたわけではないのですが、開けた後に飲みきれなかった分は永いこと悪くならないのでみりん代わりになるというわけです。
同じように使うものに、シェリー、モスカートなどがあります。
うちの連れ合い、甘いデザートワインの類いは飲まないんで、開けると丸一本私のものになってしまうんです(笑)

コメントありがとうございました。
2016.09.19 19:54[edit]
says... ">>ダメ子さん"
こんばんは。

どんな材料でも素晴らしい料理を作れればいいと思うんですけれど、「それなり」にはいろいろと幅があって、私のように自分に甘いタイプの「それなり」はダメだと思います(笑)

スイスの人たちは、料理をしないわけではないですけれど、日本人の「料理好き」のようなものすごいレベルの料理好きは少ないですね。それに知られている料理の種類が全然違うように思います。

まあ、パンの焼き方などを検索するとレシピは引っかかりますが、クックパッドみたいなすごい量のサイトは見た事ないですね。

コメントありがとうございました。
2016.09.19 20:12[edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.10.01 02:50[edit]
says... ">>鍵コメMさま"
こんばんは。

おお、詳しい解説、ありがとうございます。
俄然興味がわいてきました。
読み方もよくわからないので、後でそちらに伺いますね。

コメントありがとうございました。
2016.10.01 21:33[edit]

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