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Posted by 八少女 夕

【小説】ヴィラ・エミーリオの落日 -2-

「ヴィラ・エミーリオの落日」の二回目です。

イタリアの保養地ストレーザを訪れたイギリス人オースティン氏と愛犬グルーバーは、招待主が戻ってくるまでの間、その隣のエミーリオ荘の世話になることになりました。そして、その屋敷の女主人アントネッラに内密で夫の娘を捜してほしいと依頼されました。

三つに切った二回目の今回は、エミーリオ荘の二人とは対照的にとても散文的な兄妹が登場します。

また話題に上がっている「ファボニオ(フェーン現象)」は、人びとの体調にも影響を及ぼす現象ですが、影響には個人差があり、全く感じないラッキーな人もいます。おそらくこの兄妹はほとんど何も感じないタイプ。




ヴィラ・エミーリオの落日 -2-
〜 オースティン氏のイタリア紀行


「君は、ご主人の娘さんのこと、なんか聞いているかい?」
思い余ったオースティン氏は、それから二日ほどしてから、こっそりラウラに聞いてみた。

 ラウラは一瞬なんのことかわからない、という顔をしたが、それから納得したように小さく頷いて言った。
「ご主人様は二十年近く奥様に内緒で別のご家庭もお持ちだったそうです。私がここに参ったときには、お嬢様のことをご存知の方は、この屋敷にはいませんでしたのよ。ご主人様が行方不明になられたので、全てが明るみに出たということですわ」

 それ以上のことをラウラに訊いても、到底答えてくれそうにもなかったので、オースティン氏は話題を変えてみた。

「君は、ずっとストレーザで生まれ育ったのかい?」
「いいえ。私は、アオスタの出なんです。スイスとの国境に近い山の町ですわ。」

「どうしてここに来ることになったの?」
「私の様な仕事を探すには、ここはいい町ですのよ」

 確かに、使用人としての仕事を探すにはいい町かもしれない。使用人を必要とする金持ちがいっぱい住んでいるんだから。

 だが、オースティン氏はさらに考えた。どうして使用人なんだ?そもそもラウラほどの才覚があれば、使用人以外の仕事だっていっぱい見つかるはずなのに。

 オースティン氏はラウラがこの家に関るほとんど全ての用事をひとりで切り盛りしていることについて、驚きと同時に違和感を隠せなかった。ラウラは掃除や料理の他に家計管理から格式ばった招待状の作成まで全てひとりでこなしていた。イタリア語と英語を流暢に操るだけでなく、彼女に相当の教養があることは、余計なことは一切言わなくてもわかる。

「どうしてもっといい仕事を探さないの」
数日前に会ったばかりの人に失礼とは知っていても訊かずにはいられなかった。使用人の職にしても、あのマンツォーニ夫人よりはいい雇い主はたくさんいるに違いない。

「ここが好きだからです。ファボニオは重くても」
「ファボニオ? 重い?」

「アルプスから吹いてくる風です。氣圧の関係で体が重くなり、何もかもがおっくうになるんですよ。頭痛や吐氣に悩まされる方もいます。私はそれほど感じる方ではないので幸いでしたけれど」

「今日も吹いている?」
「ひどいファボニオですわ」

 ラウラはそう笑って朝食を片づけた。だから、てきぱきと動けないんだな、とオースティン氏は納得した。

 空氣が重いのも、退廃した氣分になるのもそのせいなんだろうか。それとも、このマグノリアの香りのせいなんだろうか。

 庭の大きなマグノリアを見ようと首を伸ばした途端、アルカディア荘の門のところに車が停っているのに氣がついた。ゴルツィ氏が帰ってきたのだ!

* * *


「まったく申し訳なかったね」
悪びれる風もなくゴルツィ氏はいった。

 アルカディア荘はエミーリオ荘と何もかも対照的な場所であった。中途半端にお金のかかっているモダンなインテリアの中に座って、ゴルツィ氏の途切れることのないシチリア話を適当に聞き流しながら、一週間前にはエミーリオ荘の荒れ果てた外観や、氣位の高いマンツォーニ夫人の虚勢に氣後れしたのに、すでにエミーリオ荘の方に馴染みを感じている自分に首を傾げるオースティン氏だった。

 五十メートル離れていない場所に、あの時代に取り残されたような不思議な空間が存在している。そこにはもはや手に残っていない若さと権勢を未だに忘れられない一人の女と、何もかも手に入れられるはずなのにあの空間に全てを閉じ込めている美しい女がひっそりと住んでいる。

 それなのに、自分はここでアンディ・ウォーホールの絵を前に、いつ息継ぎをするかもわからぬほどひっきりなしにしゃべる散文的なイタリア人の話を黙って聴いているのだ。

「アントネッラ・マンツォーニが君を泊めたってのは驚きだったな」
ゴルツィ氏の言葉に我に返ったオースティン氏は、マンツォーニ夫婦のことについて、ラウラよりもずっとしゃべりたがっている男を止めたりはしなかった。実際のところ、オースティン氏もマンツォーニ家に何があったのか、興味津々だったのだ。

「エミーリオ・マンツォーニには、長いこと秘密のもうひとつの家庭があったのさ。たしか、ヴァレーゼの方だった思うがね。どっちしてもアントネッラはコモの社交界に未練があって、実家にいることの方が多かったし」

 ヴァレーゼに住んでいたあまり身分の高くない女とエミーリオの間には娘が一人生まれた。マンツォーニ夫人が探しているソニアという娘だ。エミーリオは、七年前にアフリカへ行き、消息を経った。マンツォーニ夫人が夫の失踪宣告を求めようと、裁判官と管財人に申し出てはじめてわかったのだが、もし、エミーリオが亡くなった場合には、財産の大半はアントネッラが存在すら知らなかったソニアが相続することになっていたのだった。

 つまり、エミーリオが亡くなったことにしなくては今後の生活に必要な財産を自由に処分することもできないのに、それをした途端に無一文になってしまう可能性があるのだった。そういわけで、現在住んでいるヴィラを修復することすらできない困窮状態に陥っているのだった。

「アントネッラはおそらくソニアを探しだして、わずかな金と引き換えに財産放棄のサインを迫るだろうな。貧しい連中というのは、裁判とか管財人とかそういう話を聞くと縮み上がってしまうからな」

「そんなバカな話ってないだろう。サインしなければもっとたくさんの金が手に入るのに」
「それが、ソニアの遺産相続の条件というのが、あのヴィラに住み維持をすることっていうんだ。貧乏人には無理だろう」

 そんな理不尽な話の片棒を担がされるのはいやだ、とオースティン氏は思った。ソニアを探しだしたとしても、あの夫人のいいなりにならないようにと忠告をしてやらなくては。

「そもそもソニアって娘のことはどのくらいわかっているんですか」
ゴルツィ氏は身を乗り出してきたオースティン氏を楽しげに眺めた。

「僕はほとんど知らないよ。でも、妹なら何か知っているかもな」
そういうと彼は立ち上がりドアのところまで行って上に向って怒鳴った。

「ルクレツィア。ちょっと来てくれないか?」
ゴルツィ氏に同居している妹がいるなんて知らなかった。ルクレツィアというからには金髪で薄幸な感じのイタリア美女であろうか。

 あらわれたのは、オースティン氏の予想を大きく裏切るタイプの女性だった。髪は赤いというよりは燃えるようなオレンジ色だった。金髪を染めたのではないかと思われる。さらいうと、その染色に失敗したのではないか、と疑うほどの妙ちきりんな色であった。

 その髪をきっちりと切り揃えた様子も、実に品のいい服を着ているところも、兄のように一目でブランド品とわかるようなものは一切身に付けていないところも、英国人たる自分の審美眼に叶っているはずであった。

 よくよくみると、顔立ちも品よく整い、動きも裕福な家庭にふさわしいものであった。それなのに、このゴルツィ嬢には、どこか「深窓のお嬢様」とは決して言えない独特の雰囲氣があった。すくなともルクレツィアという感じではなかった。

「マンツォーニ家について知りたいんですって?」
ルクレツィアはずけずけと訊いた。

 いたずらっ子のように灰色の眸をキラキラと輝やかせている。
「私はちょっと詳しいわよ。前の使用人やアントネッラからもずいぶんいろいろ訊きだしたしね」

 ルクレツィアはラウラの完璧に近い発音と対照的な、英語の単語と文法を着たイタリア語、というような話し方をした。たとえ英語でも、しゃべることに苦痛は露ほども感じないらしく、ゴルツィ氏の妹らしい冗舌で、エミーリオとヴァレーゼに住んでいた女のことを語りだした。

 ヴァレーゼに住んでいた女の名前などは不明だが、長年マンツォーニ家に使えていたエミーリオの乳母の身内だということであった。そもそもこの家に仕えた召使の半分はこの乳母と親戚筋に当たるそうで、ラウラもたぶんそのひとりなのではないかとルクレツィアは推測した。

「あの一家の紹介状があると、エミーリオは問答無用で雇ったし、エミーリオがいなくなって、さらに実家も時を同じくして破産して、他の使用人が雇えなくなったアントネッラも使用人を探すのなんてはじめてだったので、とっくに引退していたエミーリオの乳母に頼んで紹介してもらったそうなの。もちろん、その当時はこの乳母の身内とエミーリオができていたなんて知らなかったしね」

 とにかく、ヴァレーゼの女とエミリオはアントネッラに知られることなく、関係を続けていたのだが、この女はいまから八年ほど前に病でこの世を去ったのだった。既にソニアはケンブリッジに留学中で、独り立ちをしたも同然だったので、エミーリオは長年の夢だったアフリカ旅行にでかけたのだった。

「おまえ、エミーリオ・マンツォーニが失踪したときの新聞記事、どっかにもっていないか?」

 オースティン氏はちょっと驚いた。七年前の記事なんか誰が持っているというんだろう。

 もっと驚いたことにはルクレツィアはちょっと首を傾げた後
「たぶん、あるわ」
と、いって二人を二階の自分の部屋へと案内したのだった。

 この部屋がまた驚かせてくれた。尻尾を振って一緒にあがってきたグルーバーまでもがすこしたじろいだようだった。アルカディア荘は天井が高く、二階の個室でもそれぞれ四メートルほどあるのだが、ルクレツィアの部屋の壁の一方はその高い天井までのつくりつけの本棚になっていてそこにぎっしりと本や雑誌が詰められていた。

 十八世紀のアンティークのライティングデスクの脇に、ベコベコのベニヤ板でできた形も材質も違う箱形家具がいくつも無計画に置かれていて、その中も書類やら封筒やらでぎっしりであった。

 それだというのに収まりきれない本や雑誌や紙の類いがライティングデスクの上はもちろん、箱形家具の上にも、さらにわずかに歩いたり立ったりする場所を残して床にも積んであり、ルクレツィアは迷うことなくその山の一つに向かい、しばらくひっくり返していた後、一冊の雑誌に挟まっていた新聞記事をとりだした。

「あきれるだろ、この部屋。でも、こいつ、なんでもみつけるんだ。図書館で探し物をしてもこうはいかないぜ」

 ルクレツィアが見せてくれたちいさな囲み記事はイタリア語だったので、オースティン氏にはちんぷんかんぷんであったが、黄ばんだ写真にうつるエミーリオ荘はいまよりもずっとマシな状態であった。そのことをいうと、ゴルツィ氏は頷いた。

「エミーリオはあの屋敷を実に愛していたんだ。自分の名前と同じだったから買ったという経緯もあったみたいだけれど、女房より屋敷の方が大事に違いないと、みんなに陰口を叩かれていたものさ。湖に面しているいい立地だから、昔から売ってほしいというホテル経営者は絶たなかったが、一度たりとも首を縦に振らなかった。アントネッラはここをホテルに売ってまたコモやミラノで暮らしたいんじゃないかな。若いソニアがどうしたいかは、神のみぞ知るだけどね」

「ここが好きだからです。ファボニオは重くても」
あの女の言葉が、オースティン氏の心に甦った。

 その時にオースティン氏の心にひとつの疑いが芽生えた。

 ラウラこそソニア・マンツォーニその人なのではないかと。年齢も、見事な英語も、それからあんな屋敷と女主人のもとで黙って仕えているのも、彼女がエミーリオの娘であるからではないのか。

 そうだとしたら、彼女の狙いはなんなのだろうか。

 オースティン氏は、アントネッラ・マンツォーニに委任状を書いてもらうとケンブリッジ出身の友人を通して、セント・アン・コレッジの該当年の卒業生名簿を入手してゴルツィ氏あてに郵送してもらった。

 到着までには二週間ほどかかった。たぶんイギリスからイタリアまでが四日ほどで残りは怠慢なイタリア郵便局のせいに違いないと推察した。イタリアの郵便が想像を絶するほどのろいのはイギリスでも有名な話だった。

 その間、オースティン氏は、ゴルツィ兄妹と休暇を楽しんだ。マッジョーレ湖に浮かぶ三島を船でまわったり、モッタローネ山へハイキングにいったりして、イギリスよりひと足早い春を堪能したのだ。

 郵便が着いたときには、実はマンツォーニ家への好奇心はかなり薄れていた。いいかえれば、ファボニオによる体の重さに慣れてしまい、違和感を感じなくなったように、アルカディア荘の散文的なインテリアとひっきりなしにしゃべり続ける兄妹との暮らしに馴染み、エミーリオ荘にいたときの重苦しい詩的な寂寥感に心をしめつけられることがなくなってしまったのだった。

 しかし、ゴルツィ兄妹の好奇心の方はそう簡単に薄れることはなかったらしい。氣がつくと、すでに二人が名簿を検討していた。

「この年のアフリカ史専攻にマンツォーニという学生はいないな」
「ソニアってファーストネームもないわね」
ゴルツィ兄妹は首を傾げている。

 オースティン氏はひとつの名前をみていた。
アダンソニア・ステリタ。

 これだ。アントネッラをはじめとする皆が「ソニア・マンツォーニ」を探しても見つからないはずだ。ラウラ・ステリタはやはりソニアだったんだ。少なくとも、ソニアの身内だ。

 オースティン氏は自分の考えをゴルツィ兄妹に話すべきか迷った。二人は信頼できる人間だが、いかんせんしゃべりすぎる。ソニアが邸内にいることがアントネッラに伝わるのはもう少し後がいいような氣がした。少なくともラウラと直接話してからの方がいいだろう。
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

あ、なんかここでも既視感のある設定が。ルクレツィアの部屋の様子って、アントネッラの部屋と同じっぽい、かも。
ルクレツィアって名前が意味深に語られていたので、ググってみました。ほほう、そんな女性がいたんですねぇ。うむむ、知らないことが多いぞ。

オースティン探偵の人探しも、散文的な兄妹の登場で謎解きが進んで、4日+10日かかって取り寄せた資料で、ほぼ特定できましたね。よし、わかった!(等々力警部)
つか、この探偵、安楽椅子探偵どころか、ほとんど仕事してないじゃん。とはいえ、優雅に遊びながら、事件(?)だけはきっちり解決するあたり、超のつく名探偵?
こうなると、次話の解決編が待ち遠しいですね。彼女は、どんな思いでそこにいるのか。ファボニオは重くてもここが好き、という言葉が、その答えなのか?

この前の記事へのコメになりますが、八少女夕さんのようにコンスタントに作品を発表できる創作力には、ほんとうに感心します。ご苦労もあると思いますが、それを感じさせない書きっぷりで、すごいです。おっしゃる通り、読みにきてくれたのに、数か月前の作品しかないというどっかのブログより、見に来る人も楽しいと思いますよ。私も、その一人ですので、間違いないです。

そんなわけで、次話も楽しみにお待ちします。
2016.12.21 16:44 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。「夜のサーカス」のアントネッラの登場の背景には、この作品がまるまるあったわけです。
あちらを書く時に、ヴィラの外側と、ルクレツィアのカオスな部屋を持ってきましたが、ゴルツィ兄妹がお金はあるけれど中途半端にモダンなインテリアに住んでいるのに比較して、「夜のサーカス」のアントネッラはわざわざダイアル式電話をつかったりする懐古主義者と、若干のキャラの違いは設定したんですよね。どっちも汚部屋ですが(笑)

ルクレツィアといったら、あのチェーザレ・ボルジアの妹ルクレツィアから金髪で美貌をイメージする方が多いはずなのですけれど、あえて「それはないだろ」な残念なお嬢様にこの名前を与えてみました。そういえば、ボルジア兄妹も、TOM-Fさんとこの桜ちゃんみたいな噂がありましたねぇ。

オースティン氏は、探偵の素質はゼロなんですよ(笑)
だから、そんなに難しい謎は用意できません。
まあ、ただの休暇中の出来事ですから。

来週は、ちゃんと話が納まります。解決ってほどでもないですけれど、「ソニアの想い」ははっきりしますよ。
この崩れかけヴィラの行く末も。
そして、オースティン氏は、まあ、前回と同じでして、この人もあれですね。
何作書いても同じなんだろうなあ。(なんなんだ)

前の記事の話ですけれど、ブログを始めた最初の頃は何も読むものがなかったので、意地になって次々と発表していたんですが、いま眺めると、多すぎるくらい発表していますよね。
そろそろペースを落としてもいいかなと思うんですけれど、反対にそれをやると、広げた風呂敷が永久に畳めないという別のジレンマに陥ってしまって悩みどころです。

まあ、似た様なペースで更新して行くことになりそうですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

コメントありがとうございました。
2016.12.21 23:01 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ルクレツィアって素敵な名前ですね。これいいなぁ。イタリアっぽい感じ?
それに性格も面白いです。部屋の様子とか、本当に誰かさんみたいです。ゴチャゴチャみたいでも本人にとってはちゃんと整理できているんですよね。
そしてゴルツィ氏、「申し訳なかったね」ですましてますよ、やっぱり全然悪気無し、たぶん招待したことも忘れてたんじゃないのかな?
でも、事情もわかっているみたいだし、オースティン氏よりよっぽど手際もいいし、ある程度まで事件(?)の概要が導き出されていきすね。
こういうことなら色々と納得できるんですよね。そうか、ラウラが例のあの子なのかな?
ラウラ、彼女もサキのキャラに負けないくらい重い物を抱えていそうですね。いったいどういった事情で身分を隠しているのか。あ、マンツォーニ夫人には隠したいと思うかもしれないけど、じゃぁなぜ一緒に住んでいるの?どうして「ここが好き」なんだろう?ファボニオにもめげず。
マンツォーニ夫人がソニアを探しているのは、財産を自分の物にしたいという理由だけなの?
面白い結末が待っていそうな予感がしていますが、次は最終話ですよね。
楽しみに待っています。
オースティン氏頑張れ。

あ、イタリアの郵便局の話、けっさくですね。如何にも・・・って感じです。

2016.12.22 14:47 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

ルクレツィアという名前は、イタリアではあまり聞きません。だから、どうしてもこの名前を耳にするとルクレツィア・ボルジアを連想してしまうんですよね。
たとえばイザベラ・デステもとても有名な女性ですけれど、イザベラと聞いてもこの女性をすぐには連想しないのは、イザベラがもっとよくきく名前だからだと思うんです。

でも、あえてルクレツィア・ボルジアとは全く違う個性にしてみましたよ。

兄妹とも少し強烈で、とくにルクレツィアは「おいおい」な感じにして遊びました。
兄の方は、サキさんもおっしゃる通り、ちょっと適当で、招待したことも忘れていたんだろうなあ。
二人とも「悪い人じゃないよね」です。きっちりしないと我慢できない人には耐えられないかもしれませんが。

ラウラ、え〜と、サキさんのところのキャラほどは重いものは抱えていませんよ(笑)
おそらく来週の話をお読みになったら「な〜んだ。そんなことか」とお思いになるんじゃないかしら。

マンツォーニ夫人は、意識が自分に向いている方なので、今のところはおそらく出来ればたくさん遺産を確保したいと思って探しているはずです。でも、別にものすごく悪い人というわけでもなくて。

オースティン氏は……この人、TOM-Fさんのご指摘にもあったように、実はフラフラ遊んでいるだけで何もしていない(笑)

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

イタリアの郵便の話は、実話です。私が送ったもの、日本には4日で着いたのに、イタリアには二週間かかりました(笑)

コメントありがとうございました。
2016.12.22 22:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ますます本格的なミステリーの香りがしてきましたね。
日本が舞台だと深みの無いものになりそうだけど、ヨーロッパの風土と人種、言葉の違い、そんなものが「何かあるぞ」感を高めてくれます。
こういう雰囲気は逆立ちしても出すことができないので、羨ましい限り。
そして、物語は意外な方向に動きそうですね。
ラウラという女性に関する描写が多いことで、きっと何か大きく関わってくると思っていましたが、そう来ましたか。
この後の展開も楽しみにしています^^
2016.12.25 01:32 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
メリークリスマス!!
私はようやくクリスマス仕事が終わったじぇ。。。
一息ついて・・・ようやく訪問できたじぇ。。。

私は使用人のところに着目しましたけどね。
まあ、確かに昔だったら大金持ちは使用人をたくさん雇っていただろうな~~。
それで雇用を賄っていたところにあるんでしょうね。
いまだと大企業がそれにあたると思うのですが。
いつの時代でも金持ちが人を雇う時代があるのですね~~。
2016.12.25 10:23 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

あははははは、まったく本格的ミステリーじゃないです。
ひねりはほとんどありません。

この小説は、イタリアのストレーザというマッジョーレ湖畔の保養地を舞台にしているんですけれど、それが本来の主役かな。

日本の方は時差のある国から長旅をしてきて、さらに、毎日動き回る強行軍の旅をするので、旅で疲れるのかそれともその土地に何かがあるのか、その違いをほとんど感じ取らないかと思うんですけれど、ヨーロッパの人間はそういう旅はしないことが多いので、天候や風土の違い、人びとの違いなどを肌で感じるんですよね。その辺が上手く出せたらいいなと思って書いていましたっけ。

ラウラとこのヴィラの関わりが、ストーリーの根幹なのですが、まあ、例によってこのイギリス人は何も解決できないんですよ。単に美人に弱いだけで(笑)

来週、最終回です。
お目汚しですが、最後まで読んでいただけると有難いです。

コメントありがとうございました。
2016.12.25 20:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

クリスマスおめでとうございます。

ああ、そうか。蓮さんは、クリスマスどころか、土日すらも関係ないんですものね。
ちょうど愛楽先生のように、クリスマスの宿直明けなんでしょうか。
頭が下がります。

使用人を置くのは、いまでもアリですよ〜。
もちろん、私がお付き合いのあるようなクラスでは、そういう人はいませんけれど(笑)

でも、昔と違うのは、雇われる側の賃金が上がっていて、よほどお金がないとたくさん雇えないんじゃないでしょうかね。

この話では、自由にお金が使えなくなってしまったので、雇いたくても雇えないというシチュエーションにしてみました。
まあ、イタリアも不景氣なんで、そういう人たち多いんじゃないかなあ。

コメントありがとうございました。
2016.12.25 22:27 | URL | #9yMhI49k [edit]

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