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【小説】その色鮮やかなひと口を -5 -

Posted by 八少女 夕

scriviamo!


「scriviamo! 2017」の第十弾です。

嬉しいことに今年もココうささんが、俳句で参加してくださいました。冬と春の二句です。ありがとうございます!


ココうささんの書いてくださった俳句

冬木立手より重なる影ありぬ  あさこ
 
春の水分かれてもまた出会ひけり  あさこ


この二句の著作権はココうささん(あさこさん)にあります。無断転載ならびに転用は固くお断りします。


ココうささんは、以前素晴らしい詩や俳句、揮毫を発表なさっていらっしゃいましたが、現在はブログをお持ちではありません。でも、今でもこのブログを訪ねてくださり、時々、お話ししてくださるんです。実生活と違って、ブログ上でのお付き合いは連絡先を知らない限り簡単に途切れてしまいますが、こうして交流が続くこと、本当に嬉しく思います。

そして、毎年のお約束になっていますが、一年間放置した二人をココうささんの俳句で動かさせていただきました。島根県松江市で和菓子職人になったイタリア人ルドヴィコと店でバイトをしている大学生怜子のストーリーです。年に一度という寡作の割になぜか展開が早いのですが、もう五年もこのままですからね。


【参考】この話をご存じない方のために同シリーズへのリンクをつけておきます。
その色鮮やかなひと口を

「scriviamo! 2017」について
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その色鮮やかなひと口を -5 - 
Inspired from 2 Haikus by Asako-San
——Special thanks to Kokousa san


 二月だというのに、道には雪はほとんどなかった。まだ肌寒いが、枝の蕾のふくらみや、穏やかな陽の光に歌う小鳥のさえずりが、春はそう遠くないことを報せてくれる。

 怜子は、運転席に座るルドヴィコに視線を移した。さほど空間の広くないレンタカーの中で、彼の頭と天井との空間はたくさんは残っていなかった。怜子は背の高い穏やかな青年の横顔に微笑みかけた。

「どうしましたか。怜子さん」
彼は、いつも通り流暢な日本語で語りかけた。怜子は「なんでもない」と言って窓の外に視線を戻した。

 注文品を届けることがあるので、彼は仕事で運転することはあるが、プライヴェートでは一畑電鉄のバスや電車にのんびりと乗るのを好んでいた。でも、今日は、山口県との県境まで行かなくてはならず、交通の便が今ひとつなので車を借りたのだ。怜子は、彼とドライブしたことは一度くらいしかないので、妙にワクワクしていた。もっとも、怜子の両親のところに行く用事の方にもっとドキドキすべきなのだが、そちらの方はいまいちピンと来ていなかった。

 そもそもの事の起こりは、二週間ほど前だった。怜子が将来のことでルドヴィコに相談を持ちかけたのだ。

「ゼミの指導をしてくれている助教授がね。恩師が教鞭をとっている京都の大学院を受けてみないかっておっしゃるの。どうしようかなあ」
「怜子さんは文学の研究を続けたいんですか?」

「う~ん。もっと研究したら面白いとは思うけれど、将来のこともあって考えちゃう。研究職に就きたいってことではないのよね。京都に行けば京阪神の大都会で仕事をする可能性が開けるとゼミ仲間は言うけれど、大学院卒ってよほど優秀じゃないと就職先ないし」

「怜子さん、都会で仕事したいんですか」
「私、島根県から出たことないもの。このままここで就職活動したら、井の中の蛙のままになるんじゃないかなあ。それでもいいれど、先生がせっかく奨めてくれるのは自分を試すチャンスかもしれないと思って。ルドヴィコはどう思う?」

「もし、こちらで就職活動をするとしたら、どんな所に勤めたいんですか?」
「とくに決めていないよ。私は特殊技能もないし、事務職かなあ。そもそも求人があるかしら」

「『石倉六角堂』にこのまま勤めるのは嫌なんですか?」
「いや、嫌じゃないけれど、私はバイトだもの。ルドヴィコみたいに和菓子職人としての技能があれば社長も正社員として採用してくれるけれど、バイトの正社員登用なんてないと思う」

 彼は腕を組んで納得のいかない顔をしていたが、どうやら社長に打診してくれたらしい、翌日怜子は石倉夫人と社長に呼ばれた。

「怜ちゃん、ルドちゃんから聞いたんだけれど、卒業後にここで働くつもりはないの?」
石倉夫人に訊かれて怜子は驚いた。
「え。考えたことなかったです。去年、千絵さんも就職活動の時期に辞められたのを見ていたから、はじめから無理だと思っていて……」

「うちはそんなにたくさん正社員を雇えないし、一度雇ったら誰かが辞めるまでは新しく募集できないさ」
社長がいった。怜子は、ほら、そうだよね、と思いながら頷いた。

「だからね。怜ちゃんが卒業するまでは、少しキツいけれどバイトのシフトだけでなんとか凌ごうって去年、アルバイトを増員したのよ」
石倉夫人は夫の言葉を継いだ。

「え?」
怜子は、目を瞬かせて二人の顔を見た。その反応に二人は顔を見合わせた。

「ルド公は、何にも言っていないのか?」
「なにをですか?」

「困ったヤツだな」
社長はため息をもらした。それから、ばっと事務所の扉を開けると、奥の厨房にいるルドヴィコに向かって叫んだ。
「おい。ルド公! 俺から言ってしまうからな!」

 奥から「どうぞ」という彼の声が聞こえると、社長は再びドアを閉めて、また怜子の前に座った。

「実はな。一年ぐらい前から具体的に話しているんだが、数年後にもう一軒支店を増やすつもりなんだ。新しい店は義家と真弓さんに任せるつもりでいる。そうなると、こっちでメインに作ってもらうのは佐藤とルド公になるだろ。で、真弓さんの代わりに昼夜関係なく働ける正社員がもう一人いるって話になったんだよ。そうしたらルド公が、自分の嫁じゃだめなのかといったんだよ」

「え?」
「その、ルドちゃんは、怜ちゃん、あなたが卒業したらお嫁さんになってもらって一緒にここでやっていくつもりだったの。もちろん私たちは大歓迎だけれど、彼ったら何も言っていなかったのね。まさか、こんな形で私たちから告げることになるとは夢にも思わなかったわ」

 あまりに驚いて何も言えない怜子に、社長は言った。
「あいつの嫁になるかどうかは別として、もしここを辞めて県外に行くなり、他の職種に就職したいって場合は、三月までに返事をくれないか? その頃には、正社員の募集をかけなくてはならないし」

 それで、その日の仕事から上がるとすぐにルドヴィコに詰め寄った。
「ルドヴィコ、わたし何も聞いていないよ!」

 彼は、肩をすくめて言った。
「だから、近いうちに怜子さんのご両親の住む街に行こうって言ったじゃないですか。怜子さんが試験が終わってからがいいと言ったんですよ」
「うちの両親なんて、これと関係ないでしょう。……って、あれ? まさか……」
「そうですよ。『お嬢さんをください』って、ご挨拶をしないと」

「ええっ? でも、ルドヴィコ、まだ私にプロポーズしていないよ?」
「しましたよ。怜子さんOKしたでしょう」
「いつ?」
「先週、城山稲荷神社で」
「え? あ……あれ?!」

 松江城の敷地内にある城山稲荷神社は千体もの石の狐がある不思議空間だ。店からもルドヴィコの住まいからもとても近いにも関わらず、この神社に一緒に行ったのはまだ三回目だった。石段を上るのが一苦労だからだ。

 でも、その日は二人で久しぶりにお稲荷さんにお詣りして、かつて小泉八雲が愛したと言う耳の欠けた狐や幸福を運ぶ珠を持った狐を二人で探した。

「小泉八雲は通勤中にここをよく訪れたそうですよ。日本らしい幽玄な光景、当時二千体もあったお稲荷さんを見て、そして、それが全て神として信仰されているのを知り、ここは故郷とどれほど違った国なのだろうと驚いたでしょうね」
「そうだよね。私たち日本人でも、これだけ揃っているとすごいなあって思うもの。八雲、よく日本に帰化する決心がついたよね」
 
 ルドヴィコは、怜子を見つめてにっこりと笑った。彼の後にある大きな樹から木漏れ日が射していた。
「彼は、日本とその文化を深く愛していたから、この国に居たいと思ったのでしょうね。でも、二度と故郷に戻らなくてもいい、ここにずっと居ようと決心させたのはセツの存在だと僕は信じます。この人が自分にとってのたった一人の人なのだと確信して、一緒に生涯を共にしようと思った。この松江で、僕もそういう人に逢えたことを神に感謝しています」

 そう言って、彼は怜子の手を取った。
「怜子さん。僕たちも、これからこの街の四季を眺めながら、ずっと長い人生を歩いていきましょう」

 葉を落とした大きな神樹の枝の影、背の高いルドヴィコの優しい影、そして繋がれた手のひらから伝わるぬくもりで、怜子の心は大きな安心感に満たされた。きっと小泉セツも、同じような確信を持って、異国の人と生涯を添い遂げようと思ったんだろうなと理解した。
「うん。ルドヴィコ。そうなるといいね」

 そのとき、怜子は、「いずれ彼と結婚することとなるに違いない」と確信したのだ。でも、まさかあれがプロポーズそのものだったなんて!

「あんな抽象的ないい方じゃ、プロポーズされているんだかどうだかわからないよ!」
「なんですって。じゃあ、僕がどんなプロポーズをすると思っていたんですか?」
「え。花もって、膝まづいて、結婚してくださいってヤツ?」

 ルドヴィコは「そんなベタなプロポーズは今どきイタリアでもしませんよ」と、大きなため息をついた。

 そして、ようやく怜子の試験が終わったので、レンタカーで両親のもとへ行くことにしたのだ。

 ナビゲーターに誘導されて、レンタカーは小さな谷間を走っていた。人通りの少ないのどかな田園風景がどこまでも続く。ルドヴィコは、車を停めて休憩をした。

「わあ。こんなところに、かわいい小川がある」
怜子は、道の脇から覗き込んだ。まだ残っている雪が溶けて、透明な滴をぽとり、ぽとりと川に注いでいた。

 休みの日に、こうやってルドヴィコと二人でのんびりと過ごせるのは、とても自然で嬉しいことだった。そして、それはこれからの人生ずっと続くことなのだ。あたり前のようでいて、とても不思議。怜子は考えた。

「あ。来週、先生に京都の件、断らなくちゃ」
怜子が言うと、ルドヴィコは「断っていいんですか」と訊いた。

「だって、大学院で研究しても、将来には結びつかないよ。京都や大阪で就職する必要もなくなったし」
「井の中の蛙は嫌なんじゃないんですか」
そう言われると、いいんだろうかと考えてしまう。

「ルドヴィコも、イタリアから外の世界に出てみたかったの?」
怜子が訊くと、彼は彼女の方を見て笑った。
「イタリアの外じゃなくて、日本に行きたかったんですよ。夢の国でしたから。今ほど簡単に情報が手に入らなかったので、混乱しましたけれど、その分、早く行ってみたいと想いを募らせていました」

「何があると思っていたの?」
「子供の頃は、ポケモンとニンジャですよ。少し大きくなってからは伊藤若冲とドナルド・キーン」
怜子はすこしずっこけた。子供の頃と少し大きくなってからが、全然つながっていない。

「日本に到着してからは、もっとたくさんの情報に振り回されましたが、松江にたどり着いてようやく落ち着きました。日本には本当に何でもありますが、自分にとって大切なものは、自ら削ぎ取らないと見失ってしまう。日本古来の美学は、それを知るいい指針となりました」

 怜子は、そうなのかなあと思いながら、田園風景を眺めた。確かにルドヴィコと私が両方とも大阪や東京にいたら絶対に出会えていなかっただろうし、お互いのよさに氣づく時間もなかっただろう。

「お茶室を初めて見たとき、ものすごく感動しました。家具と言えるものがほとんどなくて、畳の上に亭主と自分がいる。そして、お菓子とお茶がシンプルに出てきます。円形の窓から外の世界が見える。風の音、樹々のざわめき、鹿威しの音。わずかな音が静寂を際立たせる。僕に必要だったのはこの世界なんだと思いました。たくさん詰め込むのではなくて、不要なものを極限まで削ぎ取ったところに現れる世界。実際にはわずかな空間なのに無限の広がりを感じました。僕が日本に住もうと思った瞬間でした」

「だから、和菓子職人になろうと思ったの?」
「はい。小さな一つのお菓子の中に、季節ともてなしの心が詰まっている。伝統的であるのに、独創的で新しい。これこそ僕の探していたものだと思いました」

 探していたものかあ。私はなにか探したのかな。探す前に、いつも向こうからやってきているみたいだからなあ。怜子はまた考え込んだ。

「怜子さん。京都で研究したいなら、行ってください。結婚は大学卒業後すぐでなくても構いませんし、お店で働かなくてもいいのですから」
怜子は、はっとして彼を見た。

 ルドヴィコは、深い湖のような澄んだ瞳で見ていた。
「見てください。あそこで川の水は二手に分かれています。そして、少し離れてあそこでまた一つになっている。そしてどこを通ってもいつかは同じ海に流れていくんです。怜子さんがどちらに向かおうとも進む道に間違いはありません。したいと思うことを諦めずにしてください。僕はちゃんと待てますから」

 怜子は、その時にはっきりとわかった。自分がどうしたいのか。川の水もキラキラと光りながら迷わずに海へと向かっている。彼女はしっかりとルドヴィコを見つめ返していった。
「私、卒業したらすぐに『石倉六角堂』で働く。井の中の蛙でもいい。都会には行かないし、他のことも探さない。だって、私にとって大事なことは、ここにあるんだもの」

 彼はその言葉を聞くと笑顔になった。青いきれいな瞳が優しく煌めいていた。

 怜子は、続けた。
「その代わりに、私ね、イタリア語を始めようと思うの」
「え?」
「だって、ルドヴィコの家族とも親戚になるんでしょう? 挨拶も出来ないんじゃ、困るもの」

 彼は、目を見開いてから、嬉しそうに口を大きく開けて笑った。
「では、明日から特訓してあげましょう。鉄は熱いうちに打てって言いますからね。そして、遠からず行って僕の家族に引き合わせましょう」

(初出:2017年2月 書き下ろし)
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comment

says... "こんにちは~。"
おお!怜子とルドヴィコ、ようやくここまで来ましたか。
思い返せば2015年の3月、オリキャラオフ会、八重垣神社の恋占いではよい結果が出ていたのに、ずいぶん長いことかかってしまいましたね。(あ、夕さんが書いていなかっただけか・・・)
お祝いを申し上げます。
ルドヴィコはとても聡明で優しい、こんなに大切に思ってもらえて怜子もとても幸せなんだろうなぁ。羨ましいです。
でも、怜子にあのプロポーズではなかなかちゃんとは伝わらないでしょう。
日本人以外は、はっきりと自分の気持ちを伝えるものだと思っていたので、ちょっと意外でした。ルドヴィコはちゃんと伝えているんですけど、これは文章で読んでいたらのことなんです。言葉としてはちょっと抽象的でなかなか伝わらないんじゃ?それとも怜子が鈍すぎなの?イタリアでももうそんなベタなプロポーズはしないの?
それと怜子、なにげに優秀!大学院で文学の研究って、ただ者じゃないですね。でも本当に自分の望む方向に進む決心をしたようで、サキとしては嬉しい限りです。
ルドヴィコも店に残ってくれとは決して言わないし、やっぱり優しいです。
大学院に進んで研究を続ける選択肢も、ちゃんと考えてくれているんですよ。まさに「われてもすゑに 逢はむとぞ思ふ」じゃないや「分かれてもまた出会ひけり」ですね。
ルドヴィコは、きっと優秀なイタリア語の先生になると思います。
素敵なカップルにまた逢わせていただいてありがとうございました。

夕さん今年は余裕がなさそうなご様子。
頑張ってくださいね。
2017.02.12 07:19[edit]
says... ""
ふうむ。
そうですよね。
私は専門学校出ですからね。
医療方面だといくらでも就職がありますけど。
普通の学科を出ると、アピールに困りそうな気がしますね。
日本では就職難って言われてますけど、単に目標意識なく学生生活をおくった結果なような気もします。
( ̄~ ̄;)
2017.02.12 10:11[edit]
says... "確かに"
サキさんのおっしゃるとおり、文字で読んでたら、ルドヴィコはちゃんと言ったなぁと思うけれど、流れの中で会話になってたら確かに分からなかったかも。それに、怜子の言うこともごもっとも。花持って跪いて……うんうん、そう思っちゃう女の子も気持ちもごもっとも。ただ世の中では「あれ?プロポーズなんてあったっけ?」という夫婦も多いのも事実で、これはもうケースバイケースということなんでしょうね。ルドちゃんと怜子の場合は、それはそれで彼ららしい形だったのかも(*^_^*)
すがすがしい二人、前に向かって一歩進んだって事ですね。
ココうささんの「春の水……」は素敵ですね。春の水ってことは、雪を溶かしていく細い流れなんでしょうか。それが少しずつ雪を溶かして流れの筋ができて、結果的にまとまって、そして流れが太くなる頃に本格的な春が来る。二人の関係も細い流れが春にたどり着いたみたいで、ほっとしました(*^_^*)

あ、前回のテキーラ・サンライズの色の話、そうでしたか。いや、実は私、時々えらい茶色いテキーラ・サンライズに出会ったりするので、あ、そうそう、って勝手に思い込んじゃった。でもきっと店の中が暗かったんだわ。
今年は本当に夕さん、大変そうですが、さすがです。パワーでどんどん前に進んでおられる。いつも楽しく拝読していますが、ご無理なさいませんように。
2017.02.12 13:58[edit]
says... ">>サキさん"
こんばんは。

そうなんですよ。年に一度のここ以外、この二人は基本的に放置していますので、サクサク進めないと(笑)
もともと、特になかった設定をどんどん後付けしていますが、これはすべてココうささんの俳句に合わせるための苦肉の策です。

一番無理っぽいのは怜子の大学院の話です。私は自分のキャラに不必要な高スペックを与えるのは嫌いなんですが、今回はどうしても将来の選択で悩みを作らなくてはいけなかったのでこうなりました。少なくともものすごい優秀って訳ではないと思いますよ。まあ、単位もあげられるかどうか程度にひどい成績ならば担当教員も大学院行きを薦めたりはしないでしょうが。
まあ、「受験してみれば」と「実際に入学できた」は全然レベルが違いますので、いいということにしておきましょう。

イタリアのことにものすごく詳しいわけではないんですが、「結婚してください」はともかく、日本みたいに「告白してからつきあうのがあたり前」とか「お嬢さんを下さいと頭を下げる」とか「婚約指輪の相場はいくらぐらい」とかいちいち「他の人はどうしているんだろう」を氣にしたりしない方が多いんですよね。

そして、ルドヴィコは日本オタクなので「月がきれいですね」系統のコミュニケーションがいいと思っているタイプ。薔薇もって膝まづいたりしません(笑)

外国語の上手くなる一番の方法って、その国から来た恋人を作ることだと言いますけれど、この二人の場合は正にそういう感じなので、怜子も挨拶くらいならばそのうちに何とかなるのではないでしょうか。その先は大変ですけれどね。

お陰様で、まだ手のついていないscriviamo!作品は一つだけというところまで来ています。

サキさんの作品も読ませていただいているのですが、たくさんの方のところで読み逃げしてコメントを残せない作品がどんどんたまっていて、なかなかコメントまでいけない状態です。このまま、二月いっぱいは全ての皆さんのところのコメントを失礼させていただくのが一番かなと思っています。本当にごめんなさいね。

コメントありがとうございました。
2017.02.12 21:22[edit]
says... ">>LandMさん"
こんばんは。

そうですね。
日本ではとくに、いくつかの特別な職種以外は、学んだことと職業が一致しないことが多いんですよね。
とくに文学部系統はそうなることが多いように思います。

まあ、10歳で将来が決まってしまうヨーロッパの教育制度にも異論はあるかもしれませんが、早くから将来の自立について考えることは大事だと思いますねぇ。

コメントありがとうございました。
2017.02.12 21:40[edit]
says... ">>彩洋さん"
こんばんは。

わりと日本の人たちって「あれはこうあるべき」にこだわるように思うんですよ。形式美が大切みたいな。でも、「いつのまにか具体的になっていた」くらいの方が、実は長続きしたりするんですよね〜。

サキさんへのコメ返でも書きましたが、ルドヴィコは日本オタクなので、むしろもっと風流な感じで伝わらせたい、出来れば和歌で、みたいな(笑)

今回の話もそうですけれど、最初にココうささんの俳句があって、それに合わせてストーリーを決めるので、本当に先のことなど何も考えていないんです。でも、あまり長くダラダラしていても飽きてくるので、こういうことにしました。でも、卒業するまではまだ結婚しないし、しばらくはこのままですね。

ココうささんにおんぶに抱っこで、私一人ではまったく進められない二人ですが、まだしばらく見守っていただけると嬉しいです。

テキーラ・サンライズは、実は自分ではほとんど頼まないんですが、まだ茶色いのはお目にかかったことがないかも。ちゃんと似そうに別れていてくれないとちょっぴり悲しいかなあ。

彩洋さんのところも次々と面白いお話がアップされていて、読み逃げで本当に申し訳ないのですが、多くの方のところでコメントを残せていない状況なので、もうしかたないのでscriviamo!系以外のコメントは二月いっぱいは失礼させてもらうしかないかなと思っています。ごめんなさい! あ、彩洋さんへのお返し、もう校正の最終段階です。もうちょっとだけお待ちくださいね。

コメントありがとうございました。
2017.02.12 21:51[edit]
says... ""
更新、お疲れ様でした。

そっか、年一回のスペシャル小説か。これはアレですね、某「北◎国から」みたいに、2016年××、2017年○○って、年次で話が進んでいくパターン……じゃないか、さすがに(笑)

ココうささんの俳句、冬と春のセットになっていて、とても素敵ですね。可愛らしい感じもするし、ちょっと切ない感じもしました。いろいろと想像(妄想じゃないですよw)が膨らみます。

そしてお返しの本作、今回はルド公にやられました。
和菓子職人を志すくらいだから、まあ当然かもしれませんけど、茶室の美、極端まで削ぎ落としシンプルを追求した美から、どこまでも広がっていく心象世界の記述、ぞくっときました。きっちりとココうささんの俳句に繋がっているあたりも、さすが八少女夕さんだなぁ。
ただ、あのプロポーズはねぇ。よほど自信があって敏感な人なら伝わるだろうけど、もうちょっとストレートなのを望むんじゃないかな。まあ、怜子が言ってるのは、さすがにないでしょうけどね(笑)

ルド公と怜子との関係も極めて順調だし、こりゃあ来年のscriviamo!は、結婚式あるいは新婚旅行か? とか思ってしまいました。
え、まさか怜子が上京して、某やたらカッコいい女たらしのピアニストと……(自粛)
2017.02.13 11:54[edit]
says... ">>TOM-Fさん"
こんばんは。

あはは、まさに2015、2016,2017……って感じですけれど、あちらと違ってそんな感動ポイントはないし(笑)
でも、時も止まったまんまでいつまで経っても大学生なんでなんとか話を動かそうかなと。

毎年、ココうささんからはとても素敵な俳句をいただいて本当に感謝しています。
大切な作品だから、壊さないようにと思うんですけれど、大丈夫かなあ。そもそも解釈あっているのか、ちょっと不安です。
TOM-Fさんの想像は、きっと素敵なものに違いないです。
そういうのも読んでみたいなあ〜。あ、でも、あれこれの続きも読みたいし、うむうむ。

ルド公は、日本にやられちゃっているガイジンですので、そこらのジャパニーズよりも風流にこだわっているという設定です。
むしろ怜子は常に「はあ」って感じで(笑)
プロポーズもその延長で勝手に「以心伝心、和の心」って感じなので、怜子がついて行っていないことに氣がついていないかも。

来年(?)の展開は、やはりココうささん任せです(きっぱり)
まあ、この時点ではまだずいぶんと先のことなので、ずっとこのままかも(笑)
しかし、えっ、怜子まで某ピアニストの毒牙に?
島根娘専門店じゃないんですから(笑)
そんな展開書いたら、ココうささんに絶縁されちゃうじゃないですか。

コメントありがとうございました。
2017.02.13 20:28[edit]
says... ""
夕さん、こんばんわ。最初に御礼申し上げます。
俳句の解釈も適確にされ、ストーリーにこんなにも溶け込ませてしまう・・・
さすがとしか言いようがございません。ほんとに、スゴイ!!
怜子とルドちゃんは私には身内のような存在。感情移入して(^_^;)今回も読みました。
文字に現れるのは、一年に一回?なのに、ちゃんと一年分を生きている。そんな気がするんです。
二人のこれから、ほんとに楽しみです!
私もこれからの一年をこの二人をどこかで思いながら生きていきたいと思います。
余談ですが、
夕さんもお聞き及びと思いますが、日本ではこの頃「聖地巡礼」と呼んで、物語の実在の場所を訪ねるのが
流行っているんです。私、いつかこの二人の足跡を辿ってみようかと本気で思っていますよ。その時は、耳の欠けた狐さんに会えるでしょうか。

本当にありがとうございました。
暦は春ですが、まだまだ寒い東京、スイスはもっと寒いでしょうね。
どうぞご自愛下さいませ<(_ _)>
2017.02.14 11:58[edit]
says... ">>ココうささん"
こんばんは。

解釈、間違っていませんでしたか?!
ああ、よかった。ホッとしました。
拝見した時に、こうすっと絵が浮かんだんですよね。、それをうまく組み合わせるためにはどんな話がいいかなあとこねくり回しました。

そうなんですよね。この二人は、本当にココうささんにお預かりしたというイメージです。そして、毎年書いているので、読者の皆さんにも馴染んでいただけるようになりました。
で、なんとしてでもハッピーにしなくちゃ、という方向で書いています。

「樋水龍神縁起」という別の作品を書いたご縁で、2011年に初めて島根県に足を踏み入れたんですが、松江の町が大好きになり、この話の舞台にさせてもらったんですよね。それから、この作品を書く度にいろいろと観光地を調べて、私もさらに松江が好きになりました。まだ行ったことのない所も書いているので、私も巡礼したいです。(自分で書いて巡礼はないかしら)

今年は日本がスイスよりも寒い感じで、島根や鳥取も大雪とのこと。
ココうささんは東京とのことですが、お風邪などを召しませぬようご自愛くださいませ。

今回もご参加いただけて嬉しかったです。来年も楽しみにしていますね!

本当にありがとうございました。
2017.02.14 22:01[edit]

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