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Posted by 八少女 夕

公爵のB&B

北イタリア旅行の話の続きですね。

私と連れ合いは、一度行って氣にいったところがあると、何度もリピートして訪問するのです。北イタリアのアペニン山脈やピアチェンツァの界隈も、そんなこんなで何度も行っています。

もともとは、コルシカ島へ行くための通り道だったのですが、このあたりをもっとよくドライブしたいということで、時々ここを訪ねて回っているのですね。

そんなこんなで、何度も訪れることになった街の一つが、カステッラルクアート(Castell'Arquato)。人口5,000人に満たない小さな中世の遺構です。八世紀からの古い歴史を持つお城を中心に、いい意味で観光地ずれしすぎていないほっとする場所なのです。

カステッラルクアート

今回みつけた宿は、Booking.comで予約したB&Bなのですが、地図上ではどう見ても中心の広場のところにあります。でも、あのあたりにあった高いホテルの横にB&Bなんてあったっけ? 首をかしげながらも、便利な場所なのに安いので急いで予約しました。しかも、鍵のかかる門の内側の敷地にバイクを駐車できるという利点もありました。夜間外に置いておくのは心配なので、パーキングは予約の大事なポイントなのです。

B&B
B&Bテラス

そして、たどり着いてみたら、本当にお高いホテルの隣にあった、以前「ここってすごいお館みたいだね」と言っていた建物がB&Bだったのです。もともとはピアチェンツア公爵のお屋敷だったそうで、かなり立派な建物。それを現代的に改装してあるのでとても快適な空間になっていました。

実は、泊まった二晩は私たち二人だけしか宿泊客がいなくて、しかもオーナーは別のところに住んでいるので、お城みたいな館を占有することになってしまいました。

そして、豪華な朝食。

フォカッチャのサンドイッチ

イタリアの朝ごはんは、普通だと甘いジャムの入ったクロワッサン、パンとジャム、そしてコーヒーぐらいのことが多いので、そんなイメージでいたのです。でも、それらに加えて、毎朝違うタイプのお菓子と、フォカッチャのサンドイッチ、焼いたパイなどがこれでもかと並べられました。

オーナーの女性とおしゃべりしながらこれを二時間くらいかけて食べていました。このマリーナさん、イタリア人には珍しく(失礼)外国語が得意で、しかもものすごく歴史や文化にも詳しい方でした。連れ合いは、理解できる人だと突然フランス語で話しだしたりするので、会話はイタリア語とフランス語と英語が混在することに。ついていく私も、話すほうもコロコロ言語が変わるので大変だったかも。でも、いつもこうなんです。

手作りジャム

マリーナさんとご主人は近郊に農場を持っているのですが、手作りジャムも出してくださいました。イチゴ、サクランボ、かりんなど農園で採れたもの、それにびっくりしたのがバラの花びらで作ったジャム、とても香りが良くておいしかったです。

ちょっとした王侯氣分を楽しめた二日間でした。
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Comment

says...
お城をほぼ貸し切り!すごい!
食べ物も当時の貴族のものより今の方がたぶんおいしいし
となるとお姫様越えですね
私もバラの花のジャムを作ってお姫様ごっこがしたいな…
2017.07.09 13:05 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

たまたまその二晩は他の予約客がいなかったのですが、そのあとは予約がいっぱいだったそうです。
ラッキーでしたね。

昔の貴族は、ろくでもないものを食べていたみたいですから、本当にお姫様超えでしたね(笑)
「薔薇の花のジャムでお姫様ごっこ」って、なんか「痛たたたた」な感じも漂いますが、きっとダメ子さんやダメ美お姉さんはシャレとして楽しく遊びそうです。

コメントありがとうございました。
2017.07.09 18:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あの~今更なんですが。B&Bって漫才コンビの事じゃなくって、ベッドと朝ご飯ってことでしたよね?
リーズナブルなお宿というイメージなのですがこれは豪華!!!お得感が満載ですね。
それに連泊で、泊まったのは夕さんたち2人だけですって?やっぱり旅上手ですよ。
サキは朝食はきちんと取るのですが、ここの朝食も素敵です。2時間かけてゆっくりというのもいいですねぇ。こういう至福の時間、過ごしてみたいです。
言葉の壁は厚いですけれど・・・。
ところでテラスで写っているのはどなたなんでしょう?
2017.07.10 11:40 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

Bed&Breakfastの略ですね。
ホテルやアパートメントとの違いは、設備としては微妙なんですけれど、朝食が充実していること、レストランのようなものはなく朝食と夕食は自分で何とかしなくてはならないことが特徴みたいです。それと、チェーン経営はありえないことかしら。
必ずしもリーズナブルというわけではなく、たとえばジュネーヴの近く連れ合いの育った村には周りのホテルの二倍くらいするB&Bがあります。そういうところは、たとえばカーテンからベッドカバーからリネンまで何もかもが超高級品で揃えていたりします。

今回泊まったところは、値段からいうとイタリアで普通に宿泊できるホテルでこれ以上安いところはない、という値段でした。だからまさかお城みたいだとは夢にも思わず。ラッキーでしたね。

あ。誰も写っていない写真をアップしたはずなのに。ま、いっか。はっきりと顔が判別できるわけでなし、子供でもないから。連れ合いです。

コメントありがとうございました。
2017.07.10 19:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ほほう。
それは王様気分ですね。
さながら女王様気分ですね。
(*´ω`)

私もそのような優雅な朝食。
優雅な朝を迎えてみたいものです。
2017.07.12 13:49 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ツアーや、計画に基づいた宿泊だと、こういう驚きに遭うことはあまりないです。
(もちろんハズレの宿泊に当たることもあるんですが)

それだけにこういうラッキーでありつけた時間はじっくり楽しむことにしています。
朝食美味しかったです。

コメントありがとうございました。
2017.07.12 20:20 | URL | #9yMhI49k [edit]

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