scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

変わったこと

ブログって皆さんの作品を読む楽しみもあるわけですが、作品はフィクションと言っても全て書いている人の中から出てくるわけで、何を書いているかがその人を表していると言っても過言ではないわけです。それは、もちろん私も同じこと。

いろいろな方の作品を読んでみると「ああ、私もこういうの書いていた時期もあったよ」というのもあれば「へえ。こんなに若い人がこういうものを書くとは」と驚くこともあります。つい先日も作品や記事の深さから壮年だと思っていた方がどうやら中学生だった(小学生じゃありませんように!)という衝撃の体験をしたばかりです。

昔からずっと創作してきて、何を書くかも変わってきました。昔はどこかの娯楽作品のコピーみたいなものも書いていました。ただし、表面上のコピーなので、深さなんかまるでなし。今は、もちろんいろいろな作品に影響を受けて書きますが、基本的にはその作品で何を訴えたいのかというものなしには書きません。自分の中に流れる共通テーマを通して、人間とその営みを書き出すことが目的です。

その結果、ある一定の方には「ちっとも面白くない」作品になると自覚するようになりました。でも、そのことは別に苦痛ではありません。それはたぶんその方には必要ではないことなのでしょうから。

この歳になると、現実の生活でも、楽しいこと、面白いことばかりではなくなってきます。何十年経とうとも友人であろうとする人々は「ジョークの面白い人」ではなくなります。遠くに住む私のもとに寄せられる手紙も地獄を見たように苦しいものが増えてきます。私は、苦しみの中でもがく人たちに真摯に返事を書きます。もっと苦しめたりしないように、けれど現実を見失わないように慎重に。

小説も同じです。私は、現在の私に書けるものを、現在の私が書くべきものを書いていきます。たぶん十年後の私は違うものを書くことでしょう。でも、わかっていることは、きっと生きている限り私は何かを書き続けているってことです。
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Comment

says...
俺も色んな方の小説を拝見させてもらって色々思うことがありますね。
こんな表現があるのか!? とか、こんな設定もアリか!? とか、
自分の作品に無いような個性がたくさんあって学ぶことが多いですね。

八乙女さんの小説からも色々参考にさせてもらってることありますよ。
俺は情景描写とか下手くそなんで、特にw

俺はブログは浪人生活の唯一の楽しみっすね。
色んな方の意見も聞けるし、楽しかったこととかを書いてるだけでも
より楽しくなったりとw

ついついめげそうになってまう性質なんで、ブログに助けられてる面が多いですね^^

相互リンクのついで、ブロともも申請させていただきました。
よろしくお願いします^^
2012.07.08 10:57 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは。

そうですよね。以前の記事でも書きましたが、千人の人が小説を書いても、見つめている日常が違えば、やはり千の別な小説になるんだと思います。シュナイダーさんをはじめ、いろいろな方の小説を読んで影響や刺激を受けても、やはり私が書くものは私の小説になるしかないのかなと。

ブログは、確かに交流が魅力ですよね。とくに受験なんてある意味孤独でしょうから、きっとブログでの交流がストレスの解消にもなるでしょうし。

ブロともになっていただき、ありがとうございました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
2012.07.08 11:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
 こんばんは。
確かに その作者の中にあるものしか 描き出すことは出来ないでしょうね。
どれほど 多彩な人物像を作り出そうとも 其の作者の枠を超える事は おそらく 出来ない。
どれほど 奇想天外な世界観を形作っても 天才の人物像をつくっても 作者の中にないものでは
薄っぺらで 血も肉もない人形になってしまう…

八少女さんの 小説の魅力は 非常に端正な文体だと思っています。
カチッ カチッと 小気味よく ピースを嵌め込んでいくような
構築的な文章だなぁと 何時も拝見させていただいています。

僕は ブログ上で交流のある方を ずーーーーーと女性だと 一片の疑いもなく信じていたのですが
男性の方でした…
此れも また ブログの醍醐味かと思っています。



 

2012.07.08 13:15 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは!

ウゾさんに文体を褒めていただく日が来るとは……。光栄です。
昔から、そう、学校に通っていた頃から「あまり面白くない」人間でした。クラスだと面白おかしい子が人氣があったりするじゃないですか。そういうところがゼロで、それにコンプレックスを持っていた時期もありました。
文章も、多分にそういう部分がでているような。
でも、歳を取って来たら、「面白い」こと、具体的にいうとお笑い芸人のような面白さはとくに求められなくなってきました。それと同時に私も、自身と自分の書く文章を受け入れられるようになってきた、そう思います。
自分でないものになろうとはしないように、自分に書けるもので、その範囲の中で、世の中に訴えかけていけたらいいなと、今は思っています。

女性と男性も、わからない事、ありますよね。一人称と本人を表すアイコンで「女性(男性)だろう」と当たりを付けますが、それも確証ないですしね(笑)ちなみに、私は♀です。(ご存知でしょうが)

コメントどうもありがとうございました!
2012.07.08 13:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ブログをはじめる前は、自分一人のためだけに書いていたしそれでもいいと思っていたんですが、公表するからにはやっぱり誰にも読んでいただけないのはがっかりですよね。
「このお話が好きです」というようなメッセージをいただけたりすると嬉しくて飛び上がってしまうのですが、それでも結局は読者のためにではなくて、自分の書きたい事、言いたい事を書くしかないんですよね。

ブログをはじめた頃と変わったのは「誰でもいいから読んで」だったのが「ま、それは無理でしょ」と楽に思えるようになった事ですかね。小説でなくても、普通の記事に対してでも、日々いろいろな方がコメントをくださったり、賛同してくださったりすることで、「小説読んでくれても、くれなくても、いい人たちと交流できてすごく嬉しい」と肩肘張らずに思えるようになりました。

その一方で、自分が作品にコメントをいただけると励みに頑張れるもので、以前は怖くてなかなか出来なかった、他の方の小説にも拍手だけでなくて勇氣を出してコメするようになりました。「アルファベットの旅人」もゆっくりになりますが読ませていただきますね!

コメントありがとうございました。
2012.07.08 15:27 | URL | #9yMhI49k [edit]

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