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Posted by 八少女 夕

【小説】大道芸人たち (25)東京、積乱雲

今回でチャプター3、日本編は終わりです。長いこの小説も、折り返し地点を過ぎました。また、ちょっとしたインターバルを設け、それからまたヨーロッパに話が戻るチャプター4を続ける予定です。どうぞまたおつき合いください。

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大道芸人たち Artistas callejeros
(25)東京、積乱雲


 帰る前に浅草が見たいと言い出したのはレネだった。
「ほら、あの、よく見る大きな提灯のかかったところ、あれって東京のどこかですよね」

 蝶子はぎくりとした。わざわざ浅草を避けていたのは、稔の生家があるからだ。もちろんレネはそんな地雷を踏んだなんてまったくわかっていない。ところが、当の稔があっさりと言った。
「OK。案内して進ぜよう」

「いいの?」
蝶子が訊くと稔は大きく頷いた。
「今日は三味線をもってくぞ。お蝶、お前はフルートを持って行け。出雲で神社に奉納したんだから、お寺の代表で浅草寺にも奉納しておこうぜ」

「いいわよ。千葉のおじいさんのお寺では弾かなかったの?」
「弾いたさ。空氣でできた三味線だったけどな」

 蝶子は笑って頷くと、フルートの入るバッグに取り替えた。


「こ、これです。本当に大きい!」
雷門で提灯を見上げてレネが感激した。稔はそうだろうと、満足して頷いた。浅草寺は浅草っ子の稔の誇りだった。

「いつ見に来たかしらねぇ。一度くらいしか来たことないのよ」
蝶子も感慨深げに見上げた。

「よし、お蝶。日本メドレーだ」

 日本メドレーは、二人がピサで演奏し始めたレパートリーだった。『ソーラン節』『早春賦』『花の街』『朧月夜』『赤とんぼ』そして『故郷』と続く。二人は、宝蔵門の脇で本堂に向かって演奏を始めた。道行く人たちは、怪訝な顔をした。しかし、二人の卓越した演奏はすぐに人々の強い関心を買い、あっという間に周りに人だかりができた。

 日本で、このメドレーを演奏するとは二人とも思っていなかった。コルシカフェリー以来の一年間が紡ぎだした二人の信頼関係、祖国にいるという思い、そしてヴィルとレネに日本を見せているんだという誇りが二人の氣持ちを盛り上げていた。

 演奏が終わると、二人は本堂に向かって深々とお辞儀をしたが、見物客達は喝采を送り、アンコールを要求した。そんなことは全く予想していなかったのだが、せっかくアンコールがかかっているのだからと、二人は『村祭り』を演奏した。

 それから、更なるアンコールを求める人々を置いて、四人で本堂に向かった。蝶子と稔はお水舎で手を洗い口を濯いだ。ヴィルとレネは、これなら知っていると多少得意げに続いた。それから稔と蝶子が本堂で鐘をつき合掌するのを見ていた。

 日本人二人は、階段を下りてきてガイジンたちに仏像の説明や、建物の特徴などを話していた。

 視線に最初に氣づいたのはヴィルだった。参道を隔てて反対側、ひっきりなしに通る参詣者たちと対照的に、全く動かないまま四人の方をみて、口元に手をあてて震えている女性がいたのだ。ヴィルの視線を追って、蝶子も女性を見た。急に二人が静かになったので、レネと稔もそちらを見た。稔が驚きの表情を見せた。その途端、女性はあわてて、身を翻して去ろうとした。稔が叫んだ。
「おふくろ!」

 稔は人並みをかき分けて、必死に母親を追った。そして、母親を捕まえて固く抱きしめた。

 周子は、一日に何度も浅草寺に稔の無事と幸せを祈りに来ていた。ここにいれば稔と会えると思っていたわけではない。もう、日本にはいないのかもしれないと思っていた。しかし、どこにいようと稔のことを守ってほしい、そう願って仏の前に手を合わせ続けてきた。今日もそのつもりだった。本堂の前に来た時に聴き慣れた三味線の音がした。稔の音だった。そんなはずはないと疑いながら、人波をかき分けて見ると、本当に稔だった。美しい女性が隣でフルートを奏でている。信じられなかった。

 やがて稔と女性、そして二人の外国人は敬虔な面持ちで仏の前に出た。息子が自分と同じように手を合わせている。今日、稔の姿を目にすることができたのはみ仏のご加護だ。そう思うとありがたさに周子は涙を抑えられなかった。一秒でも長く元氣で幸せそうな稔を見ていたい、周子は隠れることも忘れて稔を見つめていた。そして金髪の外国人に氣づかれてしまったのである。

 稔が、母親に追いつき、しっかりと抱きしめた時に、レネは既に号泣していた。眼鏡を外して涙を拭った。

 ヴィルはそれほど親子の対面に心を打たれなかったので、蝶子の方を見た。そして、蝶子の顔に浮かんでいる痛みに氣がついた。

 蝶子は無理して微笑もうとしているようだった。大切な稔のために。けれど、それよりも強い感情、自分には誰も待っていてくれる人がいないという悲しさ、同じ祖国にいても自分には居場所がどこにもないという寂しさが勝ってしまっていた。

 ヴィルは黙って蝶子の手を握った。蝶子の手は一瞬震えた。そして、ヴィルと反対側をぷいっと向いた。自分がどんな顔をしていたのか悟り、それをすぐにヴィルに読まれてしまったことを恥じていた。不意打ちの優しさにむかっ腹を立てた。ヴィルは蝶子が望まなかったのだと思って手を離そうとした。けれど、蝶子はヴィルの手を離さなかった。少し力を込めて握り返した。弱さを知られたのは腹立たしかったが、今はどうしてもこの優しさが必要だった。

 人ごみの中、誰も二人がそうしていることに氣づかなかった。蝶子は反対側を向いたままだった。やがて、稔が母親を連れて三人の元に戻ってくるのが見え、レネが眼鏡をとって目をこすりながら振り向いたので、二人は手を離した。

「紹介するよ。俺のおふくろだ」
稔は、三人に周子を紹介すると、号泣しているレネの頭をはたいた。

「おふくろ、これが俺の仲間だ。この泣いてんのがレネ、フランス人。その金髪のドイツ人がヴィル、そしてフルートを吹いていたのが蝶子だ。俺たち四人、最高のチームなんだ」

「稔が、お世話になっています」
周子は深々と頭を下げた。

 それから周子と四人はゆっくりと参道を歩いて、浅草寺を出た。それから、小さな甘味屋に入ってしばらく話をした。帰り際に稔はもう一度周子を固く抱きしめて言った。
「ごめんよ。おふくろ。俺、わがままを通して」
「安心したよ。稔。元氣でね。また戻ってくる時には必ず顔を見せてちょうだいね」


「見ろよ、あの入道雲。日本の夏ってこうでなくちゃな」
稔は晴れ晴れとした顔で遠くに立ち上る積乱雲を眺めた。三日後には再びバルセロナだ。だが、日本への名残惜しさはなくなっていた。

「そうね。夕立がくるわよ。急いで帰った方がいいわね」
蝶子は、稔の感慨には全くつきあう氣がないらしく、いつも以上に現実的な提案をした。

 真耶の家に戻る頃になって、稔とレネは蝶子とヴィルの様子がいつもと違うのに氣がついた。蝶子はヴィルに対して半端でなくきつい言葉を遣っていた。ここ半年ほど聞いたことがない激しさだった。ヴィルの方は傷つくどころか全く平然として、やはりきつい調子で応戦していた。イタリア時代に戻ったようだった。

 そんな二人を見たのは初めての真耶は怯えたように稔に訊いた。
「あの二人、何かあったの?」

「さあな。ずっと一緒にいたけど、氣づかなかったぞ。でも、あいつらって、もともとあんな感じだったんだぜ。半年くらい前までは」
「なんですって?」

 役割が反対になっちまったけどな。稔は腹の中でつぶやいた。前はテデスコが不要につっかかって、トカゲ女が平然と応戦していたんだ。

 出発が近づいているので、真耶とその家族に頼まれて、四人は園城家の居間で再び演奏をしてみせた。真耶は、蝶子とヴィルの二重奏があまりにもロマンティックで感情にあふれているので再び目を丸くした。先程までけんか腰で会話をしていた二人とは別人のようだった。な、わかるだろ、心配はいらないんだよ、と稔が目配せをした。
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Comment

says...
こんにちは、TOM-Fです。

稔は、さまざまな気がかりを解決できたんですね。一時帰国して、正解でしたね。
蝶子とヴィルの関係、少しずつ、でも確実に変化していますね。

帰るべき場所を持っている、レネと稔。
帰るべき場所を持たない、蝶子とヴィル。

四人の関係や立場は変わっても、ずっと旅を続けて欲しいなぁと思います。

話は変わりますが、今週の頭に、私も浅草のすぐ近くに行っていました。
時間が取れずに浅草寺再訪は叶いませんでしたが、この浅草編を読みながら雷門やら仲見世やらを思い出しました。
東京の下町って、風情があっていいですね。
2012.08.30 01:40 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。

帰れるのに帰らないメンバーと、帰る場所のないメンバー。これが「大道芸人たち」の第一部と第二部の大きなテーマになっています。どっちにとっても居心地のいいグループ、場であることは変わらないのが、たぶん私の夢物語ゆえかなあと思います。チャプター4はようやく「破」がきます。懲りずにおつきあいください。

浅草、昔の職場に近かったんですが、浅草寺は滅多に行きませんでしたね。もったいないことしました。いいところですよね。

コメントありがとうございました。


2012.08.30 07:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
コメントを書くことにしました。
前にもちょっとお伝えしたように、実は二度目です。【幻の猫】を書いたときにざっと、読んだのですが、結構飛ばし読みになってしまっていたので、コメントを書くのは申し訳なくて、二度目に真面目に読んで書こうと思いました。

まず、このChapter3では、日本に来て、蝶子の無邪気な面が前に出てきたなぁと思いました。
蝶子って、これまでも、突っ張っているけれど、急に無邪気な面が出てくることがあって(その二面性がいいんだよなぁ)、それが日本では突っ張っているところよりも素直な面のほうが大きく見えるようになった気がします。
もちろん、仲間たちとの関係が深くなっていっているのもあるのだろうけれど。帰るところがなくても、やっぱり日本は故郷なんだな、安心しているんだろうな、と思いました。日本の空気と、そしてそばにみんながいることに。

厳島の海で蝶子が今までの旅を振り返っているシーンが好きです。自分も読んでいて、一緒に旅をしてきたような気持ちになっていますから…
それからそれから、温泉で騒いでいる外国人!+日本人!絶対めいわく~~(^^)
でも、時々いるいる!と思いながら読みました。

そして、樋水メンバーとのcrossing……いいですね。この交わりの中で、何かが前に向かっていく感じもいいです。
それにしても、稔のタイプって、素直な女? あるいはついてきてくれそうな女? やはり日本人なのね。
でも、トカゲとか、ヘビとか言う時、稔は尊敬を込めて言ってるんだろうな(恋愛じゃないけど)と思えるようになってきています。
その稔の三味線エア弾きシーン…、私もよくやります。
結構、音がでかいので、近所迷惑なんですね~ほとんど打楽器ですから。
で、時々、イメージトレーニングをする。
ただ、稔みたいに、その次に実際に弾く時に新しいテクニックを習得できているなんてことはありませんけれど^^;
羨ましい……
しかも、マイナーのあいやを選ぶあたり、書いている夕さんがすごいと思いました。
(でも、竹山の曲は、本当に大変。じょんからやよされではあまり出てこないツボが多すぎる……)

そして、最後の手を握るシーン、何度読んでも泣けてきます。
けれど、蝶子はヴィルの手を離さなかった! う~ん。いいです。
2013.08.14 17:38 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
丁寧に感想をいただくのって、とても光栄なことだなあと思います。
人に読んでもらっても、もらえなくても書くものは同じだもん、とは思いつつも、やっぱり氣にいっていただけたり「よっしゃ! 通じたらしい」と思えたりすると、やっぱり飛び上がりたくなりますよ。

この小説の大きな柱として異文化交流、日本人である蝶子と稔がヨーロッパ人であるレネ、ヴィルと旅をすることで私の普段感じている異邦人の感覚を織り込みたいというのがあったんですが、この日本編はその反対、ガイジンと一緒に体験する日本なんですよね。で、日本に帰り、日本語を話し、日本の風習に合わせて行動すると、日本人二人のヨーロッパ慣れしている部分がなりを潜めてくる。それが蝶子の態度にも(そして稔にも)現われているんだと思います。あまり突っ張らなくてもいいですよね。それと場所は日本だけれど、これが一人で帰っていたらもっと孤独だったかもしれない。おっしゃる通り、どこにいても四人だという、この関係の強固さが彼女をリラックスさせているのかもしれません。

温泉は、やっぱり全裸というのがガイジンには衝撃みたいですね。あと、熱いらしい。40℃でもだめなんですって。
別府温泉は日本人の私ですら熱かったので、うちの連れ合いは絶対に嫌だと入りませんでした。あんなに温泉あるのに……。

稔の女の好みの話は、第二部の中心的テーマになります。どんな人間、どんなタイプの女性にも、いい面とよろしくない面がありますよね。瑠水は、ゆりほどではないにしても陰の部分の強いタイプで、「Dum Spiro Spero」ではそのよろしくない部分を克服していくストーリーなのですが、稔はこの手の女性のいい面に惹かれるタイプなんですね。一方で、そういう面の弱いトカゲ女やヘビ女には、全く別のいい面があり、稔はそれをとても尊重している……。これ以上書くと第二部がつまんなくなるので、この辺で。

そして、本当ですか? 陰調のあいや節の選曲でOKでしたか? 彩洋さんと知り合ってから、如何に自分が何も知らずに書き散らしていたかを痛感して、かなり涙目なんですよ。Youtubeで探した曲の中で、一番この場面にふさわしい感じだったのでこれにしたんですが、全く何もわかっていないので……。実は、「三味線の皮が破れちまった事件」をもとに外伝を一本書こうと画策していて、近いうちにまた彩洋さんにご指導を仰ぎにいくかもしれません。お忙しいところすみませんがどうぞよろしくお願いします。

浅草の件は、あいかわらず素直でない蝶子らしさ全開ですかね。人だらけで混みこみの日本でなければできないシーンですよね。

コメントありがとうございました。
2013.08.14 20:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あ”ー・・・稔さんにお母さんをハグさせてくださってありがとうございます。
千葉のおじいさんのところでは対面なく、え、良いのかそれで、と思っていたらあ~
私の(T^T)もレネレベル。

蝶子とヴィルの心情もとてもしみ入ります。
持つものと持たないものの対比が切ないです。
ヴィルが分かっている。
ヴィルが分かってくれているということを、蝶子もわかっている。
深いところで分かり合って、つながり合う二人に目が離せません。

他物語とのニアミス・交錯(?)、好きなんですよ~
何だか嬉しくなるんです。何でだろう、読んでもいないのに、この嬉しさは。
同じ作家さんのお話を読まずして二倍楽しんじゃうみたいな感覚かな。上手く言えない。イミフですみません。

え、ジャパンはもう終わりなのですか。
得たもの、取り戻したもの、分かり合ったもの、収穫大きかったですね。
ヨーロッパに戻っても、今までどおりとは行かないのでは。
どうなるぅ~~
2014.04.22 04:50 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

稔と周子のことを氣にかけていただきありがとうございます(^^)
そうなんです。稔のことは、一応おさまっていますが「めでたしめでたし」ではなくて、親子の絆は一応この形でなんとか取り戻しましたが、第二部でも再び揺り戻しがある予定です。まだ書き終わっていないんですが。

この四人組「待っている家族のいる組」と「いない組」が二対二になっているので、どちらも氣を遣わずに済んでいる所はあります。そして、それが「いない組」がカップルになった遠因かもしれません。

すみません(^^)「樋水龍神縁起」、ブランク十年の後の復帰作で、その次が続編の「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」、そして「大道芸人たち」の順に全てを半年間ぐらいの間に書いたので、まだ頭がそっちの世界にどっぷりと嵌まっていました。「出雲」の章だけ読むと本当にわけわからないかと思いますが、実は書いた当時のたった一人のファン(私です)へのサービスみたいなものでした。「樋水龍神縁起」、これまたとても長いので読んでくださいとはなかなか言えないのですが、私の代表作として挙げる二つのうちの一つです。もし、興味がありましたらそのうちに……(まだ言うか)

日本編、終わりです。カルちゃんのお金で来ていますので。でも、なぜか「大道芸人たち」はブログで人氣が出まして、リクエストで何度も来日しております。また、第二部でもまた来るかな。日本旅行してネタを探さなくちゃいけないんですけれど……。

戻ってからのヨーロッパ編もどうぞよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
2014.04.22 19:44 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは、GTです :)

Chapter3を読了致しました、気になっていた瑠水ちゃん(さん?)が登場しましたね、そうか…羨ましがるほどの可愛さですか…、それに、眉毛が特徴なようで、気なって登場人物のイラストを見ました、可愛いですね…これは…地球が吹っ飛ぶほどの可愛さですよ!、「大道芸人たち」を読了したら読みます!、話しが逸れました、読んでて穴子が食べたくなりました、あとウナギも、そして感動のラストシーン…、稔さんも、もしかしたら心のどこかでお母様と再会することを望んでたのかもしれませんね、ヴィルと蝶子さんがどうなるのかも楽しみです、レネの恋も終わってしまうのか…どうなるんでしょうか、Chapter4が楽しみです!

もう面白くて面白くて、こんなに真剣に小説を読んだのは初めてかもしれません、ふとした切っ掛けでこのサイトに巡り会えて本当に良かったと思います、記念掌編も読みました、まだ知らない作品もあるので、読みたいと思う気持ちに頭と目が追いつかないので少々困ってます(目がショボショボします、想像力で頭を使うので眠くもなります)、なので時間が掛かりますが、全ての作品を読みたいと思っております

また長くなってしまいました…、ではでは :)

しかし…ヴィルの笑顔…、ヴィルには悪いけど、ちょっと想像できません(笑)、所々そんな描写はあるんですが、僕の中のヴィルはいつも仏頂面です(笑)
2016.07.09 06:59 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
こんばんは。

おお、貴重な週末をまたしても……本当に感謝です。
瑠水ですが、実は、「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」の方を先に書いたので(真耶と拓人もそっちが先でした)ネタバレみたいなことになっていますが、この娘、私の小説では特に「美しい」という意味でのかわいいという設定はありません。ほっておけないという印象を与える外見ではあるんですが。稔が「かわいい」と思ったのは、このほっとけない感じが彼の好みにドンピシャだったからですね。

イラストは羽桜さんとおっしゃる方が描いてくださって、そちらがものすごくかわいくしてくださったおかげで、本当に「かわいい」と皆さんに思っていただけてラッキーです(笑)

私は食いしん坊なので、食事の描写は完全に好みで書いています。あの穴子は、本当においしかったですね。日本帰ったらお寿司で穴子食べようっと。

蝶子をめぐる恋の話は、この後の肝なので、どうなるかはここでは黙っておきましょうね。

作品を面白いとおっしゃっていただけるのは作者冥利に尽きます。もともとは自分一人が面白ければいいやと、人生のほとんどを誰にも見せずにコソコソ書いてきました。2012年にブログを開設してから、実に沢山の方に楽しんでいただけて、勇氣を振り絞って公開してよかったなと嬉しく思っています。リアルの生活や、ご自身の創作などで、貴重なお時間ですからどうぞご無理はなさらずに、しばらくはこのまま公開するつもりですのでゆっくりとお読みいただければ幸いです。

あ、ヴィルは「笑った」と書いてあってもおそらく三人にはわかっても他の人間にはわからないほど微かにしか表情は変わっていないと思います。まあ、第二部のこれから発表する所には「(稔とレネが)驚くほどはっきりと」微笑む場面がありますが。

コメントありがとうございました。
2016.07.09 22:36 | URL | #9yMhI49k [edit]

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