scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

彼のふるさと

お知らせです。たぶんもうwifi無くなるとおもうのでコメ返信は帰国後かも。でもコメいただくのはだいかんげいですので!

あなたのご両親が関西人だったとして、東京に一時住んだとします。あなたは東京で生まれて関西弁の環境で育ち、やがてご両親とともに東京を離れそれ以来大阪に住んでいるとしたら、あなたの故郷は東京でしょうか、それとも大阪でしょうか?

まあ、関西弁と東京言葉は違うと言っても同じ日本語ですが、これがドイツ語とフランス語だとしたら。

レマン湖の夕暮れ

我が連れ合いはレマン湖のほとりで生まれ育ちました。14歳の時に両親についてドイツ語圏に移り住みます。両親と子供たちの間ではドイツ人だって理解出来ない(はっきり言って別言語)のスイス方言が話されていました。でも、彼はフランス語圏で育つ中でフランス語で考えて話すようになっていました。いまでも兄弟との会話はフランス語です。

フランスっぽい社会、フランスっぽい食べ物、開放的で遮るもののない美しい光景。彼の子供時代の原風景はこのレマン湖のほとりの優美な土地にあるようです。今、彼はドイツ語圏の山間に住んでいて、妻である私はフランス語を話す事はなく、狭い谷間と山の中の厳格な距離を置いた人々の中に身を置いています。ビジネスを考えるとフランス語圏よりもドイツ語圏の方がいいので、引越す選択肢はなさそうです。簡単に引越されても困りますね。

でも、どうなんでしょうね。彼にとって、本当の故郷は彼に関わるすべてが存在するドイツ語圏なんでしょうか、それとも親戚など一人もいない遠いフランス語圏なんでしょうか。深層意識の底にうずくまる時、彼は何語でどこを夢を見るのでしょうか。
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Comment

says...
俺は両親が関西人で、家の中ではバリバリ関西弁、
外では関東住まいなんで、関東圏の方言に合わせるようにしてます。

でも、そのせいでゴッチャ混ぜな言葉になったりして、
自分でも何言うとんのか、把握しきれていないことも多いっすね^^;

しかし、それが外国語となると、大分変わりますからね。
生まれは違うのに、言葉は別の国の言語に慣れ親しんでしまっていると、
違和感というか、アイデンティティが考えると難しいもんですよね。
2012.08.27 13:20 | URL | #- [edit]
says...
二つの文化を心の中に持つのって、わかるようでわからないな。シュナイダーさんはもしかしたら、ずっと直感的にわかるのかも、と思います。

私は最近ドイツ語でも夢をみます(^_^;)
2012.08.27 17:18 | URL | #9yMhI49k [edit]

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