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Posted by 八少女 夕

【小説】夜想曲 - 6- 夜の瀧

ブログのおともだちと、「めでたしめでたしの恋愛成就のその先について」みたいな話題をしたのですが、今回はちょっとそれにかすっているかなと思います。どんなに熱烈な恋愛をしていてもやっぱりケンカやすれ違いはあります。関係が長く続くには、そうした不協和音をどう通常モードに復帰させられるか、その辺が大事なんではないかと……。

そして、これが六回にわたって連載してきた「夜想曲(ノクターン)」の最終回です。お読みいただきまして、ありがとうございました。


「夜想曲(ノクターン)」を読む はじめからまとめて読む



夜想曲(ノクターン) 
- 6 - 夜の瀧



 その瀧は、ブレガリアの谷のずっと奥にあった。

 しんとした栗の林の間をひたすら車を走らせてゆき、途中からは徒歩で向かう。頼りになるのはどこからともなく聞こえてくるせせらぎで、それすらも風の向きでは今はあちら、今度はそちらと惑わす。

 エステバンは、ブレガリアに住んでいた頃、何度もその瀧に行った事があるので、もう暗くなり始めているとはいえ、迷う事はなかった。

 迷っているのは道順ではない、断じて。


 マヤとつまらない喧嘩をした。言うべきではない事を言った。彼女は自分のために骨を折ってくれたのに、それを受け入れられない。自分が悪いのはわかりきっている。だがどうしても我慢がならなかった。

 心地よいフラット。愛する女との生活。ものわかりのいい雇い主。困難の少ない仕事。いらだつ必要はどこにもないはずだった。

 だが、スイスに戻ってきて以来、エステバンは再び強い疎外感に悩まされていた。それは前よりも深い絶望だった。求め続けていた女の側で、もう一つの国にも自分の居場所はないとはっきり悟った後で、新しく始めた生活にこんな強い疎外感を感じるとは。

 たぶん、それを自覚するようになったのは、マヤに連れられてあのバーに行ってからだ。

《ふざけたエステバン》がいた。経営者であるゲイのカップルがいた。ハンガリー人とアンドラ人のカップルもいた。スイスドイツ語と英語とスペイン語が飛び交い、和やかに、けれど、お互いを干渉しない心地よい関係が見て取れた。

 どこかに傷を抱えているのは彼だけではなかった。マヤが彼を連れて行ったのも理解できた。だが、傷を克服している彼らを見ていると、自分だけが努力が足りないと言われているようで、苦しくなった。


 喧嘩の原因は、フラットの賃料の事だった。もう給料をもらっているのだから、半分負担したいとエステバンが言うと、マヤは彼にはまだスイスに戻ってくるために借金が残っている。それが終わってからの方がいいと反対した。そんな事を君に心配されたくないと憤った。変なプライドを持たないでと彼女が言った事で、彼はへそを曲げた。余計なお世話だというような事を言ったかもしれない。後はただの売り言葉に買い言葉だった。

 出て行く時に、泣きそうな声でマヤは訊いた。
「どこへいくつもり?」
「君の知った事じゃない」

 実を言うと、彼自身にもわかっていなかった。自分を受け入れてくれる唯一の場所、マヤのもとを飛び出すのだから。

 何も考えずに、まずは駅に向かった。自然とサン・モリッツへと向かう列車に乗っていた。行きたかったわけではなかったが、少なくともクールから遠かった。


 八月のサン・モリッツは夏休みを楽しむ人々で賑わっている。裕福で洗練された服装の人々がそこここを行き来する。冷たく取り澄ました風情に映る。クールにいるよりもずっと、痛みを突かれる。そこには長くいられなかった。再び駅に行くと、彼には行き先がわかった。ブレガリア。かつて彼が住んでいた谷。ドイツ語圏に我慢ができずに遷ったイタリア語圏の小さな村に行こう。


 バスに乗ってプロモントーニョへと向かう。彼は車窓を眺めていた。どこもかしこも清潔で、きちんとしている。バスの中にも、落書きや板が剥がれた壁などありはしない。差し込まれた時刻表も、まるで今設置されたかのようにきちんとしている。窓の外に広がる風景にもリマの貧民街のような悲惨で美しくないものは何もない。遠くの雪をいただく山は白く穢れない。彼は、イタリア語圏に行こうとスイスはスイスだと思った。

 自分が悪かったのは、わかっていた。あんな事でマヤに当たる必要はなかった。もしかしたら、これで彼女を失うかもしれない、そう思った途端、息ができなくなるほどの強い痛みを感じた。そう感じているのは自分だけではないかと思った。彼は、地元民たちがゆったりと乗り降りするのを眺めていた。

 もう一つ、バスを乗り継ぐ。終点の手前で降りると、バスの運転手は妙な顔をした。こんな何もない所で、外国人がどうするのだろう。
「注意しないと、帰りのバスがなくなるよ」
「わかっている。ありがとう」
イタリア語で答えると、運転手は納得して去っていった。

 そこは、かつて彼があの瀧に行く時に車を停めた駐車場のすぐ側だった。今から瀧に行ったら、もうサン・モリッツに向かうバスに間に合わないのはわかっていた。プロモントーニョに泊まればいいのだが、そういう周到さが氣にいらなかった。今後どこにも行くあてがないのに、ホテルだって。彼は頭を振った。

 あたりが暗くなった頃、例の駐車場にさしかかった。たった一台車が停まっていた。誰かがここに来るなんて珍しい。マヤの車に似ている。そう思って目を凝らしてナンバーを見た。マヤの車だった。

 エステバンは、足を速めた。マヤが来ている。僕を追ってきたはずはない。ここに来るなんて自分でも思ってもいなかったから。

 彼は、空港で待っていたマヤの事を思い出した。

 アトランタから到着した飛行機にはかなりの数の南米人が乗っていた。エステバンを含めて彼らは徹底的な荷物検査を受けた。横を白人がどんどん通されていく。荷物を全て広げる係員を見ながら、麻薬なんてどこにも入っていない、コカの葉一枚だってと、心の中でつぶやいたつもりだったが、それは声に出ていたらしい。係員は驚いた顔をした。
「東スイスの出身なのか?」

 エステバンはスイス方言でつぶやいていたのだ。
「はい。メルスで育ちました。メルスに戻るところです」
そういって、労働許可証を見せると、係員は早く言ってくれという顔をして、全ての荷物をまとめて、行っていいという仕草をした。

 ついた途端、麻薬売人扱いされたも同然だったので、少し落ち込んで出口へと向かった。それと同時に、マヤが抱きついてきた。
「エステバン! ようこそ、スイスへ。嬉しい。本当に来てくれたのね」

 彼はマヤを強く抱きしめた。世界中の他の奴らに不当な扱いをされたって構わない。彼女と一緒にいられるなら。


 車。空港を出て、颯爽と運転する姿を見て、エステバンは再び彼女がかつての高校生ではないのを認識した。マヤは自家用車を維持し、運転する事ができる自立した大人だった。フラットも広くて快適だった。彼がそれまで住んでいた祖国の小さな家がかわいそうになるほどに。これだけの暮らしを一人で維持し、彼の助けはいらない。むしろ、彼が彼女に援助してもらっている状態だった。それが、プライドを傷つけ、彼は拗ねていたのだ。

 どう考えても彼女は悪くない。彼ははじめてマヤの心について考えた。精一杯の善意と愛情を拒否されて、どれほど傷ついたことだろう。なぜ彼女はこの瀧に来たのだろう。まさか、何かよからぬ事を考えているのでは……。

 瀧の音が大きくなり、足下の自分の駆ける音さえも聞こえなくなってきた。懐かしい激しい音。かつてと同じように嘆きを感じた。

「私たちの代わりに泣き叫んでくれているみたい」
十年前の彼女の言葉が蘇る。

「マヤ、マヤ?!」
暗闇の中、樹々をかき分けながら、彼は叫んだ。

「エステバン……」
月の光が差し込む岩場に、マヤは座っていた。十年前に、二人が座って足を水に浸した場所だった。エステバンは走りよるとマヤを抱きしめた。

「ごめん……」
「私も、ごめんね」

「どうして、ここに?」
「ここしか思い浮かばなかったの。もし、ここにいなかったら、一人で泣けばいいんだって、ペルーに行く前に、そう思ったの。もし、あなたに許してもらえなかったら、一人でここに来ようって……」

 大人になり、自立していても、彼女は変わっていなかった。彼はそれを知った。二人の間の絆は失われていなかった。あの頃と同じ、壊れやすい魂をその体の中に抱えていた。

「一人で来たのか」
「あなたがいないのに、他に誰と来る事ができるの?」
彼の胸の中で、くぐもった声で答えるマヤは、すっかり冷えていた。

「僕もだ。君の所以外、帰る所はどこにもないのに、何を探していたんだろう」

 マヤが顔を上げた。月の光の中で浮かび上がるその顔をエステバンは美しいと思った。

「君は、とっくに鏡を出て現実の世界に行ってしまい、中に取り残されているのは僕一人だと思っていた」
「違うわ。私も、あなたも、鏡の外にいるの。でも、二つの魂はずっとあの中にいるんだと思うわ」

 彼は、彼女の意見に賛成だった。たぶん、この瀧の勢いに乗って押さえつけていた想いは、外に出てくる事ができるのだろう。瀧は、二人にとって鏡と現実の世界を結ぶ魔法の通過点だった。

「こんなに冷えて。行こう。風邪をひく」
マヤは、黙って頷いた。

 エステバンは、マヤの手を取って歩いた。暗闇の中、確かなものはその手に伝わるぬくもりだけだった。

「あなたを失うのかと思った……どうしていいのか、わからなかった」
彼女が小さくつぶやくと、彼は手のひらに力を込めた。
「君を失いたくないと思った。考えただけで、苦しくてどうにかなりそうだった」

 マヤが手を握り返す。
「私たち、会ったばかりなのにね……」

 この三週間、ペルーでの一週間、そして十年前の半日。そんなに短い間しか同じ時を過ごしていない。
「そうだね。でも、もう何万年も前から君に焦がれていたような氣がするよ」


 車を走らせるマヤに、しばらくするとエステバンは訊いた。
「なぜそんなにゆっくり走る?」

「だって、暗いし、道がよくわからないから……」
「停めて。僕が運転しよう」

 マヤはほっとしたように頷いて、運転席を空けた。不意に彼は悟った。マヤの力になるのは、こんな簡単な事なのだ。

 クールまでは二時間かからなかった。往きに四時間以上かかったのだから、後から出たマヤに追い越されてしまったのは当然だった。

「どのくらいあそこにいた?」
「一時間くらい。いろいろ考えていたの。私じゃ、だめなのかなとか。あなたを失ったらどうやって生きていけばいいんだろうとか」

「同じ事を考えても、僕の方が快適な場所にいたな」
「どうやって来たの?」
「サン・モリッツからバスに乗って」

「今夜はどうするつもりだったの?」
「どうでもよかった。そんな事を考えるの自体が嫌だった」
「……帰りたくないの?」

 その問いを聞いて、彼はマヤの方を見た。少し長過ぎるぐらいだったので、見つめられて、また、事故を起こすのではないかと心配して彼女はどぎまぎした。

「この車を見て、君がいる事を知った時に、僕はもう帰っていた。帰るのはフラットにじゃない。君の所になんだ」
マヤは、嬉しくて涙ぐんだ。

「次に喧嘩する時のために、もっと近い瀧を見つけておいた方がいいな。毎回こんな遠くまで来る必要はないよ」
それを聞いて彼女も笑った。
「サン・ベルナルディーノ峠の近くに一つあるわ。私ね。あそこを通って、あなたにどうしても会わなくちゃいけないと思った。ペルーに行こうって決めたの」


 フラットに戻ると、マヤは湯を沸かしてマテ茶の缶を取り出した。
「病み付きになっちゃったわ」

 コカ茶でなくてよかったなとエステバンは思った。
「僕が淹れよう」
彼女は微笑んで缶とポットを渡した。

「シモンが送還された後、何をしたか知ってる?」
「マネッティ坊やか? 何をやらかしたんだ?」

「向こうで氣にいったからって、インターネットで注文してスイスに大量のコカ茶を送りつけようとしたんですって。もちろん大騒ぎよ。ろくな事をしないからって、ついにご両親にネットの使用を禁止されてしまったそうよ」
彼は高らかに笑った。マヤはその笑顔を見て心から嬉しくなった。二人で過ごす、ごく普通の日常はこんなに楽しい。

「マヤ。僕にできることからさせてくれ。まずは食費を払う。借金が片付いたら家賃も負担する。遠出するときは運転もするし、買い物も手伝う。いいだろう?」
彼女は頷いた。

 二人は湯氣を挟んでお互いを見つめていた。

 傷つきやすい二つの孤独な魂は、帰る場所を知っている。どこから来たのでもいい。どこへ行くのも恐れない。二人の耳には、瀧の音が聞こえている。鏡から飛び出し自由に世界を泳いでも、その音を頼りにお互いのもとに戻る事ができる。魂はもう、どこにも閉じ込められていない。

(初出:2012年3月 書き下ろし)
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Category : 小説・夜想曲
Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
 こんばんは。
ああっ 努力して 理解をして 場所を作るのかぁーーー
待ち望んでいるだけでは 手に入らないモノかぁ。
餓えるほどに 欲するモノがある事は 幸せであるのか 其の苦しみに見合うほどの ナニカなのか。
難しく 深い問題ですね 堪能しました。

そうそう ペットボトルの 太陽のマテ茶 飲んでみました。
思っていたほど 癖がなく 結構 美味しかったです。
本当の茶葉からの マテ茶は どの様なものなのか 解らないですが 
雰囲気だけですが 楽しみました。
2013.02.20 10:21 | URL | #- [edit]
says...
エステバンが前半部分で抱えていた苦悩は、実は結構深い問題なんじゃないかと思ってしまいました。
男性としてのプライド、プラス、生活レベルの差、といったら語弊があるのかもしれませんが、人間って不思議な生き物で、過去に苦労した人程、現在の快適な生活をそのまま受け入れられない心の動きがある気がします。
二人が初めて出逢った時は、きっと、そういう周囲の騒音がない状態で、魂と魂が惹かれ合ったんだろうな・・・と。だから、現実的な障害があっても、エステバンとマヤは、きっとこの先も大丈夫、と思いました。
アイデンティティプロブレムに端を発したそれぞれの国の事情や、生活の在り方、また、恋愛成就のその先の在り方など・・・中編という枠組みの中に、実は様々なテーマが、物語りの中におもしろく組み込まれていて、いろいろと最後まで考えさせられました。深い・・・!素敵な作品をありがとうございました^^
2013.02.20 14:11 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは、TOM-Fです。

連載完結、お疲れ様でした。
アイデンティティプロブレムというテーマを教えてもらえただけでも、この作品を読む価値はあったのですが、いやはや最後まで面白く盛り上げてくださいましたね。

黒髪のエステバンの苦悩、ちょっと共感できる部分もあります。いずれそうあるべき姿を見たときの、現在の自分とのギャップにどうしようもなく苛立ってしまうことって、ありますね。

アイデンティティというと、自身の内側にだけ存在するもののように思えますが、それを確立させているのは、外部との関係性なのですね。身近な人間との最小限度の関係性から、社会という大きな枠組みとの関係性まで含めると、なんと多くのものに支えられて、自分というものがあるのかと思ってしまいます。
その最小限の関係性を作れた二人なら、これからもっと大きな関係も作っていけることでしょう。
いろいろ教えていただきました。面白いお話を読ませていただき、ありがとうございました。
2013.02.20 16:29 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

あ……。また若き青少年の夢を壊したか……。すみません。
そうですねぇ。ほら、お母さんとか弟さんみたいな、もとからの家族でもそうだと思うけれど、どんなに仲良くってもいつも楽しい事ばっかりじゃないからね。ケンカしたときの通常空間復帰の努力は大切ですね。で、本当の家族と違って「嫌ならやめちゃえ」が出来る分、ちょっとは努力もしなくちゃいけないと思うんですよね。

最近は「そういうのめんどくさい」「別に相手いなくても家事も仕事もできるから」となる方も増えているのですが、でも、個人的には「めんどうくさい」の向こうにあるものはやっぱり尊い何かだと思いますよ。「いなくちゃダメ」な存在ではないけれど、「いたらやっぱり幸せ」かなあ。その幸せは「面倒臭さ」や「苦悩」を遥かに凌駕すると思いますけれど。うん。

マテ茶、いけましたか。私も日本で飲むぞ〜。関東でも売っているといいなあ。

コメントありがとうございました。

2013.02.20 18:23 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

けっこうありますよ〜。
男女同権は当たり前のようでも、やっぱり「男の沽券」みたいな部分はあるんじゃないかなあ。とても。前回のアルシュくんのやけに肩に力の入った感じも、それに近いのではないかなあと思ったりもします。相手よりも強く、立派になって、守ってあげたい、それが男としての本分、それが出来てこそマコトの男、みたいな。セイレンたんとしては「べつに今のままでいいのに?」と思ってそう……。

十年前のエステバンは、経済的にも人生経験からもかなりマヤより優位にいて、自分が彼女を救ってあげられるみたいに思っていた所があると思うんですよね。その立場が逆転して、「そう言うときもあるさ」とのんびりできないこの人の性格はかなり面倒くさいのですが、女というのは時おりそういう男の面倒臭さを論破したりせずに受け止めてあげた方が上手くいく場合が多いかなあと思うこの頃なのです。

この作品は、全体的に暗っちいのですが、それにもめげずに、散りばめたいろいろな問題を拾って読んでいただけて、とても嬉しいです。

完読、ありがとうございました。
2013.02.20 18:32 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

よく考えると、「なにこいつ一人で迷走しているんだ」なんですけれどね。ティーンエイジャーの「早く大人になりたい」にも似た感覚でしょうか。

アイデンティティは確実に外部との関係性で生まれますよね。で、それをこじらせるのが内面です。治療法としてはやっぱり誰かの理解に勝るものはないかなあと思います。だから、この二人はけっこうお似合いだと勝手に思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2013.02.20 18:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
最初のコメント部分見てバッドエンドになるのかと
思いながら読んでしまいましたw
十年たっても同じ場所で出会える二人は
まだまだ十二分に運命的な恋愛だと思いますです

男の人って趣味も少なく仕事に妙にプライドを持ってたり
変に真面目だったりってありますよね
社会的にもそういう雰囲気はまだある気がするし…
2013.02.21 11:14 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ドキドキさせてしまったでしょうか。
何もかもぴったりでなくてもいいですが、「ここぞ」という時のポイント感性が一致すると、すべてをチャラにするパワーはありますよね。

男性のプライドは、ちょいとやっかいです。でも、そのプライドがあるからこそ、イザって時に頼りになるのが、やっぱり男性って部分も多いんですよね。

コメントありがとうございました
2013.02.21 20:57 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
思っていたのに、一気に読んでしまいました。
『瀧の慟哭』だけでも匂い立つような雰囲気の醸し出されたお話で、これで終わりと言われても納得しちゃうような完成度の高さだと思いましたが、続きはもう、そのままどんどん読まされちゃいました。
やっぱり夕さんはすごいなぁと、ひたすらに感心と感動しまくっておりました…・
マヤの物語に始まって、少しずつエステバンの物語へ移行していく、そして実は二人のシンクロした魂の交流が底辺にある、この物語の仕立て方は本当にすごいと思いました。
先に悲しい物語が展開するのかなと思ったりもしたのですが、居場所を求めて彷徨う心に夕さんがあったかい気持ちを込めているのが、バーのシーンで理解できたので、そこから先は結構ハッピーエンドを予想して、心穏やかに読むことができました。いえ、どんな結末でも、2人のこころにすごく温かいものを残してあげようという夕さんの親心?みたいなものが感じられたというのか……
夕さんにも似たような思いや経験がおありだったんだろうな、とか少し思ったりもしたのですが、そんなことより、この小説としての完成度の高さに唸らされ、本当にいい時間を頂きました。ありがとうございます(*^_^*)
人生は続いていく。本当に素敵なことですね!

そうそう、このバーが以前仰っていたバーなのですね。
私も行ってみたいなぁ。

まだまだだなぁ。私もこんな素敵なお話を紡いでみたい。そんな気持ちにさせていただいたことをとても感謝いたします(*^_^*)
あ、三味線の練習しなくちゃならないのに、のめり込んじゃった!
稔みたいにエアで上手くなれるくらいのレベルだったらいいんだけど…!
2013.09.01 10:28 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
うわあ、過分なお言葉をいただき恐縮しています。

(物語としてではなく)明確なテーマを持って作品を書くのは、私の場合珍しいのです。書いている作品全部には実は共通するテーマがあって、この作品も、そのテーマに沿っているのはもちろんなのですが、加えてはっきりとしたテーマを設定しました。

この小説は、最初の記事に書いたようにもともとは「瀧の慟哭」の章だけの書きっぱなし短編だったのです。原形のお話があって、それは馬鹿っぽい設定なのでボツにした作品なのですが、ペルーのインカの遺跡で出会った二人の話で、瀧を見て女の方が思い出して泣くという物語でした。それを、「アイデンティティ・プロブレム」をテーマにした作品に完全に組み替えて書き直したのです。

このテーマについては、ここで語りました。よかったらご覧ください。
http://yaotomeyu.blog.fc2.com/blog-entry-444.html


私の物語って、意識しないで書いていると、どうも悲しい結末に行ってしまうので、今回はちょっと意識してハッピーエンドに持っていきました。ブログ始めて以来、けっこうハッピーエンドを書いているので、そんなに珍しくなくなってきましたが(笑)

そうなんです。これが『dangerous liaison』なんです。私のスイス物の話の八割はこの架空の村で展開します。中でもこのバーには癖のある人物が集まるので、これからも出現する事が多いと思います。また出てきたら、よろしくお願いします。

あ、稔もエアだけで上手くなったりしませんよ。エアの時は自分の中では上手くなっていますが、実物弾けば、元の木阿弥ですから(笑)また遠からず、真と競演できるといいですねぇ。

コメントありがとうございました。返事が遅くなりまして、すみません!
2013.09.03 18:12 | URL | #9yMhI49k [edit]

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