scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

樋水龍神縁起の世界 - 2 -

三月から連載を予定している「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」用の宣伝カテゴリー「樋水龍神縁起の世界」です。

満開の木蓮

この写真は、スイスで撮ったものです。「樋水龍神縁起」本編を書いたのも、その続編である「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」を書いたのも、すべてスイスにおいてでした。これらの小説の背景はすべて日本で、さらにモチーフは平安時代だったり、京都や奥出雲の山奥だったりと、ことさらジャパニーズな世界なのですが、実際に書く時に観察してイメージをふくらました自然そのものは、(私にとって)もっと身近な、スイスやヨーロッパのものだったりもするのです。

これは、私が東京では、ここスイスにいるほどには自然に近くなかったという事情があります。この話は、男と女の関係の話であると同時に、人間と自然の関係の話でもあるので、個人的には自然の描写がとても大切だったのです。

日本に行った後に、樋水川のモデルにした斐伊川をさかのぼる列車の旅をして確認した事ですが、スイスと日本とがこれだけ離れていても、山や谷の光景というのは似通った所があって、私がイメージしていたものとほとんど違いがありませんでした。

「樋水龍神縁起」本編は、四部構成になっているのですが、すべてに四季をあてはめています。その分、その巻では他の四季にあたる描写が書けない制限がありました。「Dum Spiro Spero」の方はあえてその縛りを外しました。構成に縛られない分、思うがままに書いた「Dum Spiro Spero」は、どちらかと言うと、本編よりも普段の私のスタイルの小説になっています。



官能的表現が一部含まれるため、成人の方に限られますが……「樋水龍神縁起」四部作(本編)は別館にPDFでご用意しています。
縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く 縦書きPDFで読む(scribo ergo sum: anex)
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Comment

says...
 こんにちは。
その土地と 自然って 密に結びつきますからねーー
そして 其の自然と 人の感性も結びつく 面白いものです。

僕は 海外で桜が 結構 花の形のまま ぼとっと 散っているのを見て しみじみした事あります。
桜に狂った様に 舞い散るさまがなければ 日本人も 桜に儚さ 清さを見なかっただろうな と…

京都は 夏が好きですね。
小さな川縁を歩くのが 楽しい。   
2013.02.25 10:38 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは、TOM-Fです。

東京は、自然が少ないですからねぇ。部分的には自然もそこそこあると思いますけど、川や滝や湖や森となると、なかなかお目にかかれないですからね。奥出雲とスイスって、まったく違うような気がしますけど、自然が作り出す風景や景観は、日本でもスイスでも、微視的に見れば大差ないのかもしれませんね。

夏の東京、冬の京都、秋と春の奥出雲、制約はあったかもしれませんけど、それぞれに趣が深かったですね。

「Dum Spiro Spero」楽しみだなぁ。断片小説、ちょろっと拝読しました。ショーソンの「詩曲」が出てきて、おおってなりました。私は、あの曲を聴くと、なぜか夕暮れ時の瀬戸内海が思い浮かびます。妙に、琴線に触れるんですよね、あの曲。
2013.02.25 17:34 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

うん。桜は、あの幽玄さだけは、日本じゃないとダメかもしれませんね。
吉野桜や八重桜なんかは、またべつでしょうが、あのソメイヨシノの華やかさと哀しさが同居している感じだけはなぜかヨーロッパではありえないんですよ。ジャパニーズ・チェリーとして多くの品種が植えられているんだけれど、「美しくて明るい、以上」になってしまうんです。不思議な事に。

連れ合いも、日本に来て、はじめて満開のソメイヨシノを見て、言葉を失っていました。

京都の夏ですか? 噂によると死ぬほど暑いらしいのに……。行った事ないのですよ。夏の京都。死ぬまでに一度は行けるといいな。

コメントありがとうございました。
2013.02.25 19:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ヒントになったのが、スイスを訪ねてきた友人の「曇っていると(アルプス山脈が見えないと)うちの故郷にそっくり!」という言葉でした。専門家が見ると針葉樹の種類にも違いがあるのでしょうけれど、素人目にはそんなに変わらないみたいです。

夏の東京は経験があって書いているのですが、冬の京都は全く知らないので「大丈夫かあ?」と思いながら書いていました。秋の出雲は、後からですけれど確認したので、まあ、こんなもんかな、で済んだんですけれどね。
春は……。スイスっぽい事を期待しつつ。

「断片小説」ありましたね。あの時はまだ「Dum Spiro Spero」を公開するかわからなくて、でも、「『大道芸人たち』に真耶が登場しちゃう、どうしよう」ということであそこだけ公開したんですよね。同じシーンがまた出てきますが、前後があるとどう違うのかという感じでお楽しみいただけると幸いです。ショーソンで瀬戸内海ですか。なるほど、合うかもしれませんね。あのシーンの章にはYoutube貼付けようかな。

コメントありがとうございました。
2013.02.25 20:48 | URL | #- [edit]
says...
スイス行ってみたいんですよねぇ。
山とか登ってみたいです。 ←死ぬかもしれませんが

私個人のイメージとしては、スイスって結構自然豊かなイメージがあります。

空気が綺麗で、山々や緑に囲まれている感じ。
そして山の尾根には少し雪が残ってたりして・・・

あぁ、行ってみたいなぁスイス。
2013.02.26 16:10 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

大丈夫ですよ。スイスの山にもチョロいのがありますから。普通のスニーカーでハイキングできる所から、冒険家が行くみたいなとんでもない冬山まで、よりどりみどりです(笑)

自然は多いです。それに、人口少ないので空間多いです。管理された自然で、どこに行ってもちゃんとしている感じがあります。日本人には馴染みやすい世界だと思いますよ。ぜひ一度お越し下さい!

コメントありがとうございました。
2013.02.26 21:10 | URL | #9yMhI49k [edit]

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