scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

「最愛オリキャラバトン」ですって

本日、「scriviamo! 2014」の予定でしたが、間を空けるために記事を入れることにしました。ヒロハルさん、ごめんなさい。明日発表です。

で、例によってTOM-Fさんがやっていて、左紀さんもやっていたバトンを頂戴して来ました。自分の所の最愛のオリキャラの紹介をせよというバトンです。誰でやろうか悩んだんですが、「最愛」というからには、この人(たち)で。「大道芸人たち Artistas callejeros」と並んで勝手に私が代表作だと思っている「樋水龍神縁起」の主人公です。実はこのブログではなくて、別館に隔離してあります。官能的表現が入っているため十八禁なので。ただ、官能小説ではありませんし、大した表現でもありませんので、それを期待して読まれるとつまらないかと思います。もちろんこのバトンは、十八禁ではありませんのでご安心ください。では、はじめます。


縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く 「樋水龍神縁起」はこちら(十八歳以上の方)(scribo ergo sum: anex)



■最愛オリキャラバトン■

1.あなたの中で最愛のオリキャラを教えて下さい。性別と年齢、身長などもどうぞ!(複数可)


いろいろいるんですが、最愛でしかもあまりご紹介していないキャラということで
『樋水龍神縁起』の主人公の新堂朗、前世として安達春昌をご紹介します。
性別はどちらも男性です。年齢ですか。ええと春昌は享年38歳、朗は享年(?)48歳です。この間は千年と話長いんで途中は省略です。

朗は身長は172cm。私にしては外見をものすごく細かく設定しています。以下は大学生のときの朗と初めて会った峯岸宮司による印象です。
 短く刈られた黒髪は剛そうだった。意志の強そうな下三白眼が濃いめの眉の下でじっとみつめる。まっすぐな鼻梁のはじめにわずかに隆起した剣鼻は意志の強さを示していたが、口の両端がわずかに上がりその湾曲が親しみやすかった。
 背が高く引き締まった体の線は革のスーツで魅力的に見え、大学ではさぞもてるに違いないと思った。その一方で、うかつには近寄りがたい不思議な雰囲氣を持った青年だった。
 肉体的な若さと精神的な落ち着きが同居している。自分の欲していることは全て理解している、そんな印象だ。少し切れ者過ぎる感じもした。今どきの大学生にはなかなかいないタイプだった。
しかし、朗はきわめて礼儀正しく挨拶をした。一方でたくさん語ることは苦手のようで、早々に切り上げようとしているのが見て取れた。

“樋水龍神縁起 - 第二部 冬、玄武”より


春昌は160cmくらいでしょうか。平安時代の男性としてはそんなに低くないと思います。
外見は、ええと、朗とはあまり似ていません。お育ちはそれほど良くないので、公家風でもありません。ただ、絶世の美女が恋に落ちる程度にはそこそこの容姿だった模様。


2.そのキャラの性格的な特徴などを教えて下さい

朗は意志と自己克己が強く、自分の人生を努力で切り拓くタイプです。事情があって千年間の間に生まれ変わった記憶を全て保持しているため普通の人よりも知識の積み重ねが大きいです。
そのため賢く立ち回ることができるため切れ者とみなされています。多くは語りませんが、断定的なもののいい方、さらに多少古風な言葉遣いをするため、対話しているものは何となく反論がしにくくなってしまいます。
また、途中の生まれ変わりの時には全くありませんでしたが、安達春昌時代と新堂朗として生まれた時には、他の人間には見えないものが「見える者」で、さらに憑き物などを祓うことができます。

春昌は、若いころに「見える」能力を認められて陰陽寮に入りますが、生まれが低く後ろ盾がなかったために実力に似合う出世ができず、焦っていました。
能力を鼻にかけた傲慢さと、生まれの低さのコンプレックスがかなりこじれた性格にしました。そのわりに後先考えずに行動する浅薄なところもあり、千年にわたり罰を受けることになってしまいます。


3.そのキャラの血液型を教えて下さい

朗はAB型でしょう。安達春昌はO型かも。


4.そのキャラができた過程は?

これ、言いたくなかったんですけれど。
もともとの妄想の始まりはとある歴史上の人物を使った有名小説でした。「春昌」の音でおわかりですよね。
で、母親がDVDをスイスに持ってきたので映画も観たんですけれど、なんかBLっぽくって嫌だったんですよ。あ、反BLって言うわけじゃないんですよ。単に主人公を演じる狂言師の所作などがすごく氣にいったのに、わざとBL好きに媚びているような作りばかりが目について納得がいかなかったのです。「ああいうんじゃなくて〜」と思いはじめるとですね、勝手に動き出しちゃうんですよ、私の場合。
そのうちに全然違う話と風貌の人物が生まれて来てしまい、いつの間にか全く関係のないオリジナルの話になったというわけです。
で、名前と職業だけがわずかに残っているわけです。もはや完全に別人だからどうでもいいんですけれど。


5.そのキャラの妄想段階と完成段階で大きく異なった点はありますか?

まあ、いろいろありますが、なんといってもラストです。妄想の段階では、主人公は人間としてのハッピーエンドになるはずだったんですが。
ラストを変えないとダメだと決心したとき、冗談抜きで泣きました。(おいおい)

ちなみに龍王の設定は小説完成まで変わりませんでしたが、後に座談会やバトンでキャラ崩壊しました(笑)


6.あなたにとってそのオリキャラが最愛である理由は?

ええと。恥ずかしいけれど、朗みたいな人が理想なんです。現実の連れ合いとは似ても似つかないな。おかしいな。


7.そのキャラで気をつけている点はありますか?(幅広く)

もう完結しちゃったので、何も。書いていた時には、そうですね。好きだからといって美化しすぎないようにしていました。あと、女の私が彼に限らず男を書く時には、女っぽくならないように頑張りましたが……。


8.そのキャラの好きな食べ物、普段の趣味は何ですか?

サントリーのウィスキー山崎。摩利子の作るおつまみも好きらしい。普段は甘いものを食べないが、妻のゆりの作ったヴァレンタインのケーキはさりげなく二切れ食べていました。
趣味? ああ、バイク。Kawasakiの750ccに乗っています。

あ、春昌を忘れていた。鮎や柿が好きかも。趣味ね。滅多に京都から出られないのですが、お仕事で遠出をするのが好きだった模様。こちらは馬で駆けるのが好きです。


9.そのキャラの持つコンプレックスはありますか?(または忌まわしい過去)

春昌はコンプレックスの固まりでした。生まれが低くて、能力はあり努力するのに認められないと、良家の子息を妬みまくっていました。
そして、恋に落ちた樋水龍王神社の媛巫女瑠璃を盗んで死なせてしまってからは、千年にわたりその罪の意識に苦しめられることになりました。

朗は当然それを引きずっていますが、それよりも強いのは龍王に対する半負い目、半反逆心ですね。


10.そのキャラの特技と必殺技は何ですか?

二人ともおなじですが、いわゆる悪霊を祓うことができます。『氣剣の法』という呪法を用います。
いちおう陰陽師なんで、その辺のこと全般もできます。ちなみに朗の最後の職業は禰宜です。


11.そのキャラの寝相は良さそうですか?

朗はもちろんいいです。寝ていようが隙のないのが彼。春昌は、あまりよくないかも。瑠璃媛を蹴っ飛ばしたか?


12.そのキャラの好きな異性、または同性のタイプは?

春昌は瑠璃媛に一目惚れしたのだから面食いです。朗はめだたないゆり(瑠璃媛とゆりも生まれ変わりの同一人物です)と結ばれましたが、もともとは派手な美人とよくつき合っていた模様。


13.そのキャラが持つ「恋愛」に対する理想はありますか?

理想っていうか、千年にわたる因縁ですね。でも、瑠璃媛と春昌、ゆりと朗の因縁は龍王の差金かもしれないです。


14.そのキャラが結婚するとしたら何歳くらいになりそうですか?

春昌はいろいろな女房の所に通っておりましたが、正式な結婚はしないまま亡くなりました。
朗は37歳でゆりと結婚しています。(もはやネタバレもへったくれもないな)


15.そのキャラの萌えポイントはどこ?または何?

朗は隙のない所。春昌は、う〜ん、私は萌えないけれど、苦悩する所かな? この人のことは、後日、何か書く氣でいるのでその時にもうちょっと魅力的にしてやらないとな〜。


16.もし現実にそのキャラが現れたらお願いしたいことは何?

春昌には「もう少し考えてから行動した方がいいと思うよ」と。
朗は、ええと、「一度一緒に飲みに連れて行ってください」かな。


17.出てきたオリキャラがあなたを見て思った第一印象は?

う〜ん。私のことなんか目に入らないだろうな。どっちも。


18.オリキャラがあなたに一言!

春昌「君、煩悩が多いね」


19.オリキャラにこれだけはして欲しくないことは何?

う〜ん。朗なら何をしてもカッコ良く見えちゃうような……。ああ、上司(タヌキ宮司や龍王)におべっかを使う所は見たくないかも。
春昌は、何をしてもいいよ。もともとカッコいいキャラじゃないし。(同一人物なのにこの差は)


20.オリキャラに一言!

ええと、ご希望に添えなくてすみませんでした。


21.最愛オリキャラを持つ人にバトンを回して下さい。

よくわからないけれど、きっと彩洋さんはやってくれるに違いない。っていうか、もう既に準備中と見ました。まだでやってみたい方はご自由にどうぞ。

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Comment

says...
こんばんは、TOM-Fです。

新堂朗ですね、やっぱり隙がなくてかっこいいですよね、あの人。
最初に御作を読み始めたとき、高橋くんとゆりちゃんを妨害をするこわ~いお兄さんだと勘違いしたことが、今はすでに懐かしいです(笑)
「樋水龍神縁起」は衝撃的な作品でした。ドキドキしながら、次話を読み進めたものです。とくに第三部、第四部あたりはもう、どうなっちゃうの~って思いました。
春昌は、押しかけコラボで書いていただいた掌編でお世話になりましたので、私も愛着があります。あれくらいの行動力がなくちゃ、物語のリードオフマンは勤まりませんよね。

バトン、拾っていただいて、ありがとうございました。ご回答、楽しませてもらいました。
2014.01.22 11:20 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
前の記事(ウゾさんのいかれた兄ちゃん返歌)にコメントをしに来たら、こっちに捕まっちゃいました!
実はTOM-Fさんの回答を拝読した時、皆さんの最愛キャラは誰だろうって、それぞれ想像していたのですよ。
で、夕さんは……結構謎だったのです。夕さんの女性キャラは素敵だけれど、やっぱり男性キャラだろうとは思っていて、稔は結構候補でしたが……そうかぁ、朗さんかぁ。なるほど、と後から思いました。
そうそう、ここで挙げられている個所を拝読した時、私も作者の愛を感じていました。そう、「肉体的な若さと精神的な落ち着きが同居している。自分の欲していることは全て理解している、そんな印象だ。」の下りです。ここはとてもよく覚えています。
好きになった人・伴侶となった人が理想と違うのは……なんででしょうね。そういうものなんですよね(^^)

春昌……そうだったのか! 気が付かなかった^^;
BLっぽいとかも、あんまり気がついていませんでした^^; そう言われてみれば、確かに……・
私、実はその狂言師さんの大ファンで……まるきり「彼」しか見ていませんでした。いやもう、あのお顔も、歩く腰つきも、惚れ惚れ、でして。それから、中井貴一さんの大ファンで……またまた彼しか見ていませんでした^^; いやいや、そうかぁ。(何の納得??)
でも、楽しかったぁ(^^) もちろん、私もやりますよぉ。というか、準備中です(*^_^*)
2014.01.22 13:47 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

今回のネックは「最愛」でした。バトンが面白くなるキャラは「最愛」じゃないんだもの〜。

そうそう、1/4読み終わるまで、主人公がわからない小説ってどうよ、と私も思いました。
しかも、題名の意味も最後まで読まないとわからないし、主人公の扱いああだし。

春昌はTOM-Fさんに拾っていただいて、ようやく日の目を見ましたからね。それに朗の話はもう書かないと思うけれど春昌の話は書く予定だから、TOM-Fさんのおかげで形勢逆転しましたよ! 現在構想練っています。いつになるかなあ……。

いつも素敵なバトン、ありがとうございます。
コメント、ありがとうございました。
2014.01.22 22:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはははは。そうなんです。彩洋さんと違って、私の場合、寵愛があちこちに移るのですよ。だから、朗は現時点での最愛です。稔もいい線いっています。今のところナンバー2くらいでしょうか。「大道芸人たち」だと現在は、稔、カルちゃん、それからヴィル、教授、レネの順でしょうか。ヴィルの順位はけっこう低い。

その他に現在赤丸急上昇が「終焉の予感」の男(ヴィクトール)で、二十年くらい前は「最愛」だったはずの戸田雪彦は現在は圏外で、お遊びに使い回されちゃったりしています。当時から存在して、まだブログではお披露目されていないし、全然書く予定もないのに未だにトップ近くをウロウロしているバイフリートというキャラもいたりします。

そうなんです。あの映画、中井貴一ということは彩洋さんも二つともご覧になったのですね。(私も観ているのがバレバレ)そうなんですよ。素晴らしい演技でしたよね。別にもとからBLなら文句はないんですが、「こうやっておけば腐女子が食いつくだろう」という制作側の浅ましい計算が見え隠れしてちょっと嫌だったのです。そんなことしなくても、その狂言師さまの所作と演技と舞で十分だろう! って、感じでしょうか。

で、BLじゃないならどんな嫁だったんだっけと調べると、伝説の方はしょうもない悪妻に騙されていたりして、それはそれで情けない。「そうじゃなくて!」と妄想を始めた時に生まれて来たのが「樋水の媛巫女」だったのです。そこが始まり。あとは、もう、勝手に暴走です。原形留めず。

彩洋さんはきっとあの方かなと思ったら、両方でしたね。あとでコメに伺いますね。

コメントありがとうございました。
2014.01.22 22:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
『樋水龍神縁起』はまだ読ませていただいてませんね。
ですから僕にとってまったく馴染みのないキャラクターなので、とても興味を持って読ませていただきました。
おっしゃる通り設定が非常に細かくて、短い文章ですがイメージが自分の中に出来ていくのが分ります。
性格を細かく設定して、それをきちんと、しかも区別して表現されていることには、今更ながら感心してしまいます。僕もこんな風にかいてみたいなぁと思います。自分のキャラの性格表現が随分薄っぺらい物に思えてきて、ちょっとなんだなぁ……と思ったりしています。
それぞれが結婚していることも意外でした(性格などを読んでいて結婚には無縁なイメージが)。そういうとこ、僕は妙にこだわるんですよね。
夕さんの思い入れやこだわりがあちこちにちりばめられていて、すごく面白かったです。彼(ら)が夕さんの“最愛”なんですね?
だったら是非このお話、読ませていただきたいなぁと思っていますが、時間が欲しいなぁ。
書いていると読めないんですよ。
2014.01.23 14:40 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

ああ、そうなんですよ。「読んでください!」と言いたいのは山々なんですが、なんせあれ、長いんですよ。「大道芸人たち」よりは短いと思いますが。

普段は、ここまで細かく風貌の設定などをしたりしないんですが、この小説はいろいろな意味で異質です。普段は勝手に妄想が動き回るままにしておくんですが、これだけは全部細かく構想を練って、それに当てはまるモチーフをわざと配置しているガチガチの小説なのです。

この人は何度も何度も結婚しています。千年間にですけれど。探していたのは一人ですが、まあ、そうはいってもそれぞれの人生も生きていた、ということですかね。最後に結婚した相手は探していた人そのものなので、それでいいんですけれどね。

今のところ、この人が「最愛」ですが、この小説はキャラへの愛で書いたわけではなくて、どちらかと言うと私の思想の集大成です。だから、どちらかというと「このキャラを知ってほしい〜」というのではなくて、でも、お時間が許す時に読んでいただけたら嬉しいなという小説です。あ、でも、先さんのお許しが出てからの方がいいかも……。

コメントありがとうございました。
2014.01.23 20:07 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あぁ♪
大好きな『樋水龍神縁起』の話が聞けて嬉しい♪

夕さんの涙ながらの変更。
わかる気がします…。
私もあの二人には人として幸せになって欲しかったですもん。
そう思うのに、あのラストは
うまく言えないけど
「哀しい」けど悲しくはなかった。
また意味不明なこと言っちゃってますね…汗
でもあのお話は、あのラストだったからこそ…
ここまで私の奥深くにいつまでも残っているのだと思います。

このバトンを読んで
改めてもう一回読みたくなってきちゃいました♪
2014.02.03 18:16 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

おお、ここに反応していただけて嬉しいです。

そうなんですよ。泣いたし「ご希望に添えなくてすみません」なんですが、あの結末で書いた事自体は後悔していません。最初の結末にしていたら、たぶん私自身も自分の代表作だとは言いたくなくなっていたと思うし。

そして、「樋水龍神縁起」をお氣に召していただけたのでしたら、明日、彩洋さんの作品への返掌編で、あの世界が再び登場いたします。よかったら覗いてくださいませ〜。

akoさんも、ご無理のないように……。また伺いますね。

コメントありがとうございました。
2014.02.03 21:47 | URL | #9yMhI49k [edit]

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