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Cantum Silvae - 貴婦人の十字架 あらすじと登場人物

Posted by 八少女 夕

この作品(2014年3月12日より連載を開始します)は、中世ヨーロッパをモデルにした仮想世界で展開する小説です。恋愛要素は大きいとは言え、例によって「恋愛小説です」と断定しにくい作品になっています。主人公たちの生き様を書いたというほうがしっくりきます。出てくる名前、地名などはすべてフィクションです。

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」by ユズキさん
このイラストはユズキさんからいただきました。著作権はユズキさんにあります。無断使用は固くお断りいたします。



【あらすじ】
教師として宮廷を渡り歩くマックスは、グランドロン王とルーヴラン王女の縁組みが進んでいるので、姫のグランドロン語の教師となるためにルーヴランの都ルーヴを目指す。ルーヴランの宮廷では王女の《学友》ラウラが自由に憧れながら過ごしていた。

【登場人物】(年齢は第二話時点のもの)
◆マックス・ティオフィロス(25歳)
 グランドロン出身の教師。国一番の賢者ディミトリオスの一番年若い弟子。

◆ラウラ・ド・バギュ・グリ(20歳)
 ルーヴランの最高級女官で王女に仕える《学友》。バギュ・グリ侯爵の養女。

◆マリア=フェリシア・ド・ストラス(19歳)
 ルーヴラン王位継承者で絶世の美女。

◆レオポルド II・フォン・グラウリンゲン(29歳)
 グランドロン王国の若き国王。

◆エクトール II・ド・ストラス
 ルーヴラン国王。マリア=フェリシア姫の父。

◆イグナーツ・ザッカ
 ルーヴラン王国の宰相。センヴリ出身のもと聖職者。「氷の宰相」の異名をもつ。

◆テオ・ディミトリオス
 当代一の賢者でグランドロン王の王太子時代の教育係。現在は王政の相談役として親政をしくレオポルド二世を見守る。

◆アンリIII・ド・バギュ・グリ
 バギュ・グリ侯爵。愛娘エリザベスを《学友》にしたくなかったので、孤児のラウラを養女にする。

◆アニー(15歳)
 ラウラの忠実な侍女。平民出身でラウラに親近感を持つとともに心酔している。

◆フリッツ・ヘルマン大尉(31歳)
 レオポルド一世の護衛を務める青年。

◆マウロ(20歳)
 アニーの兄で、ルーヴ城で馬の世話をする青年。マックスに旅籠《カササギの尾》を紹介する。

◆ジャック(19歳)
 ルーヴ城の召使いの青年。マウロの親友で、アニーの親友エレインの恋人。

【歴史上の人物&故人】
◆レオポルド I・フォン・グラウリンゲン
 七代前のグランドロン国王。背が低く醜悪な容姿だったが、不屈の精神で版図を拡大した名君として歴史に名を残している。

◆ブランシュルーヴ・ド・ストラス
 ルーヴラン王女でグランドロン王レオポルド一世の妻となる。絶世の美女で、容姿に自信のなかった夫に西の塔に幽閉されるが、後に開放されている。夫婦仲はとてもよく理想の国王夫妻として語り継がれる。

◆ジュリア・ド・バギュ・グリ
ルーヴラン王国に属するバギュ・グリ侯爵令嬢。母親の死後、ジプシーに加わって出奔し、ルーヴラン宮廷でブランシュルーヴ王女に仕えてから、その輿入れと同時にグランドロンへわたる。かつての馬丁で恋人でもあったフルーヴルーウー伯爵の夫人となる。

◆ハンス=レギナルド・フルーヴルーウー
 もとはバギュ・グリ候に仕えていたジュリアの馬丁。ジュリアに続いて侯国から離れ、グランドロン国王レオポルド一世に仕えることになる《シルヴァ》の果ての未開の地を任されフルーヴルーウー辺境伯に任命される。

◆フロリアンII・フォン・フルーヴルーウー
 先代フルーヴルーウー伯。何者かに毒殺される。

◆マリー=ルイーゼ・フォン・フルーヴルーウー(フォン・グラウリンゲン)
 グランドロン先王フェルディナンドの最愛の妹。熱愛の末フルーヴルーウー伯フロリアン二世に嫁ぎ幸せに暮らしていたが、夫が毒殺され、伯爵位を継いだ二歳の一人息子も何者かによって連れ去られ、その帰還を待っていたが叶わず失意のうちにこの世を去る。

【用語】
◆《シルヴァ》
 ルーヴラン、グランドロン、センヴリ各王国にはさまれた地に存在する広大な森。単純に森を意味する言葉。あまりに広大なため、そのほとんどが未開の地である。

◆《学友》
 ルーヴランに特有の役職。王族と同じ事を学ぶが、その罰を代わりに受ける。

【関連作品】
(断片小説)森の詩 Cantum Silvae I - 姫君遁走より
(掌編小説)大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 ~ 森の詩 Cantum silvae

【関連地図】
Cantum Silvae Map

【参考文献】
中世のヨーロッパの社会・制度・風俗・考え方などは、旅行などで知った事も入っていますが、基本的に下記の文献を参考に記述しています。

阿部 謹也 著 中世を旅する人びと―ヨーロッパ庶民生活点描 (ちくま学芸文庫)
阿部 謹也 著 中世の星の下で (ちくま学芸文庫)
J. & F. ギース 著 中世ヨーロッパの城の生活 (講談社学術文庫)
川原 温 著 中世ヨーロッパの都市世界 (世界史リブレット)
堀越 宏一 著 中世ヨーロッパの農村世界 (世界史リブレット)
F. ブロシャール、P. ペルラン、木村 尚三郎、 福井 芳男 著 城と騎士(カラーイラスト世界の生活史 8)
A. ラシネ 著 中世ヨーロッパの服装 (マールカラー文庫)
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