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Posted by 八少女 夕

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」について

40,000Hitを超えました。先着三名の記念リクエストを受け付けています。この記事のコメント欄でお申し付けください。(キャラやお題指定可)(追記・三名様からいただきました。ありがとうございました。サキさん、紗那さん、TOM-Fさん、少々お待ちくださいませ)

森


中世ヨーロッパをモデルにした架空世界のストーリー、「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」の連載が始まりました。

「森の詩 Cantum Silvae」は、私が高校生ぐらいの時からずっと頭の中にあった世界です。当時はヨーロッパの歴史がきちんと頭の中に入っていたわけではありませんし、どの時代というのもかなり朧げでした。いま設定している時代よりかなり新しい時代をイメージしていたと思います。なのに出てくるモチーフは古代のものだったり、かなりメチャクチャでした。子供の脳内遊びでしたから……。

いま発表しているものは、高校生の時に作ったストーリーをそのまま書いているわけではありません。正式に執筆に入ったのは「大道芸人たち Artistas callejeros」を書き終わった後です。高校生の頃からずっと頭に居座っている世界の固有名詞と大枠のストーリーを使いつつも、現在の自分が見聞きしたもの、感じているものを織り込む形で新たに書き直しました。

発表したからにはどのように読んでくださっても、それは読者の自由だと思っていますが、いつもの私の書き方に慣れている方が読むとかなり困惑すると思われますので、先に少しだけ書いておきます。

この小説、次々と人物が登場しエピソードが展開しますが、「また新たな名前だ、憶えなきゃ」とか「これは何かの伏線だろうか」ということを考えながら読むと、最後まで読んで脱力する事と思います。現実の一人の人間が、人生を歩む時に、「この人は後々どんな役割を果たすのだろうか」とか「この出来事は先の出来事の伏線だろうか」とか、考えませんよね。一つひとつの経験がその人間の考え方や生き方に影響していくので、まったく関係がないと言い切る事も出来ませんが、物語の「あらすじ」として書き出すとしたら、ほとんどすべてが切り捨ててもいいエピソードです。

特に前半はどちらかというと、中世ヨーロッパの世界を章ごとにご紹介するような書き方です。「主人公たちはどうなるのか」というストーリーそのものは全く動きません。むしろ主人公たちと一緒に中世のヨーロッパを垣間みるように氣楽に読んでいただいて構いません。(ストーリーそのものは笑っちゃうほど簡単なひねりのないものです)

なお、地名や国名、それに登場人物な馴染みがなくて、「サレアを渡った」などと言われても困ると思いますので、毎回「今ここ」にあたる地図を付けておきます。理解するのの手助けになるよう手の内をみせてしまいますが、「グランドロン=ドイツ」「ルーヴラン=フランス」「サレア=ライン」と思っていただけるとわかりやすいと思います。架空の言葉や人名もドイツ語やフランス語、それからラテン語を意識して付けています。



この記事を読んで「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を読みたくなった方へ

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Comment

says...
おっしゃりたいことはよくわかるのですが……。

根がミステリファンのせいか、

「小説は人生に非ず、人生は小説に非ず」

と思ってしまうのであります。

完全に精巧なつくりものである小説世界で、

そのつくりものとしての部分を自然なものとして味わわせるか、

そこに小説を書くという意味があるのではと思うのであります。
2014.03.17 14:20 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

> 「小説は人生に非ず、人生は小説に非ず」
は、おっしゃる通りだと思いますが、私が言いたかったのはそういう話ではないのです。

今回のこの記事は、むしろポールさんのようなミステリーを読み慣れている方へTipでございます。ミステリー好きの方は「これは何の伏線か」という読み方をなさるので。
もちろん、どう読んでいただいても構わないのですが、そうやって読むと徒労感が半端なくなると思います。
もっと平ったく言ってしまえば「伏線を回収していない」と言われても困るってことです。80%は後に全く言及しない事ですので。

コメントありがとうございました。
2014.03.17 20:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
私はミステリーなどは書かない人間で、その人間の行動や思念など過程を大切にするのであって、
その結果は産物であり、驚きがあまりないのがあるんですよね。
だから、ミステリーは苦手でこの人はこういうことを考えていて、それと他の人の思惑が交錯する話がすきですからね。・・・というか、それしか書けない。
2014.03.18 01:08 | URL | #- [edit]
says...
 おはよう御座います。
結構 好きです そーゆー作品って。
群像劇で 全く別々のストーリーがパズルのように カチッカチッとはまっていく
面白さとは別の 趣がありますよ。

何物でもない人物の 一場面を切り取るような感じで そーゆーモノが積み重なっている
そーゆーモノが 時代だったりを作るのかもと思ってしまいます。
2014.03.18 01:59 | URL | #- [edit]
says...
八少女さんこんにちわ~(*´∀`*)

イラスト描くのが好きなせいか、読んでいてイメージ絵が頭に浮かんでこない物語は、途中で読むのをやめちゃうことが結構あります。プロアマ問わず。別に描くつもりで読んでるわけじゃないですが、わたしの癖でイメージ絵変換出来ない世界はダメってかんじです(笑)
脳内でイメージ絵変換出来る物語ほど、どんどんハマっていっちゃうんですよ。だから大道芸人たちにどっぷりハマりました(*´∀`*) 路上で芸を披露する4人、テーブルを囲んで酒に盛り上がる4人、その他諸々想像するだけで楽しいですよね。

破天荒なあばずr姫の物語も、いっぱ~いイメージしどころ満載でしたし、貴婦人の十字架も賢者と美しい貴婦人の組み合わせ、スミレの砂糖菓子食べたい少年ズルイとか(笑)
八少女さんの書かれる物語は、読者に色々想像する楽しみをちゃんと残してくださってるのも好きな一つかもです。
ユズキ的にそんな自分流な楽しみ方をするので、八少女さんがちょっと心配しているようなことは大丈夫そうです☆

元々頭の中が架空世界の住人なので(笑) あちらの言語でつけられる名前や名称、ツボなので凄く楽しみです(^ω^)
頑張ってくださいまし!
2014.03.18 05:59 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
40000HITおめでとうございます。すご~い!!!

あれ?まだリクエスト枠がありますか?
サキはたくさんコラボしてもらっているので、ちょっと遠慮しようかなと思っていたんですけど。
あまり遠慮するのもかえって帰って失礼かなと思いました。

そうですね。
左紀のブログに一両日中ぐらいに発表されるお話しに、「ダンゴ」という登場人物が出てきます。
その人物を使って何か書いていただけませんか。
どのように使っていただいても、どなたと共演させていただいても大丈夫です。
いかがでしょう?

夕さんのところで読みたい物がたまってきて焦っています。
頑張って読むぞ!
取り急ぎ書いておきます。
コメントはまた後で書き込ませていただきます。

(あ、サキ以外の方が3名いらっしゃれば外していただいても大丈夫ですよ)
2014.03.18 12:11 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

まず、4万HITおめでとうございます!

「貴婦人の十字架」、夕さんとしては珍しい(?)ファンタジーということもあって、とても楽しみにしています。
今ならまだ追いつけそうなので、読んでいきたいと思います。

心配なされている「伏線では?」などのことは、まあ、ボクも若干そういう風に読むこともありますが、今回の物はそうではないということですね。
人物同士は疎にも密にも関わりあって紡がれる物語は、とても興味深いです。

最後になりますが、再度おめでとうございます!

あ、リクエスト……
していいのかな? でも、特に何も考えてなかったです。
うーん……じゃあ、「卒業」をテーマに何か一つお願いしてみます。
2014.03.18 14:03 | URL | #T7ibFu9o [edit]
says...
40000Hit、おめでとうございます。
いや、さすがの来訪者数ですね。

私も、「森の詩」に対して、いささか誤解していたようです。ついつい、伏線とか仕掛けとか、そういうものを気にしてしまうんですよね。
中世ヨーロッパを一緒に旅するような気持ちで、読ませていただきますね。
じつはそういう小説、好きだったりするんですよね。あまりテーマとかにこだわらず、雰囲気にひたれるような小説。ちょっと楽しみです。

リクエスト、もしまだ空いていたら、大好きな瑠水ちゃんのお話をひとつ、お願いしたいです。お題は、「トロイメライ(シューマン)」なんてどうでしょう。
2014.03.18 14:13 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
サキには夕さんのおっしゃることはまだよくわかりません。
サキは作文の経験がまだ浅いですし、そういうことを意識して書けていないようですし。
でも、読者としては疑問に思っていた伏線が回収されないとやっぱり、あれ?と思ってしまうのは仕方が無いことですよね?
でも、作者が意図的に回収しないのならそれも有りかなと……。
読む方としてはどうなったんだろう?と思うことが増えていく、それだけのことだと思います。
実際の世界でも回収されない事ってたくさんあると思います。
夕さんがどのような物語を書かれていくのか、夕さんの仰っている事とはどういうことなのか、まだよく分かっていませんが、気にしながら読んでいこうと思っています。
サキがどのように思うか、感想は読み終わってからにしたいと思います。
2014.03.18 14:13 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。
解決警部補はミステリー仕立てで楽しんでいますよ〜。
わざわざ、違う選択肢を追ってみたりもしています。

それはさておき、ミステリーだと登場人物の考えた事までが謎解きと関係しないと「フェアじゃない!」なんて言われてしまいますよね。でも、とりとめのないものを書いてはいけないと決まっているわけではなくて、また、結果が謎解きでなくてはいけないわけでもないと思うのですよ。驚きもないといけないという事でもないと思うんですよね。

私は普段はストーリーに全く関係のないものはあまり書かないのですが、今回はわざといろいろな事を書いて、それに解説のようなものを書かず、けれど、その起こった事の一つひとつが後の主人公の行動の動機になっている、というような作品を書いてみたのです。上手くいっているかはわからないんですけれどね。

コメントありがとうございました。
2014.03.18 20:44 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

うん、そうですね。最初の方は、章ごとに読み切りみたいな感じですかね。
それぞれテーマがあって、全体として世界の事を把握していただけたらいいかなあと。
主要ストーリーには関係ないけれど、こういう世界に住んでいるから、こういう考えたかになるんだな、という意味では関係してくるかもしれませんね。

歴史もそうなんでしょうね。「なんでこんなことしたんだ?」と今の私たちは思うけれど、当時の人間にとっては自然な行動だった、って事もあるかもしれないなって思っています。

コメントありがとうございました。
2014.03.18 20:54 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは〜。

あはははは、今回のストーリー、絵になる子たちがあまりいないかも。
ジュリアやハンス=レギナルドなど100年前に死んじゃった人たちは、綺麗どころが多いんですけれどね。
それはそうと、イメージの浮かぶような文を書くのが理想です。なかなか上手くいかないんですけれどね。

「大道芸人たち」は自分でも映画を観ている感じで、映像を頭に浮かべながらか来ました。あれは簡単だったなあ。全部知っているものをイメージするだけで書いたので、ほとんど資料に当たらずに済んだし。今回のはかなり涙目でした。

またユズキさんに「描きたい〜」と思っていただける作品になっているといいんだけれどなあ。とりあえず、明日から本編が始まります。ちゃっかり先日いただいたジュリアのイラストを再び使わせていただいています。もう一度ここでお礼を。

ありがとうございました。
2014.03.18 21:03 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

「ダンゴ」ですか? 初登場ですよね?
なんか楽しそうでワクワクしてきました。
きっと、ポルトで読ませていただく事になりますね。楽しみにしていますね。

そして、もう一つのコメントの方も、こちらで。

そうですね。伏線の話で言うと、たとえば「大道芸人たち」では稔が遠藤陽子宛に送金しているのを蝶子が見て「おや」と思っているシーンとか、ヴィルが蝶子が誰か知っているのに黙っているシーンとかが伏線に当たります。これを私は第一部の中のどこかでは回収しているわけです。ほかにまだ回収していない伏線としてはマリサの件なんかがそれに当たります。で、二部の終わりまで一度もマリサが出てこなかったら「騙された!」って思いますよね。

そういうわかりやすい伏線は、「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」でもあります。でも、一度出てきたっきり二度と出てこない事が「大道芸人たち」と較べてたくさんあるのですよ。そういう話でございます。基本的には、章ごとに読み切りみたいな感覚で書いています。だから章を超えて疑問を持ってしまった事は「あれ、で結局あの話は?」と思っちゃう事もあるかもしれません。わかりやすい伏線の可能性もありますが。もともと、全然ひねりのない話なので、ストーリーを想像するのは難しくないです。

サキさんは、たくさん読んでくださってとても感謝しています。執筆もある事ですし、ご無理なさらないでくださいね。私はポルトに行って、次のミクたちとのコラボのアイデア拾って来ることにしますね。

お祝いとリクエスト、そしてコメントありがとうございました。
2014.03.18 21:17 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ええ、今は、まだ始まったばかりですから〜。
読んでくださって嬉しいです。
架空の国の話、だけれども、魔法やワクワクする事は全く出てこない話なのです。だからあまりファンタジーじゃないけれど、でも想像世界の話だから、うん、いいことにしちゃえ。ジャンルがまたしても決まらない……。

伏線一割、その他九割って感じでしょうか。でも、真剣に悩まなくても、すぐにわかる、バレバレの伏線ですので。

お、そして「卒業」ですか! この時期の定番だけにちょっと難しい。しばし考えますので少々お待ちくださいね。

お祝いとリクエスト、そしてコメントありがとうございました。
2014.03.18 21:26 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは、さすがにプロローグには伏線が入っています。ご安心くださいませ。
でも、このあとは、伏線一割、関係ないのが九割って感じだと思います。

章ごとにテーマをもたせた読み切りみたいな作りになっています。でも、そこから少しずつ拾って行くと、話は繋がっている、みたいな感じでしょうか。明日の分を読むと、なんとなくわかるかも。(無理にでも読ませようとしている私)

そして、瑠水が出ましたね。忘れていた、あのキャラ……。かしこまりました。「トロイメライ」で頑張ってみます。少々、お待ちくださいませ。

お祝いとリクエスト、そしてコメントありがとうございました。
2014.03.18 21:33 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あっ私は伏線とか気にしながら読む方だ
でもあんまり伏線にこだわる話より
勢いのある話の方が人気のことも多い気がしますし
人間ドラマには伏線は似合わないのかもですね
2014.03.19 12:15 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

あ、ダメ子さんも伏線探す派ですか。
私も普段は、回収しまくる派です。
でも、これは全然回収していないです。どちらかというと読み切りの読み物みたいな感じです。

コメントありがとうございました。
2014.03.19 20:36 | URL | #9yMhI49k [edit]

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