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Posted by 八少女 夕

【小説】夜のサーカスと夕陽色の大団円

月末の定番「夜のサーカス」の最終回です。(この回から読むとわけがわかりません。もし、ここから読もうとしている方がいらっしゃいましたら、前回を先にお読みになることをお薦めします)

永らくみなさんをヤキモキさせてきたヨナタンの謎は全て明らかになり、ステラとの恋の顛末も行方が定まり、そしてサーカスは今まで通り興行を続けていきます。これまで応援してくださったみなさまに篤く御礼申し上げます。


月刊・Stella ステルラ 5月号参加 掌編小説 シリーズ連載 月刊・Stella ステルラ


「夜のサーカス Circus Notte」を読む「夜のサーカス」をはじめから読む
あらすじと登場人物





夜のサーカスと夕陽色の大団円


夜のサーカスと夕陽色の大団円

 彼は、狭いアントネッラの居住室に所狭しと立つ人びとをゆっくりと見回し、静かに言った。
「あの船に乗っていたのは、確かに僕です。けれど、アデレールブルグ伯爵ではありません。ゲオルク・フォン・アデレールブルグ、ピッチーノは城で病死しました。僕はイェルク・ミュラーです」

 皆は驚きにざわめいた。
「ちょ、ちょっと待って……。どういうこと?」

「説明してくれるかね。君がイェルク・ミュラーとはどういうことかね? 披露パーティにいたのは君だろう?」
「はい。僕はピッチーノ、ゲオルクの代わりにアデレールブルグの表向きの城主になるように教育を受けたのです」
「なんてことだ」

「じゃあ、使用人の証言していた若様は確かにあなただけれど一つ歳下のイェルクで、小さい若様が実は年長のゲオルクだったというの?」
アントネッラが訪ねた。
「はい。彼の成長は、とても遅くて、たぶんもうあの姿以上には育たなかったのだと思います」

「それで、いったい何が起こったんだ?」
《イル・ロスポ》の問いはこの場の全員を代表したものだった。ヨナタン、いやイェルクと名乗った青年ははっきりと答えた。
「簡単です。ゲオルクが城で亡くなった後、僕が自分で湖に飛び込んだんです。だからヨナタン・ボッシュは冤罪です」 

 一同ざわめいた。
「どういうことかね」
「ツィンマーマンは、邪魔な僕をどうあっても殺すつもりだった。アデレールブルグ夫人はその兄に逆らうことができなかった。ボッシュは、死ぬしかなかった僕に生きるチャンスをくれたんです」


 十二年前の六月だった。夜闇にまぎれて連行されたイェルク少年は絶望していた。アデレールブルグ夫人にも見捨てられた。車に乗せられ右にヨナタン・ボッシュ、左にもう一人のツィンマーマンの手下が拳銃を持って座っていた。扉を閉める時にツィンマーマンは言った。
「お前が下手なことをすると、両親が死ぬ。黙って、そいつらの言う通りにするんだ。助けを求めたりして大騒ぎになったら、わかっているな」

 ボーデン湖・ナイトクルーズの船に乗り込んだのは、体をぴったりと寄せて目立たぬように拳銃を押し付けたヨナタン・ボッシュ一人だった。二人は予約してあった船室に入った。

「おい小僧。何を考えている」
「僕は結局のところ殺されるんだろう」
「実はボスにはそう命じられた。お前さんもよく知っているように、ボスは手下だろうと容赦はしない冷血漢だ。しくじればしっぽを切るためにこっちが殺られるんだ」
「僕の父さんと母さんはこのことを知っているのか」
「どうかね。どっちにしても、もうこの世にはいないだろうな」
「どうして……」

「お前さんの両親は欲を出したんだ。ボスをゆすった。ボスは身の安全のためならどんなことでもする。だからお前を助けてほしいと言う妹の必死の願いもはねつけた」
イェルク少年は、唇を噛んだ。金に目のくらんだ両親と、その両親から離れて聖母子のような親子とともに暮らしたがった自分とは、同じ穴の狢だった。

「ドロテアは、弱い女だ。自分の力で兄を止めることもできなければ、全てを捨てて警察に行く勇氣もない。だから賭けをしたのだ」
「賭け?」

「俺だよ。俺はドロテアと同じ学校に通っていた。ずっとドロテアに憧れていた。彼女がアデレールブルグ伯爵と結婚した後も、ずっと彼女を慕って、側にいたくて、それでボスの手下になった。その彼女が危険を冒して俺に頼んだんだ。どんなことでもする、だから、どうにかしてパリアッチオの命を助けてやってくれってね」
イェルクは、震えた。

「俺は、ただドロテアのために、バレたら確実にボスに殺られる危険を冒すことにしたんだ。いいか。これからのことは、俺とドロテアの両方の命がかかっているんだ、よく聞け」

 少年はボッシュが何を言いだしたのか最初は理解できなかった。ボッシュは小さな携帯酸素ボンベを渡した。

「この後、お前はもう死にたいとか大袈裟に騒ぎながら、俺の制止を振り切ってこの湖に飛び込め。ボスのプランでは、氣を失っているところを俺が人に見られないように突き落とす手はずになっているんだが、とにかくできるだけ目につくように錯乱したフリをして飛び込め。このボンベがあればたぶん岸までは何とかなるはずだ。そして人に見られないように消えろ。どこか遠くに行くんだ。いいか。生きていることを誰にも知られるな。もし、お前が誰かに生きたまま助けられれば、俺も、ドロテアも終わりだ」

 チルクス・ノッテの連中も、アントネッラとシュタインマイヤー氏も黙ってイェルク青年の話を聞いていた。

「泳ぎついたのはリンダウでした。人目につかないように隠れて電車に乗り、無賃乗車がバレないようにところどころで乗り換えて、辿りついたのがミラノの近くでした。空腹で動けなくなっているところを団長が拾ってくれたんです」

「そうだったのか。では君が人の命がかかっていると言ったのは、ドロテア・アデレールブルグ夫人とヨナタン・ボッシュのことだったのだね」
「はい」

「確かにあのツィンマーマンなら、自分に害が及びそうになったら手下や実の妹ですら手にかけるだろうな。現にボッシュの逮捕後も知らぬ存ぜぬで通している。自分の政治力を利用してボッシュ一人にミュラー一家殺害の件を押し付けるつもりだろう」

「つまり……」
アントネッラがつぶやいた。
「ツィンマーマンは叔父として当主ゲオルクの後見人となったものの、そもそも伯爵には成人になっても統治能力がないことがはっきりしていた。当主の座を狙っているアデレールブルグの分家にそれを知られる前に身代わりとしてイェルク・ミュラーを引き取り、すり替えて傀儡当主にしようとした、ってことね」

 シュタインマイヤー氏が続ける。
「そうだ。ところが、肝心のゲオルクが成人となる前に病死してしまったので、計画を変更してアデレールブルグを財団にして理事長に納まることに成功した。そうなるとそれまでのペテンの全容を知っているミュラー夫妻とイェルクが邪魔になった」

「なんて勝手な……」
マッダレーナがつぶやく。
「そう。だが、もともとは手切れ金ぐらいで済ませるつもりだったんだろうね。だが、ミュラー夫妻は、イェルクが当主になって生涯困らない金が手に入るのを期待していた。はした金では納得できずに強請ってしまったんだろう。それが命取りになった……」

「それだけではありません」
青年は静かに言った。
「ゲオルクの死後、アデレールブルグ財団を設立し初代理事長をツィンマーマンとするあの遺言状にサインしたのは、僕だったんです。それまでのすべての伯爵のサインも」

「そうか。それが明らかになったら、彼はすべてを失う。ミュラー夫妻はそれを知っていた」
シュタインマイヤー氏が深く頷いた。

 ヨナタンは項垂れていた。彼は天使のようなピッチーノとは違っていた。ミハエル・ツィンマーマンのペテンに自らの意志で加担した。下品で暴力的な両親の元を離れ、アデレールブルグ城で、優しいドロテアとゲオルクと一緒に幸せに暮らしたかった。それが曲がったことだとわかっていても、生涯若様のフリをしようとしていた。

「ツィンマーマンは、すべてをボッシュに押し付けて知らぬ存ぜぬを通し、好き勝手を続けるつもりだ。我々は、手をこまねいているわけにはいかない。あいつを逮捕して立件するためには、どうしても君の証言が必要だ。君も公文書偽造の罪には問われるかもしれないが、情状酌量されるようこの私が全力を尽くす。だから、協力してくれるね、ミュラーくん」

「はい。僕の存在がもうアデレールブルグ夫人を困らせることがなく、ボッシュを冤罪から救えるなら……」
「ありがとう。そして、アントネッラ、バッシさん、それにサーカスの皆さんも、未解決事件に対する大いなる協力にドイツ連邦とドイツ警察を代表して心から感謝する」
シュタインマイヤー氏は、ミュラー青年の肩をそっと叩いた。

 仲間たちは彼らがずっとヨナタンと呼んでいた青年を見た。名のない道化師は、悲運の王子様ではなく、運命に翻弄されてきた一人のドイツ人だった。思いもしなかった結末に誰もが言葉少なくなっていた。サーカスの一同は、そのまま《イル・ロスポ》のトラックに乗ってテントに帰ることになった。ヨナタンはしばらくアントネッラとシュタインマイヤー氏と今後のことを話していたが、やがて塔から降りてやってきた。

「ステラ、早く乗って」
マッテオの言葉に、ステラはヨナタンを氣にしながら頷く。

「ヨナタン?」
ヨナタンはじっとステラを見ていたがやがて言った。
「僕は、コモ湖沿いに歩いて帰るよ。ステラ、よかったら君も一緒に」
ステラは黙って頷いた。ああ、さよならを言われるんだなと思うと泣きたくなった。すべて自分が引き起こしたことだった。

 マッテオが不満を表明して降りようとするのをブルーノが黙って羽交い締めにし、マッダレーナはトラックの扉を閉め、《イル・ロスポ》に出発するように頼んだ。

 トラックが去ると、ヨナタンはゆっくりと歩き出した。ステラは半歩遅れてその後に続いた。二人は黙ったまましばらくコモ湖の波を眺めながら進んだ。

「ヨナタン……。いいえ、あの、イェルク……さん」
ステラはぎこちなく呼びかけた。

「ヨナタンでいいよ」
彼は振り向いて言った。ステラが意外に思ったことに、彼は前と同じ柔和な暖かい表情をしていた。関わりを拒否していた頑な佇まいがほどけて消え去っていた。

「あの、怒っていないの? 私のしたこと……」
ヨナタンは首を振った。
「怒っていない。僕の方が、頑なすぎたんだ。そんな必要はなかったのに」

「でも、行ってしまうんでしょう? もう、道化師のふりをして隠れている必要はなくなったし、パスポートも……」

 彼は小さく笑った。
「新しいパスポートの名前欄にヨナタンも入れて欲しいと頼んだんだ。ミドルネームでいいならと言われたよ。ドイツのパスポートがあればイタリアの滞在許可はいらないんだ」

 彼女の心臓は早鐘のように鳴った。小さな希望の焔が再び胸の奥から熾るのを感じた。
「じゃあ、これからもチルクス・ノッテにいてくれるの?」
彼の頷く姿を見て、ステラの笑顔が花開いた。歓びは体中から光り輝くように溢れ出た。ヨナタンはこれほど美しいと思った事はないと心の中でつぶやいた。

 ステラは夕陽に照らされている青年の横顔をじっとみつめた。彼女は今までとは全く違う彼の瞳の輝きを見つけた。ステラ自身が持つ内側から放つきらめきと同じ光だった。生き生きとして強い想いがあふれていた。彼は正面に向き直って彼女の両手を握った。

「僕はずっとただの動く屍体だった。息をして機能していても、心も魂もどこか暗い部屋に置き去ったままだった。君がその小さな手で扉を叩いてくれた。その輝きで暗闇から戻ってくる道を示してくれた。もう一度、生きて、夢を見て、愛し、愛されたいと思わせてくれた」
静かな暖かい声がステラの胸にしみ込んでいく。
「君は僕に名前までくれた。もう一度生きて存在する人間にしてくれた。お返しに僕が君にしてあげられる事はあるんだろうか」

 ステラは涙をいっぱい溜めて、愛する青年を見上げた。
「そばにいて。ずっと好きでいさせて。他には何もいらないから」

 彼は深く頷くと、愛おしげに彼女の前髪を梳いて、それからゆっくりとそこに口づけをした。願いは叶ったのだ。おとぎ話はようやく本当になったのだ。二つのシルエットはひとつになって、コモ湖の夕陽に紅く染まった。

 ステラを探して、湖畔に行こうとするマッテオをマルコとエミーリオが必死で止めていた。
「だめだって」
「いま行くのは、嫌がらせですよっ」
「なんだと。うるさい。これから僕は堂々とステラに求愛に行くんだ。これでヤツとは五分五分だからな」

 マルコは頭を振った。
「どこが、五分五分なんですかっ。もうちょっと現実ってものを把握したほうがっ」
「うるせぇっ。ステラを想う氣持ちは誰にも負けないんだっ」

 そう騒ぐマッテオの肩をぽんぽんと叩くものがあった。振り向くと、それはロマーノだった。
「よくわかるよ、マッテオ。私もたった今、12年分の愛を失った所なんだ。どうだね。愛を失ったもの同士、慰めあわないかね」

 マッテオは青くなって、首を振った。
「ふざけんなよ、この、セクハラ親父! 僕はヘテロだって何度言ったらわかるんだ!」
「まあまあ、そういうセリフは、一度試してから言いなさい」
「勘弁してくれっ」
マッテオは、すたこらと逃げ出した。マルコとエミーリオは楽しそうに笑った。

 色とりどりの電球がもの哀しく照らすテントに、風がはらはらと紙吹雪を散らす。テントの中には光が満ちている。美しく官能的なマッダレーナの鞭に合わせてヴァロローゾはたてがみを振るわせながら勇猛に火の輪をくぐる。ブルーノのたくましい躯が観客たちの目を釘付けにする。ルイージは一歩一歩確実に天上の綱を渡ってゆき、マッテオは華麗な大車輪で喝采を浴びる。ロマーノの率いる馬たちは舞台に風を呼び起こす。

 道化師が白いボールをいくつも操り、人々を爆笑の渦に巻き込む。常連の観客たちは、いつにも増して、この日のチルクス・ノッテで愉快で幸福な氣持ちになっている事に驚く。エアリアル・ティシューに躯を絡めて登場したステラは、その歓びをさらに増幅する。この一瞬を生きることの美しさを、舞台の上と観客席の垣根を越えた想いの躍動を具現する。暗闇の中に輝く、生命の営みの勝利。地上に舞い降りた楽園、それが今夜のチルクス・ノッテだった。

 それが、今夜も満員のチルクス・ノッテだった。

(初出:2014年4月 書き下ろし)

追記

【後書き】
そして、これで「夜のサーカス」は完結です。もともとは2012年の九月に10000Hit記念にスカイさんからいただいたリクエストにお応えして、旅行中にiPhoneで書いた小説でした。「謎めいたピエロの話」というお題からはじまった妄想がこんなに長い間続くとは夢にも思いませんでした。

サーカスにいたことがあるわけでなく、予備知識はありませんでした。イメージ優先でしたね。演目についてはずいぶん昔に大好きなシルク・ド・ソレイユを観に行った時のことを思い出して、それに毎年テレビでやっている、モナコのモンテ・カルロのサーカスの祭典でイメージを補完しました。登場人物や背景となる場所は主に私が行って感じたイタリアの雰囲氣、ステラの故郷はバルディをイメージし、アントネッラのヴィラもコモ湖やマッジョーレ湖で見た実際の建物をモデルにしました。そのつぎはぎのイメージの中で、やがて「チルクス・ノッテ」の仲間たちが私の中に生き生きと存在するようになりました。

読んでくださった読者のみなさんが、ステラの不屈の精神に、マッダレーナの大人の愛し方に、ブルーノの屈折に、アントネッラのカオスに、団長のしょうもなさに、そしてヨナタンの頑固ぶりに暖かい視線と応援を送ってくださるようになり、毎月の発表でコメントを読む楽しみを与えてくださいました。

これでこのストーリーは完結ですが、彼らの興行は終わっていません。またこのブログか、ほかのどこかで、またみなさまとお逢いできる日を、一同楽しみにしています。

最期に、このストーリーのイメージづくりの大きなよりどころとなった(そして私のブログで最もよく検索されている)シルク・ド・ソレイユの「アレグリア」をもう一度ここで紹介します。(歌詞とその訳はこちらでどうぞ)



ご愛読、本当にありがとうございました。
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Tag : 小説 連載小説 月刊・Stella

Comment

says...
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2014.04.30 08:48 | | # [edit]
says...
更新、お疲れさまでした。そして、完結おめでとうございます。

社会の縮図のようなサーカスで、ステラとヨナタンの恋愛を軸にして展開する、個性的な登場人物たちの人間模様を楽しく読ませてもらいました。骨太な、大人の小説という感じでした。
ヨナタンの謎解きは、意外な結果でした。予想は見事にハズレました。そ、そっちかぁ。
コモ湖の畔のシーン、ステラとヨナタンの会話は、多くを語らないのにお互いの気持ちがあふれ出ていて、読んでいるこちらも幸せな気持ちになりました。
なんか妙な新カップルが誕生しそうで、後日談が楽しみです。って、団長、節操がなさすぎですって(笑)
エンディングも、とても感動的で素敵でした。まさに、大団円ですね。
久しぶりに、サーカスを見に行きたくなりました。
2014.04.30 14:43 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

労いのお言葉、ありがとうございます。
たくさんあるブログ小説の中で「読もう」と思っていただけるのは、本当にありがたいことだと思っています。
カテゴリーからまとめ読みで来ますのでお時間のある時にでもどうぞ。

コメントありがとうございました。
2014.04.30 18:55 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

労いのお言葉、とても嬉しいです。
長い間おつき合いくださいまして本当に感謝です。
それぞれのキャラにも(個性が強い分)ずいぶん親しみましたが、これでおしまいですね。

あはは、そうですね。そっちでした。ヨナタンは伯爵さまじゃなかったんですよ。前回「それは僕の名前ではありません」と断言していますが、誰も信じていなかったようです(笑)そして、ステラはこれでひと安心です。

少なくともヨナタンとステラの恋の行方だけは、みなさまの期待を裏切らないものになったかなと思っていますが、謎解き系は、やっぱり私には向いていませんね〜。

か、カップルって、マッテオがすごく嫌がっていますが!
でも、団長はタフだから。節操もないけど。

サーカス、いいですよね。私もまた見たいです。ステラたちともまたどこかで逢えるといいなあ。

長期間にわたりお読みいただき、コメントも欠かさずにくださり、本当にありがとうございました。
新連載もどうぞよろしく(それか!)
2014.04.30 19:03 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ホッとしています。よかったです。
まぁ「大団円」というタイトルですから心配する必要もなかったんでしょうけど、ちょっとドキドキしながら読ませていただきました。
あ、なるほど。こういう設定だったんですね。これは予想していませんでした。でも確かにあり得ることで納得できます。小さい若様、とてもかわいそうですね。このままで彼が亡くならなければどんな展開になっていたんだろうと考えてしまいます。
結局シュタインマイヤー氏もアントネッラも見抜くことができなかった真相がヨナタンの口から語られる、このシーンはとてのわかりやすくてよかったです。
アントネッラが名探偵になれなかったのは残念ですが、理解力の不足するサキにもとてもわかりやすく、その上凄く自然に語られていてとても読みやすかったです。そしてツィンマーマンには鉄槌を、アデレールブルグ夫人とボッシュにはそれなりの救いを、サキにとってはこういう展開は嬉しいですね。夕さんの狙い通りなのかな。
サーカスの仲間達の配慮(荒っぽいですけど)もあって、ステラとヨナタンの気持ちが素直に繋がったその瞬間、この物語は大団円を迎えたのですね。
湖畔での2人の会話、素敵でした。「そばにいて。ずっと好きでいさせて。他には何もいらないから」いいなぁ。サキもこれくらい言ってみたいですよ。火の玉少女(いえもう火の玉の女ですね)の彼女とヨナタンの幸せそうな様子に安心し、チルクス・ノッテのメンバーの幸せを願って幸せな気持ちで読み終えました。
あ、マッテオにも幸あれ!セクハラ親父にまけるな!

また何かの機会にみんなに会えることを願っています。
2014.05.01 14:07 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
そうかぁ、途中参加だったのに、何だかすっかり世界に嵌りこんでおりました。
このサーカスの世界の自然さ、個性的な人間たち……他の夕さんのお話も個性的な人間たちで溢れているのですけれど、このお話はより個性が際立つ人物で成り立っている、そんな気がしました。さすがサーカスです。
そして、ヨナタンの秘密がこんなふうに紐解かれていって、何だかすとんと落ち付くところへ落ち着いて。
何より、日の玉娘さんの真っ直ぐな気持ちを、ヨナタンに真正面から認めてもらえた、その言葉が何よりも嬉しいですよね。

何よりも……実は夕さんとの共通点を発見。
夕さんも「予定外にどんどん長くなっていく」んだ!と。
(安心してどうするのかしら^^;)
この長くなっていく過程は、少しずつ愛着が湧いていく過程、だったのですね。
じゃ、今日は「しょうもない団長」のために乾杯しましょう!
じゃなくて、ステラの恋の大団円に、ヨナタンの世界が前に開かれたことに、そして素晴らしい仲間たちに!
ひとまずお疲れ様でした(*^_^*)

2014.05.01 15:42 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

最後まで応援してくださいまして、ありがとうございました。

そうなんです。小さな引っかけはありました。でも、大した謎解きにもならない話でして。
スカイさんの設定「国を追われて帰れないピエロ」をどうしようかなと思って決めたのが、本人は悪人じゃないけれど誰かのために隠れ続けていなくてはならない人、でした。かなり無理矢理の設定でしたが、そのおかげでアントネッラも出せたし楽しかったです。

ピッチーノが生きていたら、イェルクは今でも伯爵のフリをしていたと思います。
そしたらチルクス・ノッテにヨナタンはいなかったのですよね。

たった一人だけウルトラ悪者がいますが、ほとんど出てきていません。
でも、ドロテアは弱くてイェルク少年を直接は助けられなかったのですが、少なくともヨナタン・ボッシュに「きっと助かった」といわれていたのが救いだったでしょうね。ツィンマーマンとは、これからシュタインマイヤー氏&警察が戦う予定。けっこう大変だと思います。頑張れ。(人ごとか……)

ヨナタンとステラのハッピーエンドははじめから狙っておりました。
ただ、単なるラブラブではなく、いろいろあってからの方が絆が強まるかなあと。
セリフもいろいろ考えたのですが、ステラは「私を愛して」みたいなことはいわない子かなと思いましてこうなりました。これからも、押して押して押しまくるつもりみたいです。

あ、マッテオ。ええ、この人、いい道化にしちゃいましたが、それなりに幸せになるでしょう。イタリア人だし(根拠なし)セクハラ親父から逃げ切れるでしょうかね。

そうですね。チルクス・ノッテの面々は、リクエストやコラボなどのお話がありましたら、いつでもスタンバイしているみたいです。

長い間、丁寧に読んでくださり、毎回暖かいコメントもいただき本当にありがとうございました。
2014.05.01 20:32 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

終わりましたよ。そういえば、ブログをはじめてから、明らかにハッピーエンドが増えたような……。
最初の「夜のサーカスと紅い薔薇」の時には存在しなかった仲間たちが、なんだかすっかり個性を持って動き回るようになってくれて、しかも、勝手にしぶとく幸せを見つけてくれたりして、嬉しかったりします。

ヨナタンの秘密は……。ミステリーを書くのが苦手な私には、謎解きシーンはかなり苦痛でした。説明を最終回に全部もってくるのって、どんなもんですかね。ま、いいや。もうやらないだろうし。

ヨナタンの問いへのステラの返事は、私にしては珍しく、蝶子の愛の告白と同じくらい氣にいっているセリフです。めったに書けないんですよね、書いていて酔えるくらい好きなセリフって。たいていは「小っ恥ずかしいなあ」と思いつつキーボード叩いては消して、なので。

実は、最初は何も考えていない小説の方が多くなっています。
「夢から醒めるための子守唄」も「夜想曲」も読み切りだったのが勝手に伸びたものですし、「十二ヶ月の……」シリーズは全て読み切りのはずだったんですが、なんだかお話量産機みたいになりつつあって。もともと、ちゃんとプロットを立てずにフリーハンドで書くので、妄想が広がれば勝手に話は延びちゃいます。大道芸人たちも二倍になっちゃったし。

団長は乾杯してもらって大喜びだと思います。この人は本当に懲りないタフな人なので、遊び甲斐があります。

そういえば、彩洋さんの所のキャラもイタリアとは縁が深いですし、話も完結して手持ち無沙汰になっているチルクス・ノッテの面々とよかったら遊んでやってくださいませ。

ご愛読いただきまして、ありがとうございました!
2014.05.01 21:13 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
 こんにちは。拍手総数9999おめでたう。
 皆さんに支持されて大台まで後一つ。おつかれさまでした。そしてこれからもがんばってくださいませ。楽しいお話期待してます。
2014.05.02 15:14 | URL | #eRuZ.D2c [edit]
says...
お久しぶりです。

最終回まで是非読みたい! と何度か訪問させていただいていました(笑)
遂に完結したのですね……。
達成感(?)と、それから少し寂しいです……。
私のしょうもないリクエストからこんな素敵な物語が生まれるなんて!
中々体験できない事ですよね。毎月楽しく読ませていただいていました。
最初から最後までステラが可愛かったです♪

謎解き編は、とてもわくわくしました。
所々に見え隠れする謎から色々な想像を巡らせて、ああ真相はなんだろう、早く続きが読みたいな、ともどかしくなったりして(笑)
ラストのヨナタンとステラを見ている(読んでいる?)と幸せな気持ちになりました♪
マッテオのポジションが好きです(笑)
何だか不憫な気もするのですが、見ていて面白いです(笑)

幸せな気持ちになりました!
素敵な作品、出会えてよかったな、と。
リクエストして、本当に良かったです。

お疲れさまでした!!
2014.05.02 16:50 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

うわぁ、ありがとうございます。ほんとだ会社から帰って来たら10001でした!
少し前に「そろそろかな」と思ったのですがまだ一週間くらいあるのかと油断していました。
ええと、ぞろ目ですし、もしよかったら何かリクエストしてくださったら、書きますがいかかでしょうか。

これからもどうぞよろしくお願いします。
拍手とコメント、そしてお祝い、ありがとうございました。
2014.05.02 20:25 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

わあ、スカイさんだ!
お元氣そうで何よりです。

最後まで読んでくださいまして、本当にありがとうございました。
スカイさんのために生まれたヨナタンとステラですもの、お氣に召して嬉しいです。
「国から逃げてきて帰れないピエロ」設定、結局こんなでした(笑)

そして、マッテオ……。
本当は、ヨナタンがパスポートを取り戻せたのはステラのおかげじゃなくて、マッテオのおかげのはずなのに一人踏んだり蹴ったりです。でも、この人はへこたれないでしょう。団長もへこたれないと思うけれど。

この作品、月間Stellaがあったからこそ、長編として完成したのですよね。
それを考えると、スカイさんが二度目の生みの親と言ってもいいかもしれません。
長い間見守っていただきましてありがとうございました。
来月のStellaから新連載ですが、こちらも受験が終わったらで構いませんので、読んでいただけると嬉しいです。
頑張ってくださいね!

コメントと応援と労いのお言葉、ありがとうございました!
2014.05.02 20:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
連載お疲れ様です。
(*^-^*)
途中参加ですが、楽しく読ませていただけました。
独特な世界観がとても面白く。
享楽が入り混じっていて、なおかつ
悲嘆も入り混じっているサーカスの作品は好きでした。
何をもって享楽とするかは人のよるのですがね。

2014.05.03 09:46 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

うぉう。読んでくださったのですね。どうもありがとうございました。
もともと私の世界にはない題材な上、月に一度のStellaで不特定多数の方に読んでいただくため、実験的な作品でした。とくに、最初から読まなくてもその回は楽しめるような書き方ができないかなと試行錯誤しました。(最終の二回は除く)

サーカスというと笑いともの悲しさとどちらもイメージが強くて、そのどちらの雰囲氣もありながら、公演や仕事としてのサーカスの裏で、展開される人間模様も描き出したかったのですが、どこまでうまくいったか自信がありません。でも、好きと言っていただけてホッとしています。

最後まで読んでいただき、コメントと労い、本当にありがとうございました。
2014.05.03 17:27 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
更新、完結お疲れ様です
私も途中参加で読ませてもらっていましたが、数あるネットブログ小説の中でも自ずから読みたいと思わせてくれる物語でした。それぞれのキャラの濃さはもちろん、謎が深まっていくストーリーも魅力的だったと思います

しかし、それにしてもヨナタンの正体は予想だにしませんでした
あれこれと周りが予想立てている人間ではないかもしれない、くらいには読んでて思いましたが、こんな真相が一人の道化師を生み出したんですね……
ともあれステラともうまくいき、サーカスも続き、タイトル通りの大団円。よかったです
若干名可哀想にも思える人がいますが、役の差でしょう。きっと

今後共書き続けてください

以上です。
2014.05.08 12:33 | URL | #iVT7Zno6 [edit]
says...
こんにちは。

おお、藍樹さんに「自ら読みたい」と思っていただけたとは、とてもありがたいです。藍樹さんのお好みのジャンルとはかけ離れているかなと思っていましたので。

ヨナタン、意外でしたか?
伯爵じゃないのは大体バレているかなと思っていたのですが。
もともとミステリーを書き慣れていないので、お約束の証拠のばらまきも上手くいかず、探偵小説としては失格だと思っています。そのつもりで書いたわけでもないので、本人としてはこれでいいと思っていますが。

マッテオは、ええ、へこたれずにやっていくでしょう、きっと。(それでいいのか)

来月号は新連載を始めようと思っています。Stella仕様(全年齢向け)はギリギリながらクリアさせます。
主催、編集、いつも本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

コメントと労い、ありがとうございました。
2014.05.08 15:18 | URL | #9yMhI49k [edit]

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