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Posted by 八少女 夕

【小説】Infante 323 黄金の枷(2)腕輪をした子供たち

月末の定番、月刊Stella用の「Infante 323 黄金の枷」です。今回の更新分は、先日と公開した断片小説が含まれています。あの時に使わせていただいたユズキさんのフリーイラスト を再び使わせていただいています。ユズキさん、どうもありがとうございます。この章は、第一章の時点から十二年前の回想シーンです。この時マイアは十歳、23は十四歳です。夕陽だけは十二年くらいでは変わりません。

月刊・Stella ステルラ 7月号参加 掌編小説 シリーズ連載 月刊・Stella ステルラ


「Infante 323 黄金の枷」「Infante 323 黄金の枷」をはじめから読む
あらすじと登場人物





Infante 323 黄金の枷(2)腕輪をした子供たち

 十歳だったマイアは泣きながら細い路地を歩いた。坂の多いこの街の、華やかな川岸とは対照的な灰色の小路だ。宿無したちのぬくもりが残っているような、抜け殻のように見えるボロボロの毛布が、壁のくぼみに見えていた。そこは小便臭い一角で、マイアは息を殺して足速に通り過ぎる所だった。でも、今日はそこに辿りついた事すらも氣がつかなかった。

 左の手首にしっかりと巻き付いた金の腕輪を外したかった。全てはその腕輪のせいで、それさえ外せたなら何もかも妹たちと同じようになれるのならどんなにいいだろう。けれど、マイアにはもうわかっていた。それは腕輪のせいではなかった。マイア自身が妹たちとは違っていて、その違いをはっきりとわかるようにするためにこの腕輪を付けられているのだと。

 マイアの母親、やはり金の腕輪をしていたテレサが亡くなったのは三年前だった。マイアが忘れられないのは、葬儀の前に黒い服を着た男たちが来て、母親の黄金の腕輪を外した事だった。その腕輪は誰にも外せないと言われていたのに、かちゃっと言う音がして外れた。マイアは男たちに自分の腕輪も見せた。
「これもはずして」

 男たちは笑いもせずに言った。
「まだ、だめだよ」

「でも、妹たちはしていないよ」
「その通りだ。妹たちは星を持たない子、君は紅い星を一つ持つ子なんだ」
男たちのいう意味はよくわからなかった。でも、マイアの手首にぴったりとついた腕輪には赤い透き通った石が一つついていた。亡くなった母親の腕輪には同じ石が二つ付いていた。

 母親が生きていた頃、マイアにわかる妹たちとの違いはそれだけだった。それから三年経って、父親の態度が変わったのではない。父親はマイアと妹たちとに違った愛情を注いだわけではなかった。たとえマイアだけが彼の本当の娘ではなかったとしても。けれども、彼はマイアにわかりやすく説明する事ができなかった。

――なぜ、マイアだけ学校の遠足に行ってはいけないのか。
――なぜ、マイアだけ船に乗ってはいけないのか。
――なぜ、マイアだけ金の腕輪をしなくてはいけないのか。

 納得できるような理由は誰も言ってくれない。葡萄畑の広がるのどかな渓谷。D河を遡る遊覧船に乗って明日級友と妹たちを含む学校の生徒は遠足に行く。隣国との国境を超えるので、子供たちは皆パスポートを用意させられた。二年前に行けなかったマイアは、今度こそ行けると喜んでいた。それなのに、妹たちが手にして見せあっているパスポートを、マイアだけがまたもらえなかったのだ。

「ごめんな。マイア。父さんが提出した書類に間違いがあったらしいんだ。それでお前の申請書だけ戻ってきてしまったんだよ」

 マイアは泣きながら街を歩いた。海からの風がマイアの頬に触れて通り過ぎていく。カモメは高く鳴いて飛んでいく。理不尽な事ばかりだ。

* * *

  暗くて冷えた石造りの壁。明かりの入ってくる窓には彼の手首ほどもある太い鉄格子が嵌まっている。彼はその錆臭い格子をつかんで外を見た。停まっていたカモメがさっと飛び立った。どこまでも続く赤茶けた屋根の上を悠々と飛んでいく。彼の目はその飛翔をずっと追っていたが、やがて格子をつかんでいるみっともなくやせこけた自分の手に視線を移した。左の手首にぴったりと嵌まった金の腕輪だけが、キラキラと美しく輝いていた。D河の向こうを目指してゆっくりと沈んで行く太陽の投げかけた光が、腕輪にあたり鋭く目を射た。彼は格子に額を押し付けて瞳を閉じた。

* * *

 マイアは坂道を上りきった。車や人びとが行き交い、華やかなショウウィンドウが賑わう歴史地区の裏手に、D河とその岸辺の街並に夕陽のあたる素晴らしい光景が広がっている。ここは貧民街の側でもあるが、どういうわけか街でも一二を争う素晴らしい館が建っていて、その裏庭に紛れ込むと夕景を独り占めできるのだった。

 その館が誰のものであるのか、幼いマイアはよく知らなかった。父親は「ドラガォンの館」と言っていた。門の所に大きな竜の紋章がついているからだ。竜はこの街の古い紋章でもあるので、マイアはこの館は昔の王族の誰かが住んでいるのだろうなと思っていた。テレビで観るようにまだ王様が治めている国もあるが、この国は共和制でもう王様はいない。だから大きな「ドラガォンの館」が何のためにあるのか、マイアにはよくわからなかった。

 彼女は四つん這いになって、生け垣の間の小さな穴を通って、館の裏庭に侵入した。生け垣のレンギョウは本来なら子供が入れるほど間を空けずに植えられているのだが、ここだけは二本の木が下の方で腐り、それを覆い隠すように隣の木の枝が繁っていて大人の目線からは死角になった入口になっていた。ここを見つけたのは秋だった。自分だけの秘密。見つかれば二度とあの光景を独り占めできないことはわかっていた。

 緑と黄色のトンネルを通って下草のある所に出た。手のすぐ近くに草が花ひらいていた。三色すみれだ。マイアはまた少し悲しい顔をした。

パンジー by ユズキさん
このイラストの著作権はユズキさんにあります。ユズキさんの許可のない使用は固くお断りします。

 花弁の一番上だけ、他の花びらと異なっている。父親の出稼ぎ先であるスイスで生まれ育ったジョゼが言った。
「この花ってさ。ドイツ語だと継母ちゃんっていうんだぜ」
「どうして?」
「ほら、みろよ。同じ花の中に、三つは華やかで上だけ地味な花びらだろ。この派手なのがいい服を来た継母とその実の娘たちで、地味でみんなと違っているのが継子なんだってさ」

 ジョゼはマイアのことを当てつけて言ったわけではない。彼は転校してきたばかりで、マイアの家庭の事情には疎かった。それに彼女は継母にいじめられている継子ではなかった。妹たちとは同じ母親から生まれたし、実子でないからと言って父親に差別されたりいじめられたりしたこともなかった。単純に母親が死んでから、マイアの周りには腕輪をしている人間が一人もいなくて、それがマイアを苦しめていただけだった。

 マイアは三色すみれを引き抜いてレンギョウの繁みに投げ込んだ。花に罪はないのはわかっていたが、理不尽に憤るまさにこの夕方に彼女の前に生えていたのがその花の不運だった。

 彼女は涙を拭うと、忍び足で裏手の方へと向かった。空はオレンジ色に暮れだしている。カモメたちの鳴き声も騒がしくなってきた。きっと今日はとても綺麗な夕陽が観られるに違いない。明日の船旅には行けないのだ。明日だけではない。きっとマイアはずっと船に乗せてもらえないだろう。どこまでも続く悠々たるD河を遡って、それとも、大きな汽船に乗って、いつかどこか遠くに行きたい。一人で夕闇に輝くPの街を眺めるとき、マイアはいつもそう願った。

 大きく豪華な館の側を通る時は、見つからないように慎重に通り抜けた。けれどしばらく行くと、ほとんど手入れもされていない一角があり、みっともない石造りの小屋が立っていた。きっと昔は使用人の住居だったのだろう。けれど今は廃屋になっているようだった。その石の壁に沿って進み、小屋の裏側に出ると、思った通り空は真っ赤だった。そしてD河も腕輪の黄金のようにキラキラと輝いていた。
「わあ……」
マイアは自分の特等席と決めている放置されている大理石の一つに腰掛けると、足をぶらぶらさせた。

「お前、誰だ?」
突然声がしたので、マイアは飛び上がった。

 怖々後ろを振り返ると建物の下の方に小さな窓があった。錆びた鉄格子が嵌まっている。誰もいないと思っていたのに、しかも薄暗い地下室のような所に誰かいる。その声からすると子供のようだった。マイアはそっと目を凝らして中を覗き込み、それから顔をしかめた。浮浪者の子供かしら。黒いボサボサの髪はずっと洗っていないようだったし、薄汚れた服や肌から何とも言えない悪臭を漂わせていたのだ。

「お前、誰だ」
その少年は問いを繰り返した。マイアは闖入者であったが、その少年を同じように侵入して閉じこめられた浮浪者だと思ったので、謝ろうというつもりはなくなった。
「夕陽を観に来たの。泥棒じゃないわ」

 少年は「そんなことを訊いているわけじゃないのに」という顔をしたが、マイアが立ち去ろうとすると慌てて言った。
「夕陽を観てから帰れよ。これからもっと綺麗になるぜ」

 マイアはそういわれると、余裕ある氣もちになって、つんとすまして自分の定位置に座った。けれど、そうすると少年に背を向けることになったので、一分もすると落ち着かなくなって、少年の方を振り返った。
「なんで、そこにいるの?」

「いなきゃいけないから」
少年は口を尖らせた。マイアよりもずいぶんと年上のようだった。もう中等学校に行くぐらいだろうか。でも、こんなに臭くて汚い子がクラスにいたらみんな迷惑だろうなと思った。

「ここに来たのははじめてじゃないんだろう?」
少年が訊くと、マイアはこくんと頷いた。
「今まで誰もここにいなかったし、見つからなかったの」

 それから二人は黙って夕陽を眺めていた。カモメが何羽も連なって、水面に近づいたり高く舞ったりしている。樽を運ぶ小舟ラベロがゆっくりと行き来している。鉄製の美しいドン・ルイス一世橋が夕陽に照らされていた。あたりが少しずつ涼しくなっていき、憤っていたマイアの心が少しずつ落ち着いてきた。この街は美しい。泣きたくなるほど美しい。遠足に行けなくて、一日一人でいられる時間ができたのだから、また街を探検しようかな。

「俺、誰にも言わないから、また来いよ」
少年は突然言った。マイアははっとして鉄格子の中を再び見た。そして、格子をつかむ彼の左手首に黄金の腕輪があるのに氣がついた。
「あ」

 マイアの視線で彼は格子から彼の左手首をさっと隠したが、同時にマイアの左手首にある同じ腕輪を眼にして目を見開いた。
「腕輪……」

 マイアはそっと少年の方に近づいて自分の左手を差し出して彼によく見えるようにした。すると彼もまた、その手首をマイアに見せた。それはまったく同じ黄金の腕輪だったが、彼の方には青い石が四つついていた。マイアはつぶやいた。
「腕輪している子、はじめて見た……」

 それを聞くと少年は口元を歪めた。
「たくさんいるんだよ。普段は見ないけれどね」

「この腕輪のこと、知っているの?」
少年は黙って頷いた。とても悲しそうだったので、マイアはきっと彼も腕輪を外したくて苦しんでいるのだと思った。
「教えてくれる?」

 彼は唇を噛んで少しだけ考えていたが、やがて言った。
「……長くなるよ」

 マイアははっとした。いつもよりも遅くなっている。
「それはダメ。今日はもう帰らなきゃ。でも、また来たら教えてくれる?」
「またっていつ? 明日?」

 マイアは目を見開いてから頷いた。
「うん、いいよ。明日は一日暇だから、昼から来られるよ」
それから少し眉をひそめて続けた。
「明日来るとき、大きな石けん、もってきてあげる。あなた、汚すぎるもの」

 少年の顔は真っ赤になった。マイアは悪い事を言ったかなと思い取り繕うように言った。
「あたし、マイア。あなたは?」

 少年は小さい声で言った。
「23」

「……」
マイアは馬鹿にされたのだと思った。そんな名前があるわけないでしょう。腹が立ったので、さよならも言わずに大股で歩み去った。少年は懇願するように後ろから言った。
「明日、来るだろう? ちゃんと洗うから……」

 マイアは戸惑って、後ろを振り返った。格子にぶらさがるようにこちらを見ている少年の目はとても悲しそうだった。その目を知っていると、マイアは思った。左手首の腕輪が目に入った。思い直して、小さく頷いた。
「うん。たらいも持ってくるね。髪を洗うの、手伝ってあげる」

 彼が笑ったので、嬉しくなってマイアも笑った。小さく手を振ると、彼女は建物の角を曲がって急いで出口である生け垣へと急いだ。辺りはどんどん暗くなっている。早く帰らないとお父さんが心配する。家出したと思われちゃう。

 生け垣の所でかがむと別の三色すみれが目に入った。先ほどみたいには悲しくなかった。色の薄いすみれの花弁は、もう自分だけではない。あの汚い子とはきっといい友達になれるだろうな。そうだ、家にあるとても大きいすみれの香りの石けんを持ってきてあげよう。マイアは、そう思った。
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Tag : 小説 連載小説 月刊・Stella

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

なんだかデジャブを感じると思ったら、あの断片小説の場面なんですね。
黄金の枷、腕輪をした人々。マイアとその母、そして「23」が、どういう立場の人物なのか、とても気になりますね。何らかの血統のようなものなのでしょうか。
「P」の町の描写が、とても印象的です。マイアにとって、枷に縛られた場所ではあるけれど、とても美しい場所でもある。こういうシチュエーションで展開する物語って、なにか耽美的な雰囲気が感じられていいですね。
三色すみれ、救済があってよかったです。あのままじゃ、ちょっとかわいそうだし。
次回って、まさかの沐浴シーンですか? ……は、いかん。妙な妄想をしてしまった。
なんにせよ、次話が楽しみです(笑)
2014.06.25 15:35 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。半分は、「このあいだ読んだばかりじゃん」で、すみません!

腕輪のはっきりとした説明が出てくるのはあと3回後ですかね。とあるお婆さんが説明してくれる予定です。簡単に言うと、父親も母親も《星のある子供たち》だという証明です。

そしてPの街に関するご指摘は、まさにその通りです。マイアにとっての檻がPの街で、23にとっては彼の居住区なのですが、どちらも「暗黒でひどい場所」ではないのです。23はひどい格好で登場していますが、決して迫害されていたのではなく、自分でやっていたのです。閉じこめたのは他の人ですが。

三色すみれの話は、後々、もう一度だけ出てきます。お楽しみに(何を?)

沐浴シーン! TOM-Fさん、いつもながら鋭い。実はマイアは洗う氣満々だったのですが、事情があって十二年前には実現できなかったのです。で、もっとやばい沐浴シーンが後々出てまいります。でも、Stella作品ですからね〜。

読んでいただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。
2014.06.25 19:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あ、本当だ、あのスミレの話は、ここで重なるのですね。
今回の話は、ずいぶんと遡った話なのですよね?
(あ、12年前ってコメに書いてあった^^)

マイアと少年の出会いが可愛らしくていいですね。
仲間を見つけたようなワクワクと、キラキラした情景が浮かんできます。
次回は沐浴・・・?
は、お預けなのですね^^


2014.06.26 09:48 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

そうなんです。マイアはまだ子供です。23は大人になりかけているところ。
といっても、実は12年経ってもマイアはあまり変わらず、相変わらず思慮が浅く、瞬間湯沸かし器かも。
次回は再び就職初日に話が戻ります。

マイアにとっても23にとっても特別な出会いでしたが、ええと、他の作品同様、若干もどかしい話になる予定です。沐浴は、ええと後半かな(笑)ちょっとお預けです。「半にゃライダー」といい、入浴シーンの多いブログかな(なんだそりゃ)

コメントありがとうございました。
2014.06.26 15:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
そうか。二人にはそんな思い出があったのですね。
恐らく色々な事情が重なって、やっとマイアと23が再会、なのですかね。

スミレって、子どもサイズで手にあるととても愛らしい、はずなのに。
ここでは不運なことに。素敵なスミレなのに・・・

自分のことを23と言う・・・お名まえあるのでしょうに(?)
背景が気になりますね。

部屋から出てきた23をマイアがガン見(?)していたのには、こんな理由があったのですね。
次回またお話がどう動くのか、楽しみです^^

私、前回もこのお話を読みに来たのですよ。
思わぬものに引き寄せられて寄り道してしまいましたが(汗)
2014.06.27 12:33 | URL | #- [edit]
says...
 こんばんは。
おおっーーー 待ってました Infante 323 !!!!!
此の小説は 謎が散りばめられていますよねーー 此の題名の Infante 323 も…
Infante は確か 王位継承権のない王子ですよね そして 323って… 何を意味しているのだろう。
黄金の腕輪も… 姉妹の中でも 腕輪をつけている者とつけていない者がいて…
そして母は 星が二つで 娘は星が一つ… ああっーー 解らないどの様な法則性があるのだろう。
次回 楽しみです。
2014.06.27 12:48 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

二度もお越しいただき、ありがとうございます!

この作品は基本的にマイア視線で話が進むので、マイアにとってこの出会いが重要だったことがよく出てきますが、実は23にとってもとても重要な出会いでした。文字通りの「boy meets girl」ですね。

スミレはちょっとかわいそうなことになってしまっていますが、この後、マイアの一番好きな花になります。
といっても、投げられちゃった花はダメになっちゃいましたね。

23の名前の件、これは後にマイアが直接本人に問いただします。変だし、そりゃ、知りたいですよね。隠すほどのことでもないんですが、もう少々このままにしておきましょう。

マイアの方は、こいつがあの時の汚い少年だとはっきりわかって、凝視しています。23の方は、名前を言われて、しかもこんな風に見ているので「あれ、もしかして」という感じでしょうか。

月に一度って、全然話が進まない! 次回もどうぞよろしくお願いします。

コメントありがとうございました。
2014.06.27 20:12 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

おお、待っていてくださったなんて、嬉しいです。
そうなんですよ。Infanteは、本当は「皇太子でない王子」の意味ですが、ここでは「当主の弟」または「当主の世継ぎではない子供」です。実は最初の案では「Infante」ではなくて「Anônimo」だったのです。これならなんとなく意味が分かるかも。

腕輪は《星のある子供たち》である証拠なのです。これも後から説明が出てきますが、要するに両親とも《星のある子供たち》である子供だけが《星のある子供たち》になるという設定です。なぜそんな区別が必要なのかは、後々説明されますので(笑)

と言っても、大した謎じゃないですけれどね。Stella用にしたのは失敗だったなあ。こんなに長く引っ張るような話じゃないんだけれど、月一だと、異様に進みがトロい……。来月、また読んでくださると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2014.06.27 20:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ああ!グズグズしているうちに夕さんの記事がドンドン追加されていきます。
ほんと、精力的だなぁ。
あの断片に戻ってきましたね。若干の復習と、さらに追加された文章で少しだけ事情が見えてきました。なんとなくそんな設定なのかな?と推測していますが、はたして真実や如何に、というところです。腕輪の謎なんかどういうふうになってるんでしょうね。石の数との関連とか想像すると楽しいです。お父さん?は血がつながって無い?じゃ、ほんとのお父さんはどういう人?
そして23という人物とマイアの新しい展開、楽しみに待っています。

ポルトの、あ!Pの街の描写、素敵です。
どうしても行ってみたくなりました。でも、無理かなぁ。遠いですもんね。



2014.06.29 03:57 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
おはようございます。

読者泣かせの小説四連続は終わりました。しばらくは通常モードだと思います。

たぶんサキさんが思っていらっしゃる通りの設定だと思います。そんなに独創的な設定でもないので。星の数は最高が五つで最低が一つです。五つ星を付けているのは現在はドン・アルフォンソ一人だけです。青い星の場合は状況の変化によって星の数が変わる(四つから五つへ)ことも稀にありますが、赤い星と青い星の大多数の持ち主は一生を通じて同じです。

マイアの父親の設定は、実はほとんどありません。本編には全く出てきません。青い星一つの《星のある子供たち》だったということだけ決めています。

来月は、先月の食事シーンの続きです。スロースターターだったなあと自分でも思いますが、三兄弟のまるで違う個性の違いを説明する章になっています。主人公の23が喋りだして本領を発揮しだすのは、二ヶ月後に発表する四章でしょうか。

ポルト、いや、きっと行けますよ。ほら、エスのように絶対に外に出られない方は難しいでしょうが、そうでなければ大丈夫。サキさんがもっと行きたくなるような、そしてあの魅力を少しでもお伝えできるような記述ができるように頑張りたいと思います。

コメントありがとうございました。
2014.06.29 09:35 | URL | #9yMhI49k [edit]

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