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Posted by 八少女 夕

夕暮れのドウロ河

「Infante 323とポルトの世界」カテゴリーの記事です。オリジナル小説「Infante 323 黄金の枷」にはモデルとなったポルトの街が時々登場しますが、フィクションの部分と現実との混同を避けるためにあくまでも「Pの街」として書いていきます。そういうわけで、本文中には挿入できなかったポルトの写真をこのカテゴリーにてお見せしています。

porto

作品の中でドラガォンの館が建っているということになっている場所は、現実には空き地です。連れ合いの友達がかつて住んでいたという場所で、三年前にはじめてポルトに行った時に連れて行ってもらいました。写真はどうやってもあの光景を映し出せなくて、「ふ〜ん」という出来になってしまっていますが、実際には声もでないような絶景でした。

連れ合いがはじめてこの場所に立ったのは二十年も前でした。彼の人生でもあまり幸福とは言えない時期でした。それから時間が経ち、道連れも出来て、世界遺産となってきれいになったポルトを歩き、全く違う光景に見えると言っていました。

風景は同じようにそれぞれの視界に入りますが、それを見てどう感じるかはその時の心のあり方によって違います。小説の中で、登場人物たちが同じ光景を見つめるシーンを何度も書いています。季節と心のあり方と状況とが少しずつ動いていく様子を、風景を眺めるという記述で描き出そうと決めたその原点が、連れ合いと眺めたこの光景にあります。

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【進捗状況】
まだ若干残っているところがあるのですが、八割五分くらい書き終えました。この話、今年の三月まで存在してもいなかったなんて、自分でも信じられないですね。ここ数ヶ月、こればっかり書いていたから、なんか一年くらいつき合っているような印象あり。

書き出した頃と比較すると、脇役のエピソードがいっぱい出来ているのだけれど、本編ではそれを全部隠して、時々数行くらいチラッと書くぐらいにしています。そうしないと、話がぶれる。

でも、そのエピソードが後ろにあることが、主人公たちの行動のもとになっているので、もうちょっと開示した方がいいかなあと、若干調整中。
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Category : 黄金の枷 とポルトの世界

Comment

says...
へぇ、夕さんの連れ合いさんはポルトにご縁があったんですね。まぁ、そうでなければポルトへ行く動機がなかなかできないと思ったりしますが。
ここに載せられた2枚の写真、とても素敵ですよ。ドン・ルイス一世橋や二枚目のカモメなんかいいですよ。街や空の色合いも素敵です。これですらあの光景が映し出せていないとは……本物はどんなに素敵な光景なんでしょう。
出てくるのはため息だけですね。
2014.06.29 14:46 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

実はヤツはポルトがこんなに素敵な所だなんて、全く言わなかったのですよ。本人のイメージだとそこまで素敵ではなかったようなんですね。一緒に行って自分でびっくりしていました。

やっぱり写真だとスケールが違うんですよね。もともと夕景ってそういうものでしょうが、あの心に迫ってくる感じ、そしてその光に包まれている時のなんともいえない心の動きは私ごときの写真では到底表せないなと思いました。きっとカメラのせいでもないんだと思います。

よかったら実際に行かれて感じ取ってくださいませ(お前はポルトガル観光局の回し者か、というつっこみがきこえてきそう)

コメントありがとうございました。
2014.06.29 17:11 | URL | #9yMhI49k [edit]

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