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Posted by 八少女 夕

【小説】帰って来た夏

月に一度発表する読み切り短編集「十二ヶ月の野菜」の七月分です。このシリーズは、野菜(食卓に上る植物)をモチーフに、いろいろな人生を切り取る読み切り短編集です。七月のテーマは「トマト」です。私はトマトが大好きなのですが、トマトを嫌いな人って結構多い。こればっかりは好き嫌いだから強制できません。そこから思いついた話です。

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帰って来た夏

 暑い。湿氣ている。蝉もうるさい。なんなのよ、この国は。宏美はムッとしながらバルコニーの日よけを降ろした。

「クーラーの効いた部屋で食べればいいのに」
冷やし素麺を父親と食べていた母親は呆れたが、「いいの」と押し切った手前、いまさら室内には戻れない。それに、母親は十分な量の冷やし素麺を用意したのだから、わざわざ違うものを食べることないのにと言ったがそれも無視した。

 一刻も早く仕事と住む場所を見つけなくちゃ。六年ぶりの日本。これまでのような一週間程度の里帰りではなくて、出戻りだ。宏美が突然戻ってきて「別れた」と言ったとき、両親は驚いたけれどホッとしたような顔をした。それも数日のことで、まだ口には出さないけれど、これからどうするつもりだと顔が語りだしている。言われる前になんとかしなくちゃ。

 でも、そんなに簡単に話は進まない。まずは仕事。引っ越しはその後。突然のことで、自分がどうしたいかもまだはっきりしていない。別れて本当によかったのかも。いや、他の選択があったわけではない。あっちの人に子供ができちゃったから。やれやれ。

 最後に言いたかったことを全部言ってやった。あいつが大事にしていたワイングラス、投げてやろうと思ったけれど、できなかった。粉々にしたかったのに。それができたら、本当にヨーロッパに馴染んだ自分になれたように思う。でも、無理だった。その時に、もういいかなと思ってしまった。

 ジュゼッペと別れ、イタリアを離れて日本へ帰って来たけれど、今日のランチはカプレーゼとバゲットだった。トマト、モツァレラチーズ、バジルを交互に並べて、オリーブオイルとバルサミコ酢、塩こしょうだけで味を付けたシンプルなサラダ。色がイタリア国旗と同じ組み合わせなので、母親は何か言いたそうな顔をした。べつに未だにかぶれているわけじゃないわよ。単にこれが好きなの。まあ、かぶれていないとは言えないけれど。

 宏美はトマトが好きだった。365日の三度の食事に毎回出てきても構わないくらい好きだった。ジュゼッペが他の国の人間だったら、あんな簡単に結婚と移住を決心しなかったかもしれない。でも、イタリアはトマトの国だと思っていたので、素早く決めてしまったように思う。実際には、日本に出回っているトマトの方が美味しかったよう。だから、帰って来れたんだけれど。

「あ、本当に帰っているじゃん」
ガラスの引き戸から顔を出したのは史郎だった。史郎は高校の同級生でもあるが姻戚でもある。具体的には姉の義弟。つまり彼の兄と宏美の姉が結婚したのだ。

「ちょっと。何勝手に人の家に入ってきているのよ」
「勝手じゃねーよ。おばさんが、お前はバルコニーにいるっていうからさ」

「だいたい、なんで平日にこんなとこにいるのよ」
「あん? 遅番だもん」
彼は確かにシフト勤務をしていた。病院に勤めているけれど医者ではない。なんとか放射線技士っていったっけ。

「で、お前は何やってるんだ?」
「何って、お昼ご飯よ」
「このくそ暑い中で?」
「うるさいっ!」

 イタリアとは何もかも違う。テラスにテーブルを出して、カプレーゼと赤ワインでランチ。そんなのあたりまえだったのに。まだ食べはじめてもいないのに、もう蚊に刺されて、さらには好奇の目に晒されている。まあ、氣まずいはずだった史郎との再会が、普通だったのはよかったけれど。

「イタリアなんて行くなよ」
いつもふざけている史郎が、ものすごい真面目な顔をして止めたのは昨日のことみたいだ。六年前の宏美はジュゼッペの甘いささやきに盲目になっていたので聴く耳をもたなかった。そのすぐあと、新婚旅行で買ったオーデコロンがまだ上から一割ぐらいしか空いていないのに、もう浮氣をされて大げんかになった時も、ジュゼッペの母親に息子は悪くないという趣旨のことを言われた時も、いつも史郎の言葉を思い出していた。

 間違った決断をしたなんて思いたくなかった。今でもそうだ。必要な経験をして帰って来たのだと。イタリア語も喋れるようになったし、前よりも一人で何でもできるようになった。ちょっと年を食ってしまったから就職には難があるかもしれないけれど。

 史郎は引き戸を閉めるとバルコニーの奥から折りたたみ椅子を持ってきて、どかっと座った。
「ワイングラス、もう一つ持ってこいよ。一人で飲むことないだろう?」

「出勤前なのに、いいの?」
「夕方までには醒めるって。いいから、早く。お前の帰国に乾杯しよ?」

 宏美はぶつぶつ言いながら、台所に降りてワイングラスを持ってきた。何ドキドキしているんだろう、私。やっぱり、意識しちゃっているのかなあ。最後があれだったからなあ。

 史郎に好かれているなんて夢にも思わなかったから、結婚すると言った時にプロポーズつきで止められてものすごくびっくりした。十年近くもそばにいたんだから、早く言ってくれれば考えないでもなかったのに。でも、あれから六年も経っているから、もう私のことはどうでもよくなったかもしれないし、彼女がいるのかもしれない。こんなに意識する必要はないと思うんだけれど。

 宏美はいつものクセでワイングラスを太陽にかざし、指紋や汚れがないか確認する。一度ジュゼッペに汚れを指摘されて、それ以来いつも氣をつけていたのだ。それなのに「彼女は君みたいに細かいことにこだわらないから、一緒にいて心地いいんだ」と言われてしまった。浮氣をして子供を作られたことよりも、その心ない発言の方がずっとこたえた。

 バルコニーに戻ると、ぴしっと蚊を叩いている音がした。
「あれ、グラスだけ? 俺の取り皿は?」
宏美を見て史郎はぬけぬけと言った。

「史郎がカプレーゼを食べるとは思わなかったから」
宏美はグラスを彼の前に置くと、再びキッチンに戻って小皿とカトラリー、それに紙ナフキンを持って戻ってきた。家の中はクーラーが効いていて涼しい。こうなると、なぜバルコニーにいなくてはいけないのか、自分でもわからなくなってきた。でも、史郎が待っているから、いっか。

 戻ると彼は二人分のグラスの中に、ワインを注いでいた。
「昼間からワインを飲めるようになったんだな」
そう嫌味でもひがみでもないトーンで、たださらりと言った。

「史郎こそ、このサラダを食べようだなんて、どうしちゃったの?」
史郎はトマトが大嫌いで、何があろうと口にしなかった。だから、彼からされた突然のプロポーズを断るために、宏美はこう言ったのだ。
「私、トマトの食べられない人とは暮らせないもの」

 もちろん、本心からそう思っていたわけではない。正直言って史郎には他にマイナスポイントがなかったのだ。超美形ってわけではないが、それはお互い様だし、性格もよくて氣も合った。単にそういう風に考えたことがなかったので、それに姻戚だから、一度もつき合う対象として考えたことがなかった。

 史郎は、サラダを自分から取り分けた。トマトもたっぷり取っている。
「トマト、いつから食べられるようになったの?」
「六年前」
「どうやって?」
「死ぬほど悔しかったから、食べてみた。そしたら、思っていたほどまずくなかった」

 それから宏美の目をまともに見て、ワイングラスを掲げた。
「お帰り」
彼女は少し黙っていたが、やがて口元をほころばせると、グラスを重ねて言った。
「ただいま」

 帰って来てよかったなと、はじめて思った。この湿氣もうるさすぎる蝉の声も、それから、家族や史郎のあっさりした感情表現も、ようやく懐かしくしっくり自分に馴染んでくる。私、ここで、日本で、また頑張るんだ。

「ああ、ほんっとに、美味しいよ、日本のトマト」
宏美が幸せそうにつぶやく。史郎はテーブルの上のバルサミコ酢を持ち上げて不思議そうに眺めた。
「なんだこれ、やけに美味い」
「ああ、これね。最高級の黒い星付きなの。カプレーゼは、オリーブオイルとバルサミコ酢の品質でぐっと味が変わるのよね。でも、これ、日本では手に入らないかもな……」

 史郎はふんと鼻を鳴らした。
「なくなったらそれまでさ。トマトには他の食べ方もあるからな。肉詰めとか棒棒鶏風とかさ」
そう言って、最高級バルサミコ酢を惜しげなく使いだした。そうだよね。使っちゃえ、使っちゃえ。宏美は笑って、自分も同じようにした。


(初出:2013年7月 書き下ろし)
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Category : 短編小説集・十二ヶ月の野菜
Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
そうめんにトマトも美味しいですよ。
2014.07.27 10:15 | URL | #em2m5CsA [edit]
says...
なんだかシンプルですっきりと流れるようなお話でしたね。
にしても、いつも夕さんの短編は多くのことを説明しているわけでもないのに、ちょっとした描写で背景がするっとわかるので、とっても入りやすいなぁと思いました。
暑苦しさを氷に触れるようなさわやかさで包んで、夏の季節にぴったりのお話でした。
「なくなったらそれまでさ」この言葉、好きだなぁ。
あ、そうそう、トマトはやっぱり冷やしトマトでビール! これですよね。
2014.07.27 11:05 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんにちは。

あっ、そうめん!
確かに美味しそう。
冷やし中華に入っているのも好きです。
作ろうかな?

コメントありがとうございました。
2014.07.27 11:43 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
あ。こちらにもありがとうございます。

今回は、トマトっぽくすっきりと(笑)
来月は正反対でございますので。

日本、ものすごく暑いんですよね。
こちらはとても爽やかで、日本の夏を書くのにちょっと苦労しました。
今、バルコニーで赤ワイン飲むなんて正氣の沙汰じゃないんだろうなあ。

「なくなったらそれまで」ってすっと思えるのは、理想かな。
未練があるのにゴミ箱につっこむのでもなく、かといってわざわざ空輸するほどしがみつくのでもなく、さらっと過去を卒業していく、そんなだといいなあと思って書いてみました。

> あ、そうそう、トマトはやっぱり冷やしトマトでビール! これですよね。
あ、おいしいトマトは塩だけでも本当に美味しいですよね。
枝豆もお伴に?

コメントありがとうございました。
2014.07.27 11:49 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
トマトのように甘酸っぱい――といかないところが好きですw
年齢といったキャラの造形は書かず、それでいてその周りの情景に溶け込ませるのは夕さんならでは、という感じですね
ちょうどワインを飲みながら、皆様のブログを拝見していたので久しぶりに晩冬の足跡を残そうかなと思ったり。
でも
>「トマト、いつから食べられるようになったの?」
「六年前」
二人の今の距離感であって、この遣り取りが最大限の甘酸っぱさでついつい頬が緩くなりました
日本では手に入らないバルサミコ酢との惜別もかなり前向きに描かれてましたし、楽しく読ませていただきました
2014.07.27 13:19 | URL | #- [edit]
says...
わあ、晩冬さんだ〜!
こんばんは! ようこそ、お久しぶりです〜。お元氣でいらっしゃいますか。

このシリーズは、基本は短いしキャラも二度と出てこないはずなので(たまに再利用したりしますが)設定もゆる〜く。
おお、ちょうどワインという所の偶然の一致が嬉しいです。

六年間に何かあったかもしれないし、なかったかもしれないし、これからもどうなるのか微妙な感じを出したくてこうなりました。

人生の転機って、そう竹を割ったようにスパッとは切り替えられない。でも、いつまでも後ろを見ているのではなくて前を見ている感じ、バルサミコ酢の扱いから感じていただけてガッツポーズです。

日本も暑くて大変みたいですが、お体に氣をつけてご活躍くださいね〜。
また時々、コメしてくださると嬉しいです。

ご訪問とコメントありがとうございました。
2014.07.27 15:22 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
6年も待っててくれるだなんてロマンチック…
でも、ランチの軽食なので重くなりすぎずに
トマトのように甘酸っぱくさっぱりしたお話に感じました

イタリアあたりはみんな浮気してるイメージだけど偏見でしょうか?
2014.07.28 08:51 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

あはは、六年間待っていたかな。だといいけれど。今がフリーだったので「ちょうどいいじゃん」だったのか、それとも彼女がいてこれから面倒なことになるのか、はたまた単純に「お帰り」と言いにきただけか、今のところ設定は皆無です。ただのランチのお話かも。

イタリア辺りに限らず……(おっと! 若いダメ子さんの夢を壊してはいけない!)

コメントありがとうございました。
2014.07.28 20:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
確かにヨーロッパにいるとことさら日本は暑く感じるそうな。
日本は湿気もかなりのものですからね。
涼しい食べ物が美味しい季節ですよね。

ようやく「水仙を育む」の連載が終わりました。
('ω')ノ
ここまで読んで、
コメントを下さり誠にありがとうございました!!
2014.07.29 00:41 | URL | #- [edit]
says...
少し、夕さんのご意見というか、思ってらっしゃることを聞いたような気がしました。
サキの身の回りにも海外へ嫁いで上手くいかなかった。或いは海外から嫁いできて上手くいかなかった。と言う例があったりするのです。
同郷人同士でもこういう行き違は結構起こるのに、これが異郷人だと起こる確率が上がりこそすれ下がることはないんだろうなぁ。
そんなふうに思いました。
でも夕さんと相方さんはその点、もの凄く相性がいいようですね。
夕さんも自然に溶け込んでいらっしゃるみたいだし。

意地でもバルコニーでワインを、家族の手前意地を張る宏美の気持ちは分らないでもないですが、再度出発しようとしている彼女に、何気ないふりをして応援に駆けつける史郎の様子にホッとします。
あぁ、やっぱりここは宏美の故郷なんだ。そんな風な感想は偏見に満ちているのかもしれませんが……。
少し、考えさせられました。
さあワインを飲んで復活だ!

でもカプレーゼとバゲットのランチ、中秋だったらバルコニーでも美味しくいただけるのかも。
2014.07.29 15:25 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。もう、体がね、日本の夏仕様でなくなってきていまして、夏の日本は無理!なんです。
マイナス20℃なんて寒さは大丈夫なんですけれどね……。

トマトは夏にいいらしいですね。
日本の美味しいトマト、楽しんでくださいね。

「水仙を育む」三人の内面も、多面的なアプローチも面白かったです。
次回作も楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2014.07.29 17:46 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。もちろん日本国内でも同じですが、海外だと上手くいかなかったときのつらさは半端ないと思うんですよね。

私と連れ合いが上手くいっているのは、もちろん相性もいいんでしょうが、たぶん私が海外での孤独感というものをほとんど感じない所にあるように思います。というか、日本との違いがないというのでしょうか。このストーリーにあるように「日本には暖かい家族もいる。史郎が止めてくれたなあ」というような想い、もしくは、「日本にいたら、もっとたくさん友達がいてさみしくなかった」という想いをほとんど持たない、たぶんちょっと心の冷感症なんだと思います。

日本に帰ると、東京にいる間にほぼ毎晩飲みに行っても、「逢えなかった」「何で連絡してくれなかった」という人が出てくるから、人付き合いは悪くないのだと思うのですが、でも「きっと私が海で溺れていても飛び込んでくれるほど近い人はいないな」と感じそれを残念だとも思っていないのですよね。連れ合いにしてもお互いに尊重すべきだとは思いますが、「こんなの許せない!」というポイントがほとんどないので、続いちゃうんでしょうね。

宏美は、そういう意味では、私のような心の冷感症ではないけれど、でも、「許せない」ハードルはかなり高く設定して、それでもだめだったので帰って来たってことだと思うんですよ。

私の小説にはよく出てくる「私の居場所問題」も若干からめています。まったく氣になさらない方もいらっしゃいますが、ある種の変なプライドを持っている人間には、「いつまでも実家で出戻りパラサイトはまずい」という焦りがあります。それに、「間違いを素直に認めたくない」ところからくるイタリアかぶれが、真夏の日本にバルコニーで昼食という無茶に繋がっています。

史郎はそれもわかっていて、でも正面から「ア ホか」とは言わずに、まずは猛暑のバルコニーにつき合ってくれている。だから宏美もすんなりと日本の「郷に入っては郷に従う」へと戻っていけるんですよね。こういういい男、どっかにいないかな〜。

ええ、バルコニーは、台風が過ぎた後くらいがいいですよね。

コメントありがとうございました。
2014.07.29 20:33 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
 「イタリアなんて行くなよ」

 からの数行が、かなりがつんとくる。
 なんでしょうね、かなりコンパクトな短編なんですが、上記の一段落を中心に宏美に史郎、それからもしかすればジュゼッペまでもが、短編らしからぬ存在感とでも言うんでしょうか、人物としての奥行きをもってイメージされて、なんだか混乱しました。

 八少女さんの作品は他にもいくつか拝見させていただいているのですが、そこそこしっかりした年齢の人物が主役の作品が結構好みです。大人らしい、シニシズムというほどではないにしろさっぱりと乾いたような情感が、露骨に描写されずに表れていると言うか。愛だの価値だの喪失だのといったような(書いていて少し恥ずかしいですな)、多くの人に共通する根底的な主題が、自然にエピソードの中ににじみ出ているというか。

 野菜シリーズでは、私個人的にこのエピソードが今のところ一番好きかも知れません。書かれている部分以外のお話、登場人物の心情まで想像できてしまい、ううむ、なんでしょう、ふらっと読みにきたのにじっくりになってしまいました。

 予断ですが私もトマト非常に好きです。と言っても品性ガサツな上に面倒臭がりなので、冷凍庫に放り込んでおいて後でかじるだけという、蛮族まっしぐらな食べ方ですが。
2014.07.30 09:21 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

「十二ヶ月の野菜」シリーズを読んでくださり、ありがとうございます。
そうですね。私って、けっこう歳くっているので、いろいろな年齢のストーリーを書きますが、同年代か前後15年くらいの話にかなりリアリティがこもっているかもしれません。

若いころって、喜怒哀楽にしてもかなりストレートに表現するのですが、ある程度生きているとそれが不自然になります。でも、何かが起きていないわけじゃないので、それをどう表現するかが課題になったと思います。

短編では、背景は詳しく説明しないでいますが、長編だったらジュゼッペの性格や、イタリアでは当然の若干マザコンぎみの関係や、それから異文化のぶつかり合いなどを、長い文章で説明することになります。でも、実際は数行でも何となくわかるんですよね。今回は帰国だけにスポットを当てるためにあえて数行で終わらせました。お氣に召して嬉しいです。

そして、凍らせたトマト! シャーベットのような感じでしょうか。猛暑にはぴったりの食べ方ですね。へええ、今度試してみます。

コメントありがとうございました。
2014.07.30 18:02 | URL | #9yMhI49k [edit]

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