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Posted by 八少女 夕

【小説】Infante 323 黄金の枷(6)《監視人たち》

普通はStella用に月末の月一回発表する小説ですが、先月と今月だけはイレギュラーに月二回出しています。というターボ発表もこれでおしまい。今回はこの小説の奇妙な設定のひとつ《監視人たち》についてです。

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あらすじと登場人物





Infante 323 黄金の枷(6)《監視人たち》

 マイアはついに意を決して、ライサのことをマティルダに訊いてみた。簡単に教えてくれるとは思わなかったが、開け広げで人好きのする彼女とは、すっかり仲良くなっていたし、案外あっさり教えてくれるかもしれないと思ったのだ。だが、マティルダの答えは単純明快だった。
「ライサ? 知らないな。私ここに来てからまだ半年だもの。アマリアに訊いてみれば? 彼女は十年以上勤めているし」
それもそうか。マイアは頷いた。

 翌日、洗濯室でアマリアに訊いた。それは明らかに不意打ちだったらしい。いつもの穏やかで優しい表情が戸惑い、伏し目がちになった。マイアはアマリアが何かを知っていることを確信した。
「その……」

 けれど、アマリアが答える前に、ジョアナが通りかかった。つかつかと二人の所に歩み寄ってきて厳しい顔を向けた。
「マイア。仕事に関係のない質問をしてはなりません」
「……すみません」
「ここに来たのは働くため? それとも探偵ごっこをするため?」
マイアは下を向いて黙り込んだ。

「誓約を忘れないように」
それだけ言って、再び去っていった。アマリアを見るとほんの少しだけ表情を緩めて洗濯機に衣類を入れはじめた。一切話はせずに。

 アマリアには教えてもらえないんだな、と思ってがっかりした。ジョアナが教えてくれないのは当然のこととして、もう一人いる召使いのクリスティーナも、主にジョアナと組んで母屋の方の掃除を担当しているので、話をしたことが少なく質問はしにくかった。男の使用人たちとも仕事上の会話しかしたことがない。まず親しくなる所からはじめなくちゃダメか。長期戦になっちゃう。ああ、前途多難だなあ。

 友達を作る。マイアが一番苦手なことだった。マティルダはマイアが努力する必要もなくあっという間に親しくなってくれたので問題はなかったが、誰ともこう上手くいくとは思えない。そう言えば、いつもそうだった。友達といえる仲になれた人は、いつも向こうから声を掛けて近づいてきてくれたのだ。幼なじみのジョゼも、マリア・モタも。それも親友もしくは心友と言えるほどではなかった。ジョゼにはマイアよりも親しい友達が何百人もいるだろうし、マリアもマイア個人というよりも姉のライサとの共通点に興味をおぼえて話しかけてくれたのだから。マティルダも同室でなければ親しくなることはできなかっただろう。

 マイアにとってのたった一人の心友は、十二年前に出会った少年の幻影だった。悲しいこと、理不尽なことがあると、いつも心の中で話しかけてきた。23はその少年その人で、マイアを忘れずに話しかけてくれたけれど、心の友達であり続けた少年とは同じではない。一緒にすべきではないと、自分に言い聞かせていた。

 仕事が終わって部屋に戻ってくるとマティルダはベッドに腰掛けて雑誌をめくっていた。彼女はいつも機嫌が良くて楽しそうだった。人間関係で悩んだことなど皆無のように見えたし、物事の飲み込みが早くて、どんな仕事でもこなせそうだった。そういえば、どうして召使いの仕事をしようと思ったんだろう。

「ねえ。マティルダ。あなたはどうしてここで働こうと思ったの?」
「え……」

「あ、訊いちゃダメだった?」
「そんなことないけれど、ちょっと恥ずかしい」
「どうして?」

 マティルダはウィンクをした。
「パパとママみたいな恋愛結婚をしたかったのよね」
「?」

 マイアがまったくわかっていない様子なので、マティルダはおかしそうに笑った。それから、丁寧に説明してくれた。
「パパとママはここで知り合ったの。ほら、私が《星のある子供たち》でない人と恋愛結婚をするとなると、その前に星のある男と子供を作らなくちゃいけないじゃない? だったらはじめから星のある相手と恋愛がしたくて。でも、街にいるとそんなに星のある相手に遭えないでしょ?」

「本当に、そうなんだ」
「何が?」
「星のある子供を生まないかぎり、誰とも結婚できないって」
「うん。それはそうよ。過去にいろいろな人が抵抗したらしいけれど、成功したって話は聞いたことがないなあ」

 マイアはそれじゃ私には生涯無理だなと思った。男の人と親しくなることなんてこれまで全然なかった。街中にあれだけたくさんの男性がいたにも関わらず。同年代の仲間たちが集まる時に、数合わせのように混ぜてもらう時にも、周りにいくらでもカップルができたが、マイアは空氣のような存在に終始することになった。そんな体たらくなのだから、街では全然見たこともない、つまりほんのわずかの数しかいない腕輪をしている男性とそんな関係になるなんて不可能だ。

 あ、だからマティルダはここに働きにきたんだっけ。確かにここには結構な数の腕輪をしている男性がいるもんね。

「そうなんだ。それで、半年経って、いい人見つかった?」
「ふふふ。まあね。片想いなんだけれど」
「誰?」
「わかると思うけどな。かっこいいから」

「かっこいいって、もしかして、24?」
そうマイアが言うと、マティルダは大きく首を振った。
「よしてよ! インファンテだなんて、そんな高望みしていないわよ」
「あ、だったら……。誰だろう?」

「ミ・ゲ・ル。かっこいいと思わない?」
「あ、うん、そうね。背が高くて印象的よね」
「う~ん、マイアがライバルにならないといいな」
「え。私は、そんな、別に。マティルダ、あなたアタックしたの?」
「まあね。振られたわけじゃないけど、なんか煮え切らないのよね」

 悪いこと訊いちゃったみたい。マイアは慌てて話題を変えた。
「ところでさ。外にいたら、星のある子供なんて産めるわけないと思わない? 今まで腕輪をしている人、外で一度も遭ったことないよ?」
「ん? 《監視人たち》がオーガナイズしてくれるらしいわよ。私はそういうのがイヤでここに来たんだけれど」
「《監視人たち》って何?」

 マティルダは目を丸くした。そんな質問は想像もしていなかったらしい。
「知らないの?」
「うん。監視しているって人がいるって話は聞いたことある。みんな、お父さんかお母さんにそういう話、教えてもらうんだよね」

 マティルダは納得した顔をした。
「マイアのお母様、小さい時に亡くなったのよね。それじゃ、一度誰かにちゃんと説明してもらわなくちゃね」

 それから立ち上がってマイアの腕を取った。
「そういう話こそ、ミゲルに訊くのがベストよ」
と言って、マイアを部屋から連れ出した。マイアは何がなんだかわからなかったがついていくことにした。

「ミゲル。ちょっと、ちょっと」
マティルダは小部屋で燭台を磨いていたミゲルをの所に行って話しかけた。
「なんだ?」
「マイアったら《監視人たち》のこと、全く知らないみたいなの。説明してあげてよ」

 ミゲルは目を丸くした。
「は? しょうがないなあ。ま、いいや、教えてやるか。《監視人たち》と呼ばれる人たちがいるんだよ」

「腕輪を付けたり外したりする黒服の男たち?」
「あ? そうだよ。でも、それは中枢部にいる特別な人たちさ。大多数の《監視人たち》は普通の人たちと同じ格好をしているし、腕輪みたいな目印もないから、誰が《監視人たち》なのか僕たちにはわからない」

「どうやって《監視人たち》になるの?」
「親から子供に引き継がれるんだ。そういう一族があるのさ」

「でも、同じ人がいつも見ていたら、あの人かってわからない?」
「一人が特定の一人を常時監視しているわけではないから、尾行みたいな事はしない。歩いている時にたまたますれ違った人が、こちらを観察しているかどうかなんてわからないだろう? この街にはたくさんいて、腕輪をした《星のある子供たち》を見かけると、観察して上に報告するんだ」
「そんなにたくさんいるの?」
「《星のある子供たち》よりずっと多いはずだ。詳しい数は知らないけれど、一万人か二万人くらいいるんじゃないか」

「《星のある子供たち》ってどのくらいいるの?」
マイアは小さな声でマティルダに訊いた。
「え? 数百人くらいじゃない? ミゲル、違う?」
「多分そのくらいだと僕も思うな」

「その中枢部っていうのはどこにあるの?」
マティルダはミゲルに問いかけた。彼は首を振った。
「知らない。下っ端はほとんど誰も知らないんじゃないか。もちろんドン・アルフォンソやドンナ・マヌエラは知っているはずだ。それにメネゼスさんや運転手のマリオは星を持たない者なのにここに勤めているということは《監視人たち》組織の中枢に属するのだと思う。だから彼らは知っていると思うよ。訊いても教えてくれるはずはないけどね」

「なぜあなたは《監視人たち》のことをよく知っているの?」
マイアが訊くと、ミゲルはマティルダと顔を見合わせて笑った。それから彼は答えた。
「僕が預けられたのが《監視人たち》の一家だったからさ」

「え?」
「僕の両親にはどちらにも星のない恋人がいて、結婚するためにとにかく子供を作ってしまいたかったんだそうだ。そのためだけだから、試験管で。で、どちらも生まれてきた僕を引き取りたがらなくてね」
マイアは淡々と語るミゲルの様子に驚いた。
「傷ついたって、状況は変わらないさ。そういう定めで生まれてきたなら、受け入れるしかないだろう?」

「その……親がいない星のある子供は、みな《監視人たち》の所に引き取られるの?」
「皆じゃないけれど、当然、《監視人たち》の目の届く所に置かれる。一つには養父母に星のある子供が虐待されてないか監視するためでもある。もう一つは適齢期になったときに勝手に《星のある子供たち》同士でない子供を作られたりしないように」

「じゃあ、私の家の近くにも《監視人たち》がいるのかな」
マイアはどの家族だろうと考えたが、全く思いつかなかった。
「マイアもお母さんが亡くなっているのよね」
マティルダがミゲルに補足をした。

 ミゲルは断言した。
「なら住んでいるところから三ブロック以内にいたはずだ。街にも常に配置されている。カフェで仲間とおしゃべりに興じていたり、新聞を読みながらビールを飲んでいたりするけれど、近くに《星のある子供たち》が通りかかれば、細かく観察して必要があれば報告しているんだ。でも、別に困ったことはないだろう? 普通の《監視人たち》は無害なんだ」
「有害な《監視人たち》もいるの?」
マティルダが訊いた。

「有害っていうのは語弊があるな。《星のある子供たち》の行動にはレベルがあるんだ。街で普通に生活しているのはレベル1。通勤を見かけたとか、喫茶店でコーヒーを飲んでいたとかさ。日常的に繰り返される場合は、報告書を作る必要すらない。レベル2は腕輪をしていない特定の異性とグループでよく逢っているとか、境遇を家族以外に話して助けを求めたりしている場合とかさ。こんなことでも、《監視人たち》は報告するだけで何もしないんだ。ただ、レベル3以上になると、中枢部から黒服が派遣されてくる。彼らは行動がレベル4に達した時には実力行使で止めることを許されているんだ」

「レベル4って?」
「この国から逃げだしたり、腕輪のことを街の外の人間に話したり、《星のある子供たち》と子供を作る前にそれ以外の異性と性的関係を持ったりすること」
 マイアはため息をついた。結局そういうことなんだ。

 マティルダは、その話題には飽きたらしく、別の質問をした。
「ところで、どうしてミゲルはここで働こうと思ったの?」
ミゲルは肩をすくめた。
「星のある女を紹介するのをやめてほしかったからさ」
「?」
マイアは首を傾げた。マティルダとミゲルは顔を見合わせた。これも知らないのかと無言で確認しているようだった。

「星のある女と子供を作れと言われても、そこら辺にはいないから作れないじゃないか。だから、《監視人たち》が上手く星のある二人が上手く出会うように操作するんだ」
「たとえば?」
「コンサートのチケットに当選しましたとかさ。誰かからサッカーの当日券をもらったりなんてこともある。そうやって普段いかない所にいくと、偶然隣に腕輪をした女が座っていたりするのさ」

「あ!」
マイアは小さく叫んだ。
「心当たりあるだろ?」
「うん。応募もしていなかったコンサートの抽選に当たったって、送られてきた……」
「で?」
「えっと。人のいる所、苦手だから行かなかった」
それを聞いて、ミゲルとマティルダは楽しそうに笑った。

「とにかく、この女はちょっと違うなと、手を出さないでいると、次々そういうアプローチが来てさ。そうやって操作されているみたいなのが嫌だったんだよ。ここで働くとなると、星のある女との出会いもへったくれもないから、その手のアプローチはなくなるんだ。自分で探したいし」

そういって、ミゲルはちらりとマティルダを見た。マティルダは天井の方を見上げて素知らぬ顔をした。マイアは、なんだ、ミゲルの方も十分に脈ありじゃないと思った。マティルダのために上手くいくといいなと思った。
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Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

あ、試験管ベイビーでしたか。前回のお話を読んで、ふしだらな妄想に耽ってしまった自分がハズカシイorz
この制度、当人たちにえらく過酷な仕組みだなぁと思っていましたが、案外受け入れられちゃっているし、場合によってはちゃっかりと利用しているしたたかな人もいるんですね。あまり深刻に心配することもないのか。うん、逞しいなぁ。
「監視人たち」の皆さん、日本の結婚しない男女にも、ぜひオーガナイズお願いします(笑)

マイアは、人付き合いが苦手ですね。しかも恋愛方面には初心だし。こりゃあ、前途多難だなぁ……って、まだそんな展開じゃないか(笑) でも、そのへんのじれじれ感を味合わせていただけるのも、楽しみです。
2014.08.27 09:18 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
ようやく仕組みがわかってきました。
こんな不思議な仕組み、良く考えつかれましたね。実際にこの街に佇まれて、この街から夕さんがどんなインスピレーションが得られたのかわかりませんが、やっっぱりこの街には何か不思議な魅力があるんだと思います。
夕さんの発想力にも脱帽です。
マイアのヘタレな性格も好きですが(サキにもそういう所があるので)、マティルダの性格もとても素敵ですね。ここで働く動機は驚きですが、ミゲルとの関係に注目ですね。上手くいくといいけど。脈有りかな?マイアもすっかりダシにされているし……。

なんとか血筋を維持しようという監視人の涙ぐましい努力には頭が下がりますが、なんともオーソドックスな手段でカップリングしているんですね。
この人々のエピソードも読んでみたくなりました。普通に社会生活を営みながら、先祖から与えられた別な任務を黙々とこなしてるんでしょ?彼等の弁も聞いてみたいです。
さて大体設定も理解したところで次はどう展開するのでしょう。
楽しみになってきました。
2014.08.27 14:19 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

試験管ベイビーもありってことで。ただしもちろん現代のみ。
どうでもいい更なる設定ですが。
昔はもっと有無を言わさずだったってことにしています。ふしだらよりももっとひどかったかも。そこが「男は強要できる」のルール。
ただし、あまりにも女性にひどすぎな事態にならないように「一人作ったら女の意志で去れる」「一人の赤い星の女はたったひとりの青い星の男のみ」のルールがあります。男にしてみたら「おらおら」と威張って一緒になっても「あんたなんか嫌い」と言われて出て行かれたらあとは《監視人たち》がその女には絶対に近づけなくしてしまうので、ご機嫌とらないと一緒にはいてもらえないというお話。現代は女性にも「人権」「選ぶ権利」などがあるので、男性陣は慎重。でもうかうかしていると他の人にとられてしまい、二度とチャンスがなくなるので……。

《監視人たち》中枢からみると、これは効率のいいブリーディングみたいなものでして。犬や猫と違って、一応人間なので怒らせないようには氣を遣っているって感じでしょうか。

ひどいシステムなんですが、人間ってけっこう受け入れちゃうものですよね。
現実にも世界の文化圏には私たちからすると「ありえない」ことを「当然」と受け止めているところがあって、その社会文化がそれを強制するシステムになっているとおもうんですよ。この小説のへんてこなシステムは、実をいうと、西欧の家畜の扱い方や、世界各国に残る人間の自由を縛るシステムに対する疑問などに想を得て構築したりしています。ま、単なる設定でもいいんですが。

日本も昔は《監視人たち》ならぬ近所のうるさいおじさんおばさんが、お節介を焼いてくれたんですが、最近はオーガナイズも自分たちで足を運ばないとなかなか……みたいですね。ま、カップルにならなくても楽しい事がいっぱいある世の中だから(笑)

マイア、前途多難は間違いなし。でも、展開は来月から突然ターボになります。ご安心ください(何の?)
大体、ここまでずっと設定の説明って、どんなかったるい小説なんだか。

コメントありがとうございました。
2014.08.27 18:06 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

猛暑もひと休みでしょうか? 

さて、この《監視人たち》の話ですが。正直に申しましょう。ポルトには、平日の昼間っから、カフェでビールやコーヒー飲んでお喋りしている謎のおじさん、おばさんたちが山のようにいたのです。私たちは休暇中だからいいけれど、この人たち、仕事は〜? って。そこからの発想でした(笑)

マティルダ、ええ、マイアをダシにしてミゲルに会いにいっていますね。こういうカラッとした性格のルームメイト、本当に貴重です。たぶんかなり脈アリです。マティルダ、もちろん両親健在で幸せな家庭で育ったという事もあるのですが、無駄な事に悩んだりしないで前向きにガンガン進んでいきます。本編ではあまり活躍は多くないのですが、でも、ちょっと大事な役割もあります。

この世界の設定、ものすごく複雑になってしまったのですが、そもそも一つの設定をして、それが不自然でないようにとさらに設定をして、その繰り返しでこうなってしまいました。でも、一度できてしまうと、あとは《監視人たち》ストーリーも、脇役による外伝も、簡単にするする出てくるのです。面白いものです。本編が終わったら、あれも書こうこれも書こうとスピンオフの出しやすい世界になりました。

で、まずは本編です。次回から本題がフルスロットルで展開しだします。ようやく本来の恋愛小説になりそうです。また読んでくださると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2014.08.27 18:17 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
なるほど。そういう仕組みなのですか。
いつも監視されているのは嫌だけど、もらったチケットでの出会いは良いかも。(良いとこ取り ^^;)

親友とか心友とかって、いつの間にかそうなったという場合もありますが、作ろうとなると難しいですよね。
マイアの心友くんとはどうなるのでしょうか。

また来月ですか。あ、来月って、来週だ^^
2014.08.28 11:16 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

これが日本だったら、スクランプシャスのアレーナ席のチケットで誘ったりするんでしょうね。「《監視人たち》の思うつぼはいやだけれど、このチケットをふいにするのは惜しすぎる!」みたいな。実をいうと、外にいる人たちについては、システムもけっこういい加減で「上手くいけばそれでいいし」程度なのですよ。数百人もいますし。館の中の方にいる人たちのプレッシャーはもっと強いんですけれどね。

親友、心友に限らず友達って作ろうとして作るものじゃないですよね。でも、こちらの心の垣根が茨だらけで、侵入の隙もないと、永久に一人もできないんじゃないかなと思います。マイアは、茨だらけではないでしょうが、かなり垣根が高くて、かなり「友達いない」タイプ。「心の中の23」はともかく、実在の23も特殊な環境で育ったため「友達まったくいない人」なので、さあ、どうなるでしょう。(どうなるでしょうって……すみません)この辺も、このストーリーのサブテーマの一つになっています。

来月と言っても、来月末あたりになる予定ですが、本題に入って今後の展開はターボですのでご安心くださいませ。

コメントありがとうございました。
2014.08.28 18:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
知れば知るほど、この星を持つ人たちの存在の設定は、興味深いですね。
いったいどんな特殊な「血」なのか。
この星を持つ人たちは、それを誉としているわけでも、崇められてる訳でもないのに、禁止事項や決まり事だらけで、人権がないですよね。
でも、反抗せずに淡々と血をちゃんと保持している。
不思議だし、おもしろいです。
この血族の秘密、知りたいな~。
ああでも、星を持つ子供には、生まれたくないかなあ。めんどくさそうだし。
2014.08.28 23:05 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

ええ、我ながら妙な設定だと思います(笑)
「抵抗しても無駄」っていうのも大きいと思いますが、たぶん「誰だかわからないけれどすごい人の血脈らしい」というのだけは語り継がれていて、「そのためならしかたないか」と諦めている部分もありますし、実は、守られているので、「抵抗してつかまるより、そっちのほうがいいか」にもなるかも。

例で言うとスズメが野良猫に襲われても「あらら」で済みますが、それが朱鷺だったりしたら、保護センターの人たちは自分たちの責任問題になるので、必死で野良猫を追い払いますよね。

そういう感じで、いじめられて追いつめられたり、のたれ死にしたりしないように、目立たぬように裏側からいっぱい手が差し伸べられるってことになっています。実はマイアの父親も実子じゃないマイアを我が子のように愛している事は間違いないのですが、それだけでなく養育費にあたる金額を受け取っていて、だから黒服の命令に逆らえなかったなんて現実もあるということになっています。なんて話は、裏設定なので、ストーリーには全く出てきませんが。

《星のある子供たち》はうん、いやですね。でも、《監視人たち》の家には生まれたいかも。外でコーヒーやビール飲んでブラブラして、《星のある子供たち》の動向を報告しているだけのお仕事(笑)

コメントありがとうございました。
2014.08.29 18:27 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
よしながふみさんの逆転大奥設定を髣髴させる物語の中身がどんどんわかってきて、興味深いです。
よしながさんの『大奥』も初めは女が将軍で男が沢山侍っている??って意味不明だったけれど、詳細設定がきちんとされていて(若い男だけがかかる謎の感染症って、ありがちかもしれないし)、途中から違和感がなくなるし、しかも物語の中身がこれまた詳細で「気持ちの表現」が豊か。だから嘘っぽい設定なのに、本当にありそうな話になっている。
夕さんのこのお話も、嘘っぽい設定なのに、詳しく書かれると本物っぽく(ありそうっぽく)なっていくところが、物語・小説を読む醍醐味、って感じです。

やはり血筋を残そうと思ったら、側室なり子だくさんなり、何らかの策が必要ですよね。今の天皇家を見ていると、本当に大変だなぁと。人間宣言をされたので、天皇家と言えども現代の時代の背景や風潮のあおりを受けてしまわれるのだなぁとしみじみ感じます。
だから、この「謎の血筋」を絶やさないように暗躍するシステムができたんですね。
これはもう、設定の面白さと、そしてそこでオロオロするマイアが何を掴みとっていくのかという冒険恋愛小説の部分と、じっくり楽しめる素地を感じさせる回でした。
次回からも楽しみにしています(*^_^*)
2014.08.30 02:57 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
おはようございます。

そうそう、あの「大奥」、原作を読んだらきちんと納得する設定なんだろうなと、何となく思っていました。私の所に入ってくる情報は「逆転して、しかもいい男を侍らせている女将軍」って、「そんなのありか」な部分だけなので「?」なままなんですけれど。

書いていない部分も含めると、ものすごく複雑で細かい設定や脇役ストーリーがあるんですが、実をいうと、本ストーリーを追うためにはここまでの内容は必要じゃなかったのです。前回の老婆の説明で十分。でも、ちゃんと設定しないと、書いている本人が納得できないのですよ。「こんなことをしたら、絶対反抗したがるよな」「抑止力の飴と鞭は」みたいにどんどん膨らませたら、こんなことに。もともと誰の血筋といわれているのかって設定も一応したんですが、天皇家みたいに「とにかくどこにも存在しないくらい続いちゃっているので、もう続けるしかない」血筋ってことで十分かなとも思ったり。天皇家も大変ですよね。

ようやく次回から本題です。マイアは基本的にノーテンキですが、それでもヒロインだけあっていろいろな葛藤がでてきます。その元になっているのも、主人公23の態度を決定して事態をこじらせるのも、これらの特殊設定、それから本編では出てこないけれど、それまでにこの館で起こった悲劇やら亀裂。ああ、あれと近いかもしれませんね。もし竹流がただの一般のイタリア人だったら、事態はあそこまでこじれないんじゃないかというのと。

次回から通常の月1に戻すか、それともこのまま月2でいくか、まだ迷っている私です。長編連載が並行して二本ってうざいかなあと思うのですが、でも、もう始まっちゃったからガンガン終わらせる方がいいかなと。

とにかく、来月もおつき合いいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2014.08.30 08:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
深い話ですね。
昔は愛も自由ではなかったですからね。
動物社会でもそうですが、その国その国にしきたりがあって。
それを守るための人もいる。
愛も恋もそういうところが面白いですよね。
しがらみがあるところも。
2014.08.30 10:21 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよね。
この設定は物語だし、馴染みのない事なので奇異に映りますが、実は現代日本で普通に行われている慣行も、世界の各国にあるそれぞれの風習も、当人たちは「しかたのないこと」「当然」だと思っているんですよね。
でも、その中でも、人生は進行していく。そんな話になります。

コメントありがとうございました。
2014.08.30 18:42 | URL | #9yMhI49k [edit]

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