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Posted by 八少女 夕

【小説】Infante 323 黄金の枷(7)靴

普通はStella用に月末の月一回発表する小説ですが、このブログのメイン小説デーが水曜日なので一日遅れました。「Infante 323 黄金の枷」です。今回からようやく本題に入りました。ちょっと恋愛小説っぽくなってくると同時に、読者のみなさまの「?」を二つ、23自身が回答しています。

月刊・Stella ステルラ 10月号参加 連載小説 stella white12
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「Infante 323 黄金の枷」「Infante 323 黄金の枷」をはじめから読む
あらすじと登場人物





Infante 323 黄金の枷(7)靴

「失礼します。洗濯物いただきにきました」
その午後、マイアはマティルダと一緒に洗濯当番に当たっていた。まず二人で24の所に行き、大量の衣類を集めた。23の方も持てそうだったので、その居住区に入っていった。

 階段を下りていこうとすると、23が作業を中断して自ら昇ってきた。
「フェレイラ、その前に、ちょっと来い。今日の掃除、なってないぞ」
厳しい声でマイアを三階の方に行くように促した。

「ええと、どこがまずかったんでしょうか、メウ・セニョール」
「いろいろ言いたいことはあるが、まずはバスルームだ」
マティルダは目で「先に行くね」と合図したので頷き、マイアは23に続いて昇っていった。

 バスルームに来ると洗面台を指差した。
「水滴が残っているし、付け根の所が拭けていない。このままにしておくと痕になるんだ。どうやって拭いたんだ、再現してみろ」
「ええと」
マイアは23に渡されたタオルで今朝やったとおりに蛇口をひと通り拭った。

「それじゃ付け根は触ってもいないじゃないか。よこせ」
そういって蛇口の周りにタオルを巻き付けて左右に交互に引っぱり付け根を磨いた。
「あ、そうか」

 納得したマイアが言われた通りにやっている時に小声で言った。
「ライサのことをおおっぴらに嗅ぎ回るな。すぐに追い出されるぞ」

 マイアは振り向いて彼を見た。23は人差し指を口に当てていた。
「知っているのね」
23は知っているとも知らないとも言わなかった。その時にはもうマイアの足下を見ていた。

「お前、いつも変な歩き方しているな」
「え?」

「歩く時になぜそんなにバタバタしているんだ。その靴、履き慣れていないのか」
「しょうがないでしょう。普段はもっと楽な靴だけど、このお館ではパンプスを履かなくちゃいけないんだもの。男の人にはわからないと思うけど、パンプスで歩くのって痛いんだから」
「見せてみろ」

 マイアは素直に片方脱いでみせた。その靴を見て、23は眉をしかめた。三センチヒールのソールが真っ平らな安物の靴だった。

 次の朝にアマリアが掃除に入った時に、23は後でマイアに来るように伝言した。
「また何かを怒られるのかなあ」
マイアは首を傾げながら行った。居住区に入り声をかけると彼は下から呼んだ。
「来たか。こっちに降りて来い」

 工房に行くと、23は作業をやめて床に置いた小さな箱の上に座った。その前には水を張ったバケツ、粘土に見える物を入れた箱が二つあった。さらにその前には椅子があってマイアにそこに座るように言った。彼女は怖々座った。

「靴下を脱いで足を出せ」
「え? 両方?」
「まずは右だけ」

 言われるままに椅子に座り、右の靴と靴下を脱いだ。彼はその足首とかかとを両手で持って粘土の上に移動させた。
「まず力を抜いて。俺が動かせるように。そう、この形のまま、ゆっくり下に降ろして……」
マイアの足は粘土にわずかに沈んだ。型を取っているのだ。

 粘土からマイアの右足をそっと引き上げると粘土を自分の後ろに移動させてバケツをマイアの前に動かし、粘土で汚れた足をそっと洗った。

 昨日からのきつい言葉や態度とは裏腹に、マイアの足を扱う23の手はとても丁寧で優しかった。冷たい粘土の感触、そっと洗ってくれる彼の手指にドキドキした。心臓がきゅうとねじられたようだった。

「あの……何をしているの」
23はなんでもないようにマイアの顔を見上げた。
「お前の靴を作る。そんなひどい靴を履いていたら、直に足がおかしくなる」
そう言って、タオルで彼女の右足を拭くと、左足も同じように型を取った。


「まあ、なんてうらやましい」
キッチンでジャガイモの皮を剥いている時に、その話をしたらアマリアは驚いて言った。
「ご主人様だから?」
マイアが訊くとアマリアは首を振った。
「それもそうだけれど、それよりも、作っていただく靴よ」
「?」

「23の作られる靴の一部はね、ノーブランドで街のちょっと有名な老舗の靴屋で売られているのだけれど、常連が待ち構えていて店頭に出すとすぐに売り切れてしまうの。それ以外はイタリアの有名デザイナーの所に送られて、そこでマークが刻印されてメイド・イン・イタリーのデザイナーブランドシューズになるのよ。評判が良いのでここ数年はそれぞれの靴型に合わせたオーダーメードの注文がほとんどなんだけれど、聞いたところによるとイタリアでの末端価格は1000ユーロを超しているらしいわ」
「ええ~」

「どんな成り行きで作っていただくことになったの?」
「……。私の靴がひどすぎて許せないって」
アマリアは思わず吹き出した。

 次に掃除に入った時に見ると、23はパンプスを作っていた。
「これ、お前のだぞ」

 たくさんの注文品を横においてマイアの靴を作ってくれているので「いいの」と訊くと23は笑った。
「俺たちインファンテは経済的には、働かなくてもいいんだ。でも、何もしていないでブラブラしていると腐るから働くことを奨励されている。そんな理由での仕事なので、絶対的な納期は設定されていない。どうしても俺の作る靴がほしいヤツは、待つしかない。だれもその靴職人がどこにいるのか知らないし、その職人を急がせることはできない。ドイツ人や日本人のようにせっかちな奴らが理由を訊くと、受け答えをするヤツはこう答える。イヤなら他の靴屋に行きなってね」

 楽しそうに靴を仕上げている彼を眺めながら、マイアは近くに寄った。
「ねえ。23、訊いてもいい?」
「何を」

「どうして番号の名前なの?」
23は顔を上げてマイアを見た。特に怒っているようにも見えなかったので、彼女はほっとした。

「番号の名前じゃない、番号なんだ。名前はない」
「23って名前じゃないの?」

「323というのはインファンテの通番だ。といってもインファンテ1がどの時代のどの当主の子だったかはわからない。いつ生まれていつ死んだかもわからないし、1の前に同じ境遇の人間がいたかどうかも知られていない。単に1から数えて323人めが俺というだけだ。ドラガォンのインファンテに関する記録は一切ないんだ。それに伝統的に名前はつけない」

「どうして?」
「存在していないから」

 マイアは口を尖らせた。
「存在しているよ。ここにいるじゃない」

 23は道具を横において、立ち上がるとエスプレッソマシンの所へ行ってコーヒーをセットした。シューッという音がして、コーヒーがカップに注がれた。マイアは23が二つ目のコーヒーを淹れるのを黙って見ていた。答えたくないのかな。けれど、彼はコーヒーをテーブルに置いて、目でマイアに座るように指示した。勤務中なんだけどな、そう思いながらもマイアは素直に座った。

「俺たちはね。番号で呼ばれてきた324人の男たちは、歴代当主のスペアなんだ」
「スペア?」

「食堂に飾ってある系図、変だと思わなかったか?」
「え?」

「何代になるのかも数えられないような長い間、ずっと直系の男子一人だけが続いている。兄弟姉妹もなければ、配偶者の名前もない。自然じゃないと思わないか」

 そう言われれば確かに。普通の家系図はもっと広がり、当主になるものは時々遡ったり、傍系に移ったりするのに、ドラガォンの家系図はずっと一本だけだった。

「当主の最初の男子は名付けられて星五つのプリンシペとなる。そして父親が死んだら当主になる。だが、その当主が子供を残す前に死んでしまったら? もしくはあちこちに、似たような相続権を持つ男子が散らばって争いだしたら? この家系が途絶えてしまうかもしれない。そのリスクを最小限にするためにプリンシペに完全に入れ替われるようなスペアを用意しているんだ。その子たちは同じ父親の血を引いているので、直系に間違いはない。もし当主が跡継ぎとなるプリンシペを作る前に死んだら、同世代のスペアと入れ替える。インファンテには生まれた順に番号がついていて、機械的に繰り上げるだけだ。争いも起きようがない。インファンテが当主やプリンシペの名前を引き継ぎ、その人間として生きるんだ」

「でも、そんなの変だよ。普通の家みたいに、次男、三男として普通に生きていてもお兄さんが亡くなった跡を継げるじゃない」
「そうだね。でも、他の家と違うことがある。この家系で何よりも大切なのは血脈を途絶えさせないことだ。それぞれの人間がどんなことを成し遂げるか、どんな人生を生きるかよりも、子孫を残すことの方が重要なんだ。いや、それだけが重要なんだ」

「あの家系図の最初の人の血を残しているの? 何者なの?」
「あの人じゃないよ。あれはたった五百年前の人じゃないか」
「たった……」
「あれは《監視人たち》のシステムも《星のある子供たち》の腕輪もちゃんと整い、この館ができた時の当主だ」

「じゃあ、一体誰の血脈なの?」
「知らない。それに、それはもう重要じゃない」
「なんで?」
「そんなことに関係なくシステムが作動しているからだ。誰の子孫だろうと関係なく、《星のある子供たち》には腕輪が嵌められ、この街から出て行けないように閉じこめられるんだ」

「濃い血脈を途絶えさせないためだけに?」
「そうだ」

 それから突然話題を変えた。
「このコーヒー、どうだ?」
「え。すごく美味しい。とてもいい香り。ここで挽いているの?」
「ああ、専門店から取り寄せてもらったんだ。このブレンドに辿りついたのは最近なんだ」
「どうして?」
「一人で飲んでいるとなかなか減らないんだ」

 マイアは不思議に思った。あれ、だっていま私と飲んでるのに。マティルダたちとは飲まないのかな。
「もしかして勤務中にこんなことしてちゃいけないのかしら」
「俺に頼まれて手伝っていたと言えばいいさ」

 
* * *


 出来上がった靴は、マイアがそれまで履いていたよりも一センチヒールが高いにも関わらず、どこも痛くなかった。足全体がぴったりと包み込まれ、土踏まずもぴったりと寄り添った。履いて立ったその瞬間だけでなく、歩いた時の全ての動きに靴はついてきた。

「23、すごいよ、この靴。パンプスなのに、どこも痛くない。歩いてもぴったりついてくる」
「しばらく履いていると、馴染んでくる。そうしたらもう一度調整しよう」

「ねえ、23。どうして靴を作ることになったの?」
「ん?」
「靴が好きだったの?」
「はじめから好きだったわけじゃない。習える仕事の中で、一番興味があったから。変か?」

「うん。お金持ちの子息が習う仕事のイメージと違う」
「どんな仕事がイメージ通りなんだ?」
「作家とか。音楽家、評論家、それに、画家やデザイナー」

 23は口先だけで笑った。
「そりゃ、全部ダメだ」
「ダメって?」

「この作品はだれが作ったのだろうと、疑問を持たせるようなものを作ることは許されていない」
「あ……」
「ラジオの部品を組立てる。服を縫う。プラリネを作る。それらを作るには時間と手間がかかり、誰かが完成させたことは意識していても、誰がやっているかは考えないだろう? 俺たちに許されているのはそういう仕事だ。叔父の322はニワトリの形をした木彫りのコルク飾りに彩色をしている。24は観光客用のTシャツや絵はがきをデザインしている。そして俺は靴を作る」

 その午後いつものように働いて、マイアは23が作ってくれた靴にとても驚いた。前の靴と全く違うのは履いた感触だけではなかった。今までは夜になると足が痛くて悲鳴を上げていたのに、まったく疲れていなかった。

 マイアは翌日の朝、礼を言うために工房に降りて行った。すると驚いたことに、二足目の靴ができていた。
「どうして二つも?」

23は呆れた顔をした。
「靴は毎日続けて履くな。ちゃんと休ませるんだ」

 マイアは23に言われるまでもなく、毎晩靴の手入れをした。こんな風に靴を大事に思ったことはなかった。靴が歩き方や姿勢、ひいては生き方にまで影響を及ぼすような存在なのだとはじめて理解した。
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Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

読み終わって、思わず自分の履いている靴をじっくりと見てしまいましたよ。
一足●千円の安物を、親のカタキのように履きつづけている私も、きっとへんな歩き方をしているんでしょうね。これは速攻で23に怒られそうです(笑) あ、でも、靴を作ってほしいかも(あつかましい) ちなみに●に入る数字は、四捨五入するとゼロになりますorz

23って、やっぱりマイアをえこひいきしてますよね。でも、周りからいじめられない雰囲気なので、ひと安心です……って、このままなにもないとも思えませんけど。
名前の謎と、家督相続の謎、明らかになりましたね。漠然としていたことがわかって、すっきりとしました。なるほど、これはすごいシステムだ。
素人探偵マイアの活躍、ちょっと危ういですね。どうなるんだろう。これから進む恋愛模様も、楽しみです。
あ~、靴、買い換えようかな……。

2014.10.01 10:59 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

あははは、作者の私の靴も、大した事ないですから。
こんな完全オーダーメードの靴をスイスで作らせたら7万円くらいが最低のお値段(笑)
しかたないので、メレルのジャングルモック履いています。それまでの、やはり四捨五入するとゼロになる●千円の靴よりもずっと高かったのですが、嘘みたいに足が楽です。旅行には必需品ですね。ただ、もっとエレガントな靴が欲しいなあ。

23は、頼めばきっと作ってくれると思います。しかも、タダで。ただ、どうやって知り合って頼むかが問題。

そうそう、マイアを明らかにえこひいきしていますが、彼女はいまいちわかっていません。他の人たち、マイアに対しては23がいつもと違う対応だぞとすぐに氣がつきますが、マイアはそのことも全くわかっていない間抜けぶり。ま、普通のお金持ちの御曹司と違って、この人たちに好かれても厄介なだけだと、みんな良くわかっていますからね。

素人探偵、全然ダメです。話題を完璧にそらされて、それでいいのか。もっとも、来月も食いつきます。ステラとは違う部分でこの子もしつこい。恋愛模様は、ええ、だんだんエスカレートしていきますので、お楽しみに。

靴、大事ですよ〜。ポルトガルで買うと本当に安いですけれど、ポルトガルまで行くのが高いですよね。次回は私も買うかな……。

コメントありがとうございました。
2014.10.01 20:16 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
オーダーメイドの靴を作ってもらえることもうらやましいですが、23が足を洗ってくれるシーンはやっぱりドキドキしますよね。
視点がいいなあ~。

そして、インファンテにはそんな事情があったのですね。
悲壮な拘束ではないので安心しましたが、スペアというのがどこか物悲しい運命を感じます。
このお話は、その運命に逆らうとかそう言う方向に進むのか、それともその血の謎を紐解くのか・・・と、いろいろ勘ぐってしまいますが、もしやどこからか恋物語が?という予感も漂いますね。
続きを楽しみにしています。
2014.10.01 23:42 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
良い雰囲気ですね。
23はマイアのことを確実に気にしてくれていますよね。
でもマイア、天然なんですか?まったく鈍感というか、空気が読めないというか、こりゃぁ先が思いやられますね。

それにしても今回あきらかにされたインファンテのシステム。
とてもよく考えられています。こういう真面目に構築された設定、好きだなぁ。
目的が忘れ去られて、システムだけが生き残って機能し続けている。
これ自体は時々見かけることですが、血筋を残すためのシステムとしてこの仕組みはユニークですし、合理的で確実です。
夕さんはこの設定をどこで考えられたんでしょう?まさか旅行中じゃないでしょうね。
サキがそんなことをしたら、せっかくの旅行が設定の構築作業で記憶に残らないものになってしまいそうです。勿体ない。
でもお話しはとても面白くて楽しかったです。

そして靴のお話、足の型どりのシーンも素敵でした。
冷たい粘土、彼の手指、ちゃんと入力されているようですけど、マイアの脳内でどのように演算されているのやら・・・・
マイアの靴を作る23の気持ちもどうなんでしょうね。
彼には恋愛の自由なんて与えられていないんだろうな。
そんなことを考えながら今回は続きました。
2014.10.02 14:43 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

一目惚れのような外見でなくて、でも、同僚や学校のように「長い年月をかけてお互いを知っていくうちに少しずつ」でもない場合、ごく普通の友情が恋に落っこちるにはそれなりのきっかけがあるように思うのですよ。触覚、とくに感じやすい部分に触れられるというのはかなり大きな衝撃で、よくあるパターンとしては偶然手が触れるようなシチュエーションですが、これは古典的すぎて扱いが難しいですよね。手のひらと同じくらい感覚が鋭敏なのが足の裏ですが、これはあまり小説では使われない(あたりまえ?)ので、採用してみました。

この小説、勝手に続きが出来てしまって、現在妄想では三部作になっていて勝手に「ドラガォンの血脈」シリーズとか呼んでいますが、三作品の中ではたぶん23が一番恵まれている主人公です。スペアだし、名前もないけれど、毎晩フルコース食べて、ワインも飲み放題、欲しいものは何でも買ってもらえるので、虐待されているわけではないんですよね。ただ、物悲しい運命であることは確かです。

この話、血の謎を紐解くことはしません。運命には、ほんのちょっと抵抗していますが、本質的には受け入れています。三部作の全体のテーマが「運命との和解」で、こういうとカッコ良く聞こえますが、要するにどう折り合いをつけていくのかということなんですよね。この設定だと極端なのですが、たとえば実際の私たちの人生でも、「日本人として生まれた」「女に生まれた」「天才ではなかった」というような生まれながらに変えられない現実と向き合っていますよね。このストーリーも、この大仰な設定はあくまでキャラたちの限界を示す箱のようなもので、その中でキャラたちがどう自分の人生に折り合いを付けていくのかを描いたつもりです。

で、恋の方は、回を追うごとにエスカレートしていきますので……。そのうちにlimeさん引いちゃうかも。見捨てないでいただけるといいんですが(笑)

コメントありがとうございました。
2014.10.02 18:53 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

マイア、かなり天然ですね。しかも鈍感です。
はじめに宣言しておきますと、決着がつくのは最終回です。まだまだずっと先。

この設定を考えだしたのは六割くらいが旅行中でしたか。
最初に思いついた日には、格子に閉じこめられていることと、最終回のシーンだけでした。
それに、いくつかの旅行中に仕入れた情報をこねくり回しているうちに、この血脈の話ができて、さらに「でも、これだと現代ではこういう反作用が起きるから抑止力も決めないと」とやっているうちになんだか複雑怪奇な設定になってしまいました。

せっかくここまでヘンテコリンな世界を構築したので、もうこのまま突っ走って、三部作にすることにしてしまいました。一度世界観を作ると、あとは楽ですね。

「五感で恋するポルト」でいうと、マイアは既に二種類の衝撃を受けています。石鹸の香り、それから今回は触覚。履いた靴の心地よさ。それに仕事のできる人間には、やっぱり好印象受けますよね。これらが総合して、そのうちに落っこちてしまうわけですが、それには、もうしばしかかりますかね。

23の心の内は、最高機密なのでお答えできません(笑)
って、単純な話でひねりはありませんので、読んで感じるままだと思います。
でも、いちおう、ほぼマイア視線だけで話は進みますので、最終回まで若干のやきもきはあるかと思います。
恋愛の自由はあるけれど、叶うかどうかは別問題、ってところでしょうか。
大体、出会いがほとんどないし……

コメントありがとうございました。
2014.10.02 19:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
この特殊な設定に説得力を持たせるのは、夕さんの独特の詳細な説明・表現の成せる技ですよね。いちいち違和感のないように設定されているので、ふむふむと読めます。
そうそう、何のためにやっているのかもう分からなくなっていることってありますよね。というのか、世の中そんな謎の「伝統」っていっぱいありそう!
昔から続く謎のしきたりだけれど、妙に合理的であったりして。
名前を付けてあげたいなぁ。番号じゃなくて。それがもしかするとマイアの仕事になるのかしら。
サキさんの仰る通り、マイアは天然系ですね。
足を洗うシーンって、髪を洗うシーンに似ていて、ドキドキします。何かしているわけじゃないけれど、ちょっとドキドキを煽るシーンというのか。こちらも夕さんの世界だなぁ。でもまだ二人とも恋愛とは思っていないんでしょうね。
オーダーメイドの靴の話、この間ある人から聴いたら、日本でも10万円くらいするんだって言ってましたね。う~む、そんな靴、よう履かん……(@_@)
2014.10.02 23:11 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

現実にはない世界って、超面倒くさいということがわかりました。
この話、こんなに簡単なのに、長くなったのはこの世界観のせいだ(orz)

とはいえ、現実にある「枷」を使うと、いろいろと考慮しなくちゃいけないことが増えて、公開に躊躇するしなあ。

現実の世界にもいっぱいあるでしょうね。「そもそも何のためだっけ」な伝統。「面白ければいいんだよ」のお祭りになっちゃっているものもあれば「そんな辛いこと、さっさとやめればいいのに」なことも。

あ、彩洋さん、鋭い。実はですね。最初の案ではマイアが勝手に23の名前を付けるってストーリーもあったのですよ。でも、それをやると「なぜ母親がそれをやらないのか」「それを禁止する掟があって」とまた話がどんどん長くなる上、「後々面倒くさいことになる」という作者都合がありまして、却下しました。

その代わりに、親しい人たちがインファンテたちを「ドイス」「トレース」「クワトロ」と親しみを込めて名前のように優しく呼ぶという案を採用しました。

あ、そうだ。彩洋さんの所にも「頭を洗う」というドキドキシーンがありましたね。こちらのそのシーンは、そのうち、ごにょごにょ……。

23がマイアに対していつから、どういう感情で、接しているかは、最高機密です。この話、連載向きじゃないよなあ。一氣読みした方が絶対にいいような……。ま、その分、感情ただ漏れのマイアの方でお楽しみください。

オーダーメードの靴、日本の職人芸なら、そのくらいするでしょうね。ものすごくいいらしいんですけれどねぇ。でも、私もさすがに10万円したら、外に履いていけません(それじゃ、靴の意味なし……)

コメントありがとうございました。
2014.10.03 19:43 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
うむ。これはこれでプロ意識を感じますね。
掃除、されど掃除。
道具に拘るのも大切ですし、プロフェッショナルな仕事の掃除もあります。
そのための道具。そのための靴ですからね。
2014.10.04 05:43 | URL | #- [edit]
says...
おはようございます。

マイアにはマイアの仕事があるし、23にも23の仕事があります。
ストーリーはどうであれ、やはり仕事はちゃんとやるのが好きなのですよね、私。
23の場合「王子様扱い」でブラブラさせてもよかったんですけれど、あまりにもヒマそうなので仕事をさせました。キャラの性格を考えるとやはりここはプロフェッショナルを極めて欲しくなりました(笑)

コメントありがとうございました。
2014.10.04 09:51 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
えっと、セールで買った靴を毎日仕事場に履いていっています(-_-;)
二足あったほうが良いかなと間がさして買ってしまったのは、下駄箱に収まったまま日の目を見ることは・・・
ええ。靴って大切なのは十分に脳ではわかっていて、ファッション的にも素敵な靴には目が向かうのですが・・・

それにしても。お話の設定がきっちりとはまっていてさすがです。
そういうわけですかあ。なんか、存在していない、って、強力なフレーズです。
私も、あんた、いるでしょ、って言いたくなります。

マイアと23、近づいていくのですね。
23のトップシークレットが明かされるのを楽しみにしています。
2014.10.23 13:06 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

いやぁ、作者の私もしょうもない靴はいていますし(笑)
20代の頃はマイアみたいな靴を愛用していて、仕事中足が痛かったです。
今は、サンダルはいて仕事してるますが。

そうそう、この世界観、私はもう普通になっちゃっていますが、「変」ですよね。
本人に「存在していない」とか言われても。

ええ、この後は恋愛小説まっしぐらでございます。
ふつーじゃない人に恋しちゃうと、どんな風に面倒くさくなっちゃうのか、お楽しみいただければと思います。

コメントありがとうございました。
2014.10.23 20:17 | URL | #9yMhI49k [edit]

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