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Posted by 八少女 夕

【小説】君との約束 — 北海道へ行こう

50000Hit記念リクエスト掌編の第三弾です。limeさんからいただいたお題は「北海道 」でした。そして、昨日、大好きな『NAGI』漫画を発表してくださいました。ありがとうございます。(題名が同じになったのは嬉しい偶然です)

 (おまけ漫画)『NAGI』-北海道ヘ行こう-

で、私の掌編ですが。北海道を舞台に、limeさんのお好きなミステリー仕立てにしたかったんですが……ダメでした。なんといってもトリックがね……。だから、すっぱりあきらめて、紀行ものにしました。途中で出てくる若干シリアスなエピソードは、知り合いの実話から着想を得て作ったフィクションです。でも、中身はどうしてか食いしん坊になるのが私のお約束。


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君との約束 — 北海道へ行こう

 北海道二泊三日旅行をしようと思ったのは、不純な動機だった。ラーメン、ジンギスカン鍋、カニ、イクラ、ウニ、ええと、それからなんだっけ。女なんか邪魔なだけ。友人の健児と男同士でがっつり食い倒れる……予定だった。

 それなのに、なんだよ、健児のヤツ。
「いやぁ、悪い。彼女がどうしても一緒に行きたいっていうからさ」
「はじめまして~。綾です。あーやって呼んでもいいよ。よろしくね」
縦ロールに赤いリボンのツインテール、白いミニスカートとピンクのブラウス、なんだよ、可愛いじゃないか。

「ついてくるのはいいけどさ。もともと予約してあったツインの部屋を明け渡すのはいいとして、何で俺が別途シングルを予約しなきゃいけないんだよ」
「悪い。それも出したいのは山々だけどさ。俺、マジ、金欠。こいつの航空券だけでもう今月ヤバくってさ。お前は、マンション持ちで金には余裕あるじゃん」

 くそう、お前がそうやって女にうつつを抜かしている分を、俺はローンにまわしているんだよっ。それに何が「あーやと呼んでもいい」だ。ふざけんな。ニコニコ笑ってもダメだぞ。

 でも、俺は押し切られて、ホテルの件もうやむやにされて、飛行機に乗ってしまった。ムカつくことに、俺があーやの短いスカートと、そこからにょっきりでている形のいい足を堪能できたのは千歳空港までだった。俺が見過ぎたのがいけなかったのか、俺がトイレに行っている間に二人でトンズラしてしまったからだ。

 千歳空港で、いきなり一人ぼっち。消えんなら、ツイン分の金を返してくれ! 俺はガッカリした。予約したホテルへ押し掛けて行って、文句を言ってもいいけれど、そこで争ったあと、楽しい旅行ができるような氣は全然しない。いいよ、計画変更。シングルもキャンセル。一人でだって旅は楽しめるんだ。

 札幌と函館観光の予定だった。でも、計画通りに行って、あの二人とバッタリなんていやだから、どこか他に行こう。到着ロビーを見回すと、目の前にレンタカーのカウンターがあった。免許証は、財布に入っているよな……。よし、こうなったら北海道をあてもなくドライブしてやる。

 カウンターの前は空いていた。先に着いた女がいたのだが、何かを迷っているかのごとく、ちゃんとカウンターの前に立たなかった。そして、俺を見ると黙って脇にどいた。

「いらっしゃいませ」
カウンターの美人がにこやかに笑った。

「ええと、三日間、借りたいんですが」
俺は言った。予約をしていないことがわかると、美人は車種と金額を調べて一番安いコンパクトタイプの在庫を調べてくれた。
「ああ、ありました。返却はここでいいですか。札幌市内にも出来ますが」
「いや、どこに行くか決めていないんだ。でも、その日に飛行機に乗るのは間違いないから……」

 手続きを済ませ、その場にあるソファに座って車の到着を待つように言われた。ふと横を見るとさっきの女が、まだそこにいた。ジーンズにベージュのカットソー、黒い小さな革のリュック。少し茶色がかった直毛を素っ気なく後ろで結んでいる。あまり地味なのでこれまで氣がつかなかったが、さっきのあーやと変わらないくらい若いようだ。

 俺に見られていることを悟った女は、その視線を避けるかと思ったのだが、反対に意を決したように話しかけてきた。
「あの……失礼ですけれど」

「はあ」
「先ほど、カウンターで行き先が決まっていないって、おっしゃっていましたが……」
「ああ、言いましたよ」
「では、レンタカー代をお支払いしますので、私を富良野に連れて行っていただけないでしょうか」

「はあ?」 
俺は女をまじまじと見つめた。彼女は冗談を言っているようには見えなかった。なんだ、なんだ?

「あのですね。若い女性が、そんな危険なことをするのはどうかと思いますよ。俺は見知らぬ人間で、とんでもない悪人かもしれないじゃないですか」
俺が説教を始めると、彼女は項垂れた。
「そう……ですよね。おっしゃる通りだと思います。ごめんなさい」

 おっしゃる通りって、俺は悪人じゃないぜ。ちょっと悔しくなった。
「一応、事情を伺ってもいいですか」

 彼女は顔を上げた。少し明るくなった表情を見て、ドキッとした。笑うと思いのほか可愛いじゃんか。
「どうしても今日、富良野に行きたくて、発作的に飛行機に乗ってきたんです。で、ここで免許証を忘れてきたことに氣がついて」

 俺は首を傾げた。
「でも、電車やバスもありますよ」
「わかっています。でも、私の行きたい所は普通の観光地じゃないので、レンタカーでないと行けないんです」

 カウンターの美人が、車のキーを持って近づいてきた。俺はちょっとだけ考えた。断ってもいいけれど、後味悪くなるよなあ。彼女は悲しそうに目を伏せた。う~ん、しょうがないなあ。
「わかりました。じゃあ、一緒に行きましょう、富良野へ」
「本当ですか?」

「ええ。レンタカー代は折半、それと、海鮮丼の大盛りを奢ってください」
俺がそういうと、彼女は満面の笑顔を見せた。
「ありがとうございます!」

 で、俺は見知らぬ地味子ちゃんと、ドライブすることになったというわけだ。レンタカーに乗り込み、慣れないコックピットやカーナビをひと通り確認してから、シートベルトを締めてとにかく富良野に向かって走り出した。

「ところで、俺は山口正志っていうんだけれど、君は?」
「あ、すみません、名乗り忘れていました。白石千絵といいます」

 道東自動車道に入るまでに、俺たちはお互いの素性を簡単に紹介した。俺は新宿区をメインに清涼飲料水の営業をやっていることや、三鷹に住んでいること、それから悪友の健児に逐電された情けない経過などを話した。

 千絵は横浜に住んでいて、職業は看護師だと言った。それから、黒い革リュックからそっと小さい箱を取り出した。
「悩んだんです。これを渡したら、ただ悲しませるだけかもしれないって」

 俺は、何がなんだかわからなかった。道は北海道のイメージ通り簡単そうで、64キロメートル直進だというので、彼女の話を詳しく聞くことにした。

「担当していた患者さんが二週間前に亡くなりました。ちょっと難しい手術を控えて入院なさったんですけれど、手術より前に容態が急変して」
「それは……。気の毒だったね」
「とっても痛くて苦しかったはずなのに、いつも明るくて、私たち看護師にも感謝の言葉を忘れない方でした。若い魅力的な男性なのに珍しいねって、同僚の中でもとても人氣があったんです」

 う……。そういう流れか。じゃあ、この親切でポイントを稼いで仲良くなる、なんてのはダメそう。俺は心の中で落胆した。
「で?」

「その方に頼まれたんです。ダイヤモンドつきの指輪を注文してほしいって」
「え? その、つまり……」
「ええ、プロポーズ用でしょうね。ある女性の誕生日に間に合わせてほしいって言われました。内側に日付と『with love』って入れてほしいと。富良野に送り届けたいから、それも手配してほしいって。そのことは私しか知りませんでした。驚かせたいから誰にも言うなって言われていたので」

 ってことは、この子とのロマンスの話じゃないのか?
「それで?」
「彼の容態が急変して亡くなった時、私は休暇でアメリカにいたんです。戻ってきたらもうすべてが終わっていて、私はご遺族にも逢えなかったんです」

 彼女は白いリボンのかかった水色の小さな箱を取り出した。
「迷いました。事情を話してキャンセルすることもできましたし、上司に相談もできました。でも、そうなったら事務的に処理されるだけだと思ったんです。誕生日に好きな人にサプライズのプレゼントをすることが彼の最後の願いだったと思うと、どうしてもそれはできなくて……」

「で、これからそれを届けようとしている?」
「ええ、今日がその女性の誕生日なんです。ずっと悩んでいました。もともとのプランのように彼の名前で送りつけたら、オカルトかと驚くだろうなとか、私がそこまでするといろいろと勘ぐられるんじゃないかとか、これを届けてしまったらその女性は生涯この指輪の重さに縛り付けられてしまうんじゃないかとか。そして、今日になってしまったんです」

「それで、居ても立ってもいられなくなって飛行機に飛び乗っちゃったんだ」
「はい」

 お人好しにも程がある。それだけその亡くなった男がいいヤツだったのかもしれないけれど。
「俺なら、遺族に電話するか上司に言って、さっさと話を終わらせるだろうけれど、それはあくまで本人を知らないから言えることだよな。わかったよ。とにかく、一緒にそこに行こう。男連れで来たら、きっと相手は勘ぐることもないだろうから、ちょうどいいだろう?」
「どうもありがとう。本当に助かります」

 七月の北海道のドライブらしい光景がずっと続いていた。青い空、白い雲、まっすぐな道に、左右は豊かな若緑。二時間ぐらいで、富良野に着いた。
「どうする? すぐにその彼女の家を探す?」
俺が訊くと、千絵はそっと腕時計を見た。
「お昼時になっちゃいましたね。山口さん、運転してお疲れでしょう。先に休んでご飯を食べませんか?」

 俺はその心遣いにちょっと感動した。健児とあーやカップルのエゴイズムにムカついた後だったから余計そう感じたんだと思うけれど。せっかくだから、有名な『ファーム富田』の併設レストランに入ることにした。

 ラベンダーの香りが、風に乗ってふわりと漂ってくる。なんていうのか、高校の時、クラスの女の子の襟元から漂ってきた石鹸の香りにぐらりと来た、あの感覚だ。いかん、いかん。そうじゃなくて。千絵は不純な俺と違って、純粋に花畑ファームに感動していた。
「なんていい香り。あ、あちらに花畑があるんですね……」

 俺はほんの少し残念そうな千絵に言った。
「もう、ここまで来ているんだし、少し花畑を楽しんでから行ってもいいんじゃないか? 飯を食ったら、少し観て行こうよ」
彼女の顔にはぱっと笑顔が花ひらいた。
「ええ、そうですよね。七月の富良野に来るなんて、そんなにしょっちゅうあることじゃないですもの」

 フードメニューはたいしたことがなく見えた。パスタかカレーか。俺はカレーに男爵コロッケがトッピングされた一皿を選んだ。千絵は普通のカレーを頼んだ。
「げっ。このコロッケ、激ウマだよ!」
花畑併設のカフェなんて、全く期待していなかったのに、やるじゃないか、北海道。

 千絵はホッとしたように笑った。
「よかったです」
「なんで?」
「だって、山口さんの旅行を台無しにしちゃったかなって思っていたので。観光らしいこと、まだしていませんよね」

 俺は、この子はいつもこうやって他人のことばかり心配しているのかなと思った。
「そんなことないって。北海道ドライブだってしたし、富良野の花畑なんて超有名観光地に来ているんだぜ。それに、友達にトンズラされて、一人で旅していたって楽しいことないよ。こうして道連れができたのは、ありがたいと思っているよ」
「本当ですか」
「うん。だから、その、山口さんってのと、ですます調、そろそろやめてくれるとありがたいんだけれど……」

 千絵は、えっ、というように瞳を見開いたあと、少し赤くなって頷いた。

 食事の後、俺たちは花畑を散歩した。すごい光景だった。ラベンダーの明るい紫、白いかすみ草、赤いやオレンジのポピー、あと、俺は名前を知らないピンクや青い花でできた帯が、虹のように整列してはるか彼方まで続いている。ラベンダーの香りはとても強くて、くらくらしてきそうだ。真っ青な空、嬉しそうな千絵の笑顔。俺は思わず携帯を構えて、鮮やかな花畑をバックに彼女の横顔を撮った。彼女は微笑んだ。

「山口くんも、撮る?」
俺はちょっと考えてから、そこを歩いていた観光客を捕まえて、千絵とのツーショットを撮ってもらった。それでもう、旅行の元が取れたような氣がした。

 それから、車に戻って、ナビに千絵が訪ねようとしている女性の住所を登録して、しばらく走った。確かにその一帯は観光名所がなく、土地勘のない俺たちが公共交通機関だけを使って訪れるのは難しそうだった。千絵はタクシーを見て、「あれを使えばよかった」と言ったけれど、俺としては一緒に来れてよかったと思っていた。もし彼女が一人で来ていたら、行き方が難しくて立ち止まる度に、「行くべきなのだろうか」という想いに負けてしまったかもしれない。俺がそれを告げると彼女は「そうね」と頷いた。

 隣の家と一キロくらい離れている丘の上にその家はあった。樹々に囲まれたログハウス。俺は表札を確認した。上田久美子と小さく書いてあった。
「ここだろ?」

 千絵は黙って頷いた。彼女は迷っていた。俺にもわかる。誰だってこんな重いプレゼントを渡したくない。だが、俺には亡くなった男の最後の願いやまだ逢っていない女性の心情よりも、たまたまそこで働いていたためにそのすべてを抱え込んでしまったおせっかいな女の子の重荷の方が心配だった。
「行こうぜ。今行かなかったら、その指輪、お前が生涯抱えることになるんだぜ」

 俺は千絵の返事を待たずに呼び鈴を押してしまった。

「はい?」
中からきれいな女性が出てきた。俺たちを見て不思議な顔をした。そりゃそうだ、全く面識がないんだから。俺がつつくと、千絵はようやくぺこりと頭を下げた。

「はじめまして。私、横浜の○○総合病院で看護師をしている白石千絵と言います」
そう千絵が言った途端、彼女の顔はさっと曇った。千絵は早口に俺にしたのと同じ話をして、水色の箱を差し出した。久美子さんは震えながらその箱を受け取って、それから白いリボンを外した。輝くダイヤモンドと、銀色の指輪の裏側に彫られた文字を読んで、彼女の目には涙がいっぱいたまった。
「馬鹿……」

 俺は、こんな風に愛情のこもった暖かい罵倒の言葉を聞いたことがなかった。それから彼女は千絵に向かって深く深く頭を下げた。「ありがとうございました。あなたのご親切、生涯忘れません」

 俺たちは、富良野かどこかでホテルを探すと言ったのだけれど、彼女は泊めてくれると言って訊かなかった。久美子さんが富良野の名産である豚肉でステーキを焼いてくれた。とれたての野菜もやけに美味かった。俺たちは、彼女の誕生日を富良野ワインで祝った。ダイニングに笑顔の男性の写真がかかっていた。俺がそれに目をやると、千絵が頷いた。久美子さんは指輪の箱を、その写真の前に置いた。

 翌日俺たちは、久美子さんの家を後にして、美瑛に足を伸ばした。「四季彩の丘」という7ヘクタールの花畑があって、これまた絶景だった。ヒマワリ、ケイトウ、ルピナス、金魚草、百日草、ラベンダー……。地平線まで続く広大な花畑を見ていたら、千歳空港でのむしゃくしゃした氣分はもうどこにも残っていなかった。
「こりゃ、すごいや」
「本当にきれいね。ふさわしい言葉が見つからないわ」

「そうだな。ここに連れてきてくれたことに、礼を言わなくちゃな」
「やだわ。お礼を言うのはこっちよ。久美子さんの涙を見て、来て本当によかったなって思ったの。山口君が後押ししてくれなかったら、きっと私、怖じけづいて帰っていたわ。本当にありがとう」

 今日の夕方の飛行機で帰るという千絵をもう一度千歳空港に送るために、俺はまたハンドルを握った。札幌で一人でもう一泊してもよかったけれど、健司たちとばったり会うのも嫌だったので、俺も予約を変更して、千絵と一緒に帰ることにした。搭乗手続きをしていると彼女は俺の顔を覗き込んだ。

「いいの? せっかくのお休みなのに」
「いいさ、あっ!」
俺は突然思いだして、ゲートの向こうの札幌を惜しげに振り返った。

「どうしたの?」
「カニとイクラを食べ損ねた」
そういうと、千絵ははっとした。
「ごめんなさい! 海鮮丼をごちそうするの、忘れていたわ!」

 それを聞いて、俺はにやりと笑った。
「約束は約束だから、また一緒に北海道に来て、ごちそうしてもらわなきゃな」

 千絵は、まあ、という顔をしたが、すぐにニッコリと笑って「そうするわね」と答えた。俺は腹の中でガッポーズをした。

(初出:2014年10月 書き下ろし)
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Tag : 50000Hit 小説 読み切り小説 リクエスト キリ番リクエスト 地名系お題

Comment

says...
まず……本当にタイトルがまるで一緒だったんですね。すごい偶然^^

ああ、こんな出会いと、恋がしてみたい。
舞台が北海道だなんて、最高なシチュエーションじゃないですか。

この健児って友達は最悪だけど(笑)
恋人より男友達を大事にしないと、いい男にはなれないぞ~。(理想を押し付ける)

でも、おかげで千絵さんと出会えたんだから良しとしましょう。
この届け物のエピソードが、夕さんの周りにあった実話だったのですね。
なんか、しみじみとしてしまいました。
届ける千絵さんも、その重みに悩んだのですね。その辺に、すごく千絵さんの人柄がに滲んでいました。

そして北海道といえば、景色のつぎにグルメですよね。
私も、あんなおいしいお寿司を食べたのは初めてでした。
魚が苦手な私ですが、本当においしい魚を食べてなかったんだ!と、思い知りましたもん。
今度行ったら、時間が無くて食べれなかったスープカレーを食べたいなあ^^

山口君、帰ったらさっそく次の旅行の計画を立てなきゃね。
健児からは、ホテル代きっちり請求しましょう^^(あの二人は長続きしないね、きっと)
2014.10.23 10:54 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
素敵な素敵なお話しでした。
しかし、健児の奴、酷いですね。ツインテールの彼女も最低ですけど、彼女、ボーカロイドの「重音テト」みたいなので赦します。健児は赦しません。
でもこの2人のお陰で何とも素敵な出会いですね。
レンタカーのカウンターの前でドキドキしてしまいますよ。
そして千絵、ア~ヤとはまったく対照的で好感度抜群です。
良いカップルが出来ました。
こんな複雑なシチュエーション、よく考えつきますね。それぞれのキャラがとても上手く設定されていて、千絵がここに来なければならなかった理由も凄く自然です。
途中の観光や食事のエピソードもニコニコして読めますね。
心が喜んでいます。
途中のシリアスな設定って、ダイヤモンドの件なのでしょうか?
実話だと聞いてしまうとちょっとしんみりしてしまいますが、久美子にとっても喜んでもらえて、サキまで嬉しくなってしまいました。
「馬鹿……」ってどんな風に言ったのだろう?色々と空想してしまいます。
ラストの忘れ物、とてもよかったです。
こういう出会い、サキも体験してみたいな、そう思いました。
2014.10.23 14:31 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.10.23 15:35 | | # [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。
雄大で美しい風景、地産池消グルメ、そしてかわいい女の子。いいなぁ、このシチェーション。
千絵ちゃん、ほんとうにいい子ですね。なかなかできることじゃないですよ。正志も、出だしではえらい目に会いましたが、結果オーライですから上々ですよね。
このエピソードが実話に基づいたものだとは、驚きです。現実は小説より、ってやつですね。

ところで、作中でお二人が辿ったルート、新千歳空港から、富良野、美瑛というのは、以前に私が旅行したのとちょうど反対のコースだったので、あの旅行を思い出しました。そうそう、そんな風景あったよなぁ、とか(遠い目)
それにしても、正志クン、さすがに営業さんですね。いつのまにか、千絵ちゃんにタメ口だし、「お前」呼ばわりですからね。この急接近テク、ぜひご教授願いたいです。
2014.10.23 16:44 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
そうなんですよ。

limeさんのところで題名を拝見して「えええ〜!」と驚きました。
すごい偶然ですよね。

北海道だって、吹雪の日や、曇りのどんよりとした日もあるはずなんですけれど、私のイメージは常に爽やかな晴天で、なんだか別格です。

健児は、ダメですね。こんな男とつき合っているようじゃ綾もダメっぽい。

実話はプレゼントではなくて、「病で亡くなられた方の代わりに北海道へ行く」という部分でした。千絵の役割と久美子の役割を足したような方がいて。北海道というとそれを思いだしてしまうのですよね。

千絵の常軌を逸した親切ですが、実際にもたまにいますよね。
「そこまで人のことばかりに親身にならなくてもいいのに」なんて、冷たい私は思ってしまうのですが、そういう方はいつも自分のことは後回しで。

そして、グルメです。ええ、なんといってもグルメです。
(オードリー・ヘップバーン調)
私は釧路のあたりでカニを食べて、甲羅酒なんて飲んでいましたが、いやあ、たまりませんね。お魚も本当に美味しいんですよね。

富良野は憧れているだけで行った事ないんですが、そこで食べられるカレーも劇的に美味しいという意見がネット上にたくさんありましたよ。ラーメンも美味しいらしいし。

山口は、ルンルンですよね。もう、帰りの飛行機で次の旅のことを計画しだしているかも。
で、もちろん東京でもしょっちゅうデートに違いありません。(本当か?)

素敵なお題のリクエスト、ありがとうございました。楽しんで書かせていただきました!
2014.10.23 20:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

重音テトって、どんなのか検索してみました。ああ、そうそう、こんな感じの女の子をイメージしましたよ。髪は赤くないし、ここまでチャーミングじゃないかもしれませんが。ええ、チャーミングでも赦しちゃだめです。ま、健児が全部背負えばいっか(笑)

そもそも、「北海道」「まっすぐな道をドライブ」「富良野のラベンダー」「グルメ」しか思い浮かばなかったので、それを詰め込むためにこんな複雑な話にしてしまいました。実話の部分は、指輪ではなくて「病院で亡くなった方のために北海道へ行く」というシチュエーションです。ただ、掌編で当事者としてこのテーマを語るには重すぎるので、このストーリーの千絵は傍観者ポジションに変えてみました。

久美子にも、思い出は大切にしてほしいけれど、前を向いて生きていってほしいと願っています。
同じセリフでも、いい方とシチュエーションで全然違って響きますよね。久美子の「馬鹿……」は色々な想いのこもった愛の告白として書きました。

旅は、一度にたくさん詰め込むのもいいけれど、こうやって「次はこれを一緒にしようね」と言えるのもいいなあと思います。ま

たまにはこういう出会いも転がっています。私も旅先で拾ったしなあ……。

お氣に召して嬉しいです。そして、明後日はサキさんのお題へのお返しですよ〜。
コメントありがとうございました。
2014.10.23 20:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あらあらあら。これは100%偶然です。名前、ギリギリまで決まらなくて、あれこれ普通によくある名前をこねくり回してああなりました。

実話部分は、亡くなった方と久美子の話のモデル(でも職業上の立場は千絵)だったので、ヒロインを二人に分割し、お氣楽な語り手を出すことにして少しフィクション部分を多くしました。結果的に助演となった二人の話は、そうですね。もう少しフィクション設定を増やして、そのうちに……。

コメントありがとうございました。
2014.10.23 20:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

北海道というと、こういうことしか思い浮かばない私です。
あ、女の子はどうでもいいけれど。

千絵もおせっかいですが、正志もかなり破れ鍋に綴じ蓋かも……。
だから健児にいいようにたかられたのか。

実話からもらったのは「亡くなった方の代わりに北海道へ旅をする」というところだったのですが、それだけだと全然爽やかな掌編にならないのでいろいろと付け加えました。

そして、このルート実際に行かれたのですね!
おかしな所ありませんでしたか?
写真やWEB上の体験記などで少しは追えるのですが、やはり五感に頼る部分は書いていてかなり不安でしたよ。
「ここでラベンダーが香るかな」とか、「カレーの味はどんなだろう」とか。

あはは、確かに、正志はちゃっかり。ほら、今「壁ドン」が流行っているように、若干強引だと意外と上手くいくのかなあなんて。それにしても会って数時間で「お前」はさすがに引くかな。でも、千絵はそれでいいみたいですね。

コメントありがとうございました。
2014.10.23 21:01 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
limeさんのお話を読んだ後だったので
始めのうち冬かと思ってプルプルしながら読んでました
北海道、特に富良野はこんなロマンチックなイメージありますよね
こんな出会いも夢見れそうな…

とはいえ、私だったら指輪を残されたり、持って来られたりしても
重いし辛いかなあとちょっと思ってしまいました…
だから私は恋愛ができないのかもです
富良野に行ったときも雨だったし
2014.10.24 08:47 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

いや、富良野しか思いつかなかったので、そうなったら七月以外はありえないのですよ!
最初は冬のスキーを舞台にしようかと思ったのですが、滑れない私が書くとボロが出るし、下手に書くとバブル時代のトレンディ・ドラマみたいになっちゃうんで、スキーは却下してみました。

指輪の件は、ええ、重すぎますよね。まあ、本人は生還するつもりだったのでしょう。

ダメ子さん、富良野にいらしたのですね。まあ、すてき。雨は残念でしたけれど。
その体験もぜひ「ダメ鬱」で!

コメントありがとうございました。
2014.10.24 19:29 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こういうお仕事の人、自分の公的な立場ですることと、私的な立場ですることの境界に悩むのって、すごく分かります。気持ちの部分をそのまま出してやってもいいのか、いや、そこは仕事人としてのけじめがあるのか。でも、何かに突き動かされちゃうんですよね。心を動かされてしまう。
そのピュアさがこの新しい出逢い、恋、何かの始まりに繋がっていったんだと思うと、世の中って捨てたもんじゃないなぁって思えます。
夕さんは、普通に世の中や人生の厳しさを書かれる時もあるけれど、こうしてキラキラ希望がいっぱいのお話もやっぱりいなぁ。
私の大好きな北海道を舞台に、どうでしょうの旅みたいな(あ、す、すみません、全然違う)素敵な旅、楽しませていただきました(*^_^*)
2014.10.30 16:30 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

そうですね。実際に長く勤めていると、いちいち一人一人に心を動かされていたら、体が持たないってふうにもなってくると思うのですが、それでも、やっぱり私的に何かをしてしまいがちな人もいると思うんですよね。

その是非は別として。で、私は、上司でも何でもないので、いいとか悪いとかではなく、単純にその存在を見つめるだけでいいかなと思っていのす。

私の小説の傾向として、ほっとくと今ひとつ「人生は甘くない」みたいな方向に行ってしまいがちなのです。
ただ、リクエストやコラボなど、依頼人のいる小説はできるだけ希望が見えたたり「人生捨てたもんじゃない」の方に寄った作品を書くみたいです。ま、どっちもアリだと思って書いていますけれど……。

「水曜どうでしょう」観た事がなく、どんなだかわからないのですが、limeさん情報によるとサイコロ使って旅の行き先決めるんでしょうか? すごろく?
みんな夢中になるということは面白い番組なんだろうな〜。

コメントありがとうございました。
2014.10.30 22:26 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
オフ会絡みでこちらに^^
最初に出されたときは読み逃げですみません(汗)

素敵なエピソードですねえ。
こうした一生心に残る思い出が人生を作っていくのですよね・・・

健児と綾とのオイコラの思い出。久美子のエピソード。そして、
千絵との出逢い。これだから旅と出逢いは侮れない!

そしてこの二人には続きがあるようで。ふふ^^
もう一つのガッツポーズを楽しみにしています^^
2015.07.04 04:18 | URL | #- [edit]
says...
こんにちは。

うわぁ、わざわざ再読してくださった上に、コメまで!
ありがとうございます。
期待されていないのに無理やりオフ会に登場させた甲斐がありました。

正志と千絵を出会わせて、無理やりレンタカーで富良野へ行かせる、という強引な設定によりこんな話になりました(笑)
健児と綾のカップル、あれからどうなったでしょうね。
読者の方からは大ブーイングでしたが、たぶん正志はもうあまり関わっていないかも。あれっきりかもしれませんね。

私の北海道のイメージって、本当に富良野のお花畑ぐらいしかなかったのでこんな風になりましたが、同じ話にするわけにも行かず、今、オフ会の構想でウンウン唸っています。変な二人組も出てきますしね。

向こうでお逢いするのを楽しみにしていますね!

コメントありがとうございました。
2015.07.04 15:39 | URL | #9yMhI49k [edit]

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