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Posted by 八少女 夕

【小説】Infante 323 黄金の枷(8)小言

月末のStella用連載小説「Infante 323 黄金の枷」です。一ヶ月って、異様に速いなあ。

この作品を作る時に注意したのは、社会的に特殊な状況で育った人間を、自分の(社会的な)常識をもとにした行動をさせてはならないということでした。人間関係には適切な距離(空間上でも、感覚でも)がありますよね。その距離感は幼少の頃からの社会生活の中で培われるものなので、その社会生活を禁じられた人間はそれがよくわからないはずだと思ったのです。主人公が他人とまともに話もしなかったかと思えば、「いきなりそれか」になってしまうのは、そういうわけです。で、もちろんヒロインは大混乱。


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あらすじと登場人物





Infante 323 黄金の枷(8)小言

 マイアは考え事をしながらベッドメイキングをしていた。来たばかりの頃は、インファンテたちの巨大なベッドを整えるのは何よりも苦手な仕事だった。数日に一度シーツ類を完全にとりかえる時はまだいいのだが、一度眠った後のずれた布団やシーツでのベッドメイキングがうまくいかなかった。

 初日に24のところをアマリアがやっているのを見た時には簡単に見えたのに、23のところで一人でやったら変になってしまった。24のベッドと違って、23はかなり行儀よく寝ているように見えたにも関わらず。

 次に行った時には、23が待ち構えていた。
「いったいどうやったらあんなベッドメイキングになるんだ」
目の前でやらされて、ずれていたシーツをそのままマットレスの下に押し込もうとしたのを、まず止められた。
「そんな横着があるか。一度全部出して、上下左右をきちんとひっぱって中心線を整えてから押し込むんだ」

 23が実践してみせる方法を、確かにアマリアもやっていたように思う。23が続けてやってみせたのはその折り方だった。きちんと角を揃えて折り込まれたシーツはマットレスの下にきれいに収まった。

 目の前で動く23の姿を見て、マイアは変だなと思った。背中が丸いのだ。不自然に猫背に思える。いや、正確に言うと、変だなと思ったのはこれがはじめてではなかった。二日前、一階を掃除していた時にも思った。23は晴れている日は、休憩する度に中庭に出て行くのだが、上を見上げているのにまだ猫背に見えていた。しかし、わざわざ指摘すべきことにも思えなかったので、黙っていた。訊きたいことは他にあったのだ。

「なんで23、私たちの仕事のやり方みんな知っているの?」
「そりゃ、子供の頃からずっと目にしているからな。十六歳で靴の仕事を始めるまでは、毎日ヒマだったんだ」
「新しく入ってくる召使いに、いつもこうやって指導しているの?」
「するわけないだろう。お前みたいにめちゃくちゃな新人ははじめてだ」

 う。そうなんだ。マティルダは始めから上手にできたのかな。それにライサも。23はライサとはどんなことを話したんだろう。

 今日、23の指導の甲斐あってすっかり上手になったベッドメイキングをしながら考えていたのはライサのことだった。マイアはライサに一度も逢ったことがなかった。マリアが「いつか引き合わせるわ」と言っていたが、それは実現しなかった。ライサは二ヶ月働くと一週間帰れるのだと話していたという。「ドラガォンの館」と就労契約を結んだ時に、マイアもメネゼスから同じ事を言われていた。実際に、同僚たちは順番に休暇を取っていて、間もなくアマリアが出かけるところだった。

 ライサが休暇で戻ってきた時に、あえてマイアと逢いたがらなかったことの理由は想像できる。マリアは「お館であったことは一切話しちゃいけないって何も話してくれない」と言っていた。誓約に縛られて何も言わないつもりだったのだろう。でも、わざわざ引き合わされた金の腕輪をした娘に、黙りを決め込むのは難しい。だからライサはマリアの提案を断ったのだろう。

 ライサが最後に休暇で戻ってきたのは一年ほど前だった。もともと休暇以外でライサと連絡を取ることは不可能だったし、次にいつ帰ってくるという約束をして「ドラガォンの館」ヘと戻っていったわけではない。そうであっても一年も音沙汰がないのにマリアと家族に心配するなというのも無理な話だろう。帰って来ない理由を聞くために館に連絡しても「お話しすることはありません」と言われるだけだった。

 そのうちに「ドラガォンの館」が再び使用人を探しているという話が耳に入ってきた。マリアは銀行に勤めているのだが、それでもとにかく応募しようとした。けれど、ライサの推薦状を書いてくれたホームドクターに、私にも推薦状を書いてほしいと掛け合ったところ、即座に断られた。
「あそこは腕輪をしていることが就職の最低条件なんだよ」

 その話をマリアから聞いたマイアは自分の腕輪を見た。そしてマリアに言ったのだ。
「じゃあ、私が応募する。腕輪しているもの」

 23は「ライサのことをおおっぴらに嗅ぎ回るな」とマイアに忠告した。はじめはそれしか言ってくれなかったが、一昨日再び訊いたら、ライサがここで働いていたことはあっさりと認めた。いつまでここにいたのかとなおも問いつめると「一年くらい前だ」と答えた。今はどこにいるのかと訊くと「俺が答えると思っているのか」と訊き返された。思ってるから訊いているんだけれどな。

 ベッドメイキングが終わり、掃除機をかけ、バスルームもきれいにした。もともと散らかっていないから楽だとはいえ、やはり慣れたのだ。ずっと早く、上手に掃除ができるようになっていた。少しでも上手になると、23はきちんと褒めてくれた。それが嬉しくてマイアは言われたことをこなそうと努力した。一人ではこんなに早くいろいろなことが出来るようにならなかった。

 取り替えて洗濯室へと持っていくはずのシーツを抱えたマイアを24が呼び止めた。
「駒鳥の羽ばたきに関する詩を作った所なんだ。朗読するから聴かないか」

 またか。マイアは困ったなと思った。24の作る詩は前衛的すぎて、どう感想を述べていいのかわからないのだ。しかも、詩の話をしていたはずなのに、いつの間にか話題が服装のことに移っていたり、デザイン自慢にすり替わっていたりするのだ。しかし、24の仕事であるデザインと来たら、見事なまでに個性がない。つまり「インファンテは名をなすような仕事はしてはならない」と23の言っていた条件を立派に具現しているのだが、口が裂けてもそんなことはいえない。

 それにもましてマイアが苦手なのは、24がドン・アルフォンソや23の容姿を馬鹿にすることだった。ドン・アルフォンソは太っているけれど、心臓が悪くてスポーツはできないからだし、23はマイアにはちっとも醜くなかった。むしろ自分が美しいと言われたことがほとんどなかったために、美貌を鼻にかけている24に反感を持った。相槌は死んでも打ちたくないけれど、かといって反論するのも面倒だった。なんといっても、24もまたご主人様なのだから。

 そんなわけで、彼女は24が苦手になっていた。アマリアやマティルダのように上手にかわすことができなくて、マイアが戸惑っていると、そこに彼女がいるのを察知した23が「フェレイラ!」と怒りぎみに工房から上がってきた。

「あ、メウ・セニョール、なんでしょうか」
「なんだ、24と話をしているのか。失礼。終わったらこっちにも寄れ。いう事がある」
そういって、三階に上がっていってしまった。

「すみません、メウ・セニョール。またお小言を頂戴するみたいです。ちょっと行ってきます」
逃げだす口実を見つけたマイアはこれ幸いと24に言い訳をした。彼は肩をすくめた。
「君も大変だね、新人ちゃん。いいよ、行っておいで」

 23のところに入っていき、恐る恐る三階の踊り場から寝室を覗き込むと、昨日マイアがアイロンがけをした白いシャツを二枚、両手にもって仁王立ちしていた。
「なんだこのアイロンがけは。変な皺がいっぱいついているじゃないか」

 マイアは口を尖らせた。
「だって。こんなに襞のたくさんあるシャツ、アイロン掛けたことないんだもの」

 23は呆れた顔をした。それからマイアの抱えているシーツの山を眺めて言った。
「それをさっさと洗濯室に持っていけ。それから、そっちの仕事が終わったら、アイロン台を持ってここにもう一度来い」
「え?」
「こんなひどいアイロン掛けを見たら母は卒倒するぞ。特訓してやる」

 洗濯室に行って、その事を言うとその場にいたクリスティーナとジョアンは顔を見合わせてから、どっと笑った。
「ここはもういいから、すぐにアイロン台を持っていってらっしゃい」
クリスティーナは目元の涙を拭っている。そんなに笑わなくても……。そこまでひどいのかなあ、マイアは首を傾げつつ、アイロン台とアイロンを抱えて、再び23の居住区に行った。

「霧吹きはどこだ」
「あ。忘れてきちゃった」
「しょうがないな」
23は工房に行って、霧吹きを調達してきた。

「やってみろ」
「うん」

 マイアは、シャツをアイロン台に載せて霧を吹きかけた。
「近すぎる。一部分だけびしょ濡れだ」
「あ、そうか」

「ちょっと待て。いきなり身頃から掛けるヤツがあるか」
はじめから指摘が相次ぐ。
「どこから掛けるの?」
「細かいところから。襟や袖口だ」

 23は一つひとつ丁寧に説明した。襟を裏返し、端を引っ張りながらアイロンを滑らせる。皺の伸びた状態で表に返して、再び霧吹きで湿らせてから表の襟にアイロンを掛けると、ねじれもなく綺麗になる。袖口も同じ要領だが、マイアがボタンをかけたまま掛けようとしたのでまた止められた。

 袖を掛けることになった。裏返し、袖下の縫い目を両手で押さえてから伸ばし、手で皺を伸ばす。袖口から肩の方向にゆっくりとかけていく。
「そうだ。少し先を浮かせるように。アイロンは揺らさないでまっすぐに動かせ。おい、左できちんと押さえないと」

 突然、23はマイアの後ろに回った。左手で彼女の左手に重ねて肩山をきちんと押さえさせ、アイロンを誘導するように柄を持つマイアの右手にがっちりとした手のひらを重ねた。
「ほら、この左手でわずかに引っ張るようにして持つんだ」
声はマイアの右耳のすぐ後ろからした。背中は彼には触れていないのにわずかに暖かさを感じた。靴の型を取ってもらった時と同じだった。彼は淡々と説明をしているだけなのに、マイアは心臓が飛び出しそうなほど強い鼓動を感じている。まるで後ろから抱きすくめられているみたいだ。左手首の二つの腕輪が触れて小さい音がした。

 アイロンどころではなくなってしまい、上手く力が入らない。アイロンをほとんど動かしていないのを感じ取った23はため息をついた。
「お前、ちゃんと覚える氣はあるのか」
「あ、ごめんなさい」
マイアは恥じた。わざわざ教えてくれているのに、ドキドキしている場合じゃなかった。ポンポン言われるのはほんの少し腹立たしいが、23の言っていることは一々理にかなっている。

 午後にバックヤードに休憩にいくと、アマリアとマティルダはマイアが23にアイロンの特訓を受けたことをもう知っていた。クリスティーナが腹を抱えながら話してくれたのだと言う。
「で、どうだった?」
マティルダは絞りたてのオレンジジュースを飲みながら訊いた。

「あ、うん。みっちり絞られた。教えてもらった通りにやったら、嘘みたいに綺麗に仕上がったよ」
二人は顔を見合わせてから笑った。それからアマリアが不思議そうに言った。
「あの方はこれまで誰もそばに近づけなかったし、掃除やアイロンのことで誰かに小言を言うなんて事はほとんどなかったのにね」
「私、そんなに役立たずなんだ」

「そんなことないけれど、あの方が叱ってくださるからあなたは助かっているのよ」
「え? なんで?」
「だって、私たちのときは、ジョアナやメネゼスさんからこっぴどく叱られて、よく泣かされたもの。誰も手取り足取り教えてくれなかったから何度も怒られたし」
マティルダがぺろっと舌を出した。

 そういえば、ジョアナやメネゼスに叱られたことはまだなかったし、ドンナ・マヌエラの叱責を受けたこともなかった。23に言われっぱなしのマイアを見て、かなり手加減してくれているようだった。23に叱られるのがあまり嫌でなくなっていることは、アマリアたちには言えなかった。
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Comment

says...
小言か。。。
掃除は確かに小言が多いですが、
それだけプロフェッショナルな仕事をすべき。
・・・というのは以前もコメントしたか。。。

掃除は自己満足の世界なのか、
プロフェッショナルを求められるのか。
分からないなあ。(*´ω`)

2014.10.30 11:58 | URL | #- [edit]
says...
23とマイアのやり取りが面白いです。
マイアって、構いたくなってしまうオーラがあるのかもしれませんね。
23は、その不器用さが気になって仕方が無くって。
そして・・・うん、23の距離感は、あれは反則技です。育った環境って、その「距離感」を大きく左右しますよね。
日本人が、なかなか自然にハグが出来ないのも、そんな距離感の差ですよね。
なんだか仲のいい兄妹のように見えてしまうのですが、二人の距離感が、この先どうなるのかも気になります。

しかし・・・私もアイロンがけ苦手だし、好きじゃないし、あんなふうに言われたら凹むなあ。
やっぱりプロには敵わない。
……ということで5年前、ワイシャツはクリーニングに出すことに決めました(びしっ)
2014.10.30 14:35 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
更新、お疲れさまでした。

あ~、いきなりそれは、相手が混乱しますね。ヘタすれば、セクハラ騒ぎに発展する可能性がありますからね、メウ・セニョール。23は、下心のなさそうなところが、かえって罪作りですよね。
マイアの反応、けっこうかわいいですね。素直なところが、いいです。
それにしても、ベッドメイキングからアイロンがけまで、23はなにげに「家事メン」タイプですよね。マイア、うまく乗せたら、楽できるかもよ(笑)
恋の方は、ちょっとずつ進んでいるようですけど、シロウト探偵の方は、あっさりと行き詰りましたね。
これからの展開がたのしみです。
2014.10.30 16:55 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

自分の部屋なら自己満足でも、手抜きでもいいでしょうけれど、この場合は給料もらっていますから、当然ながらプロフェッショナルでないとダメですね。

スイスでは、自分の部屋でも、そうとうきれいにしないとうるさいです。
なぜこんな国に嫁いでしまったんだ(orz)

コメントありがとうございました。
2014.10.30 21:57 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あ、それはあるかも。
マイアは、23以外にも、あちこちで面倒を見てもらっています。かなり役立たず系だけれど、そのオーラだけでいままでなんとかしてきたのかも。

そうそう、この小説は、日本人ではなくてポルトガル人だということにしてあるので、日本人よりは距離感は近いはず。でも、それにしても、23のやっていることは、「ぎょっ」ですね。もう何ヶ月も連載していますが、実際にはまだ一週間かそこらの話ですし。

少なくともマイアの方は、まだ「仲のいい友達」で、23がどう思っているのかは最終回まで内緒です。来月はマイアにとっては転機になる章ですね。

アイロン、私も苦手です。先月の靴といい、今回のアイロンといい、書いていて自分で「すみません」と謝ってます(笑)
クリーニングも出さずに済む「ワイシャツのいらない職業の人」と結婚してよかったあ。私自身も、極力アイロンの必要な服は着ないようにして対処しています。もう何ヶ月アイロン台出していないだろう……。

コメントありがとうございました。
2014.10.30 22:17 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ええ、セクハラだけでなく、パワハラも……。
下心、あるかな、ないかな? 23は、単純に自分のしたいようにしています。
「こんなことをしたら、まずいかな、ドキドキ」というような発想は皆無ですね。
でも、マイアはびっくり仰天です。靴の時もそうでしたけれど、触れる理由があるので「こいつ、セクハラ!」と断定できなくて、断定したら「何一人で勘違いしているの」といわれそうで、大混乱していますね。

そうそう、こういう男性と結婚して、さらに全部やってくれると嬉しいですけれど、詳しいからチェックは厳しいけれど自分でやってくれないとなると地獄なので、見極めが大切ですよね。あ、そういう話じゃなかったっけ。

素人探偵は、ええ、この人は全く才能がありません。って、私の小説にその手の才能のある人、皆無かも! 恋の方は、ええと、来月TOM-Fさん、怒るかも……。

コメントありがとうございました。
2014.10.30 22:34 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
マイアが素直で良い子だあ。どんどん吸収して成長していくのですよね。
育てたのは自分と23が思えるのならそれは嬉しいことかも。
マイアにとっては小言もコミュニケーションの一つ。ですね。

「家事メン」というのですか(←新単語)
TOM-Fさん、ありがとうございます。って、横レスですみません・・・
2014.10.31 08:32 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

マイア、頼りない分、素直かも。
23は、言い方がいまいちわかっていなくて、ストレートです(^^)
こういうの、どちらかが不快だと悲劇ですが、この二人はそれでいいみたい。
「家事メン」って新語ですよね。
私も、みなさんに教えてもらう浦島です(^^)

コメントありがとうございました。
2014.10.31 19:08 | URL | #PooosTlY [edit]
says...
新語?で悩む夕さんとけいさんのやり取りが何だか面白くて……
でも実は私もこんな言葉があるとは知りませんでした。日本在住ですが、「?」チームに参加します。
イクメンの親戚かしら? それともTOM-Fさんの造語??

この距離感の話ですが……あぁ、すごくよく分かる、と思いながら拝読しました。
そうそう、小さい時から実体験として他人と多く接触していないと、人との距離が測れないんですよね。
親密な方向へも、敵対する方向へも、過剰に出てしまう事も多くて。この他人との距離って、人間関係の成立において本当に大事ですよね。でもこれって、きっと文化の違う場所で育った同士が接触する時にはいつもあることなんだろうな。極端な話、結婚はみんなそうですよね。
でも、お互いが想像力を生かしたら、全部は無理でも分かり合える部分が増えますよね。というよりも、触れちゃいけない部分とか、距離を取っておく部分を学ぶというのか。
これは恋愛ですものね。これからどう展開するのか、楽しみです。
その辺りがちゃんと書かれているので、マイアの戸惑いはとても親近感があります。
えぇ、ピュアですよね。瑠水の優柔不断とは少し違って……巻き込み型だけれど、ヘタレじゃない(*^_^*)
2014.11.01 11:25 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

けいさんはともかく、私の日本語はなんせ二十世紀のものなので、よくブログのお友だちに新単語を教えていただいて「ええ、そんな言葉があるんだ」と驚くことが多いです(笑)

「イクメン」とか「家事メン」にあたるドイツ語ってないんですよね。
やるのがあたり前だから。そういうふうに「ラッキー」な存在ではないので。
私はどちらかというと「やってくれるのはありがたいけれど、私が上手くできないからってツッコむのはやめてほしい」タイプなので、「家事メン」と知り合えなかったことは特に残念じゃないかも。

距離感の話ですが、社会によって「常識的な」距離感も違いますよね。例えば初対面の人とどこまで近づくかも言語圏によって違ったりするのですよ。日本人だと取引先の異性と初日に握手するだけでも「え?」ですが、国によっては「キスしないの?」みたいなことも。反対に日本人だと、初日に相手がじっと見つめてきただけで「あの人、私に興味があるのかしら(ソワソワ)」なのに、相手はただの礼儀だった、なんてこともあるのですよ。このズレが、この後のマイアを振り回すのですが……。

この間、彩洋さんの所でちょっと書いてきた件(プロローグの二行で伝わったら長編にならない云々)とも関係ありますが、「恋愛小説はこじれてナンボ」だと思っています。たぶん、読者だって、第一章で熱愛になって、波風が一切たたず最後まで熱愛だけの恋愛小説なんて読みたくないと思いますし。(少なくとも私は読みたくないかも)

マイアは、ヘタレかもしれないけれど、少なくとも瑠水みたいに流されませんね。頑固さでいうとステラに近いですが、ステラほど果敢にアタックもしない。でも、フラフラしないので、読者が応援しやすいヒロインかも知れません。終わると「なにあんた一人で迷走していたの?」になるかもしれませんが……。

貴重な休日にたくさん読んでくださり、コメントもいただきありがとうございました。
2014.11.01 17:40 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
23の頭の中を覗いてみたくてウズウズしています。
マイアは想像できるんですが、23は想像しても本当は違っているような気がして、どうしてもピントが合いません。距離感のお話しも読んでしまったので余計にです。
ベッドメイキングやアイロンの件は、23がマイアのことをとても、それも特別に気にしていることはわかりますが、それ以上のことは不明です。
でも、そうなのかなぁ、そうだといいのになぁ、状態です。
マイアはまあこんなもんでしょ。少しスイッチが入りかかったような感じかな?
それよりも周りの女性の噂話の方が気になってきます。どういうふうに噂をしてるんだろ?
少し楽しい状態が進んでいきますね。
23とマイアのやり取りが楽しいです。
ライサのことも気になりますけど……。
2014.11.02 11:14 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんにちは。

ええと、はじめに謝っておきます。来月分でさらにサキさんの疑問は深まるだけだと思います。ごめんなさい!
本当の所は、来年の三月頃の最終話ではっきりします。って、そこまで引っ張るか!

マイアは、まさに「こんなもん」で、前回と今回で混乱したあげく、次回の三段階であっけなく落っこちます。ちょろいものです。

23とマイアの会話はずっとこういう調子です。ポンポン言われていますが、マイア自身が全然応えていなくてむしろ親しいと感じているから、これでいいんでしょう。

周りの人たちは、たくさん噂話をしていると思います。
一つには外で話すことを禁じられているので、中で喋りまくると(笑)
もう一つは、マティルダは知らないのですが、それ以外の人たちはそれまでに何があったかを知っているので今後の展開にものすごく注目しているのです。

ここで爆笑している明るいクリスティーナ、とある人物と相思相愛ですが、一緒にはなれない悲しい運命を背負っています。最後の方に、それから三部にちらっと名前が出てくる予定です。

そしてライサの話は、本編中にも出てきますが、実は、第三部はダブルヒロイン制で、そのうちの一人がライサ・モタ。だから、とても詳しく出てくるのは、第三部になります。これが発表できるまでブログを続けていたいなあ。

コメントありがとうございました。
2014.11.02 13:19 | URL | #9yMhI49k [edit]

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