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Posted by 八少女 夕

【小説】森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架(21)告知

今年の「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」は今日を含めてあと二回、ちょうどチャプター2の終わりまでの発表となります。来年も「scriviamo!」を開催するつもりなので、切りのいい所まで発表したかったのですね。そのため、普段なら二つに切る長さのこの章をまとめて載せることにしました。

前回のザッカや国王たちがグランドロン王国からの結婚の申し込みに不可解な反応をした理由が明らかになります。そして、ようやくタイトルの元になった言葉が出てきます。その言葉を口にするのは《氷の宰相》です。


「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を読むこのブログではじめからまとめて読む
あらすじと登場人物




森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架
(21)告知


「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」関連地図

 一ヶ月は飛ぶように通り過ぎた。ラウラは幸せなひとときを過ごした。マックスはまもなく輿入れする王女のために熱心に登城して嫌がる王女のご機嫌を取りつつも以前より多くの授業をした。そして、ラウラの課題の出来をはっきりと賞賛した。彼女は授業のあと、王女がさっさと去ってしまった後に、マックスを呼び止めてグランドロンやセンヴリの地理や歴史について質問をした。するとマックスはとても熱心に、優しく答えてくれた。それどころか時おり授業のない午後にも城に残り、一緒に例の白薔薇の苑を散策することがあった。

 最期の授業を終えた日も、二人は白薔薇の苑を散策した。陽射しは強く、夏らしくなっていた。一重の花びらはどれも大きくひらき、芳香で満ちていた。

「先生は……このお仕事が終わったらどこへ向かわれるのですか」
ラウラは自分の声の緊張が伝わらなければいいと願った。マックスはだが、そのラウラの質問の意図を感じ取った。彼女の手を取り自分の方へ引き寄せたい強い衝動をおぼえた。けれど彼はぎゅっと拳を握りしめた。
 
 想いを打ち明けた所でどうなるというのだろう。街の場慣れした娘たちとは違うのだ。ひどい仕打ちに一人耐え、優しさに飢えている純真な娘だ。甘い言葉を囁けば、はるかに大きな期待を持たせることになってしまう。

 生まれがどうであれ、ラウラは城の中で育った人間だった。柔らかい羽布団と、高級な絹の間で。マックスが出会ってきた地を這っている貧しい人たちとは違う。旅籠で春をひさいで暮らしていたマリエラ、蕪と青菜の薄いスープしか食べられないジャコ夫妻、旅人に毒を盛って金品を巻き上げていた粉屋の夫婦、肉など何ヶ月も口にしていない『カササギの尾』の常連たち。マックスが旅で身を置くのはそういう世界だ。駄目だ。この人は世界の違う貴婦人なのだ。

「宰相殿のおすすめでヴォワーズに参ります。大修道院で貴重な書籍を拝見するのが楽しみです」
ヴォワーズ大修道院は厳格なことで知られ、使役や下働きの者に至るまで男性だけで有名だった。大司教座の周りには城下町に近い空間があったが、特別な許可がない限り修道院への出入りはできない。

 ラウラは「そうですね」と相槌を打つことしか出来なかった。マックスが続けて言った「あなたのような優秀な生徒がまたいるといいのですが」という言葉に打ちのめされていた。自分は生徒に過ぎないと言葉通りに受け取ったので。もし、彼女がその時に彼の表情を見ていたならば、彼の意図は言葉とは違ったことを読みとれたであろう。

* * *

 姫が旅立つ前の日、マックスは大広間に正式の別れの挨拶にやってきた。国王とマリア=フェリシア姫に対して、良縁に対する技巧の限りを尽くした祝辞を述べ、堂々たる様子で深い礼をした。彼は瞳の端で、王女の後ろに控えているラウラが強い想いと願いを込めて自分の方を見ているのを感じ取った。

 だが彼はラウラには話しかけなかった。バギュ・グリ侯爵の方を向き、令嬢への儀礼的な賞賛を述べた上で、二人の令嬢の今後の幸せを祈るという、非個人的な祝辞を付け加えた。ラウラが傷ついて青ざめているのがわかった。マックスは「この方がいいんだ」と自分に言い聞かせた。次回はもっと身の丈にあった女性に惹かれるといいんだが、そう思いながら。

* * *

 打ちのめされて広間から出たラウラは、上機嫌の姫に従って、孔雀の間へと移動した。廷臣や衛兵たちの集う堅苦しい謁見が終わったので、姫の取り巻きの女官たちも大きな声で私語をはじめ、準備されている大きな宝石のついた長持ちや美しい贈り物の数々について語り合った。

 バギュ・グリ侯爵令嬢、つまりラウラの養父の実の娘である女官エリザベスが言った。
「姫さまが明日からいなくなるなんて、寂しくて耐えられませんわ」

 するとマリア=フェリシア姫はけたけたと笑った。
「心配しないで。私はいなくならないから」
「まあ、姫様、なぜそんな事をおっしゃるんですか?」
侍女のエレインはは謁見に使われたマントを丁寧に畳みながら訊いた。

 姫は窓の外を眺めているラウラを扇子で示した。
「行くのは彼女よ」

 皆の視線が急に自分に集中したのを感じて、ラウラは視線を部屋に戻した。王女が何を言っているのか理解できなかった。
「ふふふ。ザッカははじめからそのつもりだったのよ。だからあの王が来た時に、ラウラに私のふりをさせたんだわ」

 王女の取り巻きの女官たち、侍女たちも姫が何を言っているか、よく理解できなかった。
「大丈夫よ。結婚式までヴェールを外さず、花婿に顔を見せないってことだけは、あの傲慢な王に納得させたんだもの。違う人間が行ってもわかりゃしないわ」
「でも、姫様! 結婚したらすぐにわかってしまうじゃないですか」
エレインはいい募った。

「結婚する事などないのだ」
突然、ザッカの声が聞こえたので、一同は戸口に目を移した。ザッカが兵士の一団と一緒に立っていた。

「バギュ・グリ殿。誠に申し訳ないが、私と一緒に来ていただこう」
ラウラは言葉もなく立ち尽くした。マリア=フェリシアはけたたましく笑った。

 ザッカも兵士たちも手荒な真似は一切しなかった。けれどその有無をいわさぬ威圧感にラウラは怯えた。彼女は西の塔に連れて行かれた。同行して世話をする事を許されたのはアニー一人だった。
「いずれにしてもアニー殿にもバギュ・グリ殿と同じ運命を担ってもらわねばならぬ。危険はわずかに少ないとは言え」

 彼女はきちんとした調度はあっても、あかりとりの小さな窓しかない、牢獄のような空間を見回してから、不安そうにザッカに言った。
「これはどういうことなのか、お伺いしても構いませんか」

「もちろんです。バギュ・グリ殿。あなたには理解して納得してもらわねばならない。我が国の命運が、今あなたのその肩にかかっているのです」
ザッカは真剣な目で語りかけた。

「憶えていらっしゃいますか、あの貧民街に行ったあの日、あなたはこうおっしゃった。『この人たちを救う事が出来るならば何でもする』と……」

 ラウラは頷いた。その氣持ちに偽りはなく、今でも変わっていなかった。
「あの時、私はあなたに賭ける事にしたのですよ。私の計画はご存知でしょう」
「グランドロン王国から失われたルーヴラン領とフルーヴルーウー伯爵領を奪回すると……」
《氷の宰相》は深く頷いた。

「そうです。だが、グランドロンの軍事力は我々よりも強い。当たり前の戦争をしても勝つ事は出来ない。我々は奇襲をかけねばならぬのです」
「奇襲?」

「そう、グランドロンに普段のような王城の守りのない特別な祝祭に、花嫁側招待客の行列を隠れ蓑に王都ヴェルドンまで入り込んだルーヴランとセンヴリの連合軍が一氣に攻め込むのです。レオポルド二世には軍を配置する時間すらない。自分の婚礼の真っ最中とあってはね」

「それで、姫ではなく私を……」
ラウラは青ざめてつぶやいた。アニーが叫んだ。
「でも、そんなことをしたら、ラウラ様は!」

「そう、花嫁は危険にさらされる。それをわかっていて、この国のために婚礼の瞬間まで持ちこたえる事が出来るのは、あなたしかいません。そうでしょう、バギュ・グリ殿?」

 ラウラは恐ろしさに震えた。そのような陰謀に加担する事が、重要な役目を担って敵地に赴く事が出来るとは思えなかった。

「お約束します。我々が攻め入って、一番にする事は、あなたとアニー殿を救い出す努力だと。それでも、あなたにはずっと危険がつきまとう。婚礼までの一週間に、もし本物の王女でない事が露見したら、その時点であなたは処刑されるでしょう。それを覚悟で、どうしてもあなたに行ってもらわねばならない。我が国の悲惨な状況をダイナミックに改善するには、これしか方法はないのです」

 たとえ、ザッカの約束が嘘でないにしても、助けが来るまで生きていられる事はないであろう。彼女は他人事のごとく思った。
「私が、嫌と言ったら?」
ラウラは静かに訊いた。ザッカはひるんだ様子もなく答えた。
「あなたは嫌とはおっしゃらない。あの哀れなミリアムの屍をあなたはその目で見たのだから」

「もし露見したらどうなるのですか」
「怒り狂ったレオポルド二世があなた方を殺して攻めてくるでしょうな。感情を持たぬ冷たい兵士たちによって残虐な殺戮が行われ、国中にあのミリアムのような悲惨な死を待つ貧民たちが溢れることでしょう」

「あの方がそのように残虐なことをするとは思えません」
ラウラは青ざめて言った。ザッカは笑った。
「これはこれは。ダンスを踊って社交辞令を耳にしただけで、人格者と判断されるのですか。忘れているようですが、あの王と我々は既に戦争をしてる。ペイ・ノードを守ろうとしたわが国の兵士たちが血を流して死んでいったことをお忘れですか」

 ラウラは黙ってうつむいた。ザッカのいう通りだ。それから顔をあげて、アニーの方を見ながらザッカに言った。
「この若く将来のある娘を巻き込むのはおやめください。犠牲になるのは私一人で十分です」
「そういうわけには参りません。姫がご自身で着替えをすることはない。そしてあなたにはグランドロンの侍女には絶対に見られてはならない左腕の傷がある」

 彼女はザッカの方を睨んだ。
「では、傷のない者が身代わりになればいいでしょう!」
「バギュ・グリ殿。あなたにはわかっているはずだ。この役目が出来るのはあなた一人だ。グランドロン王が、花嫁として迎えたいと願ったのは、あなたなのだから」

 それからすこし取りなすように言った。
「アニー殿は婚儀の時にはもうお近くにはいません。この娘は賢い。自分で安全が確認されるまで隠れている事も、場外に逃げる事も可能だ。あなたが心を配らなくてはならないのは、何としてでも婚儀までは偽物とグランドロン側に氣づかせない事だ」

 ザッカはゆっくりと近づいてきた。それからラウラの目をまともに見て言った。
「あなたは、真の貴婦人だ。生まれや年齢や位には関係なく。それは立ち居振る舞いや優しい心だけの話ではない。勇氣の問題なのだ。私があなたに負わせようとしているのは、どの修行僧でも屈強な兵士でも怖じけづくほどの重い十字架だ。私はそれをわかっている。だが、どうしてもあなたにしか出来ぬ事なのだ。この国の惨状を見て同じ無力さに苦しんだ同志として、あなたにこの国のすべてを託したい。どうかこの十字架を受けていただきたい」

 それから、踵を返し戸口に行くと、兵士たちに命令を下した。
「今夜は、誰一人といえども、この西の塔に近づけてはならぬ。国王陛下であろうと、誰であろうとだ。この部屋に出入りできるのは、アニー殿一人だ。バギュ・グリ殿のお世話は彼女がする、いいな」

 重い扉が閉じられて、彼らが階段を下りて去って行く音が消えると、ラウラは力を失って長椅子に沈み込んだ。
「ラウラ様!」
アニーが涙ながらに膝まづいてきた。

 ラウラは侍女の頬の涙を拭ってやりながら言った。
「許しておくれ。お前を危険から救ってあげる事が出来なくて」

「何をおっしゃるのです。自分だけ逃れて、ラウラ様を一人で行かせて、それで私が幸せだと? それにしてもひどい。私たちは平民だから、たとえ命を落としても誰も文句が言えないと思っているのですわ」

 ラウラは微笑んだ。それから深くため息をついた。
「明日になれば、自由にこの城から出て行けると思っていたのに……」

 子供の頃から、ずっと夢みて憧れていた《シルヴァ》。あの森を通って、どこか知らない土地へと自由に旅していけるはずだった。国から国へ。街から街へ。マックスが行く所を目指し、その街の『カササギの尾』のような旅籠で働きたいと夢みていた。ただ時おり、食事に立ち寄る彼と言葉を交わすために。

 思慕が、どっと押し寄せてきた。あんな遠くから、わずかにお声を聞くだけのお別れになってしまった。いつかまた、お会いしたいからヴォワーズの次の行き先を教えていただきたい、その質問をする事すら出来ずに。明日自由になったら、一番最初にしようと思っていた事。その下宿を探し出して、氣持ちを伝える事。
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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
大どんでん返し、という感じですねラウラが可哀想過ぎて・゜・(ノД`)・゜・こんばんわ!
でも同時に、グランドロン王の出かたも楽しみな感じです。勝手に解釈しちゃうとラウラが嫁いだら逆に喜ぶんじゃないかしらと・・・w

マックスのラウラへの思いやり、配慮、とかそういうのも判ってあげたいと思いつつ、けどそんなもんいらんわ(#゚Д゚)そこはもう本心をぶつけるとこでしょ! とも思う、何とも切ない二人の関係、今後どうなっちゃうんでしょう~~。

こういう焦れったい関係って読んでいてワーワーしちゃいますが、結構好きです|д゚)

もうscriviamo!の季節なんですね~(´∀`) また参加させてもらえると嬉しいです。
2014.12.17 09:07 | URL | #mQop/nM. [edit]
says...
・・・そういえば、そちらも結婚式はウェディングですよね。
日本とは様式が違うのかな。。。
細部でちがうのでしょうね。
・・・と小説を読んでいて、ふと思った。
こういう描写も大切ですよね。
とても勉強になります。
2014.12.17 12:42 | URL | #- [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。

ちょっと気になった点があります。
「で出来」→「出来」
「追わせる」→「負わせる」
ではないかと……。

ザッカ、氷の宰相の本領発揮ですね。ほんとうに悪辣だわ、この人(笑)
ラウラが姫の身代わりに、というところあたりまではなんとなく想像できましたが、さすがにザッカは(というか八少女夕さんは)その上を行きましたね。驚きました。
なるほど、貴婦人の十字架ですか。ザッカの真意は読めませんが、どう言いつくろわれても結局は道具にされるラウラは、ほんとうに哀れです。マックスとの切ない別れもあって、彼女の追い詰められ方は徹底的ですね。
つか、マリア=フェリシア姫、どこまでもナナメ上を行く人ですね~。こちらもさすがです(笑)
ここからどんな展開になるのか、とても気になります。少なくとも、ザッカの思い通りにはいかないような気がしますが。
2014.12.17 15:07 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

ラウラはほぼ失恋ショックでぼーっとしていて、氣がついたらとんでもない事に巻き込まれていました。
あれですね。この時代「シモジモ」に対する人権なんてモノはないので、思い切りよく捨て駒です。

で、マックスも簡単に言うと「責任は負いたくないし、しょうがないよな」モードなんですね。
もっとも、来週にはバッチリ巻き込まれますのでご安心ください。一応主人公なので、このまま舞台から去ったりはさせません(なんだそりゃ)

そうなんです。scriviamo! やります。三周年に向けて。
もうフライングでの参加も受け付けはじめています。今回も、ユズキさんに参加していただけたら嬉しいです!
楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2014.12.17 19:23 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは、いわゆるキリスト教式ウェディングですが、中世ですからプロテスタントはありません。
(そんなことは訊いていないか)
基本は司祭が執り行って二人が神に誓うというのが結婚式そのものです。
でも、まあ、一般人と王様の結婚式は違いますね。いろいろと。

でも、いまのロイヤル・ウェディングを参考にしているわけでもありません。
ほら、自動車とかなかった時代ですから、1000kmくらい離れた所に嫁に行くのはいろいろ大変だろうなと。
ましては一国の王女の花嫁行列ともなるとオオゴトのはずです。
でも、中世なんで、ロココ時代みたいに豪華なわけでもないかな〜。と、イメージして書きました。
すみません、適当で。

コメントありがとうございました。
2014.12.17 19:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

わあ、毎度の事ながらお恥ずかしい。
ありがとうございました。直しました。
本当に助かります。

そうなんですよ。だてに「氷の宰相」なんてあだ名はもらいません。
え。私? いや、これはなにもかも原作者が悪いんです。私はリライトしただけですから。
あ、原作者は、高校生の私じゃん(笑)

いやあ、ただ嫁に行かせたらレオポルドは喜ぶと思いますが、それこそ姫の立場は……。
っていうか、はじめから「バギュ・グリ侯爵令嬢」との縁談にしておけばそれでよかったのに。
という問題でもないか。
あ、マックスの立場がなかった。

この話は、基本的に来週のシーンと、それからチャプター3がメインでして、その大騒ぎをやってもらうためには、ここまでヒロインを痛めつけないといけなかったって、どんな話だ。

で、マリア=フェリシア姫、お婿さん絶賛募集中です。どなたか貰っていただけないでしょうか。
TOM-Fさんの所にはお偉いキャラのみなさんもわりと多いのでお一人くらい。

来週でチャプター2が終わりです。
次回も、またどうぞよろしくお願いします。

コメントとご指摘ありがとうございました!
2014.12.17 19:44 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
なんと、ザッカはそんなことを企んでいたんですね。
今までの言動に合点が生きました。
冷たく見えても、もっと人間的に政策を進めているのだと思ったんですが、なかなか強行手段にでましたね。
ラウラ、まさに青天の霹靂。アニーまで巻き込んでしまうのですから、やりきれないですよね。
そして、ほんの少しの間だけど、人間的に見直しかけていたレオポルド二世を、自分たちがだまし討ちにするという事も、辛いでしょう。それが戦というものだけど。
マックス、かむばーーっく!
これを高校生の頃に考えていたというのが、すごいです。
2014.12.18 10:36 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
八少女 夕さん、改めまして、初めましてこんにちは^^ canariaです。
またお仲間に加えさえて頂きたくコメント失礼致します!

森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架、確かわたしがブログをお別れさせて頂いた時は、資料の本を取り寄せた、という記事を拝見したのが最後だったと思います。
そうして今、連載をされていらっしゃることに、深い喜びを覚えます。
八少女さんが変わらず執筆をされていらっしゃることがとても嬉しく、また心強いです。
これからゆっくりこそこそこそ追いかけて参りますねi-203

それから、リンク貼って下さってありがとうございます!
わたしも貼らせて頂いてよろしいでしょうか?

またこれから改めて宜しくお願い致しますi-228!
2014.12.18 11:34 | URL | #- [edit]
says...
そうなのですね。庶民の出身とは言え、ラウラはやっぱり貴婦人なんですね。
たしかにマックスが出会ってきた人々とは住んでいる世界が全然違っていて、囲まれた世界で育った純粋培養に近い存在なんですね。マックスの気持ちも分りますが、でも彼の予想の範囲を超えてラウラはもっともっと強い人間なんじゃないかと思うんですが……。
マックスは何を勝手に幕引きをはかってるの?なんて思ってしまいました。
ラウラが可哀想です。
でもそれこそ彼の想像を超えて事態は展開しているようです。
ラウラを花嫁としてグランドロン王の下へやる。このこと事態はサキはなんとなく予想の中にありましたが、まさか奇襲の隠れ蓑として送り込むとは、思ってもみませんでした。
その計画が分ってみると、確かにザッカのこれまでの行動の真意が分ってきます。
ラウラばかりではなくアニーまで巻き込む壮大な陰謀、しかも国民の窮状を存分に見せつけておいて、それを人質に取る。なんとまぁ冷徹な計略でしょう。いかにもザッカ、そういう印象です。
最初からラウラが逃げない事を織り込んでいますもの。
国を思ってのことなんでしょうが酷い奴です。
約束だって「救い出す努力」ですからね。努力はしましたが……って、なんとでも言えますし。夕さんの頭の中にはこんなに酷い計画が蠢いていたんだ。
ラウラとアニーを待ち受けるたくさんの危機を案じてしまいますが、何か面白いことが起こりそうな期待もあります。
グランドロン王、彼はちょっと好きなキャラですし。どう動くのかも気になります。賢い男だと思うんですよね。
そしてマックスはおとなしくヴォワーズへ向かうのでしょうか?
高校生の夕さんの作られた展開を現在の夕さんがどのように料理されるのか想像しながら次回を待ちます。
想像はほとんど外れるのですけれど、それがまた面白いです。
2014.12.18 15:02 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

えへへ。
だてに《氷の宰相》なんて称号はいただきません(笑)
改革の邪魔になっていた平凡な前宰相は不審な死に方をしているし、その後、その愛人はさっさと追われているし、この人、あまり「人間的」ではないかと。でも、あまり自分の保身はしないタイプ。諸刃の剣の片方は自分に向いています。

全然すごくないですよ。当時の設定だと、ツッコミどころが満載過ぎて、そのままでは使えませんでした。
今回リライトするにあたって、いろいろと穴を埋めたのです。

高校生の時には、ザッカとアニーはいなかったのです。
その分、王様がお姫様とどっこいどっこいでした。
ラウラが「やってられないよ」とあっさり逃げだせなくするために、話を練り直した時に、この二人を新たに付け加えたのです。

マックス、この人は今のところ蚊帳の外です。
次の行き先に行く準備で、旅の支度に忙しかったりして、お城から帰ってからず〜っと外出中。
来週は、この晩のお話です。

コメントありがとうございました。
2014.12.18 20:09 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おかえりなさい〜!

そうでしたね。
あの後、何度も放置したり、「ダメだこりゃ」を繰り返してようやく連載にこぎ着けたのが今年なのですよ。

あの後、YUKAさんのところの四人組をお借りしたコラボも完結したり、その他にいくつか長編が完結したり、いろいろと新作も生まれてきています。また、canariaさんとお互いの自作キャラについて語り合ったりできたらこんなに嬉しい事はないです!


リンク、もちろん嬉しいです。というか、ブロともの申請基準を変えていらっしゃるかもしれないので、こちらからは控えていますが、もしよかったら申請してくださいね。相変わらず、コメントが即表示されるぐらいしか特典ないんですけれど……。

また仲良くしていただけると嬉しいです。近いうちに、あの続きの部分を読ませていただく手だてについて、本サイトの方を熟読に参りますね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2014.12.18 20:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あ、日本は寒くて大変そうです。
反対に、こちらは暖かすぎて、この時期に雨が降っていますよ。

そうなんです。
ラウラは、子供のときは庶民の中にいたんですが、侯爵に引き取られてからはずっとお貴族さまライフの中で育ったんです。腐っても「侯爵令嬢」扱いだったのです。あ、姫は別ですけれど。

そういえば、引き取られてからは、飢えた事もないんですよね。まあ、でも、サキさんがおっしゃる通り鞭で叩かれることに較べれば、多少の事は何ともないはずなんですけれど。

マックスはこれからも自由な旅ライフを楽しむつもりなんですよ。そうは問屋が……(以下自粛)

そう、ザッカはラウラの性格を上手に利用しています。彼女は刀を首に当てられて「やれ」と言われてもやりませんが、「かわいそうな人びとのため」とか「アニーがどうなってもいいのか」と言われると嫌と言えないんですね。

「救い出す努力」はええと、まあ、日本の政治家の「善処します」みたいな感じでしょうか(笑)

「平民だって人間なのに」みたいな発想はなかった時代です。基本的人権なんてありませんし、「○○のため」(神のため、教会のため、国のため、君主のため etc)に、まともな裁判もなければ、正義もへったくれもなく弱い人間は使われまくっていた時代。こういう無茶があるからこそ、かなりやる氣のない無責任主人公が、ようやく重い腰を上げる舞台も設定できるというわけです。

実は、結末自体は「なんだよ、その肩すかしは」みたいなあっさりしたものになりますが、それまでキャラたちの苦悩ぶりをお楽しみいただければと思います。レオポルド、チャプター3は出ずっぱりですので、お楽しみに。

コメントありがとうございました。
2014.12.18 21:32 | URL | #9yMhI49k [edit]

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