Edit comment Name Title E-mail Website こんばんは。 意外にこの話を読んでくださっている方、多くて驚いています。 本当は、この話は「女優の登場」だけで終わらせるつもりだったんですけれど、それだけだといつまで経っても本題に入れないのでどんどん進めてしまいました。 今時だったら、いくら仕事が忙しいからといっても、子供を使用人任せにしてどっかに行っちゃう父親はどうよと思いますけれど、当時の金持ちはわりとこんな感じだったようです。一方、貧しい方はもちろん親と子供はもっと密接でしたよね。 リゼロッテは、子供の頃からこういう環境で育ったので、もう一つ言えば、たぶんお父さんもこういう環境で育ったので、これがおかしいと言うような感覚があまりないのですよね。今では「心理学的には」とか「スキンシップとは」とかいろいろな考え方が定着していますが、当時は「こういうもの」だったのかと。 で、田舎のカンポ・ルドゥンツ村では、みんながリゼロッテのことを知っていて、学校に通うようになったらさらに構ってくるようになります。私自身も現代ではあっても、東京ではあり得ないような村社会の人間関係に驚きましたから、この時代はもっとだったろうなと。 で、ジオンたちはもちろん、ハンス=ユルクねいろいろと助けてくれる予定です。 この人はアナリースの甥で村の子供たちのリーダーですから、彼女に頼まれてリゼロッテの面倒を見ることもあるのですよ。 ドイツのテレビ放送は1935年が初めてですからまだ始まっていません。そもそもまだラジオ放送が始まっていませんからね。 というわけで、いくら綺麗な人がそこにいても、スイス人にとっては「あんた誰?」なわけです。 今で言うパパラッチなんて存在もまだいませんしね。 お母さんがアメリカ人と駆け落ちしちゃったのも、飛行機ではなくて船ですし。ま、その辺の細かいことはどうでもいいんですけれど。 そんなこんなで、「森の詩 Cantum Silvae」ほどではないものの、時代考証に時間がかかるので亀更新になりますが、また読んでいただけると嬉しいです。 コメントありがとうございました。 Password 管理者にだけ表示を許可する