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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012

Tag: エイプリルフール - 新しい順に表示されます。


Posted by 八少女 夕

まるで夏のよう

これは2019年のエイプリルフール記事です。

夏の湖

つい一週間ほど前には雪が降っていたというのに、突然暖かくなってここ数日はまるで真夏のようです。

真夏のようといっても日本のように入道雲や、蚊や、熱帯夜などはなくて、ひたすら爽やかなのです。

35℃くらいあるのでは。この数字は例年だと七月の夏休みくらいでしょうか。

夏の花壇

というわけで、本来なら七月から八月に咲く花がこんな風に満開になっています。これも氣候変動の一環なのかなあ。

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そんなわけはありませんよ。まだまだ寒いんです。朝は五℃で日中は20℃くらいかな。でも、こんな常夏も悪くないかなーって。
本日はエイプリルフールだし。

あ、でも、昨日から本当に「サマータイム(時間を1時間ずらす夏時間)」は実施されていますけれど。
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Tag : エイプリルフール

Posted by 八少女 夕

【小説】Once Upon a Time ...

この作品は2018年のエイプリルフール企画です。念のため。

今日の小説は、西部劇ものです。先日テレビで「ウェスタン(原題:C'era una volta il West、英題:Once Upon a Time in the West)」を観まして、ちょっとああいうのを書いてみたいなあと思ってしまったわけです。といっても、知識が足りないので、それっぽく、短めに……。



Once Upon a Time ...

 乾ききった風が、赤茶けた粉塵を撒き散らしながら通っていった。回転草タンブルウィードが虚しく転がっていく。見渡す限りの荒野を、一頭の馬がけだるい足取りで進んできた。

 風は、いっそう無情に吹く。馬上の男は口許に咥えている小枝をぷっと吹き出した。それは土埃や他の小枝とともに、カラカラと音を立てて荒野へと消えて行った。

ウェスタン

 灼熱の日差しがようやく遮られた。ぽつんと立つ酒場だ。あるいはここなら……。男は、カウボーイハットの下から、そのハシバミ色の瞳を見せて看板を見上げた。そっと腰の辺りに手を伸ばす。彼の愛用のガンは、きちんとホルダーに収まっていて、早撃ちの瞬間を待っているようだった。

 外からでも中の騒がしさを聴き取ることができた。この辺りでは唯一の酒場だ。この様子では、荒くれ者も多いだろう。

酒場

「悪いが、少し待っていてくれ」
彼は愛馬に低い声で話しかけると、柵に繋いだ。そしてスイング・ドアを押して、暗い店内に入って行った。

 客たちの注目が一度に彼に集まった。よそ者を歓迎するつもりはないらしい。古い木の床はミシッと不必要に大きい音を立てた。男たちはざわつく。

 彼は、まっすぐにバーへと進んだ。小柄で険しい目つきの店主がじっと彼を見つめる。バーに立っているがたいの大きい男の前にグラスを置くと、ジロリと彼を眺めた。
「注文はなんだ」

酒場の男

 彼は臆せずにしっかりと店主を見つめて言った。
「ミルクをもらおうか」

 店内が騒ついた。
「聞いたか」
「なんて注文だ」

 隣に立っていた男が、あからさまに振り向く。男は、これからいつもの侮蔑が始まるのかと身構えて男を睨み返した。

酒場

「あんた、よそ者だな」
「そうだが。それが何か」

「この店ではそんな注文はご法度だ」

 彼はムッとした。
「ノンアルコールを飲んで何が悪い」

「そうじゃねえよ」
荒くれ者たちが近寄ってきた。酒場に緊張が走る。

「ちゃんと種類とフレーバーを言わないとさ」
「そうそう。ミルクだけじゃ、どの家畜の乳かわかんないでしょ」

「え?」
男は隣の男の手許にあるグラスに初めて眼を向けた。

「これは、北海道の三歳の雌から絞ったジャージー牛乳に、とよのか苺を混ぜたイチゴミルク」
「しぼりたてのヤギの乳のストレートも、けっこういけるよ」
「おやっさんも忙しいんだから、ちゃんと事前リサーチして、注文方法を覚えてくれないとさ」

 店の奥から、次々と新しい注文が聞こえた。
「おやっさん。『白雪姫と七人の小人のときめきハンバーグセット』をひとつ!」
「俺は『やさしい人魚姫に捧げるエビドリア』!」

 なんだよ、この奇妙な店は! 男は、後ずさりをしてスイング・ドアから転がり出ると、愛馬に跨って這々の体で逃げ出して行った。

「あれ、なんで行っちゃったんだろう。こんなに感じのいい店って、滅多にないのに。よそ者って店の選り好みがうるさすぎるよね」
「ま、いいじゃん。この先80マイルくらい行けば、しょっちゅう喧嘩している、荒れた酒場にたどり着くだろうし」

 立派な体格をした荒くれ者のような街の男たちは、おやっさんの作るファンシーな食事とこの辺りの酒場ではなかなか味わえない特製ドリンクを楽しみつつ、仲良く午後を過ごした。


(初出:2018年4月 書き下ろし)

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というわけで、今年のエイプリルフール用の掌編小説でした。毎年のことで、もうだまされる人もいないと思うので、だまそうというつもりも全くなく……。単純に、西部劇のお約束『ミルクをもらおうか』『ミルクだと、笑わせんじゃねぇ』で遊んでみたかったんです。
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Posted by 八少女 夕

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この記事は、2017年のエイプリルフール記事です。

なんだか広告が出てしまっているようなので、広告消しのために記事を書こうと思います。

といっても、なかなかネタもなく……。あまり興味がないかもしれませんが、ちょっとした創作秘話でもここに載せておきますね。

その1。「scriviamo!」をやろうと思ったきっかけ。
2013年3月2日にブログの一周年を迎えるにあたって、何かやらなくちゃって思ったんですよね。当時、すでにいくつかリクエストも受けていたことがあって、「リクエストを受けて書くのはなんとかなる」とわかっていたんです。でも、なんだか私だけがいっぱい書いても、みなさんはあまり興味ないんじゃないかなって思ったんです。あの当時から交流しているブログのお友だちはご自分で創作する方がほとんどでしたし、そういう方は読むだけじゃなくて参加型の方が面白がるんじゃないかなと。

で、こわごわ立ち上げたんです。どなたも参加してくださらなかったら、それはそれでショックだったろうし、反対に対処できないほど多かったらきっと匙を投げてしまっただろうし、最初の年は本当に「賭け」でしたね。

幸い、1年目に17人の方に参加していただいて、それをやり遂げることが出来たので自信がつきました。というわけで、毎年やることになったんですけれど。毎年、皆さんがパワーアップしていらっしゃる(笑)もう、最初から張り合うのは無理だからやめようとは思っているんですが、そのみなさんのパワーに飲み込まれるみたいにして、私自身の作品も、おそらく一人で書いているよりはいいものになっているように思います。

といっても、普段の作品が上手になるわけでもないんですけれどね。

その2。キャラはいつ生まれるか。
キャラクターは、基本的に勝手に生まれます。「こういう話が書きたい」「主人公を設定しなくちゃ」という形で組立てたことは……おそらくないかも。「リゼロッテと村の四季」は少しだけそう言うところはありますが、それ以外の作品は、勝手に話が出来てしまってから、あとから「あ~、文章にするか」という形で書き留めるのですね。

よくあるパターンが、旅行中に何かを見ていて、そこから勝手に妄想が動き出すパターン。最初のものはとても断片的なんですけれど、だんだん本人も信じられないような物語になってしまうことがあります。「黄金の枷」シリーズなどはそのパターンですね。最初は「Infante 323 黄金の枷」のラストシーンがぼんやりと浮かんだだけだったのですが、氣がついたら読者の方々がついていけないようなとんでもない世界観が出来ていました。

その3。BGMはいつ用意するか。
これは、なんか「痛たたた」という話ですけれど。ご存知の方も多いかもしれませんが、私は長編作品を書くとたいていその作品に合わせた音楽をプレイリストにして、通勤中などに聴きまくり創作モードにするんですね。だから、音楽がインスピレーションの元になって生まれたエピソードなどもあります。

作品中に「何でここの描写、こんなに力入れて書いてんの? 大した展開でもないのに」というようなときは、かなりの確率で音楽に合わせて脳内で展開してしまったシーンをひたり切って書いたところだったりします。

基本的には、構想の段階、つまり大雑把にストーリーが決まって、主要シーンがイメージできたのと同じ頃にプレイリストを作ります。後から曲が増えることもありますけれど。

私はどちらかというとインストルメンタル系の曲をよく聴きます。まあ、数曲は歌詞入りのものもありますが、歌詞があるとストーリーがその言葉に引きずられるので、そうならないような曲を無意識に選ぶことの方が多いみたいです。

と、これだけ書いたら、広告は消えるかな?
なんせ、広告が出ちゃったのって初めてなんですよ。本当に新しい記事を書いたら消えるんでしょうか?

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おわかりでしょうが、これはエイプリルフールのジョークです。
もちろん、この広告はfc2の広告じゃありませんよ。クリックしても占いは始まりません。

広告用のGIFに使わせていただいた「森の詩 Cantum Silvae」シリーズ用キャラクターのイラストの著作権はうたかたまほろさんにあります。無断使用は固くお断りします。
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Posted by 八少女 夕

「大道芸人たち・大江戸隠密捕物帳」の連載がはじまります

これは2016年のエイプリルフール記事です。

「大道芸人たち Artistas callejeros」第二部、いまだに「書く書く詐欺」をつづけていますが、まだしばらくかかりそうなので、代わりに少しふざけた小説を集中連載しようと思います。

名付けて「大道芸人たち・大江戸隠密捕物帳」です。

お読みになった方、覚えていらっしゃるかわかりませんが『半にゃライダー 危機一髪! 「ゲルマニクスの黄金」を追え』というふざけた掌編を書いたことがあります。ブログのお友だち大海彩洋さんのところで始まった子供人氣番組「半にゃライダー」の続編をスイス舞台にというリクエストで書き出したのですが、Artistas callejerosのメンバーが隠密同心に扮して暴走してしまった、アレです。

で、暴走ついでに、この番組が8回シリーズで放映されたら、というシチュエーションでそれぞれ掌編小説にしてみようかな~と。篠笛のお蝶のお色氣シーン、正装して横に並んで歩く「隠密同心 心得の条」シーン、「であえ~であえ~」の殺陣シーンもちろん毎回あります。

三味線屋のヤス、篠笛のお蝶、手妻師 麗音、そして異人役者稲架村はざむら 貴輝は、隠密同心として美味しい酒とツマミのあるところをめざす。江戸の平和を守るため四人は今日も悪に立ち向かう!

 ってことで。

ちなみに第一回の一部を抜粋してみますと、こんな感じです。

「おや、これはこれは、異人役者えっしぇんどるふ君じゃないか。なぜここに」
「それはこちらの台詞だ。貴殿こそ何ゆえこのような場所で酔いつぶれているのだ」

 本来ならば、役者風情が帯刀を許された旗本の子息にこのように馴れ馴れしい口をいけば切り捨てられても文句は言えないのだが、この結城拓人、以前の捕り物で実は隠密同心である稲架村はざむらに命を救われており、彼が帯刀を許されていることを知っていたので、この件については何も口にしなかった。そもそも稲架村はざむらは、異人ゆえに大和言葉を使えるだけでもマシな方で、尊敬語と謙譲語の使い分けもままならぬのだった。

「これが酔わずにいられるか。高橋屋のお瑠水ちゃんが、今夜祝言をあげると言うんだ。これで僕の青春も終わりだ。おい、親爺、酒だ、もっと酒を持ってこい!」
「もうよせ。どうせ貴殿は明日にはまた別のおなごに言い寄るのであろう。どうせ一度限りの娘子なのだから……」
「お瑠水ちゃんは違うんだ……。僕がはじめて好きになった……」
「結城殿。どうであれ、貴殿が町娘と祝言をあげられるわけはないであろう。その醜態を晒すのをやめぬと、真耶様に申し上げるぞ」
「そっ、それだけはやめてくれ」



というわけで、この続きは、本編でお楽しみください。

せっかくですので、タイトルとゲストだけここで公開しておきますね。(ゲストキャラの敬称を略させていただいています)

第一回 「消えた琴の謎 かどわかされた真耶姫を救え」
ゲスト 結城拓人&園城真耶

第二回 「聖なる夜の物語 月夜に蠢くトカゲたち」
ゲスト canariaさん家のセイレン&ケイ

第三回 「その花の、風に散らぬ間に 華道名家のお家騒動」
ゲスト TOM-Fさん家の彩花里

第四回 「夢よ叶え、歌声よ空へ 友の死を乗り越えた歌人」
ゲスト けいさん家の祥吾

第五回 「疾風のごとく 紅き馬と駆ける姫君」
ゲスト 山西左紀さん家のコトリ

第六回 「秘めた恋 かわら版屋の女と美しき絵師」
ゲスト limeさん家の長谷川女史とリク

第七回 「そば粉があれば麺を打つ 美人三姉妹の謎」
ゲスト ダメ子さん家のダメ三姉妹

第八回 「名探偵登場 からくり人形に秘めた願い」
ゲスト ウゾさん家の探偵もどきの面々

これらの話のところどころに大海彩洋さん家から猫のマコトが登場する予定です。また、視聴率(読者ウケ)によっては放映(連載)が延長される可能性もあります。

どうぞご期待ください。

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さすがに今年は、最初からわかっていらっしゃったと思いますが。もちろんこんな失礼千万な小説は始まりません。

今日は、四月一日。エイプリル・フールです。
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Posted by 八少女 夕

【小説】ピアチェンツァ、呪縛の古城

この作品は2015年のエイプリルフール企画です。念のため。

今日の作品は、ほんのちょっとホラー・テイストです。イタリアの古城で起こった幽霊による神隠し。悲鳴を残していなくなった恋人のために奮闘する青年のお話。


ピアチェンツァ、呪縛の古城

 どうしてこんなことになったのだろう。イェルク・ヨナタン・ミュラーは、青ざめて古城の暗い廊下を歩んでいた。

 彼は、休日を利用して、恋人であるステラと一緒に、このピアチェンツァに日帰り旅行に来ていた。その坂を登ったところに、できたての野菜と美味しい豚肉料理を出してくれるアグリトゥーリズモの田舎風レストランがあるはずだった。ステラに地図を読ませたのが間違いだった。「私だって地図ぐらい読めるわ」彼女の言葉を信じてしまった彼の失態でもあった。女に地図が読めるはずがないのに。

 坂を登りきった所にあったのは農家ではなくて古城だった。それもレストランなどが併設されているようではなく、明らかにプライヴェートの。すぐに来た道を戻ろうとするヨナタンに、ステラは言った。

「でも、この裏に農家があるかも」
彼女が勝手にそちらに行ってしまったので、彼はあわてて後を追った。そして、空模様が急におかしくなっていることを知った。まさかこんな時期に雷雨が来るのか? 雨宿りをしなくてはならない、だがその前にステラを止めないと、角を曲がろうとした時に、ステラの悲鳴が聞こえた。

「ステラ! 何があったんだ」
慌てて後を追ったが、角を曲がった途端に、彼は意識を失った。氣づいた時には、冷たい石畳の敷き詰められた暗い廊下に横たわっていた。

「目が覚めたか」
女の声がしたので振り向いたが誰もいなかった。
「誰だ。どこにいる」
「ここだ。だがお前には見えまい。ふふふ。さあ、立ってこちらに来るのだ。声のする方に……」

「だが……彼女は無事なのか?」
ヨナタンは、焦りを隠さずに問いかけた。女の声はカラカラと笑った。
「お前が言う事をきかなければ、無事では済まない。いいか、お前に選択権はない。ここでは、人間ごときの能力など何の役にも立たないからだ」
姿の見えない女の声は薄氣味悪く虚空に響いた。

 石の床は彼の足元で冷たい音を立てた。廊下の両側に立っている中世の甲冑が揺れてカチャカチャと鳴った。金属音が鋭く彼の耳を貫いた。脇に冷たい汗が流れる。ここから逃れる術は何もないのだろうか……。

 やがて、彼は大きな木のドアの前に立たされた。
「さあ、ここに入るんだ」
おどろおどろしい声に促されて、怖々と彼がそのドアを開けると、何故か全く似つかわしくない音楽が大音響で流れていた。

――これは……ビヨンセじゃないかな?

 そして目に飛び込んできた光景はもっと奇妙だった。たくさんの男たちがいた。全部で20人くらいだろうか。男だけだったが、どういうわけか全員ハイヒールを履いて踊っていた。

「は~い、マウリッツィオ。新しいバックダンサー連れてきたわよ」
ふと横を見ると、さっきの声の主が、天使みたいな羽根をつけた少女の姿になって顕現していた。

limeさんの「羽根のある君と」
このイラストの著作権はlimeさんにあります。使用に関してはlimさんの許可を取ってください。

「おお、ご苦労。次の迷子が来たら、またここに連れてきてくれ、アロイージア」
一番前で踊っていた黒髪に青い瞳をした男が頷いた。後ろで踊っていた男たちも騒いだ。
「よろしく! 新しいお仲間さん!」

「お前らは黙って練習しろ。おい、そこの新入り。さっさとそこにあるハイヒールに履き替えて、一番後ろに並べ! そこの筋肉男! 振り付けを教えてやれ」
マウリッツィオは、厳しい顔で命じた。

「あ、あの……、これはいったい……」
ヨナタンが体格のいい男に近づいて声を顰めた。

「よろしく。俺の名前は、マイケル・ハースト。アメリカ人だ。それから、そこにいる三人は大道芸人だそうだ。金髪のドイツ人がヴィル、茶髪のフランス人はレネ、それからそこの日本人は稔というらしい。ああ、それからもう一人日本人がいたな。たしかヤキダマとかいう。それにそこのモロッコから来たヤツはムスタファ。あとは、俺もまだ名前を知らないんだ。ところで、あんたは?」
「ヨナタンです。ドイツ人ですが、イタリアに住んでいます」

「そうか、ヨナタン。ご苦労だが、あんたがここに来たからには俺たちと一緒に踊ってもらわなくちゃいけない。俺たちの連れの女たちは全員人質になっている。そしてあのマウリッツィオとさっきの羽の生えた幽霊が満足する踊りを習得するまで解放してもらえないんだ。この曲は知っているだろう?」

「はあ。たしかビヨンセの……」
「そう『Crazy In Love』だ。そんで、あいつはヤニス・マーシャルみたいにカッコ良く踊りたいんだってさ。で、俺たちがバックダンサー。人質を無事に返してもらいたかったら、とにかくこの振り付けを憶えんだな」
「……はあ」

 ヨナタンは、生まれて初めてハイヒールを履き、とにかく振り付けを憶えた。といってもうまく踊れるはずなどなく、マウリッツィオに罵倒されつつ必死でレッスンを繰り返した。

 前の列で踊っている三人の大道芸人たちは、バックダンサーにされてからかなり長い時間が経っているらしく、振り付けはばっちり、おしゃべりをする余裕もあるらしかった。

「ヤス、その日本の盆踊りみたいな動きは何とかならないのか」
「お前こそこんなシュールなダンスを無表情で完璧に踊るのはやめろよ」
「テデスコ、少し手加減してくださいよ。あまりうまく踊るとマウリッツィオを食っちゃって、睨まれますよ」
「ふん。どうやったらヤスみたいに下手に踊れるのかわからん」
「くそっ! 憶えていろ!」

 ヨナタンは、周りを見回した。ヤキダマと紹介された男は日本人らしく黙々と練習していた。よほど人質となった女性が心配らしい。僕もちゃんと踊らないと。ステラはどんな辛い目に遭っているんだろう。

 その一方で、彼は視界の端に、三頭の仔パンダが楽しそうに踊っているのもとらえていた。真面目に心配するようなシチュエーションには思えないが、ここはいったいどうなっているんだろう。

* * *


「もう少し、コーヒーはどう?」
にこやかに奨められて、ステラは戸惑いながらコーヒーカップを差し出した。

「あの、こんなことをしている間に、ヨナタンは……」
そう言うと目の前の蝶子と名乗った日本人女性が笑って否定した。
「大丈夫よ。エンターテーメントの練習をしているんですって。私たちはこうやってお茶会をして待っているだけ。ほら、レアチーズケーキもあるわよ」

 ステラは周りを見回した。17、8人の女性と、明らかにパンダに見えるのに服を着ている二人が大きな舞台のある大広間に用意されたデザートビュッフェでにこやかに談笑していた。国籍も、年齢もバラバラだが、誰もがかなりリラックスしていた。

 時おり、彼女たちをこの広間に連れてきた羽根のある幽霊がやってきては、報告をしてからいなくなった。
「まだ踊れないヤツがいて、もうちょっとかかるかも。あ、パンナ・コッタも用意したから。ワインの方がいい人がいたら言ってね」

 ステラは、隣の席に座っているコトリと名乗った日本人に話しかけた。
「あなたもレストランを探していて迷いこんだの?」
「いいえ。新婚旅行中で古城ホテルに泊るはずだったんですけれど、そのホテルからいつの間にか転送されてしまって」
「え。そうなの?」
「バイクはあっちのホテルにあるはずだし、この催し物が終わったら、どうやって帰っていいのか」

 向かいの席に座っていたミシェルと名乗ったフランス人の女性がコーヒーを飲みながら言った。
「私たちなんか、元の世界に連れを一人追いてきちゃったみたいなの。早く帰って世話をしてあげないといけない人なんだけれど、それを言ったらあの幽霊は、時間が止まっているし、満足のいくエンターテーメントになったら、元の世界にはちゃんと送り返すから大丈夫だって。ま、心配しても何もできないし、こんなにゆっくりできることって久しぶりだから、楽しんじゃおうかなって」

 そうか。じゃあ、私もヨナタンが戻ってくるまで、パンナ・コッタでも食べようかな。

 ステラが、パンナ・コッタと、レアチーズケーキと、ベイクド・チーズケーキと、サバイオーネと、レモンケーキと、マチェドニアと、ティラミスと、それからマーマレード・サンドイッチを食べ終えた頃、舞台に灯りがついて、音楽が流れた。ビヨンセの『Crazy In Love』だ。

 奥の大階段から、一番前に艶のある黒革の衣装に、黒いハイヒールを履いたマウリッツィオが降りてきて、後ろに二十人のバックダンサーが続く。うまい男と下手くそな男と色々いるが、それぞれが懸命に踊っている。

 ヨナタンが、ハイヒールで踊っている……。ステラは、カルチャーショックで固まった。隣を見るとコトリも硬直していた。けれど、ミシェルと蝶子、それにガタイのいい男を応援しているアレクサンドラという女は、大笑いしながらも拍手をして騒いでいた。

 稔は予想通りヘタクソだった。だが、ふっきれて笑いを取る方に走っていたので、見ていて辛くはない。レネは意外と踊りが上手い。リズムのとり方が上手な上、リラックスしている。ヴィルはプロ並に上手いのはいいのだが、いつもの無表情のままなのでかえって怖い。

 一生懸命が服を着ているような踊り方をしているのは、ヤキダマだ。振り付けを間違えないように集中しているので、新婚旅行中にハイヒールを履いて踊らされている理不尽について思いやってあげられるのは、新妻のコトリ一人だった。

 そのヤキダマの一生懸命さと比較して、ヨナタンの方は「なぜこんなことをしているんだろう」という疑問が表情と踊りの両方に表れていた。もっとも普段から舞台で音楽に合わせて演技するサーカスの道化師なので、踊り方はさほど下手ではない。

 そして、褐色のモロッコ人ムスタファはさすがに身体能力が抜群で、踊りが様になっている。負けてなるものかと、横でノリノリで踊るのは、「ブロンクスの類人猿」とアレクサンドラに呼ばれているマイケル。二人で、アドリブを混ぜながら仲良く踊っている。「楽しんだもの勝ち」のいい実例だ。
 
 そして、望み通りのバックダンサーを従えて得意顔のマウリッツィオは、羽根の生えた幽霊アロイージアの用意したスポットライトの光を浴びて汗を飛び散らせ回転している。

「キャー! セクシーねぇ」
「おお、こんなに上手く踊れるとは!」
女たちは拍手喝采だ。その周りを、ポルターガイストで、カップや皿が広間を飛び回っている。

 間奏曲になると、三頭の仔パンダが前面に出てきて、キュートなダンスを披露する。あまりの可愛さに、女たちは悶死寸前だ。

 それから再び全員で激しく踊り、熱氣の中で最後のポーズが決まった。やんやの拍手喝采がなされた。スタンディグ・オベーションにマウリッツィオは大満足だった。

 バックダンサーにされた男たちは、女たちが菓子とコーヒーとワインでもてなされているのを見て、文句たらたら、さらに男なのに仔パンダが踊るのと引き換えにこちらで待っていられた父親パンダへのひいきに文句を言うものも出てきたが、今からお茶会に加わっていいとのマウリッツィオの宣言を聞くと、大喜びで舞台から降りてきて、それぞれの連れの女性の所へと走った。

「お疲れさま。ヨナタン。意外だったけれど、かっこよかったよ」
ステラが言うと、ヨナタンは照れたように笑って「ありがとう」と言った。

 女たちにそれぞれ上手に労われて、さらに空腹が癒されると、男たちの機嫌も治ってきた。
「お腹もいっぱいになったことだし、いい加減この衣装とハイヒールは返したいよな」
稔が言うとレネも頷いた。
「僕の服、どこに言っちゃったんだろう」

「俺の服のポケットには、手榴弾が入っているんだ。扱いには氣をつけてくれよ」
マイケルは物騒な文句を言う。

「そんなに、着替えたいか」
その声に見上げると、マウリッツィオ・ビアンコが不敵な笑みを漏らして立っていた。

「まさか、このまま解放してくれないとか?」
ヴィルが眉をひそめた。

 ビアンコは高笑いした。恐ろしいラップ音とともに、バックダンサーたちは、黒いシャツに白いスーツというお揃いの服装に早変わりしていた。

「もちろん、このまま返すわけはないだろう。次は『サタデー・ナイト・フィーバー』だ。さっ、男ども、さっさと練習室に戻るんだよ!」

 マウリッツィオ・ビアンコに命じられて、男性陣は猛烈なブーイングで抗議したが、ポルターガイストで何でも起こる古城で彼らにできる抵抗はほとんどなかった。

 彼らが練習室に姿を消すのを見守った後、女性陣とパンダの夫婦は顔を見合わせると、再びコーヒーポットから熱々のコーヒーをお互いのカップに注ぎ、新しく積まれたお菓子に手を伸ばして和やかに談笑を始めた。

 幸せな北イタリアの春の午後は、のんびりと過ぎていった。

(初出:2015年4月 書き下ろし)

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え~、今年もやってきました、恒例のエイプリルフール企画。さすがに今年騙された方はいらっしゃらないかと思いますが(笑)

ハイヒールを履いてビヨンセを踊るヤニス・マーシャルというのはこの人です。

YANIS MARSHALL CHOREOGRAPHY. MUSIC BY BEYONCE. FEAT ARNAUD & MEHDI. STUDIO68 LONDON #BGT REHEARSAL

で、これがご本家。

Beyoncé - Crazy In Love (Live)

さて、演技したチームですが……
今年、強制友情出演してくださったのは

山西 左紀さん「254」からコトリとヤキダマ
ユズキさん「ALCHERA-片翼の召喚士-」からハギ副将軍とそのご家族(パンダ一家)
大海彩洋さん「明日に架ける橋」からムスタファとミシェル
そして、limeさんイラストの二人


大事なキャラを無断でお借りいたしました! お詫びとともに、心から御礼申し上げます。エイプリルフールなので、怒らないでくださいね。

このブログからの出演者は

ヨナタン&ステラ from 「夜のサーカス
蝶子&稔&レネ&ヴィル from「大道芸人たち Artistas callejeros」
マイケル&アレクサンドラ from 「ヴァルキュリアの恋人たち」「ヨコハマの奇妙な午後」
マウリッツィオ&アロイージア from 「ピアチェンツァ、古城の幽霊」


で、お送りしました。
関連記事 (Category: 小説・ピアチェンツァ、古城の幽霊)
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Category : 小説・ピアチェンツァ、古城の幽霊
Tag : 小説 読み切り小説 コラボ 地名系お題 エイプリルフール

Posted by 八少女 夕

【小説】暗闇の決断

本日発表するのは私にはちょっと珍しい魔法もの(?)でしょうか。慣れないものを書いているのでちょっと不安ですが、感じが出ていると嬉しいなと思います。


暗闇の決断

 その部屋には窓がなかった。幾重にも垂れ込めた暗い臙脂の天鵞絨カーテンが、外界のわずかな光をも遮断していた。四人はそれぞれが真剣な面持ちで目の前の分厚い革表紙の書物を繰っていた。羊皮紙のように思われる古いマーブルがかった紙の上には整然と古き時代の筆記体が浮かびあがっていた。

 テーブルの上には、銀の燭台がおかれ、長い白いロウソクがジジジと音を立てて四人を照らし出していた。

「Guiso de trigueros con morcilla, miel, hierbabuena y chipirón de anzuelo…」
四人のうちの一人、巨大な目をぎらつかせたスペイン人が苦しい運命に立ち向かっているにもかかわらず穏やかに口を開いた。四人は一瞬瞳を見合わせたが、やがて誰からともなく静かに首を振り失望が暗い部屋に広がった。スペイン人は思い詰めた様子で言った。
「君はこの状況を打破することができるのか」

 黒いマントを着た男がそれに答えて厳かに口を開いた。いにしえの古き呪文を唱える、あのゆっくりとしたリズムで。
「Esparguete bolonhesa com queijo e pão de alho…」

「やめておけ。そんなことをすると、お嬢ちゃんのピラピラしたお衣装が紅く染まるぜ」
正面に座っていたくるんとした髭の男が言った。それは奇妙なイタリア人で、赤と青の縦縞のとても目立つ上着を着て、やたらと高いシルクハットに白い手袋を付けていた。

 若い娘が顔を上げた。真珠色に輝く髪をした美しい女だった。年齢に合わない鋭い目つきで円卓を囲む三人の男をじろっと見回した。サファイアのような碧い瞳とルビーのような紅い瞳を同時に持つ印象的なその娘は、四人の中では一番年若かったが、氣魄ある態度では全く引けを取っていなかった。

「まったくファッションショーじゃあるまいし、毎回毎回可愛いお洋服でやってくることだ」
イタリア人は、娘のフリルと襞のたっぷりついたクリーム色のスカートを見やって言った。

「あなたこそ、毎回全く同じ上着で、代りばえのしない事」
ツンと答える娘。ファッションには人一倍氣を遣っている目の大きいスペイン人は、まあまあと言う顔をしてなだめようとしたが、娘とイタリア人の間に流れている不和の空氣を変える事は容易ではなかった。

「あなたのその傲慢な口を血で真っ赤に染めてあげてもいいのよ」
娘が紅い瞳を光らせ、そっと右手を空中に掲げた。
「ま、まさか、ここであの『ローエングリン』の呪法を発動するつもりか……!」
スペイン人が青くなって椅子から立ち上がった。

 イタリア人は鼻で笑った。
「やらせとけよ。どうせあれは『ニーベルングの指輪』がなけりゃ発動できないんだよ」

 娘は冷たく微笑んだ。
「どこからそんなガセネタを仕入れてきたのかしら。指輪なんて必要ないわ。Befehl: Aktivieren psychologisch Vermeidung Barrier. Starten alle Schild-Generatorenlink…」

 黒マントの男が娘の右手をそっと降ろさせた。
「やめておけ」
「あなたも、私にはできないっていうつもり?」

「そうは言っていない。だが、我々に残された時間はわずかだ。争っている場合ではないのだ。そう思わぬか」
黒マントの男は冷静に諭した。三人ははっと我に返った。

「その通りでございます」
声にぎょっとして振り返ると、幾重にも重なったカーテンの陰に一人の男が辛抱強く立っていた。きっちりとしたスーツに身を固め、首に黒い蝶ネクタイをしていた。しかし、その男には大きな瞳が一つしかついていなかった。四人ははっとして身構えた。

「そろそろラストオーダーの時間でございます」

「なんだよっ。またラストオーダーか!」
イタリア人が叫んだ。

「決まらないんですよね。ああ、どうしたらいいんでしょう」
スペイン人もオロオロした。

「何か、我々にふさわしい提案はあるかね」
黒マントの男は一つ目の男に問いかけた。

「そうですね。たとえば本日のメニューなどはいかがでしょうか。ハンバーグ、チキン入りケチャップライス、海老フライ、目玉焼き、スパゲティナポリタン、それにカラフルなゼリーが一皿に乗ったお得なセットです。男性の方は車の形の器、女性の方には花の形をした器で提供させていただいています」

「女だからって、量が少ないんじゃないでしょうね」
娘はきつく問いただした。
「そのような事はございません。量は全く同じでございます」

「うむ。悪くないな。ケチャップライスの上には?」
スペイン人が期待を込めて問うと、一つ目の男は厳かに答えた。
「みなさまのそれぞれのお国の国旗を掲げさせていただいております」

「じゃあそれだ」
縞の上着のイタリア人はパタンと革表紙のメニューを閉じてウェイターに渡した。他の三人もそれに続いた。一つ目の男は深々とお辞儀をすると、静かに個室を後にすると、騒がしい食堂ホールを抜けて四カ国語で記載されたメニューを棚に放り込むとキッチンに向かって叫んだ。

「お子様ランチを四人前! いつもの四カ国の旗を用意するように!」

 それから小さくつぶやいた。
「まったく、毎日毎日、同じものしか頼まないんだから、メニューを検討なんかしなきゃいいのに」

(初出:2014年4月 書き下ろし)

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上の作品は、去年味をしめたエイプリルフール企画でございます。はい、魔法ものではなくて、ただのレストランでのオーダーのお話でした。

まずお詫びを!
三名のブログのお友達のところの人氣キャラに無断で演技をさせてしまいました。はじめに許可を取ろうかと思ったのですが、そうすると三名様にネタがバレてしまうので……。ごめんなさい、ごめんなさい。

配役は以下の通りです

黒マントの男
ウゾさんの「ワタリガラスの男シリーズ」よりワタリガラスの男さま(強制友情出演)

真珠色の髪とオッドアイを持つ娘
TOM-Fさんの「フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス」よりエミリーさま(強制友情出演)

一つ目のウェイター
栗栖紗那さんの「まおー」よりユーニスさま(強制友情出演)

目の大きなスペイン人
大道芸人たち Artistas callejeros」よりカルロス

縞の上着のイタリア人
夜のサーカス」より団長ロマーノ



横文字の解説です。
「Guiso de trigueros con morcilla, miel, hierbabuena y chipirón de anzuelo…」はスペイン語で「ソーセージ、蜂蜜、ミント、アンズエロ風イカの入ったアスパラのシチュー」という何がなんだかわからない料理で、他の三人に即座に却下された模様です。
「Esparguete bolonhesa com queijo e pão de alho…」はポルトガル語で、「スパゲッティミートソースのチーズとガーリックブレッド添え」無難な提案でしたが、団長ロマーノの指摘通り、トマトソースがつくとエミリーちゃんの綺麗なドレスが汚れちゃいますからね。
「Befehl: Aktivieren psychologisch Vermeidung Barrier. Starten alle Schild-Generatorenlink」はTOM-Fさんの小説に実際に出てくる呪文(?)の一つです。

エイプリルフール企画、けっこう楽しくてクセになります。来年は何にしようかな。
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Posted by 八少女 夕

新連載のお知らせです。

(4/2 追加:この記事は2013年のエイプリル・フール記事です)

緊告です。「scriviamo!」に関するアンケートで人氣の高かったオリキャラ、クリストフ・ヒルシュベルガー教授と、(タンスの上の)俺様を主人公にした小説を、明日からこのブログで連載することになりました。全部で八回の中編小説となります。

Oresama

【あらすじ】
ブロガーでもある小説家「ヤオトメユウ」の招待によってスイスにやってきた六人のブロともたち。空港にあらわれなかった彼女は行方不明になったことがわかりました。はじめてのスイスで、言葉も話せない六人は右往左往。滞在場所の確保と、ユウの失踪の原因を探るために、彼女の上司であるヒルシュベルガー教授の助けを求めます。彼らを助ける氣があるのか、それともマツザカ・ビーフが食べたいだけなのか、意図のわからぬヒルシュベルガー教授を中心とした七人の動向を、全く役に立たないにもかかわらず上から目線で威張る教授の飼い猫オレサマの語りで綴っていきます。

なお、ブロとも六人のペンネームは、このブログで実際に交流しているブログのお友だち(リンクをしている方です)、六名様のものを使わせていただくことになります。どうぞご了承ください。また、舞台がスイスとイタリアのため、リナ姉ちゃん、チルクス・ノッテの面々、Artistas callejeros、そして東野恒樹も乱入する予定です。

どうぞお楽しみに!

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もちろん、連載ははじまりません。今日は四月一日です。
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