どれを完成させるべき?
で、代わりと言ってはなんですけれど、今日は「coming soon……詐欺」を少し進めてみました。(この記事も少し前にほとんど用意が終わっていたものです)
実はですね。現在、本来ならば完結させるべき「続編あれこれ」、どれも書き終わっていないんですよ。個人的には書き終えてから連載を開始したい性格なんですけれど、今から終わっている関係ない作品でお茶を濁すのもなんなので、この後は、「リゼロッテと村の四季」を一つと、「大道芸人たち Artistas callejeros」の次の章を公開しようかなと思っています。
で、その次に来るのは、ちゃんと完成してからにしたいんですけれど、次の三つの内のどれかにしたいと思っています。
そして、可能ならば、すでに既読の方からご意見を頂戴して、一番要望の多かったのから書こうかなと思っているんですけれど、そういうのはダメでしょうか……。この記事に全くコメがなければ、まあ、自分で決めますけれど。
(動画ですけれど、何度かスタートを押さないと動かないみたいです)
【候補その1】『霧の彼方から』
『ニューヨークの異邦人たち』シリーズですけれど、とどのつまり『郷愁の丘』の続編です。今回の作品でさらっと逃げたところを、掘り下げてあります。R18シーンがあるから逃げたんですけれど、実際に書いてみたら全然たいしたことのないシーンだったので、これなら公開してもいいかなと思っています。今のところ七割くらい書き終わっています。そんなに長くないので。
【候補その2】『Filigrana 金細工の心』
「黄金の枷」シリーズの三作目です。二作目の『Usurpador 簒奪者』がうまくまとまらないために、いつまでも公開できないんですけれど、はっきり言って『Usurpador 簒奪者』はなくても話は通じるので、外伝的に細切れに出して、ちゃんと連載するのは『Filigrana 金細工の心』にしようかと思っているんです。時系列で言うと、『Infante 323 黄金の枷』の直接の続編になります。これも七割くらいかなあ。
【候補その3】『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』
『森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架』の続編です。構想だけは、一番ちゃんと進んでいるのですけれど、やはり執筆に時間がかかるのが、このシリーズ。問題は記述の裏取りです。まあ、架空の国なんだからそこまでこだわらなくてもいいんですけれど。
そして、以前の動画でお知らせしたところは、どう考えても一つのストーリーで入りきらないことがわかったので、『トリネアの真珠』と『柘榴の影(仮題)』に分けて、『トリネアの真珠』だけに集中して完成させる予定です。これはまだ四割行っていないかな。かなり頑張らないと難しいかも。
自分でツッコみますが、「こんな動画作っている暇があったら、書けよ」……ですよね。
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【動画】「郷愁の丘」プロモーション
来年のscriviamo!が終わったあたりから、ぼちぼち発表しようと思っている(もっとも第1回の部分はもう発表済みなんですけれど)のが「郷愁の丘」という作品です。「大道芸人たち」や「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」はどうしたというつっこみは置いておいて(笑)
「郷愁の丘」は、「ファインダーの向こうに」の続編にあたる短編集「ニューユークの異邦人たち」シリーズの番外編としていますが、「ファインダーの向こうに」の直接的な続編ともいえる作品で、舞台はニューヨークではなくてほとんどケニアになります。というわけで、こういう動画になりました。
制作は、いつものようにAppleのiMovieで、使った映像は、動画のラストにも書いてありますが、NHKクリエイティブ・ライブラリーのものです。ここには明記さえすれば自由に使える動画がたくさんあるのです。
いろいろと思わせぶりなことが書いてありますが、まあ、こういう話です。なぜネタバレを氣にしないのかというと、あらすじがネタバレするかどうかはまったく重要ではないから。まあ、私の小説は、みんなそんな感じですが。
そして、この時期にいきなりプロモーションをするのは、そうなんです。水曜日に発表する番外編が、本編を飛び越して思いっきりネタに触れているからなんですね。先に少しでも、こんな話だとお知らせしておこうかなと思いまして。
番外編、そして来年発表の本編、ともにどうぞよろしくお願いします。
参考
![]() | 「ファインダーの向こうに」を読む あらすじと登場人物 |
![]() | 「郷愁の丘」を読む(第1回のみ公開済み) あらすじと登場人物 |
![]() | 「ニューヨークの異邦人たち」 |
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【動画】「大道芸人たち Artistas callejeros」第二部のプロモーション & いただきもの
なぜ全部連載しないのかというと、真ん中がまだ書けていないからです。というわけで書き終わっているチャプター1だけ。
でも、せっかくなので、ここでプロモーションをしようと思い立ち、再び動画を作ってみました。まずはこちらをご覧ください。
この動画を作成するにあたっては、ユズキさんに多大なるご協力をいただきました。既に描いていただいてあるイラストを使わせていただきたいと恐る恐るお願いしたらですね。ご快諾いただけただけでなく、なんと新たに4人分描きおろしてくださったのですよ!
私とこの小説のために貴重な週末をまるまる使って描いてくださったこの4枚、当ブログの新しい宝物になりました。
こちらにご紹介するにあたって、縮小して少しトリミングさせていただきましたが、動画に使いやすいようにと大きいサイズでの透過PNG形式でくださったのです。至れり尽くせりなお心遣い、本当にありがとうございました。
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このイラストの著作権はユズキさんにあります。無断使用は固くお断りします。
そして、森の中の4人のイラストもですね。わざわざこの動画のために塗り直してくださっています。ユズキさん、何から何まで、本当に感謝です!
【大道芸人たちを知らない方のために】
「大道芸人たち Artistas callejeros」は2012年に当ブログで連載していた長編小説です。興味のある方は下のリンクからどうぞ


あらすじと登場人物
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【動画】「Infante 323 黄金の枷」のプロモーション動画です
今回は、先日から止まらない動画遊びの一つです。そう、「Infante 323 黄金の枷」にも作ってしまいました。
動画へのリンク
この作品用には写真素材が1000枚近くあるんですよ。作らなきゃもったいない! そして、先日の動画の時にドサクサでlimeさんに許可をいただきました。去年のscriviamo!で描いていただいたマイアのイラストを使わせていただきました。limeさん、本当にありがとうございました。
使ってある写真は全てポルトやその周辺で撮ったものですが、一応この作品はPの街ということになっていることもあり、わざと全ての写真を加工してあります。アニメっぽく見えたら嬉しいな。
曲は、ギターラ(ポルトガルギター)の世界では神様のような存在であるCarlos Paredesによる「Asas sobre o mundo」です。「世界の上に広がる翼」という意味で、鉄格子の嵌まった窓から空を飛ぶカモメをいつも見ていた23の心情にあわせて選びました。(長さがちょうどよかったという説もあり)なお、この曲の関係で、ドイツでだけはこの動画は再生できないそうです。
さて、みなさんのイメージの中のPの街や「Infante 323 黄金の枷」の世界と較べて少し暗かったのではないかと思います。本編は基本的にマイア視点で、今回使ったキーワードやセリフも全て本文にあるものなのですが、この動画は構成や色調を23の心情にあわせて作ってみたのです。このギャップでお花畑脳のマイアと、もっと沈んだところでグルグルしている23の違いを感じ取っていただけると嬉しいです。
この記事を読んで「Infante 323 黄金の枷」が読みたくなった方は……
![]() | 「Infante 323 黄金の枷」をはじめから読む あらすじと登場人物 |
【次回予告】「Infante 323 黄金の枷」 (22)推定相続人
「ちょっと、氣になるケースがあるので耳に入れておいた方がいいと思って。これだ」
ペドロはアタッシュケースから書類の束を取り出して従兄弟に手渡した。メネゼスは不審な顔で紙の束の上の縁を見た。一枚だけ「レベル3」を意味するオレンジに染まっているが後は全て白かった。ドラガォンの館への報告義務があるのは黄色い縁のレベル2からだ。
「この一枚を除いて全てレベル1の報告だな。これが?」
「すべて一人の娘の報告だが、氣になる点がいくつかあってな」
メネゼスは一番上の書類を見て、名前を確認し、片眉を上げた。マイア・フェレイラ。
《監視人たち》には中枢組織があり、ドラガォンの執事メネゼスもその中心メンバーです。ペドロ・ソアレスが持ってきたのは、マイアの監視記録。《監視人たち》は、いい仕事をしているようです。
来年一月末に発表予定です。お楽しみに!
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【動画】「森の詩 Cantum Silvae」続編のPVです
まずは動画をどうぞ。
この動画に使わせていただいたイラストは、リアルの友人であり、私の作品にたくさんのイラストを描いてくださっている創作の友でもあるうたかたまほろさんが描きおろしてくださいました。そう、この間のロンドンは、彼女に逢いに行ったのです。ロンドンでの一番のお土産が、実はこのイラストでした。まほろさん、本当にありがとうございます!
素晴らしいでしょう? ザッカやマリア=フェリシアまで描いてくださったんですよ。そして、ラウラは結婚後の水色バージョンで描いていただきました。伯爵夫人になって、少し薄幸さが減っています。

このイラストの著作権はうたかたまほろさんにあります。無断転用は固くお断りします。
動画を見ていただくとおわかりかと思いますが、ここにはいないキャラクターをもう一人描いていただいています。このイラストにいるキャラクターは「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」に出てきたおなじみのキャラクターだけですが、実は続編の主要キャラクターとあらすじは彼女に話していて、続編にしか出てこない三名のことも彼女は知っているのです。動画にはそのうちの一人が登場しています。
PVをご覧になると、三人の大体の立ち位置はおわかりかと思います。
さて、PVの最後に「coming soon」とか書いていますが、これはほとんど嘘です。まだ導入部しか書いていません。今、また中世の本を再び読んでいる状態で、書くのは来年以降です。おそらく再来年。「書く書く詐欺」のまま、ブログを去ったら、このままになっちゃうかも。でも、この動画を見て読みたいと思ってくださる方の声が多ければ、予定より早く書いて早めに公表しようかと思っています。
この記事を読んで「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を読みたくなった方へ
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【動画】「ファインダーの向こうに」プロモーション
「自分の作品大好き」は創作者の多くの方が持っている感情でしょうけれど、これが暴走するとこういうことになります。「うわ……痛」と思われること承知で、突き進んでいます。だって、せっかくマルチメディアの使えるインターネットで小説を公開しているんですし、それに、自分で進んでやらないと誰も私の小説のプロモーションなんかしませんよね。(ポピュラーな方の作品は、他の方がたくさんトリビュートしてくださいますけれど)
もともとは、ロンドンに行った時にリアル友である創作者のうたかたまほろさんにいただいた「森の詩 Cantum Silvae」のイラストをどう効果的に使えるかと思っていたのがきっかけです。で、canariaさんや、limeさんのところで作品の動画による紹介を見たら、どうしても作りたくなって。
MacにiMovieというアプリケーションが始めからついてくるんですけれど、これで動画かなり簡単に作れるんですね。で、「森の詩 Cantum Silvae」の続編の動画から作ったんですが、まずはもう連載している「ファインダーの向こうに」の予告動画を公開する事にしました。
読んでくださっている方はおわかりのように、予告もへったくれも、あと三回で連載終了してしまうので、こちらは早く公開しないと意味がありませんよね。当分公開できない(つまり書いていない)「森の詩 Cantum Silvae」続編の予告動画は、後ほど公開する事にします。
「ファインダーの向こうに」はイラストが一枚もないので、写真だけです。自分の撮った写真だけでは到底追いつかなくて、フリーで使える素材集等の写真を多用しました。私の写真はもちろんアフリカやヨーロッパで撮ったものです。
BGMは、イタリアン・ポップス。最初は、アメリカの話だからジャズにしようかと思ったんですけれど、いろいろと手持ちの曲を聴き較べてこのマティア・バザールの「Sei come me」が一番ぴんときました。「あなたは私のよう」という意味で、私がこの作品で伝えたいこととも合うのです。
プロモーションと言いつつ、もう本当に純粋な私のお遊びなんですけれど、それでも、まだ読んでいらっしゃらない方で、これを見て読みたいと思ってくださる方がいたら嬉しいですね。
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