さらばマイフォトストリーム

このイラストの著作権はぽてユズキさんにあります。
私はご存じガチガチのApple信者で1度も浮気せずに○十年Apple製品を使い続けてきているのですが、なんどか経営陣に「やめてくれ」と思ったことがあります。たとえばOSXに変わったとき(どんな昔だ)「なんでUNIXベースのWindows改悪版みたいなのにした!」と腹立ちましたし、「写真」の個別バックアップができなくなったときにもイラッとしました。
当時と同じくらい、久々に「むっ」と来ているのが、今回の「マイフォトストリーム終了のお知らせ」ですよ。ちっ。
これは、Apple製品を使い慣れている人でないと、意味がわからないと思いますので軽く説明しますね。
私はMac、iPhone、iPad mini、そしてApple Watchを1つのAppleIDで管理しながら使っています。そして、同時にiCloudという1つのAppleID共通で使えるクラウドも利用してはいるのですが、無料で使える5GBのみにしているのです。
そして、例えばiPhoneで撮った写真は、これまではApple社の提供する「マイフォトストリーム」を利用して自動でMacに送っていたのです。これは30日間、1000枚までという限定付きで、AppleのサーバにiCloudとは別枠で写真が自動で置かれて、設定したすべてのデバイスがWifiに繋がった途端に同期できるサービスでした。それが今日を以て終了してしまうのです。つまり、明日からは自動で同期したければiCloudでやれと。
でも、写真を全部同期したら、iCloudはあっという間に5GB満タンになってしまいますし、それにiPhoneも64GBでは足りなくなってしまいます。
なので、私はiCloud写真同期もしたくないし、Macに入れておきたい写真と、iPhoneに入れておきたい写真は分けたいのです。写真を撮るのは圧倒的にiPhone側なので、それをMacに取り込み、しばらくしたらiPhone側からはほとんどの写真を削除して軽めにしておきたいんですよ。そして、それを行うのに「マイフォトストリーム」はとても便利だったのです。
今後はしばらくは手動でやるしかないのですが、うまく自動化できたらいいなあと考えています。
だいたい、私は必要もないのにスペックを高いものにさせられることや、サブスクを強要されるのが何よりも嫌いなんですよ! 工夫で避けられるものは避けます。
バックアップ狂騒曲

MacにはTime Machineというバックアップ機能がついていまして、1時間前のファイルを取り出せるとか、ぶっ壊れたり次のマシンに乗り換えるときに、そのバックアップから何もせずに元通りにできると、とても便利なのですけれど、それが働かなくなるといざという時に大変なことになります。
先日、OSのシステムアップデートをしたのですが、その時から突然Time Machineが機能しなくなりました。で、一度アンマウントして、First Aidという診断をかけたら、バックアップが読み取り専用になり、にっちもさっちもいかなくなりました。インターネットに転がっている、情報をあれこれ駆使して修復を試みましたが、そのままです。この時点ではバックアップ用のHDDが破損したのだと思っていました。
そのまま放置するわけには行かないので、新しいHDDを購入し、とりあえずそれで新しくバックアップをしようとしたら、それも失敗します。バックアップはしているのですが、新しいHDDに書き込まず、スナップショットというシステム内のバックアップファイルだけが増えていくのです。
この状態をネットで検索したら、同様に「システムアップデート後に、急にTime Machineが外付けストレージに書き込まなくなった」という問題を抱えている人がけっこういるとわかりました。アクセス権をターミナル経由やシェアウエアで直したという情報もありましたが、リンクが消えている上、私のM1 Macで有効な技かも不明。AppleのQ&Aでは、この問題を訴えた質問に200人以上が「私もです」と言っているのに解答もなく放置されています。
困ったなと思って、いろいろと調べた結果、有料ですが『Carbon Copy Cloner』というソフトで、Time Machineと同じ差分バックアップがとれることがわかりました。このソフトウエアを使えば、さらにバックアップをそのまま起動ボリュームとしても使えるようになり、万が一本体が死んだ場合でも、バックアップをいつものマシンの状態として起動できることになるのです。
今のままでTime Machineを使い続けていると、そのうちにスナップショット(仮のバックアップ)で本体のドライブが圧迫されていきますし、本体が死んだ場合は全てを失うことになります。かつて、そうなったときに10万円くらい使って中のデータを救い出してもらったことがあるので、外付けストレージのバックアップだけはしておきたい。ということで、40フランで解決するなら安いと判断して購入しました。
今のところ、CCCの機能には満足しています。サイトは英語ですが、ソフト自体は日本語メニューになりますし、直感的に操作もできます。バックアップに悩まされることなく、普通通りにMacを使えるようになったので、また小説執筆に時間を使えるようになりました。そう、このトラブルで2週間近く全然書けなかったのです。
iOS16にアップデートした
![]() |
なぜトップ画像が猫なんだと思われるかもしれませんが、あとで説明しますのでご容赦を。
9月にiOS16のアップデートがリリースされたのですけれど、ずっと様子見をしていました。使っているのはiPhone SE 2020で、アップデートできるギリギリの古さのマシンなんですね。というのも私は携帯電話には大金をかけない主義で、型落ちの廉価品を買い取って使っているのです。その分、毎月の携帯通信料は激安のままです。(スイスでは、ですけれど)
でも、あまりにも「アップデートしろ」がうるさいので、「えいやっ」とアップデートしました。ダメなら元に戻せばいいやという判断です。そして、アップデートしてみたら、特に遅くなるなどの不都合はありませんでしたし、なにしろ新機能が素晴らしすぎてもう元に戻せません。
1つがフォーカス(集中)モードの進化です。これ、iOS14でもあったんですが、さほど使い勝手がよくなくて使っていませんでした。簡単に言うと、状況によって通知をコントロールする機能です。たとえば「仕事モード」の時は、LINEの通知やよけいなメッセージは来ないようにできます。もちろんフライトモードにすれば全く来ないんですけれど、そうではなくて「この人からは来て欲しいけれど、ほかの人は来て欲しくない」というような管理ができるんですね。
今回のアップデートでは、ロック画面をいくつも用意しておけるようになったのですが、そこにそれぞれのフォーカスモードを紐付けできるようになりました。これが地味に便利なのです。
私は、普段用のロック画面の他、仕事用、ドライブモードのフォーカスモードに紐つけされたロック画面を用意しました。そして、必要なときにそれを切り替えるだけで簡単にフォーカスモードに入れるようになりました。そして、これ、Apple Watchのフェイスも切り替えられるんですよ。これもとても便利で、iPhoneでドライブモードにすると、Apple Watchの画面も自動で運転の時にちょうどいいシンプルな文字盤に変わってくれるんです。そして、すごいのは運転をやめて車から降りるだけで普通の画面に戻ってくれるのです。

もう1つ、感動したのが写真で簡単に切り抜きができるようになったことです。トップの写真は、もともとはこの写真でした。ポーズが違うように見えますが、実はこの写真はLivePhotoという写真で、まるで動画のように前後の動きが記録されているんですね。
そして、今回のアップデートでできるようになった切り抜きとは、写真の上で対象物を長押しするだけで勝手に切り抜きしてくれるんですよ。後ろのカオスな背景を消して、素敵な光景や無地と合成することも簡単になったのですね。昔、Photoshopを駆使して必死で切り抜きした時代もあったのに、いまやこんなに簡単になってしまったとは、技術の進歩はすごいですね。クリックしてみてください。昔の私がした稚拙な切り抜きの記憶との違いに愕然としましたよ。これがタダで、長押し1つだなんてなんて……。
このすごい技術がサラリと使われているのが、前述のロック画面です。
たとえば、こういう自分の撮った写真をロック画面に指定するとき、これまでは猫の顔の部分が時刻にかかって見えなくなってしまったなんてこともあったのですが、今回のアップデートで猫の顔を前面に出すことも可能になったのです。
ブラウザ変えた

私はこれまでApple製品に初めからついてくるSafariをメインブラウザとして使用していたのですが、先月からBraveというブラウザに変えてみました。
ブラウザにはいろいろとあって、ひと昔前は悪名高いIEが幅をきかせていて、「このサイトはお使いのブラウザでは見られません。IEのXXバージョンをご利用ください」といった許しがたいメッセージにイライラすることも多かったものです。最近はそういうこともなくなりましたが、代わりに増えてきたのが勝手なトラッキングと不愉快な広告の数々です。
それでもSafariそのものはChromeほどは信用ならないと思うこともなかったのですけれど、それでも、試しにBraveを使ってみたら、非常に好ましいことが続いたので、ついにメインブラウザをこちらに切り替えました。
このブラウザの大きな売りは、オンラインの追跡から保護してくれること。オープンソースで作られているので、知らない間に情報が海外に売り渡されているなんて心配をせずに済みます。また、よけいなものの読み込みが少ない分、表示も速いとか。まあ、私はあまり重いものは見ないのでさほど違いは感じませんが。
そして、あまり期待していなかったのにとても嬉しい効果があったのですよ。
何がそんなにいいのかと思われる方に1つTipを。もし、FC2ブログをお使いで、記事を保存する度に管理画面に表示される「アレ」に不愉快な思いをされているのであれば、欺されたと思ってBraveを使ってみてください。私は長年の苦悩から解放されてとても嬉しいです。詳しく書くと、大元で設定変更されて元の木阿弥になってしまうかもしれませんので、この程度のぼやかした書き方にしておきます。
無理やりタブ譜

一向に上達していないギターですが、まだ続けています。もともとちゃんと弾けるようになりたいというよりも、脳の訓練、つまり右手と左手を別々に動かすことが認知症予防になるからというきっかけでやっているので、人様に聴かせられなくても一向に構わないというスタンスです。
独学なので自分のペースを守りすぎているというのもあるんですけれど、私にとっては執筆のペースや仕事の準備、それに家事をする方が優先順位が高いので、ギターに関してはちゃんと習うのは先のことになりそう。
時間が捻出できないという以上に、私がギターを習いに行くのを足踏みする理由の1つに、楽譜が読めないということがあります。
これ、「やればできる」といわれても無理です。子供の頃から何度もトライしたんですから。ご存じの方もいらっしゃいますが、私は両親がクラシック音楽家という家庭で育ちました。なので、幼少の頃からピアノや、弦楽器をいろいろと習わされたのです。
両親はもちろん楽譜が読める人で、まさかそんなところで我が子が躓くとは思いもしなかったようですが、とにかく私はぱっと見て楽譜が読めないのです。もちろん1つ1つ数えればそれがどこの位置にあるかはわかります。「ドレミファ」だけでなく、幼少期から「ツェー、デー、エフ、ゲー」とドイツ語の音で理解もできていました。でも、ぱっと見てそのまま音を理解することができませんでした。当時、どうやって乗り切っていたかというと、すべて暗譜して、それからレッスンに臨んでいたわけです。なので、譜面を見てレッスンの後、「じゃあ次は暗譜で」といわれるとそこだけ早い。なんせ初めから暗譜でやっているわけですから。
とはいえ、そのうちに「初見」といって楽譜を見てそのまま弾くというレッスンが出てくるのです。それが乗り越えられなくてやめてしまったのです。
さて、数年前に、○十年ぶりにクラシックギターに手をつけようと決意したとき、もちろん「もう大人なんだしできるだろう」と楽譜に再チャレンジしたのです。でも、ダメでした。どの音符も似たようなオタマジャクシに見えてすぐには読めないんです。これは私が乱視のせいもあるかもしれませんし、何らかの認知の部分がおかしいのかもしれません。でも、らちがあかないのです。
ギターにはタブ譜というものがあります。五線譜にオタマジャクシが書いてある普通の楽譜と違い、6本のギター弦と同じ線の上に、どこの位置を抑えるのか数字で書いてある譜面です。これだと私でもけっこう譜面を追えるのです。なので、私はずっとこのタブ譜を使った練習曲だけをしてきました。
さて、世の中には、いろいろな曲があるのですけれど、すべての楽譜にタブ譜があるわけではないのです。友人が奨めてくれた素敵な練習曲を演奏してみたかったのですけれど、それは普通の五線譜でした。とにかくそれで弾けるか頑張ってみたのですけれど、やはり最初の数小節で嫌になってしまいます。
そこでネット上を徘徊して、何とか五線譜をタブ譜に変えられないか方法を探ってみました。努力を技術でカバーするつもりです。
結果として、ついに見つけました。五線譜のPDFをタブ譜にする方法です。しかも無料でできました。以下は、その覚え書きです。
まず、MuseScoreという楽譜作成ソフトをインストールします。無料なのですけれど、ものすごく高機能のソフトウエアです。ご自分で作曲される方などはお持ちかもしれませんね。
そして、そのメニューの「ファイル」から「PDFのインポート」という項目を選ぶと、musescoreの公式サイトに飛び、楽譜をアップロードするとmusescoreファイル形式に変換してくれるのです。それをダウンロードして開くと、musescoreで編集できるようになります。
まず五線譜を選択して「譜表/パートのプロパティ」を選択します。そして、楽器を「Voice Oohs」から「撥弦楽器→クラシックギター」に変更します。「OK」で楽器はクラシックギターになりました。
今度は、「ファイル」→「楽器」(またはキーボードで「i」)で「楽器メニュー」を開きます。「譜表1」を選択した状態にして、上の「リンク譜表の追加」ボタンを押します。出てきた「譜表2」の右端を「標準」から「タブ譜6弦完全」などに変えます。OKで閉じると、楽譜の下にタブ譜ができています。
まあ、これで一応完成なのですが、私が弾くには、これはオクターブ高くて難しいので、強引にオクターブ下げます。
やり方は五線譜の小節を選択した後「すべてを選択(⌘+A)」してから「⌘+↓」すればOKでした。
そうやって無理やり作ったタブ譜の一例がこれです。

スマート体重計を買った

新しい体重計が到着しました。実は、2015年からほぼ欠かさず体重を記録しているのです。それまでは、別に努力しなくてもいつも通りに生活しているだけで体重は安定していたのですけれど、やはりこの年齢になってくると、ちょっと目を離すととんでもないことになるのですよ。
で、20年近く持っていた体重計なのですが、昨年の秋に一度電池が切れました。その前は10年近く一度も電池交換しなくても済んだのに、やけに早いなと思って交換しました。ところが昨年の冬にまた電池切れして、今度は1か月持たなかったのです。これはついに何かが壊れたなと思い、せっかくなので以前からほしかったスマート体重計を購入することに決めました。
ただ、前の体重計がボタン電池のタイプで切れると次のを買ってくるまで体重が量れなくなったので、今度のは電池交換のストレスが少ない物にすると決めていました。一番の希望は太陽発電のものだったのですが、そのタイプにスマート体重計が見つからず(ここは日本ではないので)、結局、AAA(単4)電池2つで動くタイプを発見して購入しました。
さて、使ってみて何が楽かというと、BluetoothでiPhoneの専用アプリと連動できて、アプリを起動してから載るだけで記録が済んでしまうことなのです。
以前は、手動で記録していましたが、ちゃんと計ったのに記録を忘れることもあって、記入が楽なアプリを使っていたにもかかわらずかなりストレスでした。
専用アプリは、もちろんiOSのヘルスと連動しているので、たとえこの体重計が壊れて別のアプリを使うことになっても長期間の記録はずっと残ります。
ポケ森、まだやっています
ずいぶん前のことですが「ポケ森」こと「どうぶつの森 ポケットキャンプ」というスマホゲームをやっていると書いて、多くの方に驚かれました。ゲームなどに疎くて、専用ゲーム機やゲームセンターなどのゲームは全くやらなかった(というより、トロくてついていけず)人なので、意外に思われたのでしょうね。
で、まだやっています。かわいい服や家具をゲットしてはニヤニヤしている程度ですけれど、挫折せずに続けています。
実は専用のインスタアカウントまであって、そちらのフォロワーの方が本アカのフォロワーよりも多いという体たらく。
インスタでは普段は上の画像のごとく、ゲットしたてのかわいい家具などを使ったレイアウトも載せているのですが、私の小説の読者が見たら「これ、あれだろ」的なレイアウトもちらほち。

例えばこちらは『Infante 323 黄金の枷 』の23の庭に立つマイアをイメージしたレイアウトです。

そして、こちらはアメリカンなダイナー。つまり《Sunrise Diner》のイメージですね。
しょうもないことをやっていますが、それが楽しかったりします。
M1 Mac miniが来た

あ、その前にちょっとしたお知らせ。もぐらさんが当ブログの小説を朗読してくださいました。今回も素敵に読み分けてくださっています。ぜひ聴いてみてくださいね!
さとる文庫「第606回 わたしの設定」
8月に「久しぶりのアップグレードをした話」という記事でBig Surにしたよ、という話をしたのですが、その後にあれやこれやあって、結局愛用のMac miniは棺桶行きになってしまいました。9月の半ばの話です。
それ以来、長期海外旅行とオンライン授業の時に使っているサブ機 MacBook Airを中継ぎで使い、ついに新Macを購入しました。購入そのものは10月頭には決めていたのですけれど、もしかしたら安く購入できるチャンスがあるかもと様子を見ていました。普段はApple製品はなかなかセールをしないのですけれど、新商品が出たタイミングでほしかったMac miniが10%オフになったので、「そら!」と決めました。
購入したのは、Mac mini (M1, 2020)。メモリは以前と同じ16GBで、ストレージも以前と同じ1TBですが、以前と違ってSSDです。なので、以前と同じ値段というわけには行かなかったのですが、MacBook Air(こちらもSSD、ただしたったの128GB)の速さに慣れてしまったので、HDDには戻れそうもなく、今後のこともあるのでSSDバージョンにしました。そして、迷ったのですがM1のものにしました。だって、そちらの方が安かったし、さらにいうと、いずれはどれもM1になるだろうから、Intelにしがみつかなくてもいいかと思ったのです。
結果からいうと、快適です。あれこれ速くなっただけでなく、心配していたATOK 2017 for Mac(買い切り版の最後)も、若干の手間がありましたが、結局問題なく使えましたし、私の使うほとんどのソフトは問題なく作動しています。唯一ダメだったのはParallels Desktopに入れてあったAdobe CS5.5だけ。これはM1上で動かすParallels DesktopではIntel版Mac OSのバーチャルマシンが立ち上がらないから。これについては、もう少し研究するか、すでに私は数年前から移行しつつある代替ソフトAffinityで押し切るかですね。縦書きPDFはEG Word Universal2で問題ないことがはっきりしていますし、正直言ってAdobe CS5.5なしでもなんとかなりそうです。
さて、半導体不足のあおりを受けて、新Macが我が家に到着した(見た目はお釈迦になった前Macと瓜二つです)のは、この金曜日にようやくだったのですが、この土曜日に机周りを少し変えました。というのは、新Macを使うにあたりやたらとケーブルがごちゃごちゃして見えてきたんですよ。
実際には前もごちゃついていたのですが、少なくとも常時Hubを使うことはなかったはずなんですよね。AppleはBluetoothのマウスやキーボードを使ってほしいみたいですが、私は有線の方がいいのでどうしてもごちゃつきます。それにバックアップ用のHDD、ディスプレー用のVGA変換器と見えていると美しくないケーブルがどっさりと……。高いApple製品で揃えればいいじゃんと思うでしょう? でも、結局これで使えているからねぇ。
Mac Miniの下に置いて、Hubとバックアップ用のストレージを収納できるタイプの製品も検討したのですが、とりあえず私は今あるものだけで何とかなっているので、見栄えだけを少し何とかすることにしました。
で、写真(暗いけれど、ボロが出ないようにわざとです)のように単なる板と小物を収納できるパーツボックストレーを2つ買ってきて、それで手作りのディスプレースタンドを作りました。机を広く使いたいときには、マウスとキーボードは下に収納し、マウスとキーボードのケーブルはコンテナの中に突っ込めるようにしました。ケーブルはもちろんあるんですけれど、私の視界に入らなくなったので、すっきり感が増しました。
久しぶりのアップグレードをした話

Apple狂というほどではないのですが、人生で買ったコンピューターはすべてAppleのMac、スマホもタブレットもスマートウォッチもちろん例外ではありません。会社ではWindowsも使っていますが、やはり自宅では今後もApple製品一択で行くと思います。その理由は、新しいマシンをすぐに使える状況にできる気軽さ、さまざまなデバイスの同期、若干壊れても女コドモが1人で何とか直せるわかりやすさなどでしょうか。
そんなこんなで、30年近くApple製品を愛用している私ですが、決して新しい物好きではありません。たとえばiPhoneは便利ですけれど、最新の機種を常に持ちたいと思ったことはありません。そこまでの高機能はいりませんし、そもそも数年で使えなくなるデバイスに10万円近く出すのはごめんです。
Macも、以前はノートブック型を買っていたのですが、HDやメモリの容量を増やしたいし、ディスプレイが大きい方がいいので一番安く使えるMac Miniを3代ほど使っています。オシャレは諦めてディスプレイやキーボードはApple製ではありません。その辺は割り切ることにしています。また、持ち運べないと困る時(日本に行くときなど)やZoom会議には中古で購入した2014年のMac Book Airで済ませています。つまり、Apple製品は好きだけれど、落とすお金は最低限という、信者としてはあまり熱心ではない態度なのです。
OSについても、一刻も早く新しい機能を試したいというよりも、現在快適に使えているものは、あまりいじりたくないという心理が働くのです。これは90年代からずっとつきあってきて、道具としてどう使うかが定まってきたからでもあるでしょうね。
とはいえ、同期しているデバイスのOSとの兼ね合いもありますし、サポートが終了したりするとセキュリティー的にも安心できなくなるので、時にはイヤイヤながらアップグレードすることになります。たいていは、発表されてからずいぶんと経ってからの作業になります。
さて、この夏に久しぶりにMacの最新バージョンのOS、Big Surにアップグレードしました。それまでは2つ前のMojaveという2018年発表のOSで頑張っていたのです。というのは、このOSが買い切りで購入したAdobe CS5.5が使えた最後のOSだったからです。(とはいえ、念のためにParallels Desktopというバーチャルマシンで使えるようにはしてあるのですけれど)
頑張っていましたが、Mojaveのサポートが今年いっぱいと聞いたので、諦めました。あまり最新とかけ離れていると、アップグレードも難しくなりますしね。ここ1年ほどかけてAdobe CSから離れられるように準備をしてきました。画像編集関係はAffinityという会社のずっと安いけれど使い勝手の悪くないアプリを購入。文書の縦書きレイアウトはegword Universalをゲットしてあります。
あまり時間がなくなる前にやろうと「えいやっ」と、アップグレードを始めましたが、案の定若干嵌まりました。ダウンロードがあまりに時間がかかったので停止してしまった私が悪いのですが、調べたらハードディスクが逼迫しておりました。移行が楽だからと乗り換えに乗り換えを重ねてきたので、よけいなモノがたくさんたまっていました。ダブった写真などもたくさんありました。きれいにしてから再びアップグレードしようとしたら、今度は中途半端にダウンロードしたアップグレード用データが残っていて進みません。何度も再起動をしたら、今度はMojaveのシステムをどこか壊したらしく、うまく立ち上がらなくなるという悪夢に襲われました。
最終的には、Mojaveをクリーンインストールし直す覚悟で、セーフブートモードで立ち上げたら無事に中途半端なBig Surのインストーラーを捨てられたので、すかさずアップグレードしてしまいました。そんなこんなで、予定よりも半日以上余分にかかりましたが、無事にアップグレードが終わりました。
いろいろと片付けたおかげなのか、以前よりサクサク動きますし、思ったほど動かなくなった過去のアプリによる「不便だなあ」もなく、快適に使えています。iOSの方でMacが古いために使えなかった機能もすべて使えるようになりましたし、今のところやってよかったことばかりですね。1か月以上経ちますが、Adobeのためにバーチャルマシンを立ち上げたことはありませんし。
SDカードカメラリーダー

これ、AppleのSDカードカメラリーダー(Lightning to SD Card Camera Reader)です。長さ13センチくらいの小さな物です。これを買うに至った経緯が本日のお話。
私は、現在OLYMPUSのSZ-31MRというカメラを使っています。2012年に発売されたものですが、普段の旅行遣いにちょうどいい機能が揃っているので、当分買い換えの予定はありません。このカメラのメディアはSDカードなのですけれど、2012年はまだカメラ自体にWifiだのBluetoothだのを搭載してスマホと接続するタイプは普通ではなかったため、Macに読み込む時は専用USBケーブルで接続しています。これ自体には特に不満もありません。
ただ、旅行中などに、撮ったばかりの写真をその日のうちにSNSやブログにアップしたいということがある時に、ちょっと不便だったので、Wi-Fi機能搭載のSDカード"Eye-Fi(アイファイ) Mobi"を使っていたのです。このカードを入れておくと、WifiとしてiPhoneから接続できて、専用アプリを通して写真をiPhoneに転送することができたのです。
ところが、この"Eye-Fi" 関連、事業売却やらなんやらを経て、どんどんサポートを終了、それにともない専用アプリをアップデートしなくなってしまったので、iOSをアップデートしたら使えなくなってしまったのです。
ということで代替品なども探してみたのですけれど、結局一番シンプルなのが、このSDカードリーダーだったというわけです。物理的にSDカードをiOSで読み込むだけなので、もちろん専用アプリなども不要で、しかもApple純正なので機能することはお墨付き。値段も一番安かったし、そもそも何か新しいマシンで充電が必要ということもなく、シンプルに解決しました。
ま、いずれiPhoneがライトニングケーブルでなくなるらしいんですが、私は古い型落ちを使い続ける人なので、少なくとも後5年くらいはこのまま使えると思います。
Apple Watch6が発売された
記事の前に、お知らせです。『バッカスからの招待状 ナイト・スカイ・フィズ』を、『さとる文庫』のもぐらさんが朗読してくださいました。ありがとうございました!
もぐらさんのサイト 第546回 バッカスからの招待状 ナイト・スカイ・フィズ
どのくらい話題になっているのか今ひとつわからないのですけれど、今年の秋のAppleイベントが9月16日に開催されたようです。実は、全然チェックしていなかったのですけれど。で、メールで氣がついたのですが、Apple Watchが目玉だったようです。

この写真はApple Watchシリーズ5です
去年はApple Watchを買うつもり満々で、古いシリーズを買うか新しいのを買うか、秋のイベントをみて決めるつもりだったのに対し、今年はもう日程すらも追っていなかったのですね。もう買っちゃったので。で、Appleからのメールで氣がつきました。
で、今年のイベントの動画も見てきました。ええ、ちょっとだけぐらっときましたよ、Apple Watchシリーズ6に。
私が去年の9月購入したのは、発表直後のApple Watchシリーズ5です。購入を決定した直接の動機は心拍数の測定です。両親とも心臓の病で突然死したこともあり、不規則な心拍の通知してくれる機能に興味を持ったのですね。それに生活習慣をこのデバイスで管理したいという思いもありました。現実に、今となってはこれなしでの生活が考えられないほど便利に日々使っています。アクティビティ管理やアラーム、メッセージ受信、運転中の電話受信、それに買い物リストなど、ものすごく便利なのですよ。
で、今年発表されたシリーズ6の目玉は「SpO2(血中酸素濃度)センサー搭載」なのですよ。確かにあったらいいなと思う機能ですが、個人的に絶対に必要だと思って買ったシリーズ5ほどの必要性はないかなと。もちろん出費と相談しての判断ですけれど。それに、来年の初夏に新しいiPhone SEを入手しようかなと思っていて(現在は初代のSEを使っている)、デバイス関係の出費はしばらくは抑えたいのです。こういうのって、お金がいくらあっても足りませんから。
シリーズ1をまだ現役で使っていらっしゃる人もいると聞いています。人によっては、それでも問題ないくらいさまざまな使い方のできるデバイスで、私は現在のシリーズ5には大満足しています。買い換えるとしたら、少なくともあと2年くらいは使ってからでしょうかね。
毎日少しずつ運動
Apple Watchを買った動機の一つに、なまった身体をなんとかしたいというのがあったのです。そして、目論見通り、九月から毎日欠かさずに何らかの運動をしています。
といっても、平日はそれまでと変わらずに、朝晩自転車で通勤するか、昼休みに30分ほど散歩をするだけで、ほぼ一日に必要なワークアウトは完了するのです。
とはいえ、老後に備えてすこしブヨブヨしてきたお腹をなんとかしたかったので、加えて毎日わずかずつ筋トレ的なことをすることにしました。そして、Apple Watchのワークアウトのメニューで「これなんのこと?」と調べてわかったのが、「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」というトレーニング方法です。簡単に言うと「強い負荷の筋トレを20秒行っては10秒休む、パターンを4種目、2周分繰り返す」ことなんですけれど、だいたい四分間これをやると有酸素運動と無酸素運動の両方の効果があって、効率的に痩せやすい身体になるっていうんですよね。
で、いろいろとメニューはあるようなんですけれど、アプリに時間とメニューをお任せできないかなと思って調べてみました。
で、とりあえずこちらを使っています。「3分フィットネス」というアプリです。

運動レベルは「 楽」「普通」「ハード」「めっちゃハード」、鍛える部位は「全身」「上半身」「下半身」と選べます。毎日少しずつ違うメニューを提案されるので、いろいろな部位の筋肉を鍛えられるんですよね。今は「普通」「全身」か「ハード」「下半身」のどちらかで毎日一セットだけやっています。
このアプリ自体はiPhoneアプリなのですけれど、ついでにApple Watchのワークアウトで「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」の計測もするので、ヘルスケアやアクティビティにも記録されています。
3分フィットネスとありますが、おそらく休憩を入れていないのか、一セット五分かかります。ま、大した違いはないですね。これを続けたお陰なのかわかりませんが、お腹周りに筋肉らしい手触りがはっきり感じられるようになってきましたし、春からどんなに頑張っても落ちなかった体重がようやく落ちてきました。
健康のためにしばらく続けてみようと思います。
この花の名前は

道ばたで花が咲いていて「これなんていう花だろう」って思うこと、ありませんか? 私はよくあるんです。更にいうと「日本でよくある●●に似ているけど、違うような」とうろ覚えの時もあります。で、以前は、手元に図鑑でも持っていなければ調べようもなかったのですけれど、最近は便利なものがあるのですね。
最近ダウンロードした「PlantNet」というアプリです。私はiOSのものですけれど、Android版もあります。とてもわかりやすいアプリで、「写真を撮り、その写真で検索する」ということに特化してあります。
写真を選び、それが花なのか、葉っぱなのか、幹なのかなどを選んで検索すると、いくつか候補が出てきます。で、他の写真と見比べて同定できるのですね。
フランスの「農業開発研究国際協力センター(CIRAD)」「国立情報学自動制御研究所(INRIA)」「農業研究所(INRA)」などの研究機関によって開発されたアプリなので、情報の信頼性も高いですし、それに位置情報つきで知らせることが出来るので、おそらく分布などを調べているであろう研究機関に協力することも出来るわけです。
まあ、日本語化はされていませんが、そもそも花アイコンや葉っぱアイコンをはじめ、基本的に視覚だけで全て済むアプリなので日本語でなくてもOKなのでは。また結果についても、学名はいずれにしても世界共通のラテン語ですから、そのラテン語を検索すれば簡単に和名もわかるかと思います。
また、私にとってラッキーなことには、ヨーロッパの情報はかなり多いので、「結局わからない」ということは皆無です。
スマホが当たり前になった時代にマッチした、自然科学の楽しみ方ですよね。
Apple Watchとの一ヶ月

先月、発売とほぼ同時に手に入れたApple Watch Series 5。
写真、傷が見えますが、幸いこれはカバーの傷です。カバー、そろそろ変えようかな。でも、またすぐに傷つくんだろうな。
そもそもApple Watchを買う決意は、三ヶ月くらい前に固まっていました。で、Series 4を買うか迷っていたんですけれど、すぐに新製品が出そうだし待っていたのですね。
結論から言うと、正直言ってSeries 4買ってもよかったんですけれど、ほぼ同じ値段だし、電池持ちが少しでもいいならと思っています。Always on、やはり使わないよりバッテリーが減るので使っていないし。
お使いの方や、購入を検討なさっている方には、分かりきった話を書きますが、Apple WatchはiPhoneと一緒に使う時計型デバイスです。結論から言うと、私にとってはもう手放せないくらい便利です。
この一ヶ月の使用感を兼ねて、現在よく使っている機能をまとめてみました。(いずれ、個別の記事で詳しく説明しますね)
(1) アラーム
アラームが一番便利! アラームは自分が氣づかなくちゃ困るけれど、いちいち音が出るのも困ります。Apple Watchは、手首の振動だけで教えてくれるので、まず「氣付かなかった!」がないです。私は忘れっぽいので、起床だけでなく、休憩時間や昼休み、ギターやポルトガル語の練習、就寝準備の時間などもアラームに設定しています。
(2) Apple Pay
買い物の時にクレジットカード決済をするのが簡単です。カードの実物をかざすのと変わりないのですけれど、いちいちお財布を取り出さなくても、ポイントカードも支払いも腕だけで済んでしまうのが嬉しい。日本だとSuicaでしょうか。次に日本に行ったら試すつもりですけれど。
(3) ワークアウトや呼吸、スタンドでの健康管理
ここしばらく健康管理に真剣に取り組もうと思うようになりました。仕事に熱中していると数時間座りっぱなしということも多くて、命を縮めているなあと思ったのがApple Watchを買おうと思ったきっかけの一つです。で、結果的に「やったか、やらなかったか」がビジュアル化されて、やらずにいられなくなります。ものぐさの人にも、負けず嫌いの人にもおすすめです。
(4) リマインダー
アラームと同じですが、地味に便利です。おすすめの使い方としてはSiriに「買い物リストに卵を追加して」という具合に頼む方法。冷蔵庫を開いてあと二個しかないと氣付いたときに、頼むわけです。で、お店では「買い物リストを見せて」というと、手元に買うべきものが見えるという寸法。本当に便利です。まあ、iPhoneでもできますが。
(5) タイマー
これもiPhoneでもできることですけれど、水仕事中や調理中などの手が離せないときにもすぐに設定できるのはApple Watchに軍配が上がります。Siriに「タイマー10分」というだけ。
(6) 音楽のリモコン操作
ものすごく自分限定の「便利」かもしれません。タンデム中に長いプレイリストの一曲を飛ばしたいときなどにiPhone取り出せなくても手元でできます。自転車停めて、ちょっと操作も可能。iPhone落とす危険性が減りました。ま、それでも落としてますけれど。
(7) メッセージやLINEなどの通知
私のiPhoneは、基本的にサイレント状態なので、メッセージやLINEなどはいつも見逃していました。iPhoneよりも少ない通知をさせることも可能なので、うるさくない程度に大事なものだけブルッとさせています。
(8)Macの画面ロックを自動で解除
これが地味にウルトラ便利。しばらく席を立ってロックされたMac。私が前に座るとパスワードを入れないで自動でロック解除してくれるのです。
(9) ギターのチューニング
これもマイナーな「便利」だな。でも、ギターの練習をする度にチューニングマシンを探す手間がいらなくなりました。少し前まではiPhoneでやっていましたが、Apple Watchは腕についているのでもっと便利。
(10) マップでの道案内
こちらもiPhoneをいちいち見ないで済んで便利なのですが、まだ道案内してもらうようなところに行ったことがなく、使用感は不明。旅の後に改めて報告します。
(11) 心拍数と心電図
これが私がアップ買おうと思った直接のきっかけです。私は両親ともに心臓発作で失っています。で、心拍数が十分間にわたって高すぎるときや、異常が発見されたときに教えてくれるというのが魅力的だったのです。それにSeries 4からは転倒検知機能も搭載されたというので、これから歳取ったら便利だなと思いました。
ちなみに日本ではまだ搭載されていないという心電図、スイスのApple Watchはばっちりついていて、既に何回か計っています。
モブログ投稿用のショートカット作ってみた
突然ですが、ここでお知らせです。いつもお世話になっているもぐらさんが、「バッカスからの招待状 -5- サマー・デライト」を朗読してくださいました。
さとる文庫 「第488回 バッカスからの招待状 サマー・デライト」
いつものように、とても素敵に読んでくださっています。ぜひ聴いてみてくださいね!
今日は、「面倒なことをちょっと簡単にしたぞ」という話。
ところで、これまで「生活のあれこれ」にいつも入れていたMac、iPhoneなどのApple・プログラミング関係ですが、増えてきたので独立したカテゴリにしてみました。

カテゴリー名、「Apple信者」や「Apple布教」も考えたんですが、やっぱり恥ずかしいので普通の感じにしました(笑)
さて、本題。
普段、このブログを更新するときは、Macで管理画面を開いて、写真をアップロードし、記事にそれを挿入し、文章を書きます。ごく普通に。そうそう、その前に写真を小さくする作業もあります。
写真のサイズはいつも同じにしているので、「このフォルダに入れた画像のサイズをまとめて変更」するAppleスクリプトを用意してあり、ダブルクリックだけでサイズ変更します。
ところが、旅行中はMacが手元にないので、この一連のルーティンができないのです。iPhoneからも更新できるのですが、写真のサイズ変更や、アップロードなどを手持ちのいろいろなアプリを駆使してするのが少し煩雑でした。連れのいる旅行中にずっとそんなことばかり出来るわけではありませんし。
それで、FC2にもともとある「モブログ」というシステム(管理画面であらかじめ設定済み)を利用して、可能な限り少ないクリックで簡単な記事をアップロードできないか考えてみました。
iPhoneでは「ショートカット」というアプリが使えます。もともとは「Workflow」という他社のアプリだったのですが、Appleが買収して純正アプリになったのですね。そして、このアプリを使って、いろいろな動作を自動でひとまとめにやってくれる(レシピという)のです。
で、今回私が作った「レシピ」は、こんな動作になります。小さなアプリみたいな感じですね。
(1)iPhoneに保存されている写真を選ぶように促す
(2)縦のサイズかそれとも横のサイズを600にするかを選ばせる
(3)メールの題名を訊く(記事のタイトルとなる)
(4)メールが開かれる。メールの宛先は「moblog+dn@fc2.us」(更新完了通知を受け取らずに下書き保存させる)
このメールには先ほどの写真がすでに添付されているので、記事の本文にあたる文章を書いてそのまま送信すると、題名と本文と写真が希望通りに配置されて、投稿記事が用意されるのですね。
私は、そのまま公開するのは心配なので、下書きになるようにして、FC2アプリで確認してから公開するようにしてみましたが、なんならそのまま公開することも可能です。
旅行中に写真を撮り、このショートカット(iPhoneのホームスクリーンに置いてある)で、メールまでをあっという間に用意するのです。そして、数行の簡単な本文を書いて送信すると一分くらいで下書きまでできてしまうというわけです。便利ですよね。
応用で、やはり写真を選ばせて、サイズは自分で決めさせ、さらにメールで送るか、友人や連れ合いにメッセージで送るか、それともただ保存するだけかを選ばせるショートカットも作ってみました。写真が大きいままだと、海外で不要にパケットを使ったりするじゃないですか。手間を省いて、パケットも節約できるのはちょっと嬉しいです。
【参考】
FC2のモブログ機能については……
FC2ブログ マニュアル 携帯電話で使う(モブログ)
iPhoneのショートカットについてのわかりやすい説明は……
【iPhone】最高に便利な純正アプリ『ショートカット』のおすすめレシピ。上手く使いこなし、快適な生活とSNS環境を手に入れよう!【iPad】
Macをアップデートした

私のMac Mini。ずっと迷っていたのですけれど、結局最新OS、Mojaveにアップデートしてしまいました。
これまではHigh Sierraだったのです。いちおうちゃんと動いていましたし、特に不満があったわけではなかったのですけれど、セキュリティアップデートや、最新のiOSにアップデートし続けるにあたって「どうしようかな」とずっと考えていて、同時に「これがAdobe CS」の動く最後と言われ続け、動く最新のモノに可能な限りアップデートしておきたいという想いはありました。
で、休暇前の週末に無事アップデート。今のところ動かないアプリなどもなく、ひと安心という所でしょうか。あ、iTunesでBooksとの同期が時々おかしいんですけれど、まあ、何回かやるとちゃんと同期されますし。
しばらくは様子を見続けようと思います。
電子機器を持ち歩く話

この旅行中に思ったことですが、以前にも増して電子機器への依存が増えました。
かつては旅行に行くときの必需品はほとんど充電コードのいらないものでした。それがいまや、アドレス帳も予定表もウォークマンもいらなくなった分、たくさんの電子機器と充電コードをスイスと日本の往復に携帯させていました。
iPhone 5Sは世間的には古いiPhoneだと思いますが、私は普段ほとんど電話をしませんし、できるだけリーズナブルな通信費のままでいたいので、本当に使うに耐えなくなるまでは使い倒すつもりでいます。今回、日本でバッテリー交換をしてもらったのですが、その作業中、たった一時間手元からなくなっただけで、いかに私の生活がこのマシンに依存しているか思い知らされました。
そして、実家にはもうWifiがないので、一ヶ月間レンタルしたモバイルルーター、仕事に必要なので持ってきたMac Book Air、Mac Mini, 外出先での充電用のモバイルバッテリー、Bluetooth接続キーボード、カメラとその充電器など、常にコードを抜いたり挿したりする日々で、空港で見せる必要のある機器も多すぎるなと。
仕事をしないのならばMacやキーボードは旅には持っていかないはずですが、そうするとメールを打ったりコメントを入れたりするのが少々やっかいだなと思います。若い人たちのようにスマホだけでタタタタっと文字をうまく打てないのですよ。また、目も見えにくくなってきているので、スマホの小さい画面で何もかもするのは少々つらいという事情もあります。悩ましいところです。
旅行中はいっそのこと、訪問もコメントなども一切しない、メールも一切控えるという風にすればいいのでしょうが、最近は待ち合わせなども一ヶ月前に済ますというようなことはほとんど不可能ですし、電話やSNSからも完全にフリーにはなれないなと思っています。
今後の方針としては、可能な限りこの「コード・スパゲッティ」からもう少しシンプルな状態に持っていきたいと思っています。実際に、本当にMac Miniが必要だったのは一ヶ月の間の数回だけでしたし。
世界一周旅行などをしてブログを書いていらっしゃる方などはどうしているんだろうなあ。私は、本来はシンプルライフに憧れているのですが、現在、周りを見回すと、全くシンプルじゃないなあと思います。
タスク管理の話
最近、今まで以上にiPhoneとMacの「リマインダー」というアプリを使っています。要するにタスク管理なんですけれど、私は家にいる時はMacの音が聞こえるし、外出先ではiPhoneが手元にあることが多く、そのどちらかに「●●の時間だよ」という連絡が来るようにしているのです。
そもそもは、全然関係ないんですけれど、ここ二週間ほど腰というか背中全般がなんとなく痛かったのです。ぎっくり腰のような激痛ではなく、「なんとなく……」というレベルです。ストレスや、更年期障害、それに、ちょっと無理して重いものを引きずったこともあったかも、いろいろと遠因はあるのですが、それに加えて私は座りすぎ。そんなこんなもあって、強制的に立つように努力したのです。
で、その手のタイマーはiPhoneアプリにいろいろとあって、一番使いやすいのがListTimeというアプリなのですが、それはまた別の話。
で、タイマーがいろいろとお知らせしてくれると、忘れっぽい私でも思い出す(あたりまえ)というこがわかり、たとえばサボりがちなギターの練習などを促してくれるといいなあと思ったわけです。会社の昼休みや就業時間のお知らせは「タイマー」アプリを使っているのですけれど、それにこうしたタスクを登録するのはちょっとなと思っていました。で、サードパーティアプリもいろいろと探してみたのですが、MacとiPhoneでタスクを同期するとなると、そのアプリの会社に新しいアカウントを作らなくてはいけないというものがあって「うーん」と二の足。
それで、改めてAppleの「リマインダー」をよく見てみたら、なんとやりたかったことは全部これでいけることがわかりました。
例えば、月曜と水曜と土曜と日曜の18時半に「●●して」というような通知が、iPhoneにもMacにも来る。それだけです。これが簡単にできるとわかったら、ついでにいろいろとタスクを入れてみました。「五個ものを捨てる」とか、「●●の支払い」とか、年に一度「●●の契約を延長するかどうか決める」というようなことです。もちろんカレンダーでも同じことも出来るんですけれど、カレンダーにたくさんタスクを書いておくと、単発の予定が埋もれて見にくくなるという問題もあって、ルーティンのタスクを「リマインダー」に移したら、ずいぶんとすっきりしたんですよ。
これを応用すると「黄金の枷を書く」とか「書く書く詐欺」の方の管理も楽になるのかもと、ちょっと考えていたりします。
ATOK買った
先日、「懐古主義にも程がある」タイプである連れ合いと話をしていたんです。「日本では昔のタイプライターは使わないのか」と訊かれて「使うわけないでしょう」と答えました。そもそもタイプライターではちゃんとした日本語は書けないという事実をよく理解していなかった模様。それで思ったんですが、外国語では変換システムって日本語ほど大事ではないんですよね。
私は狂信的なApple信者なんですが、百歩譲ってもMacの日本語変換システムは「いまいち」です。これはおそらく「アメリカ人には、日本語変換の機微はわかるめぇ」ってことなんだと思います。
不思議なことに、Macの日本語変換システムは、OSが変わるたびにものすごくよくなったり、それからいきなり陸でもなくなったりするんです。よくなったものを最悪にする意味がわからないんですが、それでもしばらく我慢していました。
具体的に言うと、OSがネコ科の動物の名前だった頃は、かなり使えたんです。でも、ネコ科じゃなくなってからどんどん使えなくなり、もう我慢できなくなりました。というのは、どんなに同じ文字を変換しても必ず変な変換が最初に来るようになってしまうんです。「学習しろ!」と何度叫んだことか。
私は、ものすごくたくさんの量を書いているので、そのわずかなイライラが我慢できない臨界点になってしまったんですね。なので、お金で解決することにしました。三月末にジャストシステムのATOKのMac用を購入したのです。あ、年度末で安くなっていましたし。
もう、エラい違いです。早く買っておけばよかった。学習能力が高いだけでなく、やはり日本人が作っただけあって、かゆいところに手が届く仕様で、候補の出方や、言い換え、仮名遣いの間違い指摘など、「こんな便利だったなんて!」と叫びたいです。
ちなみに、やたらと広告が届くのでちらっと見てみた「一太郎」にも心惹かれましたよ。残念ながらMac版はないので購入しませんでしたが、欲しい機能がてんこ盛りでした。scrivernerとAdobe inDesign、iBookの三つのアプリでなんとかやっている私の小説執筆環境ですけれど、Windowsだったら速攻で「一太郎」買ったただろうなあ。なんでMac版は作ってくれないんだろう。あったらMacで小説書く人はみな買うと思うんだけれど。
Macの環境を再整備中

新しくした理由は、ひとえに前のMac Mini (Late 2009モデル) はOSもメモリも、使えるとは言えかなり限界に近い状態だったこと。それに、一応Mac OSX Sierraを入れてはいたのだけれど、最新のHigh Sierraでは対象外になっていて、iOSがどんどんアップデートして行くとそのうちにシンクロできなくなるなどの問題が出て来そうだったということもあります。本当にどうにもならなくなってから買い直すよりも、早めにやっておかないと、色々とストップして苦悩することは、過去の経験でわかっているので、自分への誕生日祝いも兼ねて買い直したのです。
新しいMacはディスク容量もメモリも十分で、移行が無事に終わった今は、ものすごく快適に使えています。
そして、この機会に使えなくなっていたアプリなどを見直して、今後使う新しいシステムなどを考えています。
自分が使いなれていると、あまり世間の流れなどを調べたりしないのですが、いつの間にか愛用のアプリがサポート終了になっていたりするのです。
その内の一つがBentoというデータベースアプリで、私はこれ一つに役所や保険会社など宛の公式文章を保存したり、手紙用の宛名ラベルを印刷するのに使っていたりしたのですが、これもサポートがとっくに終了しているので早かれ遅かれ卒業しなくてはいけません。
色々と考えた挙句、宛名ラベルは年賀状にしか使っていないので、日本郵政の出している「はがきデザインキット2018」というアプリを導入しました。ハガキの正しい位置に郵便番号と住所を配置してくれるので、直接ハガキに印刷してしまう事にしたのです。そして文章の方は、Tap Formsというカード式データベースアプリを見つけて、Bentoのデータをインポートしました。使い勝手はほぼ同じ、いや、少し使いやすくなりました。
同様に、Macのメンテナンス用のOnyxというアプリを使ったり、FTPサーバの設定を変えたりしているうちに、あれもこれも全然動いていない事が発覚。調べたらもう長らく色々と変わっていて、動くはずなどない事がわかりました。これも新バージョンをダウンロードしたり、メンテナンスを済ませてきちんと動く状態にしたので一安心です。
さらに、私はAdobe CS5.5をいまだに愛用しているのですが、こちらもサポートが切れているのでいつ使えなくなるかわかりません。なので、Parallels Desktopというバーチャル環境を用意してくれるアプリケーションを買ってありました。新しいマシンでHDDやメモリに余裕ができたので、こちらもきちんと用意してバーチャル環境で動くようにしました。小説を縦書きPDFにするときに、InDesignが必要ですし、IllustratorやPhotoshopもせっかく高いお金を出して買ったので使えなくなるのは残念ですからね。
iPad mini が復活……

このブログによく来てくださる方は既にご存知かと思いますが、私は筋金入りのApple信者です。なんせ、90年代から現在にいたるまで買った全てのパーソナルコンピュタはMac。スマホ時代になってから買ったのもすべてiPhone。会社ではWindowsも使っていますから、特に食わず嫌いでもないのですが、一度も浮氣した事はありません。
これはたんにデザインが素敵だからというようなことではなくて、他社のコンピュータのマシンとOSごとに少しずつ違う操作を憶えるのが面倒だからだったりします。というようなApple談義は今日のテーマではありませんのでこれでおしまい。
今日の記事は、去年の日本里帰りの時に買ったiPad miniのことです。いや、スイスでも買えるんですよ、iPadは。ただ、ちょうどその時日本のAppleストアで整備済製品のiPad Mini 3 が売られていたんです。整備済製品とは例えば初期不良でAppleに帰って来た製品をちゃんと整備して売っている製品のことです。中古品を買うのと違ってほぼ新品なのに安いので、前もMacを買った事があるのです。
iPad Mini 3 はiPad シリーズの中ではなぜか扱われなくなってしまっています。そのせいか整備済製品としてもとてもお買い得でした。私のはWifiバージョンで容量は128GB。指紋認証もついているし、私のやりたい事にはこれで十分だったのです。
iPhoneは毎日持ち歩くのには便利ですが、ネットを見たり地図を見たりするには少し画面が小さくて不便です。ブログを見るのも。まあ、スマホ用テンプレートで見ればいいんでしょうが、ちょっと手間が多くなったりしてPC用テンプレートで見たい事もあるんですよね。たとえば旅の間などMacに長く触れないときは、iPhoneだけだとちょっと不便。でも、iPadは私には携帯するのにかさばり重すぎるんです。MacBook Airもあるので、iPadはいらないと。で、サイズとしてiPad Miniは理想的だったんですよね。実際に大満足で使っていました。
ところが、スイスに戻ってきてからしばらくして、調子がおかしくなってしまったのです。具体的に言うと、勝手に再起動を繰り返すのです。音楽を聴くぐらいで大してメモリーを食う事もしていないのに。それにブラウザSafariを起動するだけで死んだりします。
ネット検索すると、結構同じ症状に悩んでいる人が多く、書いてある解決法をいろいろと試しました。工場出荷状態にしてから再インストールも三回くらいはしましたが、全然治りません。
「う〜ん。もしかして、ハズレの端末を買っちゃったのかなあ。まだ保証期間内だけれど……」
大きな問題が一つありました。Appleストアの日本で買ったから、スイスではたぶん保証外。っていうか、この田舎だとAppleストアに持ち込むのも一苦労で、それで保証外だったら悲しい。
それで、最終手段に出ました。iOSの全ての不具合を解消するという「iCareFone」なるソフトウェアを購入して、修復させてみたのです。
ビンゴでした。本当に、あのどうにもならなかった再起動ループがぴったりと治まったのです。
そりゃ、お金はかかりましたけれど、自宅から一歩も出ないで話が済んだし、これからもiPhoneは買替え続けるので不具合があった時に安心だし、それにこのソフトウエアはiTuneを使わずにiBookのデータや写真などをやり取りできるなど便利な機能が満載なので、買ってよかったと思います。
Apple信者です

私が生まれて初めてコンピュータを購入したのは1991年。この時の選択肢はMS-DOS(Windowsじゃありませんよ)のマシンを買うか、Macを買うかの二択でした。私はオンナコドモなので、DOSのコマンドを打つなんてありえませんでした。今じゃあたり前ですけれど、「ウィンドウにアイコンが並んでいる」「フォルダをダブルクリックすると開く」「消去したいものはゴミ箱アイコンへドラッグする」というようなGUIインターフェースは、この当時はMacの特徴だったのです。

By Blueck (Transferred from en.wikipedia to Commons.) [Public domain], via Wikimedia Commons
このLC、新入社員であった私にもなんとか買える低価格モデルであったにもかかわらず、当時で37万円くらいしました。HDは40MB、メモリは増設して4MBだったと記憶しています。GBじゃありませんよ、MBです。HD容量がiPhoneのメモリより少なかった(笑)でも、Macintosh Quadraというような上位モデルは買えませんでした。確か100万円くらいしたんじゃなかったかな。初任給10万ちょっとの人間の買うものじゃなかったです。
さて、LCはこの写真でもわかる通り、分厚いディスプレイがあって、狭い部屋ではちょっと空間を逼迫しました。それに夏は暑かったよなあ。
コンピュータで何をしたかったかというと、今と同じです。縦書きの小説をレイアウトしてプリントアウトしたり、画像をいじって遊んでみたかった。今から考えると高すぎる趣味です。当時はワードプロセッサー(ワープロ)という機械があって、まあ、小説を印刷するだけならそれでもよかったんですが、段組みにしてイラストも入れてというような高度なレイアウトをしたければやはりMacがよかったのです。
で、二つ目のMacに買い替える頃には、ようやく世間にはE-Mailというものが発達しだしてきて、でも、そんなものをやっているというと「女性にしては変わっているね」と言われていました。
二台目からはしばらくノートブックでした。PowerBook 5300、iBook G3。画像編集はちょこちょことやりましたけれど、メインはホームページの作成とメールと、それからDTPつまり小説のレイアウトです。
ここからはスイスに持ってきているPowerBook G3、iBook Power PC G4、スイスで買ったMac Mini 2009が現在のメインマシンで、先日買ったMacBook Air 2014と続きます。
それに、iPhone3G, iPhone4S、iPhone5S。これもアンドロイドスマホを買うという選択はありません。Appleオンリー。
よく考えると、最初のLCの時代はともかく、Power BookのあたりからはWindowsにしてもやりたいことは出来たように思うんです。でも、頑固にApple製品だけを使い続けてきた理由は簡単です。私には「動かなくなっちゃった、どうしよう」と泣きつけるボーイフレンドがいなかったから。オンナコドモでも簡単に問題を修復できるコンピュータは今でもMacしかないのです。
もっとも、「Macだし、自分でインストールも修復もやるもん」なんて言っている女はかわいげがないという話でもありますけれどね。「動かなくなっちゃったの。みてくれる?」と部屋にあげて、手作りケーキかなんかを出しつつもてなせばよかったんじゃないか、という話は今さら言ってもしょうがないか。
今は職場で両方を使っています。だから時々Windowsを使う連れ合いの親戚にWindowsの問題を解決することを頼まれることもあります。まあ、その程度でしたらたいていわかりますけれど、それでも自分が買うとなるとMacの方が安心です。深刻なトラブルも全部自分でなんとかできますもの。WindowsやLinuxは無理です。
で、ある程度Macを使い続けて、Windows信奉者と舌戦を続けていると、もう陣営は替えられませんよ。愛着がありすぎてしまって。
それに。 Apple製品って、パッケージに至るまで無駄にオシャレですよね。あれに慣れると、いまさら他のメーカーの製品が買えません。
MacBook Air 買った
十月に日本に帰国するんですが、今回はじめて一ヶ月帰国して、そのうちの一週間を日本で働くことにしたんですよ。遠隔接続ですね。で、こちらからリモート用のアプリケーションを入れたマシンを持っていく所までは決めていたんです。
で、問題は何をどう持っていくか。現在使っているMac miniは2008のものでOSは二代前のMervericsなのです。そろそろMac miniを買い替えるかなとは思っていたんですが、そうなると日本でディスプレイとキーボードを調達しなくちゃいけない。レンタルもありますけれど、もし万が一上手く繋がらなかったらなどと心を悩ませていたのです。

で、次の候補がMacBookシリーズでした。が、なんせ高い。ディスプレイとキーボードついているんだから当然なんですが、値段でいうと日本円にして四万円くらいの差があります。
で、ネットで中古がないかなと探したらあったんですよ。MacBook Air 13インチ 2014ものが、新品のMac miniと同じくらいの値段で。
中古の販売って、詐欺のようなことも横行しているので激しく不安だったのですが、どうやら本当にラッキーだったらしく、この値段で、ほとんど触ってもいなかったように思えるくらい新品同様のマシンをゲットしてしまいました。しかも、なんとマウス付きで。売り主も女性で、だから氣弱な値のつけ方だったのでしょうか。とにかくラッキーでした。
しかもMacBook Air ですからね。本当に軽いんですよ。以前持ち歩いていたiBookの半分。たぶんiPad Proとほとんど変わらない程度です。日本に行くときに手荷物で持っていくのだから少しでも軽い方がありがたいし、これなら旅行にも持ち歩けます。
ただ、愛機Mac Miniと違って、SSD容量がだったの125GBしかないので、たくさんのデータは入れられないという難点はあります。なので、外付けのHDDも購入してみました。どっちにしても、そういうのは必要なので。
さて、限られたアプリは何を入れよう、と見回して、最初に決めたのがOpenOffice(これは妥当)でしたが、次はなんとscrivernerでした。そうです。私が小説執筆に愛用しているアプリですね。その後にMac Keeperというユーティリティを導入。ここで、Mac Miniの中にマルウェアがいたことが判明! あわてて、そっちの対策をしたり、かなり慌ただしい週末になってしまいました。でも、とりあえず心配が一つ片付いたのでホッとしています。
新しいiPhone (でも中古)
2011年、スティーブ・ジョブスの死去でショックを受けたあの年、「4Sとはfor Steveのことだ」というApple信者らしい理由で買ったiPhone 4Sですが、いくら信者でも4Sは色々と重くて使い続けるのが厳しくなっていたのでした。でも、「すぐにまた代えなくちゃいけなくなる電話機に9万円も出せるか」という健全な金銭感覚もあって、困ったなと思っていたのです。
私は会社の仕事でiPhoneアプリの開発にも関わっているので、「別に最新でなくてもいいけれど、せめて最新のiOSが問題なく動くマシンを安く入手できないかなあ」と思っていたところ、iPhone6Sに乗り換えた人から5Sを無料で譲ってもらえることになりました。64GBもあるし、きれいな白でした。ラッキー。
で、ようやくiOS9の仲間入り。指紋認証も今ごろデビュー。SIMカードの種類をナノSIMというもっと小さいものに替えなくちゃいけなかったので、しばらくかかりましたが、無事にデータ移行も済んで、クリスマス休暇から新しいiPhoneです。快適。校正に使っているiBooksがサクサク動くのが一番嬉しかったりします。
で、それに合わせて新しいディスプレイ保護シートも買いました。ブルーライトカット機能付きのもので破損防止にもなるものです。
目の機能がものすごく退化して以来、iPhoneでの校正も可能な限りやらないようにしています。そのせいで執筆が遅れている訳でもないんですけれど、なんか別の方法を考えるべきかなあと思っていたり。
Macでもの書き
というわけで、Winの方には「なんだそりゃ」でしょうが、一応再びここで取り上げてみます。
Macには、そもそも小説用のエディタというのが少ないんですよ。しかも無料というものはほとんどない。レイアウト機能までひとつにしたければ、Appleから発売されているPagesという選択もありなんですが、日本語小説を書く人間にとっての最大の不満「縦書きできないじゃん」が、いまだに解決されていないのです。近い将来にこれが実現されたら、レイアウトソフトはいずれはこっちに、とは思っています。
で、もちろんMicrosoft Wordを使うという選択もあります。ありますが、私は20年来の筋金入りの林檎教信者でしてね。自分の魂とも言える作品を書くのに、この会社の製品は出来れば使いたくないって思いがあるんですよ。すみません。偏狭で。
それで、小説用エディタとレイアウトを完全に分けることにしたんです。エディタに求められるのは軽さと、書き出し機能。つまり、後でレイアウト用ソフトに流し込む時にはテキスト形式にしたいし、校正作業でiPhoneのiBookに読み込ませるにはePub形式で簡単にコンパイルできる方がいい。その勝手な要望を満たしてくれたのがScrivenerだったというわけです。このサイト、英語ですが、ググっていただければ、日本語化もできるみたいです。私は英語のまま使ってますけど。英語のままといっても、メニューとかだけなので、書いている内容は当然オール日本語、問題なしです。
Screvenerのいいところは、資料をみんなまとめて突っ込んでおけること。参考にした画像も、調べものの内容も、どんどん突っ込んでおけるので、何ヶ月もしてから「えっと、以前ネットで調べたんだよな〜」という感じで再び検索する必要がなくなりましたね。
さて、問題は、「何が何でも縦書きのPDFにしたい」という件。これは、このブログにはあまり関係ないけれど、そもそも私がコンピュータ(当然オールMac)を買ったのは、それがやりたかったからで、これだけは譲れません。で、結局買っちゃいましたよ、Adobe InDesign。私にとっては、大人買いってこういうことだと思います。まあ、中にはスポーツカーや家を購入する方もあるんで、そんな大した値段ではないかもしれませんが、それでもけっこうな贅沢です。私にとってのお金の使い方の優先順位ってことで。林檎教信者はお金がかかるなあ……。でも、やめる氣はないんですよねぇ。