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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012

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Posted by 八少女 夕

Twitter連携、使えない……

FC2ブログからTwitterへのお知らせ機能を使っている人に、訊いてみたい話題です。

Twitterイメージ

最近、これまで普通に便利に使っていたサービスが立て続けに終了して「面倒くさいなあ」と思っています。その1つはAppleのマイフォトストリームの機能なんですけれど、この話はそのうちにまた。

このブログに関係することで、最近もっとも納得いかないのは「Twitterとの連携」がうまくいかなくなったことです。これはFC2が悪いのではなくてTwitter社が方針を変えたからなんですけれど、それまでIFTTTなどを使ってインスタ投稿とTwitter投稿を連動させたり、「ブログを更新しました」ツイートをチェックボックスを入れて保存するだけと、けっこう便利に使ってきた身としては、ちょっとムッとしています。どれもこれも「これまで通りに利用したければサブスクね」という流れなんですけれど、私は可能な限りサブスクをしたくない人なんですよ。ええ、抵抗します。

というわけで、あくまでタダで使い続けるべく、いろいろと調べて「Twitter API V2」に対応させるべく奮闘しました。「Developer Portal」より Twitter API の API キーとアクセストークン情報の取得ってのも、ちゃんとやりました。

でも、全然投稿されないんです。3回試してダメだったので、最後のツイートは手動でやりました。ええ、手動でもできるんですよ。「なんだ、こんなんでいいのか」とわかったので、次回からはそうすると思いますが、なんか納得がいかない。開発アカウントでの悪戦苦闘した時間を返してほしい。

これって困っているのは私1人なのかなあ。情報があると嬉しいです。
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Posted by 八少女 夕

11周年と「scriviamo!」

当ブログ「scribo ergo sum」は、3月2日が誕生日です。今年は10周年だった昨年ほどの節目ではないですが、今日はせっかくなので「scriviamo!」について語りたいと思います。

小説

11周年の節目ということで、まずはいつも足繁く通ってくださる常連の皆様、小説を読んでくださったり記事に興味を持ってくださる方に、心からの御礼を申し上げます。

私は、つまらないことにはすぐに興味を失うタチなので、開設当初のような閑古鳥のままだったらとっくにブログをたたんでいたと思います。小説自体を書くことはやめないと思いますが、毎週アップロードする手間は、おもしろくなかったらかけません。でも、ここまで続いたというのは、それだけみなさんとの交流が面白くてやみつきになったことの証なのです。

「scriviamo!」はなおさらです。ご存じない方のために説明すると、この企画は毎年年初に開催しています。参加者の方がなにか(小説や詩やエッセイ、記事など)を提示してくださり、私がそれにお返しを主に掌編でします。毎年みなさんに盛り上げていただいています。詳しくはこの記事をどうぞ。

で、この「scriviamo!」ですが……。めちゃくちゃ大変なんですよ。

考えてみてください。この2か月にいただいたお題が9本(お返しが済んでいない作品が2本)で、基本的にいただいてから1週間くらいでお返しを発表しているんです。いただいてから参加者の方の作品を読み、対策を練って、執筆という作業をするのですが、月曜日と火曜日と木曜日は仕事を2つしているので何もできません。つまりこの作業を4日間でやっているのです。もちろんその間に仕事と家事の他、猫と戯れたりもしています。

毎年やっているので慣れてきて楽になったんじゃないだろうかとか、実は大して労力かからないんじゃないだろうかとか思われているかもしれませんが、そんなことはありません。はじめの頃と変わらずにずっと大変です(笑)それに、常連のみなさんは年々容赦の無い剛速球だの変速球だので「へへへ、これでどうだ!」的に投げてこられるようになっているので、楽になるはずなんかありません。まあ、一時に較べて参加者が減っているので、時間的な余裕は前よりはあります。

では、なぜ大変なのに毎年この企画をやるのかという話です。これは義務じゃありません。誰かに頼まれてやっているわけでもありません。

正直、去年の10周年の節目でやめようかとも考えたんですよ。でも、やめるメリット(2か月間楽になる)がデメリットにくらべて小さかったので続けることにしたのです。デメリットは、みなさんとの交流が減ることです。

私のブログにいらしてコメントなどを残してくださる方の大半はご自分のブログを持っていらっしゃいます。そして私以上に積極的に発信していらっしゃる方と、ほとんど記事の更新がない方にだいたい二分されます。

このブログの性格上、仲良くしてくださっている方々は創作系ブログの方が多いのですけれど、中には1年ちかくほぼ作品を発表されない方もいらっしゃいます。これって良い悪いの話ではないんですよ。書き方のスタイルも、私生活の事情も、何もかもが違うので、「自分はこうしている」ということとの比較はできないのです。ブログではなくて別の媒体に活躍の場を移された方もいらっしゃいますし、もちろん生活の変化とともに創作どころではなくなったという方もいらっしゃいます。

FC2ブログのアカウントを持っていらっしゃったり、Twitterアカウントでフォローしてくださったりすると、「ああ、読んでくださったのか」ということはわかりますし、感想をいただくこともとても嬉しいです。でも、私にとって楽しいブログでの交流って、私の作品だけを読んでくれればそれでいいというものではなくて、相手の方の作品の方でも盛り上がりたいんですよ。「あの作品、私の好きなあのキャラはいつ出てきてくれるのかなあ」などと思いつつも、なかなかつつけないもどかしさ。「ずーっと、ブログ動いていないけど、お元氣なのかなあ」と思うこともあります。

そこで「scriviamo!」なのです。「ずっと休んでいたけれど、この企画のためにまた書き出した」とおっしゃってくださる方もいれば、あいかわらずの剛速球で安心させてくださる方もいます。それに、みなさんだいたいお氣に入りのキャラで参加されることが多いので、しばらく会えなかった推しのキャラの話を読ませてもらえるという利点もあるのです。

それに多くの方が結構な力作を書いてくださるのですけれど、もちろん私のためだけということではないのはわかっていますけれど、とにかくこの企画に向けて書き下ろしてくださるわけです。世の中のオタ活をしている人たちならわかってくださると思いますが、こういうのって本当に嬉しいものなのです。

でも、たぶん喜んでいるのって私だけではないと思うんですよ。私の作品自体はどうでもいいけれど、この企画に集まってくるみなさんの渾身の作品を楽しみにしているブログのお友だちはかなり多いと思うのです。だからこそちょっと大変でも、皆勤参加してくださる方も多いんじゃないかなあ。

この企画をきっかけに、うちのブログにいらしていた方が参加者の方のブログにも行くようになって、新しい交流が始まるのも嬉しいことですよね。

私はリアルライフでも、なかなかサロン的な役割のできない引っ込み思案な人間ですが(私の連れ合いは超サロン型人間なので実感)、ブログの良いところは私が細かく面倒をみなくてもみなさんが勝手にお互いに仲良くしているのがわかることです。

そんなあれこれを鑑みて、自分の小説の瞬発力を鍛えるためにも、年に1度の「scriviamo!」を続けるのは悪くないと思っています。

今年はすでに締め切りましたが、まだお返しの済んでいない作品は順次発表していきますので、少々お待ちくださいね。これを読んで「しまった。今年は声を上げそびれた」と思われた方は、ぜひまた来年お声がけしてください。
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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

さてさて、押し迫ってきました。今年も年末と年始のご挨拶は分けずに、2022年の振り返りと2023年のご挨拶をまとめて記事にさせていただきます。

雪景色

【創作とブログの活動】
2022年は下記のような作品を発表しました。

長編・『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』 (連載中)
短編集・『12か月の楽器』(完結)
企画もの・『scriviamo! 2022』の作品群
短編・『熾し葡萄酒』

残り2つとなっていた「書く書く詐欺」のうち、もっとも下調べに時間のかかる『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』の連載を開始できたのが大きかったですね。これまでと違って見切り発車ではじめたので、2022年はいつも執筆に追われていました。今後も同様になるでしょうね。

2023年の活動ですが、既に始まっている「scriviamo! 2023」(皆様のご参加をお待ちしています)、上記『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』、そして、月に1度の読み切りは『12か月の建築』として書いていく予定です。どれもまだ構想がきちんとできていなくて、自転車操業尽くしの1年となりそうです。

【実生活】
・休暇
昨年の8月から我が家に居着いてしまった半野良猫ゴーニィを放置できないので、どこかに行くにしても全て日帰りでした。それはそれでけっこう楽しめましたが。実は、休暇の数が年間6週間になっているんですよ。制度上の有給休暇が5週間で、普段の労働時間を少し延ばして1週間の年末休業をする会社なので。だいたい2か月に1回の割合で休暇があるというのは体力的にありがたいです。その大半が猫と遊んで終わっていますが(笑)

・仕事関連
2021年に再就職した会社では80%という働き方になりました。2021年は60%勤務だったので、1日多く働くようになり、もう完全に社会復帰したという感じです。水曜日と金曜日の午後が休みなので、体力的に楽ですし、家事や銀行の用事などにも使えていい感じです。その分収入は減っているのですけれど、実は日本語教師の仕事も続けていて、月火木の夜にそれぞれ教えています。ということで、100%で働いているようなものですね。

この働き方は、私には向いているように思います。その分執筆時間は減っちゃっているんですが。

・家庭
家庭自体は大きな変化はありませんが、中心は猫です。連れ合いもそうですし、猫自体も世界は自分中心に回っていると思って行動しているようなので、それはそれで……。

特筆すべきは、今年は初めてトマト以外の家庭菜園にも挑戦したことでしょうか。キャベツ、ブロッコリー、コールラビ、ジャガイモ、枝豆、ニンジン、ズッキーニ、ペパロニ、タカキビなど、あれこれ試してみましたが、わかったのは「難しい野菜でも、なんとか収穫して食べられた。ただし、自給自足にはほど遠い」ということと、「いつもやっていたトマト、実はめっちゃ楽だった」ということでした。来年は、もう少しいろいろと工夫してパワーアップしたいですね。

・機械周り
今年の秋に、「急にバックアップができなくなった、新しいバックアップソフトを導入した」なんて騒動がありましたが、基本的には大きな買い換えなどもありませんでした。っていうか、1年経つのが速すぎて、なにか新しいことを導入する時間なんてなかったような……。

というわけで、昨年と比較してもとくに大きな変化もない年末年始ですね。

世の中は戦争だ、エネルギー危機だ、食糧危機だといった社会不安がたくさん囁かれています。私も自分にできる範囲での備えはいろいろと試みましたが、それが役に立つかどうかはまだわかりません。結局、いつも通り「人事を尽くして天命を待つ」を繰り返すしかないんだなと思っています。

こんな世界でも、縁あってこのブログにいらしてくださった皆様に、あらためてお礼を申し上げます。新しき年もおつきあいいただけることを願っています。どうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

ブログが生まれ変わります

この記事は2022年のエイプリルフール記事です。

当ブログ、10周年記念企画「scriviamo!」も一応ひと息つくことができましたので、ここで大きな発表をしたいと思います。

イラスト by ムトウデザインさん

10年間、小説ブログを運営してきて、いろいろと思うことがありました。その1つが、辺境ブログとして、なかなか皆さんに読んでいただけないという悩みです。読者を呼び込む努力や、ブログの外見の問題などもありますが、おそらく一番の原因は、小説のジャンルが時代のニーズに合っていないということに尽きると思うんですよね。

というわけで、明日から、このブログは生まれ変わります。
……今をときめく「ライトノベル」ブログとして。

まずは明日から以下の看板小説群を順次ラノベ化していきます。もちろんタイトルも相応しいものに変更します。

第1弾は『大道芸人たち Artistas callejeros』改め……
『スネに傷を持つ4人組が集まったので、ヨーロッパで大道芸の旅に出てみました』
ラノベ風AC


第2弾は『Infante 323 黄金の枷 』改め……
『初恋のカレのいる謎のお屋敷で、あたし、今日からメイドになります』
ラノベ風I323


第3弾は『森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架』改め……
『魔法も使えないし決め技もないボクは、傍観者として森をさまよい歩くつもりです』
ラノベ風CS



第4弾は『樋水龍神縁起』改め……
『無敵の巫女だったワタシが現代に転生、ヤバいことに巻き込まれて焦るんですけど』
ラノベ風樋水


というわけで、現在はラノベっぽい文体にして、さらに1作品あたりの文字数を7000字ほどに削るべく、鋭意改稿中です。

そしてブログ名も現在の『scribo ergo sum』から

『ヤオトメ・ユウのラノベ♡ワールド!』

に変わる予定です。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

この記事には追記があります。下のRead moreボタンで開閉します。

read more


えーと。4月1日なので、ふざけただけです。

どう考えても無理ですね。ブログ名も、小説も全く変わりません。辺境ブログのまま続けるつもりですので、どうぞ今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。

(ラノベっぽいイラストならびに背景は、こちらこちらからお借りしました)


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Tag : エイプリルフール

Posted by 八少女 夕

10周年です

2012年3月2日に開設した当ブログ「scribo ergo sum」は、ついに10周年を迎えました。去年から騒いでいたので「いまさらかい」と思われてそうですが、本日が10歳の誕生日です。

thank you

いつも足繁く通ってくださる常連の皆様、小説を読んでくださったり記事に興味を持ってくださる方に、心からの御礼を申し上げます。

思えばあっという間でした。まだ、2周年を迎えていない頃だったかと思いますが、お友達のブログで10年過ぎていたという話題を読んで「そんなの、私には絶対無理だわ」と思ったことを覚えています。そんなに長く自分の根氣が続くはずがないと思っていましたし、それ以上に、そんなに長く皆さんに読んでいただけるとも到底思えなかったからです。

でも、あっさり続いてしまいました。私に思った以上の根氣があったからでも、訪れてくださる方を10年間楽しませる何かを持っていたからでもありません。そんな壮大なことではなくて、普通に面白く続いてしまったと感じています。

ブログのお友達との交流が。                                                                                                                                                                      

毎日コンスタントに来てくださる方、時々いらしてくださる方、記事をアップする度に反応してくださる方など、いろいろな方がいらしてとてもありがたいなあと思っています。目的が小説を読みたいから、もしくはブログの友達だから、単純に訪問返しなどいろいろとおありでしょうが、いずれにしても関心を持っていただけるのは嬉しいことです。

二次創作や何かのファンブログだと、交流の目的にはオリジナルに関する愛を語り合うというような目的もあるでしょうが、私のようなオリジナルのみの創作者の場合は、いらしていただいた方との交流に関しては「マイ・ワールド」について語ることがメインになります。

さらには、自分の小説のキャラクターのイラストを頂戴するという大感激も味わせていただきました。他の方は存じませんけれど、ずっと一人で創作していたためにその手の反応に免疫のなかった私にとっては、自分の創作に関心を持ってもらえるのは麻薬のようなもので、これを目の前にぶら下げられたニンジンのようにして、活動してきたという経緯があります。

それで、最初の頃は1人でも多くの方に足を運んでいただこうと、いろいろな努力をしたものです。ランキングに参加したり、コミュニティに参加したり、小説投稿サイトに登録したり、関係のない記事を毎日アップしたり……。ブログの見かけにもあれこれ手を入れました。

4年目くらいからは、反対にその努力を次々にやめてきました。真剣に読んでくださる方は、ランキングから来ることは稀だということがわかりましたし、小説投稿サイトでよく求められている小説は、私の書くようなものではないこともわかってきました。さらにいうと、スイスに関する記事を細々とあげていても、小説を読んでいただくチャンスは大して増えないこともわかってきました。

反対に、ブログ運営にかけるその時間が、執筆の時間と意欲をそぐ結果になっていることを問題視するようになったのです。

途中から新規読者の獲得や技術向上の試みなどをほぼ停止したこともあり、7年くらい前と比較すると、訪問してくださる方も、読んでくださる方もぐっと減ってはいるのですけれど、個人的にはこの状態が仕事と家事をしつつ自分の執筆ペースを守っていくのにベストと思えるようになったので、これで満足しています。

この10年間に、世界はずいぶんと変わりましたし、私自身の身の上も変わりました。自分が望んだこともあるし、どうしようもなくそうなったこともあります。家族を失い、祖国から離れ、職場からも放り出され、新しい道も見つけ、新登場の猫に振り回され(笑)、新しく知った世界のあれこれに絶望したり立ち直ったりしながら、それでも、幸いなことに健康に暮らしています。どんなときも余裕のない私は、それでも、少なくともその一瞬でできる範囲を精一杯こなして生きてきました。それは、これからも同じだと思います。

実は(本人も忘れていましたが)2019年の10月頃に、ある記事の下書きを用意していました。その時、私は2022年3月1日をめどにブログの運営方法を考え直すといようなことを考えていました。閉鎖のつもりはありませんでしたが、このままジリ貧で続けることに疑問を持って運営方法をさらに変更しようと考えていたようです。その下書きには「2022年の3月1日までに考えます」みたいなことが書かれていますけれど、すっかり忘れていたというぐらいで、何も考えていません。

当時は某有名歌手の方々が次々と「○年○月をもって活動停止」を発表していたので、それに影響されたのかもしれません。それに、その下書きを書いた2019年10月というのは、まだ前の会社にいて、年に3回も海外旅行をして、そんな生活が当たり前だと思っていた頃でした。世界がこんな風に不安と不確実さに満ちていると認識していなかった頃です。要はブログの運営方法くらいしか考えることがなかったのです。その後の2年半に世界で起こったことは、皆さんもよくご存じの通りで、そもそもブログどころでない日々なのに、よく皆さんが訪れ続けてくださったと改めて思います。

その世界の変化に加えて、その頃、自分でものすごく氣に病んでいた、多すぎる「書く書く詐欺」の多くを解消してきたこともあって、当時の私とは少し考え方が変わっているようです。すなわち、無理をしない範囲で、今まで通りの活動をできるところまでやっていこうということです。

具体的にいうと、可能な限り毎週水曜日の小説更新、そして週にもう1日、関係ない内容の記事を1つアップする、現在のスタイルを続けていこうかなと思っています。

この間にブログを全く更新なさらなくなってしまったお友達もいらっしゃいますし、活動の場を他に移された方もいらっしゃいます。でも、そうした方でも、ひょっこりとまたコメント欄にいらして近況を知らせてくださることがあり、それまた楽しみの1つになっています。そうした方が、5年後、10年後に古いブックマークを辿ってみたら、誰も訪れていないみたいだけれどまだそこにいた、そんなブログであり続けられたらいいなあ。それが当面の抱負です。

毎年、このブログの誕生日を祝う記念企画として開催してきた「scriviamo!」も今年で10回目になりました。今年の参加受付は既に終了しましたが、まだお返しすべき作品がいくつか残っていますので、引き続きお楽しみください。(参加表明をなさって、まだ作品をアップなさっていらっしゃらない方も、お忙しいとは思いますが何卒どうぞよろしくお願いします)

これからもどうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

ついこの間、このご挨拶をしたという感覚なのですが、1年の早いこと早いこと。今年も年末と年始のご挨拶は分けずに、2021年の振り返りと2022年のご挨拶をまとめて記事にさせていただきます。

カンポ・ルドゥンツ村から


【創作とブログの活動】
2021年は下記のような作品を発表しました。

長編・『Filigrana 金細工の心』 (完結)
短編集・『12か月の店』(完結)
企画もの・『scriviamo! 2021』の作品群
企画もの・『創作語ろう』のエッセイ

「書く書く詐欺」がストレスになっていた作品群のうち、『黄金の枷』3部作がついに完結しました。大風呂敷を広げてしまった「書く書く詐欺」は全部で4つあったのですが、そのうちの2つが無事に完結したので少しだけホッとしています。ただ、残りはあいかわらず進んでいないので頑張りたいと思います。

コロナ禍が始まると同時に(コロナ禍とは別の原因で)実生活が忙しくなった(これについては下で触れます)ので、執筆がほとんど進まなかったのですが、これから少しずつ遅れを取り戻したいです。

さて、2022年の活動ですが、既に始まっている「scriviamo! 2022」(皆様のご参加をお待ちしています)、3月からは『森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠』の連載を始めますが、明らかに見切り発車なので今からかなり不安が……。ま、なんとかなるでしょう。これまでも何とかなったし。(なっていないとも言う)『12か月の○○』シリーズは、『12か月の楽器』で、今ごろ1月分を書いております。

【実生活】
・休暇旅行は国内のみ
6月に1度だけ、レマン湖沿いの連れ合いの故郷に行きました。久しぶりのバイクの旅でした。いいタイミングで行けたと思います。天候にも奇跡的に恵まれましたし。連れ合いの幼なじみたちとの交流がメインでした。

・仕事関連
2019年末にレイオフされてから、1年半にわたり半分求職、半分細かなアルバイトというような生活を続けました。幸い、今年の6月から再び定職に就くことができ、2020年の7月から始めた日本語教師の仕事(パートタイム)も2足わらじで続けることになりました。

日本語教師を完全に辞めるという選択肢もあったのですが、世界の先行きが不透明ですし、いつまた2019年と同じように放り出されるかわからないので、ある程度の可能性をキープしておきたいというのが1つ。また、生徒たちが「やめないでほしい」と強く要望してくれたのが嬉しかったのも別の理由であります。

さらには、クラスで紹介している日本の文化、「何となく」の知識を言語化していくことが、私自身にとってもとても身になっているということがあります。日本から離れて20年経ちますが、よその文化に身を置くことで自分の日本人としてのアイデンティティーを常に意識しています。この仕事は、その確認作業にとても近いので、収入は少なくても続けていきたいと思ったんですよね。

再就職したメインの方の仕事はIT会社でまたプログラマーなのですが、2021年いっぱいは60%勤務(週3日換算)でしたが、新年からは80%になります。かつてのように自転車では行けませんが、車で10分という立地な上、おそらく来年からしばらくはホームオフィスになりそうです。

・家庭
家庭の方は、大きな動きもない1年でした。今年1年、連れ合いも私も風邪1つ引かず、健康に過ごしました。おちおち風邪も引けない世界というのも異常なんですけれど、これが現実なのでしかたないですよね。秋以来レストランにも行けないので、以前よりもさらに料理ばかりしている感があります。今年のブログもそんな記事が多かったですよね。
 
・猫(追記)
そういえば、あまりに慣れすぎて書き忘れましたが、猫が連れ合いの工場を住処に決めたのも2020年の秋でしたね。今は、冬休みなので1日数回のお世話(一緒の散歩やマッサージなど)をさせていただいています(笑)小さくてかわいい、自分の都合に合わせては動いてくれない存在がいるのはなかなかいいものです。

・機械周り
旧Mac miniとMac OS Big Surの相性が悪く、何度も再インストールを繰り返した末に完璧に壊してしまいました。1ヶ月半ほどMacBook Airだけでお茶を濁した末にM1のMac Miniを購入。その後はとても快適に使っています。

そんなわけで、今年も慌ただしかった割にはあまり代わり映えのない生活で過ごし、このまま2022年に突入する予定です。

2021年にこのブログを訪れ小説や記事に関心を持ち励ましてくださった皆様に、心から御礼申し上げます。2022年もさらなるご指導をお願いすると共に、また皆様との楽しい交流があることを心から祈っています。引き続き「scribo ergo sum」を、どうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

9周年です

本日、当「scribe ergo sum」は9周年を迎えました! いつも足繁く通ってくださる常連の皆様、小説を読んでくださったり記事に興味を持ってくださる方に、心からの御礼を申し上げます。

9周年

ううむ、1桁ラストですか。感慨深いですね。1年続くか心配していたのは、まるで昨日のことのようなのに。

ほぼ開設当時から遊んでくださっているお友達、途中で新たにお友達になっていただいた方、途中でブログおやめになったけれどまた復活なさった方、ブログとは別の形でコンタクトをくださり応援してくださった方、いろいろな方とのご縁を通して、たくさんの小説と記事を書く楽しみとモチベーションを保ち続けてきました。

その間に、自分にも、そして世界にも、あれこれがありましたし、これからもあるのでしょうが、「なんとかなる」と信じてもう少しこのブログを続けていきたいと思っています。

それから、ここのところ考えることがありまして、完全な長編の完成にこだわるのはやめようかなと思っています。書き渋っている間に、書けなくなってしまうことも多いので、たとえ断片でも発表してしまえる物はしちゃえと。まずは、明日の小説から(笑)

それで、「書く書く詐欺」の解消というわけではありませんが、この世は何があるかわからないもの、ある日いきなり更新がぷっつり途絶えても、「ま、いっか」と思えるような感じにしておくのも悪くないかなと思うのです。

というわけで、今日からまた10周年に向けて、のんびりと更新を続けたいと思います。今後とも、おつきあいのほど、どうぞよろしくお願いします。

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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

さて、いよいよ年末も押し迫ってきました。1年、やけに早いですよね。今年も年末と年始のご挨拶は分けずに、2020年の振り返りと2021年のご挨拶をまとめて記事にさせていただきます。

夜明け

【創作とブログの活動】
2020年は下記のような作品を発表しました。

中編・『Usurpador 簒奪者』 (完結)
長編・『Filigrana 金細工の心』 (連載中)
エッセイ集・『心の黎明をめぐるあれこれ』(完結)
企画もの・scriviamo! 2020の作品群
企画もの・123456Hitの作品群

「書く書く詐欺」がストレスになっていた作品群のうち、『ニューヨークの異邦人たち』シリーズはなんとか昨年完結に持ち込みましたし、『黄金の枷』シリーズも、突っかかっていた『Usurpador 簒奪者』を完結に持ち込めたのは、今年の個人的な一番の成果でした。(それと、意外と苦しんだエッセイ集も)長々と書いてきた『黄金の枷』は、ようやく3部作の最終小説に取りかかりましたので、あとは『森の詩 Cantum Silvae』と『大道芸人たち Artistas callejeros』だけ! しかし!何とかなりそうなのから片付けたせいで、その2つは結局全く進んでいないしなあ。来年以降の課題ですね。

さて、2021年の活動ですが、既に始まっている「scriviamo! 2021」(皆様のご参加をお待ちしています)、それと並行して「黄金の枷」シリーズの『Filigrana 金細工の心』の連載を続けたいと思います。『12か月の○○』シリーズは、普通の掌編集に戻して、続行予定です。

【実生活】
・休暇旅行に行けず
ご存じコロナ禍のため、今年はこちらに移住して初めて旅行に行かない年でした。夏にはみなさんわーっとバカンスに行っていましたが、それに、日本ではGoToキャンペーンやっていましたが、私たちの行こうとするところはポルトガルと、イタリア。ポルトガルは3月にロックダウン直前でキャンセル。10月に代わりに行く予定でしたが第2波で再キャンセル。代わりにバイクで行きたくても、イタリアはコロナの嵐で危なくていけやしません。結局どこにも行きませんでしたが、おかげで第2波の要因にはならずに済んだようです。

・仕事関連
今年の3月、17年働いた会社を退職することになりました。部門の整理によるレイオフ。日本と違って悪いことをしていなくても普通にこういうことがあるんですけれど、それにコロナ禍が重なって「これはどうなるんだ」という1年の始まりになりました。

で、7月から、ひょんなことから日本語教師の仕事をしています。パートタイム的ですけれど。それに加えて、前の会社からの仕事をフリーランスという形でもらうことになり、それで生活しています。ただ、日本語教師の勉強と準備にものすごく時間が取られる日々で、前よりもやたらと忙しい生活になってしまいました。来年は少し落ち着いて小説も書けるといいんですけれど、おそらく自転車操業になるだろうなあ。そういうわけですので、もし、週1の更新を落としたとしてもお許しください。


・家庭
家庭の方は、大きな動きもない1年でした。幸いというのか、1人暮らしをしていた義母は2019年の秋に施設に入ったので、コロナ禍の中でもある程度安心して任せられたのですが、ついにその施設でも感染がでたということで、病魔は人ごとではないところまできています。ただ、幸いみな健康で年の瀬を迎えられました。実は、コロナ騒ぎが始まってから、誰も病にかかっていないのです。手洗いの威力ってすごいのでは?

というわけで、短くて忙しかった2020年、最後はにわかでベートーヴェン三昧をしつつ、2021年もこのまま突入する予定です。

2020年にこのブログを訪れ小説や記事に関心を持ち励ましてくださった皆様に、心から御礼申し上げます。2021年もさらなるご指導をお願いすると共に、また皆様との楽しい交流があることを心から祈っています。引き続き「scribo ergo sum」を、どうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

123,456Hitのリクエストを承ります

当ブログの123,456Hitが近づいてきました。100,000Hit以来、10万ごとのキリ番企画はウザいかなと思ってずっとスルーしてきたのですが、こういう並びの数字はもうしばらくないでしょうから、今回はやろうと思います。(その次は150,000Hitかな……)

いつものように、カウンターが123,456を過ぎてからの先着順6名でこの記事のコメント欄にてリクエストをお受けします。
フライング、別記事へのコメント、そして鍵コメは無効とさせていただきます。また、この記事には鍵コメは一切入れないでください。ご理解のほどよろしくお願いします。

「リクエスト内容は後から考えるから、とりあえずリクエスト権だけ確保」というのはありです。コメント欄にその旨お書きください。

リクエスト内容(フリー)
  テーマ
  私のオリキャラ、もしくは作品世界の指定
  コラボ希望キャラクター(ご自分の、又は作者の了解をもらえる場合のみ)
  時代
  使わなくてはならないキーワード、小物など
  その他 ご自由に



いただいたリクエストに基づき、作品を書いていきます。場合によっては、数名の方のリクエストをまとめて一つの作品にするかもしれません。
皆様からのリクエストをお待ちしています。

【リクエスト状況】
(1)TOM−Fさん
   テーマ: 絆
   私のオリキャラ、もしくは作品世界: 『樋水龍神縁起』シリーズの女性キャラ
   コラボ希望キャラクター: 『天文部シリーズ』から智之ちゃん
   使わなくてはならないキーワード、小物など: 木星往還船

(2)山西サキさん
   テーマ: 愛
   私のオリキャラ、もしくは作品世界: サキさんの知っているキャラ
   コラボ希望キャラクター: サキさんの作品のキャラクターを最低1人
   時代: アフターコロナ。近未来(2~5年先?)
   使わなくてはならないキーワード、小物など: 道頓堀

(3)大海彩洋さん
   テーマ: 旅
   私のオリキャラ、もしくは作品世界: レオポルドⅡ・フォン・グラウリンゲン
   コラボ希望キャラクター: マコト
   使わなくてはならないキーワード、小物など: 賢者の石

(4)limeさん
   テーマ: ときめき
   私のオリキャラ、もしくは作品世界: 誰か
   コラボ希望キャラクター: limeさんのオリキャラ
   時代: 現代
   使わなくてはならないキーワード、小物など: 馬

(5)ダメ子さん
   テーマ: 成長
   私のオリキャラ、もしくは作品世界: 高橋瑠水
   コラボ希望キャラクター: ダメ子さんのオリキャラ
   時代: 現代
   使わなくてはならないキーワード、小物など: 大人の女性

(6)

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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

さて、いよいよ年末も押し迫ってきました。って、ついこの間書いたはずなのに、もう一年経ったんですね。みなさまも年末年始でお忙しいことと思いますので、年末と年始で記事を分けることはせずに、2019年の振り返りと2020年のご挨拶をまとめて記事にさせていただきます。

夜明け

【創作とブログの活動】
2019年は下記のような作品を発表しました。

中編・霧の彼方から (完結)
短編集・十二ヶ月の歌 2 (完結)
企画もの・scriviamo! 2019の作品群
オリキャラのオフ会参加・豪華客船やりたい放題

なんか以前に比べると、ずいぶん少ないなあと思いますが、まあ、普通に生活をしているアマチュアとしてはこのくらい発表できればまあまあいいかと、自分を慰めています。少なくとも週一回の小説発表は死守できましたし。個人的には一度にたくさんではなく継続的な発表を心がけているので、新年も息切れしないように続けていく所存です。

さて、2020年の活動ですが、既に始まっている「scriviamo! 2020」(皆様のご参加をお待ちしています)、その後に「黄金の枷」シリーズの『Filigrana 金細工の心』の連載を始めたいと思います。ただ、その前後に本来は第二作の位置づけである『Usurpador 簒奪者』を外伝っぽく発表できないかなと、未だにあれこれ悩んでいるところです。

【実生活】
・休暇旅行
毎年恒例のポルト旅行、2019年は、サン・ジョアン前夜祭のある六月後半にポルトに行きました。また九月末から北イタリアのバイク旅行をし、十月末には勤続十五周年にともらった休暇でシエナとフィレンツェに電車で行ってきました。

2020年は、また三月末にポルトに行く予定でいます。これは既に予約済み。その他の休暇でどこに行くのかはまだ決めていません。そもそも休暇というものが取れるかどうかも今のところ定かではありません。

・デジタル関連
2019年のトピックスとして忘れてはいけないのは、Apple Watchを購入したことです。いろいろと便利になったことは多いのですけれど、ここで特筆するのはそれ以来一日も欠かさずに軽い運動をしていることです。これから年を重ねていくことを考えると運動の習慣と適度な筋肉を維持するのはとても大切だと思うので、新年も引き続き続けていきたいと思っています。

ついでにTwitterとInstagram始めました。まだ初心者なので失敗もいろいろあって、普段はInstagramから同じ投稿を同時にしているのですが、Twitterだけに写真入りで投稿したらめちゃくちゃ大きな画像が貼られて恥ずかしかったとか、ある人をフォローしようとして間違ってその人が論破していたネトウヨをフォローしてしまい、TLがメチャクチャ不快になってしまったとか、年末までいろいろとやっていました。来年こそは、Twitterでちゃんと小説の宣伝しよう。

そういえば、iPhoneの画面を割るかなしい初体験もしました。日本よりも修理にお金はかかるのだけれど、割れた画面を見続けるのに耐えられず、修理してきました。2020年は、雑な扱いを改めようと思います。(もともとの性格だから難しいかも)

・義母のこと
2019年のリアルの活動で一番大きな比重を占めていたのが、義母のケアでした。もう何年も体調の波が大きく家族に負担がかかりすぎていたのですが、九月に特別介護施設に入ることになりました。本人はすぐに引っ越して、日本だったら「なんて贅沢!」とびっくりするような部屋に住むことになり、それはよかったのですが、家族にとってはそれまで彼女が一人で住んでいた住居の片付け等でかなり負担のあった数ヶ月でした。これに懲りて、また自分の持ち物も片付けようと決意を新たにした私でした。

2019年は、実生活でもう一つ大きなことがありました。これに関してはまだ海のものとも山のものともわからない状態なので、しばらくはここでは語りません。今回の「scriviamo!」は珍しくリアルの方でもかなりやることが多い中での開催となりますが、そのことを言い訳にせずに乗り切ろうと決意していますので、今まで通りにお付き合いいただけると幸いです。

・家庭
2019年は、連れ合いとの家庭生活は平穏でよかったと思います。2018年の母との永別以来、日本の姉ともよくコンタクトをとるようになったことも特筆すべきかもしれません。生きていればいろいろなことがありますが、少なくとも暖かい我が家と美味しいご飯、それにぐっすりと眠れる寝床があることを感謝して新しい年を健康に歩いて行きたいと思います。

2019年にこのブログを訪れ小説や記事に関心を持ち励ましてくださった皆様に、心から御礼申し上げます。2020年もさらなるご指導をお願いすると共に、また皆様との楽しい交流があることを心から祈っています。引き続き「scribo ergo sum」を、どうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

雑多なあれこれ 2019 その2

さて、あっという間に今年も四分の一が過ぎてしまったという驚愕の事実は置いておき、いくつかのお知らせをまとめて記事にしますね。

空見の日の空

まずは、「scriviamo!」ですが、今年も無事に終了しました。多くのみなさんのご参加くださり、さらには読んでコメントをくださり盛り上げていただき、本当に感謝しています。

今ごろになりましたが、「プランB」でご参加くださった夢月亭清修さんのお返し作品をここでご紹介しますね。(「プランB」は、私が先に書いて、参加者の方がお返事(の作品。または記事など)を書く方式のことです)

 夢月亭清修さんの書いてくださった『scriviamo! 2019 参加作 『探訪の入り口』

私の無茶なサーブに、がっつりと打ち返してくださった、清修さんワールドどっぷりの作品です。どうもありがとうございました。

また、もぐらさんへのお返し作品、「樋水龍神縁起 東国放浪記 世吉と鵺」を、もぐらさんがさっそく朗読してくださいました。

 もぐらさんが朗読してくださった「第464回 樋水龍神縁起 東国放浪記 世吉と鵺」

ついでの報告で恐縮ですが、3月18日に、もぐらさんが主催なさっている「空見の日」に参加しました。「空見の日」は毎年決まった日にみなで空を見上げて、東日本大震災をはじめ災害で犠牲になった方に想いを馳せようというイベントで、私も毎年参加させていただいています。ただし、毎年日本では日付が変わった頃の更新になってしまうのですけれど。とにかくスイス時間の当日中にはPIYOだけでご報告したのですけれど、今日は改めてその写真を貼り付けてみました。

* * *


さて、今後のブログ活動ですけれど、四月から「郷愁の丘」の続編である「霧の彼方から」を連載します。書き終わっていないのに、見切り発車。まあ、なんとかなるでしょう。

その前に、今月末から一週間だけまた休暇です。しばらく音信不通になりますが、すみません。
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Posted by 八少女 夕

ブログ開設七周年です

旅行中ですが、本日三月二日は当ブログ「scribo ergo sum」の誕生日です。本当に七周年? 2012年3月2日に開設したのだから、間違っていませんよね。ひえ〜。こんなに簡単に七周年になるんですね。

バースデーケーキ

いつも足繁く通ってくださる常連の皆様、小説を読んでくださったり記事に興味を持ってくださる方に、心からの御礼を申し上げます。

すっかり新年の恒例行事になった「scriviamo!」も今年で七回目です。今年の参加受付は既に終了しましたが、まだお返しすべき作品が残っていますので、引き続きお楽しみください。

七年も経つと、参加者も読んでくださる方にも変化が出てきます。みなさん、それぞれにお忙しく、さらには私のように十年近く身の回りに全く変化がないような生活をなさっているわけではないので、当然なのですが、参加くださった方も、せずにパスの方も、一回休憩の方も、もしくは「ブログなんてやっていられん」と広告出っぱなしになってしまわれた方も、それぞれに元氣で楽しくこの日を迎えられているといいなと思います。

現在、私は作品の取材と有休の消化を兼ねて、イギリスにいます。次の土曜日にはアフリカ旅行に行っている連れ合いが帰ってきてしまうので、その前にさくっと行ってしまおうという試みです。

次の記事は、もう帰宅しているので通常モードになっていることと思います。出発ギリギリまで、「scriviamo!」のTOM−Fさんへのお返しを書いていたので、新作の連載の準備等はまだ整っていないのですが、用意ができ次第、「郷愁の丘」の続編である「霧の彼方から」を連載しようと思っています。

八年目に入ったと言っても、特に代わり映えしない活動になると思いますが(「書く書く詐欺」は相変わらず山積み)、しつこく諦めずに一つずつ書いて、楽しく活動していきたいです。みなさんにお付き合いいただければ、これ以上の歓びはありません。

今後とも「scribo ergo sum」を、どうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

さて、いよいよ年末も押し迫ってきました。今年は母が亡くなりましたが、現在私の住んでいる国の習慣で言うと、身内が亡くなるのはつらく悲しいことであるのは同じでも、クリスマスになれば「おめでとう」と言うことには問題がありません。そもそも私は一応キリスト教徒なので、ブログでまで喪中ですと体裁を整える必要はないのです。もはや黒一色を着ているわけでもありませんし。

とはいえ、日本の習慣に従って行動なさっていらっしゃる皆様が、違和感を持たれたり、落ち着かない心持ちになられたりするのも、申し訳ないと思いますので、年始はこの2018年の振り返りと2019年への抱負の記事のまま、ひっそりと始めたいと思います。その分、この場をお借りしましてひと言ご挨拶させていただこうと思います。

Winter

【創作とブログの活動】
2018年はなかなか創作に集中できない年でした。ブログにおいては、下記のような作品を発表しました。

長編・郷愁の丘 (完結)
長編・大道芸人たち 2 (チャプター2 終了)
短編集・十二ヶ月の情景 (完結)
不定期連載・リゼロッテと村の四季
企画もの・scriviamo! 2018の作品群
その他、エイプリルフール作品など

一月に、カウンターが100,000Hitに達したので、三月から十二月までの「十二ヶ月の情景」は、すべてリクエストにお応えして書く記念掌編スタイルでした。

また、月間「Stella」用の作品を「十二ヶ月の●●」シリーズにするという企画の統合を行ったので、前ほど連載がブチブチ途切れることはなくなったと思います。

創作ではないのですけれどブログに関連のあるトピックとして、2018年は二年ぶりに帰国し、関西へ出かけて多くのブログのお友達にお目にかかりました。特に、大海彩洋さんには三泊四日、泊めていただき更にずっとお世話していただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。また、オフ会での幹事、さらには中継まで全部やっていただいたTOM−Fさん、本当にありがとうございました。また私のためだけではないでしょうが、お忙しいなか日時を合わせて集まってくださったブロ友の皆様、そして、京都に再びいらしてご案内くださったおだまきさんにも感謝でいっぱいです。次回一時帰国するのはいつになるかわかりませんが、その時にまた遊んでくださると嬉しいです。

さて、2019年の活動ですが、既に始まっている「scriviamo! 2019」(皆様のご参加をお待ちしています)、その後に「郷愁の丘」の続編である「霧の彼方から」の連載を考えています。平行して少しずつ「黄金の枷」シリーズの続編または「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」の方を形にしたいと思っています。発表の方は、まだいつになるかわかりませんが、できるだけ早くこぎ着けたいと思っています。

【実生活】
・休暇旅行
毎年恒例のポルト旅行、2018年は三月ではなく少しでも遅い四月にしたのですが、雨が多くてあまり暖かくありませんでした。ただ、たまたま五つ星ホテルに泊めてもらうラッキーがあったので、その滞在を楽しみました。

2019年は、サン・ジョアンの前夜祭のある六月後半にポルトに行きます。これは既に予約済み。その他の休暇でどこに行くのかはまだ決めていません。なんせ、相談する連れ合いが現在アフリカにいるので。

・二度の日本帰国
2018年の一月に、十月末からの日本帰国を決めて予約を入れました。この時にオフ会をしたいという話を進めて、日にちだけ決めていただきました。ところが、五月末に母が急逝したので、その翌日から連れ合いと共に一週間日本に行きました。この一週間は偶然ですが休暇が入っていた時期でした。十月末からの一ヶ月の帰国は、そのままにしておき、帰国して姉と二人で必要な手続きや片付けなどをしました。

十月末からは一ヶ月の一時帰国をしました。このうち一週間はノマド状態で勤務しました。残りの三週間は一応休暇で、上記のほか既に何回か報告の記事を書いているように、五泊六日の関西旅行を楽しんだほか、姉と実家の片付けや相続の手続き、カトリック死者の月に行われる追悼ミサなどへの出席などであっという間に過ぎてしまいました。

・仕事と家庭
この辺は現状維持でしたが、やはり母の急逝に伴い、いろいろと手続き上で必要なことが多く慌ただしかった年でした。ベルンの日本大使館に二度も行くことになりましたし、書類を用意してサインをしたり、姉と連絡をとったり、実家から持ち帰ってくる荷物のために自宅を片付けてスペースを作ったりということが多く、かといって仕事や家事の方の時間はこれ以上削れないので、他の年よりも創作に使える時間が少なくなりました。

2018年は母以外にも永別のニュースが多く、「次の機会はもうないかもしれない」ということをしみじみと感じるようになりました。一方で、素敵な新しい出会いがいくつもあり、(私の作品のキャラたちに負けずに)人付き合いの下手な私でも、勇氣を振り絞ってもっと外に出て行くようにしたいと思い行動するようになった年でした。いろいろな事を変えるのが億劫になり、さらにいうと体も頭脳も二十代の頃ように楽に動かなくなっていますが、それを補うべく意識的に前向きになろうと思っています。

2018年にこのブログを訪れ小説や記事に関心を持ち励ましてくださった皆様に、心から御礼申し上げます。2019年もさらなるご指導をお願いすると共に、また皆様との楽しい交流があることを心から祈っています。引き続き「scribo ergo sum」を、どうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

日本にいます

この記事を書いているのは、まだスイスにいる時なので(予約投稿です)、「たぶん」日本にいますと書くべきでしょうね。(追記 10/27 無事に到着しています)

私は週に五日(正確には四日半)働いているので、本当は金曜日もお仕事だったのですが、有休を更に一日余分に取得して、日本行きの飛行機に乗りました。

2018年の新年早々に予約した便に乗って、休暇です。予約時は、母の誕生日を祝って翌日にスイスに戻るスケジュールでした。五月末に母の訃報を聞いた時に、この便の予約を変更して行くことも考えたのですが、後ほどやることが大量にあることを見越して、別に航空チケットを購入しました。最近ようやく知ったのですが、航空会社によってはお葬式のために飛ぶための特別運賃があることもあるんですって。知らずに普通の運賃で二人分買ってしまいました。やれやれ。

さて、そんなことはさておき、予約したときとは全く違う境遇と想いと予定で、一ヶ月の日本滞在をすることになりました。あ、一ヶ月の有休ではありませんよ。そのうち一週間は働くのです。三週間の有休です。

私は普段は二週間ずつしかまとめての休暇は取りませんが、日本に行く時だけはこうした長い休みを取ります。なぜか。日本が遠すぎるんですよ。若い時には、十二時間のフライトや八時間の時差なんて大したことはありませんでしたが、寄る年波には勝てず。本当に体力的にきついのです。私はフライトでは熟睡できないので、往き帰りの旅は一日が32時間になり夜が来るまで泥のように疲れる、ということを繰り返します。それでも、かつては母がいるからできるだけ繁く帰ろうとしていましたが、その意欲はそがれました。次はきっと五年後以降でしょう。

そして、今回は、私が記憶にある日本生活のほとんどを過ごした家に滞在する最後の機会になります。片付けて、放置していたもののうち必要なものはスイスに送らなくてはいけません。それに、今まで中途半端に残していた各種制度の登録を全て変更しなくてはなりません。

本当に完全に引き上げると困ることもあるので、例えば銀行口座や国民年金などは残しますが、色々なことを変更し、登録を抹消して捨てていく作業を繰り返すうちに、かつては「私がいて当然だった場所」「何かあったら帰る場所」がなくなっていくのを感じます。たぶん、他家に嫁いだ姉は、その作業をもっと早くにしたのかもしれません。私だけがまだ、実家と母の元に心の半分を置きっぱなしにしていたのかと改めて思っています。

次に日本に来る時は、私は完全な異邦人になっていると思います。宿泊場所を予約し、身の回りのものを全てスーツケースに入れて持ち運び、知らない街に行く。そして、今は「帰国」という言葉を日本とスイスの両方に使っているのですが、スイスだけになっていくんだなと感じています。かといって、未だにスイスに100%馴染んでいるわけではない私は、どこに行っても、なんとなく身の置き所がない存在として生きるのではないかと思っています。

さて、今回の帰国は、いつもよりも大切な事務手続きや、待ったなしの片付けに追われています。本来ならば六月末に書き終えていたかった小説が、まだ三割ほどしか進んでいないし、来年からの連載の小説もまだめどが立っていません。でも、これは仕方ないことと諦めて帰国後にダッシュを掛けようと思っています。

日本滞在中は、まだ、みなさまのところにゆっくりと通える状態にないため、またしてもコメント等がご無沙汰になってしまうことをお許しください。

来年の活動について、考えていることを少しだけ触れておきます。七回目になる「scriviamo!」は、懲りずに開催予定です。2019年一月と二月は、それに明け暮れます。また、来年も「十二ヶ月の●●」シリーズは続ける予定です。「大道芸人たち Artistas callejeros」の第二部は、チャプター2が間もなく終わりますので、そこで一端止めて、可能ならば「郷愁の丘」の続編を連載したいと思っています。

少し落ち着いたら、腰を据えて「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」を書いていきたいと思っていますが、どうなるでしょうね。っていうか、まだ続きを期待してくださっている方はいるんだろうか……。早く書かねば。

そんなこんなで、ここ一ヶ月ほどは最低でも週に一度は更新しますが、若干不定期になることをお許しください。
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Posted by 八少女 夕

またブログの誕生日です

さて、本日三月二日は当ブログ「scribo ergo sum」の誕生日です。2012年に開設してからはや六年が過ぎましたか。我ながらびっくり。

Birthday

いつも足繁く通ってくださる常連の皆様、小説を読んでくださったり記事に興味を持ってくださる方に、心からの御礼を申し上げます。

なぜ一日にブログを始めなかったのかと、自分で首をかしげているのですけれど、思い返して見たら当時私は「Seasons」というだれでも載せられる商業誌に作品を載せてもらうことになって、その作者紹介のところに載せるホームページやブログがないやと思って、その場でFC2に登録してブログを始めたという経緯があったのでした。

そして、せっかくブログを作ったのだからと、恐る恐る小説を公開しだしたのですけれど、六年経ったらなぜかこういうことになっていました(笑)

毎年、このブログの誕生日を祝う記念企画として開催してきた「scriviamo!」も今年で六回目になりました。今年の参加受付は既に終了しましたが、まだお返しすべき作品がいくつか残っていますので、引き続きお楽しみください。

この「scriviamo!」、すっかり新年の恒例行事になりました。皆さんが趣向を凝らしたレベルのとても高い作品や記事で参加してくださるので、毎年とても勉強になっています。みなさんそれぞれにご事情があったり、とてもお忙しい中、わざわざこの時期に合わせてご用意くださっていることを本当にありがたく思っています。

また、今年に入ってカウンターがついに100,000を回りました。有名人でもなく、受けるジャンルの小説を書いているわけでもなく、検索にもほとんど引っかからない辺境ブログにもかかわらず、この数字を達成したのは、ひとえにマメに通ってくださる優しい皆様のおかげです。ほんとうにありがとうございます。

毎月一つの掌編を、リクエストに合わせて書いていく記念企画を開催中ですが、まだ三つほど枠が残っておりますので、ご希望の方はこちらからお申し出ください。

「scriviamo!」の作品を全て発表するまでは少し不規則なままですが、これが終了したら通常モードにもどります。即ち、小説は週一回、そのほかの記事も一回ですね。メインの連載「郷愁の丘」は六月中に完結する予定です。その後は、その続編にするか、他の長編にするか、まだ迷っています。

そして、今年は少し「書く書く詐欺」になっている作品の完結に向けて少し集中していこうと思います。って、大きいものだけでも三作品あるので、一つでも今年中に書き終えるのが目下の目標です。

派手なウルトラCとは無縁な私ですが、地味にコツコツ書いて続けて行いくことはできるので(要するに暇なんですね)、また一年間ゆるーくお付き合いいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

歳のはじめに思ったいくつかのこと

新年になってから、小説の更新が続いていたため、通常の記事はしばらくぶりになりました。

年末の忙しい時期、クリスマスの前に風邪をひいて以來、三週間以上の不調が続き、また急ぎの執筆も続けていたのでネット上でおつきあいのある皆様には、ご無沙汰が続いてしまいました。風邪が治ったと思ったら、突然の眩暈と嘔吐という、本当に執筆すらもできずに寝ているしかない状態にもなったのですが、今はまたとても健康になり、その間に溜まってしまった家事や事務や仕事の遅れも取り戻して、ようやく心の余裕が出て来ました。

というわけで、こんな風に通常の記事も書く余裕が出て来たというわけです。

で、いくつかのお報せやお礼をこの記事でまとめてさせていただきたいと思います。

一つ目は、今年も「scriviamo!」を開催中ですが、さっそく皆様から続々と素晴らしい作品を寄せていただきありがとうございます。とてもありがたいのは、速効で申し込んでくださった方、少し遅れてくださる方、手は上げてくださっているけれど作品はまだ先という方が上手にばらけていて、私にとってはスケジュールを考える上でも、また、小さな脳みそを振り絞る余裕から言っても、本当に理想的な状況になっていることです。

去年から導入したプランBがかなりうまく機能していて、年明けの最初の二週間に作品を発表できました。現在、次のお二方の作品まで書きあがっているのですが、これまでよりも少しペースを緩めて週一回くらいの間隔で発表していくつもりです。

なお、プランBで「難しいお題を」と希望なさったので容赦なく超難解のお題を出させていただいたポール・ブリッツさんのお返し作品は、もう既に発表されています。あいかわらず楽々と(?)こなされていますよ。

さて、金曜日に当「scribo ergo sum」のカウンターは、100,000を回りました。ブログを開設してからちょうど2150日でした。最初の頃は何を書いても反応がなくて寂しかったこともあります。また三年くらい前と比較すると、一緒に訪問しあっていたブログ同期のような方たちがぐっと減り、その頃からあまり新しい方との交流も増えていないこともあって、一時期「そのうちにフェードアウトかな」と思っていたこともありました。でも、少なくとも「書きます」と言ったものだけは、発表できるようにしようと思いつつ今日までやって来ました。

これからも「無理はしない」「他の方にしつこくしない」「ペースを保つ」「書きたいものを書く」という自分ルールに則り、褒めていただいても慢心はせず、寂しいことがあってもいちいち凹まず、「かまって」光線を出すとすぐに反応して遊んでくださる皆さんに感謝しつつ、健康と状況の許す限り、このブログを続けていけたらいいなと思っています。

100,000Hitという私にとってとても大きな数字は、このブログと私の小説に興味をもってくださり、さらに日々足を運んでくださった親切で優しい皆様の軌跡です。心からの感謝を込めて、これからも真摯に更新していきます。

さて、記念リクエストですが、まだまだ枠が残っています。もしまだの方で、興味がある方は以下のリンク先記事からどうぞ。リクエスト内容に沿って、今年一年、私が作品を書いていく予定です。

 100,000Hit記念リクエスト受け付け記事



最後に少し蛇足になりますが、今日、知り合いの方のお葬式に行って来ました。故人はバイリンガルとして育ち、後に外国語の教師として活躍したので「コリント人への第一の手紙」第十四章から以下の数節が朗読されました。

世界にはおそらく非常に多くの種類のことばがあるでしょうが、意味のないことばなど一つもありません。 それで、もし私がそのことばの意味を知らないなら、私はそれを話す人にとって異国人であり、それを話す人も私にとって異国人です。


この言葉を異国で、それもドイツ語で理解しながら聴いていた私には、深く思うところがありました。

私は、もともと外国語が得意だったわけではありませんが、偶然なのか宿命なのかわからない何かに導かれて、現在この地で生きています。まったく違う文化と言語を共に生き、考えています。その体験や見聞したものは、その両方の文化的背景、そして言語を理解する事のできる立場にいるからこそ生まれ出てくるもので、それを伝えたいと感じています。

私の書く小説やエッセイ的な文章は、おそらく日本に存在する多くの読者たちが「こういうものが読みたい」と期待するものとは違うことはよく理解しています。だから、これからも飛躍的に熱狂的に受け入れられることはないであろうと予想しています。それでも、私はこうやって生きてきて、今ここにいる私にだけしか書けないものを書き続けようと思っています。そして、需要が多かろうと少なかろうと、それを書くことに意義があると思っています。

「言葉にして伝えることにこそ、私の存在意義がある」そういう意味で名づけたこのブログ「scribo ergo sum」、これからも私が書くのに得意な日本語で、ゆるゆると更新していくつもりです。これからもどうぞ宜しくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

100,000Hitのリクエストを承ります

当ブログの100,000Hitが近づいてきました。普段なら「scriviamo!」中はキリ番をスルーするのですが、ここまで大きいキリ番は、滅多にないので今回はやります。

いつものように、カウンターが100,000を過ぎてからの先着順10名でこの記事のコメント欄にてリクエストをお受けします。
フライング、別記事へのコメント、そして鍵コメは無効とさせていただきます。また、この記事には鍵コメは一切入れないでください。ご理解のほどよろしくお願いします。

「リクエスト内容は後から考えるから、とりあえずリクエスト権と月だけ確保」というのはありです。(追記:月だけはすぐに決めてくださいね!)コメント欄にその旨お書きください。

※三月から十二月の任意の月(早いもの順です。既に他の方が希望した月は希望しないでください)
※月の第二希望(リクエストがほぼ同時にコメント投稿された時のため)
※リクエスト内容(フリー)
  テーマ
  私のオリキャラ、もしくは作品世界の指定
  コラボ希望キャラクター(ご自分の、又は作者の了解をもらえる場合のみ)
  時代
  使わなくてはならないキーワード、小物など
  その他 ご自由に



いただいたリクエストに基づき、今年の読み切り短編集「十二か月の情景」を書いていきます。この作品は「月刊Stella」に参加しますので、極端な性的描写ならびに暴力描写の必要なリクエストはお受けできませんのでご理解のほどよろしくお願いします。

皆様からのリクエストをお待ちしています。

お名前リクエスト
1月--(八少女 夕 決定枠) 発表済み
2月--(八少女 夕 決定枠)
3月サキさんミクとジョゼの結婚式
コラボキャラ:ミク
4月GTさん「夜のサーカス」
5月canariaさん「マッテオ&セレ in 千年森」
キーワード:「セレスティンの金の腕時計」「幻のキノコ」「健康食品」 「アマゾンの奥地」「猫パンチ」
コラボキャラ:クルルー&レフィナ
6月彩洋さん 「夏至」
コラボキャラ:5月発表作品のキャラ
7月limeさん「バッカスからの招待状」
コラボキャラ:水色ネコ
8月けいさんけいさんのキャラの誰かとコラボ
9月山西先さん「9月の雨」
コラボキャラ:ヤキダマ&コハク
10月TOM-Fさん テーマは、『秋の東京』。コラボキャラ:詩織
11月彩洋さん「蠍座の女」
コラボキャラ:石倉六角堂
12月ポール・ブリッツさんコラボキャラ:鈴木くん
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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

2016-17年につづき、スイスでは旧年、このブログの読者のほとんどがお住まいの日本では新年というタイミングで、ご挨拶をさせていただきます。

さて、ということで、2017年のことと2018年の抱負(?)をお伝えしようと思います。

【ブログの活動】
2017年は、少しだけ創作活動が減りましたが、下記のような作品を発表しました。

長編・郷愁の丘 (連載中)
短編集・十二ヶ月のアクセサリー (完結)
不定期連載・バッカスからの招待状
企画もの・scriviamo! 2017の作品群
その他、外伝やエイプリルフール作品など

「郷愁の丘」はさすがに書き終わっていますが、それ以外はかなりの作品がほぼ書き下ろしという、かなり自転車操業的創作活動でした。

また、「Stella」用の作品と、「十二ヶ月のアクセサリー」を別に企画したため、「郷愁の丘」の連載が妙にぶつぶつ切れた他、次の長編の執筆時間が取れないという事態になりましたので、2018年はその反省から「Stella」用の作品と「十二ヶ月の〇〇」はおなじものでいくことにしました。

2018年は「十二ヶ月の情景」という抽象的な題で、作っていきたいと思います。これはおよそあと一ヶ月ほどで到達すると予想している100,000Hit記念リクエストも兼ねる予定だからです。

既に始まっている「scriviamo! 2018」、その後に「郷愁の丘」の連載、それが終わったら少しずつ「黄金の枷」シリーズの続編または「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」の方を開示していけたらいいなと思っています。またしても「発表するする詐欺」になりそうな氣がしないでもありませんが。

【実生活】
・ポルトとイタリア、そしてフランス語圏スイス旅行
2017年もしつこくポルトに行きました。おそらく2018年も行きます。

北イタリアは連れ合いと一週間のバイク旅行でした。実は、昨年から私の年齢がとある大台に載ったために法律で定められた最低有給休暇が五週間になったのです。それで、「ほかに取れる時季ないじゃない」という理由でスイスで働き出して初めて六月に休みをとりました。まだそこまで暑くないと思っていたら猛暑でした(笑)

行ったところは、既に何回も行っているおなじみの地域で、「夜のサーカス」をはじめいくつかの作品の舞台にしています。だから、何度訪れても意味不明にニヤニヤしてしまう私なのです。

夏休みはいつも地域の学校の夏休みが終わった頃、つまり道路があまり混んでない時期を狙って有休を取るのですが、2017年は義母が重病ではないのですが入退院を繰り返していたので二週間もいなくなるのは不安で、何かあったらすぐ戻れるように国内旅行をするのにとどめました。向かった先は、ずっと行っていなかった連れ合いの生まれ故郷です。ジュネーヴ近くのレマン湖畔にあるのですが、山間の私の住む地域とまったく違う環境なのです。そもそもフランス語圏ですし。

2018年は、春のポルト旅行までは決まっていますが、それ以外はまだ未定です。もしかするといつもより早いですが日本に一時帰国するかもしれません。東京の母も結構高齢になってきましたし……。

・仕事と家庭
これは現状維持でしたね。

物質的なことで言えば、このブログを更新したり、皆様のところを訪問したりするこのMacを買い換えたり、ちょっとお高いハンディクリーナーDyson V8をついに買ったりと生活に変化のある年ではありました。もちろん見違えるように便利になりましたが、生活パターンそのものはほぼ同じですから、要するにこれまで我慢していたストレスは減ったものの、自分の生活様式をそのまま守っているということになりそうです。私は残業もほとんどしませんし、家庭でも必要以上には頑張らず、自分が心地良いという日常をキープしています。その分お城が買える日は永久に来ないでしょうが、それでいいと思っています。(あたりまえ)

何よりも大切なのは、健康と平穏な日常だなと思います。

同年代の知り合いに重篤な病が見つかったり、久しぶりに知り合いのニュースを聞いたと思ったら訃報だったなんてことも増えてきたこの頃、健康の現状維持というのがどれほどありがたいのか、しみじみと思います。

世界は激変していて、そのせいで職を失ったという話も耳にします。大きな変化はなく働くところもあるというのはありがたいことです。日本の様に「正社員は犯罪以外では滅多にクビにならない」というような楽な雇用環境ではないので先のことはわかりませんが、2018年も真面目に普通に勤めていこうと思います。二年に一度の試験も無事に受かったので2018年はそれに怯えなくて済みますし。

そういうわけで、特に目新しい目標もありませんが、ゆるゆるとやっていこうと思うます。
このブログを訪れてくださるみなさま、おつき合いくださるブログのお友だちの2018年の健康とご多幸を心からお祈りして、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

もう11月

しょっちゅう同じことを書いているような氣がしますが、どうも「光陰矢の如し」が年々すごいことになっているような。かつては「矢の如し」なんて言っても「一週間は長いなあ」などと相対的に長かったり短かったりしたものですが、最近は関係なく、矢の速さどころかどんどん音速化して、光速化ももうすぐという感じです。

十一月は、私にとっては日本でいうと師走のような忙しい月になります。日本の家族へのクリスマスプレゼントを用意したり、年賀状のことを考えたり、来年のブログの運営の準備を始めたりと、やる事が色々とあるのです。そのぶん十二月の方が少しゆったりすることになります。

さて、このブログを運営してから五年半以上経ち、年間の予定もブログを中心に考えるようになりましたが、「昨日scriviamo!が終わったのに、もう年末じゃない」と考えるように。その間、「書く書く詐欺」の各作品は一向に進まず……すみません。

そして、そろそろ来年のことを発表しておこうかと思います。というのは、このブログの運営、半分以上が企画を中心に成り立っているようなものでして、毎年参加してくださってくださる方にも、少し早めにお報せしておく方がいいかなと。

こちらは一応小説ブログですので、小説の掲載についてだけは毎年予定を立てています。少なくともこれまではなんとか予定通りにこなせているので、来年もうまく行くといいなと思っています。来年は、定番の連載(「郷愁の丘」の完結後の連載は未定です)と「十二ヶ月の情景」の二本体制で運営して行こうと思います。

年末にもう一度ちゃんと細かいお報せの記事をあげますが、来年も「scriviamo!」を開催します。(ご存じない方は、過去の五回の「scriviamo!」をご覧ください)毎年ご参加くださっている常連の方も、いままで様子見だった方も、しばらくご無沙汰だわという方も、皆さまにご参加いただければ嬉しいです。

そして、おそらく「scriviamo!」開催中にカウンターの100,000Hitが来るのではないかと思います。普段でしたらスルーしますが、さすがにスルーするにはしのびない大台ですので、記念企画を別に立ち上げる予定です。詳しくはもう少し現実的になってからお報せしますが、「十二ヶ月の情景」の各月の作品を、皆様からのリクエストで書いていこうと思っています。ヒットしてからの先着順になりますが、こちらもこぞってご参加いただければ嬉しいです。

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Posted by 八少女 夕

五周年です

本日2017年3月2日に、当ブログは無事に満五年を迎えました。毎年恒例の記念企画「scriviamo!」も五回目となり、今年も常連の方、新規参入の方、それぞれに素晴らしい作品で華を添えていただきました。また、この2月末にカウンターも末広がりな88888を記録しました。足繁く通い、応援してくださるみなさまに御礼申し上げます。本当にありがとうございます!

思えば2012年3月にこのブログを開設した時は、「交流しよう」という考えはまるでありませんでした。そもそも私は実生活でも全く社交的ではなくて、「人としてこれは問題があるだろう」と思うとしかたなく重い腰を上げて全く十分でない社交を嫌々するタイプです。

「じゃあ、なんで交流ツールであるブログを立ち上げたのさ」と言われても当然ですが、当初は「Seasons」という紙媒体で小説を発表するときの連絡先として何もないとまずいということで始めたのですよね。

で、初めてブログの世界に足を踏み入れて、この世には小説を書いて発表している人がこんなにいるんだとびっくりし、次にみな楽しそうに交流していると驚き、うちは閑古鳥だわと嘆き、恐る恐る他の方と交流をはじめてお友だちになっていただき、それからいろいろと紆余曲折を経て、五年経ったわけです。

この五年間に、私自身は大きく変わったと思います。いつの間にか企画屋みたいになっちゃっているし、才能のある創作者のみなさまと「お友だち」状態でヘラヘラしているし、それに、これまでの創作ライフでこんなに書いたことはないと断言できるほどコンスタントにたくさんの作品を書き発表しています。

(同時に風呂敷を広げすぎて、にっちもさっちもいかなくなった作品がこんなにたまったこともないんですけれど)

学生さんやお若い方と違って、生活パターンはそんなに激しくは変わらないので、おそらくこれからも同じように活動していくと思いますが、いい加減新しいシリーズの風呂敷を広げるのはやめて、すでに四シリーズくらいある「書くと言ったのに書かないじゃん」を五年くらい掛けて完結していきたいと思っています。もし、その前に力尽きてしまったら、え〜と、みなさまに諦めていただくことになるわけですが、私個人としては「発表する」と予告したものはなんとか完結させたいです。

そして、自分の作品を読んでいただく喜び、優しいコメントも、厳しいご意見もいただけるありがたさ、読ませていただいて楽しみつつ勉強をする時間に心から感謝しています。お互いに刺激を受けつつ一緒に創作していく真の仲間といえるブログのお友だちに出会えた事こそ、この五年間にこのブログという場で私が見つけた宝、いや、ザックザク入った宝箱なのだと思っています。

六年目に入りますが、慢心しないように精進していきたいと思っています。なかなか上達しない作品に対するみなさまの変わらぬご指導と、いまいちヘタクソな私のコミュニケーションに対するヘルプと寛容さをお願いしたいと思います。

「scriviamo! 2017」の受付は終了しましたが、あと2作品、お返しが残っています。そちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。

これからも「scrivo ergo sum」をどうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

ご挨拶

スイスでは旧年、このブログの読者のほとんどがお住まいの日本では新年というタイミングで、ご挨拶をさせていただこうと思います。

昨年(2015-2016年の年越し)までは、旧年と新年のご挨拶をそれぞれ別記事にしてご挨拶をしていたのですが、今年はひとつにまとめさせていただきます。そのココロは、一つには分けるほどの内容でもないですし、もうひとつは今年の年末年始はお客様がいて、元旦の夜までMacの前に座れないからでもあります。また、毎年ご丁寧に両方のご挨拶をコメント欄にしてくださる方もいらして、恐縮もしていました。

さて、ということで、2016年のことと2017年の抱負(?)をお伝えしようと思います。

【ブログの活動】

2016年は、かなり自転車操業的な創作活動ですが、下記のような作品を発表しました。

長編・大道芸人たち Artistas callejeros 第二部(チャプター1)
長編・Infante 323 黄金の枷(完結)
短編集・四季のまつり(完結)
中編・郷愁の丘(第1回のみ)
不定期連載・リゼロッテと村の四季
企画もの・scriviamo! 2016の作品群
77777Hit記念掌編(八作品)
80000Hit記念掌編(一作品)
その他、外伝やエイプリルフール作品など

10月から11月にかけての日本一時帰国と、その後のスイス生活に追われて秋から創作が今ひとつ進まなかったのですが、2017年はまた少しずつペースを戻していこうと思っています。

既に始まっている「scriviamo! 2017」、その後に「郷愁の丘」の連載、それが終わったら少しずつ「黄金の枷」シリーズの続編と「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」の方を開示していけたらいいなと思っています。またしても「発表するする詐欺」にならないように、氣をつけます(汗)

【実生活】
・ポルト旅行とウィーン旅行
2016年も懲りずにポルトに行きました。おそらく2017年も行きます。(とっくにホテルを予約しているあたり)ポルトという街も好きなんですが、向こうで出来た友達と「また来年会おうね」になっていて、行くのがあたり前になりつつあるんですね。いつまで続くかわからないですが、ずっとそうだといいなと思っていたりします。

ウィーン旅行は去年のロンドンで味をしめた「一日有休をくっつけた週末旅行」スタイル。日本でいうと週末香港旅行ぐらいのイメージでしょうか。短い旅ですが都会の楽しさをぎっしり詰め込んで満喫しました。こういう旅もまたしたいな。2017年にするかどうかはまだ決めていませんけれど。

2017年は、また連れ合いとの普通の遅い夏休み休暇を取ると思います。

・日本一時帰国とブログのお友だちとのオフ会

2016年の秋に、4週間日本に一時帰国しました。といっても、休んだのは三週間、途中で一週間日本から会社に遠隔操作で勤務しました。いつもよりもやれることがたくさんあったはずなんですけれど、結局逢いたい人に全部逢うというわけにもいかず、帰国したことを連絡しなかった方も何人もいます。

その一方で、時間と機会を無理矢理つくって(いただいて)お逢いしたのが、ブログのお友だちのみなさん。もともとはオーストラリアから同じ時期に一時帰国していたけいさんとお逢いすることになったのがきっかけでした。けいさんとのオフ会は、二人とも休み中だったこともあって半日以上に及ぶ長いものとなりましたが、話は尽きないし、楽しいし、オフ会というものへの敷居が一氣に下がりました。けいさん、ほんとうにありがとう!

ほかのブログのお友だちも「逢ってもいいよ」的な空氣を(リップサービスかもしれませんが)察知したので、国内旅行の滞在先の神戸の近くにお住まいとわかっていたブログのお友だちに打診したところ大海彩洋さん、TOM-Fさん、山西先さんが「逢ってやるか」と集まってくださいました。火曜日などという働く人泣かせのとんでもない曜日に、お仕事で大変なみなさんを呼びつける悪業にも関わらず、みなさん快く集まってくださり楽しい時間を過ごせて本当に嬉しかったです。

私は、どうもそうは見えないらしいんですが、人に逢う度にオタオタするんです。人に逢うのが嫌なのではなくて、「私と逢っても楽しくないんじゃないか」「話が進まなくて氣まずい想いをさせるんじゃないか」とあれこれ悩むタイプなのですよ。でも、オフ会でお逢いしてくださったみなさんは、そもそも普段私が考えていることを全部知っていらっしゃる方で、小説を書いていると言ってもドン引きされることもないし、それだけでなく実生活のお話を聴いていても興味深い。本当に時間の経つのが早くて嬉しい時間だったのですよね。

limeさんとは、お逢いできなかったんですが、何と両方のオフ会で電話をしてお邪魔をするという暴挙をして、でも、快く話してくださり感激でした。みなさん、本当にありがとうございました。

お逢いできなかった他の方からも「逢いたかったかも」とおっしゃっていただけて嬉しかったな。これは次の帰国の時にまた実現したいことですよね。

・ギター
ええと、まだやっています。前の年より更に牛歩ですけれど。実はギターを買替えて、ひと回り小さい楽器にしました。趣味で続けていくので、セーハが出来なくて悩むよりも、少しでも楽なものをと思って。思い切ってそうしてよかったと思っています。

・仕事と家庭
これは現状維持ですね。健康であることは本当に有難いことと思うことがいろいろとあって、周りと自分を大切にしつつ生活していこうと思っています。

そんなこんなで、慌ただしい年末年始ですが、このブログを訪れてくださるみなさま、おつき合いくださるブログのお友だちの2017年の健康とご多幸を心からお祈りして、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
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Posted by 八少女 夕

小説「羊のための鎮魂歌」を紹介します

大人の事情で今週は新作をアップできないので、過去に発表した作品をご紹介します。

ブログ開設してすぐ、記事番号は6番ですから、お読みになった方はほとんどいないのではないかしら。

「羊のための鎮魂歌」

初出をご覧になるとお分かりいただけると思いますが、ものすごく過去に書いた作品です。

だから、書かれている時事も少し古いんですが、キャラクター(ひと組)はかなり自分で好きなのです。モチーフも趣味全開ですね。

このコンビの話はもう一本書いてあります。遠からずアップ予定です。

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Posted by 八少女 夕

日本へ行きます /  「Stella」5周年記念企画について

まだ少し早いんですが、次回の更新は小説ですので、ここでお知らせしておきます。

今週末に日本に向けて出発します。一応、今回はMacBook Airを持っていきますし、実家のネット接続状況が激変していない限りこちらとあまり変わらない状況でいられると思います。

が、なんといってもほぼ丸一日の長旅&時差ボケ、さらに生活リズムがこちらと全く違ってきますので、ブログの訪問やコメントのお返事などがいつものようにはいかない期間がほぼ一か月くらい続くと思います。

小説の更新は、その間も同じように水曜日にする予定ですが、それ以外の記事の更新は少し不定期になることもご了承ください。

3年ぶりの日本。秋の日本を存分に楽しもうと思っています。

* * *


そして、今回は、もうひとつお知らせがあります。

いつもお世話になっているスカイさん主催のWEB月間誌「Stella」が、5周年を迎えました!

stella white12
「月刊Stella」は小説、イラスト、詩等で参加するWEB月刊誌です。上のタグをクリックすると最新号に飛びます。


この「Stella」、ご縁あって私は創刊号から参加させていただいているのですが、もう5年も経ったのですね。「夜のサーカス Circus Notte」「Infante 323 黄金の枷」と2つの作品が完結して、現在は「バッカスからの招待状」を発表させていただいています。

5年も不特定多数の創作者をまとめるって、本当に大変なことだと思うんですよ。参加者は勝手で、希望は言いっぱなしで、でも責任はあまり持たない。次の号で、誰が作品を発表してくれるのかも定かでないけれど、文句も言わずにひたすらまとめてくれる。本当に頭が下がります。

創刊時は高校生だったスカイさんはその間に受験のためブログをお休みされた時期もありましたが、めでたく大学生となられて復帰、今も「Stella」で交流の場を用意してくださっています。ありがとうございます。そして、今後ともどうぞよろしくお願いします。

そして、現在「Stella」では、5周年の特別お祝い企画で参加者を募集中です。

せっかくのお祝い記念号です。前に参加したことのあるという方も、今までは様子を見ていたという方も、それにこの月刊誌をことを初めて知ったという方も、ぜひ奮ってご参加ください。

企画にはテーマがあります。それは「夜空」。夜空がテーマの小説か、夜空に関するイラストや写真などをご自身のブログに発表して報告するだけ。

詳しくは、スカイさんのブログのこの記事でご確認ください。

私も、もちろん参加しますよ。みなさん、ぜひ一緒に盛り上げてくださいね!
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Posted by 八少女 夕

77777Hit記念企画の発表です

さて、なんだかんだ言っているうちに当ブログの77777Hitが近づいて参りました。滅多にない7並びということで、ちょっと頑張ってみようかなと思っています。
いつものように、カウンターが77777を過ぎてからの先着順7名この記事のコメント欄にてリクエストをお受けします。(フライング、別記事へのコメント、そして鍵コメは無効とさせていただきます。ご理解のほどよろしくお願いします)「選択は後から考えるから、とりあえずリクエスト権だけ確保」というのはいつも通りありです。コメント欄にその旨お書きください。
あ、ご安心ください。今回は「リクエスト者も書け」という鬼のようなことは申しません。もちろん面白いから同じように書きたいという方は、どなたでもどうぞご自由に。
今回は、リクエスト用選択肢を用意しました。この記事の最後に用意したの7つのカテゴリーから0~1つずつ(同一カテゴリーから二つ以上選択した場合は最初の一つだけになります)選択していただきその組み合わせでの掌編小説のリクエストをお受けします。それに応じて、最低1作品、最高で7作品(リクエストの組み合わせによる)の掌編を書くこととさせていただきます。また、選択肢にないご要望は受けられませんのでよろしくお願いします。
選択の1例
*上代日本
*野菜
*乗用家畜
*雨や雪など風流な悪天候
*独立掌編(外伝不可)
このリクエストの場合は、例えば天平時代を舞台に、菜の花や馬、それに雪などの出てくるこれまで私の書いたどの作品とも関係のない掌編を書くことになります。

なお、わざわざ矛盾のある選択をなさらないようにお願いします。(八少女 夕作品キャラを選んで且つ外伝不可/選択した時代と全く合わないキャラを選択など)
では、いつも通り皆様からの容赦のない(笑)リクエストをお待ちしています。
なお、お願いです。この記事には、いかなる内容であれ、鍵コメは入れないでください。他の方に読まれたくないコメントをなさりたい方は、他の記事のコメント欄へお願いします。
ではここから下が77777Hit記念リクエスト用の選択肢です。


時代/舞台選択肢(具体的な指定は出来ません)
*中世ヨーロッパ
*近世日本(室町~江戸)
*現代日本
*近世ヨーロッパ
*上代日本(平安時代まで)
*現代・日本以外
*古代ヨーロッパ

植物選択肢(具体的な指定は出来ません)
*針葉樹/広葉樹
*園芸用花(樹木または草花)
*薬用植物
*野菜
*穀物
*毒草
*その他(苔類・菌類・海藻など)

飲み物/食べ物選択肢(具体的な指定は出来ません)
*地元の代表的な酒/もしくは嗜好飲料
*一般的な酒類/もしくは嗜好飲料
*肉
*魚
*果物
*デザート
*アペリティフまたは前菜

建造物/乗り物選択肢(具体的な指定は出来ません)
*城
*橋
*教会または神社仏閣
*家
*車輪の付いた自家用乗り物
*乗用家畜(馬・ロバ・象など)
*公共交通機関

季節/天候選択肢
*春
*夏
*秋
*冬
*晴天
*雨や雪など風流な悪天候
*ひどい悪天候(嵐など)

八少女 夕作品キャラクター選択肢 (具体的なキャラ名での指定は出来ません)
*「大道芸人たち」関係
*「樋水龍神縁起」(現代 / 平安時代)関係
*「ニューヨークの異邦人」(マンハッタンシリーズ)関係
*「森の詩 Cantum Silvae」関係
*「黄金の枷」関係(時代は古代から現代まで可能)
*「夜のサーカス」関係
*カンポ・ルドゥンツ村在住キャラ(時代は古代から現代まで可能)

オプション選択肢
*コラボ(リクエスト者の自作キャラクター/要・具体名)
*第三者ブログのキャラクターとコラボ(要・具体名/作者の許可を得られた場合のみ)
(私と交流のない方のキャラのご指定はご遠慮ください)
*イラスト/写真からイメージする作品を書く(ご用意ください)
*イメージBGM(youtubeなどで指定してください)
*シリアス
*冗談
*独立掌編(外伝不可)



リクエスト状況(キャラの敬称を略しています)
お名前リクエスト
1.TOM-Fさん*現代日本
*園芸用花
*一般的な酒類もしくは嗜好飲料
*家
*雨や雪など風流な悪天候
*「大道芸人たち」関係
*コラボ、『花心一会』の水無瀬彩花里
2.彩洋さん*現代・日本以外
*毒草
*肉
*城
*ひどい悪天候
*「黄金の枷」関係
*コラボ・真シリーズからチェザーレ・ヴォルテラ
3.けいさん*現代日本
*針葉樹/広葉樹
*地元の代表的な酒/もしくは嗜好飲料
*橋
*晴天
*カンポ・ルドゥンツ村在住キャラ
*コラボ(「秘密の花園」から花園徹)
4.limeさん*中世ヨーロッパ
*薬用植物
*一般的な酒類/もしくは嗜好飲料
*乗用家畜(馬・ロバ・象など)
*雨や雪など風流な悪天候
*「森の詩 Cantum Silvae」関係
5.サキさん*現代日本
*野菜
*地元の代表的な酒/もしくは嗜好飲料
*公共交通機関
*夏
*「夜のサーカス」関係
*コラボ(太陽風シンドロームシリーズ『妖狐』の陽子)
6.スカイさん*現代・日本以外
*薬用植物
*一般的な酒類/もしくは嗜好飲料
*橋
*ひどい悪天候(嵐など)
*「夜のサーカス」関係
7.ポール・ブリッツさん*古代ヨーロッパ
*その他(苔類・菌類・海藻など)
*アペリティフまたは前菜
*乗用家畜(馬・ロバ・象など)
*ひどい悪天候(嵐など)
*カンポ・ルドゥンツ村在住キャラ
*コラボ (範子と文子の驚異の高校生活 より 宇奈月範子


これにてリクエストを締め切りました。

なお、惜しかったけれど、お嬢さんの結婚お祝いで別枠設けました
お名前リクエスト
8.かじぺたさん*現代日本
*薬用植物
*地元の代表的な酒/もしくは嗜好飲料
*城
*ひどい悪天候(嵐など)
*「黄金の枷」関係

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Posted by 八少女 夕

今後の予定について

もう6月。間もなく今年も半分というのが驚きです。

さて、今後の予定というほど大袈裟なものでもないんですけれど、今年のこの後の小説発表について軽く覚え書きを。


一応、このブログでは(というか、私の構想では)メインの連載があり、その合間にそれ以外をちょろちょろと発表するというスタイルを目指しているんです。

でも、小説爆弾連続投下は可能な限り避けたいと思っていて、一応、水曜日が小説、それ以外の記事を週に2回というイメージで運営しています。

メインの小説は、今年は「大道芸人たち Artistas callejeros」の第2部のチャプター1のみを予定しています。その先も続けて発表できたらいいんですけれど、ちょっとまだ固まっていない所があるので、チャプター1が終わったら一度止めます。秋くらいまでになるでしょうか。

その他に、月間Stella用の小説が2月に1回は来ます。「Infante 323 黄金の枷」が完結したので新しいものを……ではなくて、こちらは「バッカスからの招待状」を発表していくことになります。あれはほぼオムニバスなんで、Stella向けかなと。

それから3ヶ月に1回のcanariaさん主宰の「carat!」用には「四季のまつり」で参加しています。

それに加えて、時折思いついたように外伝などもぽつぽつ発表しようかなと。

で、これだけで年内持つわけないだろうと思ったんですが、そうでもないのです。実は、一ヶ月後(ペースが早まっていてなんか10日以内でした!)くらいに77777Hitが来そうで、こちらも特別なリクエストを受け付けようと準備中です。これが最高で7本(おそらく80000Hitも今年ですが、こちらはごく簡単に逃げる予定です)。それに、おそらく彩洋さんの所の「オリキャラのオフ会」がありますので、そちらも書くとなると、ほらね。今年はもうそれで十分くらいありますよね。

さて、「書く書く詐欺」になっている長編がいくつかあります。これは、ずっと本当に書いていなかったんですが、実は平行して書き出しています。

「大道芸人たち Artistas callejeros」「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」に加えて「黄金の枷」シリーズでは「Usurpador 簒奪者」と「Filigrana 金細工の心」、それに「リゼロッテと村の四季」を少しずつ進めています。それに、「ニューヨークの異邦人たち」シリーズからジョルジアのアフリカに関する部分を切り取って「郷愁の丘」という中編も書き進めています。これらのうちどれか形になったものから、来年あたりお目見えできるといいなと思っています。

なんて、来年もまだブログをやっていたら、ですけれどね。
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Posted by 八少女 夕

4年無事に過ぎました

本日、3月2日をもって、当ブログ「scribo ergo sum」は開始から満4年を迎えました。

訪問し、作品を読み、そして、交流してくださった全てのみなさまに、心からの御礼を申し上げます。

この1年、本当にあっという間でした。去年3年経ったと記事を書いてから366日も経ったなんて信じられません。でも、確かにあれから1年が経っていて、その間も多くの方が変わらずにおつき合いくださっていることのありがたさを噛み締めています。

私はとても飽きっぽくて、しかも忘れっぽい性質です。しかも子供の頃から「コツコツと努力する」ということがとても苦手でした。ですからブログを立ち上げた時に、どのくらい続くか危ぶんでいたのです。恐る恐る訪問した他の創作ブログでは「4周年です」という記事を書かれていらっしゃる方があって「私はこんなことは無理だな」と思ったことを今でも覚えています。

そのブログでは、たくさんの「ブロとも」「リンク先」の方々と盛んにコメント上での交流があって、当時一日にひとりふたりという単位での訪問者のみ、コメントに至ってはまったくなかった私のブログが少し情けなくて落ち込んだことも昨日のことのようです。

たぶんあのままだったら、とっくに閉鎖していたでしょう。もちろん書くことはやめていなかったと思いますが、でも、テンションは下がって、今のようなスピードと量の創作は絶対にしていなかったと思います。

だから、今日こうして満4年を迎えられ、創作とブログを続けてきてよかったと思えるのは、貴重な時間をおしてこのページを開いてくださった訪問者の皆様、「しょうがないな~」と思いつつも構ってくださった多くのブロガーさんのおかげだと心から感謝しています。

この4年間に新しい人生の転機を迎えられて、もしくは他に興味深いことが見つかって、ブログを閉じられたり更新をおやめになった方もたくさんありますが、その方たちがブログの復活の有無にかかわらず、時々近況を聞かせてくださること、もしくはその存在を感じられるような足跡を残してくださること、それらに不思議なご縁を感じて嬉しくなることがたくさんあります。

そして、開始した頃にであってから、ムッとしたことはあっても我慢してつき合い続けてくださるお友だちの皆さん、年々増えていく交流してくださるすてきな皆さんに感謝しています。

私は、実生活での人付き合いが下手です。天候の話をするような当たり障りのない会話は出来ても、想いや人生や世界観を上手く表現して濃い人間関係を築くことが苦手です。ずっと自分は人とは違って、誰かに理解してもらうことはないだろう、共感してもらうこともないだろうとぼんやりと思っていました。

それがブログを始めてからそんなことはないんだと確信できるようになりました。私自身が多くの方の想いや人生や世界観に興味を持ち、共感しているように、多くの方から同じかそれ以上のものをいただいています。

「書けさえすればそれでいい。それ以上のものはいらない」と思っていたかつての私に、読んでいただいて、共感していただける書く以上の歓びに氣づかせてくれたのがこの4年間だと思います。

お返しを二つ残すのみとなった「scriviamo!」。本当に毎年「今回で終わりかな」と思っているのですが、今年も「来年も」とおっしゃってくださる方がいらっしゃいます。体調とモチベーションが続く限り新年のお祭りだと思って続けていきたいと思っています。

今年のこれからの予定ですが、実は、昨年までと大きく違ってきちんとした青写真が出来ていません。少なくとも月に2回は絶対に小説を更新すると思いますが、以前のようにコンスタントに更新することはないと思います。その分、質のいいものが書けるように精進していきたいと思います。

また今日から、「scribo ergo sum」をどうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

新年あけましておめでとうございます

スイスでも2016年が始まりました。旧年中はたくさんのご訪問、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。

ルガーノ湖にて

今年も例年のごとく抱負を語ってみますね。

【リアルライフの抱負】
*もう少し「パンの焼ける幸せ」というレベルのパンを焼けるようになりたい
*ギターは「禁じられた遊び」を卒業して新曲にトライしたい(相変わらず志低い)


【ブログの抱負】
*「黄金の枷」三部作を書き上げる
*「大道芸人たち」第二部を一部だけでも公開
*「十二ヶ月の○○」シリーズの再登場
*「scriviamo! 2016」の完走
*「森の詩 Cantum Silvae - トリネアの真珠」を書きはじめる

「Infante 323 黄金の枷」は春に完結する予定で、今年は大きい連載は開始しません。「大道芸人たち」の第二部の最初の方だけを公開する予定ですが、その後は短編を中心に発表して行く予定です。本人も息切れしかかっていますが、たぶん読まされる方もキツいと思うので、ペースを落とそうと思っています。

既に始まっている「scriviamo!」は今年で四回目になりました。何人かの方から参加表明をいただいて大変嬉しく思っています。二月末までありますので、参加してみたいと思われている方はお氣軽にどうぞ。

そういうわけで、本年も変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
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Posted by 八少女 夕

今年も一年ありがとうございました。

さて、あっという間に一年、今年も大晦日になりました。

この一年間、当ブログ「scribo ergo sum」を訪れてくださり、小説や記事を読み、コメントや拍手で励ましてくださった皆様に、心から御礼申し上げます。

せっかくですから、今年もこの一年のことを振り返ってみたいと思います。



【ブログの活動】

いちおう、ここはオリジナル小説のブログなので、一番大切な小説のことを。あまり書いていない、もしくは発表していない年だと思っていましたが、よく考えたら週に一度以上は必ず小説を更新していましたからペースとしては去年と変わらなかったようですね。

長編・森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架(完結)
中編・ファインダーの向こうに(完結)
長編・Infante 323 黄金の枷
不定期連載・リゼロッテと村の四季
企画もの・scriviamo! 2015の作品群
企画もの・オリキャラのオフ会(松江編・松江旅情)
企画もの・オリキャラのオフ会(北海道編・あの湖の青さのように)
60000Hit記念掌編(三作品)
66666Hit記念掌編(四作品)
その他、外伝やエイプリルフール作品など

新たに書いた訳ではないですがアルファポリスの「歴史小説大賞」に作品を出したりもしました。応援してくださった皆様に、もう一度ここで御礼申し上げます。

小説の挑戦ではないですけれど、新しいお遊びも見つけました。プロモーション動画です(笑)

来年は、もう少しペースが落ちると思いますが、また読んでいただけると嬉しいです。

【実生活】
・ポルト旅行とアルザス旅行、それにロンドン旅行
そこら辺中に国境があるので、海外は一時間もあれば行けるのですが、そういうのではなくて何泊もする海外旅行を三回もしたのは、生涯ではじめてでした。

ポルトはほとんど「黄金の枷」シリーズのロケハンで、アルザスは私の祖先を探す一方「森の詩 Cantum Silvae」シリーズのロケハン、ロンドンは友人に会いに行ったついでに巨石&アーサー王伝説の地を旅して買い物三昧を楽しみました。どれも楽しい旅でした。

私は、80%くらい「創作と旅」のために生きているタイプなので、収穫の多い一年でした。

・ギター
ええと、まだやめていません。ええ、牛歩のままですけれど、続けていますよ。あ、自分でギターの弦の張り替えができるようになりました。自慢にもならないや。

・仕事と家庭
これはそれなりに続いています(笑)二年に一度のストレスの原因である試験に受かったのが個人的にはヒット。それから、家事では、パンを作るようになったのが今年のトピックスかな。それから、車の運転が去年より少し上手くなったかな。遠出も前よりも普通にできるようになっています。

健康面では、う〜ん。ちょっと大きいことがいくつかありましたね。五月に頭部をちょっと打って、大騒ぎがありました。飛蚊症みたいになったり、夜中にめまいがあったり。生まれてはじめてCTスキャンしたり。結果的には全くなんでもなく健康体に戻りました。夏にじんましんから少しアナフィラキシーショックのようにもなりましたが、その後は何でもなくひと安心。原因は未だに不明なんですけれど。

あ、そうだ、ちょっと増えすぎた体重のダイエットに成功したのも2015年でした。これは今もリバウンドなく、さらにその時に調べて食べ物などを意識するようになったので、体にいいものをよく食べるようになりました。目が弱くなってるのは年齢なのでしかたないかな。

なんだか、いろいろあったのかなかったのか微妙なところですが、年末の今ははもったいないほどの健康だしいいということにしましょう。平穏が一番だと勝手に満足しています。

来年もscribo ergo sumをどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年を!
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Posted by 八少女 夕

66666Hit記念企画の発表です

けいさんの作品!

この画像の著作権はけいさんにあります。けいさんに無断での使用はご遠慮願います。

先日お願いした66666Hit記念企画での出題希望六名様の考えてくださった名詞が揃いました。全員、Max6個(私の勘違いでした)みなさんたくさん考えて合計で35個の名詞を出してくださいました。ありがとうございます。

リージェントパークのリス


というわけで、企画の方を説明させていただきます。おそらく予想なさっている方もおありかと思いますが、私一人が何かを書いても面白くないので、皆さんにそれぞれ楽しく書いて(描いて)いただこうと思います。


スイスだけでなく、日本も秋めいてきました。あ、南半球は春から夏へですけれど。で、この時期は、みなさん放っておいても季節物の作品を書かれる事が多いので、それを書かれる時に、ついでにこちらの企画にもご参加いただけると嬉しいな、ということです。

例えば、ご自分のメイン連載の息抜きに、「ハロウィン」や「食欲の秋」「芸術の秋」「クリスマス」それに「お正月」などをモチーフにスピンオフや、掌編、もしくはイラストやマンガ、詩作などを書かれますよね。そこに、ゲーム感覚で下に書いた出題していただいた名詞を散りばめていただきたいのです。エッセイなど普通の記事でも参加可能です。

基本は、六名様の出された名詞の中からそれぞれ一つ以上、つまり6個(以上)の名詞を使ってください。一人の出題名詞の中から6個ではなく、六名様の出題された名詞それぞれからでお願いします。(例・「中国」「赤い月」「アルファロメオ」「遊園地」「にんじん」「モンブラン」)ただし、赤字は、私が独断と偏見で決めた「使うのが難しい名詞」なのでこれを使う場合は、ついている数の分、他の名詞の数を減らしても構いません。(例・「飛行船 グラーク ツェッペリン」と「進化論」ならこれだけで6個分コンプリートと認定)

出題された名詞に別の文字を足して、別の意味にするのはアリ(例・「羽」→「羽ペン」はOK)ですが、減らして別の意味にするのは不可(例・「桃の缶詰」→「蟹の缶詰」はダメ)です。もちろんその言葉は作品中に使ってもいいですが、規定の名詞を使ったとカウントすることは出来ません。

イラストやマンガなどで使う場合は、セリフでも絵で表現しても文字で書いてもOKです。エッセイなど普通の記事で参加される場合は、写真に映っているのでもOKです。

何作品も参加していただいても構いません。また、35名詞、全部使いたいというチャレンジャーな方は、どうぞご自由に。私ですか? あ〜、氣長にお待ちいただければ、何作品かで35名詞制覇、目指します。(本当か?!)

この企画に参加しているよという目印に、作品のどこか(リードか追記か、リンク付きの別記事か)に「scribo ergo sum 66666企画参加」もしくはそれに準じることと、どの名詞(誰のは不要です)を使ったかを明記してください。

また、この記事に参加してくださった方の作品へのリンクを貼り付けて行こうと思いますので、私が氣がついていないと思われるときは、この記事に「この作品で参加しましたよ」とコメントを入れてくださるとありがたいです。

というわけで、たくさんの創作者ならびにブロガーさんのご参加をお待ちしています。(出題者や企画もの常連の皆さんは……参加してくださいますよね)

お名前お題
1.ポール・ブリッツさん「テディーベア」
「天才」
「禁煙」
「ピラミッド」(2)
「バンコク」
「中国」
2.ウゾさん「飛行船 グラーク ツェッペリン」(4) 
(タイプミスとのことなので「飛行船 グラーフ ツェッペリン」もありにします)
「桃の缶詰」
「名探偵」
「蚤の市」
「赤い月」
3.TOM-Fさん「マロングラッセ」
「エリカ」(花)
「オクトーバーフェスト」(2)
「ロマンティック街道」(2)
「ピアノ協奏曲」
「アルファロメオ」
4.limeさん「進化論」(2)
「彗星」
「野良犬」
「マフラー」
「博物館」
「遊園地」
5.吉川蒼さん「羽」
「いろはうた」
「鏡」
「シャープ」(#)
「にんじん」
「モンサンミッシェル」(2)
6.栗栖紗那さん「ガラス細工」
「楓」
「金魚鉢」(2)
「古書」
「WEB」
「モンブラン」



【ブログのお友だちの参加作品】
けいさん
月一です
けいさんの作品!
この画像の著作権はけいさんにあります。けいさんに無断での使用はご遠慮願います。

ウゾさん
再び 此処に
「飛行船 グラークツェッペリン」「中国」「ロマンチック街道」「モンサンミッシェル」「進化論」「楓」
ロマンチックハロウィン
「天才」「ピアノ協奏曲」「楓」「金魚鉢」「マロングラッセ」「鏡」「いろはうた」「野良犬」「マフラー」「赤い月」「遊園地」

limeさん
「悲しい出来事」--『RIKU』番外--ついに彼の名前が!
「ピラミッド」「禁煙」「蚤の市」「エリカ」「羽」「博物館」「ガラス細工」「金魚鉢」

TOM-Fさん
『花心一会』 第九.五会「ロマンティッシュ・シュトラーゼ」
「バンコク」「WEB」「中国」「進化論」「古書」「天才」「飛行船グラークツェッペリン」「蚤の市」「野良犬」「ガラス細工」「楓」「金魚鉢」「鏡」「羽」「彗星」「シャープ」「ピラミッド」「マフラー」「禁煙」「テディーベア」「にんじん」「遊園地」「アルファロメオ」「モンサンミシェル」「ロマンティック街道」「ピアノ協奏曲」「博物館」「マロングラッセ」「モンブラン」「桃の缶詰」「名探偵」「エリカ」「いろはうた」「赤い月」「オクトーバーフェスト」

ダメ子さん
桃太郎
「古書」「進化論」「桃の缶詰」「モンサンミシェル」「天才」「アルファロメオ」

ポール・ブリッツさん
シュタイナ中佐の幻想
「テディーベア」「天才」「禁煙」「ピラミッド」「中国」「バンコク」「飛行船 グラーフ ツェッペリン」「桃の缶詰」「名探偵」「蚤の市」「赤い月」「マロングラッセ」「エリカ」「オクトーバーフェスト」「ロマンティック街道」「ピアノ協奏曲」「アルファロメオ」「進化論」「彗星」「野良犬」「マフラー」「博物館」「遊園地」「羽」「いろはうた」「鏡」「シャープ」「にんじん」「モンサンミッシェル」「ガラス細工」「楓」「金魚鉢」「古書」「WEB」「モンブラン」

cambrouseさん
あるサラリーマンの独白(その2)
「ピラミッド」「名探偵」「ピアノ協奏曲」「マフラー」「シャープ」「モンサンミッシェル」「ガラス細工」

山西左紀さん
絵夢の素敵な日常(初めての音)Augsburg
「マフラー」「中国」「ロマンティック街道」「博物館」「天才」「にんじん」「ガラス細工」「赤い月」

ふぉるてさん
動画:ブログ誕生日&イベント参加動画
「ピラミッド」「赤い月」「エリカ」「彗星」「羽」「古書」

栗栖紗那さん
魔女と魔導書の約束 -とある本編に続く小さな物語-
「テディーベア」「天才」「ピラミッド」「バンコク」「中国」「飛行船 グラーク ツェッペリン」「名探偵」「ロマンティック街道」「アルファロメオ」「彗星」「モンサンミッシェル」「金魚鉢」「古書」「WEB」

大海彩洋さん
【奇跡を売る店・番外】しあわせについて~懺悔の値打ちもない~
「テディーベア」「天才」「禁煙」「ピラミッド」「バンコク」「中国」 「飛行船 グラーク ツェッペリン」「桃の缶詰」「名探偵」「蚤の市」「赤い月」 「マロングラッセ」「エリカ」(花)「オクトーバーフェスト」「ロマンティック街道」「ピアノ協奏曲」「アルファロメオ」 「進化論」「彗星」「野良犬」「マフラー」「博物館」「遊園地」 「羽」「いろはうた」「鏡」「シャープ」(#)「にんじん」「モンサンミッシェル」 「ガラス細工」「楓」「金魚鉢」「古書」「WEB」「モンブラン」


【私の関連作品】
彼岸の月影 — 赫き逡巡
「ピラミッド」「赤い月」「マロングラッセ」「マフラー」「いろはうた」「楓」「鏡」「金魚鉢」
「ファインダーの向こうに」外伝 — パリでお前と
「テディーベア」「天才」「中国」「古書」「蚤の市」「モンブラン」「アルファロメオ」「野良犬」「遊園地」「モンサンミッシェル」
バッカスからの招待状 -3- ベリーニ
「バンコク」「桃の缶詰」「名探偵」「エリカ」「進化論」「にんじん」「WEB」
大道芸人たち 番外編 — アウグスブルグの冬
「禁煙」「飛行船 グラーク ツェッペリン」「オクトーバーフェスト」「ロマンティック街道」「ピアノ協奏曲」「彗星」「博物館」「羽」「シャープ」「ガラス細工」
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Tag : 66666Hit

Posted by 八少女 夕

66666Hitについて

いつも「scribo ergo sum」をお訪ねいただき、ありがとうございます。

だんだん近づいてきました。何って66666Hitです。「何かやろうか迷っている」ってことまでは時々piyoで呟いていましたが、ようやくどうするかはっきりすることにしました。

今回は、お題を募集します。ただし、私がそれに合わせて書くリクエスト小説というのは、なんだか常にやっている感があって「またかよ」だと思うので、ちょっと別の企画を考えています。どんな企画かは、リクエストが出揃ったあとに発表します。前に書くと、期待しているようなバラエティに富んだお題がでないと思うんで。

で、お題募集のしくみですが、66666Hitになってからの先着順で六名様に権利があるものとします。(「お題は後から考えるから、とりあえずリクエスト権利だけ確保」というのもありです)

お題は名詞(例:「山」「イワトビペンギン」「相対性理論」「ウニいくら丼」「団長ロマーノ」「(出題者のオリキャラの具体名)○○」など)を、一つ以上六個以内でお願いします。具体的な名詞のみ有効です。また七個以上書かれた場合、七つ目からは無効になりますのでお氣をつけ下さい。また、他の方が既に書かれたものとは違うものをお願いします。方向性が全く違った方が面白くなると思うので、空氣は読まずに好きな名詞を書いてください。

なお、他の方に出題希望者数と出したお題がわからなくなると困るので、この記事のコメント欄のみに書いてください。また同じ理由から、この記事にはどんな内容であっても鍵コメ(管理者にだけ表示を許可するコメント)は入れないようにお願いします。(表示されたくない内容のコメントをしたい場合は、別の記事へのコメントにしてください)この記事につけられた表示できるコメントのみが有効になります。

皆様のご理解とご協力ならびにご参加をお待ちしています。

【リクエスト】
お名前お題
1.ポール・ブリッツさん「テディーベア」
「天才」
「禁煙」
「ピラミッド」
「バンコク」
「中国」
2.ウゾさん「飛行船 グラーク ツェッペリン」 
「桃の缶詰」
「名探偵」
「蚤の市」
「赤い月」
3.TOM-Fさん「マロングラッセ」
「エリカ(花)」
「オクトーバーフェスト」
「ロマンティック街道」
「ピアノ協奏曲」
「アルファロメオ」
4.limeさん「進化論」
「彗星」
「野良犬」
「マフラー」
「博物館」
「遊園地」
5.吉川蒼さん「羽」
「いろはうた」
「鏡」
「シャープ(♯)」
「にんじん」
「モンサンミッシェル」
6.栗栖紗那さん「ガラス細工」
「楓」
「金魚鉢」
「古書」
「WEB」
「モンブラン」
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Posted by 八少女 夕

今後の予定について

今日は、(いつもながら)どうでもいい話題です。無理して読まなくても大丈夫。

久しぶりに、ブログのメニューを整理しようと右カラムの「カテゴリ」をぼーっと眺めていました。そして、カテゴリごとの記事数に着目してみたのです。

「長編小説」「短・中編小説」「Thanks!」とある中の「 scriviamo! 2013 」「 scriviamo! 2014」「 scriviamo! 2015 」というのが、小説です。(短いあらすじなどから俯瞰したい方は「作品一覧」をご覧ください)

で、見てみると「大道芸人たち Artistas callejeros」の記事数がダントツで多いです。本編だけで52あります。長い話だったんですね。加えて、外伝が25(2015年7月13日時点)って、本編の半分近くある! こんなに書いた記憶はないんですけれど(無責任な)。続いて多いのは「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」です。別館に隔離している「樋水龍神縁起」とその続編「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」も量としては「大道芸人たち」並になります。

2011年から2013年にかけて、私がどのくらい狂ったように書いていたのか、この数字を見るとわかります。この時期には「十二ヶ月の○○シリーズ」やそこから派生した二つの中編「夢から醒めるための子守唄」と「夜想曲」も書いています。これらの作品群を発表しているのがそれよりも後なので、たぶん今でも多作だと思われているでしょうが、実は今はほとんど書いていません。最後に狂ったように書いたのが、去年の四月と五月でしょうか。二ヶ月で「Infante 323 黄金の枷」を書き上げています。でも、その後は、ほとんど止まっていますね。

今は、短い話、必要に迫られて書くものがほとんどです。

一人で書いていた頃は、「これはいつ頃発表するので早く書かないとまずい」ということはありませんでした。書きたい時に書き、そうでなければ放置していられました。実際に十年近い空白期間があって、このボイド期には短編を二つくらいしか書いていません。

一氣に長編を書きたいときというのは、何かが溢れ出している状態です。「いま書き留めておかないと、どっか行っちゃう」という感覚ですね。強い衝動がないと、寝食も忘れてキーボードを叩くなんてことは出来ないのです、私は。知っているスイス人の職業作家は「毎日、数時間ずつコンピュータの前に座って書く」というスタイルを続けていらっしゃいましたが、なんだろう、プロはそうでなくてはいけないんだろうなと思いつつ、「そうなんだ〜」と思ってしまったんですね。ゼンマイ仕掛けの時計みたいに、ねじ巻いたら話がでて来るわけじゃないし、私には、書きたくても書けないときだってあるよなって。

そういう自分のことを知っているから、私は書き終わっていない長編の連載を始めることはしません。まあ、九割構想が固まっていて、半年分くらいストックがあれば見切り発車することはありますが(「夜のサーカス」と「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」がそうだった)、たとえば「大道芸人たち」の第二部をいつまでも公開しないのは、途中が大きく抜けているので、連載に間に合わないと困るからです。

反対にいうと、既に発表した作品数が多いので、これから無理して猛ペースで書く必要もないかなと思っています。必死で発表していたのは、「小説ブログ」を立ち上げておきながら読むものがあまりに少なくて恥ずかしかったからでもあります。毎日更新していて、そうしないとみんなに来てもらえなくなる、と思い込んでいた時もありました。でも、既にありすぎるくらいですから、もっとペースを落としても大丈夫だろうなと思うのです。例えば小説は月に二回程度、あとは設定秘話とか、その辺のものでもいいかな〜とか。

来年の話ですけれど「十二ヶ月の○○」シリーズを復活させようと思います。そして、「Infante 323 黄金の枷」の完結後に、何か定期的な連載をするかどうかは、現在考え中です。今年いっぱいに「大道芸人たち」の第二部が書き上がればそれを連載してもいいし、そうでなければほぼ読み切りになる「バッカスからの招待状」を書いてもいいかと思います。(時間稼ぎ?)

「黄金の枷」三部作の残りの「Usurpador 簒奪者」と「Filigrana 金細工の心」、それに「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」の続編、それからもちろん「大道芸人たち」の第二部を書き終えるのに、あとどのくらいかかるのか全く見えていませんが、少なくともこれだけは完結に持ち込みたいなと思っています。その他にも、いろいろと「書く書く詐欺」作品が転がっていますが、その辺りは、氣の向いたときで(笑)
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Category : このブログのこと

Posted by 八少女 夕

60,000Hitのリクエストについて

いつも「scribo ergo sum」をお訪ねいただき、ありがとうございます。

さて、遠からず当ブログは60,000Hitとなります。あんまりしょっちゅう企画をやっているので、新鮮味はないかもしれませんが、日頃から訪問してくださる方への感謝を込めて、リクエスト企画をまたやろうと思います。

サイクリングの途上で


ルールは、いつもとほとんど同じです。カウンターが、60,000を過ぎてからの先着順で、6名様分のリクエストを受け付けます。リクエストは、短編小説のお題(テーマ)もしくは書いてほしいキャラクターのご指定という形でお願いします。その両方でも構いません。キャラクターは複数でも構いませんが、お題は一つでお願いします。リクエストをくださる方のオリキャラとの場合に限り、コラボもOKです。

リクエストは、この記事へのリクエスト欄(もしくはその時点のトップ記事へのリクエスト欄)に書いてください。記念リクエストに限り、他の方が「いつ、誰が、どんな、そして何人目のリクエストをしたのか」を確認しづらい方法(メッセージ、PIYOのコメント欄、もしくは鍵コメなど)でのご連絡はなさらないようにお願いします。ご協力をよろしくお願いします。

六つの個別の作品にするか、それとも、いくつかのリクエストをまとめての作品にするか、その判断はこちらにお任せください。また、そのため、発表順についても、リクエスト順ではなくなる事がありますのでご了承ください。

この企画では、リクエストをする方も作品を書けというような縛りは一切ありませんので、どなたでもお氣軽にどうぞ。あまり交流のない方や初コメの方でも、どうぞご遠慮なく。また、常連の皆様からいつも鬼のように難しいリクエストをいただいて慣れていますので、お氣遣い無用で容赦なくどうぞ(笑)

作品の発表時期は、「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」の完結後、次の通常連載「ファインダーの向こうに」が始まる前を予定しています。

皆様の奮ってのリクエストをお待ちしています。

【リクエスト】(最終決定)
お名前お題キャラクター指定
1.TOM-Fさん--園城真耶
2.山西左紀さんそばめし左紀さんのオリキャラ任意
3.栗栖紗那さん異世界--
4.けいさん『八少女 夕』に密着取材!複数のブログの複数のキャラ
5.ふぉるてさん時間ふぉるてさんのオリキャラ任意
6.limeさん植物limeさんちの玉城
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Posted by 八少女 夕

春が来たらしい & 今後の予定

梨の花

日本のブログの皆さんのアップなさる、春爛漫の桜の写真に較べると、ささやかすぎて涙が出る感じですが、急に暖かくなってこちらの樹々も「そろそろ!」と騒ぎだしています。

この冬は暖冬だった上、三月はとても暖かかったのです。ところがイースターの前後からまた冬に逆戻りの感じで、洗おうかと思っていた真冬のコートに戻ったりしていました。それがここ二日ほど「初夏ですか(笑)」という暖かさなのですよ。

で、敷地内にある大家さんの梨の花が咲き始めました。この花、優しい感じで大好きなのです。そして、ずいぶんと立派な洋梨も成るのですよ。



さて、 このブログの今後の予定について、書いておこうかなと思います。年初から、いままでずっと企画ものが続いたままだったのですが、ようやく通常運転に戻りました。

そうなんです。今までのは通常じゃないんです。って、もう誰も信じてくれないかもしれないけれど。通常運転というのは「小説は週一本、他の記事が週一、二本」という状態です。いずれは「小説と他の記事を隔週で一本ずつ」なんてスカスカ運転も視野に入れているんですが、今のペースだと、永久にそんな所には辿りつけません。なんでだろ。

現在のメイン小説「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」がそろそろ終盤に差し掛かっています。六月の末くらいには完結する予定です。本当は五月中に完結するつもりだったのですが、最近文字数が多いので、一章を二つに分けたり、なんて事をやって少し伸びます。

「Stalla」用に連載している「Infante 323 黄金の枷」は、月一なので、きっと来年の今ごろまでは続きます。

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」が終わったら、「ファインダーの向こうに」という中編を連載しようと思っています。(正式には、この33,000字余りという文字数は中編とは言わないらしいのですが、私の分類では短編というには長過ぎます)「オリキャラのオフ会」にちらっと出てきたイタリア系アメリカ人の写真家の話です。この話が、私が思っていたよりも難産でした。最初は、「マンハッタンの日本人」でご迷惑をおかけしたTOM-Fさんへのお詫び掌編のはずだったのです。その要素も始めからの予定通り入っているんですけれど、それよりもぶち込んだサブテーマと、遊んじゃった設定とに振り回されてまとまりをつけるのに苦労しました。今週末に一応書き終えましたので、これから推敲を繰り返しますが、それでも予定通りに連載を開始できると思います。ちなみに「マンハッタンの日本人」の続編ではなくて、完全に別のストーリーです。

それ以外の連載は、今年は始めないと思います。あとは、「なんとかHit」とか「○○企画への参加」とか、そういうものだけにしようかなと。その分、「黄金の枷」三部作の残り二つと「大道芸人たち Artistas callejeros」を書き終えたいなと考えています。発表のし方は、また悩ましいんですけれど、「大道芸人たち」はブログで連載して、「黄金の枷」は別館かなと、ぼんやりと考えています。まだ、決定じゃないですが。

ここまでが、「公約」レベルの話。ここから先は「書く書く詐欺」程度だと思っていただければ。

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」には、高校生の時に私が作った原作(?)があるんですけれど、今回書き直したことで、いろいろと新しいキャラが生まれ、そこから新しいストーリーが派生してきています。某王様とか、某娼館のねーさんとかにも、もうちょっと活躍の場を。某宰相殿のその後の話なんかも。その辺が書けたらいいなあ、というのが一つ。

それから、「Infante 323 黄金の枷」が終わったら、次のStella用は、毎回読み切りに近いものにしようと思っているのです。「十二ヶ月の○○」シリーズを復活させるという案が一つですが、もう一つの案が「バッカスからの招待状」で、バー『Bacchus』を舞台にしたオムニバス。ま、そんな先の話をしてもしょうがないんですけれど。

その他に「書く書く詐欺」で放置している作品もけっこうあるので、書く楽しみの方は当分尽きそうにありません。読んでいただけるかという問題は、また全然別なんですけれど。
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Posted by 八少女 夕

三年無事に過ぎました

本日、三月二日をもって、当ブログ「scribo ergo sum」は開始から満三年を迎えました。

訪問していただき、作品を読んでいただき、そして、交流してくださった全てのみなさまに、心からの御礼を申し上げます。

仕事にしろ、結婚生活にしろ、「三年続けば」といいます。いろいろなことはあるけれど、ひとまずどうやったら山あり、谷ありをなんとか乗り越えられるか、何となくわかってくる、ということでしょうか。

私とこのブログも、走りすぎたり、はしゃぎすぎたり、時にはへこんで、試行錯誤でここまでやってきたように思います。小さなことに大騒ぎしたり、あれこれ企画を立てては遊んでいただいたり、いろいろありましたが、訪問してくださる方、交流していただく皆さんに支えられての三年間だったという事に尽きると思います。

最初は寂しかった「小説一覧」も最近は、たくさんスクロールできるようになってきました。三年前に発表した作品でも、今でも通読してくださる方がいらっしゃり、本当に嬉しいです。

ようやくひと息ついた「scriviamo!」。毎年「今回で終わりかな」と思っているのですが、今年も「来年も」とおっしゃってくださる方がいらして、やっててよかったなと思います。ブログのあり方や、小説の発表と交流のし方については、つい先日語ったばかりですのでこれ以上は控えますが、とにかく今は感謝の氣持ちと、そしてこれからも仲良くしていただけることを願って、お礼の言葉に代えさせていただきます。

小説の精進が必要なだけでなく、人間としてもまだまだ至らず、皆さんに教えていただくことの多い私です。また今日から、「scribo ergo sum」をどうぞよろしくお願いします。
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Posted by 八少女 夕

いろいろと、感謝を込めて

昨日、無事55555Hitとあいなりました。(55554を踏んでビビりました。折角のゾロ目、自分で踏むのは悲しいですからね)
このブログを見捨てずに足繁く通ってくださる全ての方に心から御礼申し上げます。

54321Hitに続き、今回も「scriviamo! 2015」開催中につき、記念リクエストなどはとくにいたしません。ご理解くださいませ。

でも、せっかくの節目なので、この機会にみなさまへの御礼を。

このブログを始めて、来月の2日で三周年になるんですが、変化を感じています。一月くらいまでは、昨年に較べるといろいろな意味で落ち着く方向にいっているのかなと思っていたんです。自分もそうですが、ブログにかける労力を減らして、縮小の方向というのでしょうか、いらしてくださる方の数、その中で親しい方の割合、小説に興味をお持ちくださる方の割合などもなんというのか放物線で言う下降ラインに入ったのかなという感触でした。長く親しくしてくださった方の半分くらいが、ブログをやめられたり、一時停止なさったままになったりしているから、それも宜なるかなとは思っていたのです。

まあ、統計で言えば上記の通りなのですが、二月に入ってから、お付き合いという意味ではそうではないなと感じています。なんというか、「広く」から「深く」になってきたのかなと。それが、「scriviamo!」にも表れているように思います。

去年までの「scriviamo!」は、基本的に参加してくださる方と、私との往復でした。そして、それは基本的に行って帰って終わる性質のものでした。読んでくださった方から感想はいただきますが、それが今後書く作品に影響を及ぼすこともさほどありませんでした。

「scriviamo! 2015」は、作品数でいえば前の二年よりも少ないし、参加者ではもっと少ないです。でも、その「バトルぶり」と私自身が皺の少ない脳みそで絞る汗の量はとんでもないことになっています(笑)

今のところ「アメリカ大陸東西陣営(『マンハッタンの日本人』シリーズ関係)」と「神戸&ポルト&ローマ陣営(『Infante 323 黄金の枷』関係)」の作品がそうなっているのですが、複数のブロガーさんたちの大切な世界観とキャラクターたちが複雑にからんだ共同作品の様相を呈しています。これが面白い。

「scriviamo!」という企画を三年前に始めた時には、参加がどのくらい来るのかわからないし、答えられるのかも怪しいという無謀な見切り発車で、とても怖かったのです。今年は三回目だから、実はそんなに心配していなかったし、最初の方は余裕すらあったのです。でも、今は、三年間で一番焦っているかも。コントロール不能になりつつあるし。

でも、あちこちで「これはこの後どうなるんだろうか」とドキドキしてもらえたり、別のブロガーさん同士の新たなコラボのネタになったりするのって、以前はほとんどなかったことなんですよね。だから、願ってもない、好ましい変化だと思っているのです。

「しょーがないなあ、参加してやるか」という優しさもあるでしょうけれど、でも、やはり皆さん、書くことや創造することが根っから好きなんだな、そう感じます。そういう方たちと三年間のブログ活動でお知り合いになれたのだなと思うと、本当に嬉しく思います。

それと同時に、ブログ開始期からのお知り合いではなくて、ここ二年、またはつい最近知り合えた方で、連載終わっている小説を通読してくださり丁寧な感想をくださる方がコンスタントにいらして、そのことにもとても感謝しています。

放置しっぱなしの「大道芸人たち Artistas callejeros」ですが、ある一定期間、この小説の第二部を発表し終える時にブログを閉鎖しようと考えていました。というのは、このブログでは発表する小説の中には、皆さんに馴染んでいただいて続きを待ってもらえる小説が他になかったので。でも、今はかなりのカオスですが、新しい作品も、これまでに発表した作品も、それぞれに皆さんに覚えてもらえていて、「無理にやめることもないし、発表しておきたい作品をむりやり大道芸人たちの前に発表することもないか」と考えるようになりました。

そんなわけで、いつまで続けて、いつやめるなどというプランは特にないまま、また「読者が増えた」「減った」というようなことにもあまり振りまわされずに普通に、ストレスなく、続けていきたいなと思っています。

あまり氣の利かない、時にはデリカシーの足りないことを自覚している私ですが、訪問してくださること、読んでくださること、そして交流してくださることに心から感謝いたします。そして、これからもおつき合いくださることを祈るように願っています。

なお、三周年プレ企画「scriviamo! 2015」開催期間はあと12日。今年のトレンドは関係なく、どんな方でも、どんな形でもご参加くださいね。
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Posted by 八少女 夕

新年あけましておめでとうございます

スイスでも新年を迎えました。旧年中はたくさんのご訪問、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。
羊


年始ですから、今年の抱負を語ってみましょうか。と言っても、実生活では何も代わり映えはしなさそうですが。

【リアルライフの抱負】
*持ち物の整理をする。今風に言えば捨離断とまではいかないけれど、増え過ぎたものを減らしたい
*ギターは「禁じられた遊び」はちゃんと弾けるようになりたい。(志低い!)

【ブログの抱負】
*「黄金の枷」三部作を仕上げる
*「書く書く詐欺」になっている中編「ただ生きよ」と「大道芸人たち」第二部に着手
*「scriviamo! 2015」の完走
*できたら「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」の続編にも着手したい

今年の3月2日でこのブログは三周年を迎えます。それが一つの節目。それに2015年4月8日は「樋水龍神縁起の日」と勝手に決めているのでそれも勝手に節目にしています。「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」と「Infante 323 黄金の枷」ともに2015年中に完結する予定なので、その次に何をもってくるかも現在考え中。もっとも、今は「scriviamo! 2015」を乗り切るのが目標。(皆様のご参加をお待ちしています)

そういうわけで、本年も変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

この記事には追記があります。下のRead moreボタンで開閉します。

read more


ここから先は、長編小説を読んでくださっている方と、さらにご自分も創作なさる方以外にはどうでもいい事かもなと思ったので、追記側に書く事にしました。

昨年、長編小説を新しく二つ連載スタートしたんですが、どちらも構成的に「最初はあまり面白くない話」だったみたいだなと。一つならまだしも二つもそうだったので、両方読んでくださっている方は「うんざり」だったんじゃないかなと、「失敗したな」と思ったんですよ。

2014年も後半になって、どちらも「起承転結」で言うと「承」または「転」の方にさしかかって、読んでくださっている方の反応からもちょっとは興味深くなってきたのかなと手応えが感じられるようになりました。たぶんどちらも転機はちょっと個性の強いサブキャラの投入と主人公たちの感情が大きく動いたあたりだと思うんです。

一番如実だったのは「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」で神出鬼没な王様が登場した辺り。このレオポルド二世を好きだとおっしゃってくださる方も少なくなく、実は私自身も好みのタイプなので、この反応はかなり嬉しい。この作品を発表するのも前よりも嬉しくなってきました。

でも、よく考えてみたら、私の小説ってどれもそうかも。「大道芸人たち Artistas callejeros」も発表していた頃は同じ感じだったのです。もちろん、当時は今ほど読んでくださる方自体がいなかったのですが、やはり途中から反応が突然変わったのですよね。

読者の全員が最後まで我慢して読んでくださる方のように辛抱強いわけではないので、「承」になる前に「もう読みたくない」と思われる方が出るのは自然です。それを避けるためには、書き方を変えるほかはない。その一方で、ここに来てまで読んでくださる方は、「多くの方が望むもの」ではなくて「このブログで自作小説をわざわざ公開しているヤツ」の作品を読んでみようかなと思う方です。だから、完全に自分の作品のままの方が望まれているのかなとも思うのです。

もちろん、どの作品もはじめよりも終わりの方が反応がいい事自体は、とても嬉しいのです。既に完結した作品について、「とてもよかった」「あの形で終わったのがよかった」というような感想をいただく事も多く、そういう時には頑固に自分の書き方で書いていていいのかも、いや、そう書き続ける方がいいのかもと感じます。そりゃ、読者が減らないともっといいなあとも思いますが。

2014年の終わりに「夜のサーカス Circus Notte」「十二ヶ月の歌」「十二ヶ月の野菜」を縦書きPDF化して別館にアップしました。その時に、どの作品ももう一度読み返す事になったんですが、反応のよかったもの、心配するくらい反応の少なかったものも含めて、全部自分らしい作品だと感じました。他のブログの方の素晴らしい作品を読んで、へこむことがないわけではないのですが、やはり自分は自分の書きたいものを書いていくのが一番だなと、若干自分に甘い結論で悩みとも言えない悩みにケリを付けました。

というわけで、今年から書くものもやはり今まで通り「独りよがった」作品になると思います。書くものを変えられない分、発表のし方については少しずつ工夫を重ねられたらいいなと思っています。

我慢しておつき合いいただいている方には、ご迷惑をおかけすると思いますが、今年も懲りずにおつき合いいただけると嬉しいです。
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Posted by 八少女 夕

今年も一年ありがとうございました。

年末年始の小旅行でこういう所に来ております。(この写真は私が撮ったものではないです)つい先日テレビで観て、行きたいなあと思っていた所、行く予定だったドイツの友人の所に行けなくなったんでかわりに強引に来てしまいました。お城の麓で年越しします。

Burg Hohenzollern ak.jpg
Burg Hohenzollern ak“ von A. Kniesel (= User:-donald-), Lauffen - Eigenes Werk. Lizenziert unter CC BY-SA 3.0 über Wikimedia Commons.




さて、押し迫ってきましたね。今年もあっという間でした。今年のことを、ブログのこと、それに実生活のことも含めて振り返ってみることにしましょう。

【ブログの活動】
今年も去年と同じくらいは小説を書いて発表しましたよね?


ユズキさんやlimeさんのフリーイラストに合わせて小説を作ったり、大海彩洋さんの企画に載ってみたり、ポール・ブリッツさんの挑戦状に応じてみたり、実に楽しい一年でした。あ、エイプリルフールの時には、ブログのお友だちウゾさん、TOM-Fさん、栗栖紗那さんのキャラを無断でお借りするなんてこともしました。山西左紀さんのところとは、キャラ同士(エスとアントネッラ)が二次創作をするという面白い試みもしましたっけ。

「scriviamo!」や「50000Hit記念企画」に加えて、バトンや記事でみなさんとつながれた事も、今年は去年以上に多かったと思います。

何人かのブログのお友だちが残念ながらブログをやめてしまわれましたが、その一方で嬉しい復活のご報告も数名。これまで続けていてよかったなと思った瞬間でもありましたね。

あ、cambrouseさんに教えていただいて、PIYOも始めました。個人的にちょっと便利な新機能で、とても氣にいっています。

【実生活】
・ポルト旅行と北イタリア旅行
どちらも骨休みで行ったはずが、なぜか小説の構想三昧になってしまいましたね。天候にも恵まれ、旅を楽しんできました。そして、また肥えました。

・ギター
ええと、まだ諦めてはいませんが、いやあ、牛歩ですね。いいんです。定年までに好きな曲が弾けるようになれば! まだしばらくあります。

・仕事と家庭
あ〜、していましたよ。一応。でも、威張れるほどはしていないか。平穏が一番です。


今年もscribo ergo sumにお越しいただき、本当にありがとうございました。皆様の一年の訪問とご愛読に心からの感謝を捧げるとともに、来る年も変わらぬお付き合いをお願いして年末のご挨拶に代えさせていただきます。

来年もscribo ergo sumをどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年を!
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Posted by 八少女 夕

鬼が笑うけど

さて、今年もあと二ヶ月を切りました。

この時期は年末年始のことを準備するのです。例えば日本の家族のクリスマスプレゼントを用意して送ったり、母親のために年賀状を作ったり、ついでに私の日本の方向けの年賀状つくったり。(そういえば来年は歳女だ)なぜそんなに早いのかというと、そうじゃないと間に合わないからなんですね。

さて、そういう訳で、この時期は自分の来年のことも考えます。と言っても、実生活では別に大きな変化はないので、考えるのは主にブログ活動=小説のこと。

今年の活動は、ちょっと失敗しました。長編小説を二本同時連載って、無謀でした。もちろん去年もメインの長編(「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」)とStella用長編(「夜のサーカス」)の二本同時ではあったので、大丈夫だと思ったんですが、「夜のサーカス」は一本一本が読み切りに近い作品だったので、両方読んでいらっしゃる方が飛ばすこともできたんですよ。でも「Infante 323 黄金の枷」は飛ばすとわからなくなってしまうタイプ。

それに加えて「十二ヶ月の野菜」に「scriviamo!」やキリ番企画などで単発掌編や番外編が多くて、自分でも「読まされる方はたまらんだろう」と思う事態になってしまいました。書いている本人は大して大変じゃないんですが、読まされる方の苦痛を考えると、まさに「いかがなものか」

で、2015年は少しブレーキをかけたいのですが、それがまた悩みどころなのです。ブログ三周年だから「scriviamo!」はまたやりたい。長編二つは間を空けると忘れられるので続行するしかない。ということは、ひっこめられるのは「十二ヶ月の○○」シリーズだけ。実をいうと、読み切りしか読まないという方もいらっしゃるので、このシリーズは続行したかったのですが、まあ、これだけ企画もので読み切りがあればいいかと。

それと、55555Hitは、いつ来るかで考えます。「scriviamo!」期間中(一月と二月)ならスルーさせてください。それ以外の時期の場合、最高五人までの方からお題またはキャラを募集してそれで一つの読み切りを書くことにします。(33333Hit記念作品と同じ形式です)

それでですね、ブログのお友だちのみなさんへのお願いは、また「scriviamo!」しますので、よかったら参加してくださいね、ということなんです。ということで、鬼が笑う来年の話でした。

参考:
scriviamo! 2013
scriviamo! 2014
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Posted by 八少女 夕

50000Hitの御礼とリクエストについて

訪問してくださるみなさまの親切に支えられて、当ブログ「scribo ergo sum」は50000Hitを迎えました。ありがとうございます。感謝でいっぱいです。

雨の日も、風の日も、いや、連休中であろうと、ムカつく記事があろうと、見捨てずにここを訪れてくださった方、そして、数だけは多い小説を丁寧に読んでくださる親切な方、素晴らしいイラストで文字だらけの殺風景な作品に彩りを加えてくださった方、交流の企画を立ち上げると参加して盛り上げてくださった方。ここまで来れたのは、みなさまの優しく暖かい訪問と交流のおかげです。これからも精進してまいりますので、懲りずにおつき合いいただけたらとても嬉しいです。

さて、恒例のキリ番記念リクエストですが、今回は少し大きいキリ番なので、既にプレ告知したように参加型のリクエストに限定してお願いしたいと思います。

すなわち、リクエストをしてくださる方も、私に出すお題と同じ題で何かを書いて(描いて)ご自身のブログで発表していただきたいのです。(ブログがない、鍵つきで公開できないなどの場合の対処法は「scriviamo!」での発表方法に準じるものとします)

お題は既に一度申し上げましたが、「お題で遊べる? 2014」の企画に合わせて、地名の入っているものでお願いしたいと思います。地名だけ(例:「江戸」)をご指定いただいても構いませんし、お題そのもの(例:「落葉のウィーンを旅して」)をご指定いただいても構いません。加えて、キャラをご指定いただくことやコラボ希望などもOKです。(公序良俗に著しく反する内容のリクエストは引き受けかねますのでご了承ください)

 * 地名の使い方の例はこの記事をどうぞ 「お題で遊べる? 2014

なお、私はお題をいただいてから基本的には十日前後(リクエストが続いた場合は、順次……)で掌編小説を発表すると思いますが、出題者の方は小説ではなくても構いません。イラスト、旅行記、雑記、何でもOKです。さらに、その記事をアップする期限はありません。ごゆっくりどうぞ(ただ、私がブログをやめるまでには、読みたいです……)

リクエストはこの記事のコメント欄からお申し出ください。

ご自身で書いていただく記事(作品含む)は、記事タイトルまたは作品タイトルに地名が入っているものであるならば、過去に発表したものでも構いません。

今回のリクエストは、ご自身も何かを書いていただくというハードルがあるため、人数制限ならびに当面のリクエスト期限はありません。この記事のコメント欄からいつでもお氣軽にどうぞ。
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Posted by 八少女 夕

休暇です



ちょっと遅い夏休みの旅に出かけました。
これはマッジョーレ湖です。アルプスの南側にはまだ夏が残っていました。

二週間ほどのんびりバイクの旅を
たのしみます。

ブログの方は予約更新と旅先からの便りになります。
反応が鈍くなりますがご了承ください。
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Posted by 八少女 夕

お題で遊べる? 2014

去年「お題で遊べる?」という記事をもとに「神話系お題シリーズ」がちょっと流行った事がありました。あれの今年版をやろうかなあと思い立ちました。(「神話系お題シリーズ」とは、「バッカスからの招待状」とか「アリアドネの憂鬱」とか題名に神話系のものが入ったもので作品を書くという試みでした)

といっても、今回は神話系ではありません。地名で行こうかと思っています。しかも、お題は地名でも実際には地名と関係のない話でも大丈夫。たとえば、こんなの。

・ブルーハワイ ← ハワイが入っているのでセーフ。カクテルの話にしてもOK
・アグリジェントの鷹 ← ハードボイルド?
・三つの伊予柑 ← 伊予が入っているのでセーフ
・愛と憎しみのマンハッタン ← これで掌編書けるのか?
・僕とカーネルの泳いだ道頓堀 ← なんかが優勝すれば……
・樋水龍神縁起 ← 架空の土地だけれど樋水村が出てくるストーリーなのでセーフ
・霧のロンドン殺人事件 ← 探偵ものは書けないんだけれどなあ
・三宮恋情 ← 神戸の話でもいいし、三番めの宮様の恋話でもOK。
・静かの海 ← 月にそういう地名があるのでセーフ。本文が地名と関係なくてもOK

こんな感じで、お題に実際のまたは架空の地名が入っていれば、あとはなんでもいいというルール。もしよかったら、もの書きのみなさま、ぜひ一緒に遊んでくださいませ。(上に書き出したのはあくまでも例です。どんな地名でもOKです)

それと同時に、次のキリ番、50000Hit。たぶんあと六週間くらいでくると思うんです。ちょっと大きいキリ番だし、いつもと違う趣向でいこうかなあと思っています。

つまり、50000Hitの時は、この地名入りお題を考えてリクエストしていただくよう、お願いしたいと思っています。奇抜なものもOK。ただし、全く同じお題で競作していただきたいな〜と。つまり、書くのは私だけではなく、出していただいた同じお題で掌編なり、イラストなり、旅行記なり、ただの雑文の記事なり、何でもいいので出題者にも書いていただくプチscriviamo!を期待しております。(過去に地名の入ったお題の何かを発表済みの場合は、それを使っていただいてもOK)私はお題をいただいてから10日以内に掌編を書きますが、出題者にはとくに締切はありませんのでブログをやめるまでに発表していただければ。
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Tag : 地名系お題

Posted by 八少女 夕

訪問してくださる方がたを思う

最近、新しくいらしてくださる事が増えたように思います。いつも思うんですけれど、どこでこのブログを見つけてくださるんでしょう。周年企画「scriviamo!」の最中だったりすれば、お友だちが宣伝してくださってそこからというのは予想できるのですが、今なにもやっていないし、私のブログはfc2にお報せをしない設定なのでますますどこからいらしてくださるのかわからない。でも、来ていただいて嬉しいです。ありがとうございます。

その一方で、昔からのブログのお友だちは、少しずつ減っていますね。いや、fc2の方で足跡を残してくださる方しか把握していないので、実際には思っているよりもいらしてくださっているかもしれません。たまにコメをいただいたりすると飛び上がって喜んでいます。とはいえ、訪問者数は大体一定しているので、新しい方がいれば、いらっしゃらなくなる方もあるという事なんだろうなと冷静に考えています。

これは私のブログの魅力や人間関係の他に、訪問してくださる方のライフスタイルが変わるという事もあります。リアルの生活がヒマな方である私も思いますもの。いつまでこれ続けられるかなって。小説は生涯書き続けると思いますが、ブログは数年、長くて十年ですかね。

ブロともや相互リンク先だった方が、長期の広告表示の後、突然アカウント解消なさる事が増えています。どうなさったのかなと思います。興味がなくなった、時間がなくなったという事だけでなく、事情があってどうしても痕跡を消したいなんて事もあるでしょう。理由はわかりませんが、リアルの人生でのお幸せとご活躍をお祈りします。

そういえば、かつてかなり親しかったけれど交流の途絶えてしまったブログのお友だちがいました。私は今でもその方の事を嫌いではないのですが、私がした失礼をたぶんその方は許せなかったのだと思います。連絡をしてくださいとメッセージしましたが、全く何もなかったので訪問をお互いにしないまま一年以上の時間が経ちました。でも、その方はずっとブロともを解消しないままいてくださったのです。つい最近、そのマークが消えている事に氣がつきました。毎日確認しているわけじゃないので、その削除がいつだったかは全く不明です。まあ、これだけ交流がなければ整理するのも当然だなと思います。むしろそれで私の痛みがまったくないほど長く切らずにいてくださった、その思いやりに驚いて感謝しています。たぶんこれを読む事はないと思いますが、これからのご活躍とブログのますますの発展をお祈りしています。
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Posted by 八少女 夕

二年、続きましたね!

西黒丸鴉、飛ぶ

本日、三月二日をもって、当ブログ「scribo ergo sum」は開始から満二年を迎えました。

ここまで続けてくる事ができたのは、ひとえに日々訪問してくださるみなさまと、コメントやコラボや企画でかまってくださる方々のおかげです。篤く御礼申し上げます。

いやあ、あっという間でしたね。一年続くかと訝っていた一周年までも早かったんですが、それからの一年はまるで一ヶ月ぐらいの感覚でした。

二周年だから特に何かするという事はありません。というか、scriviamo! 2014そのものが周年企画(自分で忘れかけているあたり……)なのでした。今年も無事に受付期間が終了して、ホッとしています。手を上げてくださったけれど、まだ書き終わっていないとおっしゃる方、ご安心ください。既にお伺いしている方の分はずっとお待ちしておりますので。また、すでにいただいている藍樹さんと玖絽さんの作品に対しては明日から順次お返しを発表しますので、少々お待ちくださいませ。

来年再びscriviamo!を開催するかはまだ決めていません。もしかしたらちょっとルールを変えるか、他の形での交流にするかもしれません。

いずれにしても、ブログの方は少しずつ通常運転に戻していきます。ここしばらくできないでいた、みなさまの作品に対する感想も早く書きたいなと思いますし、写真や私の生活に関する普通の記事も復活させたいです。

scriviamo!の期間中に、プライヴェートの方で人生について深く考える事がありました。たまたま書いていた掌編ともリンクして、筆が重くなった(キーボードが、かな)事もありました。でも、思い直したのです。今この時間に私がこの世界に存在していたことを証するのは作品だけだし(まさにscribo ergo sum...)、このブログに何かの意味があるとしたら、たゆまずにみなさんと交流を続けている事そのものなんじゃないかなと。

この二年間に多くの交流のあったブログが、閉鎖なさったり、更新頻度が激減したり、交流が途絶えたなどの変化がありました。それぞれの方の人生、時間の使い方、誰と交流する事により時間を使いたいかという選択があります。寂しい事ではありますが、私はそのどれをも尊重したいと思っています。

私自身がいつまでこのブログが続けられるかわかりません。実をいうと八ヶ月ぐらい前に、「大道芸人たち」の第二部を発表し終えたらブログをやめようと思っていました。これを書くという事は、今はそう思っていないという事です。白紙状態です。もっと続けるかもしれないし、その前にやめるかもしれない。ただ、一つだけ思っている事があります。事故や健康問題など前もって予測できない事態は別ですが、自分の意志でブログをやめる時には、連載小説の完結まで責任をもって発表しようということです。

近日中に、「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」の連載を始めようと思っています。また、五月からはStella用にも新連載が始まります。そういうわけで、すくなくとも2014年中は、本人としてはブログをこれまで通り続けていく所存です。これからも、みなさまに構っていただけたらとても嬉しいです。
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Posted by 八少女 夕

何を読んでいいのかわからない方のために

このブログは主に小説を発表しています。最近の傾向として、ブログのお友だち(ブロともさんとリンク先さんの総称です)との交流をするコラボ小説を発表したり、何本も並行して連載小説を発表したりしていまして、他の方からの紹介やリンクをたどってはじめていらっしゃった方が「なんだこりゃ」と困惑されることが増えてきているように思います。

そこで、とにかく何かをひとつ読んでみたいんだけれどという方のために、ここで簡単な(ダイジェスト版の)ご案内をすることにしました。どんなものを読みたいかという目的別です。

私自身についてやこのブログについてのご案内はここでしています。ブログまたは別館で発表した全作品の「作品一覧」の記事には、ここにはない小説も短いあらすじ付きで記載しています。





まずは読み切り短編のご紹介から。
爽やかな、もしくは甘めの恋の話が読みたい


少し早い春の湘南を Inspired from “ラブストーリーは突然に” by 小田和正
春の湘南。透は翔子と一緒にバイクのツーリングに向かう。
北斗七星に願いをこめて - Homage to『星恋詩』
スカイさんからのリクエスト。お題は「糸と針」。『星恋詩』ファン星野君の誕生日プレゼントにクッションを贈りたい。でも、ウルトラ不器用な麻衣は苦戦する。
雪山に月が昇るとき
ホームステイ先の長男マリオに恋をしかけている沙耶。満月の晩にスイスの雪山を走る「満月列車」に乗って……


甘いのは嫌い。シリアスな、もしくは痛い話が読みたい。


蝉時雨の奇想曲
蝉時雨の中、志乃は恋人の葬儀に向かう。すれ違った子供たちの前途ある姿を見ながら自分の人生の秋を思う。
樹氷に鳴り響く聖譚曲
学会でサン・モリッツへ行った慎一は、トリノに住んでいる高校時代の同級生沙羅に連絡を取って逢った。
桜のための鎮魂歌
桜の季節に父親をなくした女が、自分も同じ病に冒されていることを知る。来年の桜は見ることができないかもしれないと思いつつも、不思議な安らぎを感じている。
なんて忌々しい春 Inspired from 'Maledetta Primavera' by Loretta Goggi
北イタリア、パーティの花形であるシルヴィアは予期せずかつて愛したジャンカルロと再会する。
ラ・ヴァルス
モーリス・ラヴェルの「ラ・ヴァルス」にインスパイアされて書いた小説。雪羽はウィーンの舞踏会でワルツを踊ることになる。

ちょっと妖しい、大人っぽい話は


彼岸の月影 Inspired from 『慟哭』
帰郷した晃太郎の心によぎるのは一年前の地獄池での一夜だった。
ヴァルキュリアの恋人たち
神話系お題シリーズ。オペラ「ヴァルキューレ」の招待状を送って来たのは、忘れようと思っても忘れられなかったあの女だった。


さまざまな人生の一コマ


川のほとりの間奏曲
友達に裏切られて故郷に戻ってきた宏生。川のほとりで再会したのは幼なじみの妙子だった。
おまえの存在 Inspired from “Glück” by Herbert Grönemeyer
喬司の生活は突然変わった。娘の麻由と二人で生活していくことになったのだ。
赴任前日のこと Inspired from “The Day Before You Came ” by ABBA
歩美は誰にも求められることがない。平凡な一日の記録。
いつかは寄ってね Inspired from “ウイスキーがお好きでしょ” by 石川さゆり
神田の小さなバー。和服の似合う涼子は一人で店を切り盛りしている。
終焉の予感 Inspired from 'Skyfall' by Adele
世界の終焉が近づく中、古代の遺産を求めて私と男は密林を行く。今夜限りかもしれない。私は思う。


歳を重ねた夫婦の話


狩人たちの田園曲
《そり祭り》が縁で結婚したアントニオとフレーニー。キノコ狩りに行った秋の日、60年の夫婦生活についてアントニオは振り返る
南風の幻想曲
妻との生活に飽きていた男がギリシャでの休暇で若いウェイトレスとアバンチュールを楽しもうとする。


ふざけた話


タンスの上の俺様 - 「カボチャオトコのニチジョウ」シリーズ 二次創作
タンスの上に鎮座しているのは上から目線だけれど本当は何もできない猫の置物
教授の羨む優雅な午後 — 『ニボシは空をとぶ』二次創作
威厳たっぷりのスイス人教授と小説を書く日本人秘書が日本にやってきた……
ヨコハマの奇妙な午後
33333Hit記念掌編。三名の方からのリクエストにお応えして。横浜に偶然集結していた三組の別作品のオリキャラが迷い混んでしまったのは……
暗闇の決断
2014年エイプリルフール企画。
半にゃライダー 危機一髪! 「ゲルマニクスの黄金」を追え
44444Hit記念掌編。スイスを舞台にした時代劇(?)「半にゃライダー」のはずなのに、隠密同心として変な傍役たちが活躍する。


この先は中編です。
テーマのはっきりした話


「ファインダーの向こうに」を読む
ファインダーの向こうに
テーマは「自己承認欲求」。コンプレックスと折り合えないまま、ニューヨークで仕事に生きる一人の女性が、偶然撮った写真をきっかけに少しずつ変わっていく


「夜想曲(ノクターン)」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
夜想曲
テーマは「アイデンティティ・プロブレム」。東洋人の顔を持つスイス人マヤは、16歳の夏ペルー人のエステバンと恋に落ちた。鏡の中に閉じ込められた二つの魂の物語


大切なひとを見つけるまでの物語


夢から醒めるための子守唄
ハンガリー人レーナは、スイスの田舎の村でよりよい生活と幸福を探している。


スイスと日本の異文化交流の話


リナ姉ちゃんのいた頃
我が家に突然ホームステイする事になったスイス人の女の子、リナ姉ちゃんと僕たちの一年間が始まる。


そして長編です。
一番人気のある自他ともに認めるこのブログの代表作


「大道芸人たち Artistas callejeros」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
大道芸人たち Artistas callejeros
蝶子、稔、レネは偶然コルシカフェリーで乗り合わせた。ミラノで出会ったヴィルも一緒に四人で大道芸をしながら旅をする事に。
あらすじと登場人物

大道芸人たち Artistas callejeros 外伝
本編がお氣に召したら、ぜひ外伝もお読みください。


渾身の力作、超自然的テーマがお嫌でない方に


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樋水龍神縁起 (FC2小説と別館のみでの公開)
 第一部 夏、朱雀
物心ついた時から、ゆりは夢に悩まされていた。平安装束をした自分が「夢の人」とともにいる。矢で射られる。人には言えない能力と夢を抱えたまま、婚約者と結婚しようとしていたが……。
 第二部 冬、玄武
新堂朗は京都で神職としての人生をスタートする。千年にわたる因縁を経て朗とゆりは幸せな結婚生活を始めたはずだったが……。
 第三部 秋、白虎
新堂朗とゆりは因縁の深い奥出雲、樋水龍王神社にて奉職することとなった。高橋一と摩利子もまた樋水村に越してくる。やがて龍王の降臨する千年祭が近づき……。
 第四部 春、青龍
ゆりが身籠っていたのは人間ではなかった。『龍の媾合』の神事で起こった事は何か、前世や人の世の悲喜こもごもを超越する境地には何があるのだろうか。
官能小説ではありませんが、中に性的な記述が含まれています。未成年の方、苦手な方はお氣をつけ下さい。また、この小説は四部構成で、第四部までで完結となります。単品でもお読みいただけますが、続きがある事をご了承ください。
あらすじと登場人物

「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero
「樋水龍神縁起」の続編。世界観と舞台は同じですが、独立した話になっています。奥出雲の樋水龍王神社のお膝元、樋水村で育った少女瑠水は、クラッシック音楽とバイクを愛する青年真樹と出会う。真樹に乗せてもらったバイクの風に、子供の頃から感じていた樋水の「皇子様とお媛様」の世界に通じるものを感じた瑠水は、歳が離れている真樹に心を開くようになる。
あらすじと登場人物


中世ヨーロッパをモデルにした架空世界で展開される人間模様


「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架
教師として宮廷を渡り歩くマックスは、ルーヴランの都ルーヴを目指す。ルーヴランの宮廷では王女の《学友》ラウラが自由に憧れながら過ごしていた。
あらすじと登場人物


月間Stellaで連載。サーカスの人間模様


「夜のサーカス Circus Notte」を読む
夜のサーカス Circus notte 
六歳の頃にもらった紅い薔薇に運命を感じて少女はサーカスのブランコ乗りになる事を決意する……
あらすじと登場人物


月間Stellaで連載。特殊な血筋をめぐる謎のシステムとそこで展開される人間模様


「Infante 323 黄金の枷」
Infante 323 黄金の枷 
黄金の腕輪をはめた娘マイアは召使いとして「ドラガォンの館(Palácio do dragão)」に勤めることになる
あらすじと登場人物


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Posted by 八少女 夕

愛 燦々と〜

ええとですね。33333Hit記念です。ふだんなら皆様にリクエストなどを伺うのですが、旅行中ゆえ、まずはこんなものでお茶を濁させていただきます。ちなみに帰ってからになりますが、リクエストにもお応えしたいと思っています。

33333Hit リクエスト要項
この記事のコメント欄に早い者勝ち3名様でお申し出ください。
当ブログのオリキャラ1名+お題一つを指定してください。
ご要望をもとに掌編小説を書きます。ただし、いただいた3名様分を一緒にした大集合小説になります。キャラの出自作品は揃えなくていいです。そして、時間・空間的矛盾も無視します。当方のオリキャラの代わりにご自身のブログのオリキャラをご指定いただいても構いません。

追記 : 三名さまからのリクエストいただきましたので、締め切りました。


さて、ここからが本日の本題です。いつぞやの大流行したバトンで小説書きの皆様が「ラブラブは苦手」とおっしゃっていたので、あえて相思相愛カップルを集めて座談会決行です。



(三)こんにちは。司会に任命された遊佐三貴です。「リナ姉ちゃんのいた頃」シリーズから来ました。
(リ)同じく「リナ姉ちゃんのいた頃」出身のリナ・グレーディクよ。今日は、よ・ろ・し・く〜。
(三)なんで未成年の僕たちが司会なんだろう。
(リ)いいじゃない。ここ飲み放題なんでしょ。ワインをお願いっ。
(三)ねえちゃんっ!

(田)ああ〜、座談会ではすっかりお馴染みになりました『Bacchus』のバーテンダー田中です。司会が慣れていないみたいなんで、ご紹介しますと、未成年司会の監督役としてクリストフ・ヒルシュベルガー教授、それから、恒例の消去役の神様として招き猫神タンスの上の俺様に来ていただいています。(と、カウンターを示す)
(ヒ)勝手にやってくれたまえ。ヘル・タナカ。この牛肉のカルパッチオは絶品だね。もう少し出してくれないか。

(リ)なんで招き猫が神様なの?
(三)旧暦神在月は日本の神様はみな出雲に行っているんだよ。手が空いているのはその猫だけだったんじゃないの?
(俺)失敬なことを言うな。俺様に来てもらってありがたいと思え。

(田)あの、全然進まないので、参加者の皆さんの紹介を。

(三)あ、そうですね。まずは「大道芸人たち」から四条蝶子さんとアーデルベルト・ヴィルフリード・フォン・エッシェンドルフさんです。
(蝶子とヴィルが会釈する)
(三)「夜のサーカス」からはジュリア&ロマーノ・ペトルッチ夫妻です。
(団長ロマーノが頷き、ジュリアは手を振る)
(三)「カンポ・ルドゥンツ村」シリーズを代表しての登場は、トーマス・ブルーメンタールさんとステファン・バルツァーさんです。このお二人の男性、普段はトミーとステッフィで通っています。『dangerous liaison』というバーの経営者だそうです。
(トミーがニッコリと笑い、ステッフィは黙って頷く)
(三)最後は「樋水龍神縁起」シリーズから高橋一・摩利子夫妻です。
(摩利子がワイングラスを持ち上げ、一は立ち上がって一礼)

(三)ええと、今回はラブラブなみなさんに存分に無駄な熱々ムードを振りまいてもらおうと言う変な企画で、最初のテーマですが……。
(リ)私にも言わせて! ええと、恋に落ちた瞬間について語ってくださいっ。まずは蝶子さんたちから。

(蝶)え。落ちた瞬間って、いつの間にかよねぇ……。
(ヴ)(無表情で黙るが、ちょっと顔が赤い)

(三)トミーさんたちは……。
(ト)あたしは他の男にフラレてやけ酒を飲んでつぶれていたのよ。そしたら、ステッフィが革ジャンを脱いでかけてくれて、ねぇ、憶えてる?
(ス)(サングラスで表情はわからないが素直に頷く)

(リ)そっちのお二人は?
(一)う〜ん。摩利ちゃんが僕の勤めている店に買い物に来たんだよね。すごくきれいだったから、見とれちゃったんだよなあ。
(摩)あら、私は私の方が先に好きになったんだと思っていたけれど。何度デートしても手も握ってこなかったから脈がないのかとイライラしちゃったっけ。
(リ)この二人の話は参考になりそう。メモメモ。

(ロ)そして、私たちだね。私がはじめて愛しのジュリア、私の小鳥さんを見た瞬間、世界が曙色に染まったのだよ。それは、穏やかな春の日のようにではなく、真夏の灼熱の太陽のごとく私の心を燃え立たせ、世界が突如として七色の総天然色に輝きだしたのだ。私の心はヒバリのように高く叫び、私の足はカモシカのごとき軽やかさで真実の愛のもとに急いだのだ。

(ト)(白けた顔で、手を振る)もう、その辺にしておきなさいよ。あんた達が仮面夫婦なのは誰だって知っているんだから。純真な中学生に嘘八百を吹き込むのはやめなさい。
(ロ)うるさい。ところで、ステッフィくん、あとで電話番号教えてくれる?
(ト)ステッフィに手を出さないでっ。キ〜!

(三)えっと、次のテーマです。思い出ぶかい愛のエピソードをお願いします。(誰だ、こんなテーマ考えたの)

(蝶)う〜ん。告白した時かなあ、フランスのディーニュの駅だったわよね。いなくなっちゃうかと思って必死になっちゃった。
(ヴ)ずっと離れていて、再会した時。
(蝶)あの時って……よくも騙してくれたわね!
(ヴ)来るなと言ったのにあんたがノコノコやってきたからだろう!

(三)ケンカしないでください。高橋さんたちは?
(摩)そうねぇ、一がブルブル震えながらプロポーズしてくれた時かなあ。
(一)まさか、あんなにあっさり摩利ちゃんがOKしてくれるとは思わなかったからびっくりしたよ。
(摩)もうちょっとじらせば良かったかな。でも、嬉しかったんだもの。

(ロ)私たちは……
(ジ)だれも私たちのラブラブエピソードなんて期待していませんよ、あなた。でも、私、あなたと一緒にロウソクの光でディナーを食べる時間がとても好きよ。
(ロ)ああ、私のひな菊さん。あなたはなんて素晴らしい人なんだ。

(ト)私は、ステッフィが『dangerous liaison』を一緒にやろうと言ってくれた時。「ずっと一緒にいよう」って言ってくれたのよね。
(ス)(黙って頷く)
(リ)ステッフィさん、話をする事もあるのね。
(ト)ほとんど話さない分、言ってくれた事の重みが増すのよ。(チラッとロマーノを見る)

(三)だんだんばからしくなってきたなあ。最後に、ラブラブエピソードをこれからも演じたいですか。

(蝶)別にそういうシーンは書かないでくれてもいいけれど、でも、もう書いちゃったんだっけ?
(ヴ)(ものすごく迷惑そうに)俺に訊くな。この間も変な「彼女のために生きている」って歌を歌わされたんだ。

(ト)私は書いてくれなくてもいいわ。二人だけの時にこっそりとラブラブするから。
(ス)真っ赤になって頷く。

(一)僕は書いてくれてもいいけれど、もう大きな子供が二人もいるしなあ。
(摩)初老の日向ぼっこみたいな仲良しシーンっていうのも悪くないわよね。もちろん『龍の媾合』は別だけど。

(ロ)私たちはこれからも熱々ぶりを猛アピールするよね、私のダイヤモンドさん。
(ジ)(にっこり)あなたは本当に私の事を深く愛してくれているのね。嬉しいわ。

(リ)大人って大変なのね。
(三)うん。なんか、大人になる自信がなくなってきた。

(俺)心配はいらぬ。この俺様が記憶を消してやるので、何もかも忘れて心置きなく大人になるがよい。
(ヒ)記憶は消してもいいが、このティラミスはお持ち帰り用に包んでくれたまえ。

(田)ため息。読者の皆様、今後とも「scribo ergo sum」をよろしくお願いします。

この記事には追記があります。下のRead moreボタンで開閉します。

read more

ここからは旅日記です。昨夜再び松江にやってきました。樋水チームやルドヴィコ系の小説の舞台なので自分の故郷でもないのに親近感持ちまくりです。



TOM-Fさんに教えていただいた松江の皆美に行ってきました。鯛めしを食べるはずがどういうわけか島根牛に心惹かれてしまい……。
美味しかったです〜。TOM-Fさん、ありがとうございました!
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Tag : キリ番リクエスト リクエスト

Posted by 八少女 夕

ブログ更新頻度について

週二回の縮小モードにして半月が経過しました。
エーデルワイス
(本文とは関係ないですが、エーデルワイスです)

はじめこそはこんなに縮小して大丈夫? きっとみんなに忘れられてしまう、などと思ってましたが、結局毎日訪問してくださっている方の半分以上は縮小モードの私よりも更新頻度が少ない! なあ〜んだ。

それと、一つの記事あたりの拍手が増えたようです。つまり、これまでは弾丸のごとく記事を書き過ぎていて、読んで共感してくださる方がいるかもしれない記事もどんどん下へ送り過ぎていた?

実をいうと訪問数もほとんど変わっておらず、同じようにみなさんに構っていただけています。ということは、無理して前みたいに復帰する必要もないかなあと思いはじめています。

というわけで。この執筆期間が終了したら、もしくは執筆しつつ再開という形をとるとしたら、毎日更新はなくします。週に三回か四回の更新という形にしようと思っています。週に一度、火曜日か水曜日に小説を更新するのは確定です。いちおう、小説のブログなので。発表が詰まっている時には、週二回、つまり週末にもう一本公開する事もあります。その他に、その他の記事が週二回という感じですかね。

(って、いうか、今週は既に週二回モードじゃないし!)
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Posted by 八少女 夕

検索キーワードのこと

月初になると、いろいろなブログで検索キーワードの話になりますよね。で、私も毎月見てみるんですが、何故かあまり面白くありません。

検索を通してこのブログに辿りつく人の8割くらいは、Macで小説を書くにはどうしたらいいかということを探しているらしいのです。あんまり、役に立たなかったでしょう、すみません。

それから毎月定番になっているキーワードが、「シルク・ド・ソレイユ アレグリア 歌詞」ってタイプ。いや、確かに訳しましたよ。でも、私イタリア語もスペイン語も専門外だし、しかも意訳だから……。

これらにくわえて「大道芸人」関係も多いけれど、どうやら本物の大道芸人のことについて調べていらっしゃる方のようで、お役に立てなかったことだと思います。

で。なんで「スイス」に関する検索では誰も来ないわけ? これほど毎日連呼しているのに? まあ、いいんですけれどね。スイスに関する素晴らしい情報があるわけではないので。でも! ウゾさんのところに「スイス 小説」で行った方、なんでうちにきてくれないの?
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Posted by 八少女 夕

まる一年もちました!

2012年3月2日に開設した当ブログ「scribo ergo sum」は、本日をもちまして無事に二年目に突入することができました。

突如思い立ち、コンセプトも固まらないままに開始した小説ブログですが、なんとか最初に決めた通り、毎日の更新を365日続ける事が出来ました。これもモチベーションをあげてくださった毎日の訪問者の皆様、コメントや拍手をくださった方々、そして、晴れの日も雪の日も励まし、しょーもないことにもツッコミや暖かいお言葉をくださり、コラボやプレゼントに時間を裂いてくださったブログのおともだちの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

また、この日のために立ち上げた企画「scriviamo!」にも、想像以上にたくさんの皆様にご参加いただきました。素晴らしい小説やシナリオの数々、心を打つ詩、悲願だったイラストなど、一周年祝いに自分から要求したも同然ですが、スルーせずに皆様がつき合ってくださった事を本当に嬉しく思っています。2月28日を持ちまして、「scriviamo!」の新規受付は終了しましたが、すでにお申し出くださった方に限りまして、この記事へのコメでご連絡をいただく事で、続行いたします。また、この後、すでに作品をいただいているココうささんとtomtom.iさんへのお返しが続きます。お楽しみに。


これからも(一応)小説ブログとして、また、スイスに住む異邦人生活をお届けして、皆様と一緒にブログライフを楽しんでいきたいと思います。どうぞ、懲りずにおつき合いくださいますよう、お願いいたします。
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Category : このブログのこと

Posted by 八少女 夕

作品一覧

当ブログで公開したオリジナル小説の一覧です。(公開日時の新しいものほど上にきます。ただし連載ものは順に並べています)
縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
このマークのあるものは、別館でまとめ読み用の縦書きPDFを用意しています。また、バナー(アイコン)のあるものは、完結後に別館にてまとめ読み用PDFを用意する予定です。



scriviamo!
11周年企画《scriviamo! 2023》 


短編小説集『12か月の楽器』をまとめて読む
短編小説集・「12か月の楽器」
【短編】ある邂逅
Artistas callejeros結成前のエピソード。パリで商売道具三味線の皮が破れ万事休すとなっていた実の前に現れたのは……。
【短編】天使の歌う俺たちの島で
カリブ海の小さな島トリニダード・トバゴ。『スティール・ドラム』を作る青年ジョージは、島を出て行きたがる幼なじみのタニアを引き留めたい。
【短編】鱒
『ボアヴィスタ通りの館』で幽閉生活を送るインファンテ322。アントニアの用意してくれたカラオケCDに合わせてずっと引きたかったシューベルトの弦楽五重奏『鱒』を奏でる。
【短編】チャロナラン
バリ島で生まれ育ったメラニは不実な恋人のために窮地に陥った。伝説の魔女チャロナランの怒りと悲しみはガムランの響く密林の島と人びとの心に今も蠢いているが……。
【短編】樋水龍神縁起 東国放浪記 端午の宴
丹後国の大領の家で働く郎党弥栄丸は、端午の競べ馬で琵琶を演奏することになった姫君のため、奔走する。
【短編】大地の鼓動
ケニア、マニャニのレイチェル・ムーア博士の下で働くナセラ。部族の掟に従わなかったために故郷を離れることになったが……。
【短編】引き立て役ではなく
同じ音大に通う誰もが羨む華やかな従姉妹にわずかな劣等感を持つ美登里。ヴィオラの演奏会で彼女に目立たない楽器の素晴らしさを教えてくれたのは……。
【短編】山の高みより
スイスグラウビュンデン州に伝わるアルプホルンの原型楽器ティバ。高山からその音色で伝えたいと思うのは……。
【短編】水上名月
平安時代。問題を起こし山科の別邸に隠らされた三郎は、不思議な客人の相手をすることとなる。月琴を奏でながらその客人が見せてくれた世界とは。
【短編】君を呼んでいる
チチカカ湖に住むアベルは、先日見た美しい都会の娘に心惹かれている。
【短編】バッカスからの招待状 -17- バラライカ
『Bacchus』に現れた美しいロシア女性客。インテリ客近藤と会話で広がる伝説の聖都キーテジにまつわるイメージ。
【短編】鐘の音
中世ヨーロッパ。クリスマス前に凍え死にそうになっているレーア。鳴り響く鐘の音を聴きながらかつて同じように死にかけていた彼女を救ってくれた周辺民ジャンのことを考えている。

さまざまな楽器をテーマに毎月一本書くシリーズです。


scriviamo!
10周年企画《scriviamo! 2022》 


『Filigrana 金細工の心』を読む
【長編】Filigrana 金細工の心


短編小説集『12か月の店』をまとめて読む
短編小説集・「12か月の店」
【短編】赤いドアの向こう
亮太は上司に頼まれた書類を届けに『Bar カラカル』に入っていく。
【短編】皇帝のガラクタと姫
カフェ『ウィーンの森』にきた姫ロリィタ装束の少女が注文したのは……。
【短編】冬のパラダイス
ニューヨーク《Sunrise Diner》に結婚してアメリカを去ったジョルジアが夫グレッグと共にやって来た。
【短編】花のお江戸、ギヤマンに咲く徒桜
時は元禄、江戸の小さな食事処で起こったドタバタ劇の元凶とは。
【短編】楽園の異端者たち
カンポ・ルドゥンツ村にあるバー『dangerous liaison』に勤めるレーナは、村人の1人に憤る。
【短編】その色鮮やかなひと口を -8 - 
菓子職人ルドヴィコと婚約者の怜子は、樋水村で評判の店でランチを取ることにする。
【短編】天国のムース
帰国したマヌエルに元上司である枢機卿から会いたいと連絡が来るが……。
【短編】夜のサーカスと淡黄色のパスタ
ステラは興業で来ている街の近くに子供の頃に感動したパスタを食べさせるトラットリアがあると知り、ヨナタンと共に訪れる。
【短編】樋水龍神縁起 東国放浪記 夕餉
平安時代。主人とのあてのない旅の途上で病に倒れた次郎は、若狭国濱醤醢醸造元『室菱』に世話になり養生することになった。
【短編】わたしの設定
養護教諭である真知子は東京神田の古本屋めぐりの帰り道に迷い、路地裏にひっそり佇む小さな飲み屋『でおにゅそす』を見つける。
【短編】シャリバリの宵
ルーヴラン王都でおいしい食事が評判の旅籠『カササギの尾』。女主人マリアンヌが目撃したとある婚礼の話。
【短編】バッカスからの招待状 -15- ブランデー・エッグノッグ
バーには普段ほとんど入らない年配男性客が『Bacchus』で注文したのは姉の思い出に繋がる暖かい酒だった。

このブログに登場するさまざまな飲食店を舞台に毎月一本書くシリーズです。


scriviamo!
9周年企画《scriviamo! 2021》 


『心の黎明をめぐるあれこれ』を読む
【エッセイ集】心の黎明をめぐるあれこれ



『Usurpador 簒奪者』を読む
【中編】Usurpador 簒奪者
(1)誰もいない海
(2)囚われ人の忠告
(3)ため息
(4)《鍵を持つ者》
(5)弱き者
(6)希望
(7)選択
(8)太陽と影
(9)宣告
(10)決意
(11)燃えて消えゆく想い

『黄金の枷』シリーズの第2作。『Infante 323 黄金の枷 』の前日譚。黄金の腕輪をはめた娘、後の当主夫人マヌエラは召使いとして「ドラガォンの館(Palácio do dragão)」で働き、2人の対照的な青年と関わることになった。
あらすじと登場人物


scriviamo!
8周年企画《scriviamo! 2020》 


霧の彼方から
【中編】霧の彼方から


短編小説集「十二ヶ月の歌 2」をまとめて読む
短編小説集・「十二ヶ月の歌 2」
【短編】好きなだけ泣くといいわ Inspired from “Cry Me A River” by Julie London
冬のサン・モリッツ、元夫に誘われてバーで一杯飲んだアレッサンドラは、動揺しながら夜道を帰る。
【短編】鈴に導かれて Inspired from “BLIZZARD” by 松任谷由実
吹雪になったスキー場。完全犯罪を企む和馬は、密かに笑った。
【短編】郵便配達花嫁の子守歌 Inspired from “Lullaby” by Polina Gagarina
自分をすくい上げてくれる何かを求めて新天地へ向かうことにしたヴェラ。船の上である青年と出会うが。
【短編】今日は最高 nspired from “It’s A Beautiful Day” by Queen
絶滅危惧に瀕した鳥類の住む小さな島。小さな存在が逃げだそうとしていた。
【短編】君は僕にとって Inspired from “You are so beautiful” by Joe Cocker
五月の緑豊かな公園を姪と歩くマッテオ。彼の脳裏には結婚したばかりの妹ジョルジアの晴れ姿があった。
【短編】燃える雨 inspired from “Set Fire to the Rain” by Adele
ロンドン。大英博物館の近くのティールームでリサの脳裏に浮かぶのは、一緒に時を過ごした男のことだ。
【短編】ひなげしの姫君 Inspired from “Amapola” by Joseph Lacalle
僕が街で見かけたのは、幼なじみの美しいアマポーラ。彼女は異国のお姫様のフリをしていた
【短編】《ザンジバル》 Inspired from "Zanzibar" by Didier Sustrac
詩人ランボーの憧れたという小さな島ザンジバルを訪れた私。夢のような風景の中で考えたのは
【短編】あなたを海に沈めたい Inspired from "難破船" by 加藤登紀子
恋人唯依を捨てて、社長令嬢との結婚を選んだ勝。洋上の新婚旅行で勝利に酔うが
【短編】走るその先には Inspired from “Run To You” by Whitney Houstonn
トルコで野犬保護のボランティアをしたレオニーは、ある犬に深く関わることとなる
【短編】主よみもとに Inspired from “Nearer, My God, to Thee” by BYU Vocal Point ft. BYU Men's Chorus
「私」が子供の頃から知っていたカトリックの修道女シスター荻野。彼女の奉仕の精神と苦難を思う。
【短編】新しい年に希望を Inspired from “Happy New Year” by ABBA
リカは一人で新年を迎えるつもりでいる。チャイムが鳴り友人が訪ねてくる。


既存の音楽とその歌詞に着想を得て毎月一本書くシリーズです。


オリキャラのオフ会
目が合ったその時には 番外編   ~ 豪華客船やりたい放題
豪華客船やりたい放題 - 1 -
豪華客船やりたい放題 - 2 -
豪華客船やりたい放題 - 3 -
豪華客船やりたい放題 - 4 -
豪華客船やりたい放題 - 5 -
豪華客船やりたい放題 - 6 -

大海彩洋さん主催の「オリキャラのオフ会 on 豪華客船」参加作品。招待されて客船に乗った京極髙志。彼の自宅に居候する異形、狐耳美少女のなりをした山内拓也がちゃっかり乗っていることに氣づく。


scriviamo!
七周年企画《scriviamo! 2019》 


「大道芸人たち Artistas callejeros 第二部」
【長編】大道芸人たち Artistas callejeros 第二部



短編小説集「十二ヶ月の情景」をまとめて読む
短編小説集・「十二ヶ月の情景」
【短編】俺様、猫集会へ行く
ニンゲンの少なくなった新春の街。ニコラは猫集会にでかけた
【短編】君と過ごす素敵な朝
カーニバルの終わった静かな朝、ヤスミンは卵料理とコーヒーの香りで目を覚ました
【短編】黄金の枷・外伝 春は出発のとき
春爛漫の中、エレクトラは着飾って急いでいた。幼なじみジョゼの結婚式に出席するのだ
【短編】夜のサーカス・外伝 復活祭は生まれた街で
復活祭の短い休みにステラはヨナタンを伴って実家に戻ってきた。グルメの豊富な地方で家族の午餐を楽しむ二人。
【短編】ニューヨークの異邦人たち・番外編 キノコの問題
【幻のキノコ】を求めて、異世界に迷い込んだマッテオとセレスティン。前途多難の様子だが
【短編】夏至の夜
二十歳も年下の好青年と夏至祭りに参加することになった奈津子。彼はいつも見る夢の話を始める
【短編】バッカスからの招待状 -13- ミモザ
はじめてやってきた不思議な客。彼は常連たちの会話に加わり出す。
【短編】コンビニでスイカを
高校受験を控えた由美は、塾に行くまでの時間をコンビニエンスストアで過ごす。そこに現れたのは。
【短編】September rain
九月の雨の中、濡れて立っている女性がいた。氣になった建築家は引き返して様子を見ることにした。
【短編】庭園のある美術館で
旅先の日本で美術館を訪れたリチャードは、カフェできれいな少女と同席した。
【短編】その色鮮やかなひと口を -7 -
松江の和菓子屋「石倉六角堂」ではイタリア人職人ルドヴィコが『出雲なんきん』を象った新作を作っていた。
【短編】追憶の花を載せて
花屋にやってきた少年は、墓に供える花が欲しいという。

100,000Hit記念企画兼用。様々なシーンを毎月一本書くシリーズです。三月以降はリクエストに基づいて書いていきます。


郷愁の丘
【長編】郷愁の丘


scriviamo!
六周年企画《scriviamo! 2018》 


短編小説集「十二ヶ月のアクセサリー」をまとめて読む
短編小説集・「十二ヶ月のアクセサリー」
【短編】黒髪を彩るために
姉の思い出を温めながら恵美は伝統工芸つまみ簪を作っている。
【短編】人にはふさわしき贈り物を
クルトは祖母の形見のブローチの値段を調べてもらう。
【短編】永遠の結び目
美優は何かに惹き寄せられるようにケルト文明の香りのするイギリスへと渡った。
【短編】あの人とお茶会に
結花はお茶会に行くのが憂鬱。自分の持っている着物が年寄り染みているように感じてしまうから。すると……。
【短編】麗しき人に美しき花を
花屋の加奈は、パートナーの麗二と憧れの顧客三浦の依頼のコサージュを作ることになる。
【短編】それもまた奇跡
パリ旅行に行くに際し、友人から奇跡を起こすメダルの購入を頼まれたケイト。その縁で、好青年と知り合うが。
【短編】樋水龍神縁起 東国放浪記  母の櫛
丹後国のとある大領の屋敷で柘植の木に怪異が起こったという。乞われて様子を見に行った安達春昌は変わった姫君の行動に注目する。
【短編】麦わら帽子の夏
ひらひらした服を着て思わせぶりな仕草をする可愛い女学生かのんが、実家の農家でバイトをすることになった。反発しつつも氣を揉んでいた太一は……。
【短編】いつもの腕時計
成功した健康食品会社のCEOマッテオは、秘書セレスティンが愛用している腕時計をなくしたことを知る。偶然その時計を目にしていた彼は、ある計画を思いつく。
【短編】カササギの願い
八年前、少年だった僕がハンプトン荘で解決した指輪盗難事件。大人になって再び訪れたハンプトン荘で僕が悟ったのは……。
【短編】耳元に光る愛
海外からやってきた少女リタは普段おとなしい。そんな彼女が校則違反を指摘した教師に頑として反抗した理由は。
【短編】帰りを待っているよ
メイは隣家のジミーといつも遊んでいる。ママを亡くしたばかりのジミーはとてもかわいそうだ。

アクセサリーをテーマに毎月一本書くシリーズです。


【短編】郷愁の丘・外伝 クリスマスの贈り物
クリスマスの贈り物 -1-
クリスマスの贈り物 -2-
ニューヨークから《郷愁の丘》に戻ったグレッグは十二歳のころの辛かったクリスマスを思い出している。今はずっとましのはずだが、心の中には寂しい風が吹いている。


「バッカスからの招待状」をはじめから読む
【短編集】バッカスからの招待状



scriviamo!
五周年企画《scriviamo! 2017》 



【短編集】オースティン氏シリーズ ヴィラ・エミーリオの落日
ヴィラ・エミーリオの落日 -1-
ヴィラ・エミーリオの落日 -2-
ヴィラ・エミーリオの落日 -3-
北イタリアのリゾート地ストレーザを訪れたオースティン氏と愛犬グルーバーは、行き違いからまるで廃屋のような謎めいたヴィラに滞在することになる。



【短編】郷愁の丘・外伝 最後の晩餐
80000Hit記念掌編。大海彩洋さんからのリクエストにお応えして。ケニアで生まれ育った少年グレッグは両親の離婚に伴いイギリスに移住することになった。

「リゼロッテと村の四季」
【不定期連載】リゼロッテと村の四季
(1)紫陽花いろの雨
(2)山羊を連れた少年
(3)教会学校へ
20世紀はじめ。スイスのカンポ・ルドゥンツ村に療養にやってきたドイツ人の少女リゼロッテ。自然と仲間たちに囲まれて、ゆっくりと育っていく。
あらすじと登場人物


【短編小説集】四季のまつり
(1)春、いのち芽吹くとき
19世紀おわり。スイスのカンポ・ルドゥンツ村にすむベアトリスは、近所の農家のマティアス・カドゥフに嫌われたと想い悩んでいる。
(2)夏、花火の宵
アメリカ建国記念日。ニューヨークのハドソン川では恒例の花火が上がる。人付き合いの下手なジョルジアは花火の宵をどんな風に過ごすのか
(3)秋、まつり囃子
秋絵は祭のお囃子で篠笛を吹く。吹きたくても吹けなくなってしまった幼なじみの誠也の代わりに
(4)冬、やけっぱちのクリスマス
地味な紗英にはクリスマスの予定はなく、おそらく残業だ。隣人の宙もどうやらクリスマスデートの予定がなくなったらしい。


【短編】黄金の枷 番外編 約束の花火
一年に一度、サン・ジョアンの前夜祭の夜、彼は窓の外の喧噪を聴いていた。

77777Hit 記念作品集


【短編】黄金の枷 番外編 アヴェイロ、海の街
山西左紀さんとのコラボ。ジョゼはミクを「ポルトガルのヴェニス」と言われるアヴェイロへのドライブに誘う。

「Infante 323 黄金の枷」
【長編】Infante 323 黄金の枷


【短編】夜のサーカスと黄色い羽 - Featuring「物書きエスの気まぐれプロット」
「夜のサーカス」の番外編。山西左紀さんの掌編にお答えして。ステラとヨナタンがコモ湖畔のアントネッラのヴィラを訪ねてくる

【短編】サバンナの朝
夢月亭清修さんの ≪企画小説≫like a Sound Novel 参加作品。「ニューヨークの異邦人たち」シリーズの一編。ジョルジアは休暇でアフリカに行き、モンバサ行きの夜行列車に乗った。

scriviamo!
四周年企画《scriviamo! 2016》 


「ファインダーの向こうに」を読む
【中編】ファインダーの向こうに


66666Hit 記念作品集・ブログのお友だちにいただいた35ワードを使用しています。
【短編】彼岸の月影 — 赫き逡巡
「彼岸の月影」の続編。秘密めいた燁子を忘れられずに、晃太郎は故郷に足繁く通っていた。

【短編】ファインダーの向こうに・外伝 — パリでお前と
イギリスに住むプロサッカー選手レアンドロは、前妻の結婚式のためにパリに来た愛娘とひと時の再会を楽しむ。

【短編】バッカスからの招待状 -3- ベリーニ
隠れ家のようなバー『Bacchus』を訪れた加奈子。恋人かどうか微妙な立場の隆の行動に戸惑っている。バーテンダーの田中が教えてくれたのは。

【短編】大道芸人たち 番外編 — アウグスブルグの冬
12月のアウグスブルグ。ヴィルは、仲間に故郷のアウグスブルグの名所を案内する。


オリキャラのオフ会
【短編集】君との約束 — あの湖の青さのように
君との約束 — あの湖の青さのように(1)
君との約束 — あの湖の青さのように(2)
君との約束 — あの湖の青さのように(3)
大海彩洋さん主催の「オリキャラのオフ会 in 北海道」。2015年8月、北海道浦河にブログのお友だちのオリキャラたちが集合して、観光と交流を繰り広げる


【短編】君を知ろう、日本を知ろう
60000Hit記念掌編。けいさん、山西左紀さんからのリクエストにお応えして。またしても、ヒルシュベルガー教授と日本ヘ行くことになったヤオトメ・ユウ。たまたま飛行機で隣に乗り合わせたロジャーに協力して、密着取材をされる事になった。

【短編】The 召還!
60000Hit記念掌編。栗栖紗那さん、ふぉるてさん、limeさんからのリクエストにお応えして。ロンドンを訪ねてきたリナとビッグベンを観光中に、足を滑らせた恒樹。そして、異世界へと飛ばされてしまった?

【短編】大道芸人たち 番外編 ロマンスをあなたと
60000Hit記念掌編。TOM-Fさんからのリクエストにお応えして。ウィーンの学友協会のホールでの演奏会を終えた真耶は、ホイリゲで拓人を待ちながら子供時代に思いを馳せる。

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【長編】森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架


オリキャラのオフ会
【短編集】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編   ~ 松江旅情
(1)玉造温泉
(2)城のほとり
(3)堀川めぐり
(4)さくら咲く宵に
樋水龍神縁起の日記念。2015年4月8日、島根県松江市にブログのお友だちのオリキャラたちが集合して、観光と交流を繰り広げる


【短編】ピアチェンツァ、呪縛の古城
2015年エイプリルフール作品


scriviamo!
三周年企画《scriviamo! 2015》 


【短編】黄金の枷 番外編 格子の向こうの響き
「Infante 323 黄金の枷」の主人公 23が11歳の時のサイドストーリー。彼は格子の向こうに閉じこめられている叔父のヴァイオリンの音色に惹き付けられた。

【短編】二人きりのクリスマス
大海彩洋さん発案の「名作を書きかえよう」企画に参加 + クリスマス作品。バレエ「くるみ割り人形」のリライト

50000Hit 記念作品集


短編小説集「十二ヶ月の野菜」をまとめて読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
短編小説集・「十二ヶ月の野菜」
【短編】マメな食卓を
スイスに住む絵梨は豆を煮ながらリュシアンとの生活の事を思う。短い私小説。
【短編】白菜のスープ
隣に住む歳下の幼なじみ宙は大学生になってモテモテ。かわいげのない紗英は複雑なバレンタインデーを迎えている。
【短編】思い出のコールスロー
壮年の有名画家と暮らす沙羅はキャベツを料理しながら想いを馳せる。
【短編】あの子がくれた春の味
お姫様キャラのかのんは、いつも私についてきていた。あの春の日までは。
【短編】冷たいソフィー
ファビアンはつれない隣人のソフィーをようやく夕食に招くことに成功する。
【短編】きみの笑顔がみたいから
珠理と一緒に暮らす事になったロメオ。残業をする彼女の代わりに夕食を用意しようと思う。
【短編】帰って来た夏
宏美はイタリア人と離婚して真夏の日本に帰ってくる。灼熱のバルコニーで意地になってカプレーゼを食べていたところ……
【短編】樋水龍神縁起 東国放浪記 - 秘め蓮
陰陽師である安達春昌と郎党の次郎は東国の小さな村で美しい蓮の咲く池をみつけた。
【短編】オーツくんのこと
私は異国の地で麦畑の中に立っている。眺めているのは中秋の名月。中一のときに果たせなかった約束を思いだしながら。
【短編】あなたの幸せを願って
リーノは山の上に隠れるように住む叔母のクラーラのもとに預けられることになった。
【短編】ブラウン・ポテトの秋  続々々々・マンハッタンの日本人
新しい従業員ポールの改善案に協力して努力する美穂。でも、自分の境遇はあまり改善されず……
【短編】君の話をきかせてほしい
クリスマスも近いある宵。神田の『でおにゅそす』に一人の青年がやってきた。涼子はその様子を不思議に思う。

食卓に並ぶ植物をテーマに毎月一本書くシリーズです。


【短編】ピアチェンツァ、古城の幽霊
limeさんのイラストに掌編を付ける企画に参加 + 地名系お題作品。格安な値段で古城の持ち主となったフィジーニに不動産会社の社員ビアンコはその城には幽霊がいると付け加えた。

【短編】大道芸人たち 番外編 白い仔犬 - Featuring「ALCHERA-片翼の召喚士」
44444Hit記念掌編。ユズキさんからのリクエストにお応えして。モン・サン・ミッシェルで四人が出会ったのは白い仔犬。ヴィルはその仔犬を氣にいったようだったが……。

【短編】半にゃライダー 危機一髪! 「ゲルマニクスの黄金」を追え
44444Hit記念掌編。大海彩洋さんからのリクエストにお応えして。お江戸の町の平和を守る半にゃライダーはスイスで活躍中。そしてお江戸から密命を受けてよばれてきた隠密同心たちとは。

【不定期連載】リナ姉ちゃんのいた頃


「夜のサーカス Circus Notte」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【長編】夜のサーカス Circus notte 


【短編】昨日の花は今日の夢
limeさんのイラストに掌編を付ける企画に参加。ヴェネチアで人目を忍びつつゴンドラに乗る二人は……。

【短編】暗闇の決断
2014年エイプリルフール企画。

【短編】夜のサーカスと赤いリボン - Featuring 「物書きエスの気まぐれプロット」
40000Hit記念掌編。山西左紀さんからのリクエストにお応えして。コモの街を歩いていたヨナタンとステラ。大道芸人たちのパフォーマンスを観に行ってみると……

【短編】第二ボタンにさくら咲く
40000Hit記念掌編。栗栖紗那さんからのリクエストにお応えして。卒業式に桜が咲いた。さえない教師である僕に憧れていると噂されていた加代も卒業していく……


scriviamo!
二周年企画《scriviamo! 2014》 

【掌編小説】それでもまだここで — 『続・マンハッタンの日本人』
【掌編小説】君に捧げるメロディ — Featuring『ダメ子の鬱』
【掌編小説】リナ姉ちゃんのいた頃 -6- Featuring『ハロー ハロー ブループラネット』
【掌編小説】彼と彼女と赤い背表紙と —『息子へ』二次創作
【掌編小説】大道芸人たち 番外編 〜 アンダルーサ - 祈り
【掌編小説】夜のサーカスと赤錆色のアーチ - Featuring「物書きエスの気まぐれプロット」
【掌編小説】樋水龍神縁起 外伝 — 麒麟珠奇譚 — 競艶「奇跡を売る店」
【掌編小説】花見をしたら
【掌編小説】追跡 — 『絵夢の素敵な日常』二次創作
【掌編小説】彼女のためにできること
【掌編小説】大道芸人たち 番外編 〜 黄昏のトレモロ - Featuring「Love Flavor」
【掌編小説】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 森の詩 Cantum silvae
【掌編小説】歩道橋に佇んで — Featuring 『この星空の向こうに』
【掌編小説】午睡から醒めて —「タンスの上の俺様 2014」
【掌編小説】Carnival —『青ワタと泡沫の花』二次創作
【掌編小説】大道芸人たち 番外編 〜 郷愁 - Su patria que ya no existe — 競艶「じゃわめぐ」
【掌編小説】夜のサーカスと黒緑の訪問者 Featuring「チュプとカロルとサーカスと」


短編小説集「十二ヶ月の歌」をまとめて読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
短編小説集・「十二ヶ月の歌」
【短編】マンハッタンの日本人 Inspired from “One In A Million” by Ne-Yo
ニューヨークで暮らす美穂は母親からの手紙の束を見てため息をつく。
【短編】弁解はいらないから Inspired from “Don’t Speak” by No Doubt
婚約者が失踪した。幼なじみである彼を愛し、その愛を手にできなかった陽子はひとり三味線を弾く。
【短編】少し早い春の湘南を Inspired from “ラブストーリーは突然に” by 小田和正
春の湘南。透は翔子と一緒にバイクのツーリングに向かう。
【短編】なんて忌々しい春 Inspired from 'Maledetta Primavera' by Loretta Goggi
北イタリア、パーティの花形であるシルヴィアは予期せずかつて愛したジャンカルロと再会する。
【短編】さよならなんて言えない Inspired from '50 ways to say goodbye' by train
大好きなあの娘が留学してしまう? しかも行き先は、日本だって!
【短編】世界が僕たちに不都合ならば Inspired from “LA LUNA CHE NON C’E” by ANDREA BOCELLI
朝焼けが美しい。イタリアから日本へと向かう飛行機の中で珠理はこれまでのことを考えていた。
【短編】おまえの存在 Inspired from “Glück” by Herbert Grönemeyer
喬司の生活は突然変わった。娘の麻由と二人で生活していくことになったのだ。
【短編】赴任前日のこと Inspired from “The Day Before You Came ” by ABBA
歩美は誰にも求められることがない。平凡な一日の記録。
【短編】いつかは寄ってね Inspired from “ウイスキーがお好きでしょ” by 石川さゆり
神田の小さなバー。和服の似合う涼子は一人で店を切り盛りしている。
【短編】二十世紀の想い出 Inspired from 'BOY MEETS GIRL' by trf
久しぶりの日本で参加した高校の同窓会。想い出の曲とともに甦る二十世紀の記憶。
【短編】終焉の予感 Inspired from Inspired from 'Skyfall' by Adele
世界の終焉が近づく中、古代の遺産を求めて私と男は密林を行く。今夜限りかもしれない。私は思う。
【短編】希望のありか Inspired from 'Nulla in Mundo Pax Sincera' by Antonio Vivaldi
若き神父ジャン=ノエルは神学校で習った教義と、現実の信徒たちとの接し方の違いについて悩んでいた。

既存の音楽とその歌詞に着想を得て毎月一本書くシリーズです。


「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【長編】樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero
 -Chapter 1-
 (1)時過ぎて
 (2)百花撩乱の風 -1-
 (2)百花撩乱の風 -2-
 (2)百花撩乱の風 -3-
 (3)新しい媛巫女さま -1-
 (3)新しい媛巫女さま -2-
 (4)龍の宵 -1-
 (4)龍の宵 -2-
 (5)ピアノ協奏曲
 (6)共鳴
 -Chapter 2-
 (7)ピアノを弾く人 -1-
 (7)ピアノを弾く人 -2-
 (8)218人目
 (9)あなたがほしい
 (10)即興曲
 (11)詩曲
 (12)愛
 (13))第三楽章 -1-
 (13))第三楽章 -2-
 -Chapter 3-
 (14)時間
 (15)真実のとき
 (16)命ある限り
奥出雲の樋水龍王神社のお膝元、樋水村で育った少女瑠水は、クラッシック音楽とバイクを愛する青年真樹と出会う。真樹に乗せてもらったバイクの風に、子供の頃から感じていた樋水の「皇子様とお媛様」の世界に通じるものを感じた瑠水は、歳が離れている真樹に心を開くようになる。
あらすじと登場人物


【短編】ヨコハマの奇妙な午後
33333Hit記念掌編。三名の方からのリクエストにお応えして。横浜に偶然集結していた三組の別作品のオリキャラが迷い混んでしまったのは……

【短編】銀の舟に乗って - Homage to『名月』
TOM-Fさんに書いていただいたツイッター小説へのアンサー掌編。中秋の名月。でも、私が見上げているここはナイル河沿いの小さな村。

【短編集】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編  — featuring「誓約の地」


【短編】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 アペニンの麓にて - Featuring「プロフェッサー 華麗に登場」
ウゾさんからのリクエストでコラボ。フィレンツェ郊外のプラトリーノで稼ぐ四人がであったのは……。

【短編】北斗七星に願いをこめて - Homage to『星恋詩』
スカイさんからのリクエスト。お題は「糸と針」。『星恋詩』ファン星野君の誕生日プレゼントにクッションを贈りたい。でも、ウルトラ不器用な麻衣は苦戦する。

【短編】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 Allegro molto energico
22歳の真耶の恋。真耶にとって音楽は生きる事そのものだった。

【短編集】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編  — エッシェンドルフ教授サイドストーリー
大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 菩提樹の咲く頃
大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 緋色の蝶
あずまなかいじさんリクエストの半本編扱いの番外編。「大道芸人たち」本編では悪役扱いのエッシェンドルフ教授視点のストーリー。


【短編】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 ミントアイスの季節
山西左紀さんからのリクエストで、ヴィルの劇団時代の同僚、ヤスミン視点のサイドストーリー。アウグスブルグ観光案内つき。

【短編】ヴァルキュリアの恋人たち
神話系お題シリーズ。オペラ「ヴァルキューレ」の招待状を送って来たのは、忘れようと思っても忘れられなかったあの女だった。

【短編】その色鮮やかやかな、ひと口を -2- ~ Featuring「海に落ちる雨」
ブログのお友だち大海彩洋さんとのコラボ。怜子は通勤途中に素敵な外国人が表紙を飾っている雑誌を目にした。





scriviamo!
一周年企画《scriviamo!》 
【掌編小説】うわさのあの人 -「ダメ子の鬱」二次創作
【掌編小説】哀雪 - シナリオ「哀傘」二次創作
【掌編小説】夜のサーカスと黒い鳥 - Featuring「ワタリガラスの男」
【掌編小説】大道芸人たち 番外編 〜 港の見える街 〜 Featuring「絵夢の素敵な日常」
【定型詩】海の月と空の月 L'amore è il veleno mortale Inspired from「侵蝕恋愛」
【エッセイ】好きな作家はと問わるれば……
【掌編小説】君たちが幸せであるように 「ひだまりとひまわりの午後。」二次創作
【掌編小説】タンスの上の俺様 - 「カボチャオトコのニチジョウ」シリーズ 二次創作
【掌編小説】海藤氏の解答 - 『伝説になりたい男』 二次創作
【掌編小説】二十年後の私へのタイムマシン Inspired from 『明日の私へ』
【寓話】小鳥と木こりと世にも美しい鳥かごの話
【掌編小説】君をあきらめるために - 「Love flavor」二次創作
【掌編小説】「樋水龍神縁起」 外伝 — 桜の方違え — 競艶「妹背の桜」
【掌編小説】その色鮮やかなひと口を Inspired from 『あなたいろ』
【掌編小説】彼岸の月影 Inspired from 『慟哭』
【掌編小説】星売りとヒトデの娘 — 『星恋詩』二次創作
【掌編小説】教授の羨む優雅な午後 — 『ニボシは空をとぶ』二次創作


「夜想曲(ノクターン)」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【中編】夜想曲
(1)瀧の慟哭
(2)同じ名の男
(3)再会
(4)楽園
(5)太陽の乙女
(6)夜の瀧
東洋人の顔を持つスイス人マヤは、16歳の夏ペルー人のエステバンと恋に落ちた。鏡の中に閉じ込められた二つの魂の物語


「大道芸人たち Artistas callejeros」を読む 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【長編】大道芸人たち Artistas callejeros
 -Chapter 1-
 (1)コルシカ〜リボルノ、結成
 (2)ピサ、大道芸人入門
 (3)フィレンツェ、椅子の聖母
 (4)ローマ、噴水に願いを
 (5)ミラノ、鳩の集まる広場
 (6)ヴェローナ、ロミオとジュリエットの街 -1-
 (6)ヴェローナ、ロミオとジュリエットの街 -2-
 (7)コモ、湖畔の晩秋 -1-
 (7)コモ、湖畔の晩秋 -2-
 -Chapter 2-
 (8)バルセロナ、 エンパナディーリャの思い出
 (9)アヴィニヨン、 レネの家族 -1-
 (9)アヴィニヨン、 レネの家族 -2-
 (10)バルセロナ、 フェリス ナビダー
 (11)グラナダ、 ザクロの樹
 (12)セウタ、 アフリカ大陸 -1-
 (12)セウタ、 アフリカ大陸 -2-
 (13)セビリヤ、 蛇 -1-
 (13)セビリヤ、 蛇 -2-
 (13)セビリヤ、 蛇 -3-
 (14)カルモナ、白い午後 -1-
 (14)カルモナ、白い午後 -2-
 (15)ロンダ、崖の上より
 (16)マラガ、ハイビスカスの咲く丘
 (17)バルセロナ、 色彩の迷宮
 -Chapter 3-
 (18)東京、到着 -1-
 (18)東京、到着 -2-
 (19)千葉、墓参り -1-
 (19)千葉、墓参り -2-
 (20)東京、 園城家にて
 (21)東京、 ワインを飲みながら
 (22)厳島、 海つ路
 (23)京都、 翠嵐
 (24)出雲、 エレジー - 1 -
 (24)出雲、 エレジー - 2 -
 (25)東京、積乱雲
 -Chapter 4-
 (26)バルセロナ、 チェス
 (27)バレンシア、 太陽熱
 (28)サン・マリ・ド・ラ・メール、 異変
 (29)ディーニュ・レ・バン、 別れ
 (30)ニース、 再会
 (31)アヴィニヨン、乾杯 -1-
 (31)アヴィニヨン、乾杯 -2-
 -Chapter 5-
 (32)ニース、追想 -1-
 (32)ニース、追想 -2-
 (33)ミュンヘン、秋
 (34)バルセロナ、計画
 (35)アウグスブルグ、協力者
 (36)ミュンヘン、接触
 (37)アウグスブルグ、希望
 (38)ミュンヘン、再出発
蝶子、稔、レネは偶然コルシカフェリーで乗り合わせた。ミラノで出会ったヴィルも一緒に四人で大道芸をしながら旅をする事に。
あらすじと登場人物



短編小説集・「十二ヶ月の組曲」 縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
【短編】樹氷に鳴り響く聖譚曲
学会でサン・モリッツへ行った慎一は、トリノに住んでいる高校時代の同級生沙羅に連絡を取って逢った。
【短編】狩人たちの田園曲
《そり祭り》が縁で結婚したアントニオとフレーニー。キノコ狩りに行った秋の日、60年の夫婦生活についてアントニオは振り返る
【短編】落葉松の交響曲
落葉松の色づくエンガディンへのドライブ。私小説的小品
【短編】川のほとりの間奏曲
友達に裏切られて故郷に戻ってきた宏生。川のほとりで再会したのは幼なじみの妙子だった。
【短編】南風の幻想曲
妻との生活に飽きていた男がギリシャでの休暇で若いウェイトレスとアバンチュールを楽しもうとする。
【短編】歓喜の円舞曲
リラの花、リンゴの花、ニワトコの花が咲き乱れ、どの樹も新緑が萌え立つ五月の日曜日。丘の上で教会の絵を描いていた女に、羊飼いの青年がはじめて声をかける。
【短編】蝉時雨の奇想曲
蝉時雨の中、志乃は恋人の葬儀に向かう。すれ違った子供たちの前途ある姿を見ながら自分の人生の秋を思う。
【短編】冬木立の前奏曲
スイス南端の地、アスコナの陽のあたるカフェでゆっくりと座る男。恋人をなくしたばかりの女友達のことを想っている。
【短編】桜のための鎮魂歌
桜の季節に父親をなくした女が、自分も同じ病に冒されていることを知る。来年の桜は見ることができないかもしれないと思いつつも、不思議な安らぎを感じている。
【短編】沈丁花への詠唱
イタリアのストレーザ。真由美は沈丁花の香りに惹き付けられた。幼い頃の思い出が蘇る。


【短編】大道芸人たち Artistas callejeros 番外編 〜 ロンドンの休日 〜 
featuring「フェアリーテイルズ・オブ・エーデルワイス」

ブログのお友だちTOM-Fさんとのコラボ作品。ロンドンを訪れた四人は、偶然、意外な人物と出会う。

【短編】祝いの栗
顧客一万獲得。たくさんの友だちが祝ってくれるけれど、あいつは……。

【短編】風紋
Mamuさんの詩にインスパイアされて即興で書いた短編。砂漠で死にゆこうとする女の物語


【長編】樋水龍神縁起 (FC2小説と別館のみでの公開)縦書きPDF置き場「scribo ergo sum anex」へ行く
官能小説ではありませんが、中に性的な記述が含まれています。未成年の方、苦手な方はお氣をつけ下さい。また、この小説は四部構成で、第四部までで完結となります。単品でもお読みいただけますが、続きがある事をご了承ください。
 第一部 夏、朱雀
物心ついた時から、ゆりは夢に悩まされていた。平安装束をした自分が「夢の人」とともにいる。矢で射られる。人には言えない能力と夢を抱えたまま、婚約者と結婚しようとしていたが……。
 第二部 冬、玄武
新堂朗は京都で神職としての人生をスタートする。千年にわたる因縁を経て朗とゆりは幸せな結婚生活を始めたはずだったが……。
 第三部 秋、白虎
新堂朗とゆりは因縁の深い奥出雲、樋水龍王神社にて奉職することとなった。高橋一と摩利子もまた樋水村に越してくる。やがて龍王の降臨する千年祭が近づき……。
 第四部 春、青龍
ゆりが身籠っていたのは人間ではなかった。『龍の媾合』の神事で起こった事は何か、前世や人の世の悲喜こもごもを超越する境地には何があるのだろうか。
あらすじと登場人物


【断片小説】「樋水龍神縁起 第四部 春、青龍」--「青龍時鐘」より抜粋
一部分だけの公開です。ゆりがようやく朗との愛の本質を悟るシーン。


【断片小説】「樋水龍神縁起 Dum spiro, spero」--「詩曲」より抜粋
一部分だけの公開です。美人ヴィオリストが、自分を侮辱したヴァイオリニストの代わりに舞台で演奏するシーン。

【短編】夜のエッダ
北欧神話「バルドルの死」から着想を得たストーリー

「明日の故郷」を読む
【短編】明日の故郷
前書き
(1)希望の旅立ち
(2)帰還
後書き
紀元前58年に現在の南フランスで起こった第一次ガリア戦争(ビブラクテの戦い)に題材をとった歴史小説。現在のスイスに住んでいたケルト人ヘルヴェティ族は肥沃なガリアへと移住しようとしていた。


【中編】夢から醒めるための子守唄
(1)春の始まり
(2)『dangerous liaison』
(3)葡萄棚のある風景
(4)彩りの秋、ターニングポイント
(5)樹氷の朝
ハンガリー人レーナは、スイスの田舎の村でよりよい生活と幸福を探している。

【短編】羊のための鎮魂歌
イギリス湖水地方で謎めいた美しい女性に出会ったオースティン氏は…。

【短編】ラ・ヴァルス
雪羽は同僚とウィーンの出張中に舞踏会に行く事になった。
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Posted by 八少女 夕

jQueryにはまった

今日は、ちょっとブログのカスタマイズのことなどを。

私がWEB制作というか、超簡単なホームページの作成の仕事にかかわっていたのは、二十世紀の終わりでした。当時はですね、HTMLをちょっと理解しているだけで、専門家としてなんらかの仕事がもらえたのです。で、その後にまったく違うプログラミングの世界に入ってしまったので、WEBのスクリプティングと言えば、自分のサイトをこちょこちょいじるくらい。PHPやASPも中途半端にかじってしまったので、JavaScriptは特別に必要なもの以外は触ってきませんでした。で、必要なときは、ふつうにJavaScriptをテキストエディタで書くという、力技できたわけです。

PHPとMySQLの入っている個人サイトのほうと違って、ブログではサーバサイドのスクリプトが使えません。かといって、テンプレートを手作りする時間はない。で、現在のテンプレートを使いつつ、使いやすさを追求して機能を増やすにはJavaScriptを書くしかないので、面倒だなと思っていたのです。

が、つい最近、会社で見習いをしている若者と話をしたら、どうもJavaScriptの世界に、超簡単に記述できるjQueryというライブラリがあるということがわかり、自分の使っているテンプレートのソースを眺めてみたら、ここにも使われているではないですか。

で、ちょろっと調べて、試しにいくつか書いてみたら、あら、ホント。モノの数分で簡単に複雑な動きが。

自分用に、このテンプレートをカスタマイズしたところをいくつか挙げてみましょう。

一番目立つのは、右上のページのめくれる効果ですかね。Page Peelというプラグインを利用しています。

それから、追記を個別ページに行かずに開けられるようにしたのも、jQueryを利用しました。お報せのところで使う「このボタンで開閉します」というのも同じライブラリを使って専用のfunctionを記述してみました。

付箋部分は、もとからテンプレートについていた「rss」や「twitter」といった私の使わないリンクのものを利用して、数が足りなかったので適当に足してつくりました。最新のメインの小説、リクエスト小説、コラボ小説やStella専用の記事に簡単に飛べるようにしてみました。

お報せ部分は、プラグイン3にお報せ専用コーナーを作って、旅行用テンプレートにしても同じように表示されるようにしています。

カスタマイズが簡単にできるので、ますますはまって楽しんでいますが、こんなことをやってしまうと、とてもテンプレートを変える氣にならなくなりますね。
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