scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】その色鮮やかなひと口を -3 - 

scriviamo!


scriviamo!の第十四弾です。

ココうささんは、二句の春らしい俳句で参加してくださいました。ありがとうございます!


ココうささんの書いてくださった俳句

その先の波は平らか梅の花   あさこ

春秋も恋もいとほし紅枝垂   あさこ


この二句の著作権はココうささん(あさこさん)にあります。無断転載ならびに転用は固くお断りします。


ココうささんは、ブログをはじめた初期のころから仲良くしてくださった方で、素晴らしい詩や俳句、揮毫を発表なさっておられ、大変お世話になった方です。現在はブログをお持ちではありません。優しくて、温かいお人柄、さらに、日本酒もお好きという私が「お友だちになりたい!」ポイントをたくさんお持ちの方で、ブログ閉鎖なさった時にはとても残念でした。

どうなさっていらっしゃるかなと思っていた所、お祝いのお言葉と一緒に素敵な俳句で参加してくださいました。お元氣で活躍なさっていらしたこと、俳句を続けられていて日々精進なさっていらっしゃることなどを伺い懐かしさと同時に「私も頑張ろう!」とパワーをいただきました。懐かしい方とこういう形で再会できるのはとても嬉しいものです。

さて、どういう形でお返ししようかなと考えました。最終的に、一回目の「scriviamo!」で、詩で参加してくださった時に創り出したキャラクターたちを使って、この俳句からイメージされた世界を掌編にするのが一番かなと思いました。そういうわけで、和菓子職人ルドヴィコとアルバイトの怜子が再登場です。ココうささん、素敵な世界が台無しになってしまったらごめんなさい。でも、精一杯の敬意を込めて。

そして、この二人の住む「和菓子屋がとても多くお城のある街」とだけ開示されている名前のない街、帰国する度に何故か通っている松江がモデルです。というわけで、出てくる湖とは宍道湖ですね。しだれ桜のある尊照山千手院も松江に実在しています。私も見たいなあ。


特に読まなくても通じると思いますが、同シリーズへのリンクをつけておきます。
その色鮮やかなひと口を
その色鮮やかなひと口を -2 - ~ Featuring「海に落ちる雨」


「scriviamo! 2015」について
「scriviamo! 2015」の作品を全部読む
「scriviamo! 2014」の作品を全部読む
「scriviamo! 2013」の作品を全部読む



【小説】その色鮮やかなひと口を -3 - 
Inspired from 2 Haikus by Asako-San
——Special thanks to Kokousa san


 曇りや雪の合間に、暖かい晴天の日が少しずつ増えてくると、怜子は間もなく春が来るのだなと感じる。堀の周りをゆっくりと歩いて見上げると、天守閣の雪が消えかけている。お茶会に使う急ぎの商品を届けた帰り、こんなに心地のいい土曜日に、バイトに入るのはもったいなかったなと思った。

 でも、明日は休み。晴れそうだから、久しぶりに街を散策してみたいと思った。ルドヴィコは、つき合ってくれるだろうか。「石倉六角堂」の自動ドアと暖簾をくぐり「ただいま」と元氣よく口にすると、石倉夫人が微笑んで「お帰りなさい」と言ってくれた。

 怜子が、この店でアルバイトをはじめてそろそろ三年になる。こんなに長く働くことになるとは思わなかったけれど、それだけ居心地がいいということなのだろう。少しだけ氣になる人もいる。仲のいい友達と、恋人のちょうど真ん中くらいの関係。背が高くて青空のような瞳をした、少し変わったイタリア人だ。ルドヴィコは、この店の和菓子職人で、こし餡を練らせたら右に出るものはいない。日本人には考えつかない不思議なセンスで創りだされる、色鮮やかな和菓子は評判がよく、お茶会用に指名で注文が入ることも増えてきた。届けた時に中を見せて、そのイタリア人らしい鮮やかなデザインの練りきりに、客が喜びの声を上げるのを聴いて、怜子は自分のことのように嬉しく思った。

 エプロンと三角巾をして、対面ケースに立った。求肥の生菓子「若草」が出来上がったというので裏に入ると、ルドヴィコが盆を渡してくれた。

「あ、お客さんね、練りきりに感心していたよ。次もまたお願いしますって、おっしゃっていたよ」
怜子が言うと、とても誇らしそうに笑った。怜子はふと思い出して
「あ、あのね、ルドヴィコ、明日、何か用事ある?」
と訊いた。ルドヴィコが答えようとすると、暖簾の向こうから石倉夫人が声を掛けてきた。
「ルドちゃん、あなたにお客様よ」

 ルドヴィコは、誰だろうという顔をして、表に出た。続いて怜子も対面ケースを開けて、若草の盆を納めた。店の入口には、水色とヴァイオレットと白のストライプのシャツブラウスを綺麗に着こなした髪の長い女性が立っていた。そして、よどみないイタリア語でルドヴィコに話しかけた。

 ルドヴィコも、驚いたようにイタリア語で答えた。この時になって初めて氣がついたのだが、あまりに彼の日本語が達者だったので、怜子は彼がイタリア語を母国語として話すということをすっかり忘れていた。彼は、対面ケースの向こう側に行って、親しげに話しかけたかと思うと、その女性の両方の頬にキスをした。怜子は、それを見て固まってしまった。

 二人は、自動ドアから外へ出てしまい、怜子が唇を噛んで下を向き、石倉夫人がどうしようかしらと目を宙に泳がせた。けれども、ルドヴィコは数秒でまた中に入ってきた。その時は、女性だけでなく、一人の男性、外国人の青年をも連れてきた。そして、嬉しそうに抱きあった。
「ロメオ!」

 それから石倉夫人と怜子の方を向くと、日本語に戻って、二人を紹介した。
「紹介します。ミラノから来た僕の親友、ロメオです。そして、こちらはその恋人で照明デザイナーのジュリエッタ……、それ、本名なんですか?」
と、女性に訊いた。ジュリエッタと紹介された日本人女性は笑って頭を振った。
「もちろん違います。神谷珠理と申します」
「でも、イタリアの友人の間では、ロメオとジュリエッタで通っている二人です。日本に来ているなんて、僕も知らなかったんですよ。ジュリエッタ、こちらはお世話になっている石倉の奥さん、そして、怜子さんです」

 それから、ルドヴィコはイタリア語でロメオに、石倉夫人と怜子のことを紹介した。怜子のことを説明する時にはどうやら名前だけを紹介したのではなさそうだったが、怜子にはどういう意味だったかはわからなかった。ただ、ロメオも珠理も、満面の笑顔で怜子を見た。

 それから、十分ほど三人はイタリア語で話していた。主にルドヴィコと珠理が話し、ロメオはほとんど口を挟まなかった。それから、ロメオが手を振り、珠理が丁寧に頭を下げて店を出て行った。
「もう帰っちゃうの?」
怜子が訊くと、ルドヴィコは片目をつぶった。
「仕事が終わったら、待ち合わせて旧交を温めるんですよ。今日は、パスタとトマトを買って帰らないと」

 明治時代に建てられた民家に住み、日本人よりもずっと和式の暮らしをしているルドヴィコの口からパスタなんて言葉が出るとは夢にも思わなかった。イタリア語で話すルドヴィコは、突然知らない外国人になってしまったように感じた。二人のイタリア人とよどみなくイタリア語を話す珠理は、同じ日本人と言っても、まるで違う存在のように見えた。ミラノ在住の照明デザイナー、流暢なイタリア語、スタイリッシュで颯爽とした佇まいは素敵だった。

 怜子は何も言わずに、下を向いて、ショーウィンドーの曇りを磨いた。イタリア語どころか英語すらもまともに喋れない、役立たずのアルバイトなのだと感じた。

「怜子さん?」
横を見ると、まだルドヴィコがそこに立っていた。
「何?」
「さっき、明日のことを訊きませんでしたか?」

 怜子は、困ったように言った。
「ううん、暖かくなってきたし、用事がなかったら千手院にでも行かないって訊こうかと思ったけれど、お友だちが来たもの、用事あるよね。氣にしないで」

 ルドヴィコは水色の瞳を輝かせて微笑んだ。
「もし怜子さんが嫌でなかったら、あの二人もつれて一緒に行きませんか。少しこの街を案内したいんです、つき合ってくれませんか」

「行ってもいいの?」
「僕は、怜子さんにも来てほしいんです」
怜子はすこし浮上して頷いた。

* * *


 真言宗の尊照山千手院は、お城の北東にある。広い境内に本堂、護摩堂、僧房、鐘楼などが揃い、広い庭は緑豊かな憩いの地として親しまれている。怜子は、この寺の四季の移り変わりを眺めるのが好きだ。特に、天然記念物に指定されているしだれ桜、枝華桜の咲く時期には毎年必ず訪れていた。アルバイトを始めてルドヴィコと知り合ってからは、二人で夜桜を鑑賞するのが恒例となっている。

「咲いたら綺麗でしょうね。早く来すぎちゃったのね」
珠理がため息をつく。ミラノから、東京へ行くのも大変だが、さらにここまで来るのも遠い。花は氣まぐれで、予定通りに咲いてくれることはない。「いつかは」が叶わぬことも多い。「今宵、観に行きましょうか」とくり出せる場所に住んでいることは、どれほど幸運なことなのかと怜子は思う。

 境内にある休憩所、誠心亭からは街が一望のもとで、お城がとても美しく見える。
「本当によくみえるのね!」
珠理が歓声を上げた。東京育ちの珠理は、この街にははじめて来たのだと語ってくれた。お茶を飲みながら、ルドヴィコとロメオが早口のイタリア語で語り合っているのを横目で見た。ルドヴィコが20くらい話すと、ロメオがひと言答えるような会話に聴こえた。ルドヴィコが、こんなに話すとは思っていなかった怜子は、少し驚いていた。そんな風に思ったことはないけれど、彼もホームシックにかかることもあるのかなと思った。

 珠理は、二人の会話には加わらず、街を眺めながら怜子と話をした。イタリア語の話せない怜子のことを慮ってくれたのだろうと感じた。
「ミラノで、照明デザイナーをしているなんて、すごいですね。憧れます」
怜子がそういうと、珠理は首を振った。
「聞えはいいけれど、私はそんなにすごい人間じゃないの。イタリア語もまだまだだし、仕事でも、人生でも、これまで挫折ばっかりだったのよ」
「それでも、頑張ってイタリアに居続けているんですよね」

 珠理は、しばらく黙っていたが、それから怜子の方を見て言った。
「ロメオがいてくれたから。異国でも、成功していなくても、今日も明日も一緒に頑張ろうと思わせてくれたから」
「そういうものなのかな」
「ルドヴィコも、同じように思うから、ここにいるんじゃないかしら」
そういって怜子に微笑みかけた。

 また中心部へと戻り、城の見学をした後、二人は、ルドヴィコと怜子をレストランへと招待してくれた。全面ガラス張りの窓から陽光を反射する穏やかな湖が見える。植えられた梅の木に花が咲きだしている。

「いつかミラノへ遊びに来てね」
珠理はいい、ルドヴィコの通訳を聴いたロメオも大きく頷いて、何か言った。
「二人で一緒に、って」
珠理が通訳して、微笑んだ。ルドヴィコが間髪をいれずに頷いたので、怜子は赤くなった。

 珠理が、ロメオについて口にした言葉を、怜子は考えていた。こんな風に、はっきりと迷いなく「この人がいてくれるから」とお互いを想うのって素敵だろうな。私とルドヴィコも、いつかそんな風になれるのかな。

 梅の花が、風に揺れている。その向こうに湖の波紋が、揺れて煌めいている。甘酸っぱい想いが胸に広がる。四つの人生の交わったわずかな時間。この二日だけ共にいてまた遠くに離れてしまう親しい友、人生のことを少しだけ垣間見せてくれた素敵な女性、それから、移り変わる四季の一日一日を一緒に見つめている怜子とルドヴィコ。

 ロメオと珠理は、再会を固く約束して去っていった。過ぎ去った電車を二人で見送った後に、ホームに残った二人には、どこか寂しい風が吹いている。

「ルドヴィコ」
「何ですか、怜子さん」
「イタリアが、恋しいんじゃない?」

 ルドヴィコは首を振った。
「ここで、この街で、和菓子を作って生きると決めたのは僕自身ですから」
そうなのかな。珠理さんも日本を離れてミラノで生きるのは、あまりつらくないみたい。やり甲斐のある仕事があって、ロメオもいて……。ふと横を見ると、ルドヴィコが青空のような瞳の輝く目を細めて、怜子を見て微笑んでいた。怜子は、少し赤くなって下を向いた。

「怜子さん」
「なあに、ルドヴィコ?」
「今年も、千手院の枝華桜が咲いたら、一緒に観に行きましょう」

 怜子は、頷いた。イタリア語も、照明デザインもできなくても、一つだけ自分にできることがある。移り行く春秋を、この街でルドヴィコと共に生きること。満開のしだれ桜が咲く、いくつもの春の朝と宵を、二人で歩き続けることを、怜子は願った。

(初出:2015年2月 書き下ろし)
関連記事 (Category: scriviamo! 2015)
  0 trackback
Category : scriviamo! 2015
Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
夕さん、ありがとうございます。もう三作目なんですね。また読み直しました(^_^;)
怜子とルドヴィコはやがて結ばれるでしょうね?!結ばれてほしい!
出雲大社で式をあげるのか、松江城のお堀をゆく舟に新郎新婦の初々しい姿を見ることが出来るのか、とても気になっています。って、お二人が実在の人物のように思えてくるのは何故でしょうwwそれは、夕さんの文章が確かだからなのでしょう。出来ればあと何作か、一年に一話のペースでもいいのでお願いしたいです。そして、出来れば映画化を!おお、夢は広がる~♪そんなふうに思える素敵な小説を本当にありがとうございました(#^.^#)
2015.02.26 15:39 | URL | #- [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。

わあ、松江だ。何度も行ったのに、千手院の存在は知りませんでした。
鯛めしや蕎麦を食べたり、和菓子を食べたりと、食いしん坊な旅でしたからねぇ。今度は、もちっと風情のある旅をしよう。

イタリア人男性と日本人女性の二組のカップル(一組はまだこれからですが)、とても爽やかというか、微笑ましいですね。ルドヴィコに注ぐ怜子のまっすぐな眼差しと気持ちが、ほんとうに可愛らしいです。

松江の美しい四季のなかで、この二人の愛情がゆっくりと育まれていく。とても素敵なお話ですね。

ココうささんの俳句も、いいですね。選び抜かれた言葉の中に、なんか人生みたいなものを感じます。こりゃあ、敵わないなぁ。
2015.02.26 16:41 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。
うわあ、三つとも読ませちゃいましたか。すみません。
でも、とても嬉しいです。

この二人は、あま具体的な進展ないんですが、でも、ほんわかと、大変なこともなく仲良しで、いずれはあたりまえみたいに夫婦になっちゃいそうですよね。それも、「絶対に和式!」とルドヴィコが騒ぎそう(笑)

お堀のお舟は、いいですよね。
私はただの観光客で乗っただけですが、あれで角隠しは、いいですよね〜。
ええ、あの二人の話は、忘れないようにちょくちょく進めたいなあと思っています。

今回、ココうささんの近況が伺えて、とても嬉しかったです。よかったら、これからも、時々遊びに来てくださいね。

素晴らしい俳句と、嬉しいコメントをありがとうございました。
2015.02.26 19:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは。でも、私も同じくです。
ココうささんの俳句に合わせるために、松江のしだれ桜を探したら、あるじゃないですか!
しかも、松江城がもっとも美しく見えるポイントなんですって。
次回は、行きたいなあ。

あ、今度、キャラ同士でで松江オフ会しましょうか? そういう企画立てようかな。(当分企画はしないとか言っていたのは誰だ?)

ルドヴィコと怜子、この二人が出てくると、いつもに増して、何も起こらない小説になります(笑)
ただほんわかと友達以上恋人未満で三年間ですからね。
でも、結構氣にいっている二人です。出てくると落ち着く。

ココうささん、どんどん本格的に俳句にはまっていらっしゃるようです。
わずか十七文字でこれだけ表せるなんて、本当にすごいことですよね。

コメントありがとうございました。
2015.02.26 19:39 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ルドちゃんと怜子だ。何だか久しぶり(^^)
少しだけ波があっても、この二人は何だか安心だなぁと何となく思っていたのですけれど、今回のお話でその理由が分かった気がしました。異国でも、成功していなくても、一緒にいたいと思う人がいて、その人をいつも近くに感じていられる、そういう気持ちでいる二人だから、少し不安の波がやってきても大丈夫な感じがするんだなぁ。それにいつもどこかに初恋っぽい純な感じが残っているというのか、2人ともいかにも恋愛奥手ってイメージだし(って、実は百戦錬磨だったってことはないね?)。
別のカップルの登場で2人の気持ちがまた少し近づいたのが嬉しいですね。

ココうささんの俳句も素敵ですね。私も何度か俳句か歌をやろうと思ったことはあるのですけれど、才能がないらしく、断念しました^^; 本当にこの短い中に世界が籠められている、色彩や光や音や匂いまでも。春の俳句はまた一段と素敵ですね。私も梅を見に行きたいなぁ……
ココうささんの俳句と夕さんの物語、世界を分け合っているようで素敵でした。
2015.02.26 23:00 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

そう、なんか、この二人は本当にたまにしか出てこない(笑)
そして、ロメオとジュリエッタも。

三年も何やっているんでしょうね。今どき……なんだけれど、ルドが明治家屋に住んでいるせいで、なんとなく交際も明治っぽくウルトラ奥手。もちろん怜子も援 交なんかとは無縁な世界で。それに松江って、なんとなくそんなのんびりした感じがしません?

この二人は、このまま、ず〜っとゆっくり進んでいきそうなんですよね。引き続き応援、よろしくお願いします。

ココうささんの俳句は、本当に素敵ですよね。
この短さの中に情景がパッと広がって。これは才能がすぐにわかってしまう世界だなあと思うのですよ。
もちろん、私にはとてもとても。
この世界を、表そうとしたんだけれど、あれですね、言葉を使えば使うほど離れていくのかも。

梅、今が見頃でしょうね。いいなあ。彩洋さんのお庭も?

コメントありがとうございました。
2015.02.26 23:21 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ああ~!あのカップルが共演してる!

たしかルドヴィコと怜子のカップルとは今回初めて本格的にお目にかかると思うのです。ですから最初から読み返しましたよ。
和菓子屋さんの職人のイタリア人?それとアルバイトの女性?舞台は松江ですか?これはまた凝った設定ですね。
それに、ほんのりとしたとても暖かい2人なんだなぁ。
そして珠理の登場!最初誰かと思いましたよ。今回は自信に満ちた雰囲気だったので、照明デザイナーと聞いてもしばらく繋がらなかったです。ロメオとジュリエッタと聞いてはじめて「あれ?」どこかで、とやっと繋がりました。サキは鈍いです。
松江は静かなとても雰囲気のいい古都だと聞いています。その街で和菓子を中心にまわる恋のストーリー、しかも同じイタリア人の彼と日本人の彼女の先輩カップルが2人をリードする。素敵だなぁ。
あの短い文章から、感じることの出来るイメージの多様さに感心しています。俳句って凄いですね。奥が深い。
サキもこの街でSSを書いてみたくなりました・・・。
あ!駄目です。ダメダメ。サキはポルトガル人と日本人のカップルの方の成り行きを注視していなければなりません。3年どころか6年も放りっぱなしですからね。
2015.02.27 12:46 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

あ、サキさんは氣づいてくださいましたね。
そうなんです。「世界が僕たちに不都合ならば」と「きみの笑顔がみたいから」の二人なんです。
だいぶ前から、「ロメオとルドヴィコは実は友達」設定がありまして、使ってみました。

ルドヴィコは、ココうささんに最初の年にいただいた詩から生まれたキャラなのです。「あなた色に染まる」っていう言葉から、水色の瞳と、和菓子の水色とを連想して出てきた人なんですね。それと、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)にひっかけて。だから松江なんです(笑)最初から読んでくださったのですね。ありがとうございます。これもそのうちにカテゴリーになるのかなあ。今のところはリンクだけで何とかなる数ですけれど。

日本らしい文化だと思うんです。短歌、俳句と、どんどん短く簡潔になっていくのに、世界が狭まらないんですよね。定型詩の究極の形だと思うんですよ。そして、驚くほど創り手の個性も出るのですよね。本当に奥が深いし、すごいなあと思います。

あ、サキさんも書いてみたくなりました? やっぱりやりましょうよ。キャラでオフ会! 六年がかりの二人を連れてきちゃってもいいですし(笑) 近日中にまた立ち上げちゃおう、新企画。(どこまでも懲りない私)

コメントありがとうございました。
2015.02.27 22:39 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:https://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/1009-2c6cfdd6