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Posted by 八少女 夕

【小説】さようならのかわりに

scriviamo!


「scriviamo! 2015」の第十七弾です。TOM-Fさんは、もう一度「マンハッタンの日本人」のための作品を書いてくださいました。ありがとうございます。

TOM-Fさんの書いてくださった『マイ・ディアレスト - サザンクロス・ジュエルボックス アフターストーリー』
TOM-Fさんの関連する小説: 
「天文部」シリーズ
『この星空の向こうに』-Featuring『マンハッタンの日本人』
『この星空の向こうに』第2話サザンクロス・ジュエルボックス -Featuring『マンハッタンの日本人』


今年の「scriviamo!」は、全く今までと違った盛り上がり方をしました。なぜモテるのかよくわからないヒロインの取り合いという、書いている本人が首を傾げる状況でした。TOM-Fさんも、たぶん「乗りかかった舟」というのか、半ば私に脅される形で、アタックするジョセフを書いてくださいました。

自分で「ぐらっときたほうに美穂をあげます」と、書いてしまい、死ぬほど後悔しました。実生活だって、こんなに悩んだことないのに、なぜ小説でこんなに悩むことに……。ええ、三角関係を煽るような真似は、もうしません。海より深く反省しました。

今回書いたこの作品が、私の書く「マンハッタンの日本人」シリーズの最終回です。皆さんご注目の「どっちを選んだか」には異論があることも承知です。みなさんの予想とどう違ったかにも興味があります。

それはともかく、この作品を、ここまで盛り上げてくださった、ポール・ブリッツさんとTOM-Fさんのお二人、そして《Cherry & Cherry》とキャシー誕生のきっかけをくださったウゾさん、それから一緒になって騒いでくださった読者のみなさまに心から御礼申し上げます。


【参考】
読まなくても話は通じるはずですが、まとめ読み出来るようにしてあります。
「マンハッタンの日本人」あらすじと登場人物
「マンハッタンの日本人」シリーズ

「scriviamo! 2015」について
「scriviamo! 2015」の作品を全部読む
「scriviamo! 2014」の作品を全部読む
「scriviamo! 2013」の作品を全部読む



「マンハッタンの日本人」シリーズ 13
さようならのかわりに
——Special thanks to Paul Blitz-san & TOM-F-san


 なんて明るいのだろう。美穂はワーナーセンターの入口で、ネオンの灯でまるで昼のように明るいマンハッタンを見回した。何年この街にいたんだろう。これが見納めなのかと思うと、不思議な心持ちがした。もう全部終わったんだよね。船便で送り出した荷物は、あっけないほど少なかった。あとは小さなスーツケースが一つだけ。アパートメントの解約は、キャシーがやってくれることになっている。

 《Cherry & Cherry》をオーナーは売ることにした。夜番のジェフとロイが引き抜かれて辞め、キャシーも妊娠して、ロングビーチのボブの両親の家の近くに引越すことになったのだ。以前から《Cherry & Cherry》を売るチャンスを待っていたオーナーは今だと判断したらしい。美穂には、《Star’s Diner》に戻るように言ったが、美穂は首を振った。

 ちょうど今そうなったのが、天の采配のように感じた。

 一週間前の夜、キャシーは浮かれて帰ってきた。ボブが子供ができたことを喜ぶなんて、夢にも思っていなかった。結婚することになったのも、それ以上の驚きだった。

 その日の午後、取材旅行に向かう前のジョセフ・クロンカイトが美穂にと言伝た薔薇の花束と手紙は、産婦人科に行く直前にアパートメントの机の上に置いて来た。美穂には「早くアパートメントに戻ってきなさいよ。驚くものが置いてあるわよ」とメールを打って。

 だから、二人でお互いの幸福を祝うつもりで、笑ってドアを開けたのだ。するとキッチンで美穂が泣いていた。そんなことは、夢にも考えていなかった。美穂の手元には、手紙があった。

「なんで泣いているの?」
キャシーは、ジョセフがプロポーズするのだと思っていた。紅い薔薇の花束の意味だって、それ以外にあるんだろうか。

 美穂は、ジョセフがプロポーズしたことを認めた。手紙には、取材旅行から戻ったら一緒に二人の故郷を訪ねる旅をしようと書いてあった。水曜日に用意をして待っていてほしいと。すぐに旅立てるように。それは、ポールがサンフランシスコに行くときに美穂に送ったメールの内容を彷彿とさせた。美穂が、愛の告白だと信じた旅立ちへの誘い。

「だったら、なぜ泣いているの?」
「あの時は、書いてなかった、あの時に言ってほしかった言葉が書いてあるんだもの」
――君を愛している。……これからの人生を、私とともに送ってほしい。

「よかったじゃない」
キャシーが言うと、美穂は、もっと激しく泣き出した。
「……わかってしまったんだもの。私は、ポールにそう言ってもらいたかったんだって」

 キャシーは、青ざめて立ちすくんだ。
「でも、ポールは言ってくれなかった。これからも言ってくれない。たぶん最初から、一度だって好きになってくれなかったんだよね。私は、ただの同僚でしかなかった。でも、だからといって、忘れられるわけじゃない。ジョセフは、こんなにいい人なのに、どうして私は……」

「ミスター・クロンカイトとは、結婚できないの?」
美穂は首を振った。
「できない。少なくとも、今はできない。だって、応えられないもの。あの人の優しさや、愛情に。ポールのことを考えながら、どうやっていい奥さんになれるの? そんなの不可能でしょう?」

 キャシーは、両掌を組んで、二つの親指を神経質に回していたが、やがて決心したように食器棚の小さな引き出しから封筒を取り出してきた。両手で顔を覆って泣いていた美穂は、机の上、自分の前に置かれた封筒に氣づき、不安げにキャシーを見上げた。

「すごく後悔した。隠したりすべきじゃなかったって。でも、もうやってしまって、これを知られたらミホは私を二度と信用してくれないと思ったから、渡せなかった。ごめんね、ミホ……」

 美穂は、裏返して、ポールの名前を見つけ、信じられないようにその封筒を見つめていた。それから、丁寧に封を切って中の航空券と手紙を取り出した。

 美穂は黙ってその手紙を読んでいたが、小さくため息をついて再び顔を手で覆った。
「遅すぎた?」
キャシーが訊くと、美穂は頷いた。キャシーは下唇を噛んで、椅子に座り込んだ。
「怒ってよ。殴ってもいいよ、ミホ……」

 美穂は、首を振った。それから、そっとポールの手紙をキャシーに見せた。
「同じだもの……。また、書いていないもの……」

 ポールの手紙には、二号店のオープンに招待したいということが書いてあった。ジョセフの手紙と違って、それはプロポーズではなくて招待状に過ぎなかった。航空券の日付は、この前の土曜日だった。美穂がジョセフのホームパーティを手伝った日だ。

「私が手紙を隠していたって、連絡してみたら?」
そう言うキャシーに美穂は首を振った。
「それが何になるの? もういいの。そろそろ前を向かなくちゃ」

 《Cherry & Cherry》の売却のことを知った美穂は、潮時だと思った。オーナーに「日本に帰ります」と決心を伝えた。それからの一週間で、全てが終わってしまった。ジョセフに断りの連絡をし、航空券を手配し、荷造りをした。そして、今夜がマンハッタンの夜景を見る最後の夜になってしまった。

 ゆっくりと五番街をめぐり、それからワーナーセンターの前に来た。足がいつかジョセフと待ち合わせをしたエスカレータの近くへと向かっていた。

 ジョセフには、逢って断りをいれることができなかった。彼はマンハッタンにいなかったし、旅行をキャンセルしてもらうためには、どれほど失礼だとわかっていても、電話をするしかなかった。そして、それっきりになってしまっていた。

 さようならを言うために時間をとってもらうことなんてできない。そうでなくても、忙しい人なのだ。ましてや、私は彼を傷つけてしまったのだから。でも……。
  
 人波を遮るように立っていたが、やがてため息をついて端の方にどいた。それから、携帯電話を取り出してメールを打った。

――親愛なるジョセフ。私のためにしてくださった全てのことに対して心から感謝します。どこにいても、あなたの健康とさらなるご活躍を祈っています。ありがとうございました。美穂

 メールが送信されてから一分も経たないうちに、電話が鳴った。ジョセフ……。
「今、どこにいる」

 同じやり取りをここでしたな、そう美穂は思った。
「マンハッタンです」
「それは、想像していたよ。もう少し狭い範囲で、どこにいる?」
「ワーナーセンターの、あのエスカレータの所です」
素直に美穂は言った。「二分で行く」と言われて電話が切れた。

 逢うのは心が乱れると思ったが、きちんと挨拶ができると思うと、ほっとした。あんなにひどいことをしたのに、彼は少しも変わらない。美穂はぼんやりと考えた。

 エスカレータを降りてくるのだと思っていたが、彼は全く反対の方向からやってきた。
「危うく建物を出てしまう所だった。今夜は運がよかったんだな」
そう言うと、以前と全く変わらずに微笑んだ。美穂は申し訳なくて頭を下げた。

 マンダリン・オリエンタル・ホテルのラウンジから、素晴らしい夜景が見えた。星屑が煌めくように、今夜のマンハッタンは潤んで見えた。何を飲みたいかと訊かれてマンハッタンを注文した。これで最後だからというのもあったが、少し強い酒を飲んで、恥ずかしさを誤摩化してしまいたかったから。
「すみません。お時間をとっていただくことになってしまって」

 ジョセフは少しだけ辛そうに眉をしかめた。
「そんな風に、他人行儀にしないでくれないか。それでも、連絡してくれてありがとう」
「どうしてもお礼を言いたかったんです。もう、お逢いすることはできないと思いますし」
「どうして。君は、友人としてすらも私には逢いたくないのか?」

 美穂は、首を振った。
「いいえ。でも、日本は遠いですから」
「日本に帰るのか? いつ?」
「明日」
「どうして?」

 美穂は、答えるまでに長い時間をかけた。彼の目を見て話すことができなくて、オレンジ色のカクテルを見ていた。

「エンパイアステート・ビルディングに連れていってくださった時に、おっしゃいましたよね。『ニューヨークに好きな場所がたくさんできていた』って。私、長く居れば、そうなれるのかもしれないと思っていたんです。でも、今は、居ればいるほど、苦しくなる思い出ばかりが増えていくんです。どこに行っても、かつては好きだった場所が、楽しかったり幸せだった場所が、心を突き刺す悲しい場所に変わっているんです」

「彼との想い出の場所だから?」
「それもあります。でも、それだけではありません。一生懸命働いた場所も、キャシーと一緒に過ごした場所も、それに、あなたと歩いた場所も、全てです……」

 彼は、バーボンを飲む手を止めた。
「今、こうしているここも、辛い場所に加わるのか?」
「わかりません。いずれにしてもこの街には、もう二度と来ないでしょうから……」

 ジョセフはしばらく考えていたが、美穂の方を見て続けた。
「結局、彼には連絡しなかったのか?」
「これ以上悲しくなる必要もないと思って。それに、二度の誘いに返事もしなかった私のことを、彼は軽蔑していると思います。そんな女がずっと好きだったと言っても信じてくれないでしょう? もう、いいんです。日本で、全く違う文化と社会の中に埋もれれば、きっと忘れられると思います」
 
 ジョセフは、何も言わずにしばらくグラスを傾けていた。美穂は、無神経なことを言って、ジョセフにも軽蔑されたんだろうなと思い、悲しくなった。こうした話をすることができるのは、この人しか居なかったのだと今さらのように氣がついた。キャシーにも、他の誰にも、それどころか、日本の家族や友人にもいなかった。これからは、世界中に一人も居なくなってしまうのだと思った。自業自得だものね。

 その美穂の思考を遮るように、突然彼が言った。
「航空券をここに持っているか?」
「え? はい」

 美穂は、どうするつもりなのだろうと思いながら、バウチャーをジョセフに見せた。14時45分発ロサンジェルス経由羽田行ユナイテッド航空のチケットだ。ジョセフは、携帯電話を取り出したが、周りに人がいるのを見て、「失礼」と言ってから、席を外した。彼女は、ため息をつきながら、グラスの中のチェリーをぼんやりと眺めていた。

 十分ほどして、「待たせて済まなかった」と言いながらジョセフが戻ってきた。そして、バウチャーの上に、一枚のメモを載せて美穂に返した。
「予約を変更した。出発は午後ではなくて朝8時ちょうど。中継地はサンフランシスコで11時21分到着だ」
「え……」
「サンフランシスコ発羽田行きの出発時刻は19時45分。市内に行く時間はたっぷりとある」
「でも……私は、もう……」

 ジョセフは、美穂の言葉を遮った。
「私のために、行ってくれ。君がこんな状態では、私は君を諦めて未来を向くことはできない。わかるかい?」
「……」

「彼に逢いに行って、君の想いを正直に告げるんだ。そして、彼が何と返事をしたか、私に報せてほしい。優しさからの嘘ではなく事実をだよ、わかるね」
美穂は、ジョセフの瞳と、真剣で表情の読みにくい端正な顔を見て黙っていたが、やがて瞳を閉じて深く頷いた。

 彼は、最後にアパートメントまで美穂を送ってくれた。
「ありがとうございました。本当に申しわけありません」
「謝らないでくれ。君の幸せを願っている」
「……どうぞお元氣で。さようなら」

「さようならは言わない。約束を忘れないでくれ」
そう言うと、彼は美穂を抱きしめた。これまでのように、優しいものではなく、とてもきつく。彼の顔が美穂の額に強く押し付けられていた。美穂は、彼がどれほど長く、感情を押し殺してきたのかを感じて苦しくなった。彼の背中が、角を曲がって見えなくなると、美穂はまた悲しくなって泣いた。

* * *


 サンフランシスコは、やはり大都会だった。誰もがTシャツで歩いているわけでなければ、町中がビーチなわけでもなかった。アベニューの名前に聞き覚えがない、バスや地下鉄の車体の色が違う、坂が多く、ほんの少し太陽の光が強く感じられる。

 ニューヨークで機体故障による遅延があったため、招待状を頼りに美穂が彼の店を見つけられたのは午後二時を数分過ぎていた。その店は、暖かみのあるフォントで店名の書かれた木の看板を掲げたレストランで、イタリア国旗の三色を使った外壁が目立った。入口は閉じられていた。

「ランチ 11:00 - 14:00 ディナー 18:30 - 22:00」
美穂は、口に出してみた。遅すぎたんだ。ディナーまで待っていたら、搭乗時間に間に合わない。美穂は、泣きたくなった。ここまで来たのに。やっぱり、逢わない方がいいってことなのかな。美穂は、そのまま踵を返しかけたが、ジョセフとの約束を思い出した。ポールの返事を、知らせなくてはいけない。

 美穂は、携帯電話を取り出した。いつだったかポールに連絡をしようとして、勇氣がなくて切ってしまった番号が送信記録に残っているはず。彼は、あの時も折り返しかけてはくれなかった。だから美穂は、こんどこそはっきりとした答えだと思ったのだ。あの時に電話をしたから、それでも彼は新しいお店の開店にあわせて招待状をくれたのだろう。それにも行かなかったし、断りの連絡すらしなかった。それ以前に、サンフランシスコに誘ってくれた時にも、バス停にも行かなかった。彼はとても怒っているに違いない。それでも、迷っている時間はなかった。

 呼び出し音が鳴った。三回……五回、六回……九回、十回。出るのも嫌なのかな。それとも誰からかわからないから、出ないのかな。諦めた方が……。

「ハロー」
電話の向こうから、抑揚のない声がした。ポールの声だ、何ヶ月ぶりなんだろう。

「誰ですか?」
美穂が戸惑っていると、声は続いた。切られてしまう前に慌てて答えた。
「私、谷口美穂です」

 長い沈黙のあと、声のトーンが変わった。恐る恐る、確かめるかのように。
「……ミホ?」

 美穂は、急いで続けた。
「お休み時間に邪魔してごめんなさい。あなたと話をしたいからお店にきたんだけれど、夕方まで閉まっているというので……」
「どこに来たって?」
「え。あなたの、お店の前……」

 途端に、頭上でガタッという音がした。見上げると、窓の緑色の鎧戸が開けられて、そこからポールが顔を出した。「今、行くから」と言われて、電話が切られた。

 ものすごいドタドタとした音がして彼が降りてくるのがわかった。目の前のドアが開けられて、そこにポールがいた。彼は、最後に見た時よりも痩せて、少し歳をとったように見えた。けれど、美穂は、どれほど彼に逢いたかったのか、自分が正しく理解していなかったのだと感じた。この瞬間のためだけでも、ここにきてよかったのだと感じた。

 彼は震えていたが、やがて、笑顔を見せてぽつりと言った。
「……ようこそ」

* * *


「ご案内申し上げます。スイスインターナショナルエアラインLX 2723 便ジュネーヴ行きは、ただいまよりご搭乗の手続きを開始いたします。ファーストクラスならびにビジネスクラスのお客様はどうぞご搭乗カウンターにお越し下さいませ。繰り返します……」

 ゲートの近くに座っていた金髪の男性は、手元の手紙をもう一度眺めた。

親愛なるジョセフ。

あなたが、私のためにしてくださった助言と、ご助力には感謝してもしきれません。私は、あなたに取り返しのつかないほどひどいことをしました。許してほしいと、頼むこともできないほどに。でも、あなたはそれを恨むどころか、私にこれ以上ない最高の贈り物をくださいました。

あなたがわざわざ手配し直してくださった日本行きの航空券を、また無駄にすることになってしまいました。私はこれを、サンフランシスコの小さいイタリア料理店の二階で書いています。

マンハッタンは、私にとってもう悲しくて辛い場所ではなくなりました。懐かしくて逢いたい人に溢れ、優しく幸せな想い出のある大切な街になりました。全てあなたのおかげです。

あなたの人生がこれまで以上に輝かしいものとなることを心からお祈りしています。そして、ご活躍を陰ながら応援させてください。

さようならのかわりに、心からの尊敬を込めて 谷口美穂



 彼は手紙を丁寧にたたんで封筒に収め、胸ポケットにしまった。それから搭乗券とパスポートを右手に、左手にアタッシュケースを持ち、搭乗カウンターへと歩いていった。

 
(初出:2015年3月 書き下ろし)

追記


ここからは、「マンハッタンの日本人」の後書きです。この作品に後書きを書く日がくるなんて……、書きっぱなしの読み切りだったはずなのに、全部で13編も書いちゃいましたよ。自分でもでびっくり。

最初に伝えたいのは、この結末は悩みに悩んだ末の苦肉の策だということです。TOM-Fさんの書かれたジョセフのアタックが、ポール・ブリッツさんの書かれたポールのアタックよりも心を動かされなかったわけではないのです。

最終回を書く前に三つの結末をシミュレートしました。今回発表したパターン、どちらも選ばないパターン、そしてジョセフを選ぶパターンです。どちらも選ばないパターンを書いてもよかったんですが、それだといつまでも終わらない。書かされているお二人もですけれど、読者ももう「勘弁してよ」になるなと思ったのです。

そして、ジョセフを選ぶパターンも途中までは書いたのですが、ダメでした。実生活ではジョセフの属性はモテ要因ですし、この二人でどっちを選ぶかという局面では有利に働くはずなんですが、小説ではとっても不利なんですよ。何を書いても「結局、打算で選んだのね」になっちゃうじゃないですか。

実をいうと、ポールを選ぶ構想は、今回書いたこれしかなかったのですが、ジョセフを選ぶタイプの構想は三種類くらいありました。どこで心変わりをするかの違いで。その三つが、こうして書き終わった後も「こっちだってば!」と脳内で叛乱を起こしていたりします。こんな妙な小説はじめて……。

そして、このお二人がアタックを書いてくださる時に、どちらも美穂にではなく、「私に」失礼がないようにと、ものすごく紳士的に書くしかなかったのかなと思いました。その紳士的すぎるアプローチでは、二人の異なるキャラクターに大きな差は出しにくかったことと思います。ポールは長い時間を共にした親しさを武器にできなかったし、ジョセフはあれだけ近くにいたのに全然実力行使ができなかったのですよね。お氣を遣わせてしまって、すみませんでした。このひと言に尽きます。

でも、この作品を一緒に作り上げていただき、本当に嬉しかったです。これは、ポール・ブリッツさん、TOM-Fさんだけでなく、ウゾさんに対してもです。

氣づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、昨年まで谷口美穂という一人のヒロインだった人物を、今年に入ってから二人に分けました。美穂とキャシーです。もともとあまり肯定的な面の多くなかった美穂がモテキャラになってしまったので、もともとの美穂らしさはキャシーが受け継ぎました。そのキャシーが生まれるきっかけを作ってくださったのがウゾさんです。

作品の途中でも書きましたが、どの方向に向かうのか全くわからない作品というのは今まで書いたことがありませんでした。その分、書いている自分がドキドキするという滅多にない経験をさせていただきました。

たぶん、こういうタイプの小説を書くことはもうないんじゃないかと思います。応援してくださった読者のみなさまにも心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
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Category : scriviamo! 2015
Tag : 小説 連載小説 コラボ

Comment

says...
いろいろな意味で、ほんとうにありがとうございました。それに、いろいろな無理をさせてしまったこともお詫びいたしますm(^^;)m

思えば、昨年、ふとした悪戯心から「誰も注意も注目もしていなかった忘れられた通行人Aを主役にしてショートショートを書いてみる」ということをしてしまったのがこの大騒動の始まりでありました。物理学にカオス理論というものがありますが、バタフライ・エフェクトというものは本当にあるみたいですね(^^;)

八少女さんの返しのショートショートを読んだときも、最初は軽いテニス程度のつもりで打ち返したのですが、まあ、そのうち、ヒマになったときに再返球をすればいいか、と思っていたら、いつの間にか話が猛烈な勢いで展開し、あれよあれよという間に雪だるま式に膨れ上がって、こちらが返球するタイミングを完全に失ってしまった(^^;)

とうとう、「こんな設定にされたら、この男、生命をかけて美穂を愛さなければウソだ」というところまでいってしまった。わたしが、シリーズ物で主役を「わたし」という一人称で書いたら、そいつの思考回路は志水辰夫先生の冒険小説の主人公か、アメリカのネオ・ハードボイルドの主人公みたいな性格になってしまうのであります。

というわけで、隠し設定を惜しげもなくぶちまけて、「生命をかけた一世一代のプロポーズ」をさせ、本気で美穂のハートをつかみにいったのですが、もののみごとに失敗。まあわたしの詰めの甘さが原因ではありましたが、「こじれたほうが恋愛小説としては面白い」というコメントを読んだとき、わたしの闘争心に火がついてしまった(^^;)

「こじれるのならとことんこじれさせてやろうじゃないか」物書きの妙な妬心というものは恐ろしいですな(笑) かくしてポールくんはビジネスマンをやめて料理人に。いやー人生というのはわからないものです(笑) わたしがいうことじゃないな(^^;)

いろいろとありましたが、くそまじめでカタブツだけど変な諧謔精神も持ち合わせているポールくんが経営する「ピンタおばさんの店2号店」が繁盛することを祈りつつ、たぶんふたりなら絶対大丈夫だと確信してますが、御礼のことばに代えさせていただきます。ありがとうございました。

ついでにいっておけば、体験就労の五日間を終え、授産施設の最終面接も合格をもらい、さまざまな手続きの後で四月の中旬あたりから実際の仕事ができるようになりました。対人関係がアレなコミュ障のわたしが給料をもらうことができるんですよ! そんな自分の一生を新たに踏み出す決心がついたのも、この小説で自分が書いているポールくんのなりふりかまわなさに後押しされたせいかもしれません。

いろいろな意味で、ほんとうにありがとうございました! みなさん!
2015.03.06 15:09 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

やきもきさせたり、泣きたくなるようなことをしたりしましたが、最後はこうなりました。
ここで「やっぱり、いらねーよ」と言われたらどうしようかと思っちゃいました(笑)

正にバタフライ効果。しかもポールさんだけが加えた力学だったら予測可能だったのかもしれませんが、ウゾさんと、TOM-Fさんが加わったら、完璧なカオス理論の証明みたいな予測不能の事態に。でも、面白かったです。

でも、実はいまだに「なんで美穂がモテたのか全くわからない」ままなんですけれど。どの設定が、ポールやジョセフの琴線に触れたのか、つまりポール・ブリッツさんやTOM-Fさんに「この子はほっておけないキャラ」と認定してもらえたのか、どう考えてもわからない。もともとは、結局誰にも振り向いてもらえないタイプのつもりで書いたので。

それはともかく、ええ、こじらせる原因を作ったのは100%私です。だって、あそこでいきなりハッピーエンドは、いくらなんでも美穂には棚ボタすぎでしょう。いや、モテすぎも、十分に棚ボタですけれど……。

それはともかく、ポール・ブリッツさんの就職決定、おめでとうございます!
これは嬉しいニュースです。
新しい生活パターンに慣れるまで、しばらくは大変でしょうが、一日も早く慣れて「なんでもない日常」になりますように。作品上のポールみたいに。

この長い泥沼に、根氣よくおつき合いくださいまして、本当にありがとうございました。
2015.03.06 21:19 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。

おお、山口百恵だ(もはや知っている人のほうが少ない……かも)
って、ジョセフ、フラれてるじゃん。
だが……想定の範囲内だ。問題ない(By碇ゲンドウ)

まあ、これがいちばんしっくりとくる、納得の結末だと思います。
盛大な負け惜しみを言わせていただきますと、前々作を書いている途中から、なんか違うな~、こいつ(ジョセフ)は美穂でなければならない理由がないよな~、と漠然と感じていましたので。まー、でもね、ああいうの(プロポーズ)って、時の勢いっていうのもありますからね。
ジョセフ、いい男ですねぇ。なんだか、古き良き時代の善良な男子って感じです。せいいっぱいのやせ我慢だったと思いますけど、おかげさまでサンフランシスコに出張したときには、おいしいイタリア料理のランチやディナーにありつける常連の店ができました。
キャシーにも春が来たようだし、この物語も大団円でおしまい、ですね。……ん、なにげに「Star’s Diner」は営業継続なんですね。

私が美穂に構いたくなったのは、第一作のエンドで彼女がフリーあるいはニュートラルの状態だった(と感じた)からですね。遠い異郷で、仕事に生きるっていうわけでもなく、決まったお相手もいない。そして、誰にも振り向いてもらえないという設定は、正直言ってけっこうツボでしたね。おまけに、舞台がナンデモありなマンハッタン(ニューヨーク)だったこともあります。要は、絡みやすいキャラ設定だった、ということです。

エンディングについて、そんなに悩ませてしまったとは、なにやら申し訳ない気分です。例によって、反省はしませんけど(爆)
考えてみれば、最後の選択(決断)を丸投げにしたようなものですからね。自分だけの創作だったら、どのキャラにどんな結末を与えても気を遣うこともないですけど、人様のキャラだとそうもいきませんからね。ご苦労をおかけしてしまいましたが、お陰様でこちらは十二分に楽しませていただきました。
これに懲りず、また遊んでくださいね。

松江のオフ会は、もう少しゆる~いカラミでいきましょう。
2015.03.07 03:36 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
う~~む。心温まるお話だ。。。(:_;)
マンハッタンというか都会の臨場感と飛行機の時間などが
細かく流れていて、そこが人間の生活らしさをものすごく感じて、
その中でも流れ続けるミホの情動。
生きている小説と言うものを感じました。
読ませていただきありがとうございますです。
(^◇^)
2015.03.07 06:51 | URL | #- [edit]
says...
ため息が出てしまいましたね。
サキとしてはちょっと予想外でしたけれど、読み終えてすごく納得できるエンディングでした。
何回か読み返してみて、このエンディングが一番スッキリと収まるなぁ、と思い直しました。美穂の気持ちの動きも納得できます。ジョセフには申し訳ないですけれどね。でもよく考えてみれば、あの可愛い勝ち気な教え子もいたりするんですよね。あ、彼女は意中の人がいましたっけ。でも世の中と恋の行方はわかりませんからね。
キャシーもなんとか上手く収まったみたいですごく、こちらもすごくホッとしました。よかった~。ボブ、結構良い奴だったんだ。もっと退廃した雰囲気がありましたからね。ロングビーチのボブの両親の家の近く・・・なんとなく幸せな生活の予感。(煙草やめろよ!ボブ)
やっぱりポールの手紙、出てきましたね。少し気まずい状況ということになるのかな。これでも動かないの?とサキはイラッとしましたが、ジョセフの粋な計らい、さすがだなぁ。この予約変更だけを見てもジョセフの行動力の高さがわかりますね。手早く的確です。
サンフランシスコでのポールとの再会、ちょっと感激でした。うろたえるポール、最高でしたね。この2人が経営するレストランは当然繁盛すると思います。
ジョセフにいい報告ができてよかったです。ジョセフにとっては複雑でしょうけど。でも彼は落ち込むのでしょうけれど大丈夫です。そんな気がします。

追記の中で触れられている夕さんのシミュレートの話、すごいなぁと思いました。
全ての結末を考えて最適のものを選ばれたんだ・・・納得です。
そしてとても面白かったです。ご苦労様でした。

あ、ジョセフ、スイスのジュネーブに行くんだ。
2015.03.07 08:30 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
おはようございます。

また、そんなTOM-Fさん、世代が……。
そんなことより、このたびはお詫びのしようもないです!
何に心を悩ませたって、これでTOM-Fさんに嫌われちゃったらどうしようって、ぐるぐる。

まあ、その、私も実は途中までは、もうポールはいなくなったなと思って、完全フリーの女のつもりで書いていましたからね……。
というわけで、思わせぶりになってしまいまして、申しわけありませんでした。
お詫びと言っては何ですが、そのうちに「ジョセフを追い回すけれど報われない女」でも書かせていただきます。(いらないとか言われそう)

大事なキャラを使いまくって、好き勝手させていただきまして、本当にありがとうございました。
美穂もポールも後ろ向きすぎて、どうにも事態が動かないところ、すべてジョセフになんとかしてもらったのですよね。本当に感謝です。(お借りしたキャラをここまでひどい扱いするか!)

ジョセフ、いい男だし、実行力も大したものなんですが、今回の一番のネックは「読者の後味」
私一人で書く小説なら、都合良くポールに「別の真の愛」でもみつけさせて、ということもできたのでしょうが、どうもポールは美穂に人生賭けちゃっているようだし、そういうわけにはいかず。
「カッコよく一人で去っていくジョセフ」は許せても、「美穂がルンルンセレブ生活している影で、ずっとグルグルしているポール」の構図はあまりにも後味が悪すぎて、どうにもできませんでした。というわけで、最後までウルトラカッコ良くしていただくことで、なんとか許していただこうと、こうなりました。

いずれはサンフランシスコで三人並ぶという構図も。あ、綾乃も連れて四人で? 《Star's Diner》は継続です。もっとも入れ替わりが激しすぎて、同じなのはケチオーナーと料理の腕がいまいち斜めに店長になったジョニーだけかも(笑)

盛り上げていただき、貧乏くじも引かせてしまい、それを広いお心で許していただけると甘えてしまいました。今回の一番の功労者はTOM-Fさんです。本当にありがとうございました。

あ、松江オフ会、たぶん、蝶子とレネが「あ〜! ロンドンの時の!」みたいに騒ぐと思いますので、大人の対応でよろしくお願いします。あ、あと、シスカも来るみたいですよ! オッドアイがいっぱい集まったら、それはそれで面白いかも!

ありがとうございました!
2015.03.07 10:38 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようございます。

おお、心暖まると言っていただけてありがたいです。
飛行機の時間はね、調べたんですよ。
そうしたら、本当にあるんですね。そういう都合のいい時間が。
ニューヨークから日本に帰るとき、普通のロサンジェルス経由と待ち時間の異様に長いサンフランシスコ経由と。感動しましたよ。

実は、美穂って、交通機関のチケットを四つも無駄にしている。書きながら「もったいないことをする女だ」と悶えていました。

でも、それはそれ、お話として、美穂に起こる人生の岐路と選択をこのチケットの無駄で表現したということにしました。とにかく無事に終わってよかったです。

最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
2015.03.07 10:44 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようございます。

あ、予想外でしたか。でも、納得していただけたのですね。
この話のネックは、読者の方がポールの状態とジョセフの状態も知っているということだったのですよ。
必ず誰かが(もしくは三人ともが)つらい思いをするんですが、最終的に誰が自力でそれを乗り越えていけるかと考えたら、ジョセフだけだったのですね。この人は、とても素敵なキャラクターなので、きっと他の人もほっておかないでしょうし。本人が望めばいくらでも他の幸せがつかめるかなと。

キャシーは、苦肉の策でした。ここでキャシーだけ美穂はいなくなり、本人は踏んだり蹴ったりのまま放置すると、これまた後味が悪かったので。ボブは、愛妻家・子煩悩になるかもしれませんが、煙草はやめてくれるかな? 頼むよ、まったく。

美穂が、ポールの手紙を見ても動かないぐるぐるぶりは、私自身もイラッとしました。でも、今回は「マンハッタンの日本人」の最終回なんで、どうしても摩天楼のシーンを入れたかったのです。それもジョセフにもう一度活躍をしてもらいたくて。で、ここでは動かないことにしました。ちょっとは、自分で動け!

ポールとの再会は、できるだけあっさり書きました。ここでたくさん描写しなくてもこの二人がそれほど好きあっているならかってにベタベタするのは誰でも想像できますし。というわけで、誰がヒーローなのかよくわからない出番の長さになっていますが、わざわざこうしちゃいました。その短い描写でも感激していただけて嬉しかったです。

ジョセフが早く立ち直ってくれることを祈っています。ジュネーヴには綾乃がいて、某オッドアイの高貴な方や、某CERNで働くもとウィーンにいられた方と絡むみたいですよ。そっちが本編らしいです。楽しみですよね。

最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
2015.03.07 11:02 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
いやあ~、たのしかったです。
キャスト3人はそれどころじゃなかったかも知れないけど、なんだかラブワゴンを見ているような、リアル感があってハラハラ。
そうか、美穂はそう言う決断を出したのですね。
でもこれもジョセフの粋な計らいがあったからで、すべてがこの結果を招いたのかも。

途中で美穂は本当にどちらも選ばずに日本に帰っちゃうのかとガッカリしました。
なんだか勝負をここで降りてしまうような寂しさが・・・。
ジョセフはとても素敵な紳士だけど、すんなり彼と幸せになれるような美穂でもないなと感じました。
なんだ、じゃあやっぱりポールしかいない(いやポールごめんw)。
この結末はやはり、こうあるべきだったような気もします。

本当にリアル告白を見ているようで楽しい企画でした。
これぞブログ小説コラボの醍醐味ですね。
夕さんはじめ、この物語に関わった皆さん、お疲れ様でした。
美穂、末永くお幸せにね^^
2015.03.07 12:47 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんにちは。

自業自得とは言え、書いている本人は疲労困憊しました(笑)
自分で全て構想を立てられる小説とは全然違って、縛りが多かったですからね。

誰も選べない「三方一両損」も考えたんですが、それで「最終回」だと言っても絶対に終わらないと思って。
また別のアプローチを書かれちゃったら終わりですから。
だから、何があってもどちらかを選ばねば、と思っていました。

美穂の超後ろ向きな動き+ポールの動かない頑固さにまかせたら、この恋は100%実らなかったんですが、それでは作者の私としては都合が悪いので、どんなに後ろ向きな人間でも行かざるを得ないところに追い込みました。でも、キャシーはどちらかというと反作用だから頼りにならない。やっぱり「立っているキャラは恋敵でも使え 第二弾」をするしかなくって。よくTOM-Fさん、許してくださったな……。

ジョセフとくっつけるという選択肢の場合、美穂には「ポールは他の人ともう幸せになっている」という事実が必要だったのですよ。ジョゼフと幸せになった後に、ポールが「この失恋で、全てを失い自暴自棄になって……」みたいなことを知ったら、もうだめでしょう。だから、ポールがあの勝負に出た時点で、ジョセフとくっつけるのはかなり難易度が高くなったのです。頑張ってシミュレートしましたが、ダメでした。

そんなこんなで、これしかなかったかなと思っています。

scriviamo!も、皆さんの投げる球がどんどん容赦なくなってきているので、大変だけれどやり甲斐もあります。この小説も、なんとか完結に持ち込めてよかったと思っています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。そして、美穂へのお言葉、感謝です。

コメントありがとうございました。
2015.03.07 15:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
>「ぐらっときたほうに美穂をあげます」
なんて悪女みたいなセリフ
私もこんなセリフを言ってみたいものです
…ものですがモテ女もどうやら大変そうなので止めておきますです

ジョセフさんも格好良かったですが
他(の物語)でも活躍しているジョセフさんと
文字通り美穂さんのために生まれてきたポールさんとの差が
勝敗の決め手となったのかなと思いました
ポールさんは美穂さんがいないと大変そうですもん

お店のさらなる発展を願って!
2015.03.08 02:12 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ええ、私はどうやら悪女の器じゃないみたいです。
小心者は小心者らしくすることにします。とほほ。

ポール・ブリッツさんも、あの通行人Aのどこにこんなキャラを見たんだか。
それに、何度考えても、美穂っていないと困るほどのいい女じゃないんだけれど、まあいいか。
モテちゃったものはモテちゃいましたからね。

ええ、あの二人は頑張って働くことでしょう。
そうしないと許さん。こんなに皆さんをヤキモキさせたんだし。

コメントありがとうございました。
2015.03.08 18:36 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さんはきちんと決着をつけられましたね。最終回、って断言しておられたから「どっちでもないよ」って話にはならないんだろうなと思ったけれど、こうしてすっぱりと決着をつけて下さるのはさすがだなぁと思いました。
しかも……そうなんですよ、やっぱりポールですよね。夕さんのあとがきのシュミレーションに私もものすごく納得しました。いや、きっと私が書いても(書けないけれど)そういうパターンを考えて、やっぱりこれがしっくりくるよな~ってなったと思うのです。
最近ミステリーばかり読んだり書いたりしていたから、「どんでん返し」がなくちゃダメみたいになりかかっていた自分にはっとしました。そうそう、物語って王道がいちばんといいます。みんなが納得するラストがいいんですよ。奇をてらっても、何も残らない。このラストにはみんなが納得です(^^) それにこの二人だと「いつまでも幸せに暮らしました」ってわけにはいかないだろうから(リアルに波乱万丈)、それも納得の部分ですよね。
ジョゼフはいい男過ぎたんですね。それも分かります。いい男はね~、くっつけにくいんですよね~(遠い目)
ジョゼフと綾乃はどうなのよ、なんて思ったりもしているのですけれど、綾乃はまだあの煮え切らない幼馴染を想ってたりはするのかしら。いや、彼は詩織(あ、同じ名前なんだ……とふと思いだす)がいいと思うので、ジョゼフにも幸せを~~(とTOM-Fさんに向かって叫んでみる)。
何はともあれ、夕さん、ポールさん、TOM-Fさん三つ巴の素晴らしい作品集、楽しく拝読させていただきました。
私が一番笑ったのは……ポールさんのコメント。「試合に勝って勝負に負けた」っての・・・・・
2015.03.10 17:33 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

いやぁ〜。決着つけずにまた一年泥沼って、キツいでしょう。
私は大した事ないですけれど、お二人とも、もう嫌でしょうし。
「お氣の毒だな〜」と思いつつ「でもやっぱり両方とも書いて」のプレッシャーをかけるのも、もっと嫌(笑)
でも、こんな経験滅多にないんで、私は楽しんじゃいましたけれどね。

「どんでん返し」ってキャシーとか? それとも、鳥打ち帽のおじいさんとか?
(ごめんなさい、殴らないで!)

正直言って、ジョセフ登場が、もう一本前だったら、戦況はもう少し違ったかなとも思う私です。
「One in a Million」で、ポールのことを「百万人に一人」って書いちゃった舌の根も乾かぬうちに心変わりさせるのは結構キツかったんですよ。ジョセフの実力行使があれば、もっと近づけたんですけれどねぇ。もしくは、あと一年くらいチンタラしていれば、心の中でのジョセフの比重も増やせたかなあと思いつつ、どうしても今最終回にしたかった私の強引さが徒になりました。

というわけで、今、TOM-Fさんとジョセフへの贖罪作品を用意しはじめたんですが、なんか明後日の方向に暴走しはじめて、贖罪はどこへ行ったになりつつある……。

ジョセフと綾乃……。私もいいと思ったんですが、綾乃は遠隔ハーレムの人の方がいいみたいですし、それにちょっと年齢差が開きすぎているかなあ。ジョセフ的にはOKだと思いますが、綾乃はあの年代をそう簡単には恋愛対象にはできないかもなあ、なんて。

「ウィーンの森」のイズミも売約済みだし、あ、オッドアイのあの方……。う〜ん、難しいかな。
もっとも、現在、ジョセフは人気沸騰中ですから、きっと幸せは遠くないんじゃないかと思います。
そして、うちの新ヒロインはもっと凹むはず(笑)

> 私が一番笑ったのは……ポールさんのコメント。「試合に勝って勝負に負けた」っての・・・・・

彩洋さんったら……(笑)私はここではノーコメントにしておこう。
(最終回を、ああ書いておいて、何を言う……)

コメントありがとうございました。
2015.03.10 20:09 | URL | #9yMhI49k [edit]

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