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Posted by 八少女 夕

【小説】ファインダーの向こうに(1)ロングビーチの写真家

中編小説「ファインダーの向こうに」の連載開始です。3月から存在をちらつかせていたのですが、予定が大きく狂ってお目見えが9月になってしまいました。びっくり。

そう、これは例の「マンハッタンの日本人」シリーズと同じニューヨークが舞台の話です。でも、「マンハッタンの日本人」のストーリーとは、全く関係ありません。あちらを読んだ事のない方、読む必要はありません。読んだ事のある方は、別の楽しみ方ができるかも。今回、あっちでおなじみのあの人が登場します。


「ファインダーの向こうに」を読むこのブログではじめからまとめて読む
あらすじと登場人物




ファインダーの向こうに
(1)ロングビーチの写真家


 ジョルジア・カペッリは《アルファ・フォト・プレス》に使わせてもらっている暗室で、作業をしていた。自宅に完全暗室を用意するとなると、スペースでも設備面でも限界がある。会社の専属フォトグラファーとして、ここを自由に使わせるにあたって社長がジョルジアに出した条件はたったひとつだった。ここを使う時には、できる限り会社にも顔を出すこと。

 彼女は、人付き合いが苦手で、黙っていると二ヶ月も会社に来ない。この暗室を使いはじめてからは、渋々だが三回に一度は編集室にやってきて、担当編集者であるベンジャミン・ハドソンとわずかに言葉を交わしてから帰っていく。彼女は、打ち合わせよりも、写真を撮り、納得がいくまで時間をかけて現像することを好んだ。

 以前は、彼女を特別扱いしていると批判的な編集者や他の専属写真家もいたが、決められた撮影には期待以上の成果を出す上、四ヶ月ほど前に出版した最新の写真集『太陽の子供たち』の売り上げが伸びているので、彼女は雑音に悩まされることがなくなっている。

 現像液のバットに慣れた手つきで落とした印画紙を、トングで持ち上げ表を上に向けた。バットの縁を揺らして穏やかに波だたせ、液が緩やかに循環するのを見つめる。次第に赤ん坊の笑顔が浮かび上がる。ほっとした。あの輝きを撮れていたんだ。

 ロングアイランドのナッソー郡にあるとはいえ、クイーンズとの境界のすぐ側の海岸を臨む好立地に、大衆食堂《Sunrise Diner》はある。新鮮なシーフードが美味しいので、ジョルジアが好んで行く店だ。二ヶ月ほど前に撮影旅行から戻ったら、しばらく改装のため休業していたのが新装開店していた。

 驚いたことに、以前よりも掃除が行き届き、明るくて居心地のいい店になっていた。そして、新しいスタッフがいた。
「キャシーっていいます。ここの新しいオーナーが持っていた別の店で働いていたことがあるんです。それで、ここの新装オープンから勤めることになりました」
彼女はハキハキとして氣が利いたので、ジョルジアはこの店にもっと足繁く通うことになった。最近、朝食はほとんどこの店でとっている。それから、もう一区画先にある《アルファ・フォト・プレス》に顔を出す。

 この日、《Sunrise Diner》に、いつものように朝食に行くと、キャシーが赤ん坊をあやしていた。
「あなたの赤ちゃんなの?」
「ええ。普段は仕事の間は義父母が看ていてくれるんですが、旅行に行っちゃったんです」

「女の子? 6ヶ月くらいかしら」
「ええ。よくわかりますね。アリシア=ミホっていうんです」
「ミホ?」
聞いたことのない名前だったので訊き返した。二人の肌の色から、アフリカかどこかの名前なのかと思った。

「友達の名前なんです。日本人なんですよ」

 赤ん坊は、ジョルジアを見てキャッキャと笑った。可愛くて、夢中でシャッターを切った。彼女がメインで使っているNIKONだ。

 キャシーは、我が子に対する愛情には溢れているものの、忙しい仕事の合間にあやすことがたびたびになると、時おり苛ついた様相も見せた。ジョルジアは、キャシーのいつもとは違う顔を観察した。

 そして、思いついたように、もう一つのカメラも向けた。ILFORD PAN Fのモノクロフィルムが入っている。そう、彼女の心をとらえているある写真を撮って以来、必ず携帯するようになったライカだ。

 会社には顔を出さずにすぐに暗室に向かった。カラーのフィルムよりも、モノクロームの出来が氣になった。ジョルジアが仕事で使うのはいつもカラーフィルムだった。写真集でもできるだけ明るく華やかな色で子供の笑顔の明るさを表現し続けてきた。だが、モノクロームの明暗の中に現れる世界は全く違う。光と影のコントラストが、そしてその中間の微妙な陰影が、これまで彼女が表現してこなかったものを映し出している。それは、客観的な子供の明るさではなく、それを観ているジョルジア自身の視線だ。

 顔を上げて光のささない壁を見た。普段からほとんど電灯をつけず、彼女以外が入ることもほとんどないこの部屋の一番奥に、一枚のモノクローム写真が貼ってある。秋の柔らかい光の中に佇む男性の横顔。

 ジョルジアは、意識を手元の作業に戻すと、後片付けを始めた。アリシア=ミホの写真のできばえには満足だった。ふと、何か大切な事を忘れていたように感じた。そして、11時30分を過ぎていることを知り慌てた。マンハッタンへ行かなくてはならないのだ。

 ニューヨークへ出てきているアレッサンドラとの昼食。近代美術館MoMAのエントランスの横にある「ザ・モダン」の「バー・ルーム」で12時に待ち合わせをした。完全に遅刻だ。
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Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。
いよいよ新連載開始ですね。

ジョルジアの人となりや、写真に対するスタンスとかこだわり、そういったのもが感じられる第一話でした。
ジョルジアの愛機は、NIKONとライカか~。しかもライカには、モノクロ超低感度フィルム装填とか……。うむう、さすがはプロフォトグラファーですね。使う機材がハンパじゃない。
そういえば八少女夕さん、写真を撮るのもお好きでしたね。モノクロ写真について語る部分、思わずうなってしまいました。
ジョルジアはライカで「ある写真」を撮ってから、作風を変えつつあるということでしょうか。それとも、仕事向きとプライベート向きの写真を撮り分けているのでしょうか。いずれにせよ、きっかけとなったらしい写真が、どういう状況で撮られ、どういう情景が写っているのか、すごく気になります。それと、モノクロ写真に託して語られている、ジョルジアが「子ども」に向けるまなざしの意味も……。

で、キャシー登場ですね。
今度はロングビーチのダイナーで働いているんですね。美穂やポールたちが残した店づくりのコンセプト、活かされているんですね。なんか、そういう繋がりが嬉しいです。
それにしても、ロングビーチかぁ。勝手な思い込みですが、シーブリーズが感じられる爽やかなお話の予感がします。

ジョルジア、待ち合わせには大遅刻確定ですね。どうなるんだろう。
次話、楽しみにお待ちします。
2015.09.02 11:55 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
そうかぁ、ジョルジアはフィルムカメラを扱うんですね。
これ、根性の入りようがデジタルとは全く違うと思います。なにしろコストが高い。撮った映像をその場で確認できない。そしてデジタルよりも不確定要素がとても多い。だから撮っている人の覚悟が違うような気がするんですよ。そして、映像の粒子がドットのような大きな物ではなくて、分子レベルなんですよね。
ニコンやライカは馴染みがありますが、フィルムの細かい設定などはサキには不明です。でもなんとなく伝わってくるマニアックな雰囲気にはまっています。
現像の様子など、今では経験しようにも経験できませんからね。
初っぱなからジョルジアのもつ雰囲気に圧倒されますけど、キャシーとアリシア=ミホ(ミホって・・・)との会話、あ!少しはコミュニケーション取ることもあるんだ。ジョルジアの人と接する態度、サキはとても好きです。
モノクローム、フィルム撮影ではどういうふうに作品を創り上げるのでしょう?
デジタルで撮影した物をモノクロに変換するのとは、全く違った物ができあがるんだろうなぁ。ジョルジアの作品の出来映えを想像しながら、貼ってあるモノクロ写真の男性を想像しながら、遅刻をしたジョルジアの様子を想像しながら、次を待ちます。
2015.09.02 14:07 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

もう、本当に「今ごろ」ですよ。すっかり遅くなってしまって、すみません!

写真に関しては、全然わかっていないので、ネットで調べて書きました。(そんなこと威張っていうな!)
とりあえずライカでILFORD PANFを使ってモノクロームを撮っているプロがいるところまでは裏付けできたんですが、機種がわからず、下手に書くよりはここまでにしておいた方がボロ(「それは不可能」というようなツッコミ待ち)が出ないかなと。写真に関しては、きっと大嘘を書いたらウルトラ詳しいTOM-Fさんがつっこんでくれるに違いないから、それから訂正すればいいやというとんでもない姿勢で書いています。なにとぞよろしくお願いします。

ジョルジアは、現在「作風」を変えつつあるのですね。この人、プライヴェートもへったくれもありません。仕事が趣味みたいな人です。
一応プロの写真家ですが、好きな写真だけ撮って食べられるほどの有名写真家ではないので、自分の作品の他に、会社から命じられた仕事(雑誌用の撮影や、素材写真の撮影など)をこなしつつ、次の写真集の写真を撮り貯めて、企画が上層部に通ったら出版してもらえるというような仕事をしています。で、これまではカラーで子供をモチーフにした写真を撮っていたのですね。

きっかけになった写真の状況ですか。
某Tさんの小説のあるシーン……。いや、まだいうまい(笑)そのうちに、はっきりと出てきます。ジョルジア視点ですけれど。

そして、キャシーです。そう、よく氣づいてくださいました。美穂の努力は、今ここで息づいているのですよ。

ケチオーナー、《Cherry & Cherry》を売っちゃったくせに、格安で売りに出ていたから《Sunrise Diner》を買ったみたいです。で、産後で仕事を探していたキャシーに声を掛けたんですね。

ロングビーチ、せっかくのビーチなのですが、ここではあまり海はでてきません。ただ、一度ジョルジアたちが生まれ育ったノースフォークの海が出てきます。ジョルジアの両親は、昔は漁師だったのです。

そして、大遅刻です。まあ、相手は妹ですから。(だったらいいのか? 笑)
次回も読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2015.09.02 21:27 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんです。今どきなのかもしれませんが、ジョルジアが撮ろうとしているのは「作品」なので、シャッタースピードや絞りの設定がウルトラ難しい超低感度のフィルムで高画質の写真を撮ろうとしているのですね。
でも、仕事の性質によってデジタルカメラや高感度フィルムでの撮影もします。どの状況でどんな撮影方法が適しているかを判断し、求められる写真を的確に提出するのも彼女の仕事なので、こだわるのは彼女の作品だけですね。

もっとも、私自身は、写真に関してはずぶの素人なので、あまり詳しくは書きません。これ以上書くと、ボロが出ますからね。
(もう出ている可能性もあり)

そして、そうなんです。ジョルジアは人付き合いが苦手ですが、人間嫌いではないんです。自分からはなかなか打ち解けませんが、キャシーのようにどんどん話しかけてくれる人とは、普通に仲良くできるのです。まあ、事情があって男性とはかなり距離を置いていますけれど。

暗室の奥に貼ってある写真(たぶん、ご想像通りの人物ですよ)、これが彼女の人生の転機のきっかけになります。この転機の事を今年いっぱいとなる連載期間にゆっくりと開示して行くことになります。のんびりとお付き合いだけると嬉しいです。来週は、遅刻して、華やかなマンハッタンへと向かいます。

また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2015.09.02 21:50 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
文字数的には短い第1話でしたが、ジョルジアの人柄や写真との向き合い方が、さらっと適確に描かれていますよね。
人と関わるのが得意ではないけど、決して人間嫌いではないという面も、興味深い女性です。
本当に写真に真摯に向き合ってるんですねえ。
ああ、暗室で、焼き付けの印画紙に画像が浮かび上がる瞬間、ドキドキするんですよね。
学生時代に何時間も暗室に籠った日々を思い出しました。
私もアナログのモノクロが好きです。純粋に、自分の力量が試される写真でもありますから。
ジョルジアが暗室で見つめる写真は、誰のものなのでしょうね。

そして、キャシーだ^^
そうかあ、赤ちゃんがもう6か月。ミホの名前をもらったんですね。
こういうエピソードを入れるのがニクイ。
ジョルジアは子供、大好きなんですね、きっと。
まだ彼女のコンプレックスに触れる部分は見えてこないけど、次回あたり・・・かな?
また楽しみにまっていますね。
2015.09.03 14:28 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

第一話って、とても大切なんだと思うのですよ。
ここの印象が、全体を決めてしまうように思うから。
でも、「全部まとめて説明します!」みたいなのも、違うだろうなと思って、いつもどこまで開示するか悩みますね。

そうなんです。ジョルジアは人付き合いが苦手だけれど、人間嫌いではなくて、むしろ人間に興味のあるタイプなのです。でも、それがストレートに出せなくなっている困ったちゃん状態に陥っています。
キャシーみたいなあっけらかんとしたタイプなら、ごく普通に打ち解けられるのですね。まあ、親友というほどになるには難しいですけれど。

そして、暗室での作業ですけれど「ドキドキするらしいですね」と人ごとのようにしか言えない私です。
一度もやった事がないだけでなく、この小説を書き出すまで、暗室作業というのはテレビドラマのように赤い部屋でやるものだと思い込んでいました。無知は恥ずかしい! limeさんは、経験者なのですね。変な事を書いていたらビシバシ指摘してくださいませ。


ジョルジアが暗室に貼って、ときどきぼーっと眺めている写真が誰のものなのかが出てくるのは、もう少し先ですね。
おそらく、予想通りの人物ですよ。

キャシー登場。あれからそろそろ一年くらいは経っているという設定です。
ボブの両親の近くのロングビーチに引越してきて、出産後わりと早くに職場復帰(?)しています。
赤ん坊の名前、遊んじゃいました。
アリシアは、「マンハッタンの日本人」のイメージでいろいろと使わせてもらった「You don't know my name」を歌ったアリシア・キースへのトリビュートで、ついでにミホです(笑)たぶんミホだけだとボブが文句いうだろうし(笑)

ジョルジアは子供が好きです。扱いも結構上手いです。純粋に好きという部分と、大人と上手くいかないのでよけい子供の方に意識がいくようになったというのと両方ですね。コンプレックスの話は次話には出てくるのですが、前後編に分けたので再来週ですね。

また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2015.09.03 17:43 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
仕事に夢中になっていると、人付き合いがおろそかになってしまうこともありますよね。
ジョルジアは仕事人という印象を受けます。
これから彼女の色々な出来事についていけるのかと思うとワクワクします。
さあ、遅刻したツケをどう負わされるのかな。
2015.09.04 12:45 | URL | #- [edit]
says...
確かに最近はデジカメが主流ですからね。
ライカのカメラなどは珍しいですね。
それもまた一興。なのでしょうが。
だからこその、カメラ。
その視点はとても面白いですね。
2015.09.04 12:45 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ほんとうに仕事人かもしれませんね。仕事が好きというよりも撮る事が好きで、それを仕事にしてしまったのだけれど、いつもそれが一緒くたになっているような? 人付き合いが下手なので、他にやる事もないのかもしれないですね。それに夢中になると、他の事を忘れちゃうのかも。それで遅刻しているし。

今回は、そんなに長くない話です。年内いっぱいの連載ですけれど、その次の連載が全然かけていないので、長編はしばらくお休みになっちゃうかも!

で、次回は、遅刻したところからですが、まあ、妹ですからねぇ(笑)
(あ、よいこの皆さん、遅刻はよくないよ!)

コメントありがとうございました。

2015.09.04 19:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

私たちのような素人が撮るのと、写真家が作品として撮る写真って、全く違うものだと思うんですよ。
今はカメラの技術がすごい事になっていて、構えてボタンを押せば、そこそこの写真が撮れるのですが、そういうお任せではなくて、全てを自分で決めて一瞬に賭ける、みたいなのがプロなんじゃないかなと、勝手に思っています。

といっても、この話にはあまり技術の話は出てきません。
本来写真家でなくてもよかったのです。もうちょっと広範なテーマを表すための具体的なモチーフとして写真を選んだのですけれど、それが通じるといいなと思っています。

コメントありがとうございました。
2015.09.04 19:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
確定申告、お疲れ様です~! 最近私はすっかり勤め人になっているので、もうあまりすることは無くなりましたが、若いころは結構自力でやっていて、本当に大変でした。あれって、作為があって(もちろん、多めに税金を取るために)わざと分かりにくくしてあるんじゃないかと思うくらい。
お疲れが出ませんように……

登場人物紹介のところで出遅れちゃったので、こちらにまとめてコメを書かせていただきますね。
こうやってキャラたちの名前が並ぶだけでもワクワクしますね! ちらりと見知った名前が「超脇役」であっても出てきていると嬉しいし。こういうスピンオフ的な物語の書き方、自分ではあまりしないのですけれど、結構読むのは好きかも。それにカメラマンのお話だと漠然と聞いていた時よりも、こうして登場人物の中身が語られると、あ、なんか想像よりもずっと絡みの多い素敵なお話、待ち遠しいな~と思えます。そうかぁ、兄妹も絡んで、とてもワクワクします。でも恋愛要素が絶対にあるという夕さんのお話、どこだろう……(*^_^*)

そして第1話。
いや~、フィルム。私はデジカメが出てからも結構長い間フィルムカメラで粘っていたのですが、結局高くつくようになってしまいましたものね。今でもNikonのアナログ、置いてありますが、使うことはないんだろうなぁ~
でも、私の先輩がカメラをしていて、時々仲間と個展をしておられるのですが、「フィルムカメラで撮った写真展」なんてのもやっていました。やはり本当に好きな人には、まだまだフィルムは生きているのですね。コダックのフィルムだと何となく黄色っぽい画面になったり、フジのフィルムだとブルーが綺麗なような気がしたり…・・(って、ロゴの色のイメージだけ?)
……そんなノスタルジックな世界を思い出させてくれる、素敵な第1話でした。

ジョルジアの造形も、ぐっときます。でも、ぐるぐるとすぱっとの間くらいの感じなのかな? どんな写真を撮って、どんな恋をして、どんな物語が進んでいくのか、楽しみにしています。
そっか、キャシーのその後がチラ見出来るってのは何だか嬉しいなぁ。
2015.09.04 20:21 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

確定申告、一番つらいところが、いま八合目くらいでしょうか。提出期限は9月末なんですけれど、実は休暇二週間、その後のテスト、日本からゲストと、本当にお尻に火がついているところではない状態です。もう、適当でいいやって感じ? はあ。

という話は置いておいて。
いつも思うんですけれど、「あらすじと登場人物」って、どこまで書いていいものかなあ。
ネタバレっていうのもありますけれど、それとは別に読者に「こう読め」と強要する部分もあるのかなあと思うんですよ。
ほら、人物の外見やポジション、それに場合によってはあらすじもわかっちゃいそうで。
知られたくないというのではなくて、「ちゃんと作品で伝えていなくてずるい」に近い想いですかねぇ。
でも、四ヶ月も連載するとなると、これがないと「……これだれだっけ?」と読者を困らせるかなあとも思ったりして。

この話は、そもそも「掌編」のはずだったんです!
それもscriviamo!後にすぐにTOM-Fさんとジョセフへのお詫びとして 発表するつもりでした。でも、遊びすぎて、伸びちゃったんです。というわけで、関連掌編っぽい色が濃いのに「ところでお詫びはどこへ行った?」状態なんです。

ところで、この話を書いていた頃は、TOM-Fさんがそこまで兄妹に萌えるとは知らなかったのです。「う。知っていたらもっと萌えられる兄妹ストーリーにすりゃよかった」ではあるんですが、若干は兄妹愛出てきます。って、彩洋さんに予告してもダメか(笑)

恋愛はあります。っつーか、ほぼ中心に据えています。でも、たぶん、彩洋さんの苦手な「恋愛だけ」の話ではなくて、いつもの大テーマの他に作品テーマがあります。それが読者にちゃんと伝わるといいなと思っています。エンターテーメント性は、いつものことで、他の方の作品に較べると悲しいくらいに少ないんですけれど、これに関しては、彩洋さんのようにたくさん読んでくださっている方は「わかってまっせ」だと思うから、いいや……。

以前のようにどこでもフィルムが買えるという事はなくなってきているんでしょうけれど、でも、未だにフィルムで撮る事にこだわっている方もあって、特殊なフィルムもまだ消えていないのが嬉しいですよね。私は、素人写真しか撮った事がなくて、だからリパーサルフィルムやモノクロームのフィルムの種類や使い方も全然わかっていないのです。ましてや現像なんてテレビドラマのイメージしかなくて、この作品を買う時にずいぶん無知を恥じました。
でも、コダックが黄色に強くて、フジは青に強いというのは、昔写真にもっと詳しい方から聞きましたから、たぶん実際にそうなんだと思います。こちらではフジはほとんど見ないなあ。最近はもちろんですけれど。ドイツのAGFAという赤い箱の会社が強いです。でも、赤に強いのかなあ? それはわからないです(笑)

あ、私もCanon EOS Kissずっと使っていません。せっかくの一眼レフなのに!

ジョルジアはそうですね。どちらかというとぐるぐる系なんですけれど、マイアや瑠水と違うのは、考え方も行動も、もう少し大人なんですね。ま、歳もずっと上ですし。設定では33歳です。でも、妄想している時に使っていた音楽がクラッシック界の「ぐるぐる」大御所のワーグナーですからね。そういう話です。(どういう話だ?)

キャシー、チョイ役ですが、終わりの方でもかなり重要な訳で出てきます。あ、綾乃もほんの一瞬の登場ですが、ウルトラ重要役(笑)
ご期待ください。

コメントありがとうございました。
2015.09.04 21:02 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
過去記事へのコメントすみません。
先日のPVで興味を持って読ませて頂きました。
ブロ友様との合作的な作品なのかなあ、とわたしはすっかり勘違いしていて
わたしが踏み入っていいものだろうかと思って躊躇していたのですが、
夕さんのオリジナルなのですね! これなら中途参加の自分も安心して読めますね^^

主人公はジョルジアという女性か〜
皆さんのコメントと夕さんのお返事を
読んで思ったのですが、確かにぐるぐる系とすぱっと形の中間というか、それも
彼女が「大人」だからなのでしょうか。
これからその大人な彼女の身の内なども語られていくのでしょうか。

暗室のシーンですが、学生時代授業でちょこっと現像した時のことを思い出しました。
そうそう、暗闇の中で波打つのがわかるんですよね、こう、トングで掴んだりして。
すっかり忘れていたことを夕さんの描写で一気に思い出してしまいました。

これからPVの展開とどうリンクし、繋がっていくのか、連載終了間近ということですが、ゆっくりこっそり楽しませて頂きたいと思います!
重ね重ね過去記事へのコメントすみませんでした〜><
2015.12.03 10:40 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

過去記事とお氣になさらないでください!
数年前の記事へのコメントだって、超ウェルカムなんですから。

もともと「マンハッタンの日本人」も合作ではなくてただの読み切りだったのです。
それが「scriviamo! 2014」で何故か遊んでもらったのが、今年になってからさらにすごいことになって……という謎の作品群になってしまったのでした。

でも、この「ファインダーの向こうに」は完全に独立した作品です。あっちは読まなくて問題なし。
それに、あっちで酷いこと(ヒロインが利用したあげくに振ってしまった)をしたTOM-Fさんとオリキャラのジョセフへのお詫び作品ではあるのですが、その要素はあっても独立した作品として読めるように書いてありますのでご安心くださいませ。

この作品は中編という位置づけで、そんなに長く引っ張りません。
話も、サクサク進むと言うか、全然進まないと言うか、要するに大したことは起きません。
小さなきっかけで、小さく動く、という感じですかね。
ジョルジアはコンプレックス&トラウマがあるのでぐすぐすするヒロインです。
でも、コンプレックスだのトラウマだのは、このストーリーの本質とは関係ないので、それは解決することはありません。
すぱっとはしないけれど、でも、年内には解決します。
軽い感じでお読みいただけると嬉しいです。

暗室作業ですけれど……実は私自身は知らないんです。
写真の現像とか焼き付けなんて、やったことありませんで、ヒヤヒヤしながら書いていたんですが、そんなに違和感なかったでしょうか。

というわけで、写真家の話なんですが、現像の話など尻尾の出そうな描写は極力少なくなっています(笑)

彼女が、自分の殻を脱ぎ捨てて変わっていく過程、お楽しみいただけたら嬉しいです。
あ、でも、本当にお時間のある時で。いつでもいいのです。

コメントありがとうございました。
2015.12.03 19:48 | URL | #9yMhI49k [edit]

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