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Posted by 八少女 夕

「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」座談会

既に完結した『森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架』。今さらですが、打ち上げを兼ねて登場人物たちの代表による座談会を開催してみました。

この回答には若干のネタバレも含まれています。大したネタバレではないですが。



「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」座談会


まずは自己紹介から、名前と立ち位置をお願いします。


「マックス・ティオフィロスです。主人公ってことになっています。サレア河の東にあるグランドロン王国出身でお金持ち専門の教師でした」
「ラウラ・ド・バギュ・グリです。サレア河の西に位置する王国ルーヴランの都、ルーヴの王宮で女官兼《学友》をしていました」
「余は、レオポルドII・フォン・グラウリンゲン。グランドロン国王だ。後半まで全然出てこなかったが」
ザ「ルーヴランの宰相だったイグナーツ・ザッカです。もとはセンヴリ王国出身の聖職者でしたが、志あって政治の道に入りました」
「ルーヴランの世襲王女マリア=フェリシア・ド・ストラスよ。絶世の美女なの。なぜあたしがヒロインじゃないのよ」
「あんたの性格が悪すぎるからでしょ。私はヴェロニカ。グランドロンの王都ヴェルドンで高級娼館を経営しているの。普段はマダム・ベフロアで通っているわ」
「何よ。グランドロン人のくせに、なんでルーヴラン風に名乗っているのよ。文化コンプレックスなんじゃないの」
ザ「殿下。みっともないので言い合いはおやめください」


いきなり険悪なムードが漂っていますが、本作について少しお話しください。


「ヨーロッパ中世をモデルにしたストーリーで、前半は僕が旅をしながら様々な民俗を見聞するスタイルだったね」
「そして、ラウラのパートでは貴族の風習や生活について語られていたな」
「はい。それに、ストーリー上必要となる二国間の情勢なども……」
「後半は、余の治めるグランドロンと、ライバル関係にある大国ルーヴランとの、政略結婚の話および政治的陰謀が軸になっていたな。(ザッカに)余はもっとそなたと政治的な駆け引きをするシーンが欲しかったんだが」
ザ「私は全くしたくありませんでしたがね。突然、ルーヴランにやってきたり、予測不能な行動ばかりなさる方ですな」
「でも、ザッカ殿。本当はグランドロン王国に仕えた方がよかったんじゃないですか?」
「どういう意味よ。私たちに仕えるのが不満とでも? グランドロンなんて、お洒落じゃないし、グルメじゃないし、つまんない国でしょ」
「(ラウラに)そなた、よくこんな女に十年以上も仕えたな」
「(否定せず)……」


大変だったことはなんですか。


「主人公マックスに問題解決能力がないんで、余が全部解決しなくちゃならなかったことだな。それに、せっかくグランドロンまで行って、いい嫁を見つけたと思ったのに……」
「あの時は、騙すことになってしまい申しわけありませんでした」
「君は悪くないよ。謝んなきゃいけないのは(ザッカと姫を見る)」
ザ「ルーヴランの財政を劇的に改善するためには、ああするほかはなかったのだ。他にもいろいろと試したが、できることには限りがあった」
「私は、もっと見せ場が欲しかったわ。舞踏会の衣装も、婚礼衣装も、結局ラウラが着ちゃったし。私が着た方がずっと綺麗だったのに」
「あんたね。敵役で出演していること、わかっていないわね。首が飛ばなかっただけ、感謝しなさいよ」
「なんですって。娼婦の分際でよくもそんな口がきけるわね。そっちこそクビをちょん切るわよ」
「君は、本当にヒドい目に遭ったよね。よく頑張ったと思う」
「いいえ。それに見合ういい思いもさせていただきましたし……」


続編準備中らしいですが、今後の抱負や希望などがありますか


「無事主役の座をもぎとったからな。ふさわしい活躍をしたいものだ」
「え? そうなんですか。じゃあ、僕はお役御免か。ラウラとのんびりしようかな」
「そうはいかん。そなた達も出ずっぱりだぞ」
「そうなんですか。今度も特に見せ場はないと思いますが、マイペースで頑張ります」
ザ「私もまだ死んでいないという設定ですので、前作で再登場を希望してくださった方のご期待に沿いたいものです」
「新キャラクターもいるんですかね?」
「ええ。グランドロンとルーヴランだけでなく、他の王国からも重要キャラが出演予定なの。もちろん私やヘルマン大尉も、前よりも活躍する予定よ」
「で、いつ発表されるんだ?」
「それが、まだ全然書いていないらしいので、未定です。忘れないうちに書くべきですよね。」
「できたら、また読んでくださいね」






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Comment

says...
いや、失礼。ちょっと受けちゃいましたよ。マックスの「主人公ってことになっています」でいきなりツボに嵌りました。しかもレオポルドの「主人公マックスに問題解決能力がないんで、余が全部解決しなくちゃならなかったことだな。」に対しては、マックスったらスルーしてるし^^; ま、レオポルドがちくりと「せっかくグランドロンまで行って、いい嫁を見つけたと思ったのに」とか愚痴っているのも楽しい。
うん、ザッカの活躍はみたいなぁ。いや、彼がグランドロンでレオポルドに仕えてたら、そりゃ結構美味しい話だけれど、なんかつまんないなぁ、やっぱり敵方だから萌える部分もあって。
KYっぷりを示す姫もまだまだ私のツボです。しかも座談会中にさりげなく、周囲構わずラブっぷりを発揮するラウラとマックスもいけてます。
次作はレオさんが主人公ですか! なんと嬉しいような、何が起こるのか怖いような……(*^_^*)
楽しい座談会、ありがとうございました!!
2015.10.10 09:59 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

ウケていただいて嬉しいです。
いや、マックス、さすがに「一応……主人公だったよね……」って自分でも自信がなくなりつつあるかも(笑)
レオポルドに嫌味攻撃されても、ねぇ、スルーするしかないじゃないですか、そのまんまだし。
で、勝手にラウラと二人の世界?つくっているし。

そうそう。ザッカって、レオポルドみたいな君主のもとでは、あまり彼らしさを発揮できないと思うんですよ。
ぼんくらなルーヴラン王とその家臣の中だからこそ、その手腕が引き立つみたいな。

で、マリア=フェリシアは、まだまだへこたれませんので、ルーヴラン宮廷の話もそれなりに書くことがあるかなと思っています。今度の話は、高校生の時にはなかったので、自由に作れますしね。

座談会、「Dum Spiro Spero」で味をしめたんですけれど、時々やろうかなと思っています。
読んだ方は楽しめて、まだ読んでない方は興味を持ってくださるといいななどと思っています。

コメントありがとうございました。
2015.10.10 16:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
続編がまた生まれるんですね^^
レオ様が主役で。これは楽しみです。

いやあ、この座談会、面白いです。
そういえばマックスって、主役だったんだなあ…と、しみじみしちゃいました(笑)
レオポルドって、前半は出てこなかったんですよね。それも失念していました。
濃いもんなあ~~、レオポルドw

このメンバーって、たいがいいがみ合ってる連中だから、座談会が無事に進行するわけがないんですが、これって面白いですね。

もう終わってしまった作品のメンバーの座談会・・・作者としてはとてもやってみたい。
でも、「だれ?」ってなってしまいそうなので、ちょっと迷ったりもしますね。

完結しました! とか言って、『RIKU』の座談会しようかな。
「終わるんかい!」って長谷川さんに怒鳴られるかな・・・汗
2015.10.11 03:10 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんにちは。

えへへ。そうなんです。結局書くことにしたんです。
「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」を書いていた時に、
「これ本筋と関係ないから捨てる」と結構諦めたエピソードや設定がありまして
それはそれでいいんですけれど、読んでくださった方からやはりそこを知りたい的な感想が多くて
だったら、続編という形をとってもいいかな〜、なんて。

で、そうなんですよ。レオポルド、チャプター2の後半でやっと登場なんですが
それより前から影の薄かった主人公をいきなり食っちゃったし。

そして、このメンバー、まともな座談会になりそうもないですよね。
でも、ラウラとマックスだけ話していても、つまらないことおびただしい(笑)
結局、脇キャラの濃さだけが浮き彫りになりました。

座談会、そりゃミステリーの途中ではできないでしょうけれど、
一シリーズとか、一シーズン(?)が終わった時点では、ありだと思いますよ。
美味しいのは、新作発表の直前で、前の作品を軽くおさらい、みたいな感じのをやると
前作を読んでない方が、新作を読んでくださったり、もしくは、前作に興味を持ってくださったりなんてこともありますからね。

もっともlimeさんのファンは、みんな全部読んでいるのがデフォルトかな……。

長谷川さん、座談会でも身も蓋もないことをおっしゃりそうです。
ちょっと、いや、かなり、読んでみたい(笑)

コメントありがとうございました。
2015.10.11 13:42 | URL | #9yMhI49k [edit]

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