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Posted by 八少女 夕

コインブラ、ポルトガル最初の首都で大学の街

ポルトガル発祥の地はギマレインスですが、最初の首都はコインブラです。これは1139年にスペインから独立を勝ち得た国王アフォンソ・エンリケスが、王国の首都をコインブラに定めたからです。

コインブラはポルトの南120㎞のところにあります。というわけで、ポルト旅行中のオプショナルツアーでちょいと足を伸ばしてきました。

以前も書いたことがあるのですが「リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、ブラガは祈る」というように、それぞれの都市の人たちの氣質を表す言葉があります。コインブラは大学の街として有名なのです。他の都市にも大学はあるのですが、大学が街の中心になっているのはコインブラだけのようです。

街の小高い丘を登っていくと、てっぺんにコインブラ大学の校舎があります。ただの大学ではなくて、ヨーロッパ最古の大学でユネスコ世界遺産にも登録されています。そのうちの一部は、観光客に公開されていて見学する事が出来ます。

コインブラ大学にて

こちらは実際に使われている講堂だそうで。アズレージョが美しい教室ですね。こんな所で学ぶんだ……と感心してしまいました。

コインブラ大学にて

セレモニーホールも豪華です。

コインブラ大学にて

この見学の要であり、圧巻なのはやはりジョアニナ図書館でしょう。内部の写真撮影は禁止だったので内部の様子をご覧になりたい方はこちらで。

そして、見逃してはならないのが、学生たちの服装です。お金持ちも、貧乏人も全く同じ物を着る伝統からこの黒いローブ姿なのですが、どこかで見たようだと思いませんか? そう、ハリー・ポッターっぽい。

コインブラ大学にて

「ハリー・ポッター」シリーズの作者J.K.ローリングはポルトに在住していた事があり、コインブラ大学は作品のモデルになった場所や事柄がたくさんあるそうです。

この制服もその一つですが、マントは1年ごとに巻いて短くしていくんだそうで、長く居ればいるほどマントが短いそう。それに、恋人が出来ると一部を裂くなどの伝統もあるそうで、確かに一部が裂かれたマントを着ている人もいました。ガイドは別れると縫うなんて言っていました。本当かな?
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Comment

says...
ほほう。成程。勉強になりますね。
特に最初の首都というのはとても勉強になり。
引いてはポルトガルの歴史の勉強にもつながりますね。
画像と併せてとても勉強になりました。
ありがとうございます。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
2016.04.10 01:30 | URL | #- [edit]
says...
おお~、ハリポタのローブだ!
ヨーロッパの学校では昔は皆こんなローブなんだと勘違いしてましたが(おバカ)このコインブラ大学がモデルなのですね。
う~ん、カッコいい。
そこならではの暗黙の了解とか伝統とかが、なんかいいですね。
憧れるけど、でも、日本人にはこのローブ、似合わないかな^^

2016.04.10 07:32 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
コインブラだ。こんなところだったのですね。大学の中の光景が絵になるって素敵だなぁ。
こんなふうに大学内が観光用に開放されているというのも歴史があるからなんですね。大学って一般に開放されているかというと、建物の外はともかく中に入るとなるとあれこれ抵抗もありますし、最近は色んな規制も多いし、怪しいやつ扱いされたら大変だし……でもこうこうして門戸が開かれていることは、学ぼうとする人のすそ野を広げたり、町の誇りにもなるってことなんですよね。

そうかぁ、分かれたら縫うのかぁ……ものすごくたくさん縫い目のある人がいたら、ビックリするね。
2016.04.10 13:32 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

ポルトガルって世界史を高校などで習った場合でも、大航海時代に一瞬出てきておしまいじゃないですか。
だから私もほとんど知らなかった事ばかり、通うようになってからいろいろと知っているのです。
それに私はものすごい地理音痴で、それが実際に行くことによってようやく頭の中に「ここか」と記憶されていく感じなのですね。
旅する度に少しずつ勉強しているなあと思います。

コメントありがとうございました。
2016.04.10 16:01 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そう、実はポルトにも時々似たような人たちが出没していますが、なんだろうと思っていたんですね。
ポルトの学校の制服は、スカートもローブももっと短いのですが、やはり黒で雰囲氣あります。
「黄金の枷」シリーズでドラガォンの使用人や23が黒と白ばかり着ているイメージは、この制服の白黒感からきていたりします。

ヨーロッパの大学では、卒業式などに例の帽子をかぶったりローブを着たりする事もありますが、一年中制服を着ているのはそんなにないと思います。

ちなみに日本人でもコインブラ大学に留学したらこれを毎日着なくちゃいけなくて、それはそれでけっこういい感じだと思います。

似合わないと言ったら、今でもヨーロッパの裁判所って判事がロココ時代みたいな巻き毛で白髪のカツラ(モーツァルトとかバッハみたいなの)をつけているんですが、たまにフランスのニュース番組などで白人じゃない判事がその姿で映るんですよ。「……これは似合わない。白人がサムライ風月代な髪型していたら、絶対に似合わないでしょうけれど、そういう風に合わない。日本ではロココ風カツラ姿は採用されないわけだ」と思いました。

コメントありがとうございました。
2016.04.10 16:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

世界最古(ヨーロッパ最古と言っていますけれど、現在のような形の大学はヨーロッパが期限だから世界最古でもいいと思うんです)の大学だから、残っているものも半端ないんだと思います。それに、下手に勝手に入り込まれるより、入場料(9ユーロでした)とって「入っていい所だけ、監視付きでちゃんと見学してもらう」方がいいんだと思います。ほら、世界遺産だったり、ハリー・ポッターゆかりだったりすると、ほっておいても観光客は入り込みたがるし……。

どうなんでしょうね。裂かれたままで、それがいっぱい増えていく(拓人タイプ?)のと、一々律儀に縫ってまた裂いてくれる人を待つのと……。私は律儀に縫っている男なんか嫌だな(笑)

コメントありがとうございました。
2016.04.10 16:22 | URL | #9yMhI49k [edit]

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