fc2ブログ

scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】 アヴェイロ、海の街

「大道芸人たち」を放置していますが、今週と来週も別件小説の発表です。すみません。
本日発表するのは、「黄金の枷・外伝」扱いにしてありますが、ブログのお友だちの間では「ポルト&ローマ陣営」で知られているコラボ作品の最新作です。山西左紀さんのところの「ポルトのミク&メイコ」と大海彩洋さんのところの「詩織&ロレンツォ&トト」と、うちの「黄金の枷」シリーズのキャラたちが交流しているのです。

そのうちの流れの一つが、左紀さんの所のミクとうちのジョゼの話なんですけれど、何だかよくわからないうちに、「ミクとジョゼをカップルに」的な流れになっていまして、人様のキャラ相手にこんなこと書いていいのかと首を傾げつつ、本日の展開になっている、とお考えください。急いで発表すべき大人の事情(笑)がありまして、急遽書き下ろしました。

うちのブログでは「黄金の枷・外伝カテゴリー」で追うと、「ポルト&ローマ陣営」の大体のことがわかるかと思います。ま、一つ前の「カフェの午後 - 彼は耳を傾ける」を読めばそれにほぼ情報は入っているかな。
サキさんの所ではこうやって追えば、わかるでしょうか。
ちなみに彩洋さんの所はこのカテゴリーかな? 今回の話にはからんでいないパートですが。



【参考】
小説・黄金の枷 外伝
「Infante 323 黄金の枷」Infante 323 黄金の枷



黄金の枷・外伝
アヴェイロ、海の街


 ずっと寒かったから心配していたけれど、その日は晴れ渡っていて正にドライブ日和だった。ジョゼが車を家の前に駐車して、呼び鈴を鳴らすと、ミクだけでなく祖母のメイコまで出てきた。

 メイコは口にこそ出さないが「子供が車に乗っていいのか」という顔をしていた。もちろんジョゼはもうれっきとした成人だし、自動車免許証をちゃんと取得している。もっとも、左側のバンパーがへこんでいるのを目ざとく見つけたメイコが十字を切るのを見て「安全運転するから大丈夫だって」と言い訳がましくつぶやいた。

 ミクは新しいブラウスを着ていた。それは若草色や水色、それに白などが鮮やかにプリントされたオーガンジーで、内側に着ている黄色いキャミソールと、日本人らしい彼女のわずかに黄味のある肌を引き立てていた。この前逢った時よりも少し髪の毛が伸びたみたいだ、ジョゼはちらりと横目で見て、あれ、今日はあのピンはしていないんだ、そう思った。

 長かった髪を切って以来、ミクはいつもあのトパーズのついた髪ピンをつけていた。キラキラして似合っていた。一度、落ちそうになっていたので指摘したら「ありがとう。これ、幸運のお守りなんだって」と言った。安いものには見えないから、誰かのプレゼントじゃないかと思ったけれど、どういうわけだか訊けなかった。訊かない方がいいと、どこかで思っていた。

 ミクの幸運を願う氣持ちは大いにあるけれど、ジョゼはそのピンを彼女がつけなくなったことにどこかホッとしていた。もっとも、今日はたまたま付けていないだけかもしれない。

「どこに連れて行ってくれるの?」
ミクは、車の窓を開けて風を入れた。

「うん。特にリクエストがなければ、アヴェイロはどうかな」
「どこ、それ?」

 ミクは、ティーンエイジャーの時にこの国にやってくるまではずっと日本にいた上、その後も留学やなんかで忙しかったから、この国の地理にそんなには詳しくない。そりゃ、リスボンやコインブラがどこにあるくらいは知っているだろうけれど。

「南に一時間弱走ったところだよ。運河の街だからポルトガルのヴェニスって呼ばれているんだ」
「へえ。面白そう。じゃあ、そこに行きましょう」

 ミクは、鼻歌を歌いながら運転するジョゼに顔を向けた。免許を取ったのはもう一年くらい前だと言っていたけれど、まだ一度も彼の運転している姿を見た事がなかった。彼女の滞在がいつも短くて、その度に逢っているものの車で遠出をする時間などあった試しがなかった。ポリープの手術の後の三ヶ月の療養期間は、歌手を目指し始めてから初めての長い休みだ。

 彼のハンドルさばきは鮮やかで安定していた。若者らしく少しスピードは超過しているが、無理な追い越しなどはしないし、ブレーキ操作もスムースだった。彼は、いつの間にこんな大人になったんだろう。ついこの間まで絵夢に甘えていた小学生だったくせに。

「なんだよ。あんまりカッコ良くて見とれている?」
ミクの視線を感じて顔を向け、おどけてジョゼは言った。

「よく言うわ。ちゃんと前見て運転してよ」
彼女は、一時間弱のドライブじゃ、短すぎるなと思ったけれど、死んでもそんなことは言ってあげないと心の中で呟いた。

* * *


 ポルトガル中部、アヴェイロ県の都でもあるアヴェイロは潟と運河で発展してきた海の町だ。現在は大西洋に面する重要な港湾都市として工業も盛んだが、街の中心部はかつての優美な姿を今に留めている。運河の前には美しいファサードの建物が並び、水の上には色とりどりに塗られたモリセイロと呼ばれる舟が浮かんでいる。かつては海藻や塩の運搬に使われていたこの舟も、今はヴェニスと同様に観光客用のアトラクションになっている。 

「でも、乗るだろ? せっかくここまで来たんだし」
ジョゼは、船着き場に向かう。二人で舟に乗るなんてロマンティックと思っていたら、なんのことはない十人以上の観光客が一緒に乗る舟だった。舟にはエンジンが取り付けてあって二人の船頭の役割は、方向転換とマイクによる観光ガイドだった。しかも英語だ。

 水の上は少し肌寒かったので、ジョゼは備え付けてあった毛布を広げてミクの膝にかけた。
「ありがとう。こんなに温度が変わるのね」
「そうだね。まだ春だから。いくらポリープは取れたといえ、風邪なんか引かない方がいいだろう?」

 アール・ヌーボーの美しい家々、塩づくりや漁業で財を成した人たちの豪邸、荒れる海との戦いを彷彿とさせるいくつもの海門、それに英国の王室にも納品しているという有名な塩田などを見学して舟は元の広場に戻ってきた。

「冷えちゃったから、コーヒーでも飲んでいこうぜ」
ジョゼは、船着き場からさほど遠くない一軒のカフェに入って行った。そのカフェは思ったよりも広いが、中は客がぎっしりと座っていた。ポルトガルに多い、対面のガラスケースにお菓子を所狭しと並べて販売している。

 二人が座ると、ウェイトレスが注文を取りに来た。
「大きなカップでコーヒーを二つと、それからオヴォシュ・モーレシュも二つ頼むよ」
ジョゼが注文した。

「オヴォシュ・モーレシュ?」
「ここの名産なんだ。ほら、きた」

 白い貝の形をした薄くてぱりっとした皮に黄身の甘いクリームが詰めてある菓子だった。
「あ、最中!」
ミクは懐かしそうに言った。

「モナカ?」
「そう、この皮にそっくりな日本のお菓子があるのよ。小豆で出来た餡を入れたり、アイスクリームを挟んだり。この黄色いクリームも日本で食べる黄身餡に似ているし、嬉しくなっちゃう。日本には大航海時代にポルトガルから伝わったお菓子や言葉が今でも残っているの」

「へえ。たとえば?」
「鶏卵素麺っていうお菓子はフィオス・デ・オヴォスのことだし、パン・デ・ローはカステラって名前になって、大人も子供もみんな食べるポピュラーなお菓子よ。それにコンフェイト(菓子)を語源にした金平糖という砂糖菓子もあるのよ。だからこちらで食べるお菓子は、あたしには懐かしいものが多いの。たとえ初めて食べるものでもね」

 ジョゼは、ミクをじっと見つめながら訊いた。
「日本が懐かしい?」

 ミクは答えるのに少し躊躇して言葉を選んでいた。ジョゼは、日本に帰りたいと言わないでくれたらいいなと思った。彼女はようやく口を開いた。
「懐かしくないと言ったら嘘になるけれど……」

 それから、笑顔を見せた。
「あたしね、故郷から遠く離れているんじゃなくて、あたしには二つの故郷があるって思うようにしているの。それに、今は日本よりこの国に大切な人がいるから」

「それって……」
メイコのことかな、それとも……。ジョゼが続きを訊こうとするのを無視して彼女は立ち上がり、対面ケースのところで、オヴォシュ・モーレシュの詰め合わせの箱を二つ買った。

 彼は肩をすくめてコーヒーを飲み干すと、会計をした。

 帰りに華やかな家々の並ぶ海岸沿いを通ってから、帰途についた。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。この三ヶ月間どのくらい彼女と会えるのかなあ。ジョゼは、今日もまた言えなかったじゃないかと思いながら、車を走らせていた。

「オヴォシュ・モーレシュ、メイコにお土産か?」
「ええ、一箱はね」
「じゃあ、もう一箱は?」

 ミクはいたずらっ子のように笑いながら、箱を開けて「こうして食べる用」と一つ取り出してかじった。
「え。一人で?」
ジョゼが不満顔で言うと、彼女は自分のかじった残りを冗談めかして彼の口元に持っていった。

 彼は、それをそのままひと口で食べてしまった。
「あ!」
ミクは目をみはった。間接キスしちゃった。

 ジョゼは、ミクが嫌がっていないのに氣をよくした。彼女の持っている箱から、もう一つ取り出すとひと口かじってから、ミクの口元に持っていった。そして、彼女がいつもよりずっと魅力的に微笑んでから、大きな口を開けてぱくっと食べてしまったのを確認した。彼は飛び上がりたい氣もちを抑えて真面目に運転した。

(初出:2016年6月 書き下ろし)

追記


オヴォシュ・モーレシュはこんなお菓子です。
オヴォシュ・モーレシュ
関連記事 (Category: 小説・黄金の枷 外伝)
  0 trackback
Category : 小説・黄金の枷 外伝
Tag : 小説 読み切り小説 コラボ

Comment

says...
出発前のメイコの反応は面白かったです。祖母である上に、親代わりでもありますからね。十字を切ったりして心配していますが、メイコは2人の成り行きを肯定的に見守っているのだと思います。
アヴェイロデート、素敵でした。こんな町もあるんですね。
ミクの格好も素敵だし、ちゃんとトパーズの髪ピンも外していますし、“あたし”だし、ジョゼを見る目も少し変化したようだし、ジョゼも少しは大人になったみたいだし。ミクは見かけは幼いですから、きっとお似合いのカップルに見えると思うんです。船の中で毛布をかけて並んで座っている様子や、カフェでオヴォシュ・モレーシュを食べている様子など、ちゃんとカップルになっていますよ。
ジョゼの質問に言葉を選んで答えるミクに余裕のようなものまで感じてしまいます。(年の功かな?)
ミク、スッと立ち上がってお土産を2つ買っていますが、これもミクの作戦?
そして、偉いぞジョゼ、ちゃんと会計を払ってますね。
ちょっとドキドキしながら、どうなるのかな?と緊張しながら読んでいきましたが、なんと間接キス?!まぁ、なんと純情な!と驚いてしまいました。ミク、アラサーといってもいい年齢のはずですから。
でもこの2人恋愛関係とは別のフィールドで付き合ってきましたから、今さらですが初期状態からやり直しているのかもしれませんね。
『間接キスしちゃった』とか思いながら、ミクがあっけらかんとしているのはそんな事情なんでしょう。ジョゼは真面目に喜んでいますけれど。

さて2人はまた少し接近しましたが、どうしようかなぁ。でもまず他の2つのお題に集中します。それからゆっくり考えさせていただきます。
ほんとうに素敵なデートでした。
書いていただいてありがとうございました。

2016.06.01 12:09 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
執筆、お疲れ様でした。

あ、ポルト陣営ですね。
ミクとジョゼ、すごくいい感じじゃないですか。
可愛いなぁ~、二人とも。
男の子って感じだったのが、車とか運転すると、急に大人な感じになっちゃうんですよね。
最近の絶食系男子はともかく、私たちの世代では、車を持つ=一人前の男=女の子をデートに連れていける、みたいな等式が成立していましたからね(年齢がバレる~)
ドライブに行って、美味しいものを食べて、船に乗ってっていう、デートもどきの帰りに、間接キスしちゃった~とか、もう、たまりません。友だちから恋人に変わろうとする時って、ほんとに楽しいですよね。
そんな一瞬のドキドキを楽しませていただきました。

それにしても、ポルトガルのお菓子って、ほんとうにいろいろと日本に入ってきてますよね。オヴォシュ・モレーシュも、美味しそうです。ほんとに、最中のオリジナルだったりして?
2016.06.01 15:33 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

おお〜、初デート合格でしょうか。
メイコは、ジョゼの運転に不安だと思いますよ(笑)

アヴェイロ、単独で滞在するなら一日もあれば十分ですけれど、ポルトからもコインブラからも近いので、ささっと行くといいかもしれませんね。海辺には、なぜかカラフルな別荘がいっぱい立っていることでも有名なんですよ。

「あたし」は最後に「そう言えば」と思い出して直したんです。トパーズのピンはお返ししちゃいましたものね。でも、ジョゼは詳しくは知らない模様。

ミクは歳上といっても日本人だし、そう簡単に自分から告白はしないと思うんですよ。
一方で、ヨーロッパには「告白して正式につき合う」という文化がないので、とにかく実力行使と雰囲氣でカップルになるしかないんですけれど、歳の差があるし、それよりも何よりも、左紀さんのところの大事なミクを押し倒す(?)わけにも行かないし、苦労しましたよ。生温いけれど、まあ、きっかけはこんなもんで。

あとはサキさんにおまかせします。ジョゼには何しても問題ないですから(笑)

とにもかくにもサキさんの書くご都合があるでしょうから急いで発表しましたが、続きの方はいつでも構わないのでごゆっくり!
楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2016.06.01 18:36 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんです。とにかく予告した所だけ進めてみました。あとはサキさんにおまかせです(笑)

日本(の一昔前)の男の子も、それにヨーロッパでも、やっぱりまずは免許とって、ですよね。
特にラテン系は車そのものが好きですし。

間接キスとか中学生みたいなまどろっこしいことをやっていますが、人様の女の子キャラって口説きにくいですよね。
「うう、どうしよう」と悩んだ末、こんなことに。
道理でポールもジョセフも、全然実力行使してこなかったはずだ、と妙に納得してしまいました(笑)
こうなったら歳下の男の子を、ミクにばっちり落としてもらいたいものです。

そして、ポルトガルのお菓子、本当にデジャ・ヴが多いんですよ。
最中としか言いようのないオヴォシュ・モレーシュの皮もですけれど、中のクリームが私にはどうやっても黄身餡。
たぶん、TOM-Fさんのお氣に召すはずです。一度はポルトガルへどうぞ!

コメントありがとうございました。
2016.06.01 18:44 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
おはようございます~^^
遅くなっちゃった。
昨日の朝、がっつり書き込んだんだけど、UPのボタンを押したら消えちゃったんです。
ちらほら、また不具合なのかしら、FC2.

そんなことより。ああ、久々のミクとジョゼのふたりが、かわいいなあ~。
これはもうデートって言ってもいいですよね。
まだ二人とも意思表示はしてないみたいだけど^^

間接キスって言う言葉がもう、初々しくてすてき!
なんかミクの「(≧∇≦)」って感じが伝わってきます。

そうか、もなかも金平糖も、由来はポルトガルだったのですね。
会話の中にさりげなく入れられるそんな情報も、やっぱり夕さんのセンスの良さを感じさせられます^^

またぜひ、2人に会わせてくださいね!
2016.06.03 23:07 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
ミクが日本人らしさがところどころにあるのが読んでいて魅力的でしたね。
日本の風潮というか、仕草とかも日本的というか。
夕さんの作品ではとても新鮮に感じるキャラクターで魅力的です(2度言ってしまった)。

海外では恋人とかカップルの定義はあいまいなんですかね?
まあ、日本でも曖昧な人は曖昧ですけど。
正式に付き合うとかそういう文化がないのかな?
・・・それも国々ですかね。

相変わらず、インターナショナルな小説ありがとうございます。
(´▽`*)
2016.06.04 06:39 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ああ、わざわざの二度目、ありがとうございます。
昨日は、あちこちで同じことが起こっていたみたいですね。
私もウゾさんの所、もう一度書きにいかなくちゃ。

この話、二重苦なんですよ。
もともとヨーロッパって「告白する→公然とカップルになる」という流れはないんです。
だから言葉で「好きです、つき合ってください」は変なんですよ。
とはいえ、よそさまの女性キャラに実力行使って難しいじゃないですか。
ミクはサキさんにとってとても大事なキャラですし。
しかも、ミクの方が6歳も歳上で、けっこう面倒くさいシチュエーション。難易度高過ぎです。
というわけで生温い間接キスで逃げてみました(笑)
もう、あとはサキさんにおまかせ!

そして、コンフェイトはただのお菓子のことなんですけれど、それが語源になっているのは間違いないみたいです。
南蛮時代の残った言葉ってけっこうおおいんですよね。
あのハリポタのローブも「カッパ」っていうんですよ。そう、雨合羽の合羽です。

次にミクとジョゼが登場するのは、おそらくサキさんの所ですね。
どうなるのか私も今から興味津々です。

コメントありがとうございました。
2016.06.04 18:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

そうなんですよ。
異文化交流的に意識して書くので、ジョゼがポルトガル、ミクが日本という感じで会話も選んでいたりします。

もともとミクは山西左紀さんの所のキャラクターなので、そのイメージを壊さないようにするのも氣を遣いますね。
それでも壊していると思いますけれど。

日本って「つきあっている」「つきあっていない」にこだわるじゃないですか。
「男から告白すべき」とか。
そういうのはないですね。
いつもデートする相手と、そのうちにそういう関係になるって感じでしょうか。
「一緒に住もう」とかはそりゃ口で言うでしょうし、相手は一人に決まっているでしょうけれど。

国の違いってありますよね。

コメントありがとうございました。
2016.06.04 18:45 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
本当は1回コメを書きに来て、無事に送信したつもりだったのに、なぜか消えちゃいまして。結構長々書いていたので、あまりのショックに引き返しちゃいました。ということで遅くなってすみませんでした!!
しかも、書いた内容も忘れちゃったのですが、なにしろ、書いて満足するとすぐ忘れちゃうという、記憶力の減退を感じます。

何てのはともかく。
ジョゼもミクも「好意」の部分に関してはお互いに十分承知しているんだろうけれど、お互いに特別な誰かになるってことには(いや今でも十分に特別なのだけれど)、少しハードルがあるんですね。そうそう、人種もあるし、相手が育ってきた環境の中では恋の成り行きがどうあるのが自然なのか分かっていないし、6つって、結構な年の差だと思うし。
でも、今のこのくらいの距離感、いいですね。
メイコのちょっと不安そうな感じ、わかるわぁ。うちのミクにこれはないわ、って感じかしら。でも、さすがにメイコは百戦錬磨? あれこれ乗り越えてきた波の数だけ寛容な見守りもしていただけているようで。

ミクの「一時間弱のドライブじゃ、短すぎるなと思ったけれど、死んでもそんなことは言ってあげない」ってのも、可愛いなぁと思うし、一方で、ミクも自分から告白ってわけにも行かないしできないし(風習以前に、ほんとにジョゼに自分でいいのかな、6つも上だしって遠慮は絶対にあるだろうし)、見た目のほのぼの以上に、実はちょっとハードルの高い恋愛なのかも、と思ったりして。でも、最後の間接キスしあいっこ、には参りました。まぁ、他人が心配することもでもないか!ってかんじで。サキさんの返しが楽しみになってきました。まさか、押し倒されたりは……ないね?
2016.06.05 11:37 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

(こっち時間の?)木曜日ですよね。
あの日、fc2全体でコメントみんな消えたみたいです。
私はあの日ウゾさん家しか書かなかったので、1回書き直しで済みましたけれど、本当にショックですよね。
乗り越えて二度目書きにいらしていただき、感謝です。

ショゼをキャラとして生み出した時にはまだ10歳だったので、こんな苦悩が待っているとは夢にも思わず。
こんなに歳の差をつけるんじゃなかった(笑)

歳の差もありますけれど、サキさんの設定だとミクって雲の上の人なんですよね。
若いのにもう国際的に認められていて、しかも、そっちの上の方の人から才能だけでなくて個人的にも愛される魅力もあって。
これからもどんどん昇って行きそうじゃないですか。

ジョゼは、うちの他のキャラたちと同じように、マイアやマヌエルレベルの「大衆埋没」タイプなんで、やはりそういう意味でもハードルが高いと思います。給料も、月に600ユーロくらいだろうと思うし。

だから、私の中ではミクは今は「心に決めた人がいる」とか言っていますけれど、将来的にはどうかなと思ったりしていて、あまりにっちもさっちもいかない状況に落とし込むのも氣が引けるんですよね。
だから、今後の展開は、サキさんにおまかせ。

サキさんがお書きになるなら、どっちがどっちを押し倒そうと、私としては問題ないです。
もっとも、先さんのチェックが入るから、そっちの大人の事情で、押し倒せないんじゃないですか(笑)

コメントありがとうございました。
2016.06.05 18:37 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:https://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/1276-d811f627