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Posted by 八少女 夕

ウィーン自然史博物館

まだまだ続くウィーン週末旅行の話。あ、でも、少しマニアックですので。(それはいつものことか)

ウィーン自然史博物館

私がウィーンを訪れるのはこれで四回目でしたが、それでも当然ながら行けていない所というのがあるのですよ。これが最後ではないと思うので、無理をせずに優先順位の高い所から一つひとつ見て回っています。

今回ようやく行けたのは、「ウィーン自然史博物館」です。目の前に「ウィーン美術史美術館」があって、ここにラファエロがあるので行く度に足を運んでいるのですが、そちらに時間がかかるため足が棒になって、いつもこちらは「また今度」になっていたのですね。

とくに前回は歳をとった母と一緒だったので、無理はさせられずここは諦めましたが、今回はもともと自然の好きな友人と一緒だったので、はじめから「ここには行きたい」と約束してありました。で、恐竜などがすごいだろうなとは思っていたのですが、期待を超えた凄さでした。ずーっと心が躍りっぱなしでした。

ここの素晴らしさは、かつての宮殿を利用した豪華な建物の中に3000万点を超える膨大な自然科学の収蔵品が収められていることです。皇帝のコレクションというのはこういうものかというスケールの品々に、さらに後々加えられた収蔵品の充実っぷりに、さすが世界有数の博物館と言われるだけのことはあると感服しました。

(実は、もっとも有名な「ヴィレンドルフのヴィーナス」を見逃してきちゃったのですが、これは次回のお楽しみということにします)

私は鉱物の類いが好きだったので、まずは鉱物のコーナーから見てきました。あるあるあるある。なんなんだこの豊富なコレクションは。世界のありとあらゆる石、半貴石、貴石がびっしりと並んでいます。宝石の展示ではないのでカットされたようなものは少ないですが、巨大なアメジストや石英の結晶、金塊などこりゃすごいお宝だろうと思うものも無造作に展示されていました。

バージェス頁岩

恐竜コーナーの手前で見つけてしまったのが、古生代約5億年前の生物の化石バージェス頁岩です。「なんでこんなものまであるの!」と狂喜乱舞。本物をスミソニアンに行かずに見られたなんて信じられませんよ。あ、バージェス頁岩について詳しく知りたい方は、NETでググるか、スティーヴン・J・グールド「ワンダフルライフ」を読んでくださいね。これ以上ここで語ると長くなってしまうので。

そして、もちろんそこからアンモナイトなどの化石もあって堪能しました。昆虫のコレクションも、巨大な恐竜コーナーもすごかったのですが、現生生物コーナーの、ステラーカイギュウの剥製にも度肝を抜かれました。ゾウより大きい! ステラーカイギュウは、残念なことに発見されてから30年も経たないうちに乱獲で絶滅してしまいました。来訪者を残らず驚愕させるこの剥製はもういない生き物の悲しい記録なのです。

この他にも絶滅したドードーなどの鳥類もありましたが、カカポの剥製もけっこうあって「お願い絶滅しないで!」と念を送って来ました。

ウィーン自然史博物館

そして、鳥類コーナーで私が必死に探しまわった剥製がありました。これだけあるなら、どこかに絶対あると思ったんですね。そう、私のアフリカ好きに拍車をかけたきっかけのひとつ、「マシアノケ」こと「ハマーコップ(シュモクドリ)」です。足を棒にして何度も探しましたが、「あれ、あんなところにいま流行のハシビロコウがいるぞ」と歩いていったその真上にいました。

このシュモクドリ、アフリカのバードパークで、生きているのも見たことがあるのです。でも、いつかは野生の姿を見てみたいなあと思っていたりします。

そんなこんなで、あれもこれも大興奮の感動の博物館でした。次回もきっと行くと思います。
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Comment

says...
鉱石や恐竜の化石があるのが良いですね~~。
(´▽`*)

私もそういうのにはロマンを馳せるほうですから、
楽しみですね~~。
みていてほっこりしました。
ありがとうございます。
('◇')ゞ

2016.08.13 05:36 | URL | #- [edit]
says...
テンション高くなってる感じが文章からも伝わってきました
都会の博物館は広すぎてなかなか全部見れないですよね
集めた皇帝はちゃんと全部見れたのかな…?
2016.08.13 06:39 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。
こういう展示は、ロマンがあふれまくりなんです。
王冠や豪華な家具みたいなものも、観ていて楽しいですが、なんでしょうね、ただの石っころに見えるものでもこれだけ集まるとすごいんですよ。

本当はじっくり観ようと思えば、たぶん10時間くらいいてもいいくらいたくさん展示品があったんですが、かなり駆け足で回ってきました。

蓮さんも機会があったらぜひ一度。

コメントありがとうございました。
2016.08.13 22:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

楽しくてワクワクしちゃいました。
ここに限らず、どこでもいろいろと観そびれてしまうんですが、好きな都市にはしつこく何度も行くタイプなので、「次の時に行けばいいか」って思います。

皇帝は、何をもっていたか、全ては知らなかったんじゃないかな。
かのシシィの夫だった皇帝フランツ・ヨーゼフ1世は朝五時から夜中までひたすらお仕事していたらしいです。
コレクション観ている時間なんてなかったでしょうね。

コメントありがとうございました。
2016.08.13 23:31 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
わ~い。博物館! 私も大好きです。旅行でどこかの町を訪れたら、もしそこに博物館があったらいの一番に行きます(*^_^*) あ、日本では、その地域の一の宮にまずご挨拶に伺いますけれど。博物館って、その地域の自然も分かるし歴史も分かるし、それに、何といってもこのバラエティ感がいいのですよね。そんなものまで置いてある?的な。だから何度行っても発見があって、飽きませんよね。分かります。何回も行っちゃうの。
ウィーンの自然史博物館、ものすごく昔に行った記憶があります。海外の博物館は充実していますよね。何でもある。特に鉱物コーナーと植物コーナーはわくわくします。そして剥製! そうそう、嵌まりますよね、剥製と骨格。
ハシビロコウ氏もおりましたか。剥製になってもハシビロコウ(伊勢谷友介にやっぱり似ている)。そういえば、うちの職場の近くに小さい動物園があって(でも鳥の方が多い)、ハシビロコウがいるらしい。なかなか行けないけど、行ってみようっと(上野動物園のツイッターによると、そこそこ動くらしいし)。
旅行記事はこの時期、わくわくを誘いますね。でも今年は休めるのかなぁ~(;_;)
また楽しい旅記事、楽しみにしています。
(2回ほどコメがぶっ飛んでしまってショックだったけど、立ち直って再挑戦)
2016.08.21 17:00 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

私は博物館よりは美術館を優先するんですけれど、ここは今までいかなかったのを後悔!
すごい博物館でした。
たぶん世界でも有数なんじゃないかなあ。彩洋さんもいらしたのですね。

ハシビロコウそのものは、とくに思い入れはなかったんですけれど、やっぱり目立ちますよね。
そして、まさかその上にいたとは。
シュモクドリとハシビロコウはちょっと遠い親戚みたいですね。
もっとも、日本でシュモクドリは流行らないだろうなあ。その方がいいけれど。

でも、彩洋さん、相変わらずなんて時間にコメントなさっていらっしゃるんですか。
どうかお布団へ直行してください!

そして、彩洋さんがゆっくりと旅でも楽しめるようになるといいなあ。

コメントありがとうございました。
2016.08.21 21:24 | URL | #9yMhI49k [edit]

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