scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【もの書きブログテーマ】描写と得意分野の話

今日は自作小説について語るんですが、どこに分類していいのか微妙なので、いちおう「もの書きブログテーマ」に入れてみました。

「もの書きブログテーマ(limeさん発案)」にしたので、よかったら皆さんもこのテーマで何か書いてみてくださいね。


ある日曜日の外食……

二次創作や漫画は別なんですけれど、オリジナル小説は、作者の関心の多い所に描写が偏るように思うんですよ。それはいい悪いではなく、そのままその人の味になるのだと、私は勝手に思っています。

例えば、私がよくお邪魔させていただくお友だちのブログでは、メカ系の描写がすごいところもあるし、女の子のファッションに目をみはるものの所もあります。音楽の専門知識が全体を見事に彩っているところもあるし、魔法の呪文の設定やそれをかけられた結果の描写が細かい所もありますし、きれいな男の子の繊細な美しさに描写が集中している所もあります。

これらはすべて私自身は苦手としている内容ばかりなので、よけい「すごいわ〜」と感心して印象に残るんですけれどね。

で、私は何が得意なのかなと見回してみると、目をみはるようなすごい描写って全く書けていないぞと愕然。こればかりは「今日からこれを得意にしてやっていきます」と宣言しても書けないのでしかたないんですけれどね。

アマチュアにしろプロにしろ、私小説に近い題材で華々しくデビューした方が、二作目でぱたりと書けなくなってしまうという話を聞きますけれど、それは「書きたいこと」はあっても、それに伴うリアルな肉付けが現実のことを書いた第一作に較べて書きにくくなるからじゃないかなと思うのです。

私は、レベルの話は棚上げにして、ずいぶんとたくさんの作品を書き散らしていますけれど、どれにも共通するディテールの書き方があるように思います。それはとても単純な法則で「知っていることは細かく書き、知らないことはあっさりと触れる」ということです。

という法則に照らすと、例えば上で出てきたような「女の子のファッションについて」などは、悲しくなるくらい描写が少なくなるのです。これは現代ものでもそうですし、中世ヨーロッパをモデルにした世界でも同じです。

とはいえ、全く触れないわけにはいかないこともあります。例えば「大道芸人たち Artistas callejeros」のヒロイン蝶子は「大道芸人のくせにおしゃれにうるさい面倒くさい女」という設定なので、洋服のことを書かないわけにはいかず、たま〜に触れています。でも、それほど必要でもない「夜のサーカス Circus Notte」のヒロインステラなどは、ファッションの描写がほとんどない、というような状態になります。だって、そんなのあの話では必要じゃないもの。(なんて開き直り)

さて、小説を書くからには細かい描写がないのはつまらなくなるので、何かしら普段自分の関心のあることでそこを埋めていくわけです。それが私の場合は、旅で目にする景色と、音楽と、それから食事のシーンということになるわけです。

普段の生活でも、自分のために買うものといったら、洋服や化粧品よりもキッチングッズの方がずっと多い私です。海外旅行に行っても、食べることばかり考えているように思います。きっと私はものすごい食いしん坊。(「きっと」じゃないよ、何を今さら……)

「十二ヶ月の野菜」シリーズは、もともとテーマが野菜だからいいとして、それ以外の小説でも本当に食べてばっかりです。「大道芸人たち」も、「樋水龍神縁起 Dum Spiro Spero」も、「夜のサーカス」も、「ニューヨークの異邦人たち」シリーズも、「バッカスからの招待状」シリーズも、「Infante 323 黄金の枷」も、それどころか、美味しいものなんかそんなになかったはずの「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」まで、何かあると食べるシーンばかりになってしまいます。

「ヒルシュベルガー教授」の出てくるシリーズなんて、食べる以外何があるのか……。

今、メインで書いている「郷愁の丘」にも食べるシーンが何回か出てきます。ジョルジアの手料理もでてくるんですよ。

たぶん、私が書いているものをたくさん読めば読むほど、私が普段何を食べているか全部バレてしまうような氣がします。

ちなみに「あのシーン、お腹が空きました」とおっしゃっていただくのは、飛び上がるほど嬉しい讃辞です。実際には視覚でも嗅覚でも、味覚でも訴えられないものを、文字だけで伝えられたら、作者冥利に尽きますものね。
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Category : もの書きブログテーマ

Comment

says...
確かに食べ物の描写は多いですよね
小説以外でもそういう話題は多いですし
やっぱり食いしん坊…

でも、全体をきちんと描写することに気を使ってるように感じますです
興味のある部分中心でダダッと書いているって感じはあまりしません
(どっちがいいとか悪いとかではないですが)

ファッションは私も描くとき一番調べる分野だけど調べても全然です><
2016.10.08 12:36 | URL | #- [edit]
says...
小説書いてるとどうしても似た描写ばかりになってしまいます。
もっと色々体験すればお話の幅も広がって、表現方法も増えるのだろうなって思います。
書いてるシーン(山の中とか廃屋とか)の場所に実際行ってみたいと思うことも多々あります。
でもそんな簡単に行けないので仕方なく記憶を手繰るか、ネットで写真やブログを見て想像を膨らませるくらいです(^_^;)んーでもいつか廃屋ツアーはしてみたいなぁ〜

言われて見ると確かに八少女さんは食事のイメージが強いです。
あと、自然の風景描写も綺麗だなって感じます!
登場人物と背景がちゃんと調和してるというか…登場人物が前に出てきてその他は影がうすいお話をよく見かけるのですが(それはそれで魅力ですが)、八少女さんのお話は綺麗に両方のバランスが取れていて風景自体も物語の一部として楽しめる気がします!
って私なんかが偉そうに言えることではないですがorz

書かれる人によってお話の色がそれぞれあって、きっと作者さんの雰囲気がそこにも出てきているのかなって思ってます♪ 小説って興味深いです(*´ェ`*)


2016.10.08 14:50 | URL | #- [edit]
says...
描写って、書き出すと止まらない、ある意味で麻薬のようなものですね。
私は助平なので、女の子の描写にやたらと無駄な力が入ってしまいます。そうなるともう、ストーリーなんてそっちのけ。やりすぎて、人間やめちゃいそうです(笑)

八少女夕さんの文章は、ストーリー展開と描写のバランスがいいと思います。さりげなく盛り込まれた描写も気が利いているし、気合の入った描写には凄みすら感じられるしで、感心することしきりです。
おっしゃるように、食事や風景や音楽に関する描写はとくに素敵です。「森の詩」に代表される「旅」に関する記述も、深みを感じさせられます。
食事シーンの描写は、料理だけでなく飲み物やスイーツまで幅広く、ほんとうにお腹が空いた~ってなることもあります(お昼休みに読ませていただくことが多いのでw)
女性のファッションについては得意じゃないとのことですが、とんでもない。洋装でも和装でも書くときにはきっちりと書かれていますよね。こないだのコラボで描写していただいたウチの子の和装なんて、素敵すぎてびびりましたよ。これから事前に相談しようかな(笑)
2016.10.08 16:19 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
>で、私は何が得意なのかなと見回してみると、目をみはるようなすごい描写って全く書けていないぞと愕然。

↑ひー、自分もこの記事読みながら一緒に愕然とさせていただきました。笑
ファッションも登場時のみだったり、食べ物も最近は「人外」ばかり書いているせいかほとんどなく……
でも、食事もファッションも必要になった時はなるべく世界観に寄せようとして選んでいる気がします。
和服や和食を調べる回数の方が最近は多いです^^

そういえば僕も夕さんの小説で既に何度か食べ物のシーンに出会っています。
食べ物、いいですよね!Wって言い方はおかしいかもですが……><;
例えば贈り物としての食べ物であったり、大事な会話シーンを構成する食事であったり、キャラクターやキャラクターの心理を書く上でも活用のし甲斐がありそうです!(あまり書いていない自分が言うのも説得力に欠けてますが……)
2016.10.08 16:48 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。
小説だけなら「これは技術」とか言ってまだ誤摩化せるかもしれませんが(無理無理)、それ以外の記事もああだから「こいつはただの食いしん坊だろう」とバレバレです。

本人としては、満遍なくきちんと書きたいんですけれど、どうやっても書けない分野というのもけっこうあるんですよね。
だから、地雷を踏みそうな所はできるだけ少なく。でも、踏んでます。

ダメ子さんの所ですごいなと思うのは、ファッションでもキャラによってちゃんと描き分けていらっしゃるんですよね。
特に女性陣は、「こういう人はこういうの着る、確かに!」って感じですごいなと思います。
小説と違って「苦手だから描かないようにしよう」というわけにはいかないから大変だと思います。

コメントありがとうございました。
2016.10.08 22:12 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ああ、そうですよ。
「この描写、別の作品で書いた」っていうの、あります。
それで「しまった、あっちで使わなきゃよかった」と後悔したり(笑)

そういえば、私は東京育ちで、しかもインドア派だったので、自然の描写などは昔はほとんどしていないのです。
こちらに移住してから、季節ごとにどうなるかとか、森の中って足元はどんな感じかとかわかってきました。

あと、昔の家なんかにいくと、窯はどうなっているかとか、一生懸命見てしまいます。

描写とストーリー運びって、バランスがとても難しいなと思うんですよね。
単に話を進めていくだけだと、筋書きと変わらないですし、かといって何の話をしていたのか追えなくなるほど延々と関係のないことを細かく書いていくのもダメだし、ましてやどんなキャラだったのか忘れられるのは論外だし、その辺の匙加減が大切かなあと思っています。でも、正解ってないような氣がします。いつも「これでいいのかな」と思っていたり。

みなさんのお話を読むと、本当に個性があって、それぞれ引き込まれます。学ぶこともたくさんありますが、自分の個性も大事ですよね。本当に興味深いです。

コメントありがとうございました。
2016.10.08 22:21 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

TOM-Fさんの書く女の子は、ちゃんと一人一人個性があってすごいなと思います。それにどの子にも愛情たっぷりですよね。その点も敵わないなと思いますが、ファッション用語にいたっては「この単語知らない」と思うこともしばしばで、「私、女やめようかな」ってまじめに思います。
でも、もっとどうにもならないのは、じつはメカ系の方かな。、甘くてかわいい女の子の描写の直後に、硬派なメカ描写がバランスよく書かれている所が、実はちょっと羨ましいです。

そういう苦手分野があって、どうしても埋められない部分を、白いままにしておくわけにはいかないので、自分が書けるもので埋めていくわけですが、それにしても食いしん坊すぎ……。TOM-Fさん、お昼休みによく読んでいらっしゃるのですね。

食いしん坊案件の他に、旅関係が多いのも、私の趣味が反映されていますよね。
とくにこちらに移住してからは、旅で目にするものにかなり参考になるものが多くて、趣味の旅を生かした描写なのか、描写の取材で旅しているのかよくわからない状態になりつつあります。どっちにしても楽しいからいいのか。

あ、そういえば洋装は本当に「さっぱり」ですが、和装は得意とまではいきませんが、昔仕事で関わったのと、洋装ほど変化しないので書きやすいかもしれません。
でも、彩花里のお着物を書くのは、七転八倒しましたよ。うちのキャラなら「なんか着ていればいい」なんですが、彩花里はかわいくて清楚でさらに板についていなくちゃいけないんですもの。原作者のTOM-Fさんのお氣に召したのは嬉しいな。

コメントありがとうございました。
2016.10.08 22:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あ、人外は食べませんよね。

でも、確かに食事もファッションも、自分が好きなものを書けばいいというわけではなく、その世界にマッチしていなくてはならないですよね。

私は、それでディテールが書けそうもない世界を舞台にした作品にはなかなか挑戦できないでいます。

そして、そうなんです。出てくる食事は同じでも、その小説と登場人物によって違う描写になるのって大切だと思います。
何をどう食べるかで、わざわざ説明しなくてもキャラクターの性格がにじみ出ますし、説明くさくならないで重要な情報を挟み込む会話もできますし。食事シーンもけっこう使いでがあるんですよね。

コメントありがとうございました。
2016.10.08 22:54 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
これは嬉しいブログテーマ!
ご提案ありがとうございます!(私もやろう~)

そして、ギクッと来ることがたくさんです( ̄ロ ̄lll)
私も常々思ってたんですよ。自分の書くものの偏りとか、広がりの無さとか。
これはズバリ、自分の興味のあるものが実は少なかったんじゃないかな、という絶望的なところに行っちゃいまして……。
(私の読んでたら、きれいな男の子にしか興味がないって思われるよなあ~(;_;))←まあ、否定が出来ないところもあるけど><。。

でも読む側としては、皆さんの得意分野にいつも驚かされて、そうなのか~と素直に感動できるから、悪い事ばかりではないですよね(笑)

夕さんは偏りがないところも含めて、書き方がプロっぽいんです。
どんなテーマや資材を指定されてもちゃんと作品にしてしまえるし、私からしたら、知識の幅が凄く広い。そして知らないことだって、まるで専門のように書いてしまうことができる。これは物書き最大の強みです。
食べ物の描写は、食にあまり興味の無い私には絶対に真似できないし、食がキャラの性格や生き方みたいなものを表すんだって、改めて気づいくことが出来たり。
本当に書く素材って、作者を反映してしまうんですよね……。

そういえば、小説を読んでいたら、作者の人物像ってなんとなく見えてきますよね。
書籍読んでいて、TVで初めてその作者を見ても、あまりイメージとのギャップが無いのはそのせいなんでしょうね。
いやあ~、これはヤバイ。
人間力磨かなきゃ・・・><

(このテーマ、また使わせていただきますね^^)←って、ここに半分くらいかいちゃったけどw
2016.10.09 00:47 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
そうですね。夕さんのおっしゃるとおり、確かに作者の関心の高いところに描写は偏りますね。サキの場合「シスカ」然り「254」然り、「新世界・・・」然り、ですね。メカメカになってしまって読んでくださる方の気持ちを萎えさせてしまっているかも・・・。
わかってはいるんですが表現しようという気持ちを抑えることが出来ません。
得意というわけではないんですが、大好きなんです。止められません。
サキの場合、実際的な経験がどうしても不足するんです。皆さんが普通に楽しんでおられることが、よくわかっていなことがあります(ファッションや恋愛なんかその最たる例です)。ですから架空世界へと逃避し、空想上の設定で辻褄を合わせようとして頭を悩ませてしまうのですが、これもまた楽しいことなんです(読んでくださる方の戸惑いは別として)。空想だけで世界を成立させることはいろんな困難はありますが、書き上がったときの満足感は格別です。自己満足なのはわかっているのですが、何度も読み返してしまうくらいです。客観的に評価できないんです。
それ故読んでくださる方が置いてけぼりになるんです。
そして、それは致命的な欠点だと思います。

夕さんの文章はその点バランス良く書けているんですよねぇ(えらそうにすみません)。文章をずっと書いてこられて、経験も積んでこられて基本がちゃんとできているんだと思います。引き出しが多いって言うんですか?努力して調査してらっしゃるんでしょうが、いろんな事がどんどん出てくる。それをちゃんと御自分の想像力で物語に合わせて変換しながら、分からないことには上手に触れないように。でも物語の本質を損なうことなく。きちんと伏線を張り、それを回収して。テーマもきちんと盛り込んで・・・。
ですから読んでいて臨場感や存在感がありますし、引き込まれるように読み進めていけるんだと考えています。面白いし、大きなパワーを感じます。
さらに、食べ物の描写、拘ってるなぁ・・・と、いつも思ってます。
だって、美味しそうなんだもん。
この描写をなんとか越えようと思っていつも頑張ってるんですけど。

> 私が書いているものをたくさん読めば読むほど、私が普段何を食べているか全部バレてしまうような氣がします

あ、確かにこれはヤバイ!サキの性質が出ないように気をつけないと・・・。
2016.10.09 15:04 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
皆さんの描写を拝読していると、アマチュアの人も本当にレベルが高くてすごいなぁと思うことしきりで、とても敵わないなぁと感心します。確かに皆さん、得意分野を持っておられて、力が入っているな!と思う部分では、その人しか書けない個性が出ているように思います。
でも、そういう特別な描写ではなくても、ちょっとした背景の描写などにも、上手さが光っている部分もいっぱいあって、一文一語、大事に書いていらっしゃるんだなぁと思うんですよね。

でも何よりも、描写と展開のバランスは難しいですね。私はそんなことが語れるほどには気を遣っていなくて(語る資格なし!)、独りよがりなのですけれど、プロの方の作品でも、ここの描写はしつこいなぁ、さっさと先が知りたいのよ、読み飛ばしちゃえ、みたいな部分が結構あったりして^^; まぁ、本になっていると、読み落としても振り返りやすいってのはあるかもしれません。
逆にブログのお友達の作品の方をちゃんと読んでいるかもしれないです。それはきっと、皆さんが得意な部分は読んでいて分かるし、面白いと思えるからなんだろうなぁ。
で、皆さんすごいなぁと思って、ちょっとへこんでしまう……私、描写とか書いていると、結構面倒くさいなぁ、さっさと進めたいのに、あ~もういや!って思うこともあるんですよね。

う~ん、自分の得意分野、あるかなぁ。あんまりないなぁ。自分の職業に関わる部分などは、嘘は書けないけれど(書かなくて済むだけかも)、あんまりしつこく書かないようにしています(それが題材とされている話ならともかく。でも、そんなの絶対に書きたくないな~)。それはきっと、書き始めたら文献みたいに説明くさくなってしまうからで、物語としてはバランスが悪くなるってのもあるように思います。
夕さんのおっしゃるとおり、新人がデビューするときって、自分の得意分野(よくあるのは職業がらみ)で書いて、皆が知らない裏事情などを書いて注目されるけれど、続かないってのがあるみたいですね。
バランスって難しいですね。でも、夕さんは作品によって描写と展開のバランスを上手く変えておられるような気がします。それはきっと、その作品の中で「ここが書きたい」ってのがはっきりされているからなんですよね。

食べ物のシーンは私も大好きなのですが、なかなか思うように行きません。池波先生の作品を読んで、思わず本を読むのをやめてネギを買いに走ってしまったことがありますが(ネギを焼いて味噌で食べているだけのシーンなのにあまりにも美味しそうで…)、そんな風に読んでくださった誰かが思ってくれたり、あるいは何かに興味を持ってくれたり、そんなのだったらうれしいですよね。
あ、得意じゃないけれど、好きな描写はあるなぁ~。面倒くさいと思わずに書けちゃうのは、格闘シーン。なんだか好き^^;(何でだ?)
2016.10.09 19:04 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

書いてから「カテゴリーなんにしよう」と悩み、結局これにしてしまいました。
けっこうみなさんも興味があるみたいですね。いろいろと書いてくださると私も参考になって嬉しいかも。

ええ〜。
limeさんの書かれるもの、とてもバランスいいと思いますが。
これが好きでこれを書きたいというジャンルを繰り返すのは、それが味であり個性でもあると思うんですよ。
もちろん毎回ほとんど同じだと、他のものを書く意味はないですけれど、limeさんの作品にはそういう意味での繰り返しはないし。

思うのは、「これには興味はないから書かない」というのは幅を狭めるかなってことです。
でも、その一方で、どうやっても書けないものもありますよね。
私の場合だと例えば現代の戦争ものを書けと言われても、全く手も足も出ないんですよ。
それから医療もの? 何となくそれっぽくするにも、あまりにも専門用語や背景を知らないものって書けないじゃないですか。

でも、本当にlimeさんもおっしゃるように、だからこそ、そういうべつの方の作品を読むと素直に「すごいなあ」と感心しつつ楽しんで読めるんですよね。

私の作品は、実を言うとあまり専門知識のいらないものばかりを選んで書いている傾向があります。
だから、多岐に渡っているように一見読めても、実は何の専門知識も書いていないなんてことが多くて、これはプロとしてはアウトなんだろうなと思いますけれど、こういう時だけ「アマチュアだもの」と開き直っています。

そんな中で、景色や食べ物の描写だけは、本当に自分の目で見て舌で味わって感じたものを書くことができるので、何かと登場させてしまうんですよね。
同じ料理の褒め方にもいろいろとあって、また、例えばたったひとつ残った「遠慮の塊」を躊躇なく食べられるのは誰で、食べたくても言い出せなかったのは誰とか設定することで、それでキャラクターの性格を表せるというのも便利かなあと思っています。そうです、そういうことやっていたりします。

そして、私は実生活であまり人の考えていることをすぐに悟ったりはしない鈍感なタイプなんですけれど、たくさんオリジナル小説を読ませていただいている方については、かなりその方がどういう方なのか、もしかすると何十年もリアルで知っている方よりも想像できてしまうように思います。普段何を考えていて、どういうことに感情が動く方なのかとか、イメージが湧きやすいのですよね。だからきっと私がどんなタイプの人間なのかも、きっとバレバレ……。

limeさんの記事も楽しみにしていますね。

コメントありがとうございました。
2016.10.09 21:06 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あ、サキさん、お久しぶりです。

「これこそ私の得意分野」という何かを持っていらっしゃるのは、かえって強みだと思いますよ。
メカって、「調べれば書けるだろう」と、もしちらっとでも思う人があったら言いたいですけれど、本当に好きでしかもたくさん知っていないと全く書けない分野ですもの。

空想世界を書く時って、描写のバランスってとても重要だと思うんですよ。
現実の世界なら例えば「渋谷から山手線に乗って新宿に行こうとしたのに氣がついたら池袋にいた」と書けばいいことを、渋谷も新宿も池袋も知らない人に説明しつつ乗り過ごしたことまで書かなくちゃいけませんよね。
ここで渋谷のことや池袋のことを何も描写しないとつまらなくなるし、反対に描写が多すぎると「乗り過ごした」ということだけが重要なのが伝わらなかったりします。そういう意味で、空想世界で描写と展開をバランスよく書くのって、大変なセンスが要求されるのですが、サキさんはこの辺りの感覚が抜群にいいといつも感心しています。

私の作品は、基本的にすでに他の方が知識として持っていることを土台に書くことが多いので、そういう難しさはあまりいらないんじゃないかなと思います。空想世界である「森の詩 Cantum Silvae - 貴婦人の十字架」ですら、わざわざモデルの国がわかるように書いて「ああ、これはあの国のああいうことね」という読者の「知っている」感覚にかなり頼ってしまっています。

食べ物は、ですね。
食べるのも好きですが、実は作っていく過程も好きなんです。
作っているうちに、どうやると同じ物が美味しくなったりまずくなったりするかがわかってきて、それが小説の描写でも時おりしつこい説明のかわりになってくれたりするので重宝しています。
それに、これも大半が読者の方の「知っている」感覚に頼っていますよね。

ちなみに、食べたことのないものを書くのはいつもドキドキします。
例えばつい先日書いた、「地衣類でできたパン」食べた事ないんです。
実際にはそんなに苦くないのかも。そうじゃないと、今どきそんなもの食べませんよね。

コメントありがとうございました。
2016.10.09 21:28 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよね。
みなさん、それぞれの作品を大切に、そしてとても上手に書いていらっしゃって、「ああ、こんな表現があるんだ」と感心すること、よくあります。

何だろう、「プロなら上手くて当然だもの」と昔は思っていましたが、実はアマチュアでもすごい文章を書かれる方っていっぱいいらっしゃるってわかり、とても刺激になります。まあ、マネはで来ませんが。
> でも、そういう特別な描写ではなくても、ちょっとした背景の描写などにも、上手さが光っている部分もいっぱいあって、一文一語、大事に書いていらっしゃるんだなぁと思うんですよね。

そして、あります。プロの作品で「ああ、ここはもういいよ」と思うこと。
ご本人にしたら「どうだ!」と思って書いていらっしゃるんだと思うんですが「あなたがこれに詳しいのはよくわかったけれど、おかげで私はストーリーを忘れかけているんだけれど」と秘かに思ってしまったり。

そして、彩洋さんの「もう面倒くさい、先進めたい」っていうのわかります(笑)
私は先にもう書きたいことを書いてしまっているので、面倒くさくてつまらないことは後に残るんですけれど「ここ面倒くさい。書きたくないから、もうこの小説、お蔵入りにしようかな」ってことがあります。

彩洋さんのおっしゃるように、ご自分の専門分野は両刃の剣ですよね。
知っているからこそ中途半端なことは書けなくなる一方で、読者にとって「そんなに細かいことを知ってどうなる」なことを書き綴るわけにもいかなくなるし。真剣に書けば書くほどハマることだと思います。

速くたくさん書けるということは、私は、実はあまり真剣に書いていないのかなと思いました。
一行ごとに真剣に悩むような題材は書かないように思いますもの。

食べるのは大好きで、味に感動したこともたくさんあるんですけれど、本当にネギを買いに走らせるほどの描写って、難しいですよね。まあ、文豪に対抗するつもりなのかって笑われますが。
でも、たとえ一瞬でも「う〜ん、これは美味しそうだ」と思ってもらえるだけでも嬉しいですね。

あ、格闘シーン、お好きなんですね。
私は、実はそれも苦手(書くのが)です。
そういうのを書けないと、次のステップに進めないなあと思うことがあります。
痛いの苦手じゃダメでしょ……orz

コメントありがとうございました。
2016.10.09 21:51 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さん、おはようございます(*Ü*)ノ"☀

確かに実体験のあるものの方がリアルな描写が出来ますね。
いくら資料を集めてかいたとしても実体験にまさるものはありません。
だから小説家や漫画家、ゲーム作る人もロケをしたりするみたいですね。
アイデアの引き出しもあるでしょうけど。

僕のブログ友達で剣道の小説をかいている人がいましてさすが剣道を学んでいるだけあって描写がリアルです。
何故それがわかるかといいますと僕も剣道してましたから(笑)
でも魔法の描写が上手ってすごいですね~。
実際、魔法が使えたのでしょうか('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )!!!

ちょっと前のヒーローとヒロインの記事が興味深いので読んでみます。
というのも奇遇で新連載のタイトルがヒーローとヒロインにしたからですね。
今、ぱっと関連記事に「主人公とヒーローとヒロインと」が目に入りました(笑)
2016.10.10 02:09 | URL | #- [edit]
says...
この頃出遅れていてすみません。
描写と得意分野の話ですね。自分的に旬です。

私の中では夕さんはオールラウンダーなんですよね。
なんにでも対応できる力の広さと深さと柔軟性をお持ちの作家さんだと思っています。
(根拠はリクエスト小説などのイベントへの対応など)

体操選手で言うならば、内村航平選手のような。
全てをこなす。種目別も漏らさない、みたいな。
柔道で言うなら全階級に出場してメダル取っちゃうみたいな。
銀座のパレードに見に行っちゃうよ~みたいな~^^
旬だー^^
なんかトピックずれですみません(><)
2016.10.10 04:46 | URL | #- [edit]
says...
私も医療系が多いかなあ。。。
まあ、医療の現場にいるので仕方ないのですけど。
医師は面白いですよ~~。久遠先生みたいな面白い先生もいるし、
もっと個性的な先生もいます。
そういうのは人物で勉強にさせてもらって、描かせてもらってます。
2016.10.10 11:53 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

描写って、もちろん実体験のあるものを中心にしていく方が説得力も安心感もあるんですが、やはりそれだけというわけにもいかず、いろいろと混ぜています。ネットがない時代は調べるのに大変な時間がかかりましたが、今はずいぶんと楽になりました。それでも、けっこう大変です。

剣道などもそうですが、伝統芸能、スポーツ、それに特殊なお仕事などは、やはり素人が書くのは難しくて、実際にやっていらっしゃる方の書くものは本当に説得力があるんですよね。

まあ、魔法は、実体験の方はあまりいないと思いたい(笑)
これも、アニメやゲームの影響は強いと思います。そういうものが好きな方の間では、かなり常識になっている部分がありますから、私のように知らない人間にはちょっとでが出ない部分ですね。

そして、そう、たらこさんのところで新作の題名を見て「おお」と思いました。
私の記事の方は、たらこさんの所のような正統派ではなくて「だめじゃん」な内容ですが、でも読んでいただけると嬉しいです。
ただの記事でも。

コメントありがとうございました。
2016.10.10 22:51 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

わたしこそ、コメントに伺いたいのに、ちょっとパニクっていて、もうちょっとかかりそうです、ごめんなさい。

オールラウンダーと過分なお言葉、嬉しいけれど恐縮です。
自分としては突出したものは書けなくて、それぞれに頑張っているけれど、う〜ん、という部分が大きいんですけれどね。
実は、ブログを始めるまでは「これは私の売りかも」と思っていたものも、ブログの親しいお友だちができてから「みんな全然敵わないぞ」と井の中の蛙を実感することになったという……orz

だから、なんか変なところで「これなら負けないぞ」が「速さ」と「何でも受けつける」の2つなんです。意味なし。

オリンピック選手みたいにそれぞれが超人的だといいんだけれど……。

凡人は凡人として、頑張ります。

コメントありがとうございました。
2016.10.10 22:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

もちろん、蓮さんの医療ものの描写は説得力がありますよね。
そして久遠先生のモデルは別の方なのですね?
蓮さんかな〜と思ったりも(笑)

コメントありがとうございました。
2016.10.10 23:05 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんにちは。
いよいよ日本出発前ということでお忙しそうですね。
大変興味深いテーマなので、少しだけ^^

こちらの記事を一読して夕さんってそのようにお感じになられていたのか!
とちょっと目から鱗です
言われてみれば確かに食べ物の描写、秀逸ですし本当においしそうなんだけれど、わたし自身はもっと別のところに着目していました。
それはきっと始めに読ませていただいた「樋水龍神縁起」の印象が強烈だった
からだと思うのですが、夕さんってきっと最初から「完成図」が見えていて、
その完成図のために必要な材料を探し出す、そんな書き方をされていらっしゃるように感じられていたので。
だから個々の描写の細かさというより、全体図の美しさっていうんですか、
そういうのに注力しているのかなって勝手に感じてました。
音楽で例えるとAメロ、Bメロがはっきり分かれたJ- POPじゃなくて
いつの間にかラストまで引っ張られる壮大なクラシックを聴いてるみたいな感じ。
他の方も仰られているように、登場人物と背景の均衡が非常に美しく取れていて、
「洗練されてる」ってこういうことなんだろうなっていつもうっとりさせられています。
2016.10.11 04:41 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

バタバタしていて、交流がとても疎かになっていること申しわけありません。
この状態が一ヶ月も続くのか!

そして、小説の書き方の話ですけれど、よく鉄道駅のたとえでお話ししていて、「新幹線の停まる駅から書いていき、次に特急の停まる駅、急行、そして各駅しか停まらない駅を最後に書く」って説明するんですけれど、別の説明では絵画の描き方でたとえると、一筆でサラサラッと書くんじゃなくて、メインなものから「ここにこれが来るでしょ」「そうするとこの間にはこういうのが入って」という具合にとりあえず配置していって「この間が単調だからお花を入れてみるか」とか「ここには食べ物の鉢を置くか」とかバランスを考えることは多いかもしれません。

だから、例えば大好物の描写だとしても、それがメインになるほど大きくはしないし、バランスを氣にしていることが多いかなと思います。

もっとも「樋水龍神縁起」はちょっと特殊で、全ての題材を厳密に計算して配置して書いたんですよ。
モチーフも全部「四神相応」になるようにこだわりました。どちらかというと写経するように、もしくは勤行するように書いたんです。
でも、あれ書いていて疲れちゃったんです。
「こんな大変なこと、もうしなくていいや」って。

というわけで、今はもう少し隙間を埋めるものについてはいい加減に書いています。
最終的にメインで伝えたいことが伝われば、細かい所は「ま、いっか」という感じです。
(なんていい加減な!)

だから過分なお褒めの言葉をいただいて、ドギマギしてしまいますよ。
たぶんcanariaさんの方がずっと緻密に正に絵画のように調和させた内容を書いていらっしゃると思いますよ。

コメントありがとうございました。
2016.10.11 20:28 | URL | #9yMhI49k [edit]

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