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Posted by 八少女 夕

【小説】麗しき人に美しき花を

今週は「十二ヶ月のアクセサリー」五月分を発表します。五月のテーマは「コサージュ」です。

子どもの頃「大人になったら、何になりたい?」と訊かれていつも答えていたのは「お花屋さん」でした。なぜ実際に花屋を目指さなかったかというと、子どもの頃の私はあかぎれとしもやけにひどく悩まされていて、水仕事というのは全く現実的な選択ではなかったからですね。

実際に大変なお仕事のようです。買う方が手にもつ花束はそんなに重くないですが、大量の花や、水の入った容器や鉢を動かすので腰を悪くしたり、朝がとても早かったり、たくさん勉強をしなくてはならなかったりと、「綺麗なお花に囲まれて幸せ」だけではないですよね。実際に携わっている方を尊敬します。今回は、そんな花屋を経営するちょっと変わった若いカップルの話です。


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麗しき人に美しき花を

 おお、来た。久しぶりにミウラ様が。加奈は顔がにやけないようにしつつ、上品な営業用笑顔をつくった。
「いらっしゃいませ」

 その三浦という名の男性客は、美形だ。ただの美形ではなく、本当に本人の肌なのか疑うほど瑞々しく皺ひとつない張りのある肌と、親か祖父母あたりが日本人ではないに違いないと思われる彫りの深い顔立ちをしている。そして自分の美貌の世間に与える効果をよくわかっているらしく、髪型から靴の先までいつも完璧に決めて登場するのだ。かつて「王子キャラ」を前面に打ち出していた歌手兼俳優がいるが、正にあのタイプ。ああ、麗しい。これこそ眼福だわ。これだけで今日の午後は幸せに過ごせそう。

「こんにちは。今日は、ご主人はいらっしゃらないのですか」
彼がいうご主人とは、加奈の同居人であると同時に、この『フラワー・スタジオ 華』の共同経営者でもある華田麗二のことだ。

「いますよ。奥でちょっと休憩中です。呼びましょうね」
「いえ。休憩は大切ですから。じゃあ、今日は奥様にお願いしましょう」
ミウラ様はどうやったら可能なのかさっぱりわからないが、どこにも皺を作らずに微笑んでみせた。その麗しさに、加奈は麗二よりもアレンジのセンスなどで信用されていないといわれたも同然の悲しみは忘れる事にした。

「あ、でも、彼の休憩、そろそろ終わりますよ。とにかくご希望をお伺いしましょうか」

 ミウラ様は微笑んだ。
「来週の日曜日にコサージュを作ってほしいんです。実は、ちょっとした祝い事のパーティを開く事になって、タキシードの胸元にコサージュを挿そうということになって。僕の分と、それから、とある女性の分の二点をこちらでお願いしようと思って」

 な、なに! 女性の分? まさか、その祝い事って結婚披露宴じゃないでしょうね。だとしたらショックだわ。動揺して、受注伝票を何枚も書き間違えてしまった。

「あれ。三浦さん、こんにちは」
後から麗二が出てきた。野太い声がどこかくぐもっているのは、何かを口に咥えているからだろう。ミウラ様の前でなんて接客態度! そう思って振り返ると、案の定、麗二は口に棒キャンディーを咥えている。

 名前から想像するのとは大違いの筋肉ムキムキ男で、『フラワー・スタジオ 華』の響きから想像する格調高さはみじんもない。ま、それでもミウラ様が麗二のことをお氣に入りのようだからいいんだけど。

「へえ。パーティ用コサージュね。えっと、つまり結婚披露宴ですか?」
わあ。そんなこと私の前で訊かないで! ショックに対する心の準備が。

「いいえ。違います。仕事上でのちょっとした受賞パーティなんです。ですから、べつに同僚と対にする必要はないです」
加奈は、それを耳にした途端に笑顔になり、麗二はそんな彼女の様子を見てため息をついた。

「お前な。顧客を妄想のオカズにするのはやめろよ」
上機嫌で三浦が帰って行った後、麗二は呆れた様子で言った。

「失礼ね! オカズだなんて。この私がミウラ様を穢すような事、するわけないでしょ!」
「でも、お前の同人誌のなんとかって作品のモデルなんだろ。ほんっと、あれだけはわかんないよ、男と男が絡んでいるのを想像して、何が面白いんだ」

「ちょっと! 私は腐女子でもなければ、オコゲでもないのよ! 単にミウラ様のように麗しい男性がステージ上でパフォーマンスするのを想像するのが楽しいだけで」
「でも、どうせ男しかでてこないんだろ」
「え。そりゃ、だって想像でも他の女性に盗られるのは嫌じゃない? でも、べつにハードな描写があるわけじゃないのよ」

 麗二はため息をつくと、陳列用のアレンジを作るために材料を作業台の上に並べつつ言った。
「あってたまるか。だいたいさ、なんか神格化しているみたいだけれど、あの人だって俺と同じに毎朝トイレにこもるだろうし、髭だって生えてくんだぞ」
「やめて! ミウラ様がトイレになんて行くわけないでしょ! 顎だって、脛だって、つるつるにきまっているのよ」

 そもそも、なんでトイレにこもるなんて話をしながら、薔薇やかすみ草をカットしてんのよ。だが、彼はそのあたりのことは、氣にもならないようだ。飴を咥えたままリラックスしながらどんどん手を動かしている。

「うへっ。すね毛をピッセットで抜く男なんてキモチ悪い」
「ピンセットで抜くわけないでしょ! 元からまったく生えてこないか、百歩譲っても、サロンで永久脱毛よ」

 麗二はおもいきり馬鹿にした顔をした。まあ、麗二とは無縁の世界よね。加奈は思った。彼の手元を見ると、ミウラ様が背負っていてもおかしくないような、紅薔薇とかすみ草の完璧なアレンジメントが出来上がっている。毎度の事ながら、言動と仕事のギャップがありすぎる。

 アレンジメントをショーウィンドウに置くと、麗二は先ほどの受注伝票を見ながら「う~ん」と言った。

「どうしたの?」
加奈も覗き込んだ。

「希望の花さ。こっちの三浦さん用のオーキッド系というのはいいんだけれどさ。女性の方はコサージュ向けじゃないんだよなあ。デルフィニウム、ストック、金魚草、スイトピーのような優しい花、野の花の雰囲氣かあ」

「え。でも、麗二、そういう花束はしょっちゅう作るじゃない」
「花束は問題ないけれど、コサージュだからさ。しかも主役だろ。水が下がってしおれたらクレームになるよ。よりにもよって水の下がりやすい花ばっかり」

「あ。そうだね。どうしようか」
「そうだなあ。希望を全部無視するわけにはいかないから、まあ、強い花を中心にして萎れても目立たないようにギュウギュウにして希望の花を入れるか」

 筋肉ムキムキ、すね毛ボーボーのワイルドな外見とは裏腹に、麗二の生花の知識と大胆なテクニックは、まさに花屋になるために生まれてきたと言っていいほどだった。子供の頃から「お花屋さん」に憧れて、なんとなくこの道を目指した加奈は、最初のバイト先で彼に出会い衝撃を受けた。

 当時から彼は天才肌で、セオリー通りの組み合わせでまとめようとする加奈には信じられない花同士をぱっぱとまとめて、どこにもない個性的でかつ優雅な、もしくはかわいいアレンジを作った。ユリと向日葵。さまざまな蘭の競演。紫陽花を使った花束。プロテアと薔薇。ネギ科の花で作ったポップなアレンジ。

 はじめは適当にやっているのかと思っていたが、つきあうようになり彼の部屋に初めて行った時に本棚に並んでいた膨大な蔵書を見て、彼がどれほど勉強家であるのかも知った。それに彼は「緑の親指」の持ち主で、どんなに難しい花でも咲かせる事が出来るし、部屋の隅で捨てられるのを待つばかりになっていた弱った鉢植えもいつの間にかピンピンにする事が出来るのだった。

 その麗二でも眉をひそめるような難しいコサージュかあ。人ごとのように思った時、麗二は腕を組んで意外な事を言った。
「これは加奈の出番だわなあ」

「私の?」
加奈は驚いた。ごく普通のなんて事はない花束やアレンジはするものの、大事なお客様の特別な注文はいつも麗二任せだし、彼女もそれが当然だと思っていた。加奈自身が得意なのは、どちらかというとワイヤリングや、いろいろな新素材を使ったラッピングの工夫だった。

「うん。普通よりもたくさんの花をぎゅうぎゅうにするだろ。絶対にへたらないように22番くらいでクロスしたいけど厚ぼったくしたくないんだ。そこで加奈にワイヤリングとテーピングとリボンをやってもらいたいんだ」

 麗二だって、ワイヤリングは上手だけれど、これはミリ単位で完璧なワイヤリングをしろってことね。麗二が私に頼るなんてめったにないことだし、他でもないミウラ様のためだし、頑張る! 加奈は奮い立った。

「わかった。じゃあ、一緒に完璧なコサージュ作ろうね。ところで、なんの受賞パーティなのかなあ。演劇とかかなあ。それともデザイナーとか?」
加奈が夢見がちに言うと、麗二は驚いたように答えた。

「なんだよ、お前、あの人の職業知らないのか?」 
「え? 知らないよ。麗二はそんな事教えてもらったの?」
「うん」

 何で今まで教えてくれないのよ。そう思いつつ、加奈は麗二にすり寄った。
「で、何? もったいぶらないで教えてよ」
「う~ん。知らない方がいいんじゃないかな。お前の妄想をぶち壊すかもしれないしさ」

「ええ~、ひどい。そんなこと言われたら氣になるよ」
「ま、いいじゃん。芸能人だと思っていりゃ。コサージュ作るのには、問題ないだろ」

 加奈は地団駄を踏んだ。
「教えてよ。教えてくれないと、今度の特別号で麗二をモデルにしたキャラとカップリングするよ」

 麗二はぎょっとして立ち上がった。
「おいっ。勘弁してくれ。それだけはやめろ! 自分の伴侶をオモチャにすんなよ!」
「じゃあ、教えてよ」

「なんだよ。お前のために黙っていたのにさ。ほら、この間、オヤジん家にシロアリがでたじゃん。その駆除の相談で窓口に行った時にさ……」
「ま、まさか、ミウラ様が……」
「うん。結構偉いみたいだったけれど、職場では作業着姿だったから、薔薇の花は背負っていなかったぜ」

 イメージが崩壊して打ちひしがれる加奈を横目でみながら、麗二はコサージュにする花のプランを紙に書きはじめた。適当でそうとは見えないイラストだが、彼のプラン画を見慣れている加奈にはどんなコサージュになるのかがすぐにわかった。じゃあ、あそこにこうワイヤーを通して……。頭の中には二人で作る最高傑作がどんどん出来上がっていく。

 うん。ミウラ様がどんな職業でもいいや。害虫駆除も大事な仕事だし。なんか受賞するってことはすごい人ってことだし。あの人とその同僚が、私と麗二の作る最高の花を身につけてくれれば、それで。

 カランと音がして、入口のドアが開いた。あ、新しいお客さんだ。おお、超美人。カトレアやカサブランカを背負うのがふさわしい感じ! 今まで、私の作品にはいなかったタイプのキャラだわ。

「いらっしゃいませ」
加奈は元氣よく迎えた。

(初出:2017年5月 書き下ろし)
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Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

今月はコサージュですか。
生花のコサージュって、たしかに披露宴みたいですよね。それに難しそうなリクエストで、花屋泣かせですな、ミウラ様は(笑)

花屋さん、たしかに見た目とかイメージとはだいぶ違って、しんどいお仕事ですよね。花は生き物ですから、扱いが面倒ですし。それに水仕事でもあるから、手とかボロボロになりそうだし。

それにしても、また個性的なカップルが出てきましたねぇ。
腐女子系ヒロインのお相手が、キラキラネームのムキムキ男子でしかも花屋とか。まあギャップというのも、萌え要素のひとつらしいですからね(笑)
まあ、公私ともに良いコンビみたいだし、レギュラー入りもありそう?

そして「郷愁の丘」を書き終えられたんですね。しかも10万文字とか……すごい。
あちらの連載も、楽しみにしていますね。
2017.05.24 10:32 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
将来の夢かあ。。。
ゲームを作る人!!
っていうゲームっ子でしたね。。
まあ、それは叶ったので、
同人でゲームは作れたので、
次は何かなあ。。。
大きくなると叶った先も考えないといけないなあ。

女の子は花屋が多いですよね。
あとは御菓子も。
2017.05.24 13:10 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

このシリーズ、かなりいろいろな勉強になります。
最初は、生花で作るつもりはなかったんですけれど、ストーリーを追求しているうちに生花のほうが、いろいろとドラマが生まれる事に氣がつき、ではお花屋を舞台にするかと。そしたら、調べる事が増えました(笑)
子どもの頃に、とてもセンスのいい花束を作ってくださる花屋さんがあって、そこのご主人を尊敬していました。
残念ながら亡くなってしまわれましたが。

ミウラ様ね。にっこり笑って無茶言いそうですよね。
イケメン&美人は得ですな〜。多少の難題をもってきても嫌われません。

この二人、初登場ですが、結構おさまりがよかったです。
花が必要になったら、またでてくるかな〜。


「郷愁の丘」、書いても書いても終わらなかったのですが、ようやく全部つながりました。
もう早く終わりたかったはずなのに、なぜか外伝を書き出している私。
ああ、いったいいつになったら中世やポルトに戻れるんだ〜。です。
でも、10万文字って、あっという間ですね。びっくり。

コメントありがとうございました。

2017.05.24 22:38 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こちらにもありがとうございました。

おお、子どもの頃の夢を叶えられたのですね。

そう言えば、私はゲームというものをほとんどやらなかったなあ。
だからゲームに関わりたいというような夢は一度も持たなかったように思います。

お花やお菓子は、女の子の夢には多いですね。
やはり身近なのかなあ。

そういえば、プロとは較べ物にはなりませんが、お菓子は自分で作るなあ。
美味しいのが作れると幸せですね。

コメントありがとうございました。
2017.05.24 22:43 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さん、楽しみながら書いてらっしゃる感じが伝わってきますよ。
でも、花屋さん、細かく調査されてるなぁ。アレンジメントやワイヤリング、それに使われる花1つ1つの描写なんか、とても細かいですね。何処でどうやって調べるんだろう?どう見ても経験者ですよ。夕さん実は花屋さんでバイトしてたんじゃぁ。
人物設定もとても面白いです。加奈と華田麗二(名前が・・・)、なんだかルドヴィコと怜子を彷彿とさせる違和感溢れるカップルですが、この2人もとっても素敵です。醸し出す雰囲気(掛け合いとも言う)が良いなぁ。
同居人?共同経営者?夫婦じゃないんだ。これも面白い!
この先の2人の成り行きを希望します。なんて・・・

あ、ミウラ様のギャップにも萌えました。
しかもよりによって害虫駆除業者とは・・・なんたる発想(素晴らしい!)
2017.05.25 11:43 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
腐女子だ///
ワイルドさんが花屋で王子様がシロアリ駆除ですか?
現実は残酷(?)ですね…
いやでもそれはそれで…にしても彼氏さんは心が広いw
2017.05.26 09:18 | URL | #- [edit]
says...
 この前の母の日のことである。

 カーネーションを買おうとわたしは花屋のドアを開けた。カランという音がした。

「いらっしゃ……」

 女店員とわたしの目が合った。

『あっ、この男オタクだ。重度のオタクだ……』

 女店員がわたしをどう判断したのか、目がはっきりと語っていた。

「失礼、間違えました」

 わたしはドアを閉めると、空き缶を蹴っ飛ばして駅へ向かった。
2017.05.26 12:39 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。
コメ返が遅くなってすみませんでした。

楽しんで書きましたよ。
もっとも、花屋の件はまったく知らなかったので、全部ネットで調べました。ボロは出ていなかったかな?
それならよかったです。
花は結構好きなので、ここに書いたような花は、特に調べなくてもどんな形をしているのかはわかるんですが、さすがに「コサージュ向きの花」なんて専門的な事は全く知りません。こういうのが小説の怖い所だと思います。

人物設定の方は、もう少し適当にできますね。
今回は、あれこれ見かけとのギャップを設けるので遊びましたが、一番難しかったのは実は三浦の職業でした。
こういう人がやらなそうな仕事って、結構難しいんですよ。
ガテン系だと体格が合わないし、反社会的な仕事はさせたくなかったし。

麗二と加奈は、平ったく言うと「同棲」状態ですかね。
なんとなく彼氏というには、共同経営までしているので足りないと思ったし、でも、べつに「内縁」とか「事実婚」とかそういう言葉にこだわるほど主義を持って「結婚しない」というわけではなくて「ま、そのうちに」みたいな感じ?
この二人にあまり「こだわりの主義主張」が合わない感じでしたので。

面白がっていただけて嬉しいです。
コメントありがとうございました。
2017.05.26 22:00 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

まあ、本人は「違う」とか言っていますが、端から見たらどう考えても腐女子ですよね(笑)
そしてムキムキの花屋と、シロアリ駆除の王子様です。謎すぎ。

麗二の心、広いですか?
同棲相手が、美形にキャーキャーいっている所?
それとも、もしかしたら、ノンケなのに腐女子に妖しい話のモデルにされそうになっているのを許しちゃう所?

あれじゃないですか。
なんだかんだ言って、実世界ではかなり尽くしてもらっているんじゃないでしょうか。
(本当か?!)

コメントありがとうございました。
2017.05.26 22:05 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

重度のオタクだと判断されるという事は、そういうビジュアルってことでしょうから、かなりの確率で真実をついているんじゃないでしょうか?

オタクの人にとったら「本当の自分」をわかってくれるのと、知らない間に腐女子に全然好みじゃない男とカップリングされちゃうのと、どっちが嫌なのかなあ。

私は「つまんない感じの女だ」と正確に判断される方が、知らない同性とカップリングされるよりいいけれどなあ。

コメントありがとうございました。
2017.05.26 22:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
楽しい~(笑)
なんか、テンポも会話も面白くてニマニマしちゃいました。
加奈のテンションの動きがすごくよくわかる。
綺麗な男の人って貴重だから、いろいろ想像しちゃいますよね。
い、いや私は加奈みたいな具体的な妄想は無理だけどw
眺めるだけならやっぱり、綺麗な男は有難い。まさに複眼。電車で麗しい男子を見たら1週間は幸せ←バカ

でも麗二の存在がまたいいですねえ。加奈にはこっちの方がお似合い。
全部受け止めてくれて。そしてその技術たるや。
生花やコサージュの扱いや描写がまた興味深いです。
夕さんの知識がさりげなく生かされていて、読むだけで勉強になる。

誰かが言ってたけど、良書というものは知識を与えてくれる、と。
押し付けのように知識をひけらかした小説は苦手だけど、夕さんのはほんとうに自然で、読んでて心地い^^

そっか、あの美男子の職業は、意外なもんだったんですね。
加奈の健気な「気持ちの立て直し」もかわいい^^
とっても素敵なSSでした♪
2017.05.26 23:58 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

実際のパートナーへの愛情は別として、美しい人間や、いい男に見惚れちゃう、ってことはありですよね?
加奈はなんかエンターテーメント系の妄想を走らせちゃうタイプのようです。

こちらは外国だからイケメンが多いように思われるかもしれませんが、実は「うわ〜、俳優顔負けの美形だわ」というのはものすごく少ないんですよ。で、たまに「うわ。すごいイケメン」、私の場合はかなりラテン系の強いいい男に出会うと。心の中できゃーきゃー言っています(笑)

で、それとは全く別次元で、自分のパートナーというのはいますよね。
別に美形である必要はまったくないですよね。
一緒に住むとなったら、顔より大事なポイントがいっぱいあります(笑)

今回の花屋の詳細ですが、このシリーズは主役がそれぞれのアクセサリーで、今回はコサージュの詳細がないと話にならないのですが、その一方で「調べてます。こんなにいっぱい!」という書き方は読む方にはとても引っかかると思うんです。

ある「その世界では右に出るものがない知識を持つ歴史家」が書かれた小説を読んだ事がありますが、やはり氣になるのでしょうね、ものすごく丁寧に当時の歴史を書き込まれていらっしゃったのです。でも、それで氣が散って本ストーリーが見えなくなってしまって少しキツかったのがものすごく印象にあって、それ以来「こんなに知っています」にならないようにバランスを氣にしています。まあ、その方と私ごときとでは天と地ほどのレベルの違いがあり、較べるのもウルトラ失礼な話なのですが。

特にこの手の短い小説では、とにかく必要最低限に留めるようにしています。読者は、はっきり言ってそんなに詳細に興味はないと思うんですよ。ただし、嘘は書かないように、引っかかった所は一生懸命調べますけれど。

三浦の職業も悩んだのですよ。
美形でしかもナルシストだけれど、それっぽくない仕事をしているという設定で、「なんかいい職業ないかなあ」と探しまくりました。世の中にはいろいろな職業がありますね。どれも大事な仕事ですね。

楽しんでいただけて嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.05.27 22:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
み、耳が痛い……実家は一応元植物園。でも私の家の庭はジャングルで、家の中は観葉植物実験場(どこまでも劣悪な条件でも生き残れる植物は何か?という実験)……green thumb、羨ましい。勉強も足りませんね。どちらかと言うと、自然の大いなる力に頼ろう!系。それって単なるズボラなのですが。
時々、この人なんでこんなによく知っているのと思ったら、やっぱりすごく勉強していて、ほんとに偉いなぁと思う事がありますよね。そういうときって、あ~私って何て中途半端な人間って、がっかりするのですが……男の人は特に一点集中得意だから、びっくりするような知識や集中力があって、そんなところに加奈もちゃんと引っかかっていたわけですよね。

でももちろん、鑑賞するならイケメン。ただミウラ様は、結構人も良さそうですよね。職業だって、ぜひ、そろそろうちの家にも調査に来て欲しい職種の人だわ。
そう言えば、うちのお客さん(語弊があるけれどま、いいか)が「僕の従兄弟(私と同業者)も話を聞きたいと言っているんですけど、夜遅くなるんです」というので、う~ん、待つなぁと思ったけれど、夜遅くにやってきた従兄弟がものすごいイケメンで、「済みません、遅くなって」と爽やかに言われて「とんでもない、いいんですよ~」と思わずテンションが上がったことは否定しません。うん、見るだけなら大きなポイントです。
でも実際の日常ではほんと、どうでもいい事ですけれどね。

麗二が、加奈が同人をしているということと内容をちゃんと知っているあたり、麗二と加奈の信頼関係がうかがえますね。結構こっそり、なんて友だちも多くいますけど、加奈の性格も開けっぴろげで屈託無くて、そういうところが麗二も好きなのかな。二人の関係がちゃんとコサージュの花のように、見えないところで絡み合って支え合っているのがいいなぁと思いました。
それにしても……イマドキの腐女史もやっぱりイケメンが花背負ってるイメージを頭に描くのかなぁ。とすると、かつての少女漫画のイメージって絶大だなぁ(あるいはもっと昔の少女小説の時代から?)。あるいは、やっぱり加奈はお花屋さんの申し子なのかも。その人の後ろにちゃんとぴったりの花が見えるってことですものね。

知識とかって難しいですよね。自分と同じ職業の人が主人公の話を書けないのはそこなんですよね。なんか、読んでみたら書いた自分がうざったく感じることになるんだろうな、と思うから。論文じゃ無いのに説明臭い。でもいい加減に書くのは何だか許せなくなっていくんだなぁ。そういう「元○○」って人が書いた小説よりも、その道の人じゃない人が書いた場合の方が面白いのは、適度に中身を端折りながら物語部分を重視できるから、なんでしょうね。
でも適度に調べて書くのも難しいですよね。夕さんってほんと、すごいなぁと思います。
たった一単語書くのに、かなり悩んで進まなくなったりもしますよね。でもできあがってみたらものすごく短い一文で、読む人は読み流しそうな部分……一方、プロが見ると、なんだこれ?だったりする。ほんと、恐ろしい。

加奈のテンポで楽しく読ませて頂きました。
2017.05.28 02:44 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

いやいやいや。
ここに出てくる二人は、腐っても(?)プロなので、勉強や技術の切磋琢磨は必要ですけれど、それ以外の職業の方は、お庭の世話をするだけでもすごいことですよ。
まあ、日本の夏は高温多湿なので、あまりにワイルドだと虫が大量発生したりしてご近所の目が痛かったりするかもしれませんが、そのくらいだと思います。

この二人は、もともとの出会いが「お花が好きで、お花屋さんでバイト」という所ですから、見かけや虚勢とは無縁にわかり合ってつきあいはじめていると思います。特に加奈は、好みでいったら中性的イケメンが好きなのに麗二とつきあっているのだから、よほど他の面でぴったりだと思ったんでしょう。ということは、麗二も同じで、まあ、同棲までして趣味がバレないというのも変ですし(笑)

三浦は、美形のナルシストですが、仕事はちゃんとやっているようです。私の設定では、害虫駆除業者の坊ちゃん。自分の外見を素に荒波にもまれるより、親の会社を受け継ぐ安定を選んだ小心者の面もあります。でも、「ムシさんとバイバイ 安心丁寧の駆除はミウラ」とかいっているところで、普段は真面目に営業なんかもしているんでしょうね。だから、わりといい人じゃないかしら。

あ、イケメンには甘くなるって、わかります。
ガンガン文句なんて言えませんよね。
イケメンじゃないとことさら冷たくするって訳じゃないですけれど(笑)

加奈はステロタイプに弱くて、美形のイメージも舞台でのパフォーマンスなんて言っていますから、やはりお花やオーストリッチの羽でも背負っているものだとおもっているでしょう。それに花屋ですし! なにもかも花でイメージするんじゃないかなあ。で、麗二には「ああ、でも、あの花は毒があるよな」とか言われて、ぐうの音も出ない、みたいな(笑)

知識については、ちょうどいい量というのをいつも考えてしまいますね。
書きすぎるとボロが出ますし、できることなら書きたくないというのが本音でもあるんですが、コサージュがテーマで花屋の話を書いているのに、何も書かないというのはいくらなんでもまずいです。で、調べつつ、こわごわ書いているんですが、きっとプロは鼻で笑うんだろうなあ。

でも、実際に知っていることしか書かないというのは、自分を狭めすぎだし、同じような話になってつまらなくなるかなとも思うので、短編が中心ですが、こうやって冒険しています。もっとも、最初は読み切りで逃げ切ったつもりでいても、あとで勝手に伸びて長編になってしまう事もあり、結構ドツボには待っていたりします。ジョルジアの写真家とか、稔の三味線奏者とか、なんかもうフォローのしようもない、みたいな。

プロは、こういう時は、プロに監修してもらうんでしょうかね。ううむ。

なんか植物園で育った彩洋さんには「お粗末でした」の作品ですが、読んでいただけて嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.05.28 19:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ついこの前、コメント欄に不適切なジョークをコメントしてしまったことを深くお詫びいたします。

本人としては傷つけたりバカにしたりする意図はまったく存在せず、ただ単に笑っていただければ、という軽い気持ちであったのです。

お心を害したとしたらまことに申し訳ありません。

失礼いたしました。反省しております。

ポール・ブリッツ
2017.05.30 11:32 | URL | #0MyT0dLg [edit]
says...
こんばんは。

って、ええっ、なぜですか?
私、全然、そんな風に受け取っていませんけれど。
って、私のコメ返、なんか怒っているように響いています?
だとしたら、こちらこそ申しわけありません。

「ポールさんのいつものアレだな、あははは」とか思いながらノリで返事していたんですけれど……。

私、ああいうコメントでムッとするほど繊細な神経を持ち合わせていないので、その点だけはどうぞご安心くださいませ。

というわけで、反省しないでくださいね。
コメントありがとうございました。
2017.05.30 18:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
わたしの子どもの頃の夢もお花屋さんでした。
というわけで、同人してて腐女子で美形のお客さんが来たら速攻
カップリングして……って加奈は夢を叶えたわたしかw

ミウラ様は理想で旦那様の麗二さんは現実って感じですね。
加奈は腐女子ですけれど、その辺はしっかりしてるというか
地に足のついた選択をしてて賢いですね(笑)
実際わたしの周りの元腐女子もみんな結婚は手堅かったですよ。

ミウラ様の野の花系のアレンジ、むむ〜、確かに
花弁が薄い、繊細な感じの花ばかりですね。
ミウラ様、職業もですが、ギャップがありますね。
加奈は一瞬残念がってましたが、同人ではギャップ萌えという
要素もあるのでこのあと加奈がミウラ様で妄想こじらせないか心配(笑)

こちらのお話は、二人のテンポよいかけあいもあって、
背景で花が活き活きしている様子まで目に見えるようでした。

ちなみに、自分が同人のモデルになることは断固拒否の
麗二さんですが、マッチョ系男子は、BLでは
コアでニッチなニーズありますよv
2017.06.30 13:01 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

おお〜。canariaさんもお花屋さん志望でしたか。
そして、canariaさんのツボにはまった人生を送っている加奈(笑)

ミウラ様は、「トイレにもいかない雲の上のお方」ですからね〜。
同人誌をやっていることなども悟らせるわけにいかないし、自分もトイレにも行けなくなるし、そういう人と結ばれると大変そうです。
その点、麗二なら何やっても大丈夫そう。そうじゃないと、一緒に暮らせません(笑)

あ、腐女子も現実では手堅く選ぶのですね。
へえ〜。勉強になります。

BLの世界だと、鉛筆と消しゴムでも萌える方がいらっしゃるとのこと、害虫駆除業者くらい大丈夫でしょうか。
ミウラ様とシロアリ、なんてカップリングは、さすがにダメでしょうね。

麗二にもニーズがあるのですね。
加奈のコミケでの販売のお手伝いなんかしたら、まわりの腐女子の方たちに目をつけられて、色々と妄想されるんでしょうか。
あ、そういう作品を書くわけではないですから!

コメントありがとうございました。
2017.06.30 22:26 | URL | #9yMhI49k [edit]

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