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Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(6)シマウマたち - 1 -

少し間が空きましたが「郷愁の丘」です。ここは12000字を超えているので4回に分けます。

日本やスイスは、住むのに比較的安全な国です。そういうところから、そうではない国を訪問すると、安全であることに対して考えさせられることがあります。今回の部分は、そういった体験をもとにした記述が少し入っています。

それに、季節のあり方が日本とは少し違うので、そのことにも触れてあります(ここだけでなく、小説全体のあちこちに埋め込んであります)が、あまりうるさくならない程度の記述に抑えてあります。この辺は難しくて、伝わらないと困るのですが、一方で「説明しています」という感じになるのは嫌なので、毎回「どうしようかな」と悩むところです。

タイトルのシマウマは……。すみません、まだ出てきていません。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




郷愁の丘(6)シマウマたち - 1 -

 翌朝、彼はサバンナの調査にジョルジアを同行しようと言った。ルーシーにそれを告げると尻尾を振って、外へ飛び出そうとした。彼は、それを厳しく止めた。

 ジョルジアは、彼がルーシーを連れいてかないつもりなのかと思った。けれど彼は外の様子を示していった。
「あそこで跳ね回られると、車の中が大変なことになるからね」

 前庭は茶色い泥沼のような様相をしていた。ジョルジアは、昨夜の食事中に突然降り出した激しい雷雨の事を思い出した。

「雨季だから」
彼はその時、なんということはないという様子で言った。恐ろしい雷鳴や、屋根が抜けるのではないかと思うような大雨だったが、彼が落ち着いていたので、ジョルジアは思ったほど恐ろしさを感じなかった。ニューヨークで時々経験するハリケーンのような横殴りの風はなく、ひたすら大量の雨が降っただけで夜半までは続かなかった。だから、ジョルジアも安心して眠りにつく事が出来たのだ。

 彼はリードをつけてルーシーに水たまりを避けさせ、指定席である最後部座席に載せた。

 ジョルジアは、レイチェルの家で二匹のドーベルマンを見た時から疑問に思っていた事を訊いた。
「ルーシーをどこにでも連れて行くのね。家の番はいいの?」

 彼は笑った。
「犬を泥棒よけとして飼う人の方が多いけれど、うちにその心配はないよ。盗まれて困るものはほとんどないし、それでもうちから何か盗みたい人はルーシーぐらいなら簡単に殺してしまうさ。僕やここに滞在している人に、誰か不審者が来た事を報せてくれるという意味では、ルーシーは番犬だ。でも、それ以外ではどちらかというと僕の唯一の家族みたいなもので、泊りの時や調査ですぐには戻れないかもしれないところに行く時にはいつも連れて行く」

 それから、申しわけ程度の柵しかない表側の庭をジョルジアに見せて言った。
「この家には、野生動物よけの弱い電流を流す柵だけで、人間が侵入するのを防ぐ仕掛けは何もない」

 確かにそうだった。《郷愁の丘》の門には何のロックもない。サバンナの景観を遮るような境界も全くない。崖に面した東側には柵すらない。だからこそ、ジョルジアは生涯忘れる事はないだろうあの朝焼けを寝室で見る事が出来たのだ。

 レイチェルの家の塀には電氣ショックを与える柵があって、周囲からはあまり中が見えないように背の高い植木があった。その内側には鋭い針のあるアガベの仲間が隙間なく植えてあり、入り込んできた輩は怪我をするようになっていた。二匹のドーベルマンの他に、ガチョウを何匹も飼っているのは侵入者が入り込むと大きな鳴き声で騒ぐからだと説明してくれた。ゲートも電動だったし、さらに家のどの窓やドアにも鉄格子の侵入よけがあった。

「どうして? 何か他の仕掛けがあるの? それとも、性善説を信じているの?」
ジョルジアが訊くと、彼は笑って首を振った。

「ここがあまりにも人里から離れているから、何も必要ないんだ。この近くにいる人間はマサイのある部族だけだ。彼らは盗んだりはしない。牛以外はね」
「牛?」

 グレッグは頷いた。
「彼らの信仰では、神は世界の全ての牛をマサイのものと定めたんだそうだ。だから、他の部族やその他のよそ者が牛を飼ったりすると、彼らは『正統な持ち物を取り返しに』行くんだ。でも、それ以外の金目のものや電氣製品などを盗るために家に入り込んだりするような人たちではない」


「それで、他の家のようにドアに鉄格子がついていないのね?」
「泥棒たちは、何もないとわかっているのに、こんな遠くまでやってくるような無駄な事はしないからね。引越したての頃、二回か三回ほど留守に入られた事がある。でも、あまりに何もないので呆れたんだろうね」

 彼は居間を見回した。ジョルジアは改めて置いてある家具に目を留めた。ジョルジアの感覚では、そこにある家具の全てはアンティークと言ってよかった。

 彼女がニューヨークでよく行くダイナー《Sunrise Diner》で友人となったイギリス人クライヴとクレアの働いている骨董店《ウェリントン商会》には、ここにあるような家具がびっくりするような値段で売られている。モダンで快適な家具に飽きた酔狂な金持ちか、古き良き時代に憧れる人たちが「ようやく見つけた」と喜んで買っていく。それほど、今やどこにも見かけなくなったような古くて使い込まれた家具だった。

 ただし、この家具が作られた時代から高級品とは言いがたいクオリティで作られたもので、それが時代を経て使い込まれ、上塗りもあちこち剥げて色褪せたせいで、どことなく物悲しさが漂っていた。そして、その家具の中も上も、シンブルに徹した簡素さで、言われてみると金目のものなどどこにもなさそうだった。食器やカトラリーですら、特に高級なものは何もなかった。

 この家までわざわざやってきて何かを盗んでいこう、それを更に売り払おう考えた泥棒が、運搬の手間すら惜しんでやめたことは十分に想像できた。

「僕は、せっかく書いた論文や資料を心配して青くなったけれど、興味も持たなかったらしくて、何もかも残っていてホッとしたんだよ。それから十年近く一度も泥棒には入られていない。時々、スプーンや砂糖などはなくなるけれど」

 二年前にリチャード・アシュレイが黒人の使用人の事を罵っていたのを思い出した。カトラリーや食糧の備蓄がなくなるのは、こちらでは日常茶飯事なのだと。ジョルジアは、ここでもそれが起こっているのかと思った。つまり、想定される犯人は、あのアマンダだということになる。でも、グレッグの方はとくに彼女に腹を立てているように思えなかった。そういうものなのだと、受け入れてしまっているようだ。

 出かける用意を済ませ車で待っていると、彼も戸締まりをして出てきた。ライフルを持っていたので、彼女はぎょっとした。彼は、笑ってそれを後の座席に置くと言った。
「まず使わないよ。でも、どうしても使わなくてはいけない時もあるから、ここに住むようになってから訓練した。人間の愚かさのため、使わざるを得ないときが一番辛い」

「使う羽目になった事があるの?」
「幸い、威嚇だけで済んだけれどね。キクユ族の男がハイエナに襲われたのを救った事がある。それに、僕はあまり観光客には関わらないようにしているんだけれど、レイチェルが案内したベルギーの金持ちは勝手に車から降りて、ライオンに襲われそうになったんだ。その時は同行していたレンジャーがそのライオンを射って怪我をさせたんだ。それが原因でしばらくして死んだ。彼女はその観光客の勝手な行動を止められなかったとずいぶんと自分を責めていたよ。」

「調査のためにも、氣を遣うのね」
「そうだね。撃つなんて事は論外だけれど、動物たちのストレスにならないようにしたいんだ。彼らの警戒心を起こさせるような行動は極力避ける」

「どういうふうに?」
「例えば距離だよ。ほんのわずかな違いなんだけれど、たった半メートル近すぎるだけで、動物たちは落ち着いて草を食めなくなるんだ。見えないテリトリーだね。長年の経験で、どこまでは近づいていいかはたいていわかるんだ。こちらが我慢して動物たちの安心できる位置に留まっていると、信頼してくれた動物の方から近づいてきてくれる事もある」

 ジョルジアは、納得して彼の言葉を聞いていた。
「向こうから興味を持ってくれる事もあるのね?」
「馴染みの深い動物たちは、興味津々で観察してきたりするよ。何ヶ月か観察していると、お互いに知り合いみたいになるんだ」
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Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

ふむふむ、日本はまだまだ平和というか、治安がいいですね。
最近は夜が暑いので窓を開けっぱなしで寝ていますが、そこまで用心しなくても、泥棒が入ってくることは想定しなくてもいいですからね。
まあ、防犯カメラをいっぱい付けて、塀の上に鉄条網を乗せて、いかつい番犬……じゃなくて番人を置いていらっしゃる防犯意識の高すぎるるお宅も、あるようですけど(怖)
日本は梅雨の真っ最中ですけど、アフリカの雨季とはかなり違いますよね……って、昔は言えたんですけど、最近の日本は熱帯化してきました。晴れかゲリラ豪雨かっていう感じで、情緒がまったくないです。残念。

説明調にならずにトリビアを書き込むのって、なかなか難しいですよね。八少女夕さんの作品は、そのあたりは上手いなぁと思うことが多いですよ。今回もうまく書き込まれていて、面白かったです。

で、動物との距離感をそこまで敏感に察知できるのに、なぜ人間との距離感だとダメダメになっちゃうんでしょうねぇ、この御仁は。
ん、もしかして、信頼したジョルジアが興味をもっ自分の方から近づいてきてくれる、とか考えているとか……は、ないか、さすがに(笑)

次話、シマウマの登場とともに、楽しみにお待ちしますね。
2017.07.05 14:24 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうですね。多少の犯罪が増えたと言っても、日本の治安はとてもいいです。
「公園に行くな」「女が一人でキオスクまで歩いて行くなんて絶対ダメ」何て言われてしまう国もあるんです。

日本でそこまで防犯をしているということは、普通じゃないほど財産をお持ちなんだろうと思いますが、あまりにもガードが固いと「なんで」と反対に訝りますよね。

日本の真夏、既に二十年以上逃げていますが、亜熱帯化から熱帯化してきていると風の便りにも聞きます。
こちらは真夏日は既に終わり、涼しい日は朝の通勤に手袋も必要だったりするんですが、それでもスイスの夏のほうがいいなあ。
もう、日本の夏には体がついていけないかも。

この作品は、日本の皆さんには馴染みのなさそうな場所を舞台にしているので「う〜ん、これも説明しなくちゃダメかな」ということが次々出てきますが、説明書きのようにはしたくないし、会話に入れたり、回想に入れたり、けっこう苦労しました。引っかからずに読んでいただけるといいなあと思いつつ。

さて、某おっさんの距離感の話。
TOM-Fさん、鋭い。この人、人間との距離感の取り方がわからないので、動物との付き合い方を人間関係にも適用している模様。相手に不快になってはいけないと無駄に配慮して遠巻きにしていますが、これをやると、確かに相手は逃げていかないでしょうが、親しくなるのは難しいし、普通の人なら存在にも氣づいてくれないと思います。ジョルジアは、テリトリー侵害されないのが心地よくてエンジョイしちゃったみたいですが。

次回、少なくともシマウマは登場します(笑)ご期待ください。

コメントありがとうございました。
2017.07.05 20:24 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
グレッグの説明で、この土地の人間の事、動物たちの事、そして、グレッグがただ警戒心無さすぎる無防備な人ではないこととか、いろいろ見えてきました。

グレッグはちゃんと警戒のラインを見極めているんですよね。
そして、一番油断ならないのが、何も知らずに入り込んで来る観光客だっていうことも。

そういえば、何かの記事で読んだんですが。
アフリカで女医をやっている(派遣員だったかな?)日本人が、動物保護地域に簡素な家を建てて、トイレも作ったんだけど、ことごとく動物たちに破壊されるって笑っていました。(4~5回)
象が天井を破り、鼻を伸ばし、便器の中から水を吸ってる写真がものすごく衝撃的でした(笑)

こういう所に住むと、人生観も変わるんでしょうね。

ジョルジアはきっと、ここの暮らしを受け入れることができるような気がします。
少なくとも、グレッグを都会に住まわせるよりも、ずっと自然な気が……(*´Д`)
2017.07.06 02:47 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
ふうむ。
やはりあちらの方では治安が良くないですからね。
治安が良くない割のことをするわけですね。
まあ、銃とかあると、鍵ごとぶっ壊されて家に侵入されたら意味ないですからね。
それを考えると、下手な防犯は意味がないってことですねえ。
やはり、治安の良い日本に生まれて良かった。。。
(*´з`)
2017.07.06 06:19 | URL | #- [edit]
says...
遅ればせながら、追いつきました。
まとめての感想になるのですが、《郷愁の丘》の
朝焼けの光景は何度も書き直しされたということで、
魂をもっていかれそうになりました。
文字の一つ一つに重みがあるというか質量があるというか、
しばらく画面の前で止まってしまいました。
視覚とはまた違うところから情景が沸き起こってくるようでした。

それから、アマンダですが、以前白人と黒人の賃金の違いに
ついて別記事で補足されておられましたが、読んでいて
「なるほどな」と思わされました。夕さんが伝えたいことは
こういった社会情勢ではないですが、そうした「枠組み」
があるからこそ見えてくるグレッグ像というのがあって(アマンダの仕事ぶりをこんなものだと受け入れているところとか)そこが大変興味深いです。舞台がアメリカだったらこうはいかないですものね。

あ〜やっちまったよ〜で感じで自分の気持ちがジョルジアに知れてしまったところはいかにも「らしい」と思いましたし、七時間のエピソードはもっとらしいと思いました。
でもジョルジアは放置を放置とも感じず、すんなり受け入れていて、
本当にこの二人は近しいものがあるのだなあと感じました。
かといって「はいどうぞ」って恋人枠に受け入れるわけにはいかないんですけれど。
難しいし、もどかしいですよね。

今回の感想になりますが、「人間の愚かさのため〜」というあたり、
彼はやっぱり動物寄りの人なのかなあと思いました。
人間不信……じゃないんだけれど、人間が苦手なところがちょこちょこせりふに滲み出てるなあって思いました。そういうところが個人的には好きなんですけれど。
シマウマ楽しみにしてますね。
2017.07.06 13:36 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

《郷愁の丘》のモデルにしている場所は、ケニアではないんですが、とにかく人里から離れています。そして、アフリカの他の都市の危険さが嘘のように防犯設備がないんです。まさにこの小説のように、必要がないのですね。その一方で、電話線が通っていない、郵便は来てくれない、インフラはすべて自前、という別の意味でサバイバル。これらのケアを怠ると生死に関わります。泥棒もこんなところに来るほど暇じゃないんですね。

彼は人間関係ではダメな奴ですが、サバンナのエキスパートですから、ここにいるとかなり生き生きとしています。
そして、このサバンナでは、都会のように「人間様が一番」ではなくて、野生動物の優先順位が高いのですね。テーマパークと勘違いしている観光客に対して批判的なのはそれもあるかもしれません。

動物保護区の家ですか。まさか象に襲われるとは思わなかったでしょうね。
象にしてみたら「お。新しい泉だ、わ〜い」だったのかも。人間の都合よくはふるまってくれないのが自然ですよね。

ジョルジアは、かなりここの暮らしに感化されたみたいですね。
グレッグが都会……あ〜、きっと無理。
っていうか、都会に野生のシマウマいないから、失業しちゃう。

コメントありがとうございました。
2017.07.06 18:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

そうですね。日本と比べると段違いに治安は悪いです。
ただし、都会は、ですが。
むこうの鉄格子のある玄関などを見ると、「やっぱりスイスに住んでいる方がいいわ」と思いますね。

コメントありがとうございました。
2017.07.06 18:37 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ええ? 「侵食恋愛」のラストスパートは?
そんなお忙しい時に、前の回の感想も含めて書いていただき、本当にありがとうございます。

「朝焼けの家」の回ですけれど。
他の小説だと、舞台となっている場所はあくまでたまたまいる所で、そこまで重要ではないのです。が、この小説に限ってはこの《郷愁の丘》がジョルジアにとってものすごく特別で、もちろんグレッグにとっても「約束の土地」で、でも、他の人間には「ただのド田舎」で、そのすべてが伝わるように書くにはどうしたらいいかと悩んだ結果、ああいう表現になりました。
視覚に入ってくるものは、おそらくジョルジアにも、アマンダにも同じなんでしょうけれど、それをどう取るかはそれぞれの人間によって違う。ジョルジアが、(グレッグとの恋愛問題はともかく)この場所に対して持つことになる強い執着のきっかけが伝わったとしたら嬉しいですね。

アマンダは、特別に邪悪な子でもないし、アフリカで見かける「お手伝いさん」としては本当に平均的なんです。そして、グレッグは、ものすごく寛容な聖人ではないのですが、なんでしょうね。日本人の平均的労働者だったら、五回同じことを注意されたら次回からは自分で氣をつけるじゃないですか。これがアフリカだと100回とか200回なんですよ。で、グレッグは三回くらいで、もういうのが嫌になっちゃったんですね。そうやってすぐに諦めてしまうのが、この人のデフォルトなんです。ちなみによく引き合いに出してくるナイロビのリチャード・アシュレイは1000回でも繰り返し叱咤します(笑)

このグレッグの諦めの良さは、恋愛にも表れていて最初に「失恋だ」とわかってから、少しずつ状況は動いているのに自分からはほとんど踏み出せないのです。

そして七時間事件も、「陸の孤島に好きな人と昼夜二人きりなのに全然進まない件」も、世間の普通に人間関係を構築していらっしゃる方から見ると「ありえねー!」なんですけれど、この人、ずっとぼっちで引きこもっていたので、状況に全然対応できていないのですね。

そしてcanariaさんもご指摘なさっていらっしゃるように、人間関係対応マニュアルが全く充実していない分、この人の知識や共感はサバンナの動物のことばかりで、たまに人間と対峙する時もそっちのマニュアルを適用しちゃっているようです。世間とうまくいっていなことは自覚していて、実は本人はもっとうまくやりたいのですが、やろうとして失敗しての繰り返しでますます臆病になってしまっています。

少なくとも好きなジョルジアには、友情止まりであっても関係を断ち切られたくないと必死なので、ますます動けなくなっているようです。

シマウマ、次回からちゃんと出てきますので(笑)

コメントありがとうございました。
2017.07.06 19:03 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
コメント遅くなってしまいました。すみません。

あ~なるほど、こんなこっちゃないかな?と思っていたのですが、グレッグの人付き合いはこの距離の取り方なんですね。
これでは距離が若干縮まる事はあっても、永遠に肌を触れ合ったりはできなさそう・・・。
もう一歩踏み込む勇気、これが必要だと思います。
ふつう、野生動物ならこれで逃げちゃうんですけど、人間どうしですからね。グレッグは、同種個体間の間合いがよく分かってないということですね。シマウマどうしの距離感、これを研究しないといけないんじゃないでしょうか?
ジョルジアはこんな距離感が心地いいみたいですが、グレッグの気持ちは分かっているわけですよね。自分の気持ちはわかってないけど。
グレッグとジョルジア、どのようなアプローチで距離を詰めていくのか、その長い過程をゆっくりと楽しむことにします。

アフリカでの生活はとても興味深いです。
少し日本を離れるだけでもうカルチャーショックに襲われますから、アフリカとなるとなお一層凄そうです。
マサイ族の勝手な定めには笑っちゃいますが(失礼)、これ、大真面目なんだろうなぁ。こちらの勝手な価値観なんか聞いてもらえそうもないですね。とても興味深いと思いました。
生き方とか仕事に対する考え方とか道徳観とか、ギャップは相当にありそうです。
治安の悪さもさることながら、自分で自分を守る意識が日常的に必要なのだとも思います。
何も取る物が無い、というのが最も効果的な防御法かもしれませんね。
2017.07.07 12:24 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

ええっ。コメントはいついただいても大歓迎なのですよ。

グレッグは、そうなんです。人間にも「野生動物観察モード」なんです。
最初からこうだったわけではないのですが、両親との関係に問題があり、アフリカでは歳の近い子供がいないまま育ち、イギリスに行ってからなんとかしようとしたのに失敗してからますます内向的になってしまい、現在は地の果てに引きこもっているので、どんどんこじれています。

ジョルジアについても、遠くから知られないようにひっそり想っているつもりだったのに、バレるは、自宅に来ちゃうは、もうどうして良いのかわからないまま大混乱しているようです。

シマウマのオス、メスに求婚する時はずんずん進みますからねぇ。見習えば良いんでしょうけれど……ねぇ。

ジョルジアの方は、グレッグがおとなしくてウルトラ紳士的なのを良いことに、自分の心地が良い状態を満喫しすぎです(笑)

マサイ族の「牛はマサイのもの」に対しては、いくら「所有権は」とか「世界的なルールは」とか言っても無駄なんですって。
自衛策としては、マサイの近くでは、牛を飼わないに限ります。

日本からヨーロッパへ引っ越しても、いろいろな考え方のギャップに驚きますけれど、アフリカとのギャップはもうレベルが違います。
自分の常識を基準に、「こうしてもらえるはず」と期待するのは甘いのだなとわかります。
だからこそ、コミュニケーションがとても大切なのですね。
日本の「わかってもらえるはず」文化と正反対のメンタルなのかもしれません。

そして、「人の欲しがるものは持たない」は本当に自衛策でしょうね。
グレッグは、その代わりにジョルジアが感動したすごい借景のある家を持っていて、そこに住む幸せを持っているのですね。

コメントありがとうございました。
2017.07.07 21:19 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
適切な距離を保ち、観察し続けることで知り合いみたいになれるって素敵ですね^^
なんか人間関係にも当てはまりそうです。

アンティークとまでは言わずとも、なかなかヴィンテージな家具たちに囲まれているんですね。
懐古主義の極致にいらっしゃる方ならば、ひょっとしたらニューヨークのアンティークよりも価値が見いだせるのでは……いや、価値は無いのかw
2017.07.11 15:32 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

人間社会だと、フレンドリーに誰とでもあっという間に仲良しになれる人の方が評価が高くて、「迷惑にならないように」とじっくりと距離を保ちながら、なんてのはあまり流行らないかもしれませんが、ある種の人々にはこの方が心地がいいんですよね。

そして、家具やインテリアの話ですが、特に現代の日本の都会やスイスなどではモダンでシンプルな家具の方が好まれて、古い家具は「古くさい」と敬遠されがちかなあと思うのですが、古い味のあるものが好きでプラスチック製品などを置きたがらない人たちもいるんですよね。

「い、今時、なぜそんな家具を」とか「わざわざダイアル式の電話を置くか」とか驚くようなこだわりのインテリアで暮らす方もいます。

もっともグレッグは、趣味でこういう懐古主義インテリアな訳ではなく、この家を買った時のままなんですね。インテリアにさほど強いこだわりもない上、あまりお金もないし、古いものは嫌いじゃないからいいか、そんな感じです。

でも、ジョルジアも「ここに似合っているし、いいんじゃない?」という感じです。この人、ファッションも女性なのにダメですし、そういうところは、ええと、破れ鍋に綴じ蓋……。

コメントありがとうございました。
2017.07.11 21:18 | URL | #9yMhI49k [edit]

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