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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】いつもの腕時計

今週は「十二ヶ月のアクセサリー」九月分を発表します。九月のテーマは「時計」です。

「郷愁の丘」がぶつぶつ切れるなあとお思いの方、すみません。でも、今回はあの世界の外伝になっています。主人公は初登場の人物なのですが、雇い主のほうがお馴染みの人物です。「郷愁の丘」のヒロインの兄ですね。もっとも、「郷愁の丘」をはじめとする「ニューヨークの異邦人たち」シリーズを全く知らない方も、問題なく読めるはずです。

ちなみに、同じ「十二ヶ月のアクセサリー」の六月分「それもまた奇跡」に出てきたブライアン・スミスも同じ会社の重役なので、名前だけ出してみました。


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いつもの腕時計

 彼は、入ってきた彼女の服装に対する賛辞を口にしたが、言おうとしたことの三分の一も言えないうちにもう遮られた。
「マッテオ、褒めてくださるのは大変嬉しいのですが、今朝は本当に時間がないんです」

 セレスティン・ウェーリーは、ヘルサンジェル社の社長秘書だ。それも、非常に有能な秘書だった。しかも、社長夫人に収まろうという野望を持たずに仕事に全力を傾けてくれるという意味で稀有な存在だ。

 会社の創立者であり最高経営責任者であるマッテオ・ダンジェロは有能かつ魅力的で氣さくな人物ではあるが、若き独身の億万長者であるため女性関係が派手で、その副作用として女性秘書が長く居着かないという悩みを抱えていた。

 が、セレスティンがこの職を得てから九年、へサンジェル社の最高総務責任者であるブライアン・スミスは、やたらと入れ替わりの激しい社長秘書の面接をせずに済むようになった。

 「天上の青」を意味するそのファーストネームは、極上のサファイアを思わせる濃いブルーの瞳から名付けられたと思われる。ダークブロンドの髪は垂らせばこれ以上ないほどに男性を魅了すると思われるが、いつもシニヨンにまとめていて、その隙のない様相と、シャープな服装、怜悧な視線でもって近づき難い印象を与えていた。

 今日は、月曜日。マッテオは自由の女神が見える開放的な社長室の革張りの椅子にリラックスした姿勢で座り、ここ二日の予定を淀みなく説明しているセレスティンをニコニコと笑いながら眺めていた。今日の彼女は、シャープな襟の白いシャツに瞳によく合うセルリアンブルーのタイトスカート、それに少し感じ悪く見えるくらい鋭利な伊達眼鏡をかけている。

「マッテオ。大変申し訳ないのですが、少し真剣に聴いていただけませんか。私には二度説明する時間はありませんから」
「わかっているよ。でも、大丈夫。今、聴いた件はちゃんと用意ができているし、あとは直前まで忘れても五分前に君が促してくれるだろう」

「そういう訳にはいきませんの。なにしろ……」
そういって彼女は自分の左手首をちらっと見た。

「おや、今日はあの腕時計を忘れたのかい、セレ」
マッテオは、さも珍しいという顔つきで訊いた。当然だった。シンプルとはいえ、常に流行を意識した服や靴やアクセサリーを組み合わせて、日々目の保養をさせてくれるセレスティンが、何があろうと決して変えずに身につけているのがその金の腕時計だった。

 彼女の持ち物にしては、少し安物に見える金メッキの外装、しかも今時ネジを毎日巻かなくてはならないアナログな時計だった。彼女は、この時計に大きな思い入れがあるらしかった。秘書となって一年経った時に、ふさわしい時計をプレゼントしようとマッテオが提案しても「これをつけていたいんです」とハッキリ断った。

 セレスティンはため息をついた。
「どこに置き忘れたのか、見つからないんです」

「おや。金曜日には付けていただろう」
「ええ。少なくともディナーに向かう時には付けていたはずなのに」
「そうか。あれは確かお祖母さんからのプレゼントだったよね」

 セレスティンはちらりと雇い主を見た。相変わらず細かいことを憶えているわね。
「ええ。小学校に上がった時にもらったんです。安物ですけれど、毎日ねじを巻いて時間を合わせればほとんど狂わずにこれまで動いてくれたのに。今日はスマートフォンで時間を管理していますが、慣れないのでいつものように細かくコントロールできないんです」

 マッテオは頷いた。少し、他のことを考えていたが、会議が迫っていたのでいつまでも腕時計の話をしているわけにはいかなかった。

 だが、彼はその時計を思わぬところで見ていたのだ。見覚えのある時計だと思っていたが、まさかセレスティン本人のものだとは思わなかったので素通りしてしまったが。

「思い出したぞ」
マッテオが呟いたのは、その日の夜、高級クラブ《赤い月》で席に着いたときだった。とある女優とディナーを楽しんだ後に立ち寄ったのだ。

「何を?」
女優は、綺麗にセットした赤毛の頭を、完璧な角度で傾げながら微笑んだ。

「何でもないんだ、マイ・スイートハート。おととい、ここで見たもののことを急に思い出したのさ。でも、大したことじゃない。それよりも、君の最新作での役作りについて聴かせてくれないか」

 マッテオは、にっこりと微笑んだ。女優は、仕方ない人ねという顔をしてから、彼にとってはどうでもいい話を延々と語り始めた。それで、彼は思考を自由に使うことができた。

 彼女が化粧室に消えたとき、彼は立ち上がり、バーのカウンターに向かった。

 一昨日、スーツを着た男がそこに座り、金色の女ものの時計を目の前にぶら下げるようにして眺めていた。それから「ちっ。安物か」といいながらすぐ横にあった大きな陶製の鉢の中に投げ込んだのだ。妙な行動だったので記憶に残っていた。

 そして、今から思うとあれはセレスティンの腕時計にそっくりだったような氣がしてならない。彼は、カウンターに立っている馴染みのバーテンダーに一言二言話しかけると、鉢の中を見てもらうことにした。

* * *


 翌朝、マッテオはセレスティンが入ってくるなり予定を話し出したのを手で制して、口を開いた。
「その前に、少し個人的なことを訊いてもいいかな」

 彼女は伊達メガネを冷たく光らせて答えた。
「いま必要なことでしょうか」
「忘れると困るから」
「では、どうぞ」

 マッテオは、セレスティンの積み上げた書類の山を無造作に横に退けて、マホガニーのデスクの上で両手を組み、彼女を正面から見据えた。

「君は、例のテイラー君と、もう付き合っていないんだろう」
「ええ。たしかに、ジェフとは別れました。でも、それは三ヶ月前のことで、その後に《赤い月》でお会いした時に、ミスター・フェリックス・パークにお引き合わせしたと思いますけれど」

「ああ、そうだったね。で、そのパーク氏とも別れたのかな」
「……。ええ、金曜日のディナーで、別れましたけれど、それが何か」

 マッテオは、極上の笑顔を見せながら言った。
「そうだと思ったよ」
「笑い話にしないでください。そもそも振られたのはあなたにも責任が有るんですから」

「ほう。それは驚いたね。なぜだい」
「あなたがお給料を上げてくださったので、彼の年収を超えてしまったんです。我慢がならないんですって。もちろん、それだけが理由ではないんでしょうけれど」
「そんなことを理由にするような男と付き合うのは時間の無駄だ。別れてよかったじゃないか」
「その通りだと思いますわ。でも、なぜそんなことをお訊きになるんですか」

「なに、いまフリーなら、僕と付き合わないか訊いて見ようと思ったのさ」
「セクシャルハラスメントで訴えられるのと、パワーハラスメントで訴えられるのだと、どちらがお好みですか」
「どうせなら両方だね。でも、君は、そんなことはしないさ、そうだろう?」

「あなたが、いつもの冗談の延長でおっしゃっているなら訴えたりしませんけれど。ともかく真平御免ですわ、マッテオ。あなたをめぐるあの華やかな女性陣との熾烈な争いに私が参戦するとでもお思いですか。そういうどうでもいいことをおっしゃる時間があったら、法務省への手紙に目を通していただきたいのですが」

「わかった、わかった。ちゃんと目を通すから、その前にもう一つだけ訊かせてくれ」
「どうぞ」
「君がなくしたという、あの腕時計だけれど、デザインが氣に入っていたのかい、それとも機能? 他の時計を買いに行く予定があるのかい?」

 セレスティンは、意外そうに彼を見た後、首を振った。
「いいえ。センチメンタル・バリューですわ。思い出がつまっているし、人生のほとんどをあの時計と過ごしてきたので、ほかの時計がしたいとは思えなくて。安物で、周りの金メッキが剥げてきただけでなく、留め金が外れかけていたのでとっくに買い換えるべきだったのでしょうけれど……。仕事に支障をきたしますから、諦めて何かを買おうとはしているんです」

 マッテオは頷くと言った。
「買う必要はないよ。仕事に必要なんだから、僕が用意してあげよう。それまでは、スマートフォンでやりくりしてくれ」

 セレスティンは、じっと彼を見つめた。また何かを企んでいるみたい。でも、用意してくれるというなら頼んでしまおう。自分では、あの時計でないものを買うつもりになれないから。マッテオのプレゼントなら、納得することができるかもしれない。

 マッテオが、誰かに何かをプレゼントする時は、必ず相手の好みを考え、ふさわしいものを贈っていた。成金と陰口を叩く人がいるのも知っていたが、単純に高価なもので人が喜ぶという傲慢な考え方をする人ではないのは、誰よりもセレスティンが知っていた。

「わかりました。お言葉に甘えさせていただきますわ。ところで、手紙に目を通していただけますでしょうか」

 マッテオは悪戯っ子のような魅惑的な笑みを見せてから、最上級の敬意に溢れ、法務省の担当官が必死に粗探しをしても何一つ見つけられないように書かれた、セレスティンの最高傑作である手紙に目を走らせた。

* * *


 それから五日後に、マッテオはいつもより少し遅れてオフィスに入った。ことさら丁寧に朝の挨拶をするセレスティンの様子を見て、内外からのたくさんの電話攻撃を雄々しくかわしてくれたのだろうと思った。嫌味の攻撃が始まる前に、これを渡してしまおう。

 ジャケットのポケットから、無造作に突っ込んであった濃紺の天鵞絨張りの箱を取り出して彼女に渡した。

「え?」
「約束の腕時計だよ。メッキ職人のところに受け取りに行ったんだけれど、十時まで開かなかったんだ」

 メッキ職人? セレスティンは、意味がわからずに戸惑いながら、箱をおそるおそる開けた。そして、自分の目を疑った。愛用していた祖母のプレゼントの時計と全く同じデザインの時計だった。けれど、五番街の高級店で売っているものと遜色がないほど上質のコーティングがされていた。

「どうして……全く同じデザインの時計が? どうやってこのデザインを?」
 マッテオは笑った。
「僕がそれを憶えていたと? まさか。種明かしをすると、これは例の君の時計さ。たまたま僕が見つけたというだけだ」

「見つけた? このオフィスにあったのですか?」
「いや、《赤い月》だよ。偶然、例のパーク氏がこれを捨てようとしたのを目にしてね。君が時計をなくしたと聞いてそれを思い出したんだ」

 セレスティンははっとした。そういえば、別れ話をする前には確かにその時計をしていた。留め金が壊れかけていて、修理しないと落とすかもしれないと思ったのだ。そのあとのデートの惨めな展開に心を乱されたので、時計のことはその晩はもう思い出さなかったのだが。フェリックスが私の去った後にあの時計が落ちていたのを見つけたというわけね。

 それでも、この時計の幸運なこと! 捨てられる現場に居合わせたのが、この時計の彼女にとっての価値を知っている数少ない人物だったというのだから。

「なんてお礼を言っていいのか、わかりませんわ、マッテオ。見つけた時計をそのまま渡していただけるだけでも飛び上がるほど喜んだでしょうに、なんだかものすごく素晴らしく変身していますわね」
「せっかくだから、ちょっと化粧直ししたんだ」

 コーティングし直すときに、純金を使う事も出来たけれど、耐久性を考えて18金のホワイトゴールドにした。怜悧なセレスティンの美しさにふさわしい。金属アレルギーなどが出ないようにもっとも高価なパラジウム系コーティングにしてもらったのだが、メッキが剥がれやすくなるので、通常より多く丁寧に塗り重ねてもらった。

「ちょっとどころではないことぐらいは、わかりますわ。それにネジの部分も変わっていますけれど?」

 前の時計と違っているのは外見だけではない。個人的に交流のある老いた時計師に頼み込み、重さを感じないマイクロローターを組み込んだ自動巻きに変えてもらったのだ。
「ああ、これからは毎朝自分で巻く必要はないよ。これは自動巻きだから」

 一週間近くかかった理由がわかった。それに、おそらくスイス製の高級時計を購入するよりもずっと多くの費用がかかっている。セレスティンは、戸惑いながら訊いた。
「どうしてこんなに良くしてくださったんですか?」

 マッテオは自信に満ちた太陽のような笑顔を見せた。
「君の大切にしている物を、二度と安物か、なんて言わせたくなかったんだ。さあ、セレ。これがあれば、またこれまでのように僕の時間管理を完璧にしてくれるんだろう?」

 セレスティンは、腕時計を左手首につけた。うまく回っていなかった世界の歯車が、カチッと音を立ててあるべきところに収まった。彼女の才能を遺憾無く発揮することのできる世界だ。  

 セレスティン・ウェーリーは、ヘルサンジェル社経営最高責任者マッテオ・ダンジェロの最も有能な秘書として、その日の遅れていてる予定をうまく調整するために、その冷静で切れる頭脳を有効に使いだした。

(初出:2017年9月 書き下ろし)
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
更新、お疲れさまでした。

マッテオ兄ちゃん、めっちゃいいオトコじゃないですか。ただの金持ちじゃないのはわかってましたけど、女性のみならず相手のハートをがっちり掴む魅力的な人物ですね。

そして面白い女性が出てきましたね。セレスティン、すごく有能だし、美人で恋愛というか男女の関係に興味がないわけではなさそうなのに、マッテオとは完全に一線を引いちゃってるんですね。

マッテオ兄ちゃんはやはりイタリア男(偏見)って感じだし、セレスティンはドイツ女性(思い込み)って感じで、二人のやりとりがすごく面白かったです。まあ確かに、スタッフとしてはいいでしょうけど、伴侶にはしたくないか。毎日これじゃあ、息が詰まりそうだし(笑)

腕時計の件。性能だけでいえばカシ〇の安物でも十分だし、ステイタス重視ならロレ〇クスとかですけど、身に着けるものとしての思い入れという面では違う価値がありますよね。「センチメンタル・バリュー」という言葉、なるほどと思いました。
白状すると、私も十数年前にパリで購入したアニエスベーの腕時計を、いまでも愛用しています。壊れるまで使うだろうし、壊れても捨てない、そういう一品です。

今回もまた、面白くていいお話しでした。
2017.09.27 10:17 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

マッテオ、面倒見が異様にいいんです。そして氣さくです。
だから、男にも女にも好かれます。それを本人もよく分かっているところもポイント。
この辺は、シマウマの研究をしている誰かさんと対極ですね。ほとんど同い年なんですけれど(笑)

そしてセレスティンは、ずっと設定だけがあった女性なんですけれど、ようやく御目見しました。
この人、性格が男前(?)でして、面倒臭いことは嫌いなんです。
マッテオは、挨拶代わりに女を見境なく口説きますが、それを真に受けて群がっている女性陣の熾烈な戦いを日頃目にしているので、「そんなことに巻き込まれるなんてゾッとしちゃう」と思っています。そういう性格である上、TOM-Fさんのご指摘通り容赦なくて息が詰まりそうなので、よく男性に逃げられていますが、果敢に次の男性とデートしているようです。続かないみたいですけれど。

ちなみに、マッテオもおそらく結婚はしないでしょう。拓人と違って「一度っきり」などというルールは持っていませんが、「一人の女性を心から大切に」という哲学も持っていません。っていうか、二人の妹と姪への愛情の方がデートする女性陣に対する愛情を遥かに凌駕しているので、それだけでも問題でしょう。

腕時計ですが、TOM-Fさんのご愛用は、アニエスベーですか! 久しぶりにそのブランド名を耳にしました。青春時代が同じ頃だった証拠みたいな……。私の人生最初の腕時計は、ディ○ニーのバンビのものでしたがすっと昔に動かなくなりました。スイスに持ってこようと思ったけれど、まだ実家にあるかなあ。そして、iPhoneを持って以来、腕時計は持っていません。ちょうどその頃、スウ○ッチの時計の電池がきれてそれっきりです(笑)

セレスティンの使っている「センチメンタル・バリュー」という言葉ですが、どこかで「センチメンタル・スウィングという」を聞いたので使いたかったのですが、どうもこの言い方は裏が取れませんでした。もしかしたらイギリス英語なのかもしれません。「センチメンタル・バリュー」は普通に使うみたいだったので、採用してみました。

マッテオ自身は、ピゲとか、パテック・フィリップとか、その手の私の年収を軽く超えるような時計をしているようですが、セレスティンが思い入れのある超安物を愛用していることを微笑ましく思っているし、「彼女が大事にしているものをバカにされたのは許せん」と、奮起するような価値観の持ち主でもあるのですね。

っていうような男、どっかにいないかなあ。
(いても私は相手にされないだろうという話はさておき)

コメントありがとうございました。
2017.09.27 20:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
今回は腕時計にまつわるお話でしたね。
センチメンタル・バリューって言葉、すごく印象深かったです。
腕時計といえば、昔は時計ってステータスの一つだったイメージがあります。
でも最近は時代の流れか、この前三宮のロレックスのお店が
閉店しているのを見かけて寂しくなりました。
でも「センチメンタル・バリュー」って言葉は、時代に左右されない
個人の思い入れが詰まっていて素敵だなと思います。
思い入れのある時計を付けているのが、これまた切れ者の女性というところも
いいですよね。怜悧な印象のセレスティンですが、温度感も感じさせます。
マッテオお兄ちゃんもそうですね。
有能なのにこういう人情深いところもある。
有能なだけだったら嫌味に映ることもあるんだろうけれど、人間味もあるから、
そりゃ女性も群がりますよね。
もっとも、マッテオ氏自身は「一人の女性を心から大切に」という哲学は
もっていないということで、本気で好きになったら大変そう。
この二人の掛け合い、面白かったです。
時として妹たち(特に某写真家のほうの)ですら躱わし切れない兄の好き好き攻撃(しかも挨拶がわり)をあっさり躱している女性は貴重かも。
素敵にコーティングしてもらい、また自動巻にもしてもらったことで、
恋愛で辛い展開もあったセレスティンの時間が動きだしたようでよかったです^^
2017.09.28 03:39 | URL | #- [edit]
says...
おわわわわ…こうやって落とすんですね///

成金とか言うけどお金持ちの方がそういう配慮が行き届いてたりするものなんですね
そういう配慮ができるからお金持ちにもなれるのかな
でもその配慮は何かのたくらみの可能性も…
ってこれじゃ私は人気者に難癖をつける陰キャだ><
私もこんな風なプレゼントをくれる人がいれば温かい気持ちの人になれる(?)のに
2017.09.28 12:41 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

正確に時を計ることが難しかった昔はともかく、今はどんな時計をしても正確な時間を知ることはそんなにむずかしくないと思うんですよ。
で、それ以外の付加価値で、時には新車が二台は買えちゃうようなすごい時計も売っているわけです。
で、ある程度の社会ステータスにいる方たちは、みなさん、すごい時計をしておられるのが常なわけですが、それでも、敢えてすごくない時計をする背景をちょろっと書いてみました。セレスティンも、そんな時計が他の持ち物と比べて異質で安っぽいとはわかっているのですが、でも、思い出の方が大事で、ここまできちゃったみたいな。

マッテオの行動が、その本人の中での持ち物のアンマッチを、上手に消化してくれたみたいな形にしてみました。
こういうのって馬鹿げてお金がかかるじゃないですが、そこまでする意味ってどこにあるって思うんですけれど、マッテオは大切な人のためにはお金をまったく惜しまないタイプなのです。そういう意味で、彼は私の理想のお金持ちです。

マッテオを本当に好きになった女性は、そりゃ大変でしょうね。
もし重婚が許されていたら百人くらいと結婚しちゃうかもしれませんが、そうもいかないので独身でいるようです。
セレスティンはマッテオのことを人間として好きですが、修羅場などが面倒臭いので「こういう人、無理」なんですね。
そういうわけで、マッテオが最も信頼する部下数人の一人になっています。
お互いに言いたい放題なのも、信頼の証かもしませんね。

セレスティンは、時計が戻ってきて、また有能な秘書に戻りましたが、恋はどうかな。
この人も玉砕しまくりです(笑)

コメントありがとうございました。
2017.09.28 20:41 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは、落とすんじゃなくて、周りが勝手に落ちちゃうんですよ、そういうことにしておいてとマッテオが言っています(笑)
でも、セレスティンは全然落ちていないみたいです。

お金がたくさんある人でも、自分だけのことに夢中になってガツガツしているタイプと、こうやってどんどん周りのために使うタイプがいますが、後者の方がずっとラッキーが続くみたいですよ。人望が後で助けてくれるのかもしれませんね。

企み……の場合もありますが、まあ、投資した分を回収できないこともあります。
プレゼントだから見返りを期待しちゃダメなんですよね。なかなか人間かできた発想にはなれませんが。

ダメ子さんには、隣のお兄さんがたくさんプレゼントを買ってくれるそうですよ!

コメントありがとうございました。
2017.09.28 20:55 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
時計。
良いですよね。
・・・って言って。


私は社会人になってから腕時計をつけてないじぇ。。。
(>_<)
いやあ、医療系の仕事で腕時計は邪魔ですし。
一部屋に時計が置いてありますからね。。。
仕事で装飾品付けるべからず・・・ですからね。

2017.09.29 11:05 | URL | #- [edit]
says...
マッテオったら、さすがだなぁ。
彼のような頭脳が何事に対しても成功への鍵なんだろうと思います。たとえば時計を見たことを憶えている記憶力、そこからの洞察力とか・・・。
彼はすべてに対して配慮し、すべてに対して最適に行動する。そしてそれが自然にできるんですね。
さらに、女性に対しては特別に・・・。
《赤い月》でのマッテオ、さすがだなぁと感心させられます。マイ・スイートハートォ?こんなことが素で言える男、その辺に(特に日本には)居ませんよ。

でもこういう男はわかんないなぁ。たぶん、とっても自分に素直に行動しているだけなんだろうけど、なかなか理解不能です。
セレスティン(素敵な名前ですね。でもちょっと書きづらい)、とっても有能な頭の切れる女性ですが、それだけではない所が面白いですね。ちゃんと恋もするんだ。しかも懲りないで・・・。合理的で沈着冷静な部分と人間らしい部分をあわせて持っている素敵な人物であるということがわかります。
容姿の描写からも彼女の感じが伝わってきますが、これではちょっと・・・彼女にアタックしようという男性は少ないだろうと思います。ま、相当レベルの高い男性でないと釣り合わないだろうとは思いますが、レベルを上げるとマッテオクラスになってしまって、彼女にとってはお気に召さない?
でもマッテオにとって、そういうところがちょうどバランスが取れてパートナーとしてピッタリと収まるんだろうなぁ。

時計はステータスシンボルとして結構効果のあるアイテムですから、今彼女が付けている時計は、彼女が付けるには相応しくないのかもしれないですね。
でも、こういう拘りも彼女の人間性が垣間見えて面白いです。
マッテオもやることが粋すぎです。
無理とわかっていて言いますけど、サキとしてはこの2人のカップリングを強くを希望します。
でも、マッテオが時計を治しちゃったからなぁ。セレスティンの有能な秘書としての機能は、また正確に動き始めたようです。
2017.09.29 11:36 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

こういう小説を書いておいてなんですが、私ももう随分と長いこと腕時計なしですよ。

スマホが普及してから、腕時計している人めっきり減りましたよね。

腕時計は別にしなくてもいいかなと思いますけれど、実は懐中時計には密かに憧れていたりします。
(なんの話?)

医療系って腕時計しちゃダメなんですか?
スイスの医師は腕時計して診察しているような……。

コメントありがとうございました。
2017.09.29 22:21 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

若干、強引な設定でしたが、この二人、アフターファイブに使う店などがけっこう合致してい流ので、こういう偶然もあったりします。
セレスティンの時計は、そうした場に不釣り合いなほどに安物なので、高級クラブだと逆に目立ったのではないかと思います。

そして、マッテオは常に周りの女性を口説きまくっていますので、女性の持ち物にも敏感です(笑)

彼の口説き文句は、年季が入っていますから、このくらい大した事はありません。
ジョルジアに呼びかける時は、イタリア語も交えて甘ったるい言葉をこれでもかと使いましたので、それに比べてこの女性は「テキトーに口説いているな」と思っていただけるくらいですよ。日本の風土には合いませんよね(笑)

セレスティンは、果敢に相手を見つけようとしますが、こういう人なのでフラれる事が多いです。
その上、あまり好ましくないような男性とばかり付き合ってしまうタイプのようです。
仕事での有能さと、男を見る目はあまり関係ないのかしら。
でも、本当に懲りていませんね。
マッテオは、パートナーなんかいらないとまでは思っていないでしょうが、一人に決めてしまうと、もう遊べなくなるので嫌なんじゃないですか。

まあ、恋愛関係にはなりそうもないですけれど、セレスティンとはいいコンビで、ものすごく重要なディナーで女性を同伴しなくてはならない場合、口が軽そうな美女の代わりにセレスティンを連れて行く事もあります。
その時も「デートの予定があったのに、ぶつぶつ」などと言われていたりしますよ。

セレスティンの使っていた時計は、正直言って浮くほど安物でしたが、マッテオが作り直してくれた後は、どこにつけていっても恥ずかしくない高級腕時計に変身しました。
そして、彼女はマッテオにとても感謝して、これまで以上に忠実に勤めると思います。
が、あくまで社長と秘書ですかね。
ま、なんだかんだいって、二人とも全然運命の相手に出会えないので、いつまでも二人でこういうしょーもない会話をしていそうです。

コメントありがとうございました。
2017.09.29 22:49 | URL | #9yMhI49k [edit]

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