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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(10)一週間 - 3 -

「郷愁の丘」の続きです。三回に分けた「一週間」のラスト部分です。

さて、ジョルジアの故郷へ行っていた二人はお昼を食べ損ねました。これに続くシチュエーションは、実は別のキャラクターの別のストーリーのためにしばらく妄想していたものなんですが、構想そのものがボツったのでこのストーリーで使わせてもらうことにしました。

今回はジョルジアが借りている部屋の話が出てきます。《郷愁の丘》のグレッグの家もそうですが、こうしたストーリーを書くときには「このぐらいの広さで、間取りはこうで、外見はこんなかんじで」とかなり詳しく決めます。でも、実際に描写するのはほんのわずかなんですよね。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




郷愁の丘(10)一週間 - 3 -

 ロングビーチが近づく頃になると、さすがに二人ともかなり空腹だった。氣がつくと四時を回っている。

「この時間だと、ランチには遅いし、ディナーには早すぎるわね。《Sunrise Diner》なら、なにか食べられるとは思うけれど、ちょっと前に出てきたばかりだし。ねえ、もしよかったら、わが家に来る? 実は、昨日あのパスタソースを作ったばかりなの。スパケッティを茹でるだけですぐに食べられるわ」

 グレッグは耳を疑った。自宅に招いてくれている?
「本当に? もし迷惑でなかったら、もちろんもう一度食べたいよ」

 ジョルジアは、ウィンクをした。
「あなたの家みたいに広くないし、それに、特別なご馳走も出てこないわよ。でも、グレッグ。今日からニューヨークに来るって教えてくれなかったあなたが悪いのよ」

 彼女のフラットは、《Sunrise Diner》のある海岸沿いから三ブロックほど内陸に入ったところにある。彼女が借りているのは二階の半分だ。寝室にリビング、キッチンと浴室、それにほとんどが資料と写真で占められた部屋がある。オーナーもイタリア系アメリカ人で、家賃も手頃だ。何よりも会社まで歩いていける距離にあるし、家の前に駐車スペースがあるのも便利だった。

 もっと広い部屋を借りた方がいいと忠告する人もいたが、彼女はほとんど人付き合いをせず、泊りにくるどころか訪問する友人すらほとんどいなかった。両親と会う時には彼女がガーデンシティに出向き、ロサンジェルス在住の妹アレッサンドラはニューヨークでは兄マッテオのペントハウスに泊る。

 だから、兄マッテオ以外で、この五年間にこの部屋に足を踏み入れたのは、実はグレッグが初めてだった。ジョルジアは、だが、あえてその事に言及はしなかった。
「さあ、どうぞ。幸いそんなに散らかっていないと思うんだけれど」

 彼女は、小さなフラットの中を案内した。といっても、玄関からすぐに見渡せるリビングとカウンターで仕切られた小さいキッチン、それに玄関脇にあるシャワーつき洗面所のみで、あっという間に見せ終わった。

 《郷愁の丘》でグレッグに描いてもらったサバンナとシマウマの絵は、額に入れて寝室のベッドの向かいの壁に掛けてある。彼女が寝室の灯を消す前、彼女が目覚めて伸びをするとき、その絵を目にしてあの忘れられない地に想いを馳せている。そう、今朝もいつものようにそれを見つめて、グレッグがルーシーとあの朝焼けを眺めているのかと想像したばかりだったのだ。彼が、すぐ近くにいるとは夢にも思わずに。

 彼女は、その絵の掛かっている寝室を見せようかと思ったが、やめた。誘っていると誤解されても仕方ない行為だと思ったから。彼が、あの部屋は何かと訊いてきたら、そのときに見せようと思ったが、礼儀正しい彼が、そんなことを言うはずはなかった。

「あ。あのソースの香りがする」
グレッグはリビングを褒めるより前に、思わずそう言って、ジョルジアに笑われた。
「待ってて。すぐにスパゲティを茹でるから」

 キッチンには、彼女が一人でいるときは食事もする小さなテーブルがあった。ジョルジアは、彼をそこに座らせて買ってきたノースフォークのワインを開けてもらい、まずはそれで再会の乾杯をした。そして、スパゲティを茹ででいる間に、サラダ用のレタスを彼に渡してちぎってもらった。

 さまざまな会話をしながら、二人で食事の用意をする。《郷愁の丘》の二週間でいつの間にかできていた役割分担が戻ってきた。論文の話や、学会の話、それにサバンナの現状など、話は尽きなかった。

 リビングにある少し大きいテーブルに皿やカトラリーを用意して、食事をはじめてからも二人の楽しい会話は続いた。

「ところで、ルーシーはどうしているの?」
「レイチェルのところのドーベルマンと一緒に、マディが面倒をみてくれている。《郷愁の丘》に置いておくのはかわいそうだから」

 彼は具体的には言わなかったが、ルーシーの世話を頼むとしたらいつも通ってきているアマンダしかないだろう。ルーシーはいつもアマンダにひどく吠えるし、彼女もルーシーを毛嫌いしている。下手をすると水も替えてもらえないかもしれない。ジョルジアも、マディに頼んだのは賢明な選択だと思った。

 会話も弾んだが、食欲の方はそれにまったく邪魔されなかった。スパゲティとジョルジア自慢のボローニャ風ソースは全部きれいになくなった。彼女はそれに大層満足した。

 デザート代わりに、缶詰のフルーツサラダを食べていると、ジョルジアのiPhoneが振動した。

「あ、兄だわ」
そう言ってジョルジアは電話をとった。彼は、親しげに話すジョルジアの様子を目を細めてみていたが、彼女がこういうのを聞いて戸惑った。
「あ、ごめんなさい。パスタソースね、急なお客さんが来て、今食べちゃったの。……そんなにがっかりしないで。また作るから……」

 電話を切った後に、空になった鍋を見ながらグレッグは心配そうに訊いた。
「もしかしてお兄さんと食べるために作ったのかい?」

「あら、違うわ。思い立って、自分のために作ったのよ。兄は、昨日も電話をかけてきてね、何をしているのかって訊かれたから、作っていると言ったら、近いうちに食べにくるかもって言っていただけよ。別に約束したわけじゃないの」
彼女の言葉に、彼は少しだけホッとした様子を見せた。

 それに続く五日間、ジョルジアは、グレッグの学会の始まるのが遅ければ《Sunrise Diner》で一緒に朝食を摂り、そしてほとんど毎晩待ち合わせた。もう一度だけ彼女のフラットで料理をしたが、後は用意する時間がなかったので外食になった。

 彼のホテルは《アルファ・フォト・プレス》やジョルジアのフラットから近く、どこへ行くのもたいていは《Sunrise Diner》かクライヴの骨董店の前を通るので、手を振り、話しかけ、「じゃあ後でね」という話になった。

 《Sunrise Diner》に何度も通ったので、かしこまっていたグレッグは、キャシーや常連たちと普通に話せるようになり、リラックスしてその場にいられるようになった。

 そう言えばと思い出し、レイチェルはどうしているのかジョルジアが訊くと彼は肩をすくめた。
「偉い人たちと毎晩会食しているよ」
「え? あなたは行かなくても大丈夫だったの?」

「僕が来るとは誰も思っていないよ。それに、レイチェルに僕が君と一緒にいると言ったら、そっちに行った方が楽しいだろうって」
「そう。それを聞いて安心したわ」

 それからキャシーにも聞こえるように体の向きを変えて言った。
「明日の晩だけれど、あなたがニューヨークにいる最後の夜でしょう? 明後日の夜はフライトだから。《Sunrise Diner》で、いつもやってくるみんなとお別れ会をしようかって話していたの。空いている?」

 グレッグは、困った顔をした。
「せっかくだけれど、明日の夜はパーティに行かなくちゃいけないんだ」

「パーティ?」
「ああ。同伴者も参加できるパーティだから、ぜひ君も連れて来いってレイチェルは言っていたけれど……君は僕と同じでパーティが嫌いなんだよな」

「そうね。可能なら、パーティに行きたくないのは確かだけれど……学会のパーティなの?」
「そうだね。といっても、WWFがスポンサーになっているパーティで、学者以外に、会員に名を連ねている篤志家もたくさんくるんだ。それで、レイチェルが、ずっと彼女や父のスポンサーをしてくれている若い大富豪に、僕を紹介してくれるっていうんだ。だから、どんなにパーティが嫌いでも絶対に出ろと厳命されているんだ」

「その富豪に、あなたのスポンサーにもなってもらうってこと?」
「そうだといいね。レイチェルがしてもらっているみたいに定期的に援助してもらえたら最高だけれど、さすがにそれは無理だろうな。いま関わっているプロジェクトだけでもいいから、少しバックアップをしてもらえたらありがたいんだ。でも、どうかな。僕は、初対面の人に好印象を残せたことはないから、無駄足になるかもしれないと、今から氣が重いんだ」

「その大富豪って、氣難しい人なの?」
ジョルジアが訊くと、彼は首を振った。
「氣難しいどころか、誰にでも好かれる素敵な人らしいよ。マッテオ・ダンジェロ氏って言うんだ。かなりの有名人らしいね」

 ジョルジアは目を丸くした。
「マッテオ? 彼が、レイチェルたちを援助していたの?」
「知っているのかい?」

「ええ。とてもよくね。彼は……」
そこまで言ってから、彼女は少し言葉切ってから、楽しそうに笑った。カウンターにいたキャシーも笑いを堪えている。グレッグは不思議そうにジョルジアの言葉を待った。

「グレッグ。そのパーティ、私も行ってあげるわ。レイチェルだけでなく、私からもマッテオに頼んであげる」
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Category : 小説・郷愁の丘
Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
ああ、動き出した!再び運命が音を立てて!!!
そんな感じですね。
そういえば、グレッグはジョルジアがマッテオの妹だって事は知らなかったんですよね。
そんな単純なことが意識の外にありました。
マッテオがどんなふうに驚くのか、グレッグに対するのか、楽しみになってきました。
マッテオがどう考えてもどう見ても、グレッグって大事な大事な妹の彼氏に見えるはずですものね。
「あのソースを食べてしまったのが君か!」な~んて。
グレッグのSunrise Dinerデビューは上手くいったようだし、今度はマッテオデビュー、これが上手くいったらまだアレッサンドラデビューも控えているし、グレッグ大変だ。

あ、部屋の設定をきちんと決めておくお話し、確かにそうですね。
サキもいいかげんにしておくと、ストーリーが展開できないような気がします。たとえほんの部分的にしか使わないにしても・・・。
会話が弾む弾む、でも寝室は見せないんだ。う~ん、ここはまだ早いか。グレッグ、この部屋は?って思ったんでしょうか?
2017.10.18 07:40 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
わあ、ついにジョルジアが自宅にグレッグを招待した~。
ドキドキというより、自然な流れで^^

ジョルジアの部屋は、いつもきちんと片付いてるイメージがあります。
(私は絶対に急なお客は呼べないな……(笑))

そしてさらに今回は驚きの展開に。
ジョルジアが可笑しそうに笑う姿が目に見えるようです。
この後のグレッグの顔も、見てみたいです。
パーティの苦手なジョルジアにとっても、楽しい時間になりそうですね^^
2017.10.18 09:57 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
更新、お疲れ様でした。

ふふ~ん、そうか、やはりそうなったか。
前のお話の八少女夕さんのコメント返信を読んで、なんとなくこの流れは予想していました。
ニューヨーク初日は、やはりジョルジアの手料理でもてなさないとね。グレッグにとっては、どんな高級レストランのディナーより、美味しいはずだし。まあ、ちょっと切ない味もしそうですけど(笑)

一週間、あっという間ですね。
さらっと流されてますけど、どんなデート(もどき)をしたんだろうなぁ、とあれこれ妄想して楽しみました。
で、なるほど、ここでWWFのパーティですか。ふむふむ、そっか~。
おそらくグレッグにとっては、ジョルジアの「知らなかった」一面を知る機会になりそうだし、ジョルジアにとっては……(自粛)
役者も勢ぞろいのようで、なんかいろいろと楽しみだぞ(意味深)
2017.10.18 11:21 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

ニューユークに来た(レイチェルに首に縄つけて引っ張ってこられた)理由は、これでした。
マッテオに少し援助してもらえるように頼め、ってことですね。
レイチェルもジョルジアがマッテオの妹だとは知りません。

「花火の宵」でマッテオが心配していたことからわかるように、ジョルジアはグレッグとの微妙な関係のことは一言もいっていませんので、マッテオにも寝耳に水(笑)
おもしろがってくださいませ。あ、ソースの件はちゃんと出てきますよ。

超有名人アレッサンドラのことは、グレッグはまったく知りません。
雑誌の表紙などで見かけても「ジョルジアに似た顔の人だ」と思うぐらい。そもそもスーパーモデルとは何をする人なのかも分かっていないかも。今回の本編ではアレッサンドラとグレッグが会うシーンはないですが、そのうちに外伝でも。

部屋の詳細など、たとえ矛盾のある記述をしてもほとんどの方は読み飛ばすと思うんですよ。
でも、あとで「これ、ありえないじゃない」と自分で氣づくみたいなのは嫌ですね。
例のアントネッラのコモ湖東岸と西岸の間違いとか、悶絶しました。

さて、寝室はなんですよね。
「どうぞ」というのもなんだし。
なんでもない仲なら反対に「ここは寝室で」と見せたかも。この二人は微妙な間柄なのでお互いに触れないようにしているかも。

コメントありがとうございました。
2017.10.18 20:38 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは、ジョルジアは二週間もグレッグのところに泊まっちゃいましたし、もうドキドキもへったくれもないかも。
グレッグの方がドキドキ?
ま、例によってヘタレなので、何もないんですけれど。

海外の家は、わりと片付いているところが多いように思います。
ジョルジアは、そうですね。さっぱりタイプなので、そんなにはごちゃついていないかな。
でも、ものすごく綺麗に片付いているというよりは、マッテオやグレッグになら多少のごちゃつきを見られてもへっちゃら、なのかも。

私自身は、あまりきちんとしていないタイプだけれど、とにかくノーアポで人がどんどん来てしまうので、汚部屋になるのは強制的に免れているのかも。ヨーロッパの人たちって、日本ほどちゃんと連絡してから来ないんですよね。それに、突然義母が来たりするし。しくしく。

limeさんの所ほどの驚きの展開はまったくないですが、二人でパーティに行くことになります。
なんで二人とも嫌いなパーティに行くかというと、マッテオに会うためなんですが、それだけではなく作者としてはそうしなくてはならなかった理由もあります(笑)
次回、二週ほど空きますが、続きを読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.10.18 21:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そうなんです。自宅でご飯を食べさせるために、シーフードレストランを閉店させた私です(笑)
ジョルジアは、ノンナ仕込みでかなり料理はうまいんですが、なんせ仕事で忙しいので、今回はたった二回だけでした。
グレッグは、あはは、まあ、嬉しいけれど、たしかにちょっと切ない。
っていうか、何やってんだろ、自宅に二度も招かれているのに。

もっともデートもどきは、ほとんど何もしていませんね。
行った店はほとんど《Sunrise Diner》のみ。
日中は、一応、グレッグは学会で来ているので、初日以外は拘束されていますし、ジョルジアも仕事が(笑)

そして、WWFのパーティですよ。
レイチェルが、マッテオを紹介するために、強引にニューヨークに連れてきたわけですが、その場がパーティでなくてはならなかったわけは、ご存知の通りでございます。ジョルジアはパーティからは逃げ回っているのですが、グレッグのためなら行くという(笑)

この章が、今年のこの話の本編のラストになるのですが、その前にまた例によって別の話が入ります。
肝心なところの前に、じれったくて申し訳ありませんが、少々お待ちくださいませ。

コメントありがとうございました。
2017.10.18 22:08 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
家で食べるって結構楽なんですよね。
食べ物とか作りやすいし。
馴染みの人だったらね。。。
男女だと変なことになりそうですけどね。。。
(;一_一)

今度友達と、鍋パーティーでもしようかな。。。
2017.10.19 13:23 | URL | #- [edit]
says...
グレッグ、ドキドキだろうな~。舞い上がっていいのか、いや、そういうことじゃなくて、ジョルジアはただアフリカでのお礼・お返しのつもりだろうから、舞い上がってる場合じゃないぞ、いや、でも、ってな感じかなぁ。
ぐるぐるもっとするのかと思っていたら、これは急に大きく動くのか?? なんて期待したけれど……確かに、日本だったら家に呼ぶってすごく特別だけれど、海外ではそうではないようなイメージはあるなぁ。それにきっと、誘ったジョルジアは、心の内はともかくさらりと自然な感じで話したんだろうし、そういうところもグレッグはありがたかったかも。

うちなんか、以前職場が近かったときは、毎年、うちで年末パーティなどをしていたので、そういう機会に片付けていましたが、職場が離れてパーティもしにくくなって、すっかり荒れております。いや~、たまに人が来るって大事かも。考えてみれば、けいさんには申し訳ないことを。ぐちゃぐちゃの我が家にお泊まりいただいちゃって。

そうそう、ジョルジア、ちょっと余裕な感じになってきましたね。マッテオのことを言いかけて、びっくりさせちゃおうと真実を隠したりして。グレッグの驚いた顔を見るのが楽しみってところもあるだろうし、それにきっとマッテオがジョルジアのためなら何でもしてくれそうだし。ただ、グレッグが、ジョルジアがそんな大富豪の妹だと知って、引かないかどうか、ちょびっと心配。
とりあえずは、グレッグのびっくりシーンを楽しみにしようと思います。
2017.10.19 16:32 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

そうですね。
一から用意するとなると、外食の方が簡単ですが、もうほとんどできている場合は、家で食べる方が簡単です。

男女でも、氣のおけないただの仲間なら、OKかな。
下心がお互いにあれば、それまたよし(笑)
この小説では、下心はとりあえず横においておいて、紳士的なのでやはり問題なし。

鍋パーティ、是非楽しんでくださいませ。

コメントありがとうございました。
2017.10.19 17:26 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

あはは、もうこれね、ジョルジアはグレッグをなめまくっていますね。
なんせ《郷愁の丘》に二週間も滞在して何も起こらなかったし、超安全草食動物認定されていますよ。実際、安全なんですけれど。
グレッグは「僕にしつこくされるのは迷惑だと思っているだろう」と勝手に卑下しているので、自宅に招いてもらって驚愕していますが、このチャンスを有効に使う度胸はないみたいです。「下手なことすると本当に嫌われるし」って。

もちろん日本と比較すると、やはり自宅へ招くことへのハードルは低いと思います。
ただ、ジョルジアは、ここ10年間そういう付き合いはほとんど絶っているので、兄ちゃん以外では本当にグレッグが特別なんですけれど、当人はまったくわかっていないという(笑)

私は日本にいた時は「鶴の恩返し」状態(「決して見ないでください」的な)の家に生息していましたが、こちらでは鍛えられました。
とにかく、誰もがノーアポで入り込むったら。
しかも、よそのどの家もそれが問題ないぐらいに片付いているし! なんなの、この国は! ですよ。
で、鍛えられましたので、スイス的には大いに問題はありますが、私としては「こんなに片付いているじゃん」と開き直れる程度に保っています。
私のことはさておき、彩洋さん のお家は行ってみたいです。けいさん、いいなぁ。

ジョルジアの「黙ってよう」は、この人の悪い癖なんです。
実はほぼ終わりの部分でも同じようなことをしようとします。だめじゃん(笑)
ジョルジアはマッテオが彼女の「お願い」は絶対に断らないのをわかっているので、まさに余裕ですね。
でも、「兄に会わせる」なんていったらグレッグは慌てるでしょうね。別の意味で。
もうすでにいじけていますが、どうなるでしょうね。
グレッグとマッテオってほぼ同い年なんですけれど、なんかそんな感じがしない私です。

二回ほど別の小説が入って、今年発表する本編は次の章でおしまいになります。
早すぎる!

コメントありがとうございました。
2017.10.19 17:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さん、こんにちは。
グレッグがジョルジアの懐に入り、コロコロと転がされている(?)のをニマニマと拝読させていただいております。

ホームとアウェイとの感じが違うのは当然のあるあるなのですが新鮮ですよね。
私も知人が日本に来た時は東京と共に、横浜も案内するし、Ausに来た時はシドニー・メルボルンもお勧めしますが、うちのある田舎にもご招待します。
やっぱり、その人とのつながりというのが重要ですよね。

ニューヨークに来た意味が、どんどんと広がりを見せていますね。
しかも、飛んで行っちゃいそうなくらいすごい広がり。
グレッグは知らなくて、ジョルジアはサプライズ計画?
ふふ。いろいろと楽しみです~^^
2017.10.21 03:15 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

あはははは、グレッグ、ジョルジアに遊ばれております。
きっと彼女は嬉しくて舞い上がっているんでしょう。
だったら、もっと慮れ! と作者からセルフツッコミをしておこう。

そうそう、知らない他人なら有名観光地だけでいいのかもしれませんが、知っている人は観光地よりも訪問した人の背景を感じられるところに行きたいし、行けると印象に強く残りますよね。
ジョルジアも、ケニアではマリンディのリゾートよりも《郷愁の丘》を訪れる方がずっと大事だったわけですし。

そして、普段はどんな学会もパスしているグレッグに「ダンジェロ氏に紹介するからニューヨーク一緒に行こう」と勧めたのはレイチェルですが、グレッグはそれだけなら後ろ向きだから断ったけれど「もしかしたらジョルジアに会えるかも」と思って来ちゃったのですね。その元々の目的のマッテオがまさかジョルジアの兄ちゃんだとは夢にも思っていない彼ですが、さて、どうなるでしょう。

次回までの間に二週ほどあきますが、また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.10.21 18:32 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
てほぼ同い歳なんですか!
夕さん同様わたしもそんな感じがしないです(笑)

しかし、こう来たか!
皆さん割とこの展開を予想されていたようですが
わたしはそれこそ寝耳に水でした。
ジョルジア、シマウマの素描飾っていたのですね。
いいなぁ、わたしもグレッグの精密素描画欲しいなぁ。

寝室のこともそうですが、1人で勝手に
家デートしている二人にドキドキしてました。
よく会話が途切れないなぁ、とか、もし途切れた瞬間
変な空気になったらどうしよう、とか、うん、
見事に何もありませんでした(笑)
安定のグレッグクオリティですね……しくしく。
でもグレッグの性格&今の状況からすると仕方ないですものね。

WWFがスポンサーになっているパーティですか、そういえば
一年前までWWFの会員になっていたわたしですが、毎号会報みたいなのが
届いてましたよ。トラが何頭増えたとか減ったとか、活動内容とか載ってるのですが、グレッグもこういうのに連なる活動をしているんだなと今更ながらに思い知らされました。
そう思うとグレッグ、尊敬するに値する人物なのに、ジョルジアだって尊敬してるはずなのに、本人に自覚がないのがグレッグファンとしては口惜しいですね、そこがまた魅力でもあるのですが……

それから、部屋の間取りですが、夕さんはしっかり設定されてから
描写されるのですね。さすがです……!
直接的に描写されるのはわずかでも、そうした裏付けがあるからこそ
リアリティが出るのかなって改めて思いました。
わたしは反対に、自分の中ではある程度しっかり決めるんだけれど、
小説に落とし込むときには敢えてぼんやりした描写になるようにしています。
小説における間取り問題、面白いなあと思いました。

さてさて、次回はパーティーでしょうか、ジョルジアドレスアップするのかな?
グレッグは?
楽しみにお待ちしてります^^
2017.10.24 02:07 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。同い年っぽくないですよね。
外見はグレックの方がおっさんくさいですが、佇まいというか大人としての自立性というか、そういうのはマッテオの方がしっかりしています。なんせ大会社のCEOだし。女の扱いは……まあ、これは慣れていればいいってもんでもないので(笑)

なんでしょうね。
私は黙って居られずに、コメントでバラしちゃったり、外伝でどんどんネタバレしちゃっているので、それで先がわかっていらっしゃる方も多いのかも。

女が自宅に男を招くというのは、日本だったらほぼ「やってもOKサイン」と見なされますが、こちらだとそこまでではないように思います。まあ、でも、「絶対に何もしてほしくない勘弁してほしい男」は招ばないだろうな。男性の方もそれは同じかと。日本ってたとえば同僚や友達の家って、すごく遠いじゃないですか。電車に乗って行かなくちゃいけない感じで。それに招くとなるとやたらとご馳走するし。そうなると特別な人しか招かなくなるけれど、こっちではみな割と近くにいるし、「おいでよ」とその場で招き、本当にワインとチーズしか出て来ないというのもありなんです。招くハードルがすごく低いのですね。

さて、ジョルジアは、グレッグに構図を変えて描いてもらったファンタジーシマウマの絵を受け取った時に「額に入れて飾る」と宣言していましたが、そうです。ほんとうに飾っていたのです。しかも寝室に。だからマッテオ兄ちゃんはこの絵を見ていないんですね。マッテオは勘の鋭い人なので、見たら「これは誰が描いたの」ってところから簡単にグレッグの存在を嗅ぎ当てたでしょうが、見ていないのでまだグレッグのことを知りません。寝室に飾るっていうのは、リビングに飾るよりもより近く感じているからなんですが、肝心な本人にも見せないもんだから、グレッグもジョルジアにとっての自分の立ち位置を未だにたくさんの友達の最後尾ぐらいだと感じていたりします。

グレッグのイラスト、欲しいですか? それは嬉しいな。でも、きっとcanariaさんの絵の方が芸術していると思うんだけれどなあ。

二人きりの時間は、もう慣れているんですよ、二人とも。だって二週間も陸の孤島に二人っきりだったんですもの。途中で言葉が途切れた時も何度もあったはずなんでけれど、それも苦にならない感じでいたはずです。
ま、だから、グレッグはジョルジアに舐められているんですけれど。「襲うはずはない」的に。実際に、そうなんですけれど。

おお、canariaさんもWWFの会員だったことがあるのですね。
グレッグは、人間と集うよりもサバンナで動物を眺めている方が好きな人なので、もちろん研究も自然保護の方に寄ります。
今回は動物行動学の学会なので、レイチェルを始めたくさんの有名・無名の動物学者が集っています。
ジョルジアは、そういえば、グレッグのことを尊敬していますね。
最初は「いろいろなことを知っているえらい博士」という認識でいたぐらいですし。
今はかけがえのない友達〜誰よりも特別な人の間を行ったり来たりしているところでしょうが、それでも研究に対しては相変わらず尊敬しています。まあ、だから七時間放置されても怒らなかったということもあります。でも、グレッグは「ダメすぎて呆れているんだろうな」と勝手に思っていますよ。

間取りなどは、本来はなくてもいいので、書きますけれどうるさくならない程度にしておきます。
なぜちゃんと設定するかと言うと、適当に書いていると、出てくるところが飛んでいると矛盾のあることを書いたりするからなんです。
発表してからだともう直せなくなりますし。
あ、私、他の真面目な皆さんと違って、一度書いたものはも、書き直したりしないんです。
canariaさんの小説は、あ、そういえば、間取りのことが意識に上ったことはないかも。
でも、街の道順とか、こういう街角とか、お店のこととか、なんとなくイメージが残っているので、それは的確に記述なさっているんだろうな。その自然さが命ですよね。

さて、次回はパーティです。普段Tシャツにデニムばかり着ているジョルジアもちゃんとしたパーティではきちんと装います。
ご期待くださいませ。
グレッグも一張羅を着ますよ(笑)

コメントありがとうこざいました。
2017.10.24 19:32 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは!
遅ればせながら読ませていただきました^^

自宅に招いて、とてもいい感じ……二人にとって充実した時間だったと思います。
パーティーもなんだか上手くいきそうな予感で、この一週間がどう締めくくられるのか楽しみです♪
2017.10.26 14:37 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

観光案内もいいですが、自宅でもてなすと親しさは更に増すように思います。
一応、学会できているので、遊んでばかりは居られませんでしたが、それでも充実した一週間になったでしょうね。

さて、ジョルジアはマッテオにグレッグの支援をお願いするつもり満々で、普段なら逃げまくるパーティに行くことにしました。

最後の晩に何が起きるか、読んでくださると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.10.26 20:34 | URL | #9yMhI49k [edit]

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