FC2ブログ

scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】郷愁の丘(11)君に起こる奇跡 - 1 -

「郷愁の丘」の続きです。グレッグの渡米について記述する最後の章「君に起こる奇跡」です。今回、三回に切るか、四回にするか悩んだのですが、結局四回に分けることにしました。大して長くないつもりだったのですが、結構字数がありました。

実は、今年の「郷愁の丘」本編の連載は、この「君に起こる奇跡」までとなります。来年もまた「scriviamo!」を開催予定なので、例年のようにみなさんにご参加をいただけると仮定すると、まるまる三ヶ月間「郷愁の丘」の連載がストップします。ただ、今年の終わりに関連する外伝が入りますし、ストーリーも同じように季節が飛ぶので、偶然ですがちょうどいい季節に再開することを予定しています。

さて、今回は、グレッグが兄マッテオに援助を頼むということを知ったジョルジアが、彼のために嫌いなパーティに一緒に出席することを決めたところです。このパーティ、男性ならタキシード、女性もドレスという格式高いドレスコードがあるので、普段デニムにTシャツ姿のジョルジアもちゃんと着飾って登場します。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




郷愁の丘(11)君に起こる奇跡 - 1 -

 約束より少し早くからホテルの前で待っていたグレッグは、何台目かのタクシーが停まり、知らない人たちが乗ったり降りたりするのを見るとはなしに眺めていた。ジョルジアは、車の中から彼に手を降ったが氣づいていないので、運転手に言って一度降りた。確かにいつもとは違うドレス姿だけれど、自分だってタキシードなんだから、そのくらい予想していてくれてもいいのに。ジョルジアはおかしくなって微笑んだ。彼は、手を振る彼女に氣づくと急いでこちらに寄ってきた。

 ジョルジアは光沢のある絹のシンプルなドレスを着ていた。フレンチスリーブのスレンダータイプでスクエアネックの胸元に大粒の真珠が品よく輝いている。同じ輝きのティアドロップ型のイヤリングも、耳元で揺れている。肌寒いので羽織っている暖かみのある黄色のコートは、長さもウエストの絞り具合もドレスにぴったりと合っていた。ヒールの高い絹のパンプスのせいで、いつもよりも背が高くなっている。

 彼は息を飲んで、何かを言おうとしてから口をつぐんだ。言葉を飲み込んでいる。もしくは思ったことを隠そうとしているように見えた。潤んだ瞳を見ながら、この表情をどこかで見たと思った。そして思い出した。《郷愁の丘》の彼の家で、あのボローニャ風ソースのスパゲティを出した時だ。でも、どうしたのかしら。

 ジョルジアは、自分のドレスを改めて見下ろして訊いた。
「どこか、おかしい?」

 彼は、慌てて答えた。
「そんなことないよ。素敵な色だ」

 ジョルジアは肩すかしを食らったように感じた。うんざりするほど褒めまくる兄マッテオに慣れてしまっていたからかもしれない。着飾ることは滅多になかったが、こんなに簡潔に服装を評価されたこともなかった。

「この色のドレスを着たのは初めてなの。今年妹がくれようとした中で、一番シンプルで露出が少なかったからこれをもらったんだけれど」
「妹さんが、しょっちゅうドレスをくれるのかい?」
「ええ。ファッションの仕事をしていて、シーズンごとに沢山の服をとり替えるの。ほとんど着ていない服ばかりよ。おかげで私はほとんど買わずに済んで助かるわ。ドレスって高いし流行もすぐに変わってそんなに長く着られないから。男の人が羨ましい」

 彼は笑って自分の着ているタキシードを見た。
「確かにね。僕はずいぶん長いことこれを着ているよ。年に一度着るか着ないかだ。次の時に着られなくなると困るから太らないように氣をつけなくちゃいけないんだ」

 二人は同時に笑い出した。それから再びタクシーに乗って、会場に急いだ。

 レイチェルは既に来ていて、たくさんの友人に囲まれて談笑していたが、二人を見ると歓声を上げて近づいてきた。
「久しぶりね、ジョルジア。まあ、今日の装いはなんて綺麗なのかしら。あなたがとても美人なのは、ちゃんと氣づいていたわよ。あなたにこうしてまた逢えて本当に嬉しいのよ。マッテオと知り合いなんですって? 彼はもう来ていたわ。早速、彼にこのシャイな研究者を紹介しちゃいましょう」

 レイチェルは、人混みを上手にかき分けて、奥で主催者たちと談笑しているマッテオのもとに二人を連れて行った。レイチェルが手を振って声を掛けようとした時に、マッテオの方も氣がついてこちらに顔を向けた。そして、大きく驚いた様子を見せると、駆け寄ってきた。

「なんてことだ! ジョルジア! お前にここで逢えるなんて、僕は夢を見ているのか?!」

 それから、驚く周りの様子にも構わずに、固く抱きしめて頬にキスの雨を降らせた。いつもの事ながらジョルジアは少し困った。
「大袈裟よ、マッテオ。確かにちょっと久しぶりだけれど」

 あまりの親密ぶりに、レイチェルもグレッグも戸惑っているようだったので、彼女は慌てて言った。
「実は、マッテオは、私の兄なの」

「え? あなたたちが兄妹?」
「そう。僕の本名は、マッテオ・カペッリなんだ。僕には自慢の妹が二人いるんだよ」
満面の笑顔でそういうと、再び愛しそうにジョルジアを見つめて賞賛の言葉を発した。
 
「ああ。僕の愛しい妖精さん! 今宵はまた一段と美しいね! この緑はエル・グレコの絵で聖母が纏っていた色だね。本当にお前によく似合っているよ。もし天国に森があるとしたら、お前のように輝かしく優美な天使が待っているに違いないよ。それに、僕の贈った真珠を使ってくれているんだね。とても嬉しいよ」

 ジョルジアは、先ほどグレッグがドレスの同じ色についてたったひと言で済ませたことを思い出して、思わず笑った。

「ありがとう、兄さん。ところで、レイチェルから聞いていると思うけれど、私の大切な友達を紹介させて。グレッグ、ヘンリー・グレゴリー・スコット博士よ」

 そう言われて、マッテオは改めてその場に立ちすくんでいたグレッグに目を移した。彼は人懐こい笑顔を見せて歩み寄るとしっかりと握手をした。
「それでは、あなたがドクター・スコット・ジュニアですか。はじめまして。お逢いするのを楽しみにしていましたよ」

「はじめまして」
グレッグの声からは強い緊張が感じられた。マッテオの放つ圧倒的なパワーに氣後れしている。ジョルジアは、彼を力づけるために近くに立った。

「ニューヨークははじめてだそうですね。お氣に召しましたか?」
「はい。妹さんに、案内していただきました」

「そうなのか、ジョルジア? どこにお連れしたんだ?」
「ノースフォークの海岸よ。私たちの住んでいたところ。ああいうところは、ツアーの旅行じゃ見られないでしょう? この間、電話をもらった日よ」

 マッテオは「そうか」と嬉しそうに頷いたが、ふと思い出したように「あの日?」と言ってからグレッグの方を向いて片眉を上げた。

「ということは……あのボローニャ風ソースを食べてしまった急な客っていうのは、もしかしてあなたなんですか、スコット博士?」

 グレッグは戸惑いながら頷いた。
「はい。美味しかったです」

「美味しかった? もちろん美味しいに決まっていますが、そんな簡単な表現で、あのソースを?」
「マッテオ、やめてよ! そんなに食べたいなら、来週でもまた作って持っていくから……」

「ああ、ジョルジア。僕の小さなコックさん。お前の休日を僕のために無駄にさせるなんて出来ると思うのかい。なんせあのソースを作るのにお前を台所に縛り付けなくちゃいけない時間は八時間以上なんだから」

「八時間?! そんなに?」
グレッグが驚きの声を上げた。マッテオは、それを聞くと極上の微笑みを見せながら、グレッグに歩み寄った。

「まさか、あれがレトルトパックのパスタソースを温めるのと同じ手間で出来たと思っていたわけじゃないでしょうね。ノンナ直伝のあの味を作れるのは、このアメリカでは彼女だけなんですから。僕が行くニューヨーク最高のイタリアンレストランでも、あの愛に満ちた味は超えられないんですよ」

「い、いや、うちで作ってもらった時に時間がかかる事は聞いたんですが、まさかそんなに……」
「うち? まさか、あなたは、あれをもう二回も食べたなんて言うんじゃないでしょうね」
「兄さん! 本当にいい加減にして。たかがパスタソースのことで、グレッグに絡まないで」

 マッテオは、少し不思議そうに妹を一瞥すると、愛しげに微笑んで言った。
「わかったよ。僕の小さなカンノーロちゃん。これ以上、彼を嫉むとお前に嫌われてしまうな。そんなことになったら、僕は悲しみで死んでしまうよ。何を飲みたい? ボーイがいろいろと運んできてくれるけれど、僕のおすすめはあのバーにあるスーペル・トスカーナだな。一時間後にはもうなくなるぞ」

 ジョルジアは微笑むと、あっけにとられているレイチェルに向かって肩をすくめてみせてから、グレッグに言った。
「わかったわ。じゃあ、私たちもそのワインをもらってきましょう」
関連記事 (Category: 小説・郷愁の丘)
  0 trackback
Category : 小説・郷愁の丘
Tag : 小説 連載小説

Comment

says...
更新、お疲れ様でした。

いよいよパーティが始まりましたね。
ジョルジアの「変身」は華麗だっただろうなぁ。グレッグが気づかないのは、まあしかたないかもしれませんけど、もうちょっと装いを褒めてあげるとか……まあ、それがグレッグらしさか(笑)

ジョルジア、あの授賞式とはだいぶ心境が違いますよね。対マッテオだけじゃなくて、なんか余裕みたいなものも感じられるし。
そしてマッテオ兄ちゃん……濃い、濃いぞ。この前のスピンアウト作品でもその片鱗は見せていましたが、今回はもう全開モードですな。歯が浮くような台詞も、なぜか似合ってしまっている。この勢いじゃ、グレッグがたじたじとなるのも、当たり前ですよね。
なんかパスタソースの話に終始してしまってますけど、出資の方は大丈夫なのかな(笑)

それにしても、マッテオの呼びかけときたら。バリエーションがじつに豊富で。「小さなカンノーロちゃん」なんて呼びかけもあるんですねぇ。

次話も、こってりな展開、楽しみにしています。
2017.11.08 11:36 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

そうですよ、お待たせしました。打診させていただいてからどれだけの時間が経ったんだろう。いよいよWWFのパーティです。

ジョルジアの変身は、普段のファッションがやる氣ゼロな分、ギャップが大きいでしょうね。
マッテオと反対に、グレッグは女性の外見や服装を褒めるの苦手なんです。
何も思っていないわけじゃないのですが、マッテオほどじゃないにしてもサラサラっと賞賛するのは慣れていないとなかなか難しいかと。

ジョルジアの方は今回は余裕でしょう。
緊張する理由も無いし(笑)

そして、マッテオ登場シーンは、楽しんで書きましたよ。
前作もそうでしたけれど、彼を書くためにちょっと長くなってしまったくらい。
彼みたいなのは、日本人だったら違和感ありありですが、イタリア系アメリカ人なので、私の中では馴染んでいます。
そして、グレッグはおどおどしてしまっています。
ジョルジアは「私からも頼もう」と単純にやってきましたが、グレッグはびびりまくって「ジョルジアを溺愛しているお兄さんだった。もうダメだ」と思っています。

マッテオはパスタソースの件でからみまくっていますが、なんせ私のところのキャラなので、例に漏れず食いしん坊なんです。

「カンノーロちゃん」は私の創作です。カンノーロはイタリアのお菓子で、アメリカでもイタリア移民によって紹介されて食べられているようです。とても甘そうなので、使ってみました。続けて同じ呼びかけをしないのが、マッテオ・クオリティ(笑)この工夫の度合いに、どれだけ彼がマジで相手を愛おしいと思っているのかが表れます。前回の外伝でデートしていた女優に言っていた「マイ・スイートハート」などは、ほとんど工夫もしていないので、溺愛している三人の身内、つまりジョルジア、アレッサンドラ、その娘アンジェリカとの違いが表れていますよね。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.11.08 20:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
スパゲティのソースなんてレトルトでいいんですよ。
(≧▽≦)

三日に一回はパスタ作ってますけど、全部レトルトベースです。
あとはちょこちょこ自分好みにアレンジすればいいんですから。
味が分かっている人なんてそんなにいないのさ。。。

2017.11.10 11:48 | URL | #- [edit]
says...
素敵なタイトルです。タイトルの“君”ってジョルジアの事ですよね?
それに4回に分けられたんですか?こりゃ楽しんで書かれて筆が進んだんですね~。
ここって、いわゆる彩洋さんの言われるキラキラシーンですものね。
サキも楽しみに待っていましたよ~。
入念にドレスアップされたジョルジアの描写に、夕さんの半端ない意気込みを感じています(サキの入れ込み過ぎ?)。
タクシーのシーンから会場内へ、レイチェルがひとしきりドレスアップしたジョルジアに驚いて(あ、グレッグの驚きはあれで精いっぱいなんでしょう。これ以上は彼の仕様にありませんもの)、そしてマッテオとのクライマックスシーン。
楽しませていただきました~。
それにしてもマッテオ兄さん、さすがです。ここまでよく言いますよね。いや言えますよね。
ソースの件には、やっぱり!・・・と、ニンマリしました。食い物の恨みはなんとか・・・ですね。
マッテオが“そんな簡単な表現で・・・”(これはグレッグにはきつい)とグレッグに絡む様子や、不思議そうにジョルジアを一瞥する様子には、兄として妹に何らかの変化があったことを感じとっているんだろうと想像しています。
そしてこのシーンを生み出した夕さんの筆力に脱帽です。

この先どのように進むのか楽しみにしています。
マッテオはどのように動くのでしょう。
彼は優秀な経営者ですから無駄な投資はしないでしょうが、地味ながらグレッグの研究も優れたものなんでしょうからね。
2017.11.10 12:49 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
マッテオは良く舌が回りますね。笑
グレッグにとってはパワー強すぎです><;
こんな機会でもなければ、絶対に話すことは無かったんじゃないかなぁと思いました^^

しかしあのパスタソース、まさか八時間もかかるとは……
マッテオ、話盛ってないですよね?笑
2017.11.10 15:40 | URL | #- [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

あはははは。まあ、日々のことだと、そう凝ったものは作れませんか。
レトルトベースだと手早くできますよね。

ただ、本当にちゃんと手作りするとレトルトとは一段違った味になりますよ。
下手くそに作ると、あまり変わらないかもしれませんが。

ちなみにレトルトやインスタントをベースに作ってくれた方に「レトルトでいいんですよ」というのはありですが
ちゃんと作ってくれた人に「レトルトでいいんですよ」とおっしゃると、おそらく二度と作ってくれないかと(笑)

コメントありがとうございました。
2017.11.10 23:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

お、タイトル褒めていただきありがとうございます。そうですね。この「君」はジョルジアで、主体はグレッグですね。
この章は少なくとも三人の視点が入り混じっているのですが、大きな割合を占めているのがグレッグ視点なのです。
グレッグ視点が出てくるのはここと、最後の方の一回だけで、だからここのタイトルはグレッグから見た「君」の話になっているのですね。

この章の後半グレッグの行動と会話に繋げるために、今回の部分の描写が必要だったのですが、書いているうちに思っていたよりも長くなってしまっていました。「ここは二回にわけるかな」くらいに考えていたのですが「げ、こんなに字数があるぞ」と自分でびっくりしました。

ジョルジアは普段はTシャツにデニムで、ここまで化けるシーンはこの作品ではもうないので、少し頑張って描写しました。前作ではブルーの衣装だったので、今回は緑にしてみました。ジョルジアは中性的な感じなので、あまり女の子っぽい色を選ぶイメージがないのですよね。

そして、マッテオのシーンを書くのは楽しいですよ。「よくもまあ、こんなに次から次へペラペラと」と思っていただければ最高ですね。地の部分で「マッテオはコテコテだった」と書く訳にはいかないので、彼の言いそうなことを一生懸命考えました。日本人だったら「なんだこいつ」と思われそうなセリフですが、イタリア人にはこういう人いますのでイメージしながら書いてみました。

マッテオは、ジョルジアの手料理には煩悩しています。アレッサンドラはティーンの頃から働いていたので、祖母の手料理を受け継いだのはジョルジアだけで、マッテオはその料理の腕をべた褒めしています。世界一だと言い放ってしまうんですね。身内のことを謙遜する日本の習慣とは真逆です。グレッグももちろんジョルジアの料理がとても美味しいとわかっているのですが、こっちの表現力はダメダメです。

さて、マッテオは確かに優秀な経営者ですが、グレッグの研究を投資とはまったく考えていません。
あちこちにしている援助は、純粋な篤志なんです。持てるものが、持っていない人を助ける。それによって税金対策もする、そういう考え方なのですね。自然保護にお金を落としているというのは健康食品の会社のイメージ戦略にもなりますし。
それに、ジョルジアのためにはなんでもしてしまうんですよ、この人(笑)

次回は、マッテオ中心のシーンになります。また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.11.10 23:58 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

マッテオ、こういうキャラですね。日本の風土には合わないタイプです(笑)
グレッグとは、多くの点で正反対です。
明るくて前向きで人を惹きつけるので、パーティも大好きです。
グレッグとほとんど同い年なのですが、貧乏人から出発してアメリカン・ドリームを実現してしまったセレブですから、窓際研究者のグレッグにとっては雲の上の人です。絶賛氣後れ中です(笑)

パスタソースの話は、マッテオは盛っていないですよ。まあ、イタリア系なので、話が大袈裟なのはナチュラルですが。
もともとの祖母のレシピは「朝から丸一日煮込む」みたいなものなので、八時間以上と決まっているわけでもありません。
例えば、《郷愁の丘》でジョルジアが作った時は、七時間でした。グレッグがジョルジアを丸一日放置した時ですね。
このくらい煮込んでいれば、一時間くらいの違いはたいしたことないと思います。

コメントありがとうございました。
2017.11.11 00:11 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
いや~、マッテオ、イケてる~(o^^o)
イタリア人がみんなこんな感じとは思わないけれど、このマッテオの雰囲気はいい味出してますね~。最近見た何かの話で、釣ったサカナの大きさが、話し始めは30cmくらいで1時間話しているうちに1mになってる、ってのがあったけれど、まさにそんな感じ?
そして、こういう人、結構好きかも(*^_^*) きっとすごく頭の回転が速いんだろうなぁ、こんないっぱい言い回しが出てくるなんて。いや、でも、しょっちゅう言っていたら、条件反射的に言葉が出てくるようになるのかな。
こんなお兄ちゃんいたら(まぁ、普段は鬱陶しいことも多いだろうけれど)、たのしいだろうなぁ。いや、でも普段は……

あっさりとジョルジアが「兄だ」と言ったのはちょっと意外だったけれど(いや、もうちょっと黙ってて楽しむなんてのは、性格の悪い他のキャラの仕事かぁ)、どっちにしてもグレッグにはハードルが上がったことには違いないか。しかもパスタソースが既に火種になっている……^^;
マッテオ、早く嫁をもらった方がいいけど、きっと相手が大変だな。なにしろシスコンの男は面倒くさいかも。
今回はにやにやしながら読めて楽しかったなぁ。さて、萎縮しちゃったグレッグ、でも資金援助はゲットできそうですね。
引き続き楽しみにしています。
2017.11.12 07:54 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

イタリア語がおわかりになり、イタリア経験も豊富な彩洋さん なら、マッテオの、この「日本人的にはありえない〜」なコテコテさがわかっていただけるかなーなんて思っておりましたよ。いやあ、書くのが楽しいったら(笑)
そう、嘘を言うつもりはないんだけれど、釣った魚は30センチなのに手で示している幅は1メートル、みたいな。「ホラ」と言う言葉は、きっと彼らの辞書にはないような。

妹たちと姪っ子への賞賛の言葉なら、いくらでも出て来るようですな。でも、ここまでたくさん出すのは、この三人に限られています。あとはママとノンナにも愛を込めた賞賛が。何十人もいる彼女たちへの賞賛の言葉は、もう少しなおざりな感じのはずです。

ジョルジアは、「いいんだけれど、ちょっと……」なことが多いかな。人に賞賛されるのは当然なアレッサンドラはさらっと受け流していますが。

ジョルジアは、鈍いように見えてちゃんとグレッグの様子をチェックしていますから、あまり長い間涙目にさせておくような事はできないのです(笑)書かなかったけれど、彼は「大ショック」というような顔をしていたでしょうから。

しかしジョルジアも、まさかマッテオがここまでパスタソースで絡むとは思っていなかったので、少しうんざりしています。何やってんだこいつら。

マッテオの結婚ですか。どうでしょうねぇ。
「身内の女のコたち大好き」に理解のない女性には、ものすごいストレスになると思います。
そして、今までただの一人も、そういう理解のある人と付き合ったことがないので、いまだに独身なんだろうなあ。
結婚しなくても、生活も女も困る事はなさそうですしね。

グレッグは外伝でもちらっと書いてあるように、無事に援助を取り付ける予定ですが、その前にいちどお約束の「もうダメだ」が来ます。
また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.11.12 21:04 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
マッテオ~www
本当に褒め言葉関連のボキャブラリーは世界一かも。
グレッグがあっさりしてる分、二人の表現の差が激しすぎて笑えます。

でもいま、グレッグの頭の中はきっと、大騒ぎでしょうね。
マッテオの妹だという事で、ジョルジアの価値が変動したという訳ではないでしょうが、やっぱり衝撃なんだろうなあ。
こういうドッキリって(ドッキリじゃないけど)見てて楽しいですよね^^
2017.11.14 01:37 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
僕の愛しい妖精さん、僕の小さなコックさん、僕の小さなカンノーロちゃん、
も〜大笑いさせていただきました! 三段活用(?)ですな。
マッテオお兄ちゃんのラブラブ光線に全部もってかれそうになりましたが、
うむ、わたしはグレッグの反応を楽しみにしていたのだった。
……うん、なんていうか予想通りで……、
でも、この沈黙に万の想いが込められてるんですよね……
それもだし、今の自分の立場的に、一つでも褒め言葉を口にしちゃったら、
「友人」の立場を超えてしまいそうな危惧があったのかな、とか勝手に深読みしちゃいました。
「素敵な色だ」
って、ドレス単体を褒めてるし……
でも本当はジョルジアの存在すべてが眩しかったんだろうなあって思いました。
でも多分ジョルジアは、グレッグの素っ気なさの裏にある感情の動きには気付いてない……

パスタの件で絡まれまくりですが、グレッグたじたじですね。
多分、お兄ちゃんも、わかっててわざと絡んでる(確信)
ところで、グレッグ、ここでは疎外感は感じていないのでしょうか?
それとも圧倒されてそんなことを感じている暇もない感じでしょうか?
この章、「君」という呼びかけもありますし、今回はマッテオの存在感が目立ってましたが、グレッグのお話なのかな、と勝手に思ってます。
何はともあれ、どのような流れになるのか非常に気になります。

と思ったら、今年最後の本編ですか!
待ち遠しいですが、来年までゆっくりお待ちしております。
また詳しい予定が決まりましたら教えてくださいね。
2017.11.14 04:43 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

身内は謙遜する美学の日本と正反対で「うちのお姫様、サイコー!」なメンタリティのマッテオ。
ここまでペラペラやられると、日本人だったら「胡散臭い」と感じるでしょうが、彼はこれがデフォルトです。
グレッグと正反対の表現方法です(って、グレッグは表現していないし・笑)

そして、そうなんです。グレッグも言わないだけで、思っている事はいっぱいあるのです。
「紹介してもらう大富豪が、よりにもよってジョルジアを溺愛しているお兄さんだった」は、彼には衝撃でしたね。
パスタソースの件だけでなく、彼は「もうダメだ」モードになっていたりします。

書いている私や、読者の皆様には、単に面白いんでいいんですけれど。

コメントありがとうございました。
2017.11.14 21:25 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

三段活用(笑)
もうね、一緒に入られる時間があったら、ずーーーーっと、この調子ですから。
こわ〜い顔をした嫁狙いの美人の方々の前でもこうなので、ジョルジアはいつも早々に逃げ出してしまいます。

グレッグは、そうなんですよ。言葉に詰まっちゃったんです。
それに彼の中では「僕が愛している事は、彼女には迷惑なんだ」という認識でいるので、「綺麗だ」とか「素晴らしい」とか言うと嫌な想いをさせると思っているんですね。相変わらず握手すらできない固まりっぷりです。(クレアやクライヴとは普通に握手していますけど)

> 「素敵な色だ」
> って、ドレス単体を褒めてるし……
どころか、ほとんど実事の確認でしかないかも。 
これを強調するために、マッテオの褒め方をすぐそばにもってきたのです。
ジョルジアは、グレッグが「なんて綺麗なんだろう」と思っている件は、まったく分かっていません。
兄が褒めるのはいつものことで、他の人からはあまり褒められる機会もないので、「自分=美しい」という公式がまったくないのです。
それに、はっきり言いましょう。
この夜のジョルジアを見て「世界で一番綺麗だ」と思った男性は、マッテオとグレッグだけです(笑)ほかに綺麗な人、いっぱいいますって。

パスタソースの件は、マッテオは半分取り乱していますが、半分おもしろがっています。
むしろジョルジアがムキになってグレッグをかばうのが新鮮なようですね。
こんなジョルジアをみたことはほとんどなかったので。

グレッグは、疎外感、感じまくりですよ。
(もともと全部がグレッグのお話ですが)この章はとくに、彼の内面がはっきりと提示される二つの章のうちの一つです。
今回と、明日発表する分はその前フリですが、個人的にマッテオを書くことを楽しんでしまいました。

この「君に起こる奇跡」が本編としては今年最後ですが、その後にグレッグがど真ん中に来る外伝がきますので「どんだけ」と思われるかも。

でも、読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.11.14 21:47 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
マッテオにぷぷぷ^^ たかがパスタソース。されどパスタソース!
パスタソースを語らせたらバトルレベル~^^
パスタソースの裏に真の言いたいことが控えていておもしろすぎです。

今日はボクシング・デーの休日なので、読みに来ました^^
2017.12.26 00:05 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは!

わ〜い、けいさん、いらっしゃい!
少しずつ復帰のご様子、嬉しいです。
そうそう、英語圏ではボクシングデーっていうんですよね。作品で使って覚えましたよ。私たちのところも「聖ステパノの祝日」で数少ない祝日の一つです。今年はクリスマスとこの日が月火という嬉しい並びでホクホクです。

マッテオ、この回、読者の皆様の失笑を買っていますが、隠し様もない妹ラブと、意外とちゃんと見ているところ、わかっていただけると嬉しいです。パスタソースも、ただ美味しいからじゃなくて、妹の頑張りを褒めちぎる姿勢。暴走してますけれど(笑)

コメントありがとうございました。
2017.12.26 19:11 | URL | #9yMhI49k [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:https://yaotomeyu.blog.fc2.com/tb.php/1488-1d915a40