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Posted by 八少女 夕

【小説】クリスマスの贈り物 (後編)

「郷愁の丘」の外伝「クリスマスの贈り物」の後編をお送りします。

前編で彼の寄宿学校時代の悲しい思い出と、現在のうら寂しい待降節の過ごし方を描写しました。後半は、彼が大学の講義の帰りに街に立ち寄るところから始まります。都会だとインフラも郵便も買い物ですらも自宅にいるまま楽に受け取ることができますが、彼の住んでいるところは水道もガスも通っていませんし、郵便すらも配達してくれません。だから自分で週に一度調達に行くのです。

なお、待降節というのはクリスマスの前の四週間のことです。四週間かけてクリスマスの準備をして行く時期で、クリスマスカードを送ったり大掃除をしたり、もしくは仕事納めに向けてラストスパートをかけたりするのですね。このストーリーも今年はここまでです。来年の再開を待っていただけると嬉しいです。


郷愁の丘「郷愁の丘」を読む
あらすじと登場人物




クリスマスの贈り物 (後編)

 彼が大学に講義にいくと、帰り道にイクサの街に立ち寄る。スーパーマーケットで買い物をし、預金を下ろしたり、支払いをしたり、ガスボンベを交換したり、給油をするなど何かと用事があった。

 彼はATMに向かった。この時期はいつもよりも出費が多い。父やレイチェル、それにマディたちに何かプレゼントを買わなくてはいけない。それに、絶対に遅れてはならない支払いも多い。家事の手伝いをしてくれているアマンダや、調査を依頼しているレンジャーたち、それに頼み事をしたマサイの長老たちにも遅滞なく払わなくてはならない。税金や家や車の維持のためにもまとまった現金が必要になる。現在の残高で足りるだろうか。

 彼はニューヨーク行きで思った以上の出費があった事を考えて、不安になった。現金を引き出す前に、残高照会のボタンを押した。

 表示された金額に、彼は眉をひそめた。何かの間違いだと思った。別の人の口座なのかと。そんなはずがない事を冷静に思い返し、もう一度金額を見た。思っていたよりもゼロが二つ多い。こんな残高を目にしたのは何年ぶりだろう。

 彼は、入出金明細をプリントアウトした。そして、理解した。ニューヨークから戻ってから一度も口座を確認していなかったので氣がついていなかったのだが、既に三回もニューヨークのダンジェロ氏からの援助金が振り込まれていたのだ。二回分は、契約通りの毎月振り込まれるべき金額だったが、最初に振り込まれていた金額の意味がわからない。早急にお礼と確認の手紙を書かなくては、彼は思った。

 家に戻る前に、郵便局に向かった。その小さい郵便局に、彼の私書箱がある。《郷愁の丘》はあまりにも人里離れているので、郵便配達など望むべくもない。彼は大学からの手紙や広告などを取り出した。

「窓口に寄ってください」
手紙の下には、メモが入っていた。彼は訝りながら窓口に向かった。

「こんなメモが入っていました」
そう伝えると、局員は奥に入っていき、やがて少し大きめの箱を二つ持って戻ってきた。
「こちらが届いていました」

 彼は差出人を見た。重い一つはダンジェロ氏からで、それから、かなり大きいもう一つを見て笑顔になった。ジョルジアからだ。

 彼女からの手紙を受け取ると、彼はいつも待てずに車に戻るとすぐに開けて読むのだが、今日は小包なので、《郷愁の丘》に戻るまで我慢した。一緒にいるルーシーもジョルジアからだとわかるのだろうか、小包に前足を掛けてやたらと尻尾を振っていた。

 入金の事があったので、先にダンジェロ氏の小包を開けた。二本のボトルが目に入った。一本はプロセッコだった。アダミのヴィンテージだ。数年前のクリスマスに、父親の家で飲んだイタリアのスパークリングワインは、ダンジェロ氏が送ってきたものだったのかと思った。シャンパンはもとよりスパークリングワインの価値や値段などわからない。でも、レイチェルとマディが「いつも滅多に手に入らない最高級のスプマンテを贈ってくれる大富豪」と言っていたのを思い出した。

 もう一本は赤ワインのようだった。ボルゲリ・サッシカイア テヌータ・サン・グイドー。イタリア産ワインという事しかわからないが、これもいいワインなんだろう。

 カードが目に入ったので開いた。

親愛なるスコット博士。クリスマスおめでとう。

あなたがパーティで飲み損ねたスーペル・トスカーナは、本当に素晴らしい出来でした。全く同じではないですが、このサッシカイアを飲んでみてください。僕やジョルジアが祖先の土地であるイタリアに感じている誇りに納得していただけるはずです。

契約通りに援助金の振込を開始しました。それに、失礼かとは思いましたが、前回の学会の旅費ならびに滞在費についても、少しお手伝いさせてください。妹は、そちらで二週間もお世話になったとのこと、よほど楽しく、幸福で、身になる滞在だったとみえて、その事を訊くと珍しく熱弁を振るってくれます。これほど生き生きとした妹を見るのはここ十年でなかったことです。神が彼女をあなたと逢わせてくださった事に心から感謝しています。

来る年のあなたの健康と、研究の更なる発展をお祈りします。来年、契約通りニューヨークに報告にいらしてくださる時にお逢いするのを楽しみにしています。次回は、ジョルジアとあなたをニューヨークで最高のレストランにご案内しますよ。よい年をお迎えください。

マッテオ・ダンジェロ



 彼は呆然として、そのカードを眺めた。ジョルジアが「兄さん、あなたのことをとても氣にいっているみたいよ」と言ってくれた時に、彼はその言葉をまったく信じなかった。彼女が、援助を懇願してくれ、彼は嫌々ながら同意したのだと思っていた。ダンジェロ氏からの好意にあふれる文面は、彼を戸惑わせた。

 幸運の女神の寵児のようなその大富豪は、内向的で人付き合いの苦手なジョルジアとは全く違うタイプだったが、どういうわけか彼女の手紙から感じられるものと非常に似通った空氣が漂っていた。明快であるが、押し付けがましさは感じず、まるでイギリスの初夏の太陽のようにとても心地よくて、彼を緊張させなかった。

 どんな風にお礼の手紙を書くべきか、途方にくれた。添えるプレゼントを買いに行った方がいいのだろうか。先にジョルジアの小包を開けて、それから考えよう。

 箱の中で最初に目についたのはビーフジャーキーだった。「ルーシー用よ」と付箋がついているのを見て彼は微笑んだ。何か小さいものが、薄紙に包まれてたくさん入っている。その間にいくつものカードが顔を出していた。手にとると、全くタイプの違うデザインのカードだった。

 コミックのキャラクターがサンタクロースの扮装をしておどけているカードは、キャシーからだった。十七世紀のシノワーズのティーポットがデザインされたカードはクライヴから。クレアのカードはロックフェラーセンターのクリスマスツリーの写真。そして、彼がもらえたら嬉しいと待っていたジョルジアからのクリスマスカードは、彼女がここで撮ったシマウマを使ったものだった。

クリスマスおめでとう、グレッグ。

赤道直下では、どんな風に祝うのかわからないけれど、あなたが、ルーシーやシマウマたちと平和で幸せな時間を過ごしていることを祈るわ。

ちょっとしたプレゼントを贈るわね。

先日、姪とデパートメントストアに行って、とても素敵なオーナメントを見つけたの。色鮮やかな鳥のオーナメントはこれまでも見たことがあるけれど、今年のテーマは「アフリカン・サファリ!」なんですって。ライオンやゾウだけだったらどうしようかと思ったけれど、ちゃんとシマウマもあったからホッとしたの。在庫を全部買い占めてきたのよ。よく考えたら、アフリカにクリスマスツリーがあるわけはないんだけれど、買ったときは夢中になってその事には氣がつかなかったの。よかったらあのガーデニアの樹にでも吊るしてね。

私の所にも少し残したの。我が家ではこれまでクリスマスツリーを飾ったりした事はなかったのだけれど、小さいプラスチック製のクリスマスツリーを買ってきて、動物たちのオーナメントを吊るすことにしたの。これからのクリスマスシーズン、これを見る度に《郷愁の丘》のあなたのところにも同じオーナメントがあるって思うだけで嬉しくなるでしょう。

箱の底を見るのも忘れないでね。来年の一月に発売になる写真集『陰影』よ。あなたの写真が五枚入っているわ。あなたが撮らせてくれたから完成した作品集なの。これまでで一番私らしい写真集だと思っている。あなたにも氣にいってもらえるといいんだけれど。

新しい年のあなたの健康と幸福を心から祈っているわ。そして、来年もあなたとの実り豊かな文通が続く事を願っている。よいお年を!

あなたの友達、ジョルジア



 薄紙の中から現れた発泡スチロール製のシマウマは口角をあげて笑っていた。キリン、ライオン、ゾウ、ワニ。次々現れるオーナメントは虹色のラメできらきらと輝いていた。

 そのオーナメントの上に、涙が落ちた。

 ジョルジア。ちょっとした贈り物じゃないよ。君はなんて大きな贈り物をしてくれたことだろう。僕がずっと欲しかった、でも、どうしても手に入らなかったものを、君はくれたんだ。誰からも省みられない、ひとりで寒いクリスマス。僕はずっと一緒に祝う人が欲しかったんだ。義務ではなくて、ただ同じ空間にいるというだけでもなく。

 彼は、ダンジェロ氏からもらったボトルとさまざまな絵柄のクリスマスカードをチェストの上に並べた。それから、オーナメントの動物たちも、箱から出して一つずつその間に置いた。外のガーデニアの樹に吊るすというのは悪いアイデアではなかったが、時おりやってくるバブーンたちに持って行かれてしまうのではないかと心配だから。チェストの上は華やかで楽しげになった。

 箱の底に入っていたモノクロームの写真集を手にとると、ゆっくりと手のひらで表紙をなぞった。表紙には、多くの人びとの写真がモザイク上にレイアウトしてあった。真ん中は少し大きめのダンジェロ氏。そして、その右下に彼の写真があった。彼のよく知っている彼女の友達の姿も見えた。

 ダンジェロ氏の好意も、キャシーたちが友情を示してくれるのも、そして、こんなに幸せな氣持ちで待降節を過ごすことができるのも、全て君のおかげなんだ。

 彼は、明日ヴォイの街へ行って、プラスチックのクリスマスツリーを買ってこようと思った。


(初出:2017年12月 書き下ろし)
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Tag : 小説 読み切り小説

Comment

says...
更新、お疲れさまでした。

おお、グレッグ、良かったですねぇ。
マッテオもジョルジアも、それぞれに気の利いたクリスマスプレゼントを用意してますよね。ワインはともかく、オーナメントはそんなに高価なものじゃないでしょうけど、気持ちがこもっていて貰った方は嬉しいでしょうね。プレゼントは値段じゃないんですね。
しかもカードの文面がいい。血のつながりより、心のつながりですな。

それにしても、やっぱりこれ、外伝じゃなくて本伝でいいのでは?
あの続きとして、すごくしっくり馴染むし、この先に「お友達」からどうなっていくのかも気になる書かれ方になってるし。
なにはともあれ、年明けの連載再会を楽しみにしています。
2017.12.20 10:10 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
ああ、やっぱり思ったとおりでした。
ジョルジアからのクリスマスプレゼント、届いていましたね。
それにダンジェロ便まで!これは高級そうなワインですね(ザキにはよくわかっていませんが)。それに暖かいメッセージと手っ取り早く役に立つ現金の振り込みまで・・・(しかもいやみなく)。さすがは気配りのお兄さんだと、感心しきりです。
ジョルジアの小包も嬉しかったでしょうけど、グレッグにとってこっちのメッセージカードも嬉しかっただろうな。
ダンジェロのグレッグに対する思いが端々に感じられます。
グレッグは絶対に報告に行かなくちゃなりませんし、行けばジョルジアと彼女のお兄さんと3人でレストランへ・・・。そして根掘り葉掘りでしょうか?
グレッグ、これはもう覚悟をきめなければ!ここまできたら悪いほうへ考えられるはずはないと思うんだけれど。でもグレッグのことですからね。
ジョルジアのカードからは、はしゃぎながら小包を用意するジョルジアの様子が浮かんできます。写真集を一番底に大切に収納したり、動物のオーナメントや《Sunrise Diner》の友人たちのカードを用意したりして。
この感覚を引き出すための前篇だったんですね~。
あの寂しいクリスマスとの大きな高低差は、後篇をものすごく引き立てています。
読みながら「ホラホラホラ~」と一人で盛り上がってしまいましたよ。
でも最後に、文通?実り豊かな文通?ジョルジアひどいなぁ。(夕さんもだけど)
まだここまでなんですね。
新しい年、この物語のさらなる進展を待っています。
2017.12.20 11:57 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
こんばんは。

プレゼントが届いておりました。
プレゼントもカードも、値段じゃないです。ま、「生活にもこと欠いている」というレイチェルからの情報を忘れていなかったマッテオは現ナマも少し送りました。彼にとってはお小遣い以下の金額ですが、彼にとってはえらく助けになりました。

マッテオとジョルジアのカードの文面は、母親のカードと比較すると、グレッグにとっての意味合いがわかっていただけると思います。マッテオにしろ、キャシーたちにしろグレッグにクリスマスカードを送る必要は特にないんですけれど、そういう人たちにもらえたというのは、それはそれで彼にとっては大きな驚きであり、嬉しかったでしょうね。クリスマスカードが並んだことって、人生で初めてなんですよ、この人。

そして、ジョルジアは文通をしているので、もしかしたらカードはもらえるかもしれないと期待はしていましたが、その内容が彼にとっては泣くほどのものだったのですよね。お互いにツリーの同じオーナメントを見ている、それはつまりお互いのことを考えるということですから、彼にとってこんな幸せな待降節はないでしょう。

あ、やっぱり本編っぽいですか。
最初に本編を書いた時は、ここまでグレッグの内面は表に出さないつもりだったんですよ。
でも、本編の発表前にもう二本もダメダメなグレッグの外伝を書いちゃったので、ま、いいかとここで発表することにしたんですけれど、ネタバレもいいところだ。ははははは。

この後も、どこかのヒドい姉ちゃんが、放置し続けますが、あきれつつまた読んでいただけると嬉しいです。
続きは三月にまた。

コメントありがとうございました。
2017.12.20 20:10 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

そう、ちゃんと届いていました。グレッグのブレゼントと行き違いで、今頃彼女も受け取っているでしょう。

マッテオの赤ワインは三万円から二十五万円くらいの間のどれか(笑)
おそらくグレッグはそこまで高いとは想像もしないはずです。
マッテオにとってはジョルジアを笑顔にしてくれた人に贈るのだから、高すぎるとはまったく思わないようです。

マッテオはレイチェルが言っていた「生活費も研究費にして飢え死にしちゃうかも」を憶えていて、別に何も言われていなかったのに勝手に旅費も補填することにしました。秘書のセレスティンに「送るよう手配して」と頼みました。セレスティンは会計と一もんちゃくやらかしたようです。

グレッグはパスタソースの件でマッテオが面白がって絡んだのもあって「嫌われた」と感じていたので、こんなに好意的に思ってもらえていることに驚いています。いくら彼が鈍くても流石にマッテオが全ての援助している人にこんなに個人的なカードを書くほど暇だとは思いませんから、このカードから読み取れる好意が本心だとはわかりますよね。初めて会う人に好印象を残せないと悩んでいた彼にはとても嬉しい驚きでした。

でも、ジョルジアの件はまだまだダメですね。
ほら、サキさんもご指摘くださっているように「文通」だし。「あなたの友達」だし(笑)
しかも、実は、例のパーティの後、ジョルジアは「クロンカイト氏のことはもう完全に終わったの」と言っていないので、彼はまだジョルジアは彼を好きなんだと思っているんですよ。ひどい女だ。(あ、私ですか)

クロンカイト氏の件を知らない周りは、マッテオも、キャシーも、レイチェルも「もう、こりゃ、それ以外ないでしょ」と思っていますが、肝心な本人同士が「とにかく友達はキープしよう」と下手に動かないようにしているので、相変わらず「文通友達」のままです。

でも、グレッグにとっては、ものすごく大きい意味のある変化だったので、今回はこれでハッピーのようです。
母親からのカードは、おっしゃるようにこの後半の贈り物の彼にとっての意味を際立たせています。
これらの贈り物とカードは、物質としての意味よりも、それを送るまでのニューヨークチームのワイワイとした動き、ジョルジアを中心に彼を仲間と受け入れている彼らの心のあり方が想像できるから、彼を泣くほど喜ばせたのですよね。

来年、「scriviamo!」が終わり次第、連載を再開します。また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.12.20 20:38 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ああ。
別のところで笑ってしまった。
お金がなくなるところ。

気持ちが分かります。
私も普段は普段の買い物をしているので出費は抑えがちなのですが。
県のセントラル街に行くと、試食とか、試着とか定員が勧めてくるから、
そのまま購入しちゃうんですよね(笑)。
だから、お金が溶けていく感覚になります。
普段と違うところに行くと、お金が溶けていくようになくなりますよね(笑)。
2017.12.20 22:45 | URL | #- [edit]
says...
おおっハッピーなクリスマスですね
いろいろ問題はあっても
仲間となじんでそれを嬉しいと感じられる
グレッグさんは立派なように思いましたです

あっ…でも嫌われたと思うってことは
仲間を疑うってことなのかな…私もよくするけど…
う~んと…ともかくいいクリスマスでよかったです
2017.12.21 13:58 | URL | #- [edit]
says...
こちらにもありがとうございます。

あはは。ここ、笑っていただけました。
そうなんですよ。カツカツだとこの季節はやばいことになりますよ。ええ。
しかも、ちょっと前に、普段は行きもしない海外旅行に行ってしまったので、どどどどと出て行きました。

慣れないところで薦められると、必要なくても買っちゃいますよね。
って、それじゃダメなんだけれど
「次に来る時までに必要になるかも」とか思って。

私の場合は、日本帰国がもっとも危険です(笑)

コメントありがとうございました。
2017.12.21 21:07 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

まだ全然馴染んでいない……というか、アメリカ式の「よろしくっ。もう友達だよね!」には全然ついていっていないかも。
でも、「うざい奴が帰ってくれてよかった」と思われているといじけていたので、受け入れてもらっているとわかって嬉しかったみたいです。
自分の仲間だとは思っていなかったけれど、これからはそう思うかな?

グレッグにはダメ子さんのような暖かい家族はいないから、羨ましがると思いますよ。
イカの塩からはともかく、お互いにいいクリスマスでよかったです。

コメントありがとうございました。
2017.12.21 21:29 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
ほんとうに、よかったね~><グレッグ。
きっと何か貰えるだろうと予想はしてたんだけど、それを上回る愛情プレゼントで、ジーンとしました。

まずはマッテオですよね。あんなにもてはやされw素敵な日々を送ってるセレブな人なのに、少しも奢ったところが無いのが、本当にいい!かなり高感度UPです(え、いや別に今までは、陽気で浮かれたシスコンだと思っていたわけでは決してww)
グレッグも、自分が本当に受け入れてもらえてたんだと、やっと気づけたんじゃないでしょうか。好きな人の兄弟に好かれるって、最高じゃないですか。

そして更に、ジョルジアの心からのプレゼント&キャシー達からのメッセージ。
今まで寂しい想いをした分を、もしかしたら一気に取り戻せたかも。
神様も、ようやく取りこぼしてた人を見つけてあげたようですね(取りこぼしたって……ひどいw)

なにはともあれ、いままで肉親の愛に恵まれなかった分を、きっとこれから取り戻していくんだろうなあ。
MerryChristmas、グレッグ(^^♪
さあ、もうあとは前へ進むだけだ! 来年はきっと、最高の年だね♪
……と思うのだけど。
2017.12.23 04:16 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
こんばんは。

はい。プレゼント、もらえました。
それもジョルジアだけでなく。
ジョルジアからだけでも泣いて喜んだと思いますけれど、こうやって急に賑やかになったことは、彼にとってはとても大きな意味を持っているのですよね。ジョルジアたちにとっては当たり前のことも、彼にとってははじめてだったので。

マッテオは、浮かれた女蕩しのシスコンです(笑)そして、「みんな大好き。みんなで幸せになろう」的なタイプなのです。だから金持ちになってからも、自分の事に金を遣うだけでなく、大切な人や世間のためにどんどん還元するんですね。そういうことをしている人のところには、良運がまた回ってくるみたいですよ。

グレッグは、これまでマッテオのような人と親しくなったことはないのですし、常にかつかつの暮らしだったので、知りもしない人にこんなによくしてもらえることが理解できていないみたいです(笑)

キャシーたちもグレッグともうすっかり「友達」のつもり。この人達「友達」の敷居が低いので。だから喜んでみんなでわいわいカードを書いてジョルジアに預けました。こういう「あたりまえ」がこれまで全くなかったグレッグには大感激だったでしょうね。泣いちゃいました。

彼は、「自分は(実の親も含めて)人に好かれない」といじけていたのだけれど、そういう訳ではないことがわかって、少しずつ幸せになって行くと思います。
でも、来年……かあ。まあ、十二ヶ月ありますから、そのうちには。(あいかわらずひどい作者)

連載再開したら、また読んでくださると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.12.23 21:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
すっかりコメントまでご無沙汰しちゃって済みません! でもしっかり物語はfollowさせて頂いておりましたよ(o^^o) PCでないとコメントとか打ち込めなくて、でも最近は時間が細切れにしか使えなくてついついタブレットで読んでしまっていたので、コメントまで行き着くのが遅くなっちゃってまして……でもこちら、拝読しながらにやにやでしたよ! 
何って、もちろん、マッテオ~(*^_^*) です。(あれ、なんか、意味不明?) 
いやもう、ツボにはまりまくっているのです。

でもまずは前半のグレッグの過去のクリスマスの思い出ですよね。こういう過去の出来事の描写と、今の彼の生活の描写の対比が、いつも夕さんは上手いなぁと思いながら拝読しています。部屋の温度、三角サンド、去年と同じ絵柄のクリスマスカード……こういった小物が何とも上手く配置されていて、舞台設定が本当に見事なんですよね。
グレッグは、きっとこの世の中で最も不幸なタイプの人ってわけでもないんだけれど、自分をマイナス側に置くことに慣れている人なんですね。もちろん始めからそう生まれついているわけじゃなくて、慣れていくんだろうけれど、慣れたからといって、それに耐えられるようになっていくわけでもないんだけれど、自分の感覚の閾値を上げちゃって、余計な事を感じないように努めてしまう。自分の世界に色を付けないようにしていたんですよね(だからシマウマ?)。
そんなグレッグのところに、自分では地味だと思っているジョルジアが、極彩色で降りてきてくれたわけですよね。そう言えば、シマウマの色は、黒いところと白いところで温度調節をしているんですってね。暑ければ温度を冷まし、寒ければ暖めてくれる白黒。
前編と後編で温度や色合いが変わるのが素敵ですし、プラスチックのツリーを買いに行こうというプランも素敵。このグレッグのような感性の持ち主には、マッテオのような「何でも言っちゃうけれど、根に持ってない」という悪気のない開け広げな言葉や行動は、一発で理解できないんだろうなぁ。でも、この二人のギャップが何とも言えなくて、どちらも引き立つから、二人とも好感度が高いんですよね。
ジョルジアのプレゼントの選択が何とも可愛らしくて愛に溢れていていいなぁ。彼女からの小包にルーシーが前足を載せているシーンが好き。写真集も、シマウマのオーナメントももちろん嬉しかったと思うけれど、それがジョルジアのところにもあるってことが特に嬉しかっただろうな。でもそれよりもみんなからのクリスマスカードですね。

夕さんのところでも素敵なクリスマスが訪れていますように。
こちらは……今日クリスマスイヴ、朝から百貨店を覗いてみたら、すごい人でびっくりしました。こんな日くらいは活気がないとね。
2017.12.24 14:30 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
わあ、彩洋さんだ、こんばんは!
大丈夫ですか。お忙しくてコメントどころかブログ活動どころじゃないのでしょうに、貴重な移動時間にタブレットで読んでいただいたなんて本当に申し訳ありません。でも、嬉しいです。

そして、マッテオがツボに嵌っていただけたとは嬉しい。
この人、とても氣に入っているキャラです。
ノーテンキですけれど、あまりにそれが裏表なく好意として表現できるので、結果としてみんなから好かれるという好循環を持っているタイプ。その分、深く一人の女性を愛して、その人のためには妹も敵にまわしても構わないなんて概念はまったく持っていませんので、嫁はこないでしょ(笑)

グレッグの暗い前半に関しては、最初は子供の時の話をカットすべきかと考えていたんですけれど、それをやると現在の部分しか浮き上がらない。そこを悲惨にするのはちょっと難しかったんです。38歳のおっさんがクリスマスカードがこないと落ち込んでいるなんてキモいだけじゃないかなと思って。ここに子供の頃のメソメソを入れて、現在はため息程度で押さえておくところで、彼が「うざい」と読者に思われるのを避けようと思ったんですよね。

現在のグレッグは、全然不幸ではないし、子供時代も比較すればもっと悲惨な人もいる事を承知のうえで、この外伝では彼のうじうじに焦点を当てることにしました。本編と切り離したのは、やはりちょっとウザいかなと思って。

彼の人生はまさにモノクロームで、そこに「私も似ているの」とジョルジアは登場しましたが、彼にとってみると確かに極彩色でしょうね。
でも、そうか、温度調節か。いいことを知りましたよ。そうかもしれませんよね。生命って不思議だ。

グレッグにとって一番のプレゼントは、彼女が待降節の間中、自分のことを考えてくれると書いてることでした。彩洋さん はわかってくださいましたが、まだジョルジアはわかってない?

ルーシーが喜んでいたのは、もしかしてビーフジャーキーの匂いがしていたのかも。
彼女は、もっと現金だったりして(笑)でも、これはグレッグ視点なので「ジョルジアからだってわかるんだ」でいいのかも。

クリスマスの楽しさを感じていらしたのでしょうか。そういうの大事です!
四年ぶりに雪のあるクリスマスですが、どうやら私はいきなり風邪をひいた模様。
いまはかったら38度あったので、おとなしく眠りに行きます。幸い新年まで休みですから。

彩洋さんもまさに「先生走る師走」で大変でしょうけれど、どうぞご自愛ください。
少し余裕が出ていらしたら、また記事や物語を楽しみにしています。

コメントありがとうございました。
2017.12.24 19:18 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さんメリークリスマスです!

グレッグのクリスマスは、とっても素敵なものになりましたね
思ったのですが、グレッグみたいなタイプの人には、
ときとして対面よりも手紙のほうがうまく気持が伝わることがあるのかな、
って思ってしまいました
マッテオお兄ちゃんは本当にいい人なんだけど
グレッグみたいな感受性が鋭どすぎる上に内向的な人にとっては、
そこに彼が立っているだけで臆してしまうこともあるのかなと思ったのです
手紙には、そういう彼の華やかさの奥にある、核(あったかい心)のようなものをそのままの形で相手に伝える効能があるように思いました

実の母親とのクリスマスカードのやりとりと、今回のクリスマスカードのやりとりの明暗が鮮やかだなと思いました
グレッグが真に望んでいるものが得られたクリスマス、そしてその中心にジョルジアがいるのですね
世間じゃこれを「両想い」っていうんだよ、って応援したくなるのですが、
あとはこの、しっかりそこにある、けれどまだ伝え切れてない「心」というものを、どう互いに交換しあい、伝え合うか、ってことですよね
ジョルジアが鍵を握っている気もするのですが、彼女の、敢えてこのぬるま湯みたいな関係にふみとどまっていたい気持ちもとっても理解できます
前に踏み出すには、ジョルジアは自分の中でクリアしなければならない課題が山積みなのですよね
そしてそれをほぐせるのはグレッグだけのような気もしますし、
この辺がどう絡み合い、着地していくのか、来年を楽しみにしています

それから、さりげなくグレッグの収まった写真集(『陰影』というのですね)が同封されてるのも気になります
こちらも、本編と絡んでくるのでしょうか

本編再開後の時系列は、このクリスマスの後になるのかな?
このエピソードでのグレッグの心の変遷が、本編にどう影響してくるかそちらも気になります
2017.12.25 14:09 | URL | #- [edit]
says...
メリークリスマス! canariaさん。

後半は彼にとって忘れられないいいクリスマスになりました。相変わらずぼっちですが、満足して幸せなぼっちですね。

グレッグはマッテオに「どちらかというと嫌われている」と思っていたので、こんな風に好意にあふれた手紙をもらえてびっくりみたいです。
マッテオはプラスのエネルギーに満ちている人なんですけれど、そういう人を内向的な人は苦手だと思う事って多いと思うんです。
嫌いというのではなくて、「自分なんかといても嫌な思いをさせるに違いない」的な自虐的な結論にいってしまうというか。
でも、印刷されたものは別として、手書きの個人的な手紙って、「こいつはいまいち」と思っている人には書きませんよね。
対称的に配置した母親のカードは「息子なので仕方ない」という義務感が妙に漂っているもので、それとの比較で彼が感じた「受け入れてもらえている感」が伝わるといいなあと思って書いていました。

クリスマスって、「この時期は商業的なものに踊らされているだけだし、俺は関係ない」と強い意志のある人や「もうお誘いがいっぱいで太っちゃう」な方、それに「ダーリンと子供たちと幸せなのが当たり前」な方たちは、どういう過ごし方をしても世間がどうでも傷ついたりしないんでしょうけれど、グレッグみたいに毎年「自分は誰にも歓迎されていない」という思い出を重ねてきてしまった人には、けっこうキツい季節なのですよね。日本のように「クリスマスなんて日本の伝統じゃないし」と嘯くこともできませんし。

だからこそ、今年はいつもと違う、遠くのニューヨークにいるとは言え、何人もの人が自分のことを考えてくれて、特に一番近くに感じたかったジョルジアが「友達」と繰り返してはいるものの、待降節とクリスマスの期間中自分のことを毎回思ってくれるというのは、たとえリップサービスだ話し半分に考えたとしても死ぬほど嬉しかったと思うのです。

この外伝を発表しておきながら、次回の連載を再開した時に、canariaさんを始めとして読者の皆さんに「おい! まだそんなところなのか」とちゃぶ台をひっくり返されそうなぐたぐだを話すジョルジアですけれど、彼女の本音が過去とグレッグのニューヨーク滞在を挟んだ文通期間を通して少しずつ動いていることを感じていただければと思っています。

写真集はですね。実はもう本編ではまったく出てこないんです。
だから、外伝でさりげなく拾ってみたというオトナの事情があります(笑)
これを細かく読み取ると、ジョルジアの強い意志を受けて仕方なく冴えないおっさんがラストページにいるんですけれど、それでは売れんだろうというベンの苦肉の策で表紙はマッテオが一番目立つ形で配置されています。

本編再開後は、ちょうど再開するのと同じ時季になります。つまり早春ですね。つまり秋から春まで飛んでいるんですよ。なんとなくこの外伝で繋いでみたくなったのはそのせいでもあります。

またジョルジア視点に戻りますが、引き続き読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.12.25 23:20 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
夕さん、メリクリ~^^

前半と後半のギャップがイイ感じですねえ。
人に過去アリ……

贈られて来たプレゼントのあれこれを見ながら並べながらニマニマしているグレッグを想像してこっちもニマニマ^^
グレッグのいろいろが、ジョルジアとの出逢いによって剥がれては貼り直されしているような感じ(?)
二人が出逢えてよかった^^

あ、まだ出逢って、大分近づいてきたんだけど、まだね、っていう夕さんのおあずけ中ですかね~^^
春先の新展開に期待大!
2017.12.26 01:23 | URL | #- [edit]
says...
そして、こちらでメリクリですよね。
実世界もクリスマス休暇に突入しました。

そうなんですよ、こちらはギャップを出す手法で書いてみました。
本来だったら、身内でない人達の冷たい仕打ちを癒すのが身内という流れなのでしょうが、今回は逆です。

グレッグの後ろむきな姿勢がどうやって培われたかの種明かしにもなっています。

五通のクリスマスカードなんて、普通のひとにはなんでもないでしょうけれど、こういう思いの後だから、本当に喜んでいるのですよね。
マッテオの送ってきたワインはとんでもない値段のもので、その辺まったくわからないグレッグには完全に「豚に真珠」です。マッテオがグレッグにどれほど感謝しているのかは、多分いまいち伝わっていないかもしれませんが、(クロンカイト氏の件を知らないこともあって)妹を10年間の地獄から救い出してくれた恩人だと勝手によく解釈しているマッテオは、実は一番の味方に成っていたりします。

ただ、この話は、周りにとっては「言うまでもないでしょ」でも、本人たちが進まないとどうにもならないので、後ろむきの二人がもっと近づくまではもうちょっとかかります。(誰のせいだ・再び)

再開後をおたのしみに。

コメントありがとうございました。
2017.12.26 19:35 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
前編と後編、まとめて読みました!
前編での寂しい描写があったので、後編ではグッと彼の感情に共感でき、読んでいるこっちも嬉しくなっちゃいました♪

自分が読み始めるタイミングが遅ればせながらなのが残念でしたね><;
クリスマスのいいタイミングに更新されているのに……もっとリアルタイムで読めば良かったと後悔です…

二人が再開する本編の更新、楽しみにしております!
2017.12.31 12:21 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

貴重でお忙しい年末のお時間を割いて読んで頂きありがとうございました。
後半だけの作品にしても良かったのですが、それだけだと彼が泣くほど喜んでいる理由があまり見えてこないので長くなりましたが、彼の子ども時代まで遡ってみました。
彼の少し独特な後向きさも、ジョルジア視点だとあまり見えてきませんが、こんなところで読者に向けてだけ少し種あかししています。

日本はもうクリスマスは終わっていますものね。
欧米はまだクリスマスシーズンだから、そんなに遅くないのですけれど(笑)

本編再開は三月の頭になります。また読んでいただけると嬉しいです。

コメントありがとうございました。
2017.12.31 21:24 | URL | #9yMhI49k [edit]

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