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scribo ergo sum もの書き・八少女 夕のブログ Since March 2012


Posted by 八少女 夕

【小説】とりあえず末代

scriviamo!


「scriviamo! 2018」の第八弾です。limeさんは、今年も素敵なイラストで参加してくださいました。

limeさんの描いてくださった(scriviamo!2018参加イラスト)『リュックにゃんこ』
『リュックにゃんこ』 by limeさん『リュックにゃんこ』 by limeさん
『リュックにゃんこ』 by limeさん
このイラストの著作権はlimeさんにあります。無断使用は固くお断りいたします。

limeさんは、このブログを定期的に訪問してくださっている方にはおなじみだと思いますが、繊細で哀しくも美しい描写の作品を発表なさっていて、各種大賞での常連受賞者でもある方です。そして、イラストもとても上手で本当に羨ましい限り。

毎年、「scriviamo!」には、イラストでご参加くださり、それも毎回、難しいんだ(笑)困っては、毎回、反則すれすれの作品でお返ししています。今年も、例に漏れず、ぱっと見には簡単そうに見えますけれど、いざ書くとなると結構難しいです。

今年は、背景を二パターンをご用意くださって、どちらも素敵で捨てがたかったので、両方使うことにしました。ちなみに、脇役は既出の人達を使っております。もちろん、知らなくてもまったく問題ありません。


【参考】
『ウィーンの森』シリーズ

「scriviamo! 2018」について
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とりあえず末代
——Special thanks to lime-san


 着替えとしてTシャツに下着、さらに洗面用具にフェイスタオルを詰めた。中学受験の季節で、僕ら在校生は金曜日が休みになったので、はじめての一人の遠出をする事にしたんだ。せっかくお小遣いも貯めたし、静岡に嫁いだ従姉妹に泊めてもらう約束もしたし、いざ二泊三日の冒険だ。問題は……。

「で。妾はどこに収めるつもりかい」
やっぱりついてくる氣、満々だったか。そうだよなあ。僕は、じっと見上げる緑の瞳を見つめた。

 一見、普通の白猫に見えるけれど、《雪のお方》は正真正銘の猫又だ。もちろん、簡単に信じてくれないのはわかる。でも、こいつは僕が生まれるどころか、とっくに死んじゃったひいじいさんが生まれる前からずっと我が家にいるし、そもそも、人間にわかる言葉でペラペラ喋る飼い猫なんていないことは、同意してくれるだろう?

 なぜこいつが我が家にいて、さらにいうと、僕にひっ付いてくるのか。証明しようがないけれど、これはどうも僕のご先祖様のせいらしい。

 幼稚園の頃、僕は同級生の家にいる普通の猫は喋れないということを知らなくて、「うちの《雪のお方》は喋れるよ」と自慢したために、しばらくありがたくない嘘つきの称号をもらった。友達の前ではただの猫のフリをしたのだ。そもそもなんで猫又が我が家にいるのか、僕は何度か質問をして、大体のことがわかるようになった。

「妾は、元禄のはじめに、この地にあった伊勢屋の伊藤源兵衛の飼い猫であったのじゃ。そして、もらわれて来たのとほぼ同じ頃に生まれた跡取りの長吉と共に育ったのじゃ。長吉は童の頃は妾をたいそう氣に入っておってな、大人になったら妾を嫁にすると申しておったのじゃ。そうこうするうちに二十年経ち、妾の尾は裂けて無事に猫又となったので、許嫁の長吉と祝言をあげるつもりでいたら、約束を反故にして松坂の商家から嫁をとるというではないか。それで妾は怒りに任せて、末代まで取り憑いてやると誓ってしまったのじゃ」
「で?」
「伊藤家はちっとも断絶しないので、妾もまだここにいるしかないのじゃ。お前の父親にも、くれぐれも嫁を取ってくれるなとあれほど頼んだのに……」

 父さんは、母さんと出会って思ったらしい。これだけ我慢したんだから、あと一代か二代くらい、我慢してもらってもいいかって。というわけで、今のところ僕は伊藤家の末代なので、《雪のお方》に取り憑かれているというわけ。

「修学旅行の時は、家で留守番していたじゃないか。どうして今回はついてくるんだよ」
「修学旅行にペットを連れて行くのは禁止であろう。わざわざ規則に違反をさせてまでついて行くほど面白そうな旅程ではなかったしな。今回はお前の初めての一人旅で面白そうではないか。お前とて困ったことがあった時に相談する相手がいる方が良いであろう」

 僕はため息をついた。まあ、いいや、話相手には事欠かないしさ。《雪のお方》は、猫ではなくて猫又なのでキャトフード等は食べない。肉や魚も本当は必要じゃない。猫又としての矜恃があるという理由で、一日に一回は油を舐める。パッキン付きで漏れないタッパーの中にプチプチで巻いた藍の染付の小皿を入れた。これは《雪のお方》の愛用品で、なんでもない醤油皿に見えるけれど一応元禄から伝わる我が家の家宝。割ったら父さんに怒られる。っていうか、《雪のお方》に祟られるんじゃないか。

 それに、小瓶にイタリア産の最高級エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを詰める。もし万が一、いい油がみつからなかったらうるさくいうに決まっているし。なぜこんな洋ものを舐めるのかって思うだろう? ヴァージンってのが氣に入ったんだって。ま、行灯の油と言われても困るけどさ。

 リュックサックの後ろのポケットを大きく開いて、《雪のお方》はそこに入ってもらうことにした。父さんと母さんは、少し心配そうに僕たちを見送った。
「本当に一人で大丈夫なの? 途中までお父さんに送ってもらう?」
「《雪のお方》、悠斗をよろしくお願いします」
「任せておけ。妾がしかと監視する故」

 猫又に監視されての一人旅かあ。まあ、いいや。僕は、初めての冒険に心踊った。
「駅まで歩くからね。なんか言いたいことがあったら、一応、猫っぽく呼んでよね」
「わかっておるわ。案じるな」

 って、日本語で言うんだもんなあ。郊外っていうのか、どちらかというとド田舎っていうべきなのか、とにかく我が家から駅までの半分以上は、道路沿いに空き地が広がっている。バスも来るけれど、一、二時間に一本だから歩いてしまった方が早い。二十分くらいだし。誰かとすれ違うこともあまりない。猫と会話している変な奴と思われる心配は少ないはず。もっとも、いつ誰が聴いているかわからないから氣をつけないと。

『リュックにゃんこ』 by limeさん

「さてと。そろそろ駅だ。ここからは、黙っててくれよ。それから落っこちないように、もう少しジッパー閉めるよ」
「挟んだら、化けて出るぞ」
「わかってるよ。しーっ!」

 僕は、電車を乗り継いで横浜まで行った。そこからは東海道線。リュックから覗いている子猫(本当は猫又だけど)は珍しいのか、隣に座ったおばさんがニコニコ笑って構おうとする。
「まあ、可愛い猫ちゃんねぇ。これだけ小さいということはまだ一歳になっていないかしらねぇ」

 いや、およそ三百四十歳だけど。そう答える訳にはいかないから、僕は、にっこりと笑ってごまかした。《雪のお方》は見事に子猫っぽく化けている。いつものドスの効いた物言いが信じられないくらいか弱い声で、みゃーみゃー言っている。

「本当に可愛いわね。ちょっと待って、いいものを持っているの。息子の家にもネコがいてね、行く時にはいつも玩具やおやつを持って行くのよ」
そう言いながら、ハンドバックを探って何かを取り出した。カリカリだったら激怒するんじゃないかと心配だったけれど、なんと本物タイプのおやつだった。おお、焼カツオ! すげぇ。これって猫のおやつなんだ。僕でも食べられそう。《雪のお方》は神妙な顔をしてハムハムと食べた。

「本当に可愛い猫ちゃんね。お名前は?」
「あ、えっと雪です」
《雪のお方》とは言えない。っていうか、きっと元禄時代にはただの雪だったんだと思うし。

「そう。坊やは、雪ちゃんとどこへ行くの」
「あ。静岡です。従姉妹のところに泊めてもらうことになっているんです」
「そう。この歳で一人旅ができるなんて偉いわね。氣をつけて行きなさいよ」

 おばさんは、熱海で降りて行った。僕は乗り換えて静岡へ。各駅で静岡へ行こうというひとは少ないのか、ホームはガランとしていた。《雪のお方》は小さな声で言った。
「あの鰹はなかなかであった。お前は何も食べなくていいのか。駅弁やお茶なぞも売っているではないか」
「あ、そうだね。おにぎりとお茶でも買っておこうかな」

 しゃけ入りおにぎりを一つと、お茶を買った。電車の中で食べていると、《雪のお方》が前足で催促したので、しゃけを少しだけ食べさせてあげた。

 そうこうしているうちに、僕たちは目的の小さな駅に着いた。駅からあまり離れていないところにカフェがあって、従姉妹は結婚相手とそのカフェを経営しているのだ。
「えっと。『ウィーンの森』。あれかな。こんな辺鄙な駅だとは思わなかったな」
「お前の住んでいるところと、大して変わらぬではないか」
《雪のお方》がぼそっと突っ込んだ。まあ、そうだけどさ。

 従姉妹は、僕と違って都心からここに引っ越したので、馴染めているんだとびっくりした。

『リュックにゃんこ』 by limeさん

「うん、間違いない。ここだ。入るからね、頼むよ」
《雪のお方》にまた猫のフリを頼んで、僕はカフェの入り口のドアを押した。

「いらっしゃいませ」
こげ茶のぱりっとしたエプロンをしている男性がいた。あ、この人が従姉妹の旦那さんかな。

「こんにちは。僕、伊藤悠斗です」
「ああ、君が悠斗くんか。よく来たね。はじめまして、僕が吉崎護だ。真美はご馳走を作るって張り切っているよ、ちょっと待ってて」

 感じのいい人でよかった。それに、かっこいい人だ、マミ姉、やったじゃん。僕は、護さんが二階にいる従姉妹を呼びに行く間にリックサックを下ろして、《雪のお方》を抱き上げた。

「いらっしゃい、悠ちゃん、迷ったりしなかった? あ、おユキ様も連れてきたのね」
マミ姉が、降りてきてまっすぐに《雪のお方》を抱き上げた。

 実は、マミ姉は《雪のお方》が猫じゃないことを知っている。そりゃそうだ。全然歳とらないいまま二十年以上この姿のままなのを、ウチに来る度に見ていたし、僕は子供の頃わかっていなかったから本当のことをペラペラ喋ってしまったんだもん。僕よりもずっと歳上で、これは喋ったらヤバいということをわかったマミ姉は、外には漏らさなかったけれど。

「おユキ様?」
護さんは、少し驚いた顔をした。まあ、子猫の名前っぽくはないよね。《雪のお方》はマミ姉の腕の中でゴロゴロと喉を鳴らして見せた。さすが、元猫。たいした演技力だ。

「可愛いでしょう? まあ、静岡で会えるなんて思わなかったわ。悠ちゃんもゆっくりしていってね。今晩は、シチューにしたの。でも、その前におやつ食べたくない? 護さんご自慢のクーゲルホフとホットチョコレートのセット、食べない? 私がご馳走するわよ」

「真美、代金はいいよ。悠斗くん、荷物を上に置いておいで。おユキ様……には、ミルクでいいのかな?」
護さんは、猫としては変わっている呼び名にまだ慣れていないようだった。《雪のお方》は、子猫っぽく愛らしい仕草でミルクを飲んだ。あとでオリーブオイルをあげなくちゃ。

 再び降りてきた僕に、護さんは訊いた。
「今日はこれからまたどこかへ行くのかい? それとも冒険は明日からにして今日はこのままゆっくりする?」

 僕は、少し考えた。ここに来るだけで冒険は十分したし、この街はほとんど何もなさそうだから、ここで護さんのお店を見学するほうが面白そうだ。《雪のお方》も、ここが氣に入ったみたいだし。
「もし邪魔でなかったら、ここにいてもいいですか。皿洗いくらいします」
「それは嬉しいね。でも、先におやつをどうぞ」

 他のお客さんが入ってきて、護さんは忙しくなった。僕は、お手伝いをするために急いでおやつを食べ出した。うわ。美味しいよ、このケーキ。こんな洒落たカフェがなんでこんな田舎にあるんだろう。

 マミ姉が、バターやジャムを入れる小さいガラスのシャーレに、黒い油を入れて持ってきた。そして小さい声で言った。
「オーストリアの最高級パンプキンシードオイルよ。アンチエイジングにいいっていうから、私も取り入れているんだけれど、おユキ様の口に合うかしら」

 《雪のお方》は嬉しそうに舐めていた。ミルクの時と目の色が違う。やっぱり猫又なんだな。こうして見ていると、パンプキンシードオイルって、ちょっと行灯の油っぽくない?
 
 僕はその日の閉店まで、護さんのお店でウェイターのまねごとをして過ごした。ホイップクリームのたっぷり載ったコーヒーのように、運ぶのが大変なものもあったけれど、大きな失敗はしないで、ついでに女性のお客さんたちに「きゃー、かわいい」などと言われて悦に入っていた。

 もっとも、一番「かわいいー」と言ってもらっていたのは、文字通り猫をかぶっていた《雪のお方》だけれど。

 店じまいまでちゃんと手伝って、マミ姉の美味しいシチューで晩御飯にして、それから僕の寝室にしてくれた小部屋で布団にくるまった。小さなカゴにマミ姉がタオルを敷いてくれた簡易ベッドで《雪のお方》が寛いでいる。

「一人旅、ここまでバッチリ上手く行ったよね」
「さよう。ちゃんと手伝いもしていたし、見直したぞ。カツオをくれたご婦人への礼はもっとちゃんと言って欲しかったが、それ以外は概ね合格点をやってもいいだろう」
「あ。そうだね。言い忘れちゃった。あ、マミ姉の出してくれた油はどうだった?」
「あれは、なかなか美味であったぞ。香ばしいのじゃ。明日もまた出してくれるといいのだが」
「あ、ちゃんと頼んでおく」

 それから僕はほうっと息をついた。
「でも、マミ姉、いい人と結婚したね。ものすごく幸せそうだったね。ずっと仕事一筋だったから、まさか結婚して静岡に行くなんて思いもしなかったけれど、護さんみたいな人とずっと一緒にいられるなら思い切ってもいいよね。僕も、いつかさ……」

 それを聞いて、《雪のお方》はヒゲをピクリと震わせた。
「お前、もう結婚を夢見ているのか。まったく、伊藤家の奴等ときたら、どうして揃いも揃って……。妾は、跡取りが生まれるたびに、今度こそ末代と思っているのだが……」

 そう言いながら、《雪のお方》はあまり迷惑そうな顔はしていなかった。あまりにも長く伊藤家に取り憑きすぎて、もう半分うちの守護神みたいになってしまっているのかもしれない。

 僕は、明日も《雪のお方》をリュックに背負って、一緒にあちこちを見るのが楽しみだ。猫又に取り憑かれていない人生なんて、ちょっと考えられない。伊勢屋長吉、よくやってくれた! そんなことを考えながら、眠りについた。

(初出:2018年2月 書き下ろし)
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Category : scriviamo! 2018
Tag : 小説 読み切り小説 いただきもの

Comment

says...
執筆、お疲れ様でした。

あ、俺様じゃないのか。
でも、こっちの御方も上から目線ですね。で、舐める油も行灯の安物じゃなく、エキストラヴァージンオリーブオイルですか。
いろいろと面倒な猫又ですが、なんか憎めないですねぇ。当時はそれなりに恨みつらみもあったんでしょうけど、七代では終わらなかった伊藤家のしぶとさが勝ちましたか。末代まで、なんて言っちゃいましたしね(笑)

『ウィーンの森』が出てきたから、どきりとしました。悠斗は真美さんの従兄弟でしたか。出てくるメニューが、本場ウィーンのカフェにありそうなものばかりで、いまちょうどそのあたりを書こうとしているので、とても参考になります。メランジェ飲みたいなぁ……

で、仲のいい夫婦にあてられて、悠斗もさっさと結婚して子どもが出来て、末代じゃなくなりそうですね。お雪の方も大変だ(笑)
そのうち、俺様との共演もあったりするのかな?
2018.02.03 16:47 | URL | #V5TnqLKM [edit]
says...
こんばんは。

あはは、こちらも上から目線ですよね。それにどちらも物の怪系だし(笑)
いちおう取り憑いているので、怒るようなことはできずおとなしく最高級オイルを買っている伊藤家。
でも、あまり意地悪くないので、家計が傾くような無理難題はいわないみたいです。
伊藤家も、とくにお祓をしようとかも考えずに「飼い猫みたいなもん?」と受け入れて三百四十年。変な奴らだ。

そうそう、特に今日更新した分、TOM-Fさんもうちも「ウィーンの森」で「お揃いだ〜」と一人で騒いでいましたよ。
limeさんのイラストのドアを見た時、最初に出てきたアイデアが「ウィーンの森」だったんですよ。
というわけで、勝手に真美の母親と悠斗の母親が姉妹ということにしてしまいました。
護は、多分そろそろ猫又が泊まっているという真実を知らされて腰を抜かしているかも(笑)

ザッハートルテ、クーゲルホフ、リンツァートルテ、アプフェル・シュトルーデルあたりは護でも用意できそうですね。
今は、真美も手伝っているので、スイーツ・メニューは充実しているかも。
ほかにウィーンぽいと言ったらカイザーシュマーレンとかプンシュクラプフェンとかあるんですが、日本のお客にウケるかどうかは微妙です。

メランジェ、おいしいですよね。
私はブラウナーばかり頼んでいましたが(笑)

悠斗はたぶん末代にならないように思います。だから「とりあえず」ってつけちゃいました。俺様と共演ですか? あるかな。キャラがかぶっちゃいますからね。

コメントありがとうございました。
2018.02.03 18:42 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
わあ、こんなに早く完成させてくださったのですね!!
まだ読んでないSSが有るけど、こちらに先にお邪魔しました(´▽`*)

いや~~~、もう、この設定が最高じゃないですか。
末代まで祟る《雪のお方》がもう、すっかり守り神。
もう、イラストの白猫は《雪のお方》にしか見えなくなりました(笑)

猫又を連れてのお出かけ。
この悠斗も、めちゃくちゃいい子ですよね。私は密かに夕さんの書く少年が大好きです。
いつか男の子を主人公に、がっつり長編を書いてほしいなあ(´▽`*)

《雪のお方》の好きな食べ物の描写もいいなあ~。なるほどグルメだ。
エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルも、パンプキンシード・オイルも、なんかすごくおいしそうw
そっか、このウイーンの森、既存小説の喫茶店だったんですね。どこかで聞いた……と思ってたんだけど、いかんせん記憶力が乏しくて><
こんないい感じのお店なら、ずっと居たくなっちゃいますよね^^

ああ~、いいなあ。末代がどこまで続いても、この《雪のお方》と憑かれた子は楽しくやっていくんだろうな。この後の日々が楽しく想像できて、最高にハッピーなお話でした。

《雪のお方》も、すごくかわいくて大好き。俺様ねこを、一気に飛び越えてしまいましたw
またいつか登場しないかなあ~。

本当に、ありがとうございました!
2パターン両方使ってくださった事も感謝。やっぱり夕さんの想像力と妄想力、改めて凄いって感じてしまいました^^

うう、また続きを読みたくなっちゃう。
2018.02.04 01:52 | URL | #GCA3nAmE [edit]
says...
久しぶりに護と真美に出会うことができて嬉しかったです。
しかもとても幸せそうで・・・。上手くいっているようでなによりです。
2人のその後は気になっていましたが、少し間が開いてしまいましたので、遡って確認してきましたよ。

limeさんの2枚のイラストから、こんな方向へと話が展開するとは全く思っていませんでしたが、上手く設定されるなぁ。
雪のお方と悠斗との関係も、絶妙な、そして楽しい設定ですね。楽しみながら辻褄を合わせられたんだろうなぁと想像しています。
そして、雪のお方の様子が実に可愛いです。上から目線なのは仕方が無いと思うんですけど、ちゃんと合わせてくれるし、守ってもくれそうな感じですよね。
取り憑いてるって言ってますが、もうほとんど守護神のような位置づけになっちゃってるし。語り口ももう悠斗に対する優しさまで感じさせるものですもの。
あ、油をなめるのも面白かったです。
エキストラヴァージンオリーブオイルなんて、それだけで生きていけるならペットフードなんかより安上がりでしょう?
最高級パンプキンシードオイルぐらい奢ってもいいんじゃない?
本当は行灯の油って、比較的安価な菜種油や更に安価な魚油かなんかじゃなかったっけ?

悠斗、たぶん普通に結婚したりするんでしょうけど、雪のお方は邪魔をしたりはしないでしょう。
でも、その彼女、ビックリするだろうなぁ。
そんなシーンも読ませて欲しいなぁ。
2018.02.04 05:57 | URL | #0t8Ai07g [edit]
says...
若者の恋愛離れ、結婚離れが進んでるらしいので
おユキ様の願いも意外ともうすぐ叶うかもです
でも悠斗さんは立派な子っぽいから普通に結婚できるのかな?
それに結婚しないってなったらおユキ様の方が慌てて
良い相手を探して来たりしそう
2018.02.04 14:22 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

ううう。なんか今年も反則すれすれなんですけれど、すみません。
猫ちゃんではただの何も起こらない掌編になっちゃいそうで、猫又にしてしまいました。
お氣に召してよかった〜。
あちらでも有難い追記をありがとうございます。

悠斗もいいですか?
そういえば、あまり少年って書いていませんでした。
「〇〇の少年時代」みたいなのは時々書いていますけれど。
悠斗みたいにほとんど何も考えていないのは、書きやすいけれど、長編は無理ですねきっと(笑)
そもそも、どうやったらlimeさんの書くような繊細で魅力的な少年が書けるんだろう。ううむ、課題だな。

ともあれ、悠斗は猫又に取り憑かれていてもラッキーくらいにしか思っていない子で、けっこう幸せなやつですね。
猫又といったら、やはり行灯の油なんですけれど(本当なのか?)、さすがに現代に行灯の油なんてなさそうだなと思ったので好物は食用油にしてみました。
美味しいのかな。でも、高そうです。

そして「ウィーンの森」はもともとTOM-Fさんのリクエストで書いた作品に出てきた喫茶店ですが、一度『でおにゅそす』の涼子のところに人生相談にやってきたりと、忘れた頃に書いている二人なのです。でも、単に、イラストの扉の絵を見た時に「喫茶店の扉っぽい?」と思ったので強引に出したというだけで、特に意味はないです。

筆からでまかせで作った悠斗と《雪のお方》ですが、また何か機会があったらまた登場するかもしれません。
その時は、またイラストをお借りするかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。

素敵なイラストでのご参加、本当にありがとうございました。
2018.02.04 21:48 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

護と真美、出てくるたびに、関係が変わっていますよね(笑)
そういえば、途中の話は全然書いていなかったですね。

もともとこの二人の話を書こうと思っていたわけではなくて、あのドアが喫茶店の扉っぽいなあ、だったらあそこにしちゃえ、みたいな短絡的なプロットでした。

で、少年と子猫です。とても可愛いイラストですが、少年が可愛い子猫と歩いているだけでは、何も起こりそうにもなかったので反則っぽいのですがタダの猫ではないことにしてしまいました。

イラスト、少年はあきらかに猫に話しかけているじゃないですか。で、猫のほうは平然としている。これをじっと眺めているうちに猫又説に。

油の件は、現代の話ならどう考えても行灯なんてなさそうだし、でもやはりお約束として舐めて欲しいなと思ったので。
《雪のお方》は悠斗が結婚しても激怒したりはしないでしょう。もういいやって感じですか?
守護神的ポジションを楽しんでいそうですよね。

結婚相手は仰天するでしょうね。でも、たぶん「受け入れてくれそうな人」が第一条件のような(笑)

コメントありがとうございました。
2018.02.04 21:59 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
こんばんは。

ああ、そうなんですよね。ほら、二次元のほうがいいとか。
悠斗がそうなったら末代確定ですが(笑)

守護神ポジションに慣れている《雪のお方》が慌てて探す。
ありそうで笑えます。実はこれまでもそうだったりして。

コメントありがとうございました。
2018.02.04 22:02 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
これまた猫が猫を被ってる……と思ったら
悠斗君もそう言ってました(笑)
もしかすると世の中の猫の何匹かは《雪のお方》みたいに
演技をしてるのかもってくすりとしてしまいました。

《雪のお方》は初代(?)の長吉と結婚したかったんですね。
子孫の悠斗君と結婚するっていう選択肢はないんですかね?
この二人、とってもお似合いだと思うけれど。
悠斗君もマミ姉さんを見て結婚ていいなあと思っているみたいだし、
ちょっと期待しちゃいました。

limeさんの背景差分のイラスト、どちらも素敵ですが、
どちらも使用された夕さんのアイディアもとっても素敵です。
特に扉を背景にしたほうは、雰囲気のあるカフェということでなるほど!
って思いました。
limeさんの繊細で優しい雰囲気のイラストと文章のどこか時間の流れが
ゆったり流れてる感じがぴったりで、ほんと、それこそ喫茶店で素敵な
イラスト入りの文庫本を読んでいるみたいな気持ちになりました^^

ここのところお忙しそうなご様子、ご無理はなさらないでくださいね。
2018.02.05 03:08 | URL | #- [edit]
says...
こんばんは。

そうなんですよ。猫をかぶる化け物(笑)
そこらへんのノラちゃんたちも実は被っていたら、楽しいですね。

《雪のお方》は、猫だった頃は長吉と祝言をあげるつもりでいましたが、今となっては「妾ともあろうものが、こんな頼りない人間どもとなんてトンデモナイ」などど思っているのでは。歳下にも限度がありますし。三百三十歳も歳下って(笑)

limeさんのイラスト、とても素敵なんですけれど、やはり普通に短編にするのはとても難しかったんですよ。
最初は、喫茶店に一緒に入っていくところをイメージしていましたが、やはり子猫だと「だから何?」になってしまって。
だから、妖怪にしてみました。

この喫茶店は、以前に使った舞台で、ド田舎にあるのに本核的なウィーン風カフェという設定なのです。
だからオーストリア産の最高級オイルがあるんですね。

現在、どうしてもバレンタインデーに間に合わせなくてはならない作品を書いています。
コメントが溜まっていて失礼しているのですが、もう少々お待ちくださいね。

コメントありがとうございました。
2018.02.05 20:46 | URL | #9yMhI49k [edit]
says...
「末代まで祟る」んじゃなくて「末代まで取り憑く」ってのがミソですね。取り憑いてはいるけれど、祟るわけじゃないんだ^^; しかもこちらの一家がみんなそれを納得しているふうなのが楽しい。末代は来そうで来ない、けっしてその家系を絶とうとしているわけじゃなくて、ただ取り憑くんですものね。万が一、家系の誰かが、じゃぁ!と言ってお雪の方を嫁にめとったら何がどうなるんだろ??
そして、行灯の油みたいな安物じゃなくて、ちょっとグルメな油になっているのも面白い。時代の変遷がここにも表われている? ごま油とかエゴマ油とか、どうかな? 
とりあえず末代、ってタイトルもよいですね。いつまでたっても「とりあえず」なんだろうな~

どこまでも出てくる夕さんの引き出しから飛び出す物語、引き続き楽しみです(*^_^*)
2018.02.12 11:23 | URL | #nLQskDKw [edit]
says...
こんばんは。

なかアレですよ。売り言葉に買い言葉、みたいな感じで簡単に「末代まで取り憑いてやる!」って云っちゃって、そのまま、みたいな(笑)
家族も「あー、まあ、ネコみたいなもんだし、ま、いっか」的に。
でも、340年も人間と一緒に居たら「こいつらと結婚するなんてカンペン!」でしょう。
「若氣のいたりでした」みたいな。

そうそう、オーガニックで高そうな油を要求しているみたいです。
で、家族も「それで喜ぶんなら、ま、いっか」って。
悠斗はたぶん全然末代じゃないでしょうね。「とりあえず」ではありますが(笑)

コメントありがとうございました。
2018.02.12 22:21 | URL | #9yMhI49k [edit]

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